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-歴史遺産や伝統文化の保護・継承に取り組むとともに、子どもたちをはじめ、広 く市民に活用される文化空間の形成を目指します。
岡山カルチャーゾーンの魅力向上
○ 全国に誇りうる文化の集積エリアであり、観光などの資源である、岡山カルチャー ゾーンの魅力向上を図ります。
文化空間の形成
【オリエント美術館特別展】
人類最古の文明であるオリエント地域に関する特別展を開催し、貴重な美術 や歴史資料に直にふれることで、市民一人一人や家庭における文化意識の高揚 に寄与する。
・UAEシャルジャ首長国展 ・サーサーン朝ペルシャ展 【美術館体験講座】
オリエント美術館学芸員による講座や展示品の再現体験をするジュニアオリ エント教室等を実施し、我が国でも数少ないオリエント専門の美術館であるオ リエント美術館に興味・関心をもってもらう。
・学芸員によるギャラリートーク開催 ・古代エンマー小麦の栽培体験等 【オリエント美術館耐震化】
オリエント美術館の耐震化と太陽光パネル設置を進めることで、魅力アップ を図り、来場者と収蔵品の安全、環境にやさしい美術館をアピールし、より一 層の魅力アップを図る。
・H22年度耐震設計 ・H23年度耐震・太陽光パネル設置工事(予定) 【岡山城跡の整備】
岡山市の象徴的モニュメントであり、観光資源でもある岡山城跡の史跡とし ての適切な保存及び城郭としての歴史的環境整備や破損個所などの保存修理を 実施し、史跡本来の景観の復元と活用を図り、岡山カルチャーゾーンの核の一 つとして歴史を生かしたまちづくりを進める。
文化力の育成
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-歴史文化資源の保存と活用
○ 史跡や有形・無形の文化財を保存し、次代へ継承していきます。 ○ 歴史文化資源を学校教育や生涯学習などに積極的に活用します。
文化財の保存・周辺整備
【造山古墳群・千足古墳の保存調査と分析】
吉備文化繁栄の象徴である造山古墳群の中で特徴的存在の千足古墳において 石室内の石障の破損が認められ、破損の進行を防止するための様々な調査・分 析を実施する。
【史跡指定と公有化の推進】
市域の文化財を教育や学習の場として活用を図るため、史跡指定に向けた調 査(湊茶臼山古墳など)を進める。また、史跡指定されたもの(大廻小廻山城 跡,彦崎貝塚など)は公有化を図り、すでに公有化が進んだ史跡(岡山城跡な ど)は環境の整備を行う。
学校教育・生涯学習への活用
【文化財及び埋蔵文化財の発掘調査成果の活用】
発掘調査現地説明会,発掘調査速報展,埋蔵文化財センターでの展示などを 通して、文化財及び埋蔵文化財に親しむ機会をつくり、保護意識普及のための 啓発を図る。