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中部圏(東海地方)の潜在自然植生

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Academic year: 2021

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(1)77. 報  文 1豚ll田llll11田翻llll. 中部圏(東海地方)の潜在自然植生* Po重entielle mt髄rliche Vege亡ation der Umgebu臆g des Chubuken          (Tokai Gebietes in Mittel−Japan)*.         宮脇  昭・奥田 重俊・原田  洋・中村 幸人         曾.                       von. Akira MIYAWAKI, Shigetoshi OKUDA, Hiroshi HARADA u。 Yukito NAKAMURA Synops圭s.   Seit 1971 haben wir mit UnterstUtzung des Kultuslninisteriums Japans pflanzensoziologische Studien mit Vegetationsaufnahmen im Gelande durchgef荘hrt und die heutige potentielle na捕rliche. Vegetation kartiert(vg1. farbig Karte der potentielle且nat廿rlichen Vegetation 1:200000 von Miyawaki u。 Okuda 1975, Miyawakl, Okuda, Harada, Hotta u。 Nakamura l976)..   Hier wird eまne Gesa蹴.Darstellung der he面gen potentiellen nat毬rlichen Vegetation im Tokai−Gebiet Mitte1−Japans als Erlauterung zu der Karte der potentlellen nat荘rlichen Vegetation. der betreffenden Gebiete im MaBstab 1:200000 gegeben..           目   次. 12 イヌコリヤナギ群集他(河辺ヤナギ林). Synopsis……………・・……・………・…・………………・77.  (τab.11∼!4)………・…………・…・…・一一……88. はじめに……・……・・……………・…・・……………・…・・77. 13 オギ群集他(河辺冠水草本植物群落). 中部圏の自然環境・……・………・・………・………・……78.  (Tab.15∼17)………・・……・……………・…・・……90. 東海地方における潜在自然植生………………………78. 14 ハンノキ群落………………………………・・…・…93. 1 シキミーモミ群集(Tab.1)…………・……一…78. 15 ヨシ群落他(Tah 18,19)……………………96. 2 アラカシーウラジロガシ群落およびアカガシ. 16 ヒルムシロクラス他(沈水植物群落)……・・…・98.  群落他(Tab.2)………・…・・…………一…・…一80. 17 /vマボウ群落(塩沼地植生)(Tab.20)………99. 3. シラカシ群集(Tab.3)・……・…・………………81. !8 イソギクーハチジョウススキ群集他. 4. サカキーコジイ群集(Tah 4)……・一・………81.  (海岸断崖地植生)………・……・…・……………100. 5. ヤブコウジースダジイ群集(Tab.5)…………82. 19 ハマグルマーコウボウムギ群集他. 6. ミミズバイースダジイ群集(Tab.6)・・…・……82. 7. ホソバカナワラビースダジイ群集(Tal).7)…83. 8. イノデータブ群集(Tab.8)一……・・…………84. 9. トベラーウバメガシ群集,マサキートベラ.  牙洋集 (Tab.9) ・・・・・… 。… 一。・・・・… 。・一・・・・・・・・・・・… 一… 85.  (海岸砂丘植生)(Tab。21)……………………101 東海地方の主要地域における潜在唐然植生  の配分について…・…・ ’……・…………・・………… @101 まとめ…………・……・…. ●…’…’’’’’’’’’’’”…’●’’’”・。。…. @ 105. ’’’’”◎’●●’…’○’’”.’”◎’…『…・…. @ 105. !0 イロハモミジーケヤキ群集他(Tab.10)……86. Zusammenfassung …・・. 11 ヤマツツジーアカマッ群集他・…………・・………87. 参考文献……・………・… ・・………………・…・……… @108. 気でとりあげられて数年がすぎた。その間に様々な公. は じ め に. 害対策技術や自然保全について論議されてきた。箇々. 自然破壊,公害に象徴される環墳1問題が我が国で本. の問題についてもある程度の研究成果があげられはじ. *本川は文部省特定研究「人間生存と自然環境」の植生図  班で主として研究された成果の一部である。 *Contributions form the Department of Vegetation  Science, Institute of Environmental Science and. めている。.  Tecnology, Yolくohama National University No.39..  しかし,さらに都市化,産業・交通施設が拡大し,. 人間活動が活発になるかぎり,箇々の対策だけでは対 応が困難な多様な自然環境の画一化・貧化が次第に深.

(2) 78. まっている。同様に生態系の基本構成者であり,人戸.  本貫では生態学的立場から東海地方の潜在自然植生. の本質的共存者である郷土の緑の荒廃・消滅が進行し. を考察し,同時に潜在自然植生図についての解説も行. ている。.  我々が入間の持続的な生存環魔としての多彩な生物. われた。.  多くの時間と現地調査が主体の本研究が遂行できた. 社会・多様な自然環境を新産業立地,新交通施設,公. のは,植生科学と植生図の研究の真の重要性を認識し,. 共諸施設,都市・住宅の中やまわりに積油画に飼心す. つねに暖かい御指導,御援助を戴いた藤井隆東大名誉. るためには,それぞれの立地の生態学的な植生発達・. 教授,文部省学術国際局手塚晃研究助成課長,中山和. 維持能カー一潜在自然植生一について正しく把握し. 彦学術調査宮をはじめ関係機関の皆様の御理解と御援. なければならない。. ’助によるものである。厚く御礼申し上げたい。.  それぞれの立地の自然植生を支える現在の潜在能力.  また,きびしい野外調査,植生図化,室内における組. は現在の潜在自然植生(Heutige potentielle nat廿r_. 成表作製作業や植生図化に協力戴いた横浜国立大学環. }iche Vegetation;tcdays potential natural vegeta−. 境科学研究センターの皆様に謝意を表したい。. tion)と呼ばれる(T甑en 1956,宮脇1976他)。潜 在自然植生の具体的配分を地図に描いた潜在自然植生. 中部圏の自然環境. 図は,隣接諸科学の研究基礎となる。同時に各立地の.  中部圏は製本列島のほぼ中央部に位置し,首都圏と. 生物生産性の判定,その立地の潜在能力に応じた無理. 近畿圏を結ぶ,いわゆるメガロポリスの中心部にあた. の少ない本格的な環脆創造の生態学的な処方図など各. る。この地域は古くから開発が進み,地形の改変や植. 分野で重要な役割を果たす。. 生の破壊もはげしい。遍年東名自動車道や東海道新幹.  とくに我々が自然を利用しての食糧などの生物的生. 線などの交通網の発達に伴なって山野の地形改変や堀. 産力をあげようとする際に,また多彩な人間の生存環. 削が行なわれ,植生の破壊に伴なう立地の質的変化が. 境を植生を使って形成し,将来にわたって間違いなく. 進んでいる。. 多様な機能を果たさぜようとするとき,その空闘,立 地の潜在能力をはるかに超えた生命力を顕在化するこ とは不可能である。したがって,限られた地球上で,. さらにせまい国土で1億1千万人の人々が生きのびよ.  中部圏は地勢的に東の伊豆半島から西の渥美半島ま でのいわゆる東海地方とよばれる太平洋に面する東西. 約200kmの地域を指す。沿岸を洗う黒潮の影響を受 け,温暖で年平均気温14∼15。Cである。盆地状地の. うとするとぎ日本の属土の生物的潜在生産性やその顕. 甲府では13∼14。C,谷状地に位置する飯田付近は. 在化の鏡の役翻を果たす潜在自然植生図の作製はきわ. 120C内外に低下する。降水量は静岡,御前崎などで. めて重要な,これからの国土計画,環境保全,創造計. 2,200孤m内外,浜松,三島で1,800∼1,900mmに達. 画の基礎となる。. する。しかし,名古屋営門はL500mm,甲府で1,300.  応報は首都圏全域のヤブツバキクラス域の潜在自然. mmと共にやや少ない。. 植生図化(1:200,000)の研究に引続いて行われたも.  地形・地質は地域によって著しい違いがある。伊豆. のである。本論の調査・研究対象は,本州中部に位置. 半島は窟士火山帯に属し,種々の火砕岩類からなり,. し,東に駿河湾,西に伊勢湾を抱えた伊豆半島から濃. 急傾斜地が多い。駿河湾付近は富土火山の溶岩流上に. 尾平野さらに伊勢平野の一部を含む中部圏のヤブッバ. あり一般に緩斜面が広がっている。浜松市付近はフォ. キクラス域(常緑広葉樹林帯)である。本地域には伊. ッサ・マグナ地帯で結晶片岩などの変成岩からなりた. 勢湾に正した名古屋を中心に,首都圏の東京湾沿いの. っている。浜松市から岐阜市にかけての丘陵地帯は霜. 工業地帯と同様に急速に新しい産業が発達している地. 崩岩が風化し,局所的に蛇紋岩や石灰岩が分布し,土. 域を含んでいる。. 壌は貧栄養で植生の発達を著しくさまたげている。.  したがって,技術的な個々の公害に対する発生源対.  沖積地では,木羽三川によって形成された濃尾平野. 策と同時に,各種新産業,新交通施設,新都市化の過. の他は規模が小さい。東海地方中央部の海岸に対して. 程で自然環境の変化破壊が急速に進行している中で,. ほぼ直角に流れる天竜1目,大井川,富土川などの大河. 生きた構築材料一植生一による,本物の緑のより自然. 川は,上流部が急勾配であるため,大河川の氾濫原は. に近い環境創造が必要になってきている。. 河口付近まで扇状地的である。.  我々は1974年度に金国的な植生調査と平行して重点 的に中都圏の潜在自然植生図化の研究・調査を実施し た。 (宮脇・奥田・原田他,1976:東海地方の潜在自 然植生匡ζi 1:200,000)。.  東海地方における潜在自然植生. L シキミーモミ群集.

(3) 79.  Abb・1愛知県鳳来寺山に発達するシキミーモミ群集(ツガの多い林分)の外観   Physiognomiedes王llicio−Abieturn fir厭ae mitT躍8π5どθう。♂4だ,dasauf dem Berg Houraij鮎san(680m)in der Pr譲fektur Aichi entw三ckelt ist,.    1量歪ic韮0輌Ab圭etU鶏置 ぞ量rmae. の多い,しかも乾燥し易い土壌条件となる。土壌は一.  シキミーモミ群集は,ヤブッバキクラス(常緑広葉. 般に発達せず,貧養で生産力は低い。このことは,シ. 樹林)の中では,二二的に針葉樹林の形態をもつ唯一. キミーモミ群集にツツジ科の植物や貧養性の針葉樹が. の植生単位である。群落の構成は,高木層にモミ,ツ. 優議することからも推定される。. ガが優醒し,亜高木履にウラジロガシ,アラカシ,ツ.  シキミーモミ群集の立地は,他の群集と比較して生. クバネガシ,アカガシなどの多くのカシ類やカヤ,ヤ. 育立地が最もきびしく,したがって,人為的な利用に. ブッバキなどを伴なう。低木厨にはシキミ,ソヨゴが. は不適当である。東海地方の山地におけるシキミーモ. 多く,また,ブナクラスに接しているため,コァジサ. ミ群集は國によって水源湧養保安林として保護されて. イ,ヤマウルシ,タカノツメ,コバノミツバツツジ,. いる地域も少なくない。しかしスギーヒノキ植林や薪. モチツツジなどの夏緑低木も多い。草本摺にはシュン. 炭林としての利用面積がとくに広い。尾根筋における. ラン,ヤブコウジ,キッコウハグマなど貧養立地生の. 現存している工叢林はアカマツの目立つヤマツツジー. 草本植物が特徴的である。. アカマツ群集の形態をとる。.  東海地方におけるシキミーモミ群集の一例を示すも.  東海地方におけるシキミーモミ群集の分布は,海抜. のとして,天竜用上流の網羅峡の資料が提示されてい. 600mから800mの範囲で全地域にわたってまんべんな. る(Tab.1)。 この組成表では,モミの植被率はきわ. く分布している。火山の熔岩を基岩とする富士山の南. めて低く,むしろ,ウラジロガシ,ツクバネガシ,ア. 斜面,甲府盆地,飯田市の谷ぞいの斜面,鳳来山付近. ラカシが群落構成種の主要な位置をしめる。しかし,. などにまとまった潜在自然植生域が見られる。. 次にのべるウラジロガシ群落とはソヨゴ,ヤマウル.  シキミーモミ群集の潜在立地の利用はとくに慎重で. シ,タカノツメ,コウヤボウキ,リョウブ,ヤブムラ. なければならない。一翻的できびしい地形的,気候的. サキなどの種群で識別される(Abb.1)。. 野困が重なり,立地は不安定で,しかも生産力は低.  シキミーモミ群集は一般に常緑広葉樹林域では上限. い。したがって,人為的な利用は高木林経営がその限. 域や尾根,急斜西をしめる。東海地方では海抜600m. 度であろう。森林伐採や林道の造成などにより土砂崩. ∼700mで,時にその上限は海抜800m付近に達する。. 壊が起き易い。必然的にシキミーモミ群集域への人為. 東海地方の山地は,南向の斜面が多い関係で,受光量. 的干渉は,山地崩壊,河川の氾濫,ひいては堤防の決.

(4) 80. 螺 . 香E. Abb.2伊豆浄下滝付近のアカマツ林,モミ,ウラジロガシを混生し,港在自然植生はウラジ      ロガシ群落と判定される   P諏6546ノ∼∫び707’α一F◎rst mit A腕θ5∫7プ〃zαund Qz己θゾα‘55α」ガ。ガ刀αin der Umgebung der. Wasserfalls J6ren in Izu・Die potentielle nat銭rliche Vegetatlon wurde als Qz‘θプα∬ 5読。か∼α一Gesellschaft erka(500m H.銭. M.). 壊など下方に位置する様々な立地や人工の生活域に直. 別種は,シキミーモミ群集のそれと共通種が一般に多. 接,間接の悪影響を及ぼす。. い。しかし,カヤ,シキミ,モミなどのシキミーモミ.  2.アラカシーウラジロガシ群落およびアカガシ群. 群集に特徴的な種群は常在度が高くとも,群落構成種.   落他. としては目立たない。また東海地方においてはツルグ.    QπθrcπSμαπeα一難θrcπ88αZεcjπα一Gesell.. ミ,アオキ,ヒイラギ,イヌガシ,スダジイ,コカン.    scka{t und Qπθrcπsαc撹α・Gese韮1schaft u.a.. スゲなどによって,シキミーモミ群集と区:分される。.  ウラジロガシ,アラカシ,ツクバネガシなどのいわ.  カシ林の立地は,一般に丘陵部から山地部にかけて. ゆるカシ類は,常緑広葉樹の生活形をもち,わが国の. の山地の斜面に位置し,時に渓谷にそった急傾斜地の. 暖帯の丘陵帯から山地帯にかけて,互いにわずかな立. 場合もある。関東地方では,このような立地にはアラ. 地の変化に対応しながら生育している。これらのカシ. カシ群落が生育している。斜面という地形的にきびし. 類は,群落の形成において主要な構造的特性をもち,. い条件のため,土壌の形成は一般に悪く,表層土の薄. ある碍は優占種となり,またあるときは共存する. い,乾性な立地となる。そのため,前述のシキミーモ. (Suganuma 1965)。. ミ群集とは気候条件の他は生育条件がきわめて類似し.  カシ類によって代表されるカシ林は一般的に階暦の. ている。きびしい立地条件のため,これらの群落の残. 発達した高木林で,常緑性の懸物40∼50種で構成され. 存懇懇は,小規模ではあるが,各地に点在する。しか. ている。種組成は今回調査された資料によると高木層. し,大都分の群集域はスギ・ヒノキ植林におき変えら. はウラジロガシ,ツクバネガシ,モミなど,亜高木層. れている。自然林の伐採後の植生には,ベニバナボぬ. にピサカキ,サカキ,アラカシなど,低木層にヤブッ. ギクーダンドボロギク群集や低木性のクマイチゴ群落. バキ・シキミなどの木本植物の繊現度が高い。草本層. をへてススキ草原,クリーコナラ群集が成立し,再び. にはテイカカズラ,ヤブコウジ,シュンラン,ヤマイ. ツクバネガシ,アラカシなどのカシ林に遷移する。. タチシダなどの草本植物が見られる(Tab.2)。.  カシ群落の潜在立地は東海地方においてもっとも広.  カシ林(ただし,シラカシ林をのぞく)に共通する識. い函積を占め,とくに恵那市,美濃市,天竜市などの.

(5) 81. 海抜200∼600m付近の由地斜面に分布している。海抜. 分は人為的利用が徹癒し,畑耕作地(カラスビシャク. 高度がやや高く,ブナクラスに接近する乾生立地でシ. 一敗シキソウ群集),ススキ草原(ネザサーススキ群. キミーモミ群集と接し,互いにモザイク状に分布して. 集),クヌギーコナラ群集などの代償植生の植生像を. いる。また伊豆半島の海抜300∼500mの比較的急傾斜. 示している。土地の生産力が高いため,市街地の発達. の斜面にもウラジロガシ林の潜在立地が見られる。. よりは,むしろ農村景観が卓越し,各地に,シラカシ.  カシ林の潜在立地は,おもに植林地として利用され. 群集に相観的にも種組成的にも近い屋敷林として気象. ているが,尾根筋,急傾斜地や峡谷などに生育する植. の緩和や土壌の保全,さらに防風,防火などの災害防. 分は,立地の保金のために,自然植生として残すべき. 止をかねながら,固有の崇観を構成している。したが. ものと考えられる。. って将来とも立地の生塵力を落さず,しかも環境保.  3. シラカシ群i集  緊. 金,災害防止の機能を働かせるためには,このシラカ.    Querce書um myrsinaefoHae. シ群集の潜在立地は,市街地や工場立地をさけ,一次.  シラカシ群集は前述のウラジロガシ群落と嗣様にわ. 産業による適正な土地利用と環境保金林の形成が望ま. が国の常緑広葉構林域の中で,やや内睦的な丘陵地. れる。. や,盆地などに生育する常緑広葉樹林の一つである。. 4. サカキーコジイ群集. 発達した林分では高さ20∼30mに達し,階1轡構造も分.   C韮eyero・Casta無opsietum   cuspidaもae. 化し,他のカシ林と根観は類似している。.  シラカシ群集の典型的な植分では高木層にシラカシ.  サカキーコジイ群集は主としてコジイ(稀にスダジ. のみが優尽し,多くの場合他のカシ類を伴わない。亜. イ)を優占種とする常緑広葉輯林である。サカキーコ. 高木溜にはヤブッバキ,サカキなどが見られ,低木層. ジィ群集を規定する立地条件は,気候条件よりも土壌. にアオキ,ヒサカキ,草本暦にジャノヒゲ,ヤブラ. 条件のほうが決定的である。. ン,テイカカズラ,シュンラン,ヒメカンスゲ,ベニ.  サカキーコジイ群集は,沿海岸域と内陸域のほぼ中. シダなど,他の常緑広葉樹林に普遍的な植物で構成さ. 間の地域に位置し,丘陵部の乾性な羽状地に見られ. れる。東海地方の資料では,ウラジロガシ林との種組. る。植生高は12∼18m内外で群落階層は3∼4層に発. 成的な差異が少なく,特徴的な区分種に欠けている。. 達し,40種内外の植物で構成される。主要な識別種と. しかし,シラカシ群集にイヌガヤ,アラカシ,キッコ. しては,コジイ,サカキ,カナメモチ,シャシャンボ,. ウハグマ,イヌガシなどの,郵亭が欠けることでシキ. クロバイなどがあげられる。さらに,高木∼亜高木層. ミーーモミ群集と区:別される(Tab.3)。. に,アラカシ,ヤブツバキ,ツクバネガシなどが多く,.  シラカシ群集立地の最大の特徴は,地形が平坦で安. 低木層に,ピサカキ,モチノキ,クチナシなどの常在度. 定し,しかも土壌条件,とくに毒味土が,カシ林域に. が高い。草本層の植被はやや貧弱で,20∼40弩内外で. おける他の群集より厚いことである。したがって表層. あり,ヤブコウジ,シシガシラ,コシダなどが目立っ。. 土は適潤状態にあり,土壌動物の有’機質分解能力が大.  群集の基盤となる土壌は,母岩の花崩岩が風化した. きく,生産力がもっとも高い。首都圏域の大部分をし. もので土性が悪く,有機質の多い土壌履の形成をさま. める火山灰起源の関東ローム台地の潜在自然植生はこ. たげている。所によって蛇紋岩や石灰岩の分布すると. のシラカシ群集と判定されている(宮脇・奥田1974,. ころがあり,これらの立地での植生発達はとくに悪い。. 1976 イ也)。.  サカキーコジイ群集の立地は生産性に乏しいため,.  東海地方は,古期の造山運動と侵食作用による急綾. 農耕地などによる利用は極端に少ない。したがって潜. で変化の多い地形が海岸近くまで,突出しているた. 在立地の大部分は,粗放的な管理によるマツ類の半自. め,関東地方のような広い洪積台地は分窮しない。し. 然林または植林によっておおわれている。シイータブ. たがってシラカシ群集の潜在的な分布はきわめて限ら. 林域に接する比較的温暖な地方では,クロマツの植林. れ,わずかに名古屋北方の各務原市,美濃加茂市,大. が行なわれ,内陸の低温地域に向うにしたがってアカ. 壇市など,木曽川の河成平野に分布している。名古屋. マツが騒立っ。名古屋市北方から岐皐市にかけての丘. 市を含む濃美平野では土地利用が徹底しているため,. 陵都は大部分アカマツ林(モチツツジーアカマツ群集. 残存十分は少なく,潜姦群集の判定が困難であるが屋. とよばれる半自然林)でしめられている。管理の悪い. 敷林や残存林が手がかりとなる。この地方では,イノ. 貧養立地では林床にコシダ,サルトリイバラなどが目. データブ群集とは平均気温14。C付近に境界がある。. 立って多い。. また甲府市が位置する甲府盆地の大部分もシラカシ群.  わが國におけるサカキーコジイ群集の分布は,中部. 集と判定されている。シラカシ群集の潜在立地の大部. 地方の浜松市以酉から,近畿,瀬戸内地方に広がって.

(6) 82 おり,関東地方以北には見られない。東海地方では,. あげられる。地形的にきびしい環境にあるため,人為. 浜松市の海抜100∼200mの低平な丘陵部から瀬戸市,. 的利用はひかえ目に行なわれている。しかし,各地の. 多治晃市,岐阜市にかけて見られる。岐阜地方の北部. 大都市に接する丘陵地や卓状地形は,宅地造成などの. では丘陵地が沖績低地と断続的に分布し,尾根部にコ. ため大型土木機械によるテラス化が進んでいる。した. ジイーサカキ群集,山足から低地にかけてシラカシ群. がってこれらのヤブコウジースダジイ群集の潜在立地. 集,低湿地にハンノキ群落の配分が見られる。. は貧化させられているところが少くない。.  以上のように,サカキーコジイ群集の立地は人為的 な影響によって破壊されやすい。したがって,慎重な.  東海地方におけるヤブコウジースダジイ群集の資料. 利用計画や適切な管理が必要とされる。立地の貧化や. オキを含む植生単位と,ホルトノキ,アリドオシ,ハ. はTab.5に示されている。この群集はムクノキ,ア. 質の低下を防ぎ,しかも保全し間違いなく利用するた. ナミョウガによって区分される植生単位に下位区分さ. めには,二次林などとして,もっともゆるい管理形態. れる。前者は三島市,富士市で記録され,後者は主に. がとられなければならない。極端に退行した立地では. 伊豆半島南部で記録された。後者は前者より気温の高. 何よりもまず立地本来の潜在自然植生へ近づけるため. い地方に分布している。. の樹林の養成が必要であろう。.  群集の分布は浜松以東の丘陵地にベルト状に見ら.  5.ヤブコウジースダジイ群集. れ,静岡市郊外,沼津市郊外にまとまった植生域があ.    Ard隻sio鱒Casもanops圭et臓m. る。.    S隻el}o16ii.  6. ミミズバイースダジイ群集.  ヤブコウジースダジイ群集は,スダジイが優占する.    Sy王np三〇co 9董auco−Castanops呈e・. 常緑広葉樹林の代表的な植生単位の一つである。わが.    もUI猛S呈e表)0至d圭量. 国の関東地方以西の太平洋岸にはいくつかのスダジイ.  ミミズバイースダジイ群集は,中部地方以西の温暖. 群落が報告される。その中で,ヤブコウジースダジイ. で多雨な地方に生育する常緑植物のいくつかで標徴さ. 群集はもっとも野方に分布する。. れるスダジイの優了する常緑広葉撰林である。.  ヤブコウジースダジイ群集の相観は,比較的植生高.  群集標記種にはミミズバイ,ツルコウジ,センリョウ. の低い,平円形の密な樹冠でおおわれた樹木で特徴づ. などがあげられる。これらは,フロラ的にはいわゆるソ. けられる。生育地の多くは海岸に近い丘陵末端の断崖. ハヤキ系の分布型を示す種壷である。首都圏では,房. 地に見られる。. 総半島のごく一部にこれらの種群のいくつかが分布す.  ヤブコゥジースダジイ群集が記載されて以来,その. るものの,常緑広葉樹林の構成種としては目立たない。. 種組成について多数の調査報告がある。一般的に高木.  ミミズバイースダジイ群集の高木層にはスダジイの. 腰はスダジイの他にタブノキの常在度も高く,さらに. 他にはコジイ,ヤマモガシなどが出現する。亜高木暦. ウラジロガシを交えることもある。亜高木屠にはヤブ. にミミズバイ,アラカシなどが見られ,低木層にもミ. ツバキ,モチノキ,アラカシ,イヌマキ,カヤなどの. ミズバイが常在度難く出現する他はセンリョウ,クチ. 植:被率が高い。低木履にはヤブニッケイ,イヌビワ,. ナシ,タイミソタチバナ,イズセンリョウなどが多. ピサカキ,シロダモ,アオキ,ヤツデなどが生育する。. い。草:本櫛にはベニシダなどの普通種の他ツルコウ. 草本履の植被はまばらで,テイカカズラ,ジャノヒゲ,. ジ,アリドオシ,トウゴクシダなどが出現する。. ベニシダ,イタビカズラなどの植物が見られる。これ.  ミミズバイースダジイ群集の立地は,平均気温が高. らの植物は,量的には多少の差があるが,他のスダジ. く,降水量が多いという気候条件をのぞけば,ヤブコ. イ群落にも殆んどまんべんなく出現する種群であり,. ゥジースダジイ群集の潜在生育立地とよく類似してい. ヤブコウジースダジイ群集に特鴉に結びつく種は見出. る。すなわち,海岸に面した丘陵地の大部分や海岸に. されてはいなかった。平均出現種数は30∼40種である。. 突出した半島部の乾性立地はこの群集でしめられる。.  ヤブコウジースダジイ群集の立地は前述のように,. 地形的には不安定な斜面部よりは,むしろ平坦な尾根. 太平洋沿岸の丘陵地帯においては,尾根や南向斜面の. 状地または緩傾斜地に生育する。. 上部などの乾性な立地に限られる。地質的には第三紀.  ミミズバイースダジイ群集の潜在立地の多くは,ヵ. 以前の堆積地などの場合が多い。谷部のイノデー・タブ. ラスビシャクーニシキソウ群集におき変っている。現. 群集と対象的に,ヨニ壌層は薄く,腐植層もあまり発達. 存する植生は茶畑や畑耕作地の形態を示す。しかし,. しない。. 斜面の勾配が増加するにしたがって,林地の割合が高.  ヤブコウジースダジイ群集の代償植生には,オニシ. く,尾根状地や急傾斜地では,定期的な伐採によって. バリーコナラ群集,アズマネザサーススキ群集などが. 薪炭林となり,スダジイやコジイの崩芽林として存続.

(7) 83. z購論驚凹‘翻.    Abも・3 丘陵部末端の斜面をおおうミミズバイースダジイ群集(静鋼県小笠郡藤谷神社).    Symploco 91auco−Castanopsietums圭eboldii aufdernHang und der  Spitze des Plateau:Fujitani.Shinto Tempelwald in der Prまfektur Shizuoka.. している。中部地方以北や関東地方のヤブコウジース. どが見られる。低木κAにはイヌビワ,タイミソタチバ. ダジイ群集の二次林のオニシバリーコナラ群集は常緑. ナ,イズセンリョウ,草本層にホソバカナワラビ,テ. 樹を混生するものの夏緑広葉樹林の形態を示す。. イカカズラ,ベニシダ,フウトウカズラ,イタビカズ.  ミミズバイースダジイ群集の分布は焼津以西の丘陵. ラ,ツワブキなどが生育する。とくに群集標徴種のホ. 地で,渥美半島と知多半島の大部分,大ジキ用∼天竜川. ソバカナワラビの植被率は高い(Tab.7)。出現種数. 間の丘陵地に広がっている。東海以西では四国,九州. は30∼40鍾を数える。. 地方に広く分布している。.  ホソバカナワラビースダジイ群集の生育立地は傾斜.  ミミズバイースダジイ群集の潜在立地は,おもに農. 地の中腹部から下端にかけての緩斜面で,移動性の細. 耕地として,生産の場に利用されている。一般に乾燥. 筆を多難に含む土壌で構成される。隣接してウラジロ. しやすいために,灌1既によって水分が供給されてい. ガシ群落やイノデータブ群集が生育する」・合に,前看. る。傾斜地では,二次林経営が主であるが,果樹園と. は,ホソノミカナワラビースダジイ群集の上都に,後者. しての利用も広い。この場合は等高線栽培が,地力の. は同群集の下方に位置する。伊豆地方ではこのような. 維持のためにも必要なことであろう。. 植生配分が多い。土壌は細礫を含み,しかも有機質に.  7.ホソバカナワラビースダジイ群集. 恵まれているため,保水力,排水力ともにすぐれてい.    Poiystichopso・Castanopsietum. る。禽面の方向によって種構成に差があるが,南面す.    sieboldii. る傾斜地では,木本植物の生育がより良好である。北.  東海地方は気候条件が,首都圏にくらべて恵まれて. 向斜面は受光重が少なく,シダ植物が繁茂する。. いる。温暖多雨な地方ではホソバカナワラビースダジ.  ホソバカナワラビースダジイ群集の土壌は生産力が. イ群集がよく発達する。. 両く,とくにスギ植林地に利用されている。.  ホソバカナワラビースダジイ群集は,植生高20m内.  菓海地方におけるホソバカナワラビースダジイ群集. 外に達する常緑広葉樹林である。立地条件や種類組成. の潜在立地は炉豆半島南部の低地を中心に,沼津市付. はイノデータブ群集と共逓する点が多い。主要な構成. 近,焼津市付近に広がり飛んで浜松の北方に分布す. 種は高木層にスダジイ,タブ,ヤマモモ,亜高木層に. る。浜松から名古屋にかけての比較的雨量の少ない地. ヤブニッケイ,ヒメユズリハ,イヌマキ,シロダモな. 方ではこの群集の分布域が欠けている。群集の分布は.

(8) 84 璽警.        纂隔ザ          為、. 阿甦. 総藻麟、.    翼繋・    融舞鐘.      警鷺 繋鷲、.   蕪蟹.   馬. 鍬、.       〆墜駕 ㌶’レ.四. Abb.4 ホソバカナワラビースダジイ群集の林床植生。ホソバカナワラビが群生している。低      木はバクチノキ(静岡県土肥町土肥神社)。.   D1ch亡eBodellvegetation des Polystichopso.Castan◎psietum sieboldii mit dominieren der Poちノ5∫f漉(や5∫∫αノ・ご∫彦α’αund jungen Baumen von 1)プ∼〃z郡∫蔑妙8♂如zα. (Shinto.Tempelwald in der Prafektur Shizuoka). 年平均気温約16。Cの線以南に限られている。. ズラなどの適潤地生の草本植物が特徴的に生育する。.  ホソバカナワラビースダジイ群集の潜在立地は,イ. 斜面の下都にはシダ植物のイノデも生育するが東海地. ノデータブ群集と同様に,人為的に改変され易い。し. 方ではごくまれにしか出現しない。. かし,その生産力はきわめて高いことから,現存植生.  イノデータブ群集の立地はすでに多くの報告で明ら. の保護と,立地の潜在能力を下げない,無理のない土. かなように,海岸付近の沖積地から丘陵下部にかけて. 地利胴が要求される。. の崩壊土壌が堆零した適潤地である。これらの立地は.  8. イノデータブ群集. やや不安定ではあるが上流や上部からの栄養分と水分.    Polysticho・Machiletum thu無一. の供給を受けるためこし壌は比較的肥沃である。地形.    berg呈i. が,平坦である場合と斜面である場合では,排水力に.  イノデータブ群集は,ヤブコウジースダジイ群集と. 差が見られる。また深い谷状地形では,受光量:が少な. 同様に常緑広葉樹欝欝では,やや低温域に分布し,海. く,しかも空中湿度は高い。. 岸に沿って東北地方まで範上している。その北限は太.  このイノデータブ群集の生育地は,現在人為的利用. 平洋沿岸で岩手県釜石湾岸,日本海沿岸では秋田県本. がもっともはげしく行なわれている。わが国における. 荘とされている。. 大都市の多くはこのイノデータブ群集域に立地してい.  イノデータブ群集は,タブが高木層に優占し,高さ. る。したがって,その生育地は市街地化し無植生化し. 20mに逮する常緑広葉樹林である。高木/碗こはタブの. ている。わずかに農村景観域で畑作農耕地のカラスビ. 他は,スダジイ,ボルトノキなどが出現する。東海地. シャクーーニシキソウ群集や,マント,林縁群落のカナ. 方ではホルトノキが目立つが,これは首都圏ではあま. ムグラ群落,ヨモギ群落で表現されている。二次林は. り見られない種.類である。亜高木層にシロダモ,ヤブ. コナラよりはイヌシデの出現率が高く,アオキーシロ. ニッケイなどのクス科の植物が多い。低木層はイズセ. ダモ群落の途中相を示すところも多い。植林ではスギ. ンリョウ,ビナンカズラ,ヤブツバキなどが生育し,. の植栽が臼立つ。. 海岸に遍い場所ではトベラの生育する植分もある。草.  市街地の拡大に伴ない,丘陵地帯の谷状地のハンノ. 本屠にはキチジョウソウ,ハナミョウガ,フウトウカ. キ群落域が,埋立によってイノデータブ群集に変化さ.

(9) 85. 霧曇、 、選磁・、. 嚢藁.  翻. 瞳轡. Abh・5肥沃な沖積地に発達したイノデータブ群集(静醐県河津来宮神社).   Polysticho.Machiletum thunbergii aufderreichen AIIuviaLFIache(Shinto.Tempelwald in der Prafektur Shizuoka).. れる場合がある。また工業立地のために造成した海岸. る海岸断崖地には,ウバメガシ,トベラ,マルバグミ. 埋立地もイノデータブ群集の潜在立地と判定される場. などを代表とする常緑低木植物の種の組合せによって. 合が多い。. 規定されるいくつかの群集が分布している。.  棄海地方では名古屋市,沼津市,清水市,焼津市,.  トベラーウバメガシ群集の生育は,温度条件で鯛限. 豊橋市,岡雛市など沿岸の主要な都市はすべてイノデ. され,太平洋沿岸の伊豆半島以西に分布する。マサキ. ータブ群集域に立地している。中部地方にヤブランー. ートベラ群集は,常緑広葉樹林域であれば比較的普遍. タブ群集(鈴木 1966)の報告もあるが,種組成の比. 的に各地に分布している。. 較からイノデータブ群集に含められる。イノデータブ.  トベラーウバメガシ群集は,トベラ,マサキ,マル. 群集の残存林分はきわめて躍れで,今園の調査では. バグミ,マルバシャリンバイ,ヒメユズリハなどの常. 伊豆半島の河津町,伊東市などで記録された (Tab,. 緑性樹種によって低木摺が形成され,草本鰻にはツワ. 8)Q. ブキ,ヤブコウジ,オニヤブソテツなどの植物が見ら.  今El,人舞の密集した都市,工場立地や港湾流通施. れる。ウバメガシをはじめ,この群集域に優勢な種群. 設など環境汚染悪化の進む地域では,環境保全林の形. は茎葉にクチクラ届が発達し,耐塩,耐乾の生理的特. 成が急務とされている。これらの地域では多くの場. 性をそなえている。. 合,それぞれの立地の潜在自然植生に応じたイノデー.  群集の生育立地は気候的,⊥壌的要因が一面的でき. タブ群集やホソバカナワラビースダジイ群集の復元や. びしいため,他の常緑高木林の成立がさまたげられ,. 形成によってその屡的は達せられる。. 耐乾性の強い低木と草本による2/醐洋落しか支えるこ.  9. トベラーウバメガシ群集,マサキートベラ群集. とができない。とくに風圧のきびしい場所では高さ1.    Pitもospoτo・Q職ercet軽m phil玉y−. m内外の媛性な低木林となる。わが國は降水量に恵ま.    raeo互det量su聡d Euollymo鱒Pi重to−. れているため,海岸風衝低木林の場合は土壌の水分維.    sporetUln tob量rae. 持能力よりも,風衝の程度差が群集の構造により強く.  海岸に屹立する海蝕断崖地上は,常に吹きつける塩. 働くものと考えられる。. 風と,腐植質の乏しい乾性な土壌条件によって,風衝.  この風衝低木林は,立地の特殊性から,人為的な影. 低木林が発達する。わが国で常緑広葉樹林域に含まれ. 響をまぬがれよく残存し,潜在立地と現存林分とが一.

(10) 86. 纏縫.  赫.. 難・  ご ・. 難論灘. 醗 麟 灘.. ,霧難灘. .。灘。. Aもb・6海風を強く受ける断崖地に持続するトベラ∼ウバメガシ群集。前方はメダケが優干し      ている(静岡県御1前崎)。.   Pittosporo−Quercetum phillyraeoidetis. ImVordergrunddominiert /1プ‘‘η4かzα万α3珈07∼ガ∫(Omaezaki ln der Prafektur Shizuoka).. 致している。しかし,これらの生育地は,いわゆる景. 緑混生林が発達している。生育地の不安定さが増すと. 勝地とされ,風光明媚な場所が多いため,観光地化が. ケヤキをはじめとする夏緑広葉樹のしめる割合が多く. 進み伐採によって草原化しているところも少なくな. なる。一方立地の安定化が進むと常緑生植物の難度が. い。そこではハチジョウススキ,ススキ,チガヤなど. 増し,安定地ではウラジロガシ群落となる。. が主要な構成種となる。踏圧が加わるとこれらはさら.  イ潮懸モミジーケヤキ群集は高さ20m内外の高木林. にシバ草原に退行する。. で,上/轍こ夏緑広葉樹,下/轍こ’常緑低木や常緑草本植.  策海地方ではトベラーウバメガシ群集の発達がよ. 物が多い。高木層にケヤキ,亜高木層にイロハモミジ. く,伊豆半島の石廊崎から西海岸および静岡∼浜松を. の他には,ミズキ,イヌシデ,ウラジロガシ,カヤな. 中心とする海岸線に帯状に分布する。. どが生育する。低木層にはアオキ,シロダモ,イヌガ.  トベラーウバメガシ群集の潜在立地は,以上に考察. ヤ,ヤブニッケイ,ヤマグワ,アプラチャン,ヤマア. された諸条件の結果,農林業的な大量生産を厨的とし. ジサイ,ハナイカダなどが混生する。草本層には,オ. た集約な利用には耐えられない。海域に接する地域. オバノイノモトソウ,オクマワラビなどのシダ植物が. は,さらに立地条件がきびしく,海風や波浪の侵蝕を. 目立つ。. 強く受けやすく,植生の破壊は海中の生物相に影響を.  イロハモミジの生育地は海抜高度では,500∼800m. 与える。これを防ぐためには植被による保金がもっと. のカシ林域を中心に分布し,一部はブナクラス域にま. も容易に行なわれ得る。密生した植生は立地保全,海. でのびて,ブナクラス域のケヤキ林のケンポナシーケ. 岸沿いの自然環境の保護と1司時に魚付林としても十分. ヤキ群集に接続する。生育地はV字型の渓谷で傾斜面. 資源の維持に効果があると考えられる。. が長く,受光量が少ない。しかも,川面からの水分蒸.  1G.イロハモミジーケヤキ群集. 発の影響を受ける立地に限られる。土壌は上方からの.    AcerO−Zolkovet双臓. 飼行土が薄く,所によって厚く堆積し,排水のよいし.  山地の渓谷に沿った急傾斜地や崖錐などの排水の良. かも移動しやすい細礫を主とした土性となっている。. い適潤地で,しかも表層土が移動しやすい点でやや不.  中部圏では富士火山帯に属する甲府盆地の南東部斜. 安定な立地にケヤキの混生がとくに目立っ,常緑,夏. 繭,神奈川県山北,伊豆半島の一部などに見られる。.

(11) 87.   廓・ 凝こ.. 驚撫. 磯蒙磁 肇撫. ・、魏…. ぎ:響雛. 灘麟    . 難.   旧  ゴ. ・。雨. 雛讐 .撫.鰍.=. 霧畿. 臨擁 Abも.7海岸岩上の風衝低木林のトベラーウバメガシ群集の内部(静岡県賀茂郡松崎町)。.   Bestanddes Pittosporo−Quercetum phillyraeoidetis ander Westk廿ste der Halbinsel Izu. 花崩岩性の丘陵を主とする名古屋地方には少ない。わ が国には大阪布箕面(宮脇・藤原1970),首都圏(宮.    Rhododendro脚PiReも猟搬  de籠s叢.    florae照d Rhoδodenδro mac.. 脇・奥田1976),近畿地方(宮脇・藤原他,印刷中).    罫osepa蔓。−P呈黙etuln densiflorae. などに点在する。.    (縦荘r星・Pεπ麗8dθ’i8が10rα・W琶lde⇒.  イロハモミジーケヤキ群集の生地および潜在立地.  浜松南から名古屋市,岐車市にかけて,海抜200∼. は,きわめて限られた環境条件の総和を示し,その利. 400mの範囲における丘陵地は一面クロマツ林やアカ. 刑にはできるだけ慎重でなければならない。立地の安. マツ林でおおわれている。しかし,その自然林,二次. 定さを持続するためには,森林の伐採は不可である。. 林,植林によるかの成因や生育状態は一様ではない。. 水資源確保,自然環魔の保全のために,あるいは観光. 山すそでは,アカマツの生育に対し常緑広葉樹の混生. 資源として現存している残存自然植生を破壊しない. 度の強い混生林の植分が多く,乾生な尾根筋や低平な. で,むしろ積極的に育成しながらの,無理のない論叢. 丘陵地ではその割合が少なく相観的にはマツの純林と. 計画が先行されなければならない立地であ。. なる。.  11.ヤマツツジーアカマツ群集,モチツツジーアカ.  常緑広葉嶽の多い植分の潜在立地は,すでに,サカ.   マツ群集(アカマツ自然林). キーコジイ群集と判定されている(p.81)。このサカ.

(12) 88. 繊. 薦 黛鱗、. 轟. 畿 Abb.8V字渓谷上の植生。尾根部はシキミーモミ群集,下方の崩壊地はイロハモミジーケヤ      キ群集の潜在立地である(大井川上流静岡県式日峡)   Die Vegetation auf dem steilen Talhang Sumata.kyo in der Pr証ektur Shizuoka am Oberlauf des Flusses Ohwi. Die potentielle nat廿rliche Vegetation sind das I l l i c i o−. Abietum firmae aufdenR嚢ckenundOberhangenunddasAcero.Zelkovetum auf den unteren Hangen.. キーコジイ群集域は残存する自然植生構成種のサカ. 林床にハナゴケ属の地表植物が出現し,きわめて自然. キ,カナメモチ,シャシャンボ,クロバイなどを識別. 植生に近い種組成となる(中西・矢野他1970)。ある. 種として,アカマツ林などの代敏植生においても潜在. いは,山梨県昇仙峡のアカマツ林のように,ブナクラ. 惣然植生域の推定の錠となる。. ス域に接する地点におけるシキミーモミ群集との種組.  しかし,母岩が露出し,強く乾燥する尾根状地や,. 成上の根嚢や潜在立地の判定も困難を伴なう。. 蛇紋岩など特殊な母岩上の貧養地,間違った管理によ.  自然植生としてのヤマツツジーアカマツ群集およ. る崩壊裸地などがこの地域に点在している。他の地域. び,モチツツジーアカマツ群集の潜在立地は,サカキ. よりひかくてき少ない降水量も,このような一面的で. ーコジイ群集以上に極端,貧養酸性で,生産性が低い. 極端で,しかも欝欝な立地の形成の一因ともなってい. ため,土地利用に際しては現存のアカマツ林の長期高. る。本地域のもっともきびしい立地が支え得る潜在自. 木林サイクルによる天然更新を主とした林業経営が望. 然植生は現在までの現地調査結果からはやマッッジー. ましい。かつてのとう土採集のため,丘陵地が変形. アカマツ群集やモチツッジーアカマッ群集と判定され. し,これらの貧養立地が拡大されているが,生産性を. る。蟻巻はヤマツツジで標徴されるアカマツの自然お. 維持するためにもできる限り将来を見通した土地利用. よび半自然林として記載され,関東地方に分布する。. 計画が望まれる。アカマツ自然林の潜在立地は,植生. 後者は,モチツツジで標徴され近畿地方に多1、・。両者. 複元のもっとも困難な立地である。. ともヤマウルシ,タカノツメ,ネジキ,ヤマコウバシ.  12.イヌコリヤナギ群集地(河辺林). など多数の論叢立地生の植物で一つの植生単位(アカ.    Salice纐m童nもegrae u. a.. マツ群団)を構成している。.    (Auen−W議lder).  これらのアカマツ林を特徴づける群集は自然植生と.  河川によって運搬堆積された河辺ぞいの不安定地に. 代償植生をとわず,ひかくてき樋組成が近似している. はしばしばヤナギ属植物による先駆的な森林群落が見. ため,厳密に自然植生としてのアカマツ林の植生単位. られる。ヤナギ属は春季きわめて多数の種子を散布. の決定は困難である。花崩岩地帯の極端な貧養地では. し,河辺の湿った裸地上に定着したのち急速に伸長す.

(13) 89 慈書.  縛シ 鍵. ・雛壕翌. 「麟. 鐵綴. 獲蠣  難華. 口調衝興. 癖癒. 響脚結舞 灘瀞_〆磯. Abb・9 ヤナギを主とした河畔林。コゴメヤナギ群集は高木林となり前面にタチヤナギの低木林     がふちどっている(天竜川 小松崎付近).   Auen.Walder mit 5α伽一Ar匙en. Das Salicetum serissaefoliae entwickelt sich als Hochwaユd und三st von strauchartlger 5α1π5雇ゾ}・α8・漉∫ges吾umt(Komatuzaki im FluBge1)let Tenryu.FluB).. る。また,洪水によって折損した幹枝は土砂に埋積さ れても,直ちに発根生長をはじめる。. ナギ,カワヤナギなどによる高さ5∼6mの低木林 (タチヤナギ群落)におき変わる。.  河辺におけるヤナギ類の生育地の土壌状態は,上∼.  コゴメヤナギ群集も,タチヤナギ群落も生育地の土. 中流部における砂礫の多い乾性貧養な堆積土壌と,下. 壌は,多少の粘質土の堆積があるため,保水力に富. 流部における富栄養の粘質土壌に大別され,おのおの. み,そのことが草本暦の植物にも反映している。しか. の場所に,高木林とその前面やまわりにマント群落の. し,ひかくてき広い中洲などにおいて,粘質土を殆ん. 役割を果たす低木林が見られる。. ど含まない砂礫地ではアキグミが低木林を形成する場.  中部圏における各河川の流路の勾配は急な場合が多. 合がある。この立地は保水力に乏しい土性のため,ス. く,上∼中流においてヤナギ林の生育立地は限られて. スキ,ノコンギク,トダシバなどの耐乾生草本植物を. いる。天竜用,大井川などの中流部の河川敷は水位の. 儲う先駆的植物しか支えることができない。・一方,安. 変動がはげしく,自然裸鰯が広い緬蟹を占めている。. 定地であるが,増水による冠水を一時的に強く受ける. しかし,蛇行によって,土砂の堆i醸した場所に発達し. 場所にはネコヤナギ群集が発達し,ひかくてき上流部. たコゴメヤナギ群集を見ることがある。. に分布する。.  コゴメヤナギ群集はコゴメヤナギが高さ12∼17mに.  下流部においては欝欝土壌が発達し,適湿で富栄養. 達し,ひかくてきまばらな高木層を形成する。林床に. な立地にはアカメヤナギ群落が生育する。アカメヤナ. は低木層にノイバラ,スイカズラ,草本1暫にスギナ,. ギ群落の高さは12m内外のものが多い。林床にはクサ. ヤエムグラ,イノコズチ,ヒガンバナ,スイバなど路. ヨシ,コモチマンネングサなどの湿生立地を指標する. 鋳生の多年生草本植物がまばらに生育する他は,特徴. 植物が高被度で見られる。林縁には上∼中流における. 的な種群に欠けている。岸側に近い土壌の安定した立. コゴメヤナギ群集と同様にタチヤナギの低木群落が配. 地ではメダケの侵入がいちじるしい(Tab.11)。. 分する。中部圏ではこれらの低地のヤナギ林の生地は.  コゴメヤナギ群集の前面または上流方向に面したと. 木瞥三川の下流部に見られ,潜在立地もここに限られ. ころで,群集の立地の不安定度が増すとともにタチヤ. ている。.

(14) 90.   AbL 10 天竜川ぞいに発達したコゴメヤナギ群集林内相観。. Bestanddes Salicetum serissaefoliae amTenryu.Fluβ、  河辺環境は中部圏に限らず,貯水や砂防用のダム,.    鰻。 a.. 取水堰;,長大な堤防,テラス化した河川敷などの様々.  湾辺環境は,沸ilが通常の状態にある場合,きわめ. な入工施設によって変形されており,原地形をとどめ. ておだやかであるが,雨期に増水したり,台風時の集. る河月iはきわめて稀である。わが国の変化のはげしい. 中的な豪雨の影響を受けて洪水が起ると,河辺の様粗. 気象条件に対応しうる施設の建設のために,河辺植. が一変する。したがって河辺植生の多くは,水位の変. 生の保護・利用がより強く行なわれなければならな. 動に左右されながら存続している。河川によって形成. い。. された氾濫原には,流路に接した水際の不安定環境か.  河辺植生の生育は河道の安定に重要な役謝を果た. ら低木植物林の位置まで,一年生草本植物群落と多年. す。草本植物群落の中では上流域でツルヨシ群集,下. 生草本群落が常状に配分する。水際の一年生草本植物. 流域でオギ群集がそれぞれ発達した根群によって礫や. 群落(例:オオクサキビーヤナギタデ群集)はタデ. 土砂の流動をおさえる。したがって密に発達した河辺. 属,タウコギ属,イヌビエ属などの草本植物が見られ. 植生は,生きた堤防,河川敷保定の役割を果たす。. る。この一年生革本植物群落のすぐ背後にはギシギシ.  13.オギ群集他(河辺草本植物群落). 属,ネズミムギ属の多年生草本植物が生育する。.    Miscantheもum sacchar呈fiori.  池濫原に分布する植物群落は土性によって様々で.

(15) 91. Tab。11 Salicetum serissaefoliae コゴメヤナギ群集 Nr. d. Aufnah[ne. 調査番.写・. 1. 2. 3. Gr6信e d, Prol,en義che (r1γ). 調査菰積. 8(X}. 400. 10〔). H6he d・Baumschich【・1(風):. 高木第1鱒の高さ. 15. 17. 12. Deckung d. Baumsch…cht・1(%):. 高水第1.読}雛被事. 6(.). 5〔}. 淑..1. H6he d, Baun}sch玉cht・2(m):. Deckung d. Bau珊schicht・2(%)=. 高木第2贋の高さ 高木第21帝植絞率. 冠6hc d. Strauchsch三chし(m):. 低木1悟の高さ. i,5. 2. Deckung d, Sξrauchschicht(%):. 低木屠植被率. 70. 2⑪. 10. 5. 1−16he d, Krau芝schicht(m). 草本溜の高さ. 0.ユ5. 1. 0、5. 0.8. Deckung d. Kr乱utschich芝(%). 草本贋.殖該率. 20. 3〔.). 5⑪. 60. Artenzahl:. 出現.緑数. 12. 26. 25. 3玉. BlB2. 4・4. 4・4. 艇. 5・.∼. 4・4.  3. Kennart d. Ass.=. 群集標徴種.  5αJfユ75e∼ゴ∬αヴb1ぬ.  コゴメヤプ幽キで. Trennarten d. Subass.:. 亜群集【弐分種.  Aノ・∼‘〃4’ηα7・ゴα 5∫7’」0ηゴ’.  メダケ. B2旦. 4。4.  08照η‘乃εノατ副ゴご‘τ.  七リ.   K. 玉・2.  G18ぐ乃0〃∼α1r8(∼8’で‘噛どαvar.97Uア置(∼β.  カキドオ,.....  βo〔ぞ1犀η1c厚αηψ02∼02液,α1.  カラムシ.   K   K. 6. 8. 7〔.). 7〔}. 十. 十. 十・2. い2. 75. 2. Trennarten d. Subass.:. .亜群集区分種.  ∼レザθノが54zρr∼zκ砂∫.  ヨモキ... 3・2. ミ・2.  .‘19ノ’(狼yro/z∫5∼♂たz‘∫ゐ如置58 var.ρ4,置∫∼‘ノη5.  カモジク魂.. 十・2. 1・主.  Tω畠沼5ゴゆ。η’ごα.  ヤブジラミ. 十・2. 十.  s’‘P1∼αノ”αμ9どご‘z∠fαど.  ウシバ=..rベ. 十. レ1 十.  r:15’βrα98rα’o∼(か∫vε迄r. o㍗‘ぬ‘∫.  ノ ;:: ン旨」 .ケ. 十.  Cαノ・‘ア.τρηη5㌃・{∼!・∫α.  汽,竃フ ラ =.へ ん.’. 1・2. 8egieiヒer:. 随伴種.  Ro∫α〃〃で1‘ヴγω㍑.  ノイバラ. S K. 土.  Eq∼‘∫5eθ〃〃{」π噛の置∫乏塵.  スギナ. 十.  ・ぐ1ビ1卍ツ7マz’∼〃∼05ノ角bOノ置’〔9d.  イノコズ.チ.  ム、・ぐ0ノー1∫7㌃‘4∫α’α.  ヒガンバナ.  RJ〃〃α αぐ認05α.  7、イパ.  ρπ(ゾ∼85〃‘・α ゴη‘♂∼ぐ【z.  ヤ7ヘビイチゴ.  G‘」〃∼〃π宴)μガ灘ノ’var,κ毎ηo》}の’ノ〃θπ.  ヤエムク.ラ.   K   K   K   K   K   K.  ム0〃’‘「θUノψ0ノ」∼r【Z.  スイカズ’ラ. S K.  38‘!∼ρ厚5∼ご晒ヴ≧Fノマご’♪1.  =zモチマソネソグサ.  」五刀7,∫ゐ。〃∼あ・‘ゾ5.  ヤー∵グワ.  σ:〉μo’曜〃ゴαノゆ。’∼’ヂ【τ.  ミツバ.   K B2 S   K.  A五∼‘1置f∼∼♂5所∼’π加ノ薯ζ’ゼ.  タブ. や・2. レ2. 1・2. 1・1.. 王・2. 1・2. 2・3. 十. 十. 十. 牽・2. 1・2. 2・3. 1・2. 王・2. 3・:.う. 十. 十. ±. ….・2. 1・2. 』干. 出現1闘の種 AuBerde!n je e…nIna[ in Aufn. Nr. L: 」?04ygo1卍∼‘〃置 ”zど〃謎》じ屠∼’ ミ ソ“ソ!〈 昏一,in 2= C6♂‘ピ5 5ゴ1∼8ノ卍5’∫ var.ノopoηf‘μ ユ=ノキ B−2 +,(王〉ワ∼05’げ〃∼〃∼‘‘. ρ翻妙1り・1々〃πアマチャズル+・2,Z)σ曜9∫αげ。π配αウツギS十, P’1(’σ∼’zo刀goZゴビαアオミズ÷.”b雄翻yπぬビor面’αドクダミ十,5α∼ゴユ’ 9∼19’αηαカワヤナギB−1+,Dfo5cσ∼でα’o肋mトロ質B−21・2, V’諏7フ∼rρ〃1)1’cd’言〃〃var.‘07π8η805τ〃πヤブデ㌘リS1・2,καゐ∼〃遼ノ妙07f’{Y∼. ビナンカズラS十,澱‘「∼ご∫♂ズ8‘=’‘zイヌビワS幸,Rぐ加配た8α確rη6αキチジョウソウ1・2, Po”’αノ@07∼f‘αヤブミ翼ウが十, in 3=飛5’rご‘1‘z p‘τノ9Ψ∼g∼r〃2∼αトボシガラ1・2,R∼’飯αα如〃8アカネ十,践)’c〃‘∼”α疋∼‘’”∼f‘7〃‘εオヘビイチゴL2,透2∼p1ユだα7ψαげα8‘なαし,o’ガぬvar.ノ卯》o刀f‘α・∼’. ブマメ 十・2,」、∫’ぐ澱5!ご9ゴ∼〃η画ノ唐ノ瑠〃〃var・1,0砂5畑Cゐ)Wπアシボソ1・2,バ:11W∼ψηごかαたfr如トダシバ十,λ方ση3宛9加η謬ノ砂07置ゴα槻ササガヤ や・2,λf∫5c‘z〃〃1’‘∫3’〃‘:レ〃5∼5ススキ1・2, V∼o!αwノ耽wr孟zツ諺£スミレ÷・2、∫)1〃π8〃∼ゴ’郡ノ妙07∼配4ツルヨシ十。2, C4ノ凪む4ノη∼077)1zo14}’5アゼ. ナル窩スゲ十・2,」穿ごどαzgノ擢3∼〃〃δ8”αr‘zアキグミS十・2, in 41}.わ∼ρ’g危∫妙。〃ゴ【「αオニダビラコ十・2.八匂1∼oθ1醸り@oηゴビαカテンソウ 十, ノめ‘↓‘♂ぴσ∼〔w‘こミ㌦/イチゴツナギ÷・2,αc〃よα’ゴ∫8‘朋昭。用センニンソウ÷,(塑1∫5ア21e’∼∼‘5姻ゴεイ∼α’ヴb’融3チヂミザサ圭・2.!扶eゐ∼ασ∼’∫πα’‘」. フ’ケビ十,Poら野て,〃rピ’ηノπの1‘ノ擢ミズヒキート,5α既τ‘ヲガ。αzヴ,αジャヤナギB−1十, Poら’go’∼∼〃〃1り1め’砂ψ81’ヤナギタデ率,正τ6ノ’∼∫ゴαPo〃ゴ‘冠 オオジシバリ 十・2,∬)1∼α1【ぴ∼5‘こ1・z‘π‘∼f’κ∼‘・〔・【zク・ナヨシエ.・2.. 認査1也 Fundort=Tellryu・.FluB(bei. Kom往tuzaki) ヲξ量営1}1. づ、ま公艶箸 (1974、 12. 12−13)A矯fn. vo義S.0設uda,}.夏. Haτada u. Y. N≡ikamura,.

(16) 92. Tab.12 3α♂㍑∫配の翅9ゴZ∫&Gesellschaft.     タチヤナギ群落 Nr. d. Aufnahme;. 調査番号. GrδBe d. Probef1鼓che(m2):. 調査面積. 2. 1. 75  100. H6he d. Stfauchschicht(m):. 低木層の高さ. 6  5. Deckung d. Strauchschicht(%):. 低木層植被率. 80  70. H6he d. Krautschlcht(m):. 草本層の高さ. 0.5 1.2. Deckung d. Krau重schicht(%):. 草本層植被率. 30  40. Artenzahl:. 出現種数. 15  25. Tfennart d. Gesellschaft=. 群落区分種.  8α♂㍑5π⑳u8’液5.  タチヤナギ     S 上級単位標徴種. 4・4 2・2.  カワヤナギ     S  イヌコリヤナギ   S  ネコヤナギ     S  キヌヤナギ     S  オノエヤナギ    S. 1・2. 3・3. 十. 2。2. Klennarten d. hδheren Einhelten:.  5αz訟9記g∼α照.  3αz鉱力z’69m  3αz∼謬9薦磁5壱yZα  5αz震た剛臆αノzα9’  8αた∬5αoんαz∫πθノz5∫∫. 十. 十. ●. 1・2. ●. 1・2. 塁egleiter;. 随伴種.  Eg師56如ノπα78τア6π∫8.  スギナ       K.  P1〃η9〃z漉5ノ@o/z∫‘α.  ツルヨシ       K. 1。2 2・3.  ∠4φyノ切z孟1z8∫ノ妙。πガ。α.  ヒカゲイノコズチ  K  ノコンギク     K  カモジグサ     K. 2・2  十.  ・45’θ1一α9θ1窃0’4ε5var.0膿撚  ・∠1grq妙ηπ彦5Z‘々Zf31・∫8・Z∫6 var.傭π5∼βπ5. 2・2 1・2. 十・2 十 1・2 十・2. 出現一石の種  AuBerdem je einmal in Aufn. Nr.110朗α〃地6ノαηαπ此αセリ 1・2, Ro5α72z厩6卯。㍑ ノイバラ 十,  翫〃z6ro‘α〃∫∫ノ漉7αvar.♂07zg9∫‘zめα ノカンゾウ 十, D∼‘clzθ3η8αカ24比αヤブヘビイチゴ 十, Rz〃7昭ぼ.  α08’o∫πスイバ十,Lッ厩〃π誼加8’358クコ十, in 2:五拶θ∼疵5如ρ擁η6砂5ヨモギ2・2,乙:yごorf5 rα4fα‘α  ヒガンバナ÷,ル臨。α2z彦1z∼∬5∫η8π3∫∫ススキ1。2, X碗疏加7π5’2wηαア噸∫z〃πvar.6απα♂θπ58オオオナモ.  ミ 十・2,yo∼〃zg如ノ妙。π∫6αオニタビラコ十,50々謡z9¶oτノ山下π一απブ8αvar.α∫ぬ”oαアキノキリンソウ  +,AブZ‘π読7Zα痒α5”π0ノ漉メダケ +, PoZ:ソ907ZZ〃z Z妙α’13ゲ∂Zfz〃πオオイヌタデ, PoZ:ソgO2Zπ〃3:ソ0舷∫α・.  ∫απz〃πハナタデ+・2,Rπノ1昭£ノ妙。加α‘∫ギシギシ÷,ルわ耀5ゐ。η∼砂。おやマグワ+, V必πrημ1π  ρ♂f6α’z〃πvarjo〃z8群05〃πヤブデマリ1・2,50読4η3ゐz‘♂6論プμ7πコモチマンネングサ十,.a)砂go2∼z〃η  7躍≠)α♂8/258タニソノミ十.. 調査地  Fundort:Tenryu−FluB天竜川(1974.12.工2.)Aufn. vQn S. Okuda, H. Harada u. Y. Nakamura.. ある。最も上流に近い礫質で,減水期に強く乾燥する. 落は,増水の際の冠水に対して抵抗力をそなえてい. 場所ではヵワラバハコ群落が生育する。この群落立地. る。しかし,大洪水の機械的な破壊作用には群落全体. がやや安定化するとススキ群落に遷移する。. が殆んど消滅し,滅水期に再び植生が再生する。.  上流部のV字渓谷などにおいて水流の蛇行によって.  富士川,安倍川,大井川,天童;目など中部地方の河. 形成される州にしばしばツルヨシ群集が見られる。一. 測はいずれも本州中央部に位置する山岳地帯から流下. 方下流部における粘質砂土の堆積した州にはオギ群集. し,それぞれ広大な流域翻積を擁している。さらに,. でおおわれることが多い。. 流路の勾配はきわめて急であり流速も早い。中下流に.  河辺の氾濫原に生育するこれらの多年生植草本物群. 形成された州には増水による強い機械的作用を受け礫.

参照

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