<アートギャラリー>漆器のデザイン--「hana」シリーズ
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(2) 漆器のデザイン−「hana」シリーズ. ( 168 ). −41−. 岡本.
(3) 文学・芸術・文化/第 22 巻第 1 号/ 2010.9. 最初に商品化した器は3種。背の高い器はビールやワイン、中サイズの碗型は、 ウィスキーや向付け用、小サイズの器は、猪口や突き出し、香辛料入れ等、それぞ れ多目的に使うことを想定している。 大23,000円、中16,000円、小13,000円という価格設定であり、5客揃いでは高額に なるので、1客、もしくはペアで購入するべく、ターゲットは若いカップルか独身 の男性をイメージしてデザインした。丸みとシャープなカットラインを組み合わ せ、モダンインテリアの空間にフィットする「カッコいい」食器として、自分のた めにプレゼントしたくなるようなモノと位置づけした。 シリーズのタイトル「hana」は、器を裏返した時、5角のカット形状がちょう ど花びらのように見えることからネーミングした。バックシャンといって、すぐれ た椅子のデザインは後姿が美しいように、裏の表情にも美がある器を考えた。客を 迎える際にテーブルにそっと伏せて置かれたり、あるいは使用後に洗って伏せたと き、花の姿が現れる。カットグラスをイメージしてデザインしているが、同時に木 地椀には古くから亀甲削りという技法がある。その伝統技法の新しい展開として発 想した。 仕上げに関しては、桐本氏が考案した「蒔地」という下地材を混入した固い漆仕 上げで、従来の漆器では不可能であった金属スプーンの使用ができる。同様の仕上 げでできた漆のカレー皿はキリモトのヒット商品である。このように日常使いがで きることは、漆の魅力を伝える上で大切な前提となる。 工芸作家ではなく、デザイナー(建築家)としての視点でクラフトとコラボレー ションする方法は、今後ますます増えるであろう。. −40−. ( 169 ).
(4) 漆器のデザイン−「hana」シリーズ. ( 170 ). −39−. 岡本.
(5) 文学・芸術・文化/第 22 巻第 1 号/ 2010.9. −38−. ( 171 ).
(6) 漆器のデザイン−「hana」シリーズ. ( 172 ). −37−. 岡本.
(7) 文学・芸術・文化/第 22 巻第 1 号/ 2010.9. 裏側のデザインに美がある。器を伏せると大小様々な花が咲く。. −36−. ( 173 ).
(8) 漆器のデザイン−「hana」シリーズ. 岡本. 販売の状況 東京玉川高島屋。日本橋三越にもキリモトのブースがある。. ( 174 ). −35−.
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