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特集「編集委員今年の抱負2017」にあたって

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Academic year: 2021

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39 人 工 知 能  32 巻 1 号(2017 年 1 月) 本会誌をご購読中の皆様,あけましておめでとうござ います.人工知能の学会誌では,2005 年から奇数年の 元旦に,日頃,基本的にはボランティアとして編集委員 の活動を支えていただいている皆様に,各自の抱負など を短い文章の中に凝縮して執筆いただく特集を継続して きており,今回で 7 回目となります. これまでの流れを振り返ってみますと以下のようです. 1.2005 年 5 月号 堀 浩一委員長 23 編,24 頁 特集:「ようこそ人工知能の世界へ:編集委員今年の 初夢」 2.2007 年 1 月号 西田豊明委員長 39 編,40 頁 特集:「編集委員 2007 年の抱負」 3.2009 年 1 月号 山口高平委員長 41 編,42 頁 特集:「編集委員今年の抱負 2009:経糸から横糸まで」 4.2011 年 1 月号 松原 仁委員長 40 編,41 頁 特集:「編集委員今年の抱負 2011」 5.2013 年 1 月号 松尾 豊委員長 40 編,41 頁 特集:「編集委員今年の抱負 2013」 6.2015 年 1 月号栗原 聡委員長 29 編,37 頁 特集:「編集委員会企画─社会と AI の羅針盤 2015 ─」 2017年現在における編集委員は,委員長・副委員長 のほかにシニア委員 8 名,委員 31 名,学生員 12 名の 総勢 53 名で構成されており,今回も 34 編をご寄稿いた だきました.まさに今日の人工知能研究に関わっている 方々となります.新年にあたり本特集記事をお読みいた だくことで,これら個性豊かな委員の皆様のホットな考 えや思いに触れることができ,人工知能の現在から未来 に向けて多角的に考えるキッカケが得られるのではない でしょうか. この機会に,編集委員会における委員の皆様の活動に ついて簡単に紹介させていただければと思います.編集 委員会の主なミッションは,学会の主要な出版物である, 論文誌と本学会誌「人工知能」と発行を隔月に行うため の編集であり,これらを学会事務局の支援を受けながら 進めています. 論文誌は,隔月にてオンライン上で発行されており (https://www.jstage.jst.go.jp/browse/tjsai/),原著 論文としてはコンセプト論文,技術論文,実践 AI シス テム論文の種類があり,その他に,萌芽論文と速報論文 があります.著者より学会に投稿された論文は,基本的 には編集委員の何れかの方にご担当いただき,その担当 委員が依頼した複数の査読者に対して査読をお願いしま す.担当となった編集委員は著者と査読者の間に立ちつ つ,査読の運用を管理しますが,最終判断は適宜,毎月 行われる編集委員会の場での審議に委ねられます.さら に,各年に投稿された論文の中から 5%以内の優秀な論 文に対して論文賞が選出されますが,この選定において も委員の皆様のご協力を得ています(2016 年の論文賞 選定から,候補論文の推薦プロセスを Web 化しました). 各編集委員の任期は二年間を二期で,通常 4 年となっ ており,この間に学会誌上において何らかの特集企画を ご担当いただいております.ただ特集を含むさまざまな 記事は必ずしも委員からの提案だけではなく,多くの皆 様から,学会事務局や委員長への問合せが起点となるこ とも多くなっています. また編集委員会の皆様には,数名のチームにより,さ まざまな担務も担っていただいております.さまざまな 運営を進める担務としては,企画局,広報局,アーカイ ブ,論文誌管理,NGC 連携があります.また,個別記 事担務としては,表紙,レクチャーシリーズ,私のブッ クマーク,グローバル・アイ,ショートショート(Vol. 31, No. 6をもって休載),会議報告,書評,文献紹介, 博士論文 ,大会合同研究会連携があります.また学生委 員には,学生フォーラムの記事を担当いただくほか,毎 月の編集委員会における書記担当としても活躍いただい ています. 会誌は,会員の皆様に郵送されるほか,Amazon や一 部の書店でも販売しており,毎号一部の記事は無料公 開されており,それらは AI 書庫(https://jsai.ixsq. nii.ac.jp/)にて閲覧することができます. なお,本文の執筆にあたり CiNii(http://ci.nii.ac. jp/)にアーカイブされた過去の記事にアクセスしてみ ました.すると,今見返すことで,新たな面白さを感ず る記事もあります.例えば最近研究が活性化している人 狼知能にもつながり得る「AI もズルや言い訳に熟達す べきか?」という 2007 年の山口智浩元委員の記事や, 人工知能の進歩で人が働くことの意味が変わりつつある 近未来を予見するような 2009 年の高山泰博元委員によ る「『智』を楽しむための技術」などが目につきました.

特集「編集委員今年の抱負 2017」にあたって

山川  宏

(編集委員長,株式会社ドワンゴ)

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40 人 工 知 能  32 巻 1 号(2017 年 11 月) 最後になりますが,人工知能分野は一昨年からの第三 次ブームを超えても,その発展は留まる様子はなく,今 年はさらに人々の生活に浸透していくと思います. 10年一昔ならぬ,3 か月一昔という表現で Web イヤー という言葉をよく耳にしたのはもう 15 年ほど前になる かと思いますが,最近の間隔では皆様はどのぐらい速度 感を感じておられるでしょうか.会誌編集の都合上,委 員の皆様には 2 か月前に原稿を書いていただいているの で,もしかすると読者がこの記事を目にした頃には違う 抱負を考えているということもあり得ます.しかし,委 員の皆様の思いを,ある時点でのスナップショットとし て見ていただくことは,読者にとっても興味深い体験に なると期待しています.

参照

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