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目次 Ⅰ 消費税軽減税率制度の概要 4 Ⅱ 軽減税率の対象品目 5 1 飲食料品の範囲等 5 ⑴ 飲食料品 5 ⑵ 飲食料品から除かれるもの ( 軽減税率の対象とならないもの ) 6 ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等 7 ⑷ 飲食料品の輸入取引 7 2 一体資産 8 ⑴ 一体資産 8

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 消費税は、消費に広く公平な負担を求めるという観点から、国内において行われるほと んど全ての商品の販売やサービスの提供等を課税の対象としており、取引段階で課税する 間接税です。  消費税は申告納税方式を採用しており、消費税が課税されるか否か、各種制度を選択す るか否かなどについて、納税者の方が自ら法令の解釈やその取扱いを十分に理解した上 で、判断していただく必要があります。  平成28年の改正では、平成31年(2019年)10月1日の消費税率引上げに併せて、消費税軽 減税率制度が実施されるなど、事業者等の皆様に大きな影響を及ぼす改正が行われました。  そこで、本冊子は、事業者の方をはじめ、消費税の実務に携わっておられる方々が、一 目で標準税率か軽減税率かの判定が行えるように様々な取引を通して分かりやすく解説し ています。  本冊子が、消費税を理解する上での一助となり、皆様方のお役に立てれば幸いです。  なお、本冊子は、大阪国税局課税第二部消費税課に勤務する者が、休日を利用して執筆 したものであり、本文中の意見にわたる部分につきましては、執筆者の個人的見解である ことをお断りしておきます。  平成30年6月  編 者 

は じ め に

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1 飲食料品の範囲等 ……… 5  ⑴ 飲食料品 ……… 5  ⑵ 飲食料品から除かれるもの(軽減税率の対象とならないもの) ……… 6  ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等 ……… 7  ⑷ 飲食料品の輸入取引 ……… 7 2 一体資産 ……… 8  ⑴ 一体資産 ……… 8  ⑵ 一の資産の価格のみが提示されている場合 ……… 8  ⑶ 1万円以下の判定の単位 ……… 9  ⑷ 食品に係る部分の割合として合理的な方法により計算した割合 ……… 9  ⑸ 合理的な割合が不明な場合(小売事業者等) ……… 10  ⑹ 一括譲渡 ……… 11 3 新聞の範囲 ……… 11  ⑴ 週2回以上の発行 ……… 11  ⑵ 定期購読契約 ……… 11 1 外食 ……… 12 2 テイクアウト(持ち帰り販売)……… 13 3 出前・宅配 ……… 13 4 ケータリング・出張料理 ……… 14 5 有料老人ホーム等での飲食料品の提供・学校給食 ……… 14 1 区分経理 ……… 16 2 区分記載請求書等保存方式 ……… 16  ⑴ 帳簿の記載事項 ……… 16  ⑵ 帳簿の記載に関する留意点 ……… 17  ⑶ 区分記載請求書等の記載事項 ……… 18  ⑷ 区分記載請求書等の記載に関する留意点 ……… 18 1 納付税額の計算方法 ……… 24 2 課税売上げに係る消費税額 ……… 24 3 課税仕入れ等に係る消費税額 ……… 25  ⑴ 一般課税 ……… 25  ⑵ 簡易課税制度 ……… 25 1 売上税額の計算の特例 ……… 26 2 仕入税額の計算の特例 ……… 27 3 売上げ及び仕入れの両方を区分経理することが困難な場合 ……… 28  ⑴ 全ての中小事業者(卸売業又は小売業を営む事業者の特例を適用しない場合)……… 28  ⑵ 卸売業又は小売業を営む中小企業者 ……… 28 1 適格請求書等保存方式の概要 ……… 29 2 適格請求書発行事業者登録制度 ……… 29 3 平成35年(2023年)10月1日以降の仕入税額控除の要件 ……… 30  ⑴ 帳簿の記載事項 ……… 30  ⑵ 適格請求書の記載事項 ……… 30 1 区分記載請求書等保存方式への対応等 ……… 33 2 適格請求書等保存方式への対応等 ……… 34 1 軽減税率対策補助金 ……… 35 2 軽減税率制度の相談窓口 ……… 36  ⑴ 消費税軽減税率電話相談センター(軽減コールセンター)……… 36  ⑵ 電話相談センター ……… 36

消費税軽減税率制度の概要

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軽減税率の対象品目

5

外食等の範囲

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区分記載請求書等保存方式

16

税額計算

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中小事業者の税額計算の特例

26

適格請求書等保存方式

29

免税事業者の方への留意事項

33

その他

35

適用税率判定事例

37 ※ 本冊子の内容は平成30年5月末現在の法令等によります。

目次

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1 飲食料品の範囲等 ……… 5  ⑴ 飲食料品 ……… 5  ⑵ 飲食料品から除かれるもの(軽減税率の対象とならないもの) ……… 6  ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等 ……… 7  ⑷ 飲食料品の輸入取引 ……… 7 2 一体資産 ……… 8  ⑴ 一体資産 ……… 8  ⑵ 一の資産の価格のみが提示されている場合 ……… 8  ⑶ 1万円以下の判定の単位 ……… 9  ⑷ 食品に係る部分の割合として合理的な方法により計算した割合 ……… 9  ⑸ 合理的な割合が不明な場合(小売事業者等) ……… 10  ⑹ 一括譲渡 ……… 11 3 新聞の範囲 ……… 11  ⑴ 週2回以上の発行 ……… 11  ⑵ 定期購読契約 ……… 11 1 外食 ……… 12 2 テイクアウト(持ち帰り販売)……… 13 3 出前・宅配 ……… 13 4 ケータリング・出張料理 ……… 14 5 有料老人ホーム等での飲食料品の提供・学校給食 ……… 14 1 区分経理 ……… 16 2 区分記載請求書等保存方式 ……… 16  ⑴ 帳簿の記載事項 ……… 16  ⑵ 帳簿の記載に関する留意点 ……… 17  ⑶ 区分記載請求書等の記載事項 ……… 18  ⑷ 区分記載請求書等の記載に関する留意点 ……… 18 1 納付税額の計算方法 ……… 24 2 課税売上げに係る消費税額 ……… 24 3 課税仕入れ等に係る消費税額 ……… 25  ⑴ 一般課税 ……… 25  ⑵ 簡易課税制度 ……… 25 1 売上税額の計算の特例 ……… 26 2 仕入税額の計算の特例 ……… 27 3 売上げ及び仕入れの両方を区分経理することが困難な場合 ……… 28  ⑴ 全ての中小事業者(卸売業又は小売業を営む事業者の特例を適用しない場合)……… 28  ⑵ 卸売業又は小売業を営む中小企業者 ……… 28 1 適格請求書等保存方式の概要 ……… 29 2 適格請求書発行事業者登録制度 ……… 29 3 平成35年(2023年)10月1日以降の仕入税額控除の要件 ……… 30  ⑴ 帳簿の記載事項 ……… 30  ⑵ 適格請求書の記載事項 ……… 30 1 区分記載請求書等保存方式への対応等 ……… 33 2 適格請求書等保存方式への対応等 ……… 34 1 軽減税率対策補助金 ……… 35 2 軽減税率制度の相談窓口 ……… 36  ⑴ 消費税軽減税率電話相談センター(軽減コールセンター)……… 36  ⑵ 電話相談センター ……… 36

消費税軽減税率制度の概要

4

軽減税率の対象品目

5

外食等の範囲

12

区分記載請求書等保存方式

16

税額計算

24

中小事業者の税額計算の特例

26

適格請求書等保存方式

29

免税事業者の方への留意事項

33

その他

35

適用税率判定事例

37 ※ 本冊子の内容は平成30年5月末現在の法令等によります。

目次

(5)

4

消費税軽減税率制度の概要

   消費税及び地方消費税(以下「消費税等」といいます。)の税率は、平成31年(2019年) 10月1日に、現行の8%(うち地方消費税率は1.7%)から10%(うち地方消費税率は2.2%) に引き上げられます。  また、これと同時に、10%への税率引上げに伴う低所得者への配慮の観点から、「酒類・ 外食を除く飲食料品」と「定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞」を対象 に、消費税の軽減税率制度が実施されます。  なお、軽減税率は、軽減税率の対象品目を譲渡した時に適用されます。  軽減税率制度の概要をまとめると次のとおりです。 税率 適用時期 区分 現 行 平成31年(2019年)10月 1 日から 軽減税率 標準税率 消 費 税 率 6.3% 6.24% 7.8% 地方消費税率 1.7% 1.76% 2.2% 合  計 8.0% 8.0% 10.0% 軽減税率の対象品目 ● 飲食料品(外食・酒類は含みません。)● 週 2 回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの) 事業者における対応 ● 売上げ・仕入れ(経費)を税率ごとに区分経理● 区分経理に対応した請求書等の交付・保存 仕入税額控除の要件 現  行 ● 帳簿及び請求書等の保存 平成31年(2019年) 10月から ● 帳簿及び区分記載請求書等の保存 平成35年(2023年) 10月から ● 帳簿及び適格請求書等の保存 税額計算の特例 (経過措置) ●  税率ごとの区分経理が困難な中小事業者に対する売上税額又は仕入税額の計算の特例

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5

軽減税率の対象品目

軽減税率の対象品目

 

飲食料品の範囲等

  ⑴ 飲食料品  軽減税率の対象品目である「飲食料品」とは、食品表示法に規定する食品(酒税法に 規定する酒類を除き、以下「食品」といいます。)をいい、人の飲用又は食用に供され るものをいいます。  この「食品」とは、全ての飲食物をいい、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び 安全性の確保等に関する法律」に規定する「医薬品」、「医薬部外品」及び「再生医療等 製品」を除き、食品衛生法に規定する「添加物」を含むものとされています。  また、「食品」と「食品以外」の資産があらかじめ一の資産を形成し、又は構成して いるもの(その一の資産に係る価格のみが提示されているものに限り、以下「一体資産」 といいます。)のうち、一定の要件を満たすものも含みます。 飲食料品(食品表示法に規定する食品) 人の飲用又は食用に供されるもの

(7)

6 参考 食品表示法(平成25年法律第70号) 第 2 条第 1 項  この法律において「食品」とは、全ての飲食物(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び 安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)第2条第1項に規定する医薬品、同 条第2項に規定する医薬部外品及び同条第9項に規定する再生医療等製品を除き、食品衛生 法第4条第2項に規定する添加物(第4条第1項第1号及び第11条において単に「添加物」 という。)を含む。)をいう。 ⑵ 飲食料品から除かれるもの(軽減税率の対象とならないもの)   イ 酒類    酒税法に規定する「酒類」は、軽減税率の対 象となる「食品」から除かれています。このた め、食品の製造原料として「酒類」を販売する 場合であっても軽減税率の対象となりません。 参考 酒税法に規定する酒類  アルコール分1度以上の飲料(飲用に供し得る程度まで水等を混和してその アルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるものや水等で溶解し てアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)   ロ 医薬品、医薬部外品    「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安 全性の確保等に関する法律」に規定する「医薬 品」、「医薬部外品」及び「再生医療等製品」は、 食品表示法上の「食品」から除かれていますの で、軽減税率の対象となりません。   ハ 外食    飲食店営業等、食事の提供を行う事業者が、 テーブル・椅子等の飲食に用いられる設備があ る場所において、飲食料品を飲食させる役務の 提供は、軽減税率の対象となりません。   ニ ケータリング・出張料理など    相手方が指定した場所において行う、加熱、 調理又は給仕等の役務を伴う飲食料品の提供 は、原則、軽減税率の対象となりません。

(8)

7

軽減税率の対象品目 ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等  飲食料品の販売に使用される包装材料及び容器(以下「包装材料等」といいます。)が、 通常必要なものとして販売に使用されるものである時は、その包装材料等も含め軽減税 率の対象となる「飲食料品の譲渡」に該当します。  ここでの通常必要なものとして販売に使用される包装材料等とは、その飲食料品の販 売に付帯するものであり、通常、飲食料品が費消され又はその飲食料品と分離された場 合に不要となるようなものが該当します。例えば、精肉や魚などを販売するときのトレ イなどは、包装材料等に該当します。 仕入れ  なお、贈答用の包装など、包装材料等につき別途対価4 4 4 4を定めている場合のその包装材 料等の譲渡は、「飲食料品の譲渡」には該当しません。  また、例えば、陶磁器やガラス食器等の容器のように飲食の用に供された後において、 食器や装飾品として利用できるものを包装材料等として使用しており、食品とその容器 をあらかじめ組み合わせて一の商品として価格を提示し販売しているものについては、 その商品は「一体資産」に該当し、一定の要件を満たすものに限り軽減税率が適用され ます。 ⑷ 飲食料品の輸入取引  保税地域から引き取られる課税貨物のうち、「飲食料品」に該当するものについては、 軽減税率が適用されます。  課税貨物が「飲食料品」に該当するか否か(軽減税率の対象となるか否か)は、輸入 の際に、人の飲用又は食用に供されるものとして輸入されるか否かにより判定します。

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一体資産

⑴ 一体資産  「一体資産」とは、次のいずれにも該当するものをいい、「一体資産」の譲渡は、原則、 軽減税率の対象とはなりません。 ① 食品と食品以外の資産があらかじめ一の資産を形成し、又は構成しているもの ② 一の資産の価格のみが提示されているもの  しかしながら、次のいずれにも該当する場合は、飲食料品の譲渡として、その全体が 軽減税率の対象となります。 A 税抜価格 1 万円以下 全体が軽減税率の対象 B 食品価格が 3分の2以上 食品以外の価格 A 一体資産の譲渡の対価の額(税抜価格)が 1 万円以下であること B Aのうち食品に係る部分の価額の占める割 合として、合理的な方法により計算した割 合が3分の2以上であること ⑵ 一の資産の価格のみが提示されている場合  一体資産は、上記⑴①及び②のいずれにも該当するものに限られますので、例えば、 次のような場合は、食品と食品以外の資産が一の資産を形成し、又は構成しているもの であっても、「一体資産」に該当しません。  ①   食品と食品以外の資産を 組み合わせて詰め合わせ商 品として、個々の商品の価 格を内訳として提示してい る場合  ②   商品の価格を提示して販 売しているか否かにかかわ らず、食品と食品以外の資 産を、顧客が自由に組み合 わせて販売している場合 + 内訳

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X

適用税率判定事例  一般的な例を示したもので、個々に判断することになります。 判 定 事 例 標準税率適 用 税 率 ポ イ ン ト 10% 軽減税率8% 果物の仕入れ ① 果物を入れるトレ ーの仕入れ ② 果物をトレーに入 れて販売  通常必要なものとして使用される包装材料 は、その包装材料も含めて軽減税率の対象と なります。 生きている家畜の販売  肉用牛、食用豚、食鳥等の生きた家畜は、 その販売の時点において、人の食用等に供さ れるものではないため、軽減税率の適用対象 となりません。 家畜を加工して食用と して販売 食用の生きた魚を販売 観賞用の魚の販売 家畜の飼料やペット フードの販売 コーヒーの生豆の販売

X

適用税率判定事例

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38 判 定 事 例 標準税率適 用 税 率 ポ イ ン ト 10% 軽減税率8% 果物の苗木及びその種 子の販売 ① 栽培用 ② 菓子や製菓用  (かぼちゃの種な ど) 水の販売 ① 飲料水   (ミネラルウォー ターなど)  飲料水(ミネラルウォーターなど)は、「飲 食料品」に該当します。  他方、水道水は、風呂、洗濯といった飲食 用以外の生活用水と供給されるものが混然一 体となって提供されるため、軽減税率の対象 となりません。  しかし、水道水をペットボトルに入れて販 売する場合は、軽減税率の対象になります。 ② 水道水(生活用 水) 氷の販売 ① かき氷や飲料に 入れる氷  ② ドライアイスや 保冷用の氷 酒の販売  酒税法に規定する酒類は、軽減税率の適用 対象となる「飲食料品」から除かれます。ま た、料理に使用するワインなどの酒類の販売 も、軽減税率の適用対象となりません。 料理用に酒を販売 菓子の製造用に酒を販 売

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