89
そ の 他8
○1年生
設問2:入学時のガイダンスの説明で、21世紀教育の 履修のしかたが理解できたか?(回答数656)
・理解できた(21.3%)
・ある程度理解できた(54.8%)
・あまり理解できなかった(19.8%)
・ほとんど理解できなかった(4.1%)
「理解できた」と「ある程度理解できた」を合わせ た割合は回答者の7割を越えており、昨年度(63%)、
一昨年度(57%)よりも高まっていました。昨年度と 同様に理解度の学部間の差が大きく、人文学部・医学 部医学科で理解度が高く、教育学部が低くなっていま す。
設問3:「履修マニュアル」の解説はわかりやすかっ たか?(回答数656)
・わかりやすかった(22.3%)
・ある程度わかりやすかった(58.5%)
・あまりわかりやすくなかった(16.5%)
・わかりにくかった(2.7%)
「わかりやすかった」と「ある程度わかりやすかった」
を合わせた割合は全体の80.8%で、昨年よりも10%程 度高くなっています。一方で、教育学部では「あまり わかりやすくなかった」とする回答が29.2%となり他 学部よりも高くなっていました。これは設問2と同調 した結果となっており、ガイダンスの説明時に「履修 マニュアル」の解説を含めた説明の工夫が必要と思わ れます。
設問4:履修相談で受けた指導を履修にあたって参考 にしたか?(回答数656)
平成23年度前期
21世紀教育に関する学生アンケート
・参考にした(39.4%)
・ある程度参考にした(25.5%)
・あまり参考にしなかった(6.5%)
・ほとんど参考にしなかった(4.0%)
・履修相談を受けなかった(24.6%)
回答者の約74%が履修相談を利用し、そのうち8割 以上の学生が相談時に受けた指導を参考にしていま す。このことからも履修相談が重要な役割を果たして いることがわかります。また、学部によって履修相談 の利用率に差がありました。医学部医学科で97.4%、
教育学部で91.6%と高く、人文学部で63.6%と最も低 くなっています。しかし、ほとんどの学部において昨 年よりも相談を受けた学生の割合が高くなっているこ とから、今後とも履修相談を充実させることが必要と なるでしょう。
設問5:入学時のガイダンスや履修相談等を通じて、
21世紀教育の目標が理解できたか?
(回答数656)
・理解できた(27.9%)
・ある程度理解できた(57.0%)
・あまり理解できなかった(13.0%)
・ほとんど理解できなかった(2.1%)
「ある程度」以上理解できたとする回答は全体で約 85%と、昨年度(78%)に比べて高くなっています。
また、ほとんど理解できなかったとする回答(2.1%)
は、昨年度の5%から低くなっており、入学当初に21 教育の目標の理解の程度は高まっているものと判断さ れます。
設問6:21世紀教育に対して一番強く期待すること は何か?(回答数656)
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その他
90
そ の 他9 ・大学の生活や学習になじむための準備を学ぶ
こと(16.9%)
・大学で必要な技能を身につけること(33.0%)
・専門の基礎となることを学ぶこと(22.6%)
・教養的なことを学ぶこと(27.5%)
選択肢はそれぞれ「導入科目」、「技能系科目」、「基 礎教育科目」、「テーマ科目」の目標に対応しています。
どの学部もそれぞれの科目群に期待している様子が読 み取れるものの、期待する内容の比重には学部間で異 なっているようです。理工学部・農学生命科学部では
「大学で必要な基本的な技能を身に付けること」、教育 学部・医学部医学科では「教養的なことを学ぶこと」
に期待する割合が高くなっていますが、この割合は医 学部医学科では昨年度よりも小さくなっており、「大 学で学ぶ必要な基本的技能を身に付けること」が増加 しています。
<英語コミュニケーション実習について>
設問7:TOEIC 試験に興味がありますか?
(回答数656)
全体で約70% (462名)もの学生が TOEIC 試験の受 験を希望しています。前年度(約67%(405名))と 比較すると、TOEIC の受験熱がさらに高まっている ことがわかります。人文学部と理工学部では何らか の形での受験を希望する学生が70%を超えており、
TOEIC 試験に対して特に積極的な姿勢が窺えます。
教育学部、医学部、農学生命科学部でも軒並み60%を 超えており、前年度と比較しても興味の高さを示して いることが見られます。
設問8:TOEIC 向けの授業を受講したいですか?
(回答数636)
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TOEIC 向 け の 授 業 に 対 し て も 基 本 的 に 問 7 の TOEIC の試験の場合と同じ傾向で、80%弱の学生が 受講を望んでいます。ただし、TOEIC 向けの授業を 受講したい学生の大半が「空いている時間があれば」
と回答しているため、時間割上の工夫があれば受講希 望者を増加することができます。教育学部では若干消 極的傾向が見られます。
設問9:TOEIC を受験する場合は、何点ぐらいに目 標を設定したいですか?(回答数640)
医学部医学科の700点以上以外は、600点以上を第一 目標にしており、次いで500点以上と、全体的に高い 点数を志向しているようです。前年度と同様に400点 以上を目標とする割合が減少傾向にあります。
設問10:履修を希望したが、時間割の関係で受講でき なかった科目があれば記入して下さい。
希望の科目を受講できなかった人を学部別に見る と、人文学部で最も多く、医学部医学科で最も少ない ようです。受講できなかった科目は多岐に及んでいま すが、上位3科目は、「心理学の基礎(27名)」「スポー ツ実技(19名)」「言語学の基礎(14名)」です。
○2年生
21世紀教育の「基礎教育科目」「テーマ科目」「技能 系科目」の達成目標について、その程度を問いました。
学部学科により回答者数にばらつきが見られているた め一概に比較はできませんが、以下のような結果とな りました。
設問2:21世紀教育の「基礎教育科目」の達成目標は
「学問のすそ野を広げ、学ぶための教養を培う」
ことだった。あなたの学習の結果からみて達 成感はどうだったか?(回答数575)
・達成できた(15.0%)
・ある程度達成できた(68.7%)
・あまり達成できなかった(13.0%)
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人文学部 教育学部 医 学 部医 学 科医 学 部
保健学科 理工学部農学生命 科 学 部 計
人 数 75 19 6 16 39 17 172
科目数 27 14 5 12 19 9 86
91
そ の 他10 ・ほとんど達成できなかった(3.3%)
「達成、ある程度達成」できたと回答した学生は全体 の84%であり、概ね目標を達成していると思われます。
しかしながら学部学科により違いがあり、医学部医学科 では「達成できなかった」と感じる学生が33%と最も 多い結果でした。基礎教育科目は、専門の基礎を学ぶ、
つまり専門を学ぶ為の教養を学ぶ科目ですから、学部学 科によって修得すべき科目に特徴があることも影響し ていると考えられます。
設問3:21世紀教育の「テーマ科目」の達成目標は
「幅広く深い教養と総合的な判断力を養う」
ことだった。これに対して、あなたの学習の 結果からみて達成感はどうだったか?
(回答数578)
・達成できた(20.8%)
・ある程度達成できた(61.6%)
・あまり達成できなかった(14.9%)
・ほとんど達成できなかった(2.7%)
「達成、ある程度達成」できたと回答した学生は全 体の82%であり、多くは興味関心のある科目を選択し 履修することで、達成感を得られていると思われます。
また、特に学部学科間での違いは見うけられませんで した。
設問4:21世紀教育の「技能系科目」の達成目標は
「国際化や自己管理、自己表現に対する能力 の育成」だった。あなたの学習の結果からみ て達成感はどうだったか?(回答数577)
・達成できた(13.5%)
・ある程度達成できた(60.8%)
・あまり達成できなかった(19.8%)
・ほとんど達成できなかった(5.9%)
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「達成、ある程度達成」と回答した学生は全体で 74%でしたが、最も割合が高かったのは人文学部の 82%、最も低かったのは医学部医学科の44.4%と、学 部学科間でばらつきが見られました。技能系科目は、
21世紀を生きる上で重要となる科目群ですが、昨年度 のアンケートでは、本科目群に期待する割合が人文学 部等で高い傾向であったこととの関連も伺われまし た。
設問5:履修を希望したが、時間割の関係で受講でき なかった科目があれば記入して下さい。
人文学部と理工学部に多く、医学部保健学科で少な いようです。受講できなかった科目の上位3科目は、
「テーマ科目(48名)」「スポーツ実技(7名)」「心理 学の基礎(6名)」です。
前述の1年生の結果を参照すると、履修できなかっ た上位科目が重複していることが分かります。
設問6:21世紀教育科目の成績評価について感じた ことがあれば、自由に記入して下さい。
(回答数60)
「妥当だと思う」「適切だと思う」という記述が8件 ありましたが、その他は批判や要望のようです。その 多くは「成績評価の基準がよくわからない」「担当教 員によって評価基準が違う」といった評価基準に関す る内容です。
設問7:21世紀教育科目の成績評価について感じた ことがあれば、自由に記入して下さい。
(回答数80)
履修制限に関することやテーマ科目のあり方につい て、時間割について等々、文字どおり多岐にわたる意 見が寄せられました。成績評価についての意見も含ま れていることから、前述の設問6における自由記述回 答とも合わせて、教員は成績評価について検討する必 要があると感じました。
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人文学部 教育学部 医 学 部医 学 科医 学 部
保健学科 理工学部農学生命 科 学 部 計
人 数 34 23 4 3 29 16 109
科目数 23 18 4 2 18 11 76