平成 30 年7月 10 日 保護者の皆様 四日市市海蔵小学校 PTA 会長 兼 プール運営委員会委員長 伊藤 了
平成 31 年度以降 夏休みプール開放中止のお知らせ
盛夏の候、皆様にはますますのご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は PTA の活動に、ご 理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。さて、表題の通り平成 31 年度以降の夏休みプ ール開放の中止をご報告させていただきます。 同事業は昭和 48 年より始まった四日市市による委託事業で、保護者が実施主体の事業として 「夏季休業期間中に学校プールを開放し、児童の体力増進と健全な生活づくりに資する」ことを 目的に運営されてきました。平成 29 年度は市内の小学校 31 校で実施されました(未実施 7 校)。 このような経緯の中で、平成 29 年 8 月、四日市市内の小学校でプール開放時に児童が溺れる 事故が発生しました。教育委員会では再発防止に向けて事故原因の精査、市内全保護者対象のア ンケート調査及び意見集約等を進めた結果、来年度以降の実施継続に求められる仕様(運営するた めのルール)が、現在の仕様より随分と厳しいものとなりました。 四日市市教育委員会が開催した、今後のプール運営に関する説明を受け、海蔵小の PTA 実行・ 常任委員会(全体で60名)において、新しい仕様に基づいた運営が可能かどうか検討しました。 そして、内容を理解した上で、最終的に継続すべきかどうかのアンケートを実施しました。その 結果、約 82%の回答率で、継続すべき0%、中止すべき 96%、その他 4%という回答となりま した。結果より、実行・常任委員会として、プール開放継続は困難であると判断いたしました。 毎年子供たちが楽しみにしてきた事業であり、全保護者対象のアンケートでも事業継続の希望 が多かったため誠に残念ではございますが、ご理解をお願いいたします。 ※続いて、新たな仕様書と現状についてご確認ください。 8 月のプール事故では実施主体である PTA が仕様書に基づいた運営・対応を行ったため 責任を追及される事はありませんでした。しかし、仕様書と異なった対応していた場合、 関係者は責任を追及される可能性があります。学校プール運営事業仕様書については、海蔵小学校ホームページの「お知らせ」内に
ある「プール運営事業中止について」をご覧ください。
「仕様書の変更・追加」と「海蔵小学校での現状」
仕様書の主な変更点
① 実施期間等 [変更前]実施時間1~2時間 → [変更後]1時間以内 [変更前]1回の実施における参加者数 制限なし → [変更後]80人以内 [追 加]80人を超える児童が入水する場合には、児童を入れ替えて実施すること。 現状は、海蔵小学校では、プール開放時間は2時間です。短縮が求められます。ここ数年参加 者数は、200 名前後となっています。また、入水する児童数は、当日までわからない体制で す。「3部制にする」「地区・学年を更に絞り込む」などの対応が必要となります。 ② 運営体制 [追 加]監視員は水着(ラッシュガード可)を着用し、携帯電話を所持しない。 [追 加]高所からの広い視野を用いて、プール全体を監視する。(監視台設置等) [追 加]監視員は、巡回による監視を行う。 現状は、監視員の服装については、水着のいざというとき、すぐにプールに飛び込める服装と なっていますが、水着の着用義務はありませんでした。 今後は監視員全員が水着(ラッシュガード可)の着用を義務付けられます。また、監視員は、 立ったままで、担当の範囲を巡回しながらの監視が求められます。 ③ 児童の健康管理及び指導 [追 加]バディ・システムを用いた指導の徹底 児童を2人組または3人組のグループに編成し、一人で水泳しないように指導する。 現状は、用いていないシステムです。新たな仕組みを構築する必要があります。 ④ 児童を参加させる保護者の理解・承認事項 [追 加]PTA は、児童を参加させる保護者に対し「保護者は、配慮が必要な児童(泳力・体 力・に不安がある、運動の質・量に制約がある、特別な支援が必要等)について、必要があれ ば、同伴する。」ことを承認させる。平成30年度学校プール運営事業
事前説明会資料
<目次>
学校プール運営事業について ··· P 1
平成30年度の年間スケジュール ··· P 5
学校プール運営事業Q&A ··· P 6
(参考資料)
仕様書 ··· P 8
平成30年4月10日
四日市市教育委員会
学校プール運営事業について
1 事業の成り立ち 学校プール運営事業は「夏季休業期間中に学校プールを開放し、児童の体力増進 と健全な生活づくりに資する」ことを目的としている。PTA等から夏休み中の子 どもたちに水に接する機会を与えたいとの要望を受けて、昭和48年度から市(教 育委員会)によるPTAへの委託事業として発足し、PTA、市(教育委員会)の 協働による事業として今日に至っている。 ○体制の見直しやマニュアル等の整備 ・教育委員会提出の実施計画に保護者と教職員との役割分担表を追加。すべての学校 で教職員の支援体制や、緊急時対応等が確立された。(平成24年度) ・保護者から「プール監視の強化」「事故発生時の緊急対策マニュアル」の充実を求 める提案があり、「学校プール運営事業のしおり」「仕様書」「学校プール運営事業 実施計画書」の改訂を行った。(平成27年度) ○事業期間の変更 年度 S48 → H元 → H3 → H18 H20 H27 実 施 期間 7/21 ~ 8/31 → 7/21 ~ 8/20 → 7/21 ~ 8/15 →以降基本的に夏休 み開始からお盆前ま で(土・日曜日の関 係で年度によって多 少差異あり) 原則 7/21 ~8 月 第 1 週 原則 7/21 ~8 月 第1週 原則 夏季休業 開始日~ 10 日間 最 低 実 施 回数 10 回 5回 4回 4回 ※ 中学校については、平成6年度から実施校なし。 2 平成29年8月発生のプール事故の検証をふまえた事業内容の見直し 事故後は学校プール事故検証委員会を立ち上げ、事故の再発防止、児童の安全確 保のための協議を経て、事業内容や監視業務等の仕様書の見直しを行った。事業内容 見直し前 見直し後 実施期間等 ・7月21日~8月3日の10日間(平日) ・半日を単位とし、4回以上の実施 委託料 ・準備に要する基本額20,000円 ・実施回数に対する加算額 1回につき10,000円 人数制限 ・1回の入水は80人以内 時間制限 (P3の①参考) ・1回の入水は1~2時間程度 ・1回の入水は1時間以内 ※半日を単位としているため、半日の 中で複数回の実施は可能 ・15分~20分の水泳につき、5~10分の休憩 運営体制 ・運営責任者1名、監視員6名以上 ・監視員の中から監視責任者を1名選任 監視員の服装 ・ただちにプールに入れる服装 ・水着(ラッシュガード可)を着用 監視員の監視方法 (P3の②参考) ・定点監視だけでなく、移動監 視も行う ・巡回しながら監視 ・高所からの広い視野を用いて、 プール全体を監視 監視員講習 ・学校プール監視員講習を受講、 その内容を監視員に周知 救命講習 ・監視員は、原則として、心肺 蘇生法及びAEDの操作方 法を始めとする救助方法等 の知識を有すること ・運営責任者及び監視員は心肺蘇生 法及びAEDの操作方法を始め とする救助方法等に関する講習 を受講すること バディ・システム※ の実施 ※児童を2人組または3人 以上のグループに編成し、 お互いの安全を確かめさ せる方法 (P4の③参考) ・点呼の方法の1つとしてバデ ィ・システムの活用を例示 ・バディ・システムを用いて以下の 点を実施する ①児童の健康管理 ②児童の人数確認 ③児童の安全対策 保護者へ周知 すべき事項 ・プール運営に関する決まりを十分に理解させる ・児童の健康状態を確認し、良好と判断したうえで参加させる ・事業の実施主体であること ・事業の成り立ちやこれまでの経緯 ・仕様書及びしおりの内容 保護者の承認事項 ・配慮が必要な児童が参加する場合 には、必要があれば、保護者が同 伴する その他 ・児童及びプール監視員の熱中症予防対策 ○事業内容の見直し(詳細はP8~の仕様書参照)
9 10 11 12 13 14 15 16 整 理 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 整 理 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 受 付 準 備 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 入 水 ※ バ デ ィ の 活 用 受 付 準 備 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 入 水 ※ バ デ ィ の 活 用 休 憩 休 憩 休 憩 休 憩
① 事業実施事例
※半日の中で複数回実施する場合には、児童を入れ替えて実施すること ※15分~20分の水泳につき、5~10分の休憩をとること② 監視員の配置と監視方法
プール ○ ○ ○ ○監視員 ○ ○ ○ → 巡回 ← ○ → 巡回 ← ○ ○ 監視員(水着) → ■(高所からの監視)← ○ プール → 巡 回 ← → 巡 回 ←<見直し前>
<見直し後>
事例2 午前に1回、午後に2回実施した場合(加算額の支払いは半日単位であるため、20,000 円) 事例1 午後に2回実施した場合(加算額の支払いは半日単位であるため、10,000 円) 9 10 11 12 13 14 15 16 入 水 ※ バ デ ィ の 活 用 整 理 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 準 備 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 受 付 整 理 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 受 付 準 備 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 入 水 ※ バ デ ィ の 活 用 整 理 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 受 付 準 備 運 動 ※ バ デ ィ の 活 用 入 水 ※ バ デ ィ の 活 用 休 憩 休 憩 休 憩 休 憩 休 憩 休 憩③バディ・システムの実施について
バディ・システム取組事例 ① 受付が終了し、水着に着替えた児童を運動場、もしくはプールサイドに集合さ せる。 ② 児童全員が集合した段階でバディ(2人組もしくは3人以上のグループ)にし て整列させる。バディになっていない児童がいた場合には、運営責任者及び監視 員が積極的にバディを見つける。途中から参加した児童がいた場合にも、同様の 対応を行う。 ③ 入水時は1回以上、監視員の笛の合図と「バディ」という号令をかけ、バディ で互いに手をつなぎ合わせて挙げさせる等して、点呼をとる。 ④ 入水前、入水時、終了時の3回は必ずバディがいるか、児童に確認させ、人数 の確認を行う。 ※バディを用いた人数確認 バディと片手を繋ぎ合わせて上にあげさせる等して、人数を確認する。 この際に、児童の顔色、唇の色、体の様子などをよく見て健康観察を行うことも 有効である。 バディ・システムとは・・・2人組または3人以上のグループでお互いの安全を確かめさ せる方法。単に児童を組ませることに狙いがあるのではなく、 組数を数えること、その数を記録すること、表情や動作を観 察することなどに有効である。 ○▲○▲○▲○▲○▲○▲○ ▲○▲○▲○▲○▲○▲○▲ ○▲○▲○▲○▲○▲○▲○ ▲○▲○▲○▲○▲○▲○▲ ○▲○▲○▲○▲○▲○▲○ ▲○▲○▲○▲○▲○▲○▲□
監視員 バディ(2人組もしくは3人 以上のグループ) 1人でいる子を見つけた場合は 積極的にバディを探し、グループ にする。 責任者、監視員等 出典:『学校体育実技指導資料第4集 水泳指導の手引き(三訂版)』(平成26年3月 文部科学省)平成30年度の年間スケジュール
4 5 6 7 8 9 10 実施希望の確認監視員講習
委託料支払い
事業期間
学校プール運営事業検 討委員会 ※来年度以降の事業内容 等を検討。市P連代表、 校長会代表等が参加。計画書
報告書
30年度救命講習
(
教育委員会主催) ○4月11日 実施希望確認 ○5月11日 確認締切 ○4月20日 参加者募集 ○6月1日 募集締切 ○6月24日、30日 救命講習開催(四日市市総合会館) ○6月~7月上旬 監視員講習開催(予定) ○会議開催 7月21日~8月3日 事業実施 ○7月上旬 事前支払 ○8月下旬 実績支払 ○5月中旬 計画書提出 ○6月中旬 計画書締切 ○8月上旬 報告書提出 ○8月中旬 報告書締切学校プール運営事業に関するQ&A
A1 長時間の入水によって、子どもの体力が低下し、溺れるリスクが高まるため、入水 は1時間以内としています。1時間の中で適宜休憩をとって疲労の回復に努めさせる ことも必要です。 A2 人数制限の事例として、地区や学年で分けて入水日を決める方法があります。 また、1回の実施は1時間以内と決まっていますが、半日単位で複数回実施することに よって、80人以上の子どもを入水させることが可能です。(P3 実施事例参照) A3 監視員は緊急時において、ためらわずに水に飛び込む必要があるため、水着の着用 を義務付けています。 なお、国土交通省のプール安全標準指針にも監視員の水着着用が記載されており、 近隣市町においても水着着用を義務付けています。 A4 監視員はそれぞれ監視位置が決められており、事故が発生した際には近くの監視員 が対応する必要があるため、監視員全員が水着を着用してください。 A5 ラッシュガードは水に入ることを目的に作られているため、水着に該当します。 また、日焼けや熱中症の対策のために、帽子をかぶること、タオル・衣類等を羽織る こと、日焼け止め等を使用することは禁止にしておりません。 運営責任者や監視員は自身の健康管理に気を付け、こまめに水分を補給するように してください。 Q2 1回の入水は80人以内ということですが、80人を超えてしまった場合はどのよう に対応すればよいのですか。 Q1 1時間の入水時間(休憩時間含む)では短くないでしょうか。 Q5 ラッシュガードは水着ですか。何かを羽織ることや、日焼け止め・化粧をしてはいけ ないのですか。 Q4 監視員は全員が水着着用ですか。 Q3 なぜ監視員は水着着用なのですか。Tシャツ・短パン等でも緊急時には飛び込めるの ではないでしょうか。A6 子どもが 1 人で遊んでいて溺れた場合に発見が遅れる可能性があります。 バディ・システムを用いて、誰かと関わることによって、子どもが1人になること を防ぎ、安全を確保することができます。 A7 その都度バディを組み直し、子どもが1人にならないようにしてください。 A8 子どもの安全配慮義務を負うのは運営責任者や監視員等です。バディ・システムを 活用しても、子どもには法的責任は及びません。 A9 監視員を有償で雇う場合には、警備業法上の警備業務にあたることから、警備業に 認定された業者等から監視員を雇う必要があります。なお、ボランティアがプール監 視を行う場合には、警備業の認定を受ける必要はありません。 Q6 なぜ、バディ・システムが必要なのですか。 Q8 バディ・システムで一緒に泳いでいた子が事故にあった場合は、バディを組んでいた 子どもにも法的責任は及ぶのですか。 Q9 監視員を外部の方に依頼しても良いですか。 Q7 水泳の途中で帰る子や途中からくる子がいた場合、バディ・システムは組み直さなけ ればいけませんか。
仕様書
夏季休業中の学校プール運営事業は、この仕様書に基づき、四日市市立 小学校PTA(以 下「乙」という。)において「プール運営実施計画書」を作成し、これにより実施するものとす る。 1.実施期間等 (1)実施期間及び実施場所 平成30年7月21日から同年8月3日までの期間に、小学校において行う。 (2)実施回数 半日を単位とし、4回以上実施しなければならない。ただし、荒天、浄化機械の故障 等、教育委員会が乙に責任が及ばないと判断した事由により中止となった場合について は、この限りではない。 (3)水泳時間及び入水者数 ① 児童の水泳時間は1時間以内とする ② プールへ入水する児童の数は80人以内とする。 ③ プールへ入水する児童の数が80人を超えた場合は、児童を入れ替えて実施するこ と。 2.運営体制 (1)運営責任者等 ① 実施日ごとに運営責任者1名をおく。運営責任者は、監視員とは別とする。 ② 監視員を6名以上配置する。 ③ 事業実施年度においては、運営責任者及び監視員は心肺蘇生法及び自動体外式除細動 器(AED)の操作方法をはじめとする救助方法等に関する講習(四日市市消防本部が 実施する、普通救命講習Ⅰ・Ⅲ(180分コース)、もしくは救命入門コース(90分 コース)及び他の実施主体が開催する同等の救命講習)を受講すること。 ただし、医師、看護師、日本赤十字の救急法基礎講習を受講した者、当該年度に救命 講習を受講した者は、上記の限りではない。 ④ 監視員の中から監視責任者を1名選任する。 ⑤ その他、運営に必要であれば諸係をおく。 (2)運営責任者の任務 ① プール運営実施計画書に基づいて運営にあたる。 ② 「学校プール運営事業チェックリスト」(別紙)等の内容を順守し、十分安全に留意し て学校プール運営を行う。 ③ 事前に、監視責任者、監視員、及び校長等と十分協議し、監視及び救助の体制整備の 徹底に努める。 ※修正箇所は網掛け④ 監視責任者との連携に努め、監視員を監督し、必要な指示を与える。 ⑤ プール実施記録(日誌)等を作成し、適正に記録・保管する。 (3)監視責任者の任務 ① プールでの事故を防止するための学校プール監視員講習を受講し、その内容について、 監視員に周知すること。ただし、監視責任者がやむを得ず受講できない場合は、監視員 が講習を受講すること。 ② 児童の様子に応じて臨機応変に監視・救助等を行えるよう監視員に必要な指示を与え る。 ③ 運営責任者との連携に努める。 ④ 児童入場前に、監視責任者と監視員は「監視場所(主な監視の範囲の確認)」、「係担 当(係分担とその役割の確認)」の確認を行う。 (4)監視員の任務 ① 児童の安全、事故発生防止を第一の任務とし、常に利用者を監視して事故の早期発見 と救助に努める。 ② 児童の健康管理を行うため「3.児童の健康管理及び安全対策」の徹底に努める。 ③ プールの安全確保のため「4.安全の確保」の徹底に努める。 ④ 万一の事故発生に備えて、事前に関係者と打ち合わせ、その徹底を行う。 (5)監視体制 ① プール全体が監視できるように、監視員を適切に配置する。また、あらかじめ監視区 域の分担を明確にしておく。 ② 緊急時には、直ちにプールに入れるよう、監視員は水着(ラッシュガード可)を着用 し、携帯電話等を所持しない。 ③ 監視員が勝手に持ち場を離れる等、監視の空白時間をつくらない。やむを得ない事情 により、監視場所を離れる場合は、他の監視員に報告することに加えて、交代要員の確 保など監視体制の不備を生じない措置を行う。 ④ 高所からの広い視野を用いて、プール全体を監視する(監視台の設置等)。 ⑤ メガホン、警笛等、プール利用者に危険発生等を周知するための手段を確保する。 ⑥ 監視員は担当箇所を中心に、プールサイドを巡回しながら監視する。休憩時間中も、 必ず監視員1名以上がプールサイドを巡回する。 (監視員の配置例) ○ 監視員 ○(監視台)
(6)救助体制 ① 事故発生に備え、事前に救助方法、連絡・指示系統を定めておく。また、事故発生時 には、学校側の緊急支援が受けられるよう校長と十分協議を行うこと。 万一、事故が発生した時は、直ちに必要な処置を講じるとともに、前項で定められた連 絡・指示系統により対応する。 ③ プールサイド等に自動体外式除細動器(AED)や担架等の救命具を備え、必要な場 合は直ちに使用できるようにしておく。なお、「プール開放時間帯の自動体外式除細動 器(AED)の設置場所」については、他の活動を並行して行う諸団体に周知すること。 (7)記録 ① プール実施記録(日誌)は、各PTAの様式とし、天候、気温、水温、使用時間、利 用人員、残留塩素濃度、水素イオン濃度、濾過器の運転状況、特記事項等必要な事項を 記録する。 (8)その他 ① 保護者に対し、プール運営に関するきまり等を十分理解させること。 ② 児童及びプール監視員の熱中症予防対策をすること。 3.児童の健康管理及び安全対策 (1)児童の健康管理 ①水泳前 ア 児童の健康状態の観察、及び保護者の参加承諾の有無を確認し、適否を判断する。 イ 準備運動を行う。 ②水泳中 ア 15~20分の水泳につき、5~10分の休憩時間を与える。 イ 異常を認めた時は、直ちに水泳を中止させるとともに必要な処置を講じる。 ③水泳後 ア 整理運動を行う。 イ 異常を認めた時は、必要な処置を講じる。 ④その他 ア プール運営に際し、児童の健康管理について十分配慮する。 (2)児童の安全対策 ①入水時の注意事項 ア プール内での事故を防止するため、飛び込み・悪ふざけ等の危険な行為、他人に危 害を及ぼしたり、迷惑となったりするような行為を行う児童に対して、水泳を禁止す る等の適切な対応を行う。 イ 低学年は低学年プール、高学年は高学年プールへの入水を基本とするが、体格や泳 力によっては、高学年であっても低学年プールへ入水するよう指導する。
②バディ・システム(※)の実施 ※バディ・システム…児童を2人組または3人以上のグループに編成し、お互いの安全 を確かめさせる方法。 ア バディ・システムを用いて、児童を2人組または3人以上のグループに編成し、整 列させる。この時、児童数のチェックを行いながら、児童の顔色、唇の色、体の様子 を観察する。 イ 水泳中はバディで、お互いを観察し合い、1人で水泳をしないよう児童に指導する。 ウ 水泳後もバディ・システムを活用し、最終の人数を確認する。 4.安全の確保 (1)施設の点検 ① 当日のプール施設の状況等について、学校と事前に打ち合わせを行う。 ② 事前にプール施設等の安全点検を実施する。 機械室、更衣室、便所、腰洗場、シャワー、洗眼器等の施設・設備の点検だけに留ま らず、排(還)水口の固定及び位置の確認やプール内の異物(不衛生な浮遊物やガラス の破片等の危険な沈殿物等)、プールサイドの危険物等の有無を確認すること。 (2)保健衛生 ① 事前に水質検査を行う。 ② 水質検査等保健衛生における安全の確保に努める。 水泳中は次の基準を満たしていること。 水 温 ・・・・・・・・・・ 23℃以上 濁度(透明度)・・・・・・・・・・ プールの底の白線が見える程度 水素イオン濃度・・・・・・・・・・ pH5.8~8.6 遊離残留塩素 ・・・・・・・・・・ プール → 0.4~1.0PPM 腰洗場 → 50~100PPM (3)天候等による判断 ① 落雷や竜巻等突風、急な大雨の危険性を認識し、事前に天気予報を確認するとともに、 天気の急変などの場合には躊躇することなく計画の変更 ・ 中断 ・ 中止等の適切な措 置を講ずることにより、児童の安全を確保する。 ② 光化学スモッグ、落雷の予報にも注意し、実施の有無を判断する。 (4)緊急時への対応 ① 2.(6)に示した救助体制について、毎回、実施前に打ち合わせを行うこと。
5.事故に対する責任の所在 (1)民事上の責任 万一事故が起こった場合、民事上の責任については、市に一義的な国家賠償責任があり、 故意または、重大な過失がない限り、PTAが債務不履行責任を負うことはない。 (2)刑事上の責任 万一事故が起こった場合、刑事上の責任については、第三者が被った被害が個々の監視員 の過失によるとの判断がなされない限り、PTAが責任を負うことはない。 6.学校との連携 (1)運営責任者は、プール施設等に異常を発見した時は、直ちに校長等に連絡を行う。 (2)校長等はプール運営を実施することが適当でないと認めた時は、プール運営の中止を要 請することができる。 (3)この場合、運営責任者は、校長等の要請を尊重しなければならない。 7.児童を参加させる保護者の理解・承認事項 (1)乙は、児童を参加させる保護者に対し、下記事項の理解に努めること。 ① 保護者が本事業の実施主体であること。 ② 本事業の成り立ちやこれまでの経緯等。 ③ 本事業の仕様書及びしおりの内容。 (2)乙は、児童を参加させる保護者に対し、下記事項を承認させること。 ① 配慮が必要な児童(※)が参加する場合、必要があれば、保護者が同伴すること。 ※配慮が必要な児童例 ○泳力・体力に不安があるなど、水泳において配慮を要する児童 ○特別な支援が必要な児童 ○健康診断によって心臓病・腎臓病・呼吸器疾患などの病状に応じた運動の質・量が制 約される児童(病気直後、手術直後を含む) ② 児童の参加にあたっては、その健康状態を確認し、良好であると判断した上で参加させ ること。 ③ 学校までの行き帰りについて、十分指導すること。
【 注意事項 】 (1) 個人情報の取り扱いに関する事項 この契約による業務を行うに当たり個人情報(特定個人情報(個人番号をその内容に含 む個人情報をいう。)を含む。)を取り扱う場合においては、別に定める「個人情報取扱 注意事項」を遵守すること。 (2) 暴力団等不当介入に関する事項 1.契約の解除 四日市市の締結する契約等からの暴力団等排除措置要綱(平成20 年四日市市告示第 28 号)第3条又は第4条の規定により、四日市市建設工事等入札参加資格停止基準 に基づく入札参加資格停止措置を受けたときは、契約を解除することがある。 2.暴力団等による不当介入を受けたときの義務 (1)不当介入には、断固拒否するとともに、速やかに警察へ通報並びに業務発注所 属へ報告し、警察への捜査協力を行うこと。 (2)契約の履行において、不当介入を受けたことにより、業務遂行に支障が生じた り、納期等に遅れが生じるおそれがあるときには、業務発注所属と協議を行う こと。 (3)(1)(2)の義務を怠ったときは、四日市市建設工事等入札参加資格停止基準に基づ く入札参加資格停止等の措置を講ずる。 (3) 障害者差別解消に関する事項 1.対応要領に沿った対応 (1)この契約による事務・事業の実施(以下「本業務」という。)の委託を受け た者(以下「受託者」という。)は、本業務を履行するに当たり、障害を理由 とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号。以下「法」 という。)に定めるもののほか、障害を理由とする差別の解消の推進に関する 四日市市職員対応要領(平成29年2月28日策定。以下「対応要領」という。) に準じて、「障害を理由とする不当な差別的取扱いの禁止」及び「社会的障壁 の除去のための合理的な配慮の提供」等、障害者に対する適切な対応を行うも のとする。 (2)(1)に規定する適切な対応を行うに当たっては、対応要領に示されている障害種 別の特性について十分に留意するものとする。
学校プール運営事業チェックリスト
実 施 時 間 午前 ・ 午後 時 分 ~ 時 分 運営責任者名 □ 役割分担を確認する。 日 曜 監視員名(6名以上) ※必ず、救命講習会を受講のこと 監視責任者 児童誘導係 心肺蘇生法係 AED操作係 119 番通報係 学校通報 ・救急車誘導係 月 火 水 木 金 □ 配置図を確認する。 ※ 「自動体外式除細動器(AED)」「担架」「毛布」「救命用具(投げ込み用ブイ〔ロープ 付浮き輪〕・救助用竹竿・棒等)」「救急用品」「拡声器」等を配置図に図示するとともに、 設置場所を掲示する。 監視員 プール (監視台)監視員の心得 □ 水泳は激しいスポーツであるため、命の危険を伴うものであることを認識する。 □ 監視員が、集団の安全に対する責任者であることを認識し、監視業務に全神経を集中する。 □ 携帯電話等は所持せず、水着(ラッシュガード可)を着用し、いつでもどこでも入水で きる準備をしておく。 □ 水の性質を知る。浮力・水圧・抵抗が加わる。空気中の30倍のはやさで体温を奪う。 □ 死角がないよう定点監視だけでなく、移動監視も行う。移動時にも常に水面を監視する。 □ 監視員は監視の要点を遵守する。 □ 水に顔をつけている状態の児童を注視し、水面から顔を上げたことを確認する。 □ 水上だけでなく、水中にも目をやる。 □ 児童の顔色や表情にも気をつける。 □ 一点に集中せず、広い範囲を監視する。 □ 水泳実施のルールを知り、子どもたちにルールを守らせ、監視員の指示に従わない児童の 入水は禁止する。(時には毅然とした態度で) □ 交代時には、受持ち監視区域を指差し、異常なしを確認した上で必要事項を申し送る。 前準備・打ち合わせ等 □ 運営責任者は、校長等とプール及び附属施設等の状況、監視体制、事故発生時の救助・支 援体制、学校プール運営事業のしおり(緊急対応組織表・チェックリスト)携帯について確認する。 □ 監視員が水着着用(ラッシュガード可)であることを確認する。 □ プールサイドに、投げ込みブイ(ロープ付浮き輪)、救助用竹竿・棒等の救命具、拡声器 等を備える。 □ 自動体外式除細動器(AED)の設置場所を確認する。 □ 緊急連絡先、心肺蘇生法・AEDの手順、救急用品(AED・担架・救命用具など)の配 置場所等を見やすい場所に掲示する。 □ 気温・水温の測定を行う(プール日誌に記入)。〔水温23℃以上〕 □ 水質検査を行い、必要に応じて薬剤を投入する。 〔pH値 5.8~8.6、残留塩素 0.4 ~1.0 PPM、プールの底の白線が見える程度〕 □ 浄化機械の点検、操作を行う。 □ プール内の異物(不衛生な浮遊物やガラスの破片等の危険な沈殿物等)の有無を確認する。 □ 排(環)水口の固定及び位置の確認を行う。 □ プールサイド、シャワー、腰洗い槽等の安全点検を行う。苔で滑りやすい場合は、流水と ともにデッキブラシでこする。 □ 脱衣場と便所の点検、整頓を行う。 □ 運営責任者を中心に、注意事項、監視体制や救助体制(事故発生時の役割分担等)を事前 に確認する。
□ 低学年は低学年プール、高学年は高学年プールへの入水を基本とするが、体格や泳力に よっては、高学年であっても低学年プールへ入水するよう指導する。 □ バディ・システムを用いて、児童を2人組または3人以上のグループに編成し、整列さ せる。この時、児童数のチェックを行いながら、児童の顔色、唇の色、体の様子を観察 する。 □ 児童に水泳中のマナーの徹底を図る。 □ 危険な泳ぎ・飛び込み・悪ふざけの厳禁。 □ プール内の柵に乗ったり、乗り越えたりしない。 □ プールサイド・腰洗い槽・通路等を走らない。 □ 更衣室のドアを急に開けない。(怪我の防止) □ 休憩はプールから完全に上がって、プールサイドに座る。 □ プール全体が監視できるよう監視員を適切に配置する。 □ 準備運動の徹底を行う。 □ シャワー・腰洗い槽への誘導・・・水が冷たく子どもたちは走って通りすぎる傾向がある。 ゆっくり浴びるように指示する。(シャワー・腰洗い槽:ゆっくり10秒以上ずつ) 水泳中 □ ウォーミングアップを図る。 (例)①プールサイドに腰をかけてバタ足を行う。 ②プールサイドに腰をかけたまま手で上半身に水をかける。 ③ゆっくり入水する。 ④水中ウォーキングを行う。 □ 決められた位置を中心に、巡回しながら監視を行う。 (児童の異常・危険な泳ぎ・飛び込み・悪ふざけ等には、特に注意する。) □ バディで、お互いを観察し合い、1人で水泳をしないよう児童に指導する。 □ 顔色・唇の色を見て明らかに異常と思われる児童は、プールから上がらせ休憩をとらせる等、 適切な対処を行う。 休憩中 □ 休憩時間の指示を行う。(15~20 分の水泳につき、5~10 分の休憩時間をとる。) □ 休憩中においても、必ず監視員1名以上がプールサイドを巡回する。 □ 遅れてきた児童のシャワーや準備運動の世話、保護者承諾、健康状況等の確認を行う。 □ 早く帰る児童に整理運動やシャワー等の世話をし、健康観察を行う。
水泳後 □ 整理運動等の指示をし、健康観察を行う。 □ 水泳が終了した際にもバディ・システムを活用し、最終人数の確認を行う。 □ プールの底やプールサイドに忘れ物や落とし物がないか確認を行う。 □ 児童に水泳参加カード等を返却し、安全に気をつけて速やかに帰るように指示する。 (遊具等で遊ばない、不審者・交通安全等に気をつける) □ 脱衣場・便所の掃除・整頓を行い、忘れ物がないか確認を行う。 □ プール及び附属施設等の状況確認を行う。 □ プール日誌を記入する。 □ プールの施錠を行う。 □ 本日のプール実施状況及びプール及び附属施設等の状況について、校長等に報告する。(校 長等にプール日誌のチェックを受ける。) 緊急時 □ 監視員は、児童の様子の変化を感じたら、その児童に「どうしたの?」「大丈夫?」など、 声をかける。 □ 体調がすぐれない児童については、日陰で休憩させ、様子を見る。状況によっては、保護 者、校長、運営責任者等や病院に連絡する。 □ 児童の容体が急変したり、症状が重かったりする場合は、救急車の要請(119)をする。 その場合は、保護者、校長、運営責任者等に連絡する。 □ 監視員が異常を認めたときは、運営責任者、監視責任者に連絡をとり、直ちに水泳を中止 させるとともに、校長等にも連絡する。 □ 事故発生時には、緊急チェックリストの緊急連絡先等に連絡する。
救急車要請〔119 番通報〕のポイント
① 要件を伝える「火事ですか?救急ですか?」
「救急です」
※傷病者の近くから電話をかけ、場合によって指示を仰ぐ。② 住所「住所はどこですか?」
「四日市市○○町○番○号 ○○小学校です」
③ 症状「どうしましたか?」
「小学校○年生児童が、○○の状態です」
※ 水着の名札で学年・名前を確認する。
※ 出血の有無、意識の有無、呼吸の有無・呼吸困難かどうか
④ 通報者の名前と連絡先
「私の名前は○○です。電話番号は です」
救急車が到着するまで ※ 心肺蘇生法及びAEDを用いた救助方法等、必要な措置を講ずる。 ※ 向かっている救急隊から、その後の状態確認等のため電話がかかってくることが あるため、通報時に伝えた連絡先の電話は、常につながるようにしておく。 ※ 「保険証」「診察券」「普段飲んでいる薬」「靴」「お金」等を準備しておくとよい。緊急対応組織表