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転移のある高齢がん患者の治療に対する納得の要素

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Academic year: 2021

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様式(7) 報告番号 甲 保 第 28 号 乙 保 論 文 内 容 要 旨 氏 名

今 井 芳 枝

題 目 転移のある高齢がん患者の治療に対する納得の要素 本研究の目的は,転移のある高齢がん患者の治療に対する納得の要素を明らかにするこ とである.本研究では,納得とは「高齢がん患者が治療に対して,能動的に認知的かつ感 情的に受容した状態」と定義する.研究方法は質的記述的研究デザインで、がんに対して 治療を選択した現在治療過程にある65歳以上の転移のある高齢がん患者20名を対象に半 構造化面接法を実施した. 結果,転移のある高齢がん患者の治療に対する納得の要素として, 【自分を救おうとす る強い意志】【生きるための治療であるとの確信】【治療の可能性への期待】【信じて任せら れる最善の治療であるとの判断】【周りへ報いたいとの希求】【治療を含めて生ききる人生 の受け容れ】の6つのカテゴリーが抽出された. これらの転移のある高齢がん患者の治療に対する納得の要素の特徴として, 1つは患者 自身の価値が治療状況に反映していることが示唆された. 2つ目として,自己の利害にと らわれずに周りの人達の気持ちを察し,それを自分の気持ちや意思として汲み取る特徴が 推察できた. 3つ目として,治療だけでなく,自分の人生に対するあり方や生き方も含め た今の状況に対する受け容れでもある特徴が示唆された. それは,病期が進んだ状況でのライフサイクル最終段階にある高齢者の持つ特徴が表れ ていた.また,これらの要素は転移のある高齢がん患者が生きてきた中で培われたもので もあり,その人の生き様や今の状況に患者がコミットできるように支援することも納得に 導いていく看護となることが示唆された.

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