離散回路変換による電気回路の過渡応答特性
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(2) . 5巻 第2号 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第4. 平成7年3月. l i IA) Vo Sec t ion( t i iけ of 汝iuca i do Un on l lofHokka ve rs Jou ‐2 コ h na ‐45 ,No. March , 1995. 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性 ▼ -. 北. 進. 守. 北海道教育大学函館校技術教室. ICi ic Circui i t Transfonn ics of E1ectr t Us ta ist rcui Trans ient Character ng Digi. Susumnu KITAMOR I Tech =鴫caILaborato i ゴ ロpus ly, Hakodate Ca ion i ty ofEducat Hokka i do Univers Hakodate 040. Abstract. i i i 1eCt t [ l t tudye spaper 1 lthi r CC rcu Theknow1edgeoftransientphenomenai osewhos sVe ry臼mpo【antford .・ , t i ) i i i taredi i i t頭 c l ti edascompared wi scu祭s rcu ntoa伍 r cc rcui ect gi someadvantagesofthetransformationofane l l f f ia l equations whi ro ch cont sthe ler or Runge ta method erent ‐Kut other procedu・es such as Eu . A set ofdi 〕 he use of Lotus.-2ー3 andthe resu1ts represented by 1vedbyt f an e 1 i i ti ient phenomena o trans cc rcui sso ectr graphs ‐. 1. ま え 力ぐ き. 入学前に技術教育に対する漠然とした期待はあっても, 実際に回路素子を手にとったり, 回路を作ったり した経験が極めて少ない教員養成大学の技術専攻の学生にたいする電気回路教育においては, 回路素子に対 する知識, 回路の動作に関する知識, 測定に関する知識などが複雑に絡み合っていることなどを考慮して, その実施方法や動機づけなどに大きな工夫が必要である. 最近のパソコンの普及, 進歩にともない, パソコ ンを利用した教材作成は盛んであり, とりわけ電気工学の基礎教科である電気回路においては, いくつかの 2 } しか しな がら 高 級言 語を用 い た数 値 計算 の場 合は, BASIC や FORTIUIN と い っ } ’ 試 み がなさ れて いる1 , .. た言語文法を学ぶ必要があり, 手軽に扱えるというわ けにはいかない. 一方, 最近比較的安価で広く汎用化 さ れて いる Lotus l-2-3など市販の表計算ソフトの優れたグラフ機能を使っ てパソコン上で簡易シミ } 電気回路における過渡現象は, 微分方程式で記述され, それをいろ ュ レーショ ンする試みがなされている3 . いろな条件のもとで解くことにより現象を解析することができる. しかし, 多くの学生にとって微分方程式 の解析的解法を理解することはできても, その物理的意味を理解するのは決して容易なことではないと思わ れる. ま た, 過 渡現 象はオ シロ ス コー プ で観測 する 以外は 目に は 見え ないの で, 単 に数 学 的展 開 だ けでなく,. tu 波形を意識させる教材が必要である.Lo sl-2-3は表計算処理とあわせて,多彩なグラフ機能を備えて おり, この機能は表計算処理をした結果を瞬時かつ視覚的に表現する場合に優れた効果を発揮する. そこで (45).
(3) . 102. 北 守. 進. 今 回,Lotus l- 21 3を用 い て 電気 回路の過 渡 現象 を シミ ュ レー ショ ンし また解 析解 との誤 差を も見 える ,. よう に した の で, こ こ に発表 する こ とと した 特に 基礎 的手 法 と してオイ ラー 法と ルン ゲ・ク ッ タ 法 によ . ,. るものの他に, 電気回路を時間サンプリングにより離散回路に変換して その過渡応答を求め 表示した場 , , 合について比較検討を行う.. 2. R L直列回路の過渡応答とその誤差. 図1に示す RL直列 回路に 時間『= 0 に お い て, 直流電圧 E(V)を加えた場合の電流をf(A) とすれば, 回路方程式は,. - -o 上 s. …… …… …… …… ……( 1 ) と なる. 式( 1 )をオイ ラー 法 を用 いて 解く. 式( 1 )を. 変形して,. 図I RL 直列回路 …… ……… ……………( 2 ). を得る. z=z[れ十1] における関数値i=〆[“十1] は. ず 』+.ヒメ 』]. 一. ] 平 ” △ ト. . .……………. .……………--…. によっ て与えられる. 数値解iと解析解 ねとの誤差 をR Rを次式により求める. z ERR =. li一も. ト …-… ……-… … …-…… ………‐……… ……‐…“… …… ……. ‐…“”・…”… ………( ) 4. ’E(V) B4: ’R(Q) B5: ’L(mH) B6: ’△t(ms) B8: ’開始 時間 D5:0 ’t(ms) D6:+D5十$B$8 ’iの初期値 E5:0 ’i E6:+E5十($B純一$B$5*E5)/$B$6*$B$8 ’i F5:+$B糾/$B$5*(1‐@EXP(‐$B$5/$B$6*D5)) A ’i G5:鱗BS(E5-F5) ERR 図2. オイ ラー法による RL 直列回路の ワー ク シー ト の セノレ情報. a 9 . @ 8 . . a .6 8 .5 2 .4 2 3 . B. “ … ◆ ” ” ・ “ . ’ . ◆ ◆ ・ - ・ ・ . ▼ ノ 、 . ~”~ ~ . , . ^ ・ ・ -- ~. B l .. a 2 ‐. 8 3 .. 2 4 .. 8 5 .. 時間{鵬). ・誤差 電流 …. 図3 RL 直列回路の過渡応答とオイラー法の誤差 (誤差曲線の倍率1 00 ). 6) (4.
(4) . 103. 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性. ’E(V) B4: ’ B5: R(Q). ’L(mH) B6: ’ B8: △t(ms) ’開 始 時 間 D5:0 ’t(ms) D6:+D5十$B$8 ’ E5:0 iの 初 期 値. 雲 雲. 9 ◎ . 8 8 . @ 7 . a 6 . @ ‐5. E6:+E5十(H6+2*16十2*J6十K6) /6 ’i F5:+$B$4/$B$5*(1-@ E渥(-$ B$5/$B$6*D5)) A ’i G 5:@ABS(E5-F5) ERR ,k 日6:($B$4一$ B$5*E5)/ $B$6*$B$8 l 16:($B$4‐$B$ 5*(E5+H 2))/$B$6*$B$8’k2 J6:($B鮎‐$B$5*(E5十16/2))/$B$6*$ B$gk3. 亀. 差. a4. @ 3 . 22 al g. ル ン ゲ ・ ク ッ タ 法 に よ る RL 直列回路の. al. a2. の3. 2 d ・. B 5 ‐. 時固〔 ) 帖. ’k K6:($B$4-$B$5*(E5+J6))/$B$6*$B$8 4 図4. ” L” ””. ′ヂ. 一 電流 … ・誤差. 図5 RL 直列回路の過渡応答とルンゲ・クッタ法の誤差 8 (誤 差 曲 線 の 倍 率10 ). ワー ク シー ト の セ ル 情報. 式( 3 ) 4 )をワー ク シー トにのせ, ワー ク シー トか ら グラ フ を表示 する.Lotus l- 2- 3の グラフ機能 を使う ,( 場 合 は, XY グラフ が中心 と なる. XY グラフ では 横軸 にX軸, 縦軸 にY軸 をとろ から, ワー ク シー ト上 で. もX軸に対応する値の列と,そのX軸の値から計算されたY軸の値を表す列をそれぞれ指定する必要がある. 図2 は, オイ ラー 法による RL直列 回路の過 渡 応答を求める ワーク シー トのセ ル情報である. ここ で, D列 ) は 時 間Z(ms , F列 は 解析解 も, G列 は誤 差 をRRを表す. 電圧 E=10(V) , E列 は 数値解 す , 抵抗 尺=10(Q) , 自 己イ ン ダクタ ンス L= 1 (mH), 時間刻 み幅 △ Z=0‐0025(ms ) , 分割 数200と して グラフ 表示 した結 果 を 図 3に示 す. 横軸 は 時間 云 (ms ) , 縦軸 は 電流i (A) およ び誤 差 をRRである. ルン ゲ・ク ッ タ 法の場合 は,. “ “+・ 一. 2 鳥十ね 汁2 同 一 キ ‐ ‐ ‐ ‐ . ‐- - - - ‐ ‐ ‐ ‐ . ‐ ‐ ‐- -‐---‐ ‐ ‐ ‐. で与 え られる. た だし,. 』 た ,. -¥” ] △z. と 凪ぎ;+÷ 』 “. 』 -R 寧 +÷) 。. - 凪 脳]+ゑ) 主 △≠ &』 5 )をワー ク シー トにのせ, ワー ク シー トか ら グラフ を表示 する 図4 は ルンゲ・ク ッ タ法 によ である. 式( , . る RL 直列 回路の過 渡応答 を求める ワー ク シー トの セ ル情報 である ここ で D列 は 時間 f(ms ) , . , E列 は 数 値解 す E R R , F列 は解 析解 も, G列 は誤 差Z , H列 は ね, 1列 は 為, J 列 は 烏, K列 は 急を 表す.電圧 E=10(V) , 抵抗 尺=10(の, 自 己イ ン ダクタン ス 乙= 1 (mH), 時 間刻 み幅△ z=0‐0025(ms ) 分割 数 2 0 0と グラ して ,. フ表示した結果を図5に示す. 横軸は時間f(ms ) , 縦軸は電流〆(A) および誤差 をR Rである.. (47).
(5) . 104. 北 守. 進. 1 )より, サンプリング時間 T でサ ン プリ ン グした と 次に, 図1の RL直列回路を離散回路に変換する. 式( する と, f=7 2丁 では,. ”ト モ ■1] 十Rd ]一E … ………(6) 〆 [ n. ao. } これを整理すると の差分方程式が成立する4 , . Z [”一 1]十のE Z 影];ろ .. i〔n]. 7 … ………… …………( ). 図6 RL直列回路の離散回路表現. カ坤辱ら れる. こ こ で, . . R+ ÷ 1. ろ 1=. 1+ 乎. 1は遅 延 を与える素 子 である 式( )を である. こ れよ り, 離散回 路の 構成 は, 図6のよう に なる. ここ で, Z‐ . 7 ワー ク シー トにのせ, ワー ク シー トから グラフ を表示 する. 図 7は, 離 散回 路に変 換 した RL 直列 回路の過 渡 ) 応答 を求 める ワ ー ク シー トのセ ル情報である. ここ で, D列 は 時間Z(ms , F列 は解析解 , E列 は数値解 す も, G列 は誤差 なR , 抵抗 R=10(Q) , 自 己イ ン ダク タンス 乙= , H列 は ず[“- 1]を表す. 電圧 E=10(V) ) 1 (mH) , 分割 数200と して グラフ表示 した結果 を図8に示 す. 横軸 は 時間 , 時間刻 み幅 △ ≠=0.0025(ms ), 縦軸 は 電 流す(A) およ び誤 差 をRRである. 誤差絶 対値は, ルン ゲ・ク ッ タ 法が圧倒 的に小さく, オ 『(ms. イラー法と離散回路変換法との間には大きな差異はない.. ’E(V) B4: ’ B5: R(Q) ’L(mH) B6: ’△t(ms) B8: ’ BIO: ao ’ BII: b,. D 5 :げ開始時間. ’t(ms) D6:+D5十$B$8 ’i E5:+$B$4*$B$10十$B$11*H5 ’i F5:+$B$4/$B$5* (1-@E肥(-$B$5/$B$6*D5)) A ’i G5:@ ABS(E5-F5) ERR ’i[ H5:0 n‐1]の初期値 ’i[n- H6:+E5 1] 図7. 離散回路変換法による RL 直列回路の. 8 9 . 6 8 . 8 7 . @ 6 . 5 の . 4 a . a 3 . , . @ 2◆ . a 1 . 9. ◆ ‐ ▼\ .” . -- ▲ ▲ 、 “、 B 1 .. 2 3 ・. 9 2 ・. 2 4 ・. の 5 ・. 時間(鵬). ー 電流 - 誤差. 図8 RL 直列回路の過渡応答と離散回 路変換法の誤差 0 (誤差曲線の倍率1 ). ワークシー トのセ ル情報. 8) (4.
(6) . . 105. 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性. 3. R LC直列回路の過渡応答とその誤差. 図9に示す RLC直列回路に時間云=0において, 直流電圧 お(V)を加えた場合の電流をZ(A)とすれば, 回路方程式は,. L 帯 朝i+ ÷. ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・◎ 序 す-E ・. ーo s ゴ. となる. 電荷 q (C) を用 いて 書き換 えると,. ・ - - ‐ ‐ ‐◎ L 薯子十R 誓ト さ メ ー となる. まず, {尺/(2 L )}2> {1/(LC)} )をオイラー法を用いて 9 の場合を考察する. 式(. )コ -y. 図9 RLC 直列回路. 9 解く. 式( )を変 形 して,. ……… …… ………… …………… …… …… …………… ………… …… …( の 1. . ケ シ. を得る. i=云 [〃十 1] にお ける 関数 値 q=q [”十 1] , メ=Z[れ十 1] は, 、. q [“+ 1];q [“]+〆[れ] △士. ,. …… …… …… … ………… ……… … ………( 1 1 ) ノ. によ っ て 与えら れる. 式m)をワー ク シー トにのせ, ワー ク シー トから グラフ を表示する. 図10は, オイ ラー ’E(V) B3: ’ B4: R(Q) ’L(血H) B5: ’ B6: Cしし (F) ’△t(ms) B7 :. C 5翁 開始時間. ’t(s) C6:+C5十$B$7 /1000 ’ D5:0 qの初期値 ’ D6:+D5+E5*$B$7 q. ’iの初期値 E5:0 E6:+E5十($B$3‐$ B$4*E5‐D5/$ B$6*10^6)/$B$5* ’ $B$7i F5:+$B$3/$ B$5*1000/2/$B$10*@E XP(‐$B$8*C5) ’i XP($B$10*C5)‐@EXP(‐$B$10*C5)) *(@E A G5:@畑S(E5-F5) ERR 図10 オイ ラー法による RLC 直列回路の ワー ク シ ー ト の セノレ情報. ー雷 喝 エ ー 脱( ・ H }・ 鯉 叢 生 ー什 ー. ’α B8: ’ BIO: γ. 時間(肺). 一 電流 一 誤差. 図1I RLC 直列回路の過渡応答とオイラー法の誤差 2>{1 ( {尺尺2L)} /(LC)}j誤差曲線の倍率1 0 ). 9) (4.
(7) . 106. 北 守. 進. ) 法 によ る RLC 直列 回 路の過 渡 応答を求 める ワ ー ク シー トの セ ル情報である. ここ で, C列 は 時間 穴s , D. 00(の, 0(V) 列は数値解 q Rを表す. 電圧 E=1 , 抵抗 R=1 , F列は解析解 も , G列は誤差 をR , E列は数値解す ) 自 己イ ン ダクタ ンス L=16(mH), キ ャ パ シタ ンス C=10( 〆F) , 分割 数200 , 時間刻 み幅 △ 云=0‐01(ms. としてグラフ表示した結果を図11に示す. 横軸は時間Z(ms ) Rである. , 縦軸は電流す(A) および誤差 をR ルン ゲ・ ク ッ タ 法の場 合 は, q [”十 1]=q [%]+△q l z[”十 1]=f [”]+△Z. ’E(V) B3: ’R(Q) B4: ’L(mH) B5: ’C(仏F) B6: ’ B7 : △t(ms). J. で与 えら れる. こ こ に △q と △Zは, の ニZ. ’α B8: ’ BIO: γ. 脳] △云. C 50 開始時間. 々 [%]. . E一 蹴 [ ]- ÷÷ ” ÷ 「r . . 袋=. . ” 同 + ÷)△≠ ‐. ]+ ト メー 瑚% キ. d ”]+ ÷. C. ~. 偽 ョZ 肋]+ ÷)△云 ・. . ’i ,. q 回+ ÷. . . Z[”]+も) △Z &= (. . . ’t(s) C6:+C5十$B$7月000 ’ D5:0 qの初期値 ’q D6:十D5十(H 6+2*16十2*J6十K6)/6 ’ E5:0 iの初期値 ’i E6:+E5十(L6+2*M6+2*N6+06)/6 F 5:+$B$3/$B$5*1000/2/$B$10*@E X P(‐$B$8*C5) ’i *(@E X P($B$10*C 5)‐@E XP(‐$B$10*C5)) A ’ G 5:@ ABS(E5‐F5) iERR ’ H6:+お5*$B$7 /1000 ql ’ 16:(E5+ L6/2)*$B$7月000 q 2 ’ J 6:(E5十M6/2)*$B$7 /1000 q 3 ’ K6:(E5+N 6/2)*$B$7 /1000 q 4 L6:($B$3‐$ B$4*E5‐D5/$B$6*10^6)/$B$5*$B$7 M6:($B$3‐$B$4*(E5+L 2)‐(D5+H 2 B )/ 6 $ $ ’i *10^6)/$B$5*$B$7 2 N6:($B$3‐$B純*(E5十M6/2)‐(D5十16/2)/$B$6 *10^6)/$B$5*$B$7 3 06:($B$3‐$B$4*(E5+N6)‐(D5+J6)/$B$6*10^6) ’i /$B$5*$B$7 4 ル ン ゲ ・ ク ッ タ 法 に よ る RLC 直列回路の. 図12. . ワ ー ク シ ー トの セノレ情報. を用 いて,. 2 十 十2 時 名 仏 △q 』 Z十2も 2 も十も 吉 △に ・ のよ う に与 えら れる. 式◎ をワー ク シー トにの せ, ワー ク シー トから グラフ を表示 する. 図12 は, ルン ゲ・ク ッ タ法による RLC直列回路の過. り B B ・ 7 a 2 ‐ ″ 1 も. . . 美 @麗 a 1 2 . . ′ . . ・ .. . ) る. ここ で, C列 は 時間 Z( s , D列は 数値解 q ,. り 4 ‐. の 8 ・ . 1 2 ・. 1 ‐6. 2. 時間〔 ) m s. 一 電流 一 誤差. E列は数値解す , G列は誤差 , F列は解析解 も 袋, L列 は ゑ, M列 は も, N列 は も , 0列 は もを. a a 5 . . 渡 応 答 を 求 め る ワ ー ク シー トの セノレ情報 で あ. をR R , , H列 は q , 1列 は 袋, J 列 は 偽, K列 は. の @ 6 .. 図13 RLC 直列回路の過渡応答とルンゲ・クッタ法の誤差 7 2>{1尺LC)} 誤差曲線の倍率1 0 ) ( {尺八2L)} , 0) (5.
(8) . . 107. 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性. 表す. 電圧 E=10(V) 〆F) , , キ ャ パ シタ ンス C=10( , 自 己イ ン ダクタンス L=16(mH) , 抵抗 R=100(Q) 時間 ) ま(粥s ), 分割 数200と して グラフ 表示 した 結果 を図13に示す. 横軸 は 時間刻 み幅 △Z=0‐01(ms , 縦軸. E は電流ズ(A) および誤差2 R Rである. )よ り, サ ン プ リ ン グ時間 T で サ ン プリ ン グした 9 次に, 図 9の RLC 直列 回路を 離散 回路 に変 換する. 式( とする と Z=”T では. L. d ”+.]‐2 q 回 十q [“■.] 十R 2. 如 +1]- “ “■1] 2. T. T. ‐~ ‐ ‐仙 + 号 子 」 E‐. の差分方程式が成立する. これを整理すると, 1多 … …‐… … … …”…{ q [”十 1]十 のq [れ]+” 。β‐…“…”… … … … … … … … … … … … .q [”- 1]=ム. 力坤辱ら れる. こ こ で, T2 の=. LC. 1十 冊 1-. α.;. . 12. &Z÷ L. 2. 1十 誓 . L(1+ず を) である. 電 流す [”] は,. [ +・]ーq[“-1] 2[“]= q % 2 T. ◎ ……… … … -…… … - … … - - … … ……- … …Q. . . か ら求 めら れる. ここ で,. 命= R+ ¥ 4 ) 1 とお けば, 離散 回 路の構成 は, 図14のよう になる. 式( , 鰯 をワー ク シー トにのせ, ワー ク シー トか ら グラ. 5は, 離散回路に変換した RLC直列回路の過渡応答を求めるワークシートのセル情報であ フを表示する.図1 る. 電圧 E=10(V) 〆F) , , キ ャ パ シタンス C=10( , 抵抗 R=100(の, 自 己イ ン ダクタ ンス L=16(mH). E. + ーa o. ーa , ‐l z. ‐I z. i[n]. 図14 RLC 直列回路の離散回路表現 1) (5.
(9) . . 108. 北 守. 進. 時間刻み幅 △f=0.01(ms ) 6に示す. ) 、横軸は時間Z(ms , 分割数200として グラフ表示した結果を図1 , 縦軸は電流Z (A) および誤差 をR Rである. 誤差の絶対値はブ ルンゲ・クッタ法が圧倒的に小さく, オイ ラー法, 離散回路変換法 の間には大きな差異はない. しかしながら, オイラー法の場合は, 式艇 )よりわかるように, 抵抗 R やキャ パ シタンス C の素子定数値, およ び 時間刻み幅 △Zの値によっては, 不安定な解が発生する可能性が生ずる. 一例として, 電圧 E=10(V) 抵抗 R= , 0(の, 自己インダクタンス L=50(mH) 480 0 2(ms ) 〆F) , キャ パシタンス C=1 ( , 時間刻み幅 △≠=0‐ , 分割数 200として得られた結果を図17 ( a )に示す. 同図より, 電流すの数値解 のグラフに振動が発生していることがわかる. 同 一条件で, ルンゲ・クッタ法および離散回路変換法で試みた結果をそれぞれ同図( b ) c )に示すが, このような振動の ,( 発生はみられず, また, 誤差 もR Rの値に大きな差異はない. 次に, {尺/(2 L LC)} の場合を検討する. 電圧 E=10(V) )}2< {1/( 0(Q) , 抵抗 R=1 , 自己イ ンダクタン ス L= 5 (mH), キ ャ パ シ タ ン ス C= 1. F) 01 (ms ) と して, オイ ラ ー 法, ル ン ゲ・ク ッ タ . , 時 間 刻 み 幅 △Z=0‐. 法, 離散回路変換法により, それぞれ過渡応答を求めた結果を図1 8 ( a ) b ) c )に示す. 横軸は電流〆( 卿および誤差 もR R ,( ,( である. 誤差の絶対値はルンゲ・クッタ法が圧倒的に小さく, 次いで離散回路変換法, オイラー法の順である. また, ルンゲ・クッタ法と離散回路変換法では時間の経過につれて誤差が収束していく傾向があるのにたいして, オイラー 法の場合は誤差が発散していく傾向があることがわかる.. ’E(V) B3: ’ B4: R(Q) ’L(mH) B5: ’ B6: C(仏F) ’△t(ms) B7 :. ’α B8: ’ BIO: γ ’ BII: ao ’a B12: , ’ B13: co. C 50 開始時間. 図1 5 離散回路変換法による RLC 直列回路の ワークシートのセ ル情報. 雫 霧 (A} - 誤差. ’t(s) C6:+C5十$B$7月000 ’[ D5:0 ]の初期値 n q ’ [n] D6:十15 q ’i E5:(15‐H5)*$B$13 F5:+$B$3/$B$5* 1000/2/$B$10*@醜P(‐$B$8*C5) ’i *(@EX P($B$10*C5)‐@EX P(‐$B$10*C5)) A ’i G5:@郷S(E5-F5) ERR ’ [n‐1 H5:0 ]の初期値 q ’ [n‐1] H6:+ D5 q ’ [n+1] 15:+$B$3‐$B$12*H5-$B$11*D5 q. 鼠4. 2 8 .. 1 2 .. L6. 時間(鵬). ‐誤裟 電流 …. 図16 RLC直列回路の過 渡応答と離散回路変換法の誤差 2>{1月LC)} 誤差曲線の倍率1 ( {尺八2L)} 0 ) ,. 2) (5.
(10) . 109. 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性. 9 8 .. 4 2 ‐. 6 1 ‐. 3 2 .. 時回(胴). 一 電流 - ‐誤差. ) オイラー法 (誤差曲線の倍率1) ( a. 詔差 竪 偶( A)‐ の 8 ‐. 2 4 ‐. 6 1 ‐. 3 2 ‐. ) 時間{ m s 電流 ‐一 誤差. 0 ) b ( ) ルンゲ・クッタ法 (誤差曲線の倍率1. 霊 催(A}‐ 誤差. 疎 も A . B Z 1 8 g a l a . a @ 1 6 @ a . の @ a 14 ・ a Z 1 2 a a . a g a l ‐ a a Z 8 ‐ a の a 6 . B 8 2i .B 9. の 8 ‐. 6 1 ‐. 4 2 ・. 3 2 ‐. 4. 時間(鵬). 一 電流 … 誤差. ( ) 離散回路変換法 (誤差曲線の倍率1) c 図1 7 RLC 直列回路の過渡応答と誤差 ) (E=1OV,R=48000,L=50mH,C= 1 ”F,△t=0‐02ms. (53).
(11) . . 110. 北 守. 進. 電流 (R) ・. / F \/ 1!編纂 ノ\. ‐ 8 I .. 一 う 1 5 . “. )〉〉 a 4 .. ‘ 1 2 .. 9 8 .. 「 1 6 ‐. 時回(膿) 一 電流 -・誤差. ( a ) オイラー法 (誤差曲線の倍率1). al輸. ハ . . ハ . ヘ . ヘ 〉 〉 〉 V 〉 〉 . ー . 5 - @ 1 ‐ 8. り d .. B 8 ‐. 1 2 ‐. 1 6 ‐. 時間〔鵬). 一 電流 … 誤差. 4 b ( ) ルンゲ・クッタ法 (誤差曲線の倍率1 0 ). a 5 1 .. . . - へ 松 , . . a I ‐ ‐ … 匂 5 1 .. 倉. な. 釈 〉 〉 〉 V 勿 4 .. 2 8 ・. 1 2 ‐. 1 6 ‐. 2. 時間(鵬). . 電流 … 誤差. ( c ) 離散回路変換法 (誤差曲線の倍率1 ) 0 2<{1穴LC)} 図1 8 RLC 直列回路の過渡応答と誤差 ( {尺八2乙)} ). 4) (5.
(12) . 離散回路変換による電気回路の過渡応答特性. 4. む. 111. び. す. tu 電気回路の過渡現象を, 表計算ソフト Lo s l ー 2 - 3 を 用 い て シ ミ ュ レ ー シ ョ ン し, グラ フ 表 示 し た. 基 礎 的 手 法として, オイラー法とルンゲ・クッタ法によるものの他に, 電気回路を時間サンプリングにより離散回路に変換し て, その過渡応答を求め, 表示した場合について, 比較検討を行っ た. 解が振動しない場合には, ルンゲ・クッ タ法 の誤差の絶対値は, オイラー法および離散回路変換法に比べて圧倒的に小さい. オイラー法と離散回路変換法との誤 差の絶対値に大差はないが,オイラー法の場合には,素子定数値および時間刻み幅の値によっ ては不安定な解となり, 振動が発生する, 解が振 動する場合にも, ルンゲ・クッタ法の誤差の絶対値は, オイラー法および離散回路変換法に 比べて圧倒的に小さい. 素子定数値によっ ては, オイラー法の場合には, 時間の経過につれて誤差の絶対値が発散す る傾向を示す. 以上のことから, 高精度を要する場合にはルンゲ・クッタ法を使用すべきであるが, 離散回路変換法 は, ワークシートの規模が小さくて済み, 簡易表示という点で優れている. Lotus lー2-3は ,. 多彩なグラフ機能を備えており, 表計算処理をした結果を瞬時かつ視覚的に表示できること. は, 電気回路を学習する上で大いに有用である. 今後は, さま ざまな電気回路教材の開発を図るために, Lo t uslー 2 ー 3 を活用する予定である.. 文. 献. 1 ( ) 三谷政昭:パソコ ンで学 ぶ基礎 電気回路, 森北出版 ( 1991 )‐ ( 2 ) 須田・北原:BASIC による電気・電子, 共立出版 ( ) 1990 . 3 ( ) 白田・井上・伊藤:Lo 1993 tusl-2-3による理工系 シミュ レー ショ ン入門, CQ 出版社 ( ) .. ( 4 9 2 ) ) 本郷広平:電気数学入門, 森北出版 ( 1 9 ‐. 5) (5.
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