第4世代無線通信に向けた
アナログ回路技術
東京工業大学
大学院理工学研究科
電子物理工学専攻
松澤昭
内容
• ワイアレスシステムの動向
• パイプライン型ADC
• ΣΔ型ADC
• 低電圧アナログ回路
• 微細化CMOSデバイスとアナログ特性
• 今後の方向性
• デジタルアーキテクチャ
ワイアレスシステムの多様化
今後増大するワイアレスシステムの規格
マルチスタンダード化
IMT-2000 RF GSM RF Bluetooth RF GPS RF GPS BB Bluetoth BB GSM BB IMT-2000 BB MCU Power Reconfigurable RFDSP
Unification
Yrjo Neuvo, ISSCC 2004, pp.32
Multi-standards and multi chips
Future cellular phone needs
11 wireless standard!!
たくさんのワイアレス規格を携帯に実装する必要が出てくる
Current
Future
チップ構成の方向
RF+IF
+アナログBB
RF+IF
+アナログBB
+デジタルBB
ADC/DAC
ADC/DAC
+デジタルBB
アプリチップ
アプリチップ
RF+IF
+アナログBB
+ADC/DAC
RF+IF
+アナログBB
+ADC/DAC
デジタルBB
+アプリ
デジタルBB
+アプリ
微細CMOS
CMOSもしくはBiCMOS
アナログIF
デジタルIF
現行
今後
ADC, DACを含むアナログRF回路がSoCに全て集積される方向
RF+BB
RF+BB
微細CMOS
近い将来
アナログ部のコストの増大
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 10.35um 0.25um 0.18um 0.13um 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1
0.35um 0.25um 0.18um 0.13um
(0.35um : 1)
Chip area
Chip cost
I/O
Analog
Digital
Wafer cost increases 1.3x
for one generation
アナログ・RF回路は面積縮小が困難である。このため微細化が進むとア
ナログ回路はコストが増大する。したがって今後はできるだけアナログ・RF
回路を抑えるアーキテクチャが必要となる。
RF CMOSチップのSoC化
M. Zargari (Atheros), et al., ISSCC 2004, pp.96 K. Muhammad (TI), et al., ISSCC2004, pp.268
Discrete-time Bluetooth
0.13um, 1.5V, 2.4GHz
Wireless LAN, 802.11 a/b/g
0.25um, 2.5V, 23mm
2, 5GHz
アナログ・RF回路
RF CMOSチップはアナログリッチからデジタルリッチのSoCになっていくだろう。
今後のアーキテクチャ
LNA Mixer Filter ADC
Synthesizer LPF Mixer OSC Digital processing
ADC
Digital architecture
LNA Synthesizer Sampled data LPFアナログ回路をできるだけデジタル回路に置き換える方向
ADCの開発が鍵になる。
K. Muhammad (TI), et al., ISSCC2004, pp.268
Filter ADC Mixer LPF
OSC
Digital processing
ADC
Low-IFの場合
ワイアレスシステム用ADC
0.1 1 10 100 1000 4 6 8 10 12 14 16 802.11g 802.11b WCDMA CDMA 2000 GSM 信号帯域 (MHz) 現行パイプライン型 現行ΣΔ型 現行のADCはほとんどが3V, 2.5V, 1.8V などの1V以上の電圧を用いている UWB 40mW 30mW 200mW既学会発表
200mW 300mWワイアレスシステムには高性能ADCが求められる
パイプライン型ADCとΣデルタ型ADCが用いられる
パイプライン型 としてのまとめ方 ΣΔ型としての まとめ方第4世代携帯電話
• 超高速データ伝送
– 100Mbps:移動環境 1Gbps:屋内
• 空間並列のMIMOの利用
– MIMOシステムにより超高速データ通信を可能にする
– MIMOは4チャネル、したがって1チャネルあたり 250Mbps
• 変復調はOFDMを使用
• キャリア周波数は 携帯電話としては0.8GHZから2.5GHzであ
まり変わらない。W-LAN対応として5GHz対応になる。
• マルチスタンダードへの対応が必要
– ソフトウエア無線技術の大幅導入
• 微細CMOS (60nm~45nm?)を用いる。大きな理由はOFDMと
MIMOに必要な大規模デジタル演算が不可欠なため。
第4世代携帯電話まだはっきりしていないが以下のような特徴になりそうである。
第4世代携帯電話に向けたアナログ回路技術
• 超高速データ伝送
– ADCの高速化 10b, 400MHz程度は必要か?
– ADCの低電力化:携帯端末に搭載可能
– Filterの広帯域化
• マルチスタンダードへの対応
ソフトウエア無線技術の大幅導入
– ADCの性能可変化 (GSMなどの高ダイナミックレンジにも対応?)
– シンセサイザ・PLL特性の可変化
• 微細CMOSでのアナログ回路のオンチップ化
– 65nm以下のプロセスでの低電圧アナログ回路技術の確立
– ノイズ・クロストークの抑制
もっとはっきりしていないが以下のようなことを考える必要がある。
高速・高分解能ADCの電力と周波数
(過去10年間に主要国際会議、 雑誌で発表されたADC)
静岡大 川人先生より
パイプライン型ADC:構成
・単位変換回路を縦続接続
・各単位変換回路は入力信号を標本化し、参照電圧と比較を行いMビットの変換
・ADCの出力により、DACが出力する電圧が変化。入力信号とDACの出力する
電圧の差分を2
M倍して後段に出力。
Stage 1
Stage 2
Stage 3
Stage 4
Stage N
V
inLSB
MSB
S/H
ADC
(M bit)
DAC
(M bit)
+
×2
MAmplifier
単位変換回路
‐
+
Mビット Mビット Mビット Mビットパイプライン型ADC:単位回路
C
sC
fclk
Op Amp
(-Vref, 0,Vref) DAC Vin‐
+
C
sC
fclk
Op Amp
DAC Vin‐
+
Sampling Phase
Subtracting and
amplifyingphase
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
⎭
⎬
⎫
⎩
⎨
⎧
−
+
−
=
2
V
,
0
,
2
V
V
2
V
out in ref refclk
C
sC
fADC
clk
clk
Op Amp
+Vref -Vref DAC Vin SW3 SW1S SW1f SW2+
‐
・サンプリングフェーズでV
inをしきい値電圧と比較
・DAC端子は比較出力に応じた+/‐V
refもしくは
接地電位が印加される
・差分増幅フェーズでV
in-DAC/2の2倍の出力
比較器にて選択パイプラインADC:回路動作
信号を折れ返して転送することにより1ビットずつの変換を行う
-Vref +Vref -Vref +Vref 1ビット目 0 1 X2 -Vref +Vref -Vref +Vref 2ビット目 0 1 0 1 X2X2比較器とOPアンプのオフセット電圧の影響
-Vref +Vref -Vref +Vref 1ビット目 X2 比較器の オフセット電圧 オーバーレンジに より変換値が出ない。 オーバーレンジに より変換値が出ない。 -Vref +Vref -Vref +Vref 1ビット目 X2 オーバーレンジに より変換値が出ない。 オーバーレンジに より変換値が出ない。単純な折れ返し転送では比較器やOPアンプのオフセット電圧によりA/D変換電圧範囲を
逸脱し、信号変化が変換値に反映されない状態になる。
1.5ビット冗長型パイプライン型ADC
-V
ref+V
ref+V
ref-V
refV
sigV
out+V
ref/4
-V
ref/4
00 01 101.5ビット冗長構成
理想変換特性
比較器のオフセットで
切り替わり点はずれる
A
B
利得が正確な場合
A点とB点は値として
つながる
比較器のオフセットは
誤差補正可能
比較器を2個設けて+/- V
ref/4の電圧で折れ返すようにしたのが1.5ビット冗長構成である。
この構成により比較器やOPアンプのオフセットが発生しても変換電圧範囲に留まり、変換値自
体は連続しているため誤差のない変換が可能となった。
-V
ref/4
2段目にオフセット電圧を発生させたときの変換の様子
増幅器のオフセット電圧は変換には全く影響を与えない
容量ミスマッチがあるときの変換
初段の増幅器の入出力電圧特性
A/D変換器の入出力特性
C
f=1pF
C
s=1pF
1.5b 構成の変換:正常変換
各段のアナログ信号は +/- 0.5 Vrefに集まってくる。 容量比精度が完全な場合C
f=0.9pF
C
s=1.0pF
容量比精度が不完全な場合 この場合は利得が2以上 比較器の切替わり部で段差発生容量ミスマッチがあるときの変換
C
f=1.1pF
C
s=1pF
容量比精度が不完全な場合 この場合は利得が2以下 比較器の切替わり部で段差発生容量ミスマッチがあるときの変換
ミスマッチ精度要求
(
in DAC)
f f s s out v v C C C C v ⎟⎟ − ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ − = Δ Δ Δ(
vDAC = −Vref)
ref 2 1 ref 2 ref 1V
C
C
V
C
C
4
1
V
C
C
4
3
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
+
=
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
Δ
δ
δ
δ
Δ
δ
Δ
δ
1 M N2
1
C
C
+ −≤
Δ
+v
ref-v
refv
inV
outv
in=+/-v
ref, 0 の値は変化しない
δ1
δ2
+v
ref+v
ref-v
refの誤差の場合
LSB
4
1
N2
1
C
C ≤
Δ
(1.5b構成:1/4LSB誤差)C
f=C
sC
f≠C
sより、
(
v
DAC=
0
)
-V
ref/4
+V
ref/4
容量ミスマッチ精度は分解能程度が必要である。
容量ミスマッチ精度
N 2 72
10
6
.
3
)
pF
(
C
≥
×
− ) ( 410
6
)
3
(
pFC
C
C
=
×
−Δ
σ
モデル化した値
10bit: 0.4pF
12bit: 4pF
14bit: 40pF
容量値と容量ミスマッチ
容量ミスマッチからは分解能が2ビット上がる毎に必要容量は1桁上昇する
(MIM容量を用いたときの代表的な値)1.5Bステージの変換特性
ADC入出力特性
VIN VOUT Vref DOUT -Vref -Vref/4 Vref/4 IDEAL ACTUAL CAL 0 0 0 1 1 0 VIN誤差補正
利得誤差が あるときの特性利得誤差があると変換誤差を生じるが、この誤差を計測して引くことにより補正可能である
したがって、容量ミスマッチはあまり考慮しなくてもよくなった。
精度を決めるもの:ノイズ
ω
∞=
+
=
∫
2 2 01
4
1 ( /
)
nCv
kTR
df
CR
kT
C
最終的にADCの精度を決めるものはノイズである。
トランジスタ・抵抗などいくつかのノイズ源があるが、最終的には容量で決定される。
静岡大 川人先生よりノイズの計算
a)kT/Cノイズ
C
kT
C
kT
v
N n n tot c2
2
1
1 0 2 _=
∑
≈
− =b)入力換算熱雑音
C
kT
v
ther2≈
1
.
7
C
kT
v
v
c2 tot ther23
.
7
_+
≈
全ノイズ
このノイズ電力が量子化ノイズ電力の半分であることが必要を基準とすると、
N ref N ref qV
V
q
v
2 2 2 1 2 22
3
2
2
3
1
2
3
1
⋅
=
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
=
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
+より、
2 ref N 7V
2
10
23
.
1
)
pF
(
C
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
×
≥
−C
kT
v
v
c2 tot ther23
.
7
_+
≈
の条件が得られる。
(T=400K)
信号電力とノイズ電力の比がSNRである。高分解能になるほど高いSNRが求められる。
ノイズ電力は容量で決定され、信号電力は信号振幅で決定される。
分解能と信号振幅および容量
2 ref N 7V
2
10
23
.
1
)
pF
(
C
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
×
≥
−kT/Cノイズからは分解能が2ビット上がる毎に必要容量は1桁上昇する
また、信号振幅が減少すると必要容量は減少率の2乗に比例して増加する。
V
ref=1.0Vとすると、
V
ref=2.0Vとすると、
10bit: 0.025pF
12bit: 0.5pF
14bit: 8pF
参照電圧の2乗に反比例
10bit: 0.1pF
12bit: 2pF
14bit: 30pF
Vref: 片側振幅オペアンプの利得とGBW
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
+
+
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
−
=
f p DAC in outC
C
G
v
v
v
2
1
1
1
2
2
Op AmpC
sC
fv
outG
v
DAC -+C
pC
G
β
C
G
G
f p error1
2
1
≈
−
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
+
−
≈
2
11
+ −≤
N MG
β
⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ + ≡ f p C C 2 1 β10
6
)
(
dB
> N
+
G
必要なDCゲインは分解能から算出され、NビットADCのSNRに8dB加えたものである。
必要なGBWは変換周波数に分解能を掛けたものである。
(NビットADCのSNRは SNR=6N+2 (dB))Log
Freq
ωBW ωp1G
0 0dB(
)
β
ω
τ
τ
β
ω
BW p rrort
t
G
E
exp
0 1exp
⎟
,
=
1
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛−
=
−
=
1 01
1
1
)
(
1
1
p rrors
G
s
G
E
ω
β
β
+
+
=
+
=
12
1
)
exp(
−
t
ss<
N−M+τ
GBW
>
N
⋅
f
c
オペアンプのGBW
tssは変換の半周期の2/3 β=1/3としたとき
OPアンプのGBWは変換周波数のおよそ10倍から15倍程度必要
OPアンプの動作電流計算
c ref N s V f N I ≥ × × ⋅ ⋅ ∴ − 2 2 19 2 10 1 . 3 Is Vb1 Vb2 Vdd Ceff Vb3 C Op Amp DAC C Cp 0.5 C 0.5 C Co と仮定 C C C Cp ≈ , o ≈0.3(
C
)
C
C
C
C
eff0
.
3
2
3
2
5
.
0
2
+
+
≈
≈
OPアンプの実効負荷容量C
I
CV
I
C
g
C
g
GBW
s eff s m eff m5
.
2
4
4
2
≈
≈
≈
≈
π
π
π
GBW=Nfcを用いると N:分解能 fc=変換周波数I
s≈ 5
2
.
C
⋅
N
⋅
f
c Ceff 次段の容量は半分にできるg
mg
m 2 19 2 10 23 . 1 ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ × ≥ − ref N V CVref=1.0Vの場合
オペアンプの動作電流
分解能が2ビット上がるにつれて約20倍消費電流が増加する。
変換周波数が1桁上がると消費電流も1桁上がる。
Vref=2.0Vの場合信号振幅を2倍に上げると消費電流は1/4になる
ゲインステージの最適化
Pipe Stage and required spec
Pipe Stage and required spec
Pipe Stage and Required spec
Pipe Stage and Required spec
1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th Pipe Stage Is, Capacitance, ,D C gain 、 GB W Current Capacitance DC gain GBW
Stage
C
[pF]
Islew
[mA]
DC gain
[dB]
GBW
[MHz]
1st
3.2
1.6
75.8
416
2nd
1.6
0.76
69.7
378
3rd
0.8
0.39
63.7
340
4th
0.4
0.16
57.7
303
5th
0.103 0.093
51.6
265
各段、2倍ずつ増幅しているので、後段ほど精度要求は緩くなる。
したがって、容量値、動作電流をゲインステージに添って1/2程度で減少させることができる。
ブートストラップ回路
オン抵抗の入力電圧依存性は歪を発生させる。これを抑制するために
ΣΔ型変調器のシステム解析
1 −z
入力信号Xin 出力信号Y out 1 −z
-(
)
(
1
)
n
in
out
out
1
in
1
n
out
Q
z
1
X
Y
Y
z
X
z
1
1
Q
Y
−
−
−
−
+
=
∴
−
−
+
=
ADC, DACが可能で、量子化ノイズは微分されている。
nQ
ΣΔ変調器の汎用的システム表現
Input signal
+
nQ
z
F
z
H
X
z
F
z
H
z
H
Y
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
+
+
+
=
1
1
1
Output signal
Quantizer
)
(z
H
)
(z
F
nQ
Y
X
)
(
)
(
)
(
z
F
z
H
z
H
+
1
)
(
)
(
z
F
z
H
+
1
1
STF: Signal Transfer Function
NTF: Noise Transfer Function
信号帯域に対してフラットな特性
量子化ノイズの周波数特性
(
)
n
in
out
X
z
Q
Y
1
1
−
−
+
=
x
x
f
f
f
f
f
f
f
f
f
H
f
f
j
f
f
f
H
c c c c c c 2 2 22
2
1
2
2
1
2
2
2
1
2
2
1
sin
cos
sin
cos
sin
cos
)
(
sin
cos
)
(
=
−
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
=
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
−
=
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
+
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
−
=
∴
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
+
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
−
=
Q
π
π
π
π
π
π
(
1
)
1
−
−
≡
z
z
H )
(
ノイズの伝達関数
f
cf
j
e
z
π
2
=
で置き換える
ノイズ電力
2 c f0
2
cf
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
cf
f
π
sin
2
周波数 伝達特性ノイズのパワースペクトラム密度を求める
⎟
⎟
⎠
⎞
⎜
⎜
⎝
⎛
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
−
=
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
=
=
c cf
f
f
f
f
H
f
γ
γ
π
γ
π
γ
4
2
01
2
2 0 2 0(
)
sin
cos
)
(
c f0
cf
周波数
ノイズのパワースペクトラム密度 ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − = c f f f γ π γ( ) 2 0 1 cos 2ノイズはf
c/2まで分布しているので
c cf
f
6
12
2
2 0 2 0Δ
=
∴
Δ
=
γ
γ
if
帯域内ノイズ帯域f
iまでのノイズ電力は、
3 2 2 3 3 2 3 2 0 2 0 2 0 0 1 36 1 6 1 2 3 2 3 1 2 2 2 2 3 2 2 3 2 1 6 2 M M f f f f f f f f f f f f f f f f f f df f f f df f N c c c i c i c i c i c i c f c c c f c c f eff q i i i Δ = ⋅ ⋅ ⋅ Δ = ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − ≈ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − Δ = ⎥ ⎦ ⎤ ⎢ ⎣ ⎡ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − Δ = ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − Δ = =∫
∫
π π π π π π π π π π π γ γ で近似すると、 ここで ! sin sin sin cos ) ( _2次のΣΔ変調器
+
+
+
z
-1+
z
-1z
-1 入力信号Xin 出力信号Yout(
)
(
)
(
)
{
}
(
)
(
)
n in out n in out out out in n outQ
z
X
Y
Q
z
X
z
z
z
z
Y
Y
z
z
Y
z
X
z
Q
Y
2 1 2 1 1 1 1 2 1 1 1 1 11
1
1
1
1
1
1
− − − − − − − − − −−
+
=
∴
−
+
=
+
−
+
−
⎭
⎬
⎫
⎩
⎨
⎧
−
−
−
−
+
=
nQ
高次の効果
c f f ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ − = ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ = = c c f f f f f H f γ γ π γ π γ 4 2 0 1 2 2 0 2 0 ( ) sin cos ) ( ノイズのパワースペクトラム密度1次
2次
3 2 2 11
36
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
Δ
=
M
N
q( storder)π
5 4 2 21
60
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
Δ
=
M
N
q( ndorder)π
4 0 2 016
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
=
=
cf
f
f
H
f
γ
γ
π
γ
(
)
(
)
sin
1次ΣΔ変調
2次ΣΔ変調
cf
f
Signal to Noise Ratio
(
)
{
}
8
1
2
−
⋅
Δ
2=
NS
3 2 2 11
36
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
Δ
=
M
N
q( storder)π
Signal power S
Noise power N
q 5 4 2 21
60
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
Δ
=
M
N
q( ndorder)π
7 6 2 31
84
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
Δ
=
M
N
q( rdorder)π
(
)
⎭
⎬
⎫
⎩
⎨
⎧
⋅
−
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
2 3 2 12
1
2
9
10
M
SNR
N order st dBπ
log
) ((
)
⎭
⎬
⎫
⎩
⎨
⎧
−
⋅
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
2 5 4 1 ) (2
1
2
15
log
10
M
SNR
dB storder Nπ
(
)
⎭
⎬
⎫
⎩
⎨
⎧
⋅
−
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
=
2 7 6 3 ) (2
1
2
21
log
10
M
SNR
dB rdorder Nπ
SNR:次数とオーバーサンプリング比
1ビット量子化の場合
理論上の限界値
システムの次数を上げればSNRは上がるが、システムが不安定になるので、
このような高いSNRは実際は困難である。
極の位置とシステムの安定
ポールが単位円の内側にあれば安定
高次のシステムでは安定性が取りにくい
4次ΣΔ変調器
+X
+(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
4 1 3 1 1 2 2 2 1 3 1 3 1 4 4 1 4 11
1
1
1
1
− − − − − − − − −+
−
+
−
+
−
+
−
−
z
a
z
z
a
z
z
a
z
z
a
z
z
NTF :
1 11
− −− z
z
a2 a1 + 1 11
− −− z
z
1 11
− −− z
z
Q
nY
+ a3 a4高次の場合は不安定になるので、係数を調整して安定になるように根の位置を調整する。
1 11
− −− z
z
安定条件でのSNR
M
系を安定にすると低オーバーサンプリング比においてSNRが著しく劣化する
これでは低いオーバサンプリング比では2次程度にした方が高いSNRが得られる。
ポールとゼロおよび周波数特性
単位円
ゼロ点はZ=1
(4重根)
系が安定なためにはポールが単位円の内側になければならない
ポール
阪大 谷口教授よりゼロ点の分散
単位円
ゼロ点を
z
=
1
上で分散させる
信号通過域において深い減衰特性が得られる
ゼロ点を分散させて信号通過帯域内において深い減衰特性を作る
ポールは安定性確保にため余りいじれない
阪大 谷口教授よりローカル共振回路
)
(
)
(
:
z
F
z
H
NTF
+
1
1
H(z)の極はNTFのゼロになる
ゼロ点を分散させるために積分器に帰還をかける。
ゼロ点分散の効果
阪大 谷口教授より
広帯域・高精度ΣΔADC
研究室で検討中のΣΔ型ADC
1
1
1
−− z
+
1 −z
Q
1+
+
11
− z
− 11
1
−− z
+
1 −z
Q
2+
+
11
− z
− 11
1
−− z
+
1 −z
Q
3X
1
1
ststquantization
quantization
noise
noise
Y
-Q
1-Q
2MASH (Multi-stage noise-shaping)
Y
1Y
2Y
32
2
ndndquantization
quantization
noise
noise
(
)
(
)
(
1)
3 2 3 2 1 1 2 1 1 1Q
Z
1
Q
Y
Q
Z
1
Q
Y
Q
Z
1
X
Y
− − −−
+
−
=
−
+
−
=
−
+
=
(
) (
)
(
1)
3 3 3 2 1 2 1 1Q
Z
1
X
Y
Y
Z
1
Y
Z
1
Y
Y
− − −−
+
=
∴
−
+
−
+
=
1次のΣΔ変調器をカスケードに接続することで高次のノイズシェーピングを実現
高次のフィードバックを用いないので極めて
安定である
素子ばらつきの効果
(
)
(
)
(
)
(
)
(
1)
k k 1 k 2 k 1 1 k k 1 1 1 2 1 1 k 1 2 1 1Q
z
1
Q
z
1
Q
z
X
1
Y
z
1
1
k
,
z
1
1
2
,
z
1
1
1
− − − − − − − − −−
+
−
+
+
⋅
⋅
⋅
+
+
−
≅
−
−
−
−
−
−
Δ
Δ
Δ
Δ
Δ
Δ
Δ
Δ
段目:
段目:
段目:
ようにばらついた時
積分器の特性が以下の
松谷康之 松澤昭 「CMOSアナログ設計技術」 トリケップスMASHは素子ばらつきに弱いため、初段に高次の変調器を配置することが多い。
2-2 cascaded ΣΔ型ADC
DAC DAC通常、2次が用いられる
3次以上だと位相が回転し
不安定になるため
通常、3bit程度が用いられる
誤差を生じても影響が少ないため
通常、1bitが用いられる
多ビットだと誤差を生じるため
2-2 cascaded ΣΔ型ADCも良く用いられる。
2次のフィードバックなので安定で、オーバーサンプリング率が低いところでは高いSNRが得られる。
ただし、初段の誤差に対してはノイズシェーピング効果が薄いため
80dB以上のダイナミックレンジは確保しにくい。
必要な容量値
7 2 4 6 4 5 2 3 4 3 3 2 2 2 2 1 tot , NM
A
7
PN
M
A
5
PN
M
A
3
PN
M
1
PN
P
=
+
π
+
π
+
π
各段のノイズ電力とその寄与
A: 入力端からそのステージまでの利得KT/Cノイズは殆ど初段で決まり、オーバーサンプル比だけ減少する。
GSMのようにDR=80dBも必要とする場合はオーバーサンプリング比率が高くとも
かなりの大きさの容量を必要とする。
開発例
X. Li and M. Ismail, “Multi-Standard CMOS Wireless Receivers” Kuluwer
0.35um CMOS, Pd=16.8mW, 3V supply
CT型ΣΔADC
最近はワイアレスシステムにおいてIF信号を直接ADCするなどの目的でCTフィルターを用いた
ΣΔ型ADCが盛んに開発されている。
SCFを用いたものに比べて広帯域化が容易で消費電力も少ないが、ジッターに弱く実用上は課題
が多いと言われている。
L. Breems and J.H. Huijsing,”Continuous-time sigma-delta modulation for A/D conversion in radio Receivers” Kluwer
複素フィルタを用いたΣΔADC
1.2V Dual-mode WCDMA/GPRS ΣΔ Modulator
GPRS: 82dB, WCDMA: 70dBを達成した
ジッタの影響
CT型では積分時間の影響により大きなSNR劣化を招く。
DT型はサンプリングジッタのみである。
DACからのパルス
Ts
T Δσ
⎟⎟
⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎜
⎝
⎛
≈
2
2
bw
it
lim
TMf
8
1
log
10
_
SNR
Δσ
例えば、SNR=85dB, M=32, f
bw=1.25MHz, 2.8ps
f
bw=12.5MHz, 0.028ps
今後のSoCの動作電圧
0
1
2
3
4
10
100
2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016
動作電圧
(V)
デザインルール
(nm)
Design Rule
Analog High Analog LowDigital Low (Low leak) Digital High
今後は内部コアTrでも1V前後の動作電圧で推移。急激には低下しない。
コアトランジスタを用いてもかなりのアナログ回路は構成可能と思われる。
アナログ回路の動作電圧
V
bbV
ddV
effV
TP+V
effV
INBV
INV
OUTV
swingV
TN+V
effV
effV
effV
eff-+
Vc-+
反転増幅器 正転増幅器V
effV
ddV
TN+2V
effV
eff 正転増幅器 の出力電圧 反転増幅器 の出力電圧 GNDアナログ回路の動作電圧は回路形式、使用形態、しきい値電圧、
有効ゲート電圧、信号振幅などで決まる
入力信号動作電圧を下げるには
• 反転増幅器の採用
• しきい値電圧が利かないような回路形式
• 動作電圧に関するV
eff
の数を削減
• 入出力コモンモード電圧を合わせる
• 入出力コモンモード電圧差の調整
• 差動形式の採用→信号振幅が2倍になる
低電圧カレントミラー
M2 M1 I1 I2 M 3 M4 Vgs3 Vgs4 M2 M1 I1 I 2 M3 M4 Vb VT3+Veff3 Vds3>Veff3 Vds1>Veff1(
V
TNV
eff)
2
+
V
TN+
2
V
eff eff TN2
V
V
+
2
V
eff低電圧化
回路を工夫すれば低電圧動作が可能
+
-M
1M
2M
1M
1M
2V
inI
outV
bV
inI
outV
bI
outr
outr
outr
outV
in(a) Source grounded ckt.
ds
out
r
r
(b) Cascode ckt.
(c) Super-cascode ckt.
出力抵抗を上げる各種回路
カスコード回路だけでなく、OPアンプを用いたスーパーカスコードを用いると出力抵抗を
極めて高くできるためDC利得が上がる。
≈
ds(
o)
ds m ds outG
r
r
g
r
r
⋅
≈
⋅
≈
1 2 2 1(
)
G
G
r
G
r
g
r
r
o ds ds m ds out⋅
⋅
≈
⋅
⋅
≈
1 2 2 1G
差動化
M
1M
2M
3M
4v
in+v
in-v
outI
ssV
b1M
5M
6M
7M
8V
b2V
ddA
B
Y
X
C
D
C
LM
1M
2M
3M
4v
in+v
in-v
out+I
ssV
b1M
5M
6M
7M
8V
b2V
ddA
B
C
LY
V
b3v
out-Y
ミラーポールが周波数特性を悪化させる。
差動化
第2ポールはカスコード段で決まる
Pch側は信号パスではない 信号振幅が2倍になる 信号電力は4倍になる差動入出力にすることで振幅が増加するほか、信号帯域も上がる
テレスコピックカスコード回路の許容入出力電圧
V
dd2V
effGND
V
TN1+2V
effInput range
Output range
V
b1V
TN5V
eff+ΔV
TV
b1>V
TN5+3V
effCommon range
(a) Telescopic cascode op-amp
M
1M
2M
3M
4v
in+
v
in-v
out-V
b3M
6M
7M
8v
out+
M
5V
b2V
b1Vdd
V
b0V
effV
effV
effV
TN5+V
effV
TN1+V
effM
1V
b1v
in+
eff T in b eff TN TN in b V V V V V V V V V + Δ + > + + − > 1 5 1 1Input range
V
b1Input range
V
TN5+V
eff 5 1 5 1 TN b out eff eff TN b outV
V
V
V
V
V
V
V
−
>
+
−
−
>
テレスコピックカスコード回路は利得増加に有効だが共通入出力電圧範囲は極めて小さい
M
5v
out
V
effフォールディッドカスコード回路の許容入出力電圧
M
3M
4v
in+
v
in-v
out-V
b3M
5M
7v
out+
M
6M
8V
b2V
b1I
ss1I
ss1I
ssV
ddV
ddM
1M
22V
eff2V
effV
TP+2V
effGND
Vdd
V
eff-V
TPInput
range
Common range
Output range
M
1M
9M
9M
10v
in
V
TP1+V
effV
effV
eff 1 1 TP eff in eff eff eff TP inV
V
V
V
V
V
V
V
−
>
∴
>
−
+
+
フォールディッドカスコード回路の入出力電圧範囲は極めて広い
ただし、消費電力が増加するほか信号帯域も狭くなる
M1 M2 M 3 M 4 vin+ v in-v out-Iss M5 M6 M 7 M8 vout+ Vb Vdd A1 A2
スーパーカスコード回路を用いた演算増幅器
M1 M2 vin+ v in-Iss Iss2a Vb1 Vb2 Vb3 Iss2b Vb1 Vb2 Vb3 M3 M4 M5 M6 M7 M8 M9 M10 M11 M 12 Iss3 青はスーパーカスコード用増幅器スーパーカスコード回路を用いることでDC利得を大幅に上昇できる
課題は面積・消費電力の増大と帯域の低下
コモンモードフィードバック回路
(スイッチドキャパシタ型)
M
1C
1aC
1bI
outV
cmv
out-v
out+
S
1S
2S
3M
2V
bcC
2aC
2bS
4I
ss スイッチS3をM1側に倒す、S1, S3をVcom側に倒す。 容量C2a, C2bに以下の電圧が貯まる。 bc cm c CV
V
V
V
b a動作
1)OPアンプを増幅器として動作させる期間−
=
=
2 2 2)OPアンプを増幅器として動作させない期間 スイッチS3をM2側に倒し、S1, S3をVout側に倒す。 このとき通常はS4を設けてS4を閉じる。 Vout端子とM2のゲートには容量C1b, C1bを通じてコモン モードフィードバックがかかっている。 容量C2a, C2bから容量C1a, C1bに向かって電荷が転 送されて、何サイクルか繰り返すと出力のコモン電 圧はVcmに等しくなる。 利点: 全周期で帰還がかかっており安定である。 チャージフィードスルによる誤差が少ない。 欠点: 複数サイクル経たないと安定しない。10
4
1 1 2C
C
C
≈
~
改良型
×
×
×
×
σ
ω
j
y p,ω
x p,ω
p,xω
A p,ω
B p,ω
ω
p,C D p,ω
(a) カスコード型演算増幅器
(b) 演算増幅器のポールの位置
カスコード型演算増幅器とそのポールの位置
M
1M
2M
3M
4v
in+
v
in-v
out
I
ssV
b1M
5M
6M
7M
8V
b2V
ddA
B
Y
X
C
D
C
L信号パスの各ノードには固有の時定数が存在し、これがポールを形成する。
→各ノードの時定数・ポール(ゼロ)を推定することが重要
抵抗が高く、容量が大きいノードは
ポール角周波数が低い
ポールの性質
ω
log
位相(度)
DC
ゲイ
ン
(dB)
ω
log
°
0
°
− 45
°
− 90
pω
10
ω
p10
pω
-20dB/dec
⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ + − = + − 2 1 log 10 1 log 20 p p jω
ω
ω
ω
) ( log 20 ) ( 0 p p p dB ω ω ω ω ω ω >> ⎟ ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎜ ⎝ ⎛ − = << = pω
ω
φ
=
−
57
.
3
⋅
tan
−1 ps
A
s
A
ω
+
=
1
)
(
0利得: 周波数が高くなると
ポール角周波数から-20db/decで単調減少
位相: ω
p/10から回りだし、ωpで-45°,10 ωpで-45°回転するが
それ以上の周波数では-90°を保つ。
ω
ω
(log scale)
0
0
-45
o-90
o-135
o-180
o)
(
ω
H
)
(
(dB)
ω
H
∠
ω
p,yω
p,xω
p,A B p,ω
y p, 'ω
ω
p,u-20db/dec
カスコード型オペアンプの位相補償
第1ポール
第2ポール
負荷容量増加による ポール角周波数の低下第1ポールを下げると第2ポール近辺
で利得が低下する。
負荷容量を増やすことで位相補償が可能
位相回転はあまり変わらないことに注意
負荷容量を増加させて第1ポールの周波数を下げ、GBWを第2ポールの周波数の半分以下にするCMOS基本アンプの極と安定性
1段アンプ(カスコード)
1段アンプ(カスコード)
)
C
C
C
(
)
g
/
g
(
g
g
L C 2 s 2 m 02 1 o 3 o 1 p+
+
+
≅
ω
1 s 2 m 2 pC
g
≅
ω
C 2 m 02 1 o 1 pC
)
g
/
g
(
g
≅
ω
1 s L 2 s L 2 s 1 s 2 m 2 pC
C
)
C
C
(
C
C
C
g
+
+
+
+
≅
ω
2段アンプ
2段アンプ
C 1 m uC
g
≅
ω
)
C
C
C
(
g
L C 2 s 1 m u≅
+
+
ω
OPアンプの安定条件 u pω
ω
2>
2
OPアンプの帯域は安定性を考慮すると第2ポールで決まる。
1段アンプではカスコード段で決定される。
回路特性・電源電圧と消費電力
2
V
S
2
pp
p
=
C
kT
2
N
p=
γ
kT
4
CV
SNR
2 pp diff=
γ
2 pp diffV
SNR
kT
4
C
=
γ
⋅
eff k sin mCV
2
I
C
2
g
GBW
π
π
=
=
2 pp diff eff k sinV
GBW
SNR
V
kT
8
I
=
γπ
⋅
⋅
⋅
dd
diff
eff
d
V
GBW
SNR
V
kT
8
P
≈
η
⋅
γπ
⋅
⋅
⋅
SNRで制約される場合の消費電力はSNRとGB積に比例し電源電圧に反比例する
(ただし、回路の寄生容量効果は入れていない)
0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 1 .10 4 1 .10 3 0.01 0.1 1 10 100 Vdd (V) Pd (mW ) 49.944 1.573 10× −4 f_2 10
(
13,Vdd)
f_2 10(
14,Vdd)
f_2 10(
15,Vdd)
f_2 10(
16,Vdd)
5 0.9 Vdd SNBW=1013 SNBW=1014 SNBW=1015 SNBW=1016 消費電力 (W )回路特性・電源電圧と消費電力
高SNR, 広帯域では電源電圧が下がると容量が増加し、消費電力が急増する
I
sinkR
R
I
sinkR
R
eff ox j k sin ox j mV
LW
C
3
2
WC
2
I
LW
C
3
2
WC
2
g
GBW
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
+
=
⎟
⎠
⎞
⎜
⎝
⎛
+
=
π
π
2 eff ox k sinV
L
W
2
C
I
=
μ
L
C
ox=
κ
⎟⎟
⎠
⎞
⎜⎜
⎝
⎛
+
=
k
C
3
2
L
2
V
GBW
j 2 effπ
μ
0 5 10 15 20 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 R e la ti v e ba nd wi dt h Feature size ( )μm 0 5 10 15 20 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 R e la ti v e ba nd wi dt h Feature size ( )μm Feature size ( )μmアナログ回路のデザインルールと信号帯域
SNRを考慮しない場合、比較器の帯域はデザインルールの2乗に反比例する。
微細化は有効である。
L L Vdd 2 m o eff dd 0 dd m min