2010 AUTOBACS SUPER GT Media Guide

(1)

GT ASSOCIATION

GTA Co.,Ltd.

Tokai Bldg. 5F 2-4-2 Nishi-gotanda Shinagawa-ku Tokyo 141-0031 Phone +81 3-6426-2501 Fax +81 3-6426-2504

2014 AUTOBACS SUPER GT RACE SCHEDULE

Round

1

OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT_{4.5sat - 6sun} Round

2

FUJI SPEEDWAY_{5.3sat - 4sun}

Round

3

AUTOPOLIS_{5.31sat - 6.1sun}

Round

4

SPORTSLAND SUGO_{7.19sat - 20sun} Round

5

FUJI SPEEDWAY_{8.9sat - 10sun} Round

6

SUZUKA CIRCUIT_{8.30sat - 31sun}

Round

7

BURIRAM UNITED INTERNATIONAL CIRCUIT _{10.4sat - 5sun} (Thailand) Round

8

TWIN RING MOTEGI_{11.15sat - 16sun}

2014 AUTOBACS SUPER GT

MEDIA GUIDE

(2)

SUPER GT IMAGE

2014

スケジュール /

2014

賞典

2014

公式登録リスト

SUPER GTの観客動員数

SUPER GT Broadcast SUPER GT Ofﬁcial Media

2014

車両規定抜粋

2014

参加車種一覧チーム・マシン・ドライバー GT

500

チーム・マシン・ドライバー GT

300

Circuit Guide

1994

–

2013

リザルト・ランキング SUPER GT / JGTC

1994

–

2013

Champions SUPER GT / JGTC データ&レコード

1994

to

2013

SUPER GTの取材／肖像権に関して

2014

SUPER GT ロゴタイプ参加チーム株式会社GTアソシエイション ... 004 - 005 ... 006 - 007 ... 008 ... 009 ... 010 ...011 ... 012 - 013 ... 014 - 015 ... 016 - 045 ... 046 - 093 ... 094 - 097 ... 098 - 129 ... 130 - 131 ... 132 - 133 ... 134 ... 135 ... 136 ... 137

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2014 SUPER GT MEDIA GUIDE / 2014年4月25日発行 監修／発行 : 株式会社GTアソシエイション 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-4-2 東海ビル 5F Tel.03-6426-2501 email : info@mail-supergt.net

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S E R I E S T I T L E S P O N S O R

S E R I E S P A R T N E R S P O N S O R S

S E R I E S S P O N S O R S

2 0 1 4

S U P E R G T S E R I E S P A R T N E R S

S E R I E S P R I Z E S P O N S O R S

2 0 1 4

S U P E R G T M E D I A G U I D E

SUPER GT 2014 Ofﬁcial Media Guide

SUPER GT 2014 Ofﬁcial Media Guide 003

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Heroes in the race

(4)

オートポリス 岡山国際サーキット 鈴鹿サーキット 富士スピードウェイ スポーツランドSUGO ツインリンクもてぎ 韓国 2014年 SUPER GT 公式テストスケジュール 岡山国際サーキット岡山 3.15（土）∼ 16（日） スポーツランドＳＵＧＯ宮城 5.10（土）∼ 11（日） 鈴鹿サーキット三重 6.27（金）∼ 28（土） ツインリンクもてぎ（テストデー）栃木 11.14（金） 2014年 SUPER GT レーススケジュール Round

1

岡山国際サーキット岡山 300km 4.5（土）∼ 6（日） Round

2

富士スピードウェイ静岡 500km 5.3（土）∼ 4（日） Round

3

オートポリス大分 300km 5.31（土）∼ 6.1（日） Round

4

スポーツランド

SUGO

宮城 300km 7.19（土）∼ 20（日） Round

5

富士スピードウェイ静岡 300km 8.9（土）∼ 10（日） Round

6

鈴鹿サーキット三重 1000km 8.30（土）∼ 31（日） Round

7

ブリーラムユナイテッドインターナショナルサーキットタイ 300km 10.4（土）∼ 5（日） Round

8

ツインリンクもてぎ栃木 250km 11.15（土）∼ 16（日）

2014 SUPER GT

スケジュール

2014シーズンのSUPER GTは、公式戦全8戦で行われます。 経済産業大臣杯（GT500）先端技術が結集するモータースポーツですばらしい活躍を示し、自動車文化への貢献を果たしたチームに敬意を表すため、SUPER GTの特別賞典として、経済産業大臣からGT500チームチャンピオンに「経済産業大臣杯」が授与されます。 国土交通大臣杯（GT300）国内の工業技術の振興に貢献したチームに敬意を表し、特別賞典として GT300クラスのJAF-GT300クラスの最上位チームに『国土交通大臣杯』が授与されます。 自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯（GT300）日本の自動車文化の向上、モータースポーツを通じた社会貢献を目指して設立された自由民主党モータースポーツ振興議員連盟から、GT300チームチャンピオンに「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯」が授与されます。

EBBRO

ポールポジション賞 最速の証であるポールポジションを獲得したGT500/GT300両クラスのドライバーに対して賞金と楯が贈呈されます。 有限会社エムエムピー本社：静岡県／木谷真人代表 日本有数のミニチュアモデルメーカー。SUPER GTマシンの1/43ダイキャストモデルカーを数多く制作・販売しています。

ZF Award

ベストメカニック賞 レースウィークに素晴らしい活躍をしたチームのメカニックに対して賞金が贈呈されます。 ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG 本社：ドイツ／シュテファン・ゾンマー博士社長ドイツの自動車部品メーカー。DTMをはじめとするモータースポーツ部品の分野でも 100年近い歴史があり、高い品質と信頼で世界のトップチームが使用しています。

J SPORTS BEST PERFORMANCE

賞

決勝レースで最もすばらしい活躍を見せてくれた1チームを放送内で表彰し、賞金が贈呈されます。 株式会社ジェイ・スポーツ本社：東京都／上田修代表取締役社長 国内外のスポーツをBS/CS衛星放送の専用チャンネル（4チャンネル）で放映し、DVDなどを制作・販売するスポーツ専門放送局です。

2014 SUPER GT

賞典

オートバックス賞チャンピオントロフィー EBBRO ポールポジション賞 ZF Award ベストメカニック賞

シリーズ賞典

シリーズにおいて優秀な成績を挙げたGT500クラス、GT300クラスのドライバー、チームに対し、その活躍を讃えるため、株式会社オートバックスセブン様より、下記のシリーズ賞典が授与されます。 オートバックス賞 • 各シリーズ戦優勝トロフィー（GT500／GT300両クラス） • シリーズ（ドライバー部門）チャンピオントロフィー（GT500／GT300両クラス） • シリーズ（チーム部門）チャンピオントロフィー（GT500／GT300両クラス）

J SPORTS BEST PERFORMANCE賞

ブリーラムユナイテッドインターナショナルサーキット タイブリーラム 経済産業大臣杯 （GT500チームチャンピオン） 自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯 （GT300チームチャンピオン） オートポリス 岡山国際サーキット 鈴鹿サーキット 富士スピードウェイ スポーツランドSUGO ツインリンクもてぎ 国土交通大臣杯 （JAF GT300最上位チーム※_） ※2013年は授与対象が異なりました

006

(5)

＊参加チーム 35エントラント 40台（GT500 15台／GT300 25台） 2014年4月25日現在

SUPER GT

の観客動員数

国内モータースポーツで最大の動員力 ■SUPER GT公式ウェブサイトアクセス数（2013年） SUPER GT/JGTCは、初年度の1994年から良好な観客動員を記録しています。それは他のスポーツにおける1試合あたりの動員数に、決して劣らないものです。また、公式ウェブサイトのアクセス数の伸びは、潜在的なファンが確実に増えているといえます。 ■観客動員数(2013年) ■SUPER GTと国内レースおよび他スポーツイベントの観客動員数比較(2013年)

年間平均動員数

56 ,

800 人

年間総動員数

511 ,

200 人

No. Machine Driver Entrant Tire

GT500 class

1 ZENT CERUMO RC F 立川祐路／平手晃平 LEXUS TEAM ZENT CERUMO BS

6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋和也／国本雄資 LEXUS TEAM LeMans ENEOS BS

8 ARTA NSX CONCEPT-GT ヴィタントニオ・リウッツィ[IT]／松浦孝亮 AUTOBACS RACING TEAM AGURI BS

12 カルソニックIMPUL GT-R 安田裕信／ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ[BR] TEAM IMPUL BS

17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大／金石年弘 KEIHIN REAL RACING BS

18 ウイダーモデューロ NSX CONCEPT-GT 山本尚貴／ジャン・カール・ベルネ[FR] ウイダーモデューロ童夢レーシング MI

19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪寿一／関口雄飛 LEXUS TEAM WedsSport BANDOH YH

23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生／ロニー・クインタレッリ[IT] NISMO MI

24 D'station ADVAN GT-R ミハエル・クルム[DE]／佐々木大樹 KONDO RACING YH

32 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐／ベルトラン・バゲット[BE] NAKAJIMA RACING DL

36 PETRONAS TOM’S RC F 中嶋一貴／ジェームス・ロシター[GB] LEXUS TEAM PETRONAS TOM’S BS

37 KeePer TOM’S RC F 伊藤大輔／アンドレア・カルダレッリ[IT] LEXUS TEAM KeePer TOM’S BS

39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦宏明／オリバー・ジャービス[GB] LEXUS TEAM SARD BS

46 S Road MOLA GT-R 本山哲／柳田真孝 MOLA MI

100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮卓史／武藤英紀 TEAM KUNIMITSU BS

GT300 class

0 MUGEN CR-Z GT 中山友貴／野尻智紀 TEAM 無限 BS

2 シンティアム・アップル・MP4-12C 高橋一穂／加藤寛規 Cars Tokai Dream28 YH

3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹／ルーカス・オルドネス[ES] NDDP RACING YH

4 グッドスマイル初音ミク Z4 谷口信輝／片岡龍也 GOODSMILE RACING & TeamUKYO YH

5 マッハ車検 with トランスフォーマー30th 玉中哲二／山下潤一郎 TEAM MACH YH

7 Studie BMW Z4 ヨルグ・ミューラー[DE]／荒聖治 BMW Sports Trophy Team Studie YH

9 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR白坂卓也／アンドレ・クート[PT] PACIFIC DIRECTION RACING YH

10 GAINER Rn-SPORTS SLS 植田正幸／山内英輝 GAINER DL

11 GAINER DIXCEL SLS 平中克幸／ビヨン・ビルドハイム[SE] GAINER DL

13 TBN TBN DIJON Racing TBN

21 Audi R8 LMS ultra リチャード・ライアン[GB]／藤井誠暢 Audi Team Hitotsuyama YH

22 グリーンテック SLS AMG GT3 和田久／城内政樹 R'Qs MOTOR SPORTS YH

30 IWASAKI apr GT-R 岩崎祐貴／影山正美 apr YH

31 OGT Panasonic PRIUS 新田守男／嵯峨宏紀 apr YH

33 PUMA KRH PORSCHE 都筑晶裕／ティム・ベルグマイスター[DE] Porsche Team KTR YH

48 Snap-on DIJON Racing GT-R 高森博士／田中勝輝 DIJON Racing YH

50 WAKO'S Exe Aston Martin 加納政樹／安岡秀徒 Arnage Racing YH

55 ARTA CR-Z GT 高木真一／小林崇志 AUTOBACS RACING TEAM AGURI BS

60 TWS LM corsa BMW Z4 飯田章／吉本大樹 LM corsa YH

61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木孝太／井口卓人 R&D SPORT MI

65 LEON SLS 黒澤治樹／峰尾恭輔 LEON RACING YH

67 STP タイサン GAIA POWER GT-R 横溝直輝／密山祥吾 Team TAISAN KEN DIMMAK YH

86 クリスタルクロコランボルギーニ GT3 細川慎弥／山西康司 JLOC YH

88 マネパランボルギーニ GT3 織戸学／青木孝行 JLOC YH

360 OKINAWA IMP・RUN UP GT-R 田中篤／吉田広樹 TOMEI SPORTS YH

□国籍＝ BE：ベルギー／BR：ブラジル／DE：ドイツ／ES：スペイン／FR：フランス／GB：イギリス／IT：イタリア／PT：ポルトガル／SE：スウェーデン □タイヤ＝ BS：ブリヂストン／DL：ダンロップ／MI：ミシュラン／YH：ヨコハマ ■SUPER GT公式モバイルサイトアクセス数（2013年） 予選日 決勝日 合計 R1岡山 8,000 16,000 24,000 R2富士 31,600 48,500 80,100 R3マレーシア 41,000 67,000 108,000 R4SUGO 9,500 26,500 36,000 R5鈴鹿 26,500 36,000 62,500 R6富士 19,500 32,800 52,300 R7オートポリス※1 ₁₁_,₆₀₀ ₂₂_,₁₀₀ ₃₃_,₇₀₀ R8もてぎ 14,500 30,000 44,500

FUJI SPRINT CUP※2_金曜日 _土曜日 _日曜日 _合計

8,100 23,000 39,000 70,100 開催別観客動員数(2013年)

144.3 万PV/

月

15.4 万UU/

月

504 万PV/

年

SUPER GT （全9戦平均） FORMULASUPER （全7戦平均） F1日本GP （決勝のみ）（J1、1試合平均）Jリーグ（セ・パシリーズプロ野球 1試合平均）

56,800

31,447 86,000 17,226 25,517 100,000 60,000 80,000 40,000 20,000 0 （人） ※1：悪天候のため、予選は決勝日に実施。 ※2：土曜日に予選と決勝レース1、日曜日に決勝レース2を実施

008

2014 SUPER GT ENTRANTS

(6)

公式モバイルサイト 公式ウェブサイト http://supergt.net 144.3万ページビュー/月 SUPER GTは2011年よりテレビ東京系列でレースダイジェストを中心とした番組を放映しています。また、衛星放送により日本全国でレース中継や関連番組が放映されています。

SUPER GT Broadcast

様々なメディアで展開される SUPER GT

SUPER GT

のライブなら

J SPORTS

で！スポーツ専門チャンネル「J SPORTS」では、SUPER GTの公式予選と決勝レースを全戦、ワイドでクリアなハイビジョンライブ放送。また再放送では、オンボード映像を加えて放映します。「

SUPER GT

プラス」 テレビ東京系列で週1回放送。各ラウンドのダイジェストを中心に、SUPER GTの世界を初心者にも分かりやすく伝える番組です。MCには俳優の中尾明慶とモデルの高松リナを起用。またテレビ東京アナウンサー狩野恵理がリポーターを担当します。 地上波 BS／CS／ケーブル SUPER GTの情報を直接提供する公式メディアを展開しています。公式ウェブサイト「SUPERGT.net」は日本語版と英語版を提供し、国内外から月間140万ページビューを超えるアクセスを得ています。また、いつでもどこでも気軽にSUPER GT情報が得られる公式モバイルサイトは年間500万ページビューに達します。携帯エンターテインメントサイトや公式ファンクラブなども実施しています。

SUPER GT

サポーターズクラブ（公認ファンクラブ・2011年発足）会員数：約2,500名（2013.12現在） SUPER GT公認ファンクラブのSUPER GTサポーターズクラブ会員には予選日入場無料やピットウォーク参加無料などの特典があります。

SUPER GT Official Media

多角的なSUPER GTの公式メディア

SUPER GT Official FANCLUB

SUPER GT公認ファンクラブ モバイルエンターテインメントサイト 激走! SUPER GT レースゲームやデコメール、カレンダーなど、携帯電話で SUPER GTを楽しめる企画がいっぱい！ユーザーからのリクエストを反映する待ち受け画像は毎日更新！ i-mode、EZweb、Yahoo!ケータイに対応。

■対応キャリア： NTT ドコモ（i-mode）／ au（EZ web）／ソフトバンクモバイル（Yahoo!ケータイ） ■利用料：月額：324円（税込） ※ご利用に際しては、パケット通信料の他月々の利用料が発生します。

SUPER GT

専門番組「

GTV

」 J SPORTSがお送りするSUPER GTバラエティ番組「GTV」。ドライバーをゲストに招き、レース展開やドライビングテクニック、最新マシンを分析。ほかにもSUPER GTの魅力を探る企画が満載です。 ▲ J SPORTS ■ J SPORTSオフィシャルサイト http://www.jsports.co.jp/

■ J SPORTS - SUPER GT情報ページ http://www.jsports.co.jp/tv/motor/gt/

■カスタマーセンター TEL.03-5500-3488（受付:10:00∼18:00） 504万ページビュー/年 ネット配信 2014シーズンのSUPER GTの「予選」の模様を、ニコニコ生放送で公式戦8戦を無料ライブ配信します。ニコニコ動画特有の「コメント機能」も活用すれば、いままでにない新しいレースの楽しみ方になるでしょう。また、一部レースの公式練習の模様も同じく無料ライブ配信する予定です。 http://ch.nicovideo.jp/channel/supergt

010

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これは2014年度のJAF国内競技車両規則「グランドツーリングカー(JAF-GT500及びJAF-GT300)」規定とSUPER GT Sporting Regulationsを基にまとめたもので、正式なものではありません。正確な内容、解釈が必要な場合は、必ずそれぞれの規則書、GTAブルテンをお読みください。また、規則はシーズン中に変更される場合があります。

■基本車両

FIAもしくはJAF公認車両、JAF登録車両、もしくは

JAFによって認められた車両。 ■2014年GT500車両と前年車両の違い 2014年にJAF-GT500車両の車両規定が大幅に変更された。主な部分を一覧表（表1）で表す。 ■シャシー（モノコック） GT500車両は、今季より共通のカーボン製の専用モノコック（ドイツのDTMと同一仕様で国内製）を使用する。ホイールベースは2,750mm+/-10mm。全長はデザインラインの上部では4,650mm、下部では 4,725mm（フロントオーバーハング925mm以内＋前輪車軸後方3,800mm以内）なおリアウィング、リアウィングエンドプレート、リアウィング支持体は含まない。 JAF-GT300車両は、ベース車の車室部分を残す必要があるが、その前後をパイプフレーム構造にしたり、フェンダーなどを変更できる。ホイールベースはベース車両が2,600mm以下の場合、最大5%まで延長できる（2,601mm以上の場合、最大1%）。フロントオーバーハングを950mmまで延長できる。 FIA GT3車両は変更できない。 ■エンジン GT500車両のエンジンは2リッター直列4 気筒直噴ターボに統一。NSX CONCEOPT-GTは性能調整の上でハイブリッドシステムの使用が認められている。ハイブリッドシステムの出力と使用領域（エンジン回転数）はGTAの発行するブルテンで指定される。 JAF-GT300車両はベース車両と同じメーカーのものなら搭載できる。 FIA GT3車両は公認から変更はできない。 ■駆動方式 GT500車両はフロントにエンジンを搭載し、後2輪による駆動（いわゆるFR）が基本。ただし、NSX CONCEPT-GTはミッドシップでのエンジン搭載が認められた。 JAF-GT300車両は、基本車両と同一製造者によるFIA/JAFに認められたエンジンを搭載できる。搭載位置の変更は可能。 FIA GT3車両は初期状態から変更できない。 ■出力調整と最低重量 GT500車両では、単位時間当たりの燃料流量を制限した燃料流量リストリクターで出力制限と出力均衡化を行っている。これは GT500参戦の3メーカーによって共同で開発された。また単なるパワー競争でなく、環境性能の技術開発として市販車両向け技術開発に繋がっている。2014年の最大燃料流量は毎時100リッターとする。最低重量は、1,020kgを保持しなければならない。NSX CONCEPT-GTではハイブリッドシステムの重量を70kgとして1,090kgとする。 GT300車両は、吸入空気量を制限するエアリストリクターで出力を均衡させており、GTAの発行するブルテンに従ったエアリストリクター径、最低重量、最低地上高を保持しなければならない。また燃料補給装置流量オリフィスも適用される。最低重量は、出走可能な状態で一切の潤滑油、冷却水を満たし、燃料とドライバーを除く車両の重量である。 ■タイヤ GT500車両ではフロントが最大幅336mm、最大外径685mm、リアが最大幅356mm、最大外径712mmに制限される。また、ホイールサイズ（フロント12J-18inch、リア13J-18inch）及び最低重量（フロント9.5Kg、リア10.0Kg）が定められる。 GT300が最大幅14インチ。最大径はともに28インチ。予選開始前に予選用タイヤのマーキングが施され、予選Q1で敗退した車両はQ1使用時のものを、Q2に進出した車両は、Q1とQ2 に使用したセットから抽選でスタートに使用するものを決める。 ■空力パーツ GT500車両では、フロントスポイラー、アンダーフロア、リアディフューザーは仕様部品として、共通図面より指定される形状を維持して各社で製作できるアイテム（一部自由領域有）と、共通部品であるリアウイング（コースによって使い分ける2種類）を使用する。ボディをデザインラインで区切り、車体上方は基本形状を維持しなければならないが、下のラインでは独自の空力開発が許される。 JAF-GT300車両は規定の範囲内で自由に製造及び使用が許される。リアウイングの翼は1枚の形状をとる。 FIA GT3車両は公認状態を維持しなければならない。 ■共通部品 GT500車両では、トランスミッションやドライブシャフト、クラッチなど性能差が極端にでない部分で、同じパーツを使用する（共通化）ことで、性能の均衡化とコストダウンを果たしている。多くでDTMとの共通化もなされており、さらなるコストダウンと車両の国際展開も考えられている。 ■サスペンション＆ブレーキ GT500車両、JAF-GT300車両ともに、ベース車両のサスペンション形式からの変更および改造は規則の範囲内で自由。ただし、サスペンションの車体側の取り付け点を移動した場合でも、エンジンを取り外したときにサスペンションが正常に作動しなければならない。 GT500車両のブレーキ部品は共通部品で、ディスク及びパッドはカーボン/カーボン製。その他、キャリパー、ブレーキベルまで共通化される。 JAF-GT300車両では、ブレーキディスクは鉄製のみでカーボンディスクは禁止。車室内から機械的にブレーキバランスを変更することは許されるが、電子的な制御は禁止。 FIA GT3車両では基本装備、オプションであるものは基本的に使用できる。 ■触媒と排気音量規制

GTAが指定する触媒装置が義務付けられる。GT300クラスのFIA GT3車両は、当初から取り付けられている触媒、もしくはFIA指定の触媒を付けなければならない。 JAF国内車両規則に定める排気音量測定に従い、規定の規制値を下回るようにしなければならない。必要な場合は消音器を取り付けること。消音器はレース終了後まで正しく動作すること。 ■燃料タンク FIA公認の安全燃料タンクの装着が義務付けられる。GT500はモノコック内に定められる位置、JAF-GT300は当初の位置、荷物室、ホイールベース間、あるいは荷物室とホイールベース間に跨って設置されなければならない。堅固で防火性に富んだ防火壁によりドライバーとエンジンルームから隔離されなければならない。車両に搭載できる燃料の総容量は100リットルとする。 FIA GT3車両は公認書に記載された容量に準じる。 ■ドライビングアシストシステム 下記を除く電子デバイスまたは調整機構は禁止される。 • アンチロックブレーキシステム（GT500は禁止） • トラクションコントロールシステム（GT500は禁止） • 機械的に操作できるアンチロールバー調整機構 • 電子制御スロットル • パドルシフト式セミオートマチックトランスミッション • ブレーキバランス調整機構（機械式に限る） • アンチラグシステム（ただしFASは禁止） • ピットレーン走行リミッター制御 ※FIA GT3車両では、当初から装着されているものは使用できる。スイッチ等で停止できるものは停止させることができる。 表1 GT500車両新旧比較 2013年のGT500車両 2014年からのGT500車両 車両寸法(mm) 全長 4,675±30 4,650 全高 1,100 1,150 全幅 2,000 1,950 ホイールベース 2,700±30 2,750 オーバーハングフロント 950 875 リア 1,025 1,050 タイヤサイズ フロント総幅 14inch以下 300/680R18 外径 28inch以下リア総幅 14inch以下 320/710R18 外径 28inch以下 エンジン 3.4リッターV8NA 2リッター直列4気筒ターボ モノコック 基本車両の骨格をベースに、オリジナル車両の寸法に合わせて製作。カーボンファイバーの使用可。単一モノコック（共通パーツ） ※SUPER GTについては、国産統一モノコック。性能（重量、剛性、重心高）は DTMと同一とする。 空力部品 規定された寸法内で各社が開発フロントスポイラー、アンダーフロア、リアディフューザーは同じスペック。リアウイングは共通部品。 ※DRSは使用しない。 ※形状は2013年DTM車両と同様とする。 主要部品 トランスミッションギヤは共通パーツ共通パーツ タイヤ マルチメイク（ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、ミシュラン）マルチメイク その他 全車左ハンドル。SUPER GTについては、給油口、排気管の位置を変更する（ドライバー交替があるため）。 空力の規定（GT500）車体を水平で上下に分け（グレーと青）、上面は空力的に変更できない。下の部分（青）は各社が工夫できるが、リアウイングなどは共通部品となる（コースにより使い分ける2種類を用意）。 多くの共通部品を使用（GT500）クルマとしての基本パーツの多くを共通化してコストダウンと性能の均衡を図る。 共通モノコック（GT500）

012

2014 SUPER GT

テクニカルレギュレーション抜粋

(8)

LEXUS RC F [GT500]

- / RI4AG 2,000cc L4 Turbo

Aston Martin V12 Vantage GT3 [GT300]

V12 Vantage GT3 / V12 5,955.8cc V12 NA BMW Z4 GT3 [GT300] E89 Z4GT3 / P65B44 4,360cc V8 NA PORSCHE 911 GT3 R [GT300] 997 / M97/79 3,996cc Flat6 NA SUBARU BRZ GT300 [GT300]

DBA-ZC6 / EJ20 1,994cc Flat4 Turbo Lamborghini Gallardo GT3 09-7 / CEH 5,212cc V10 NA [GT300]

Mercedes-benz SLS AMG GT3 [GT300]

SLS AMG GT3 / M159 6,208cc V8 NA TOYOTA PRIUS ZVW30 / RV8K 3,400cc V8 NA[GT300]

McLaren MP4-12C GT3 [GT300]

MP4-12C GT3 / M838T 3,799cc V8 Twin-Turbo NISSAN GT-R NISMO GT3 NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT 3,799cc V6 Twin-Turbo[GT300]

Honda CR-Z[GT300] ZF-2 / J35A 2,799.5cc V6 Twin-Turbo

2014 SUPER GT 参戦車種一覧

2014 SUPER GT Machines 2014 SUPER GT 参戦車種一覧 メーカー・車種名［クラス］車両型式／エンジン型式排気量エンジン形式過給器有無（NA：自然吸気） 参戦マシン GT500:3メーカー・3車種／GT300:11メーカー・11車種（'14） ■参加自動車メーカーレクサス（日本）トヨタ（日本）ホンダ（日本）ニッサン（日本）スバル（日本）マクラーレン（イギリス） BMW（ドイツ）メルセデスベンツ（ドイツ）アウディ（ドイツ）ポルシェ（ドイツ）アストンマーティン（イギリス）ランボルギーニ（イタリア） ■参加タイヤメーカーブリヂストン（日本）ダンロップ（日本）横浜ゴム（日本）ミシュラン（フランス） Audi R8 LMS ultra [GT300] R8-LMS / CJJ 5,200cc V10 NA NISSAN GT-R [GT500] R35 / NR20A 1,998cc L4 Turbo HONDA NSX CONCEPT-GT [GT500] NSX-P / HR-414E 2,000cc L4 Turbo