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法線ベクトル・点と直線の距離 担当:市原

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Academic year: 2021

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幾何基礎 No.4 2009.11.17

法線ベクトル・点と直線の距離 担当:市原

問題8 式3x+ 2y= 5で表される直線の法線ベクトルをひとつ求めなさい.

考えている直線を`とすると,`={(x, y)|3x+ 2y= 5}={(x, y)|y=32x+52} と表される.

従って, `上の点P(a, b)について,~p=

a b

=

a

32a+52

が成り立つ. ここで,

a

32a+52

=

a

32a

+

0

5 2

=a

 1

32

+

0

5 2

であるから,`=



X ~x=

0

5 2

+t

 1

32

, t∈R



 と表される. 従って,`の方向ベクトルのひとつは~v=

 1

32

.

`の法線ベクトルを~n =

c d

とすると,~v·~n=

 1

32

·

c d

=c−32d= 0 が成り立てば良い. 従って例えば,~n=

c d

=

3 2

が,式3x+ 2y= 5で表される直線`の法線ベクトルになる.

問題9 点と直線の距離の公式を証明しなさい. つまり,点X = (x0, y0)から直線`:ax+by+c= 0ま での距離d(X, `)が,

d(X, `) =|ax√0+by0+c| a2+b2 となることを証明しなさい.

直線`の法線ベクトルを~nとし, 点X から`におろした垂線の足をF とすると, −−→

XF //~nより,

−−→XF =k ~n (kR). よって,−−→

XF =f~−~x=k ~nとなり,f~=~x+k ~nとなる. 次に, `上に点Pをとると, −−→

P F⊥~nより, −−→

P F ·~n= 0. ここで,−−→

P F =f~−~p=~x+k ~n−p~なので, (~x+k ~n−~p)·~n= 0 が成り立つ. 展開すると, (~x−p)~ ·~n+kk~nk2= 0となり,従って,k=(~xk~n~p)k2·~n

となる.

以上より,d(X, `) =k−−→

XFk=kk ~nk=|k| k~nk=(~xk~np)~k2·~n k~nk=|(~xk~n~p)k2·~n| k~nk=|(~xk~n~p)k·~n| となる.

ここで,上の問題8と同様に考えると,直線`の法線ベクトルとして~n=

a b

がとれる. このとき, k~nk=

a2+b2となる.

またさらに, `上の点P として, (b, a cb)がとれる. このとき, (~x−~p)·~n = ~x·~n−~p·~n =

x0 y0

·

a b

b a−cb

·

a b

=ax0+by0(ab+ab−c) =ax0+by0+cとなる.

以上より,d(X, `) = |ax√0+by0+c|

a2+b2 が成り立つ.

試験持ち込み不可

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