Java Developer Workshop – Client platforms
OSGiの概要と最新情報
OSGiの概要と最新情報
−ホームゲートウェイ(HGW)における最新動向と適用例−
株式会社 日立ソリューションズ ベデ ド リ シ 本部 2011/5/19 エンベデッドソリューション本部 エンベデッドパッケージ開発部 勝田 光弘−HGWにおける最新動向と適用例−
OSGiの概要と最新情報
HGWにおける最新動向と適用例1 OSGi概要
Contents
1. OSGi概要
2. ホームゲートウェイ(HGW)での利用
3 OSGiの適用例
3. OSGiの適用例
4. 適用技術の紹介
5. 日立ソリューションズの取り組み
HGWにおける最新動向と適用例
OSGiの概要と最新情報
1 OSGi概要
−HGWにおける最新動向と適用例−
1-1 OSGiとは?
• Javaモジュールの
動的更新を実現するための基盤システム
• OSGi Allianceという非営利団体によって
標準化
されている
• OSGi Allianceという非営利団体によって
標準化
されている。
OSGi規定標準サービス
ユーザ作成サービス
ロ Hユ
そ遠隔
追
ソフト
ウ
(バン
デ遠
ロ グサー TTP サ ーユ
ーザI
/
そ の他追
加・
更
ウ
ェア
モ
ドル)
デバイス ア遠
隔機
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ビス ー ビス/
F
更
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能
モ
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ー
ア クセス器
操作
能
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ー
ル
バ
実
ミ
OSGiフレームワーク
バ
ンドル
実
行基
盤
ドルウ
ェ
JavaVM
盤
ェ
ア
1-2 OSGi Allianceとは?
• 1999年に設立された非営利団体
• 当初は、Gateway用の仕様策定を目的としていた
y
• 現在約120社が加入
• ヨーロッパ企業の比率が高い
• 仕様策定できる Full Members は、23社
1-3 OSGi Allianceの標準化活動
5つのExpert Groupによって各分野の機能仕様を策定
Vehicle Expert Group (VEG)
車内機器のための機能
Mobile Expert Group (MEG)
携帯電話のための機能
Core Platform Expert Group (CPEG)
OSGiのコア部分の仕様策定
Enterprise Expert Group (EEG)
エンタ プライズ分野のための機能
Residential Expert Group (REG)
ホ ムネットワ クのための機能
エンタープライズ分野のための機能
ホームネットワークのための機能
Home Home Gateway
1-4 OSGi仕様動向
OSGi Specification 1.0 (2000
OSGi Specification 1.0 (2000年
年5
5月公開
月公開))
ホームゲートウェイが主なターゲット ホームゲートウェイが主なターゲット年
年
OSGi Service Platform Release 2 (2001
OSGi Service Platform Release 2 (2001年
年10
10月公開
月公開))
ホームゲートウェイに必要なセキュリティ等の管理機能を強化 ホームゲートウェイに必要なセキュリティ等の管理機能を強化
OSGi Service Platform Release 3 (2003
OSGi Service Platform Release 3 (2003年
年3
3月公開
月公開))
OSGi Service Platform Release 3 (2003
OSGi Service Platform Release 3 (2003年
年3
3月公開
月公開))
車載をターゲットとした仕様を追加 車載をターゲットとした仕様を追加
AMI
AMI--CC仕様に採用仕様に採用
OSGi Service Platform Release 4
OSGi Service Platform Release 4
Core Specification (2005 Core Specification (2005年年1010月公開月公開)) モジュール化機能を強化 モジュール化機能を強化 モジュ ル化機能を強化 モジュ ル化機能を強化 Mobile Specification (2006 Mobile Specification (2006年年99月公開月公開)) 携帯電話をターゲットとした仕様を追加 携帯電話をターゲットとした仕様を追加
OSGi Service Platform Release 4 1 (2007
OSGi Service Platform Release 4 1 (2007年
年6
6月公開
月公開))
OSGi Service Platform Release 4.1 (2007
OSGi Service Platform Release 4.1 (2007年
年6
6月公開
月公開))
エンタープライズ・サーバ向け機能を追加 エンタープライズ・サーバ向け機能を追加
OSGi Service Platform Release 4.2 (2009
OSGi Service Platform Release 4.2 (2009年
SG Se v ce at o
SG Se v ce at o
e ease
e ease
(
(
9
9年
年8
年8
8月公開
8月公開
月公開))
月公開))
エンタープライズ向け規定の追加
エンタープライズ向け規定の追加
OSGi Service Platform Release 4.3 (2011
OSGi Service Platform Release 4.3 (2011年
年4
4月公開
月公開))
エンタープライズ向け規定の追加
エンタープライズ向け規定の追加
1-5 OSGiの特徴
動的更新可能な
動的更新可能なJava
Javaモジュール管理基盤
モジュール管理基盤
Java
Javaモジュール管理
モジュール管理
ジ
ジ
ル管理
ル管理
複数モジュールをそれぞれ独立実行可能かつ連携も可能
複数モジュールをそれぞれ独立実行可能かつ連携も可能
複数モジュール間の依存関係を解決
複数モジュール間の依存関係を解決
複数モジュ ル間の依存関係を解決
複数モジュ ル間の依存関係を解決
JavaVM
JavaVMを停止することなくモジュール単位で更新可能
を停止することなくモジュール単位で更新可能
リモート管理が可能
リモート管理が可能
リモ ト管理が可能
リモ ト管理が可能
拡張性が高く軽量
拡張性が高く軽量
セキ アな実行環境
セキ アな実行環境
セキュアな実行環境
セキュアな実行環境
モジュールごとにセキュリティ設定が可能
モジュールごとにセキュリティ設定が可能
ダ
ダ
マルチベンダ相互運用
マルチベンダ相互運用
オープン仕様であり複数ベンダの実装有
オープン仕様であり複数ベンダの実装有
1-6 OSGiの主な機能(1/5)
1.プログラムモジュールを動的に入替え可能(ライフサイクル管理)
■
OSGiの主な機能
1.プログラムモジュ ルを動的に入替え可能(ライフサイクル管理)
(1) 複数のバンドル(プログラム)を同時に実行可能
(2) ネットワーク経由で遠隔から管理
イ ト - インストール - アンインストール - アップデート車
OSGi規定標準サービス ユーザ作成サービスG
ロ H デ - スタート - ストップ車
速監
視
G
PSデ
ー
エアコ ン ロ グサ ー H TTP サ デ バイス 入替え可能な プログラム (バンドル)視
ー
タ
取
得
ン 制御 ー ビス サービス アクセ ス (バンドル)得
ス プログラム 実行基盤管理者 インターネット/LAN
OSGi Framework
実行基盤1-7 OSGiの主な機能(2/5)
2.バンドルの機能を相互に利用可能
(1) 共通機能をバンドル化することでプログラムの開発を容易に
(1) 共通機能をバンドル化することでプログラムの開発を容易に
(2) バンドル内の機能を、他のバンドルに公開することが可能
他バンドル 機能利用 HTTP 機能利用 防犯 サービス 遠隔保守 バンドル サービス バンドル 管理 センサ 遠隔保守 ブラウザ センサ 検出 OSGiフレームワーク アクセス 制御 アップデート・ 入替え 制御1-8 OSGiの主な機能(3/5)
3.アクセス制限可能
特定のバンドルからの機能利用を制限できる(セキュア機能)
特定のバンドルからの機能利用を制限できる(セキュア機能)
(1) デジタル署名に応じたアクセス権の制御
(2) 信頼できないアプリケーション(バンドル)の実行阻止
署名A 署名B 署名C 署名D 信頼できないア
ア
ア
ア
改竄された 信頼できない 署名が付いた アプリは実行 不可ア
プリA
ア
プリB
ア
プリ
C
ア
プリ
D
改竄された アプリは実行 不可 改竄 不可OSGi フレームワーク
Conditional Permission Admin 署名に応じた アクセス権の制御OSGi フレ ムワ ク
JavaVM
Permission Admin 署名Aが付いた アプリは アプリは1-9 OSGiの主な機能(4/5)
4.ASPアプリを異なるメーカの端末上で実行可能
J
OSGiにより実現
- Java + OSGiにより実現
- 標準仕様対応によりASP参入を促進
ASP2
ASP1
アプリ
アプリ
アプリ
アプリ
アプリ
アプリ
アプリ
アプリ
プアプリ
アプリ
既存
ソフト
アプリ
アプリ
既存
ソフト
アプリ
アプリ
既存
ソフト
OSGi
JavaOSGi
JavaOSGi
Java アプリの 不正動作 を防止 ARM Windows Mobile MIPS Linux SH VxWorksJava Java Java
1-10 OSGiの主な機能(5/5)
”SuperJ Engine Framework”の特長
5.バンドルプログラムを監視することが可能
A社サービス (複数バンドル) B社バンドル システム バンドル
A
A
署名 署名A
署名 (複数バンドル)M
a
バンドル監視A
SP b
ServiA
SP b
cA
SP b
Servi ca
nage
m
Agen
サーバ 警告undle
ceundle
ceundle
t
m
ent
監視対象リソース ・ ヒープメモリ ・ スレッド ・ ファイル ・ ソケット
OSGi Framework
JavaVM
ソケットJavaVM
1-11 OSGiアプリケーションの開発
■
OSGiのアプリケーションは「バンドル」と呼ばれる
■
Javaのデファクト開発環境「Eclipse」で開発可能
知識があれば
特
な知識
ど
■
Javaの知識があれば、OSGiの特別な知識はほとんど不要
■
OSGiの仕様はOSGiアライアンスのホームページで誰でも入手可能
■
プログラム構造の概要は以下
■
プログラム構造の概要は以下
バンドル (JARファイル) META-INF/MANIFEST.MF Manifest-Version: 1.0 Bundle- ManifestVersion: 2 Bundle-Sy mbolic Name:aaa bbb ccc Bundle- バンドルを一意に特定する文字列
OSGi特有の属性
[マニフェストファイル] aaa/bbb/ccc/XActivator.class [クラスファイル] aaa.bbb.ccc Bundle-Version: 1.3 Bundle- Name: XService Bundle- Category: osgiBundle-Activator: aaa.bbb.ccc. XActivator
aaa/bbb/ccc/X class
SymbolicName
Bundle-Version バンドルのバージョン
Bundle- org osgi framework BundleActivator
ConfigData.txt リ イ
:
Export- Package: aaa.bbb.ccc; specification-version=1.3; uses:=org.osgi.framew ork Import- Pac kage:
org.osgi.framew ork; specification-version=1 3 aaa/bbb/ccc/X.class [クラスファイル] Bundle Activator org.osgi.framework.BundleActivator を実装したクラス Export-Package 他のバンドルへ公開するパッケージ Import Package 使用する他バンドルの公開パッケ [リソースファイル] : specification version 1.3, org.osgi.service.log; specification-version=1.3 Import-Package 使用する他バンドルの公開パッケー ジ
■
一つの Jarファイルとしてできている
■
つの Jarファイルとしてできている
■
通常のJarファイルと違いは以下の二つ
- マニフェストファイルにOSGi特有の属性を記述する
バ ド
起動/停止時に呼び出される
- バンドルの起動/停止時に呼び出される
org.osgi.framework.BundleActivatorインターフェースを実装したクラスが必要1-12 OSGiプラットフォームの利点
■
Javaの世界では
もっとも優れたアプリケーション管理仕様
アプリ間の依存関係の解決やバ ジョン管理に優れる - アプリ間の依存関係の解決やバージョン管理に優れる - アプリケーションサーバでは、すでに事実上の標準仕様 - Java本体への標準仕様化も検討されている■
複数のベンダが
相互にアプリーケーションを連携させる環境に最適
- モジュラリティが高く、再利用部品が作りやすい アプリケ ション間を相互に連携 もしくは 動作制限できる仕様 - アプリケーション間を相互に連携、もしくは、動作制限できる仕様 - インストール済みのアプリケーションを組み合わせて、 新しいサービスを提供することも可能■
アプリ管理だけでなく、
遠隔制御や接続機器の管理も考えた仕様
- もともとインターネット経由でのホームネットワークの管理基盤として策定■
Javaの知識があれば、OSGi対応も簡単
- Eclipseはシステム自体がOSGiベース。もちろんOSGi対応アプリの開発も可能 N tB も最新版ではOSGi開発に対応 - NetBeansも最新版ではOSGi開発に対応1-13 OSGi適用事例
■
ソフトウェア統合開発環境「Eclipse」
- オープンソースでフリーのIDE - オープンソースでフリーのIDE - OSGiの開発環境を標準でサポート■
アプリケーションサーバ
■
アプリケ ションサ バ
主要なアプリケーションサーバでは全て、OSGiを採用 - Oracle WebLogic IBM W bS h - IBM WebSphere - Sun Glassfish - SpringSource - JBoss■
複合機
- 主要複合機メーカで採用 - サードベンダのアプリケーション開発促進に寄与■
カーナビ/テレマティクス
携
パ
ピ
ビ 管
■
他、携帯電話・パネルコンピュータ・ビル管理システム、企業内システム
HGWにおける最新動向と適用例
OSGiの概要と最新情報
2 ホ ムゲ トウ イ(HGW)での利用
−HGWにおける最新動向と適用例−
2-1 ホームゲートウェイ(HGW)とは(1/2)
ホームネットワークの将来像 → 「安心・安全」
① 家電制御、② セキュリティ、③ エネルギーマネジメント
デジタルTV 監視カメラ外
先
寝室から センサ連携① 家電制御、② セキュリティ、③ エネルギ マネジメント
センサ外出先
デジタルホーム ・ドアの施錠確認 寝室から HDDレコーダ センサ連携 電子錠 セキュリティ/温湿度 携帯電話 ドアホン 訪問者の記録 ・メールによる 訪問者の確認 収納ボックス 訪問者の確認 ・電子錠の施錠確認 訪問者の顔の確認 留守中の訪問者の映像の保存台所で
居間で
・訪問者の顔の確認 ・玄関の電子錠の遠隔制御 ・留守中の訪問者の映像の保存 ・DTVで訪問者を確認2-2 ホームゲートウェイ(HGW)とは(2/2)
ド ドオームオートメーションを支援する、宅内と外界を結ぶハブ装置
サービスセンタ サービスセンタ バックエンド エンド エンド ユーザ ユーザ ック システム アプリ配信 ホームポータル サーバ PC 管理サーバ スマート フォン アプリケーション群 アプリ配信 モニタリング・ 家庭 家庭サービス例:
ホ ムモニタリング
アプリ 機器制御 ホーム ゲート ウェイ・ホームモニタリング
・ホームオートメーション
・ヘルスケア
アプリルスケア
2-3 HGI(Home Gateway Initiative)について
Home Gateway Initiative
■ 2004年設立の非営利団体
■ ホームネットワークに関わる仕様策定や標準化活動 ■ ホームネットワークに関わる仕様策定や標準化活動 (OSGi AllianceやBroadband Forumと仕様相互参照) ■ 現在約68社が加入 ■ 欧州通信キ リアの比率が高い ■ 欧州通信キャリアの比率が高い ■ 日本では、NTT・KDDI・三菱電機・NEC・住友電工などが参加 ■ 日立ソリューションズは2010/10∼12に加入、2011.1からは日立として参加 ■ 2009年から年1回のテストイベントを開催。 http://www.homegatewayinitiative.org
仕様引用
p // g y gHGW仕様
SWEX仕様
Test仕様
仕様引用
Test仕様
2-4 テスト結果
SWEXテストアイテム概要
(1) ユニット TEST :OSGi ベース機能存在確認,信頼性テスト
(2) 仕様外 TEST :メモリを大幅に消費する、CPU負荷が高いOSGiバンドル
のアンインストール
テスト結果
ユニットテストを全て通す事によりHGIロゴの認定を受ける事が出来た。
ユニットテストを全て通す事によりHGIロゴの認定を受ける事が出来た。
SWEXテスト参加企業は8社 SWEXテスト参加企業は8社 パスは4社という結果2-5 OSGiでホームネットワークはどう変わるか(1/3)
現在のホームネットワーク
■
Echonet、DLNA等々、さまざまなプロトコルが混在
■
メーカ毎の独自の囲い込みも多く、せっかくのネットワークが、メーカや
プロトコル毎に分断されている
デジタルTV サービス提供者 宅内 A社 PC/AV機器 PC A社 B社 PC/AV機器 PC/AV機器C社 PC/AV機器 A社 照明 HDDレコーダ Webカメラ IP電話 B社 PC/AV機器 PC/AV機器 B社 C社 A社 白物家電 エアコン 給湯器 インターホン B社 白物家電 C社 白物家電 給湯器 C社 A社 住設/センサ機器 健康 インタ ホン 電気錠 B社 住設/センサ機器 防犯センサ リストバンド健康2-6 OSGiでホームネットワークはどう変わるか(2/3)
HGW管理基盤を利用したOSGiのコンセプト
■
機器制御アプリケーションでプロトコルの差異の吸収
■
機器制御アプリケ ションでプ ト ルの差異の吸収
■
プロトコルの垣根を越えて統一管理/相互利用を目指す
デジタルTV サービス提供者 宅内OSGi on HGW
PC/AV機器 PC A社 配布管理配布管理 照明 HDDレコーダ Webカメラ IP電話 構成管理 構成管理 リモート リモート 制御アプリ 白物家電 エアコン 給湯器 B社 操作操作 アプリ アプリ 制御アプリ 制御アプリ 給湯器 C社 住設/センサ機器 健康 インターホン 電気錠 アプリ 追加 アプリ 追加 サービスプラットフォーム 制御アフ リ 健康 サ ビスプラットフォ ム2-7 OSGiでホームネットワークはどう変わるか(3/3)
ホ ムに対して: ホ ムに対して:HGW+OSGi導入によるサービス提供者のメリット
ホームに対して: ① 後からサービスを追加・更新可能 ② 公開APIを利用して 複数の機 ホームに対して: ① 後からサービスを追加・更新可能 ② 公開APIを利用して 複数の機 エアコン DLNA ② 公開APIを利用して、複数の機 器・複数のサービスを連携したサー ビスが可能 ≒「Mash-up」 ③ 標準化API イヤを利用すれば ② 公開APIを利用して、複数の機 器・複数のサービスを連携したサー ビスが可能 ≒「Mash-up」 ③ 標準化API イヤを利用すれば 給湯器 デジ Echonet ③ 標準化APIレイヤを利用すれば、 機器の違いを意識することなくサー ビスを提供可能 ③ 標準化APIレイヤを利用すれば、 機器の違いを意識することなくサー ビスを提供可能 デジタルTV インター ZigBee インタ ホン 監視カメラ IP電話 新しい機器が増えた 時には 新しい制御プ 共通I/F 時には、新しい制御プ ログラム・プロトコルを ネットから追加 HGW + OSGi サービス提供者、情報家電メーカ2-8 ホームネットワークとOSGiの今後
■
OSGiは JavaSEの標準仕様に取り込まれる可能性がある
数年後には、JavaVMが搭載されているすべての機器にOSGiが搭載される可能 性もOSGiが情報機器の統一環境に
OSGiが情報機器の統
環境に
白物家電 車載機 Blu-rayプレーヤ デジタルTV アプリケーション サーバ 白物家電 携帯電話HGWにおける最新動向と適用例
OSGiの概要と最新情報
3 OSGiの適用例
−HGWにおける最新動向と適用例−
3-1 デモの構成イメージ
動画サイト 動画サイト ト ドサ バ DMR Plug Computer ZigBeeデバイス トランスコードサーバ Plug Computer USB Flush ZigBee ZigBee Wi-Fi スマ トフォン ZigBee ZigBee 照度・温度センサ 照明 スマートフォン 照明3-2 活用例1:見える化、家電制御
天気予報とマッシュアップしエコアドバイス
我が家の様子(明るさと温度)のグラフ化と随時更新
我が家 様子(明るさ 温度) グラフ化 随時更新
照明のON/OFF
HGW 照明ON/OFF 照度・温度収集 照明ON/OFF 照 今日の東京の天気は晴れ、 最高気温19度です。去年より エコ生活できてますね。 Web API センサ 照度・温度収集 照明 我が家の様子 OSGi Framework 照度 温度収集 温度・明るさを表示 照明ON/OFF 照度・温度センサ 携帯端末の画面3-3 活用例2:コンテンツ配信(1/2)
• DMS Core ‒ ニーズに応じたアプリケーションバンドルを用意すれば DLNA対応形式のコンテンツ ‒ ニーズに応じたアプリケーションバンドルを用意すれば、DLNA対応形式のコンテンツ を配信することが可能 • DMS local + DMS Core ‒ HGW内のDLNA対応形式コンテンツをDLNA対応デバイス(DMP/DMR)で視聴内の 対応形式 ンテンツを 対応デ イ ( / )で視聴 HGW DMP/DMR DMS local DMS OSGi Framework USB ローカル ストレージ DMS Core ストレ ジ3-4 活用例2:コンテンツ配信(2/2)
動画サイトの動画を検索し、テレビ(DMR)で再生
動画サイト 動画サイト トランスコードサーバ HGW (1)検索、結果一覧表示 (2)動画選択 Web API 映像配信 (3)テレビで再生 OSGi Framework3-5 活用例3:写真自動保存・リモートプッシュ
Eye-Fiカード(撮った写真をWi-Fiで、サーバに自動アップする機能を持つカー
ド)を利用し、撮影した写真をフォトフレームにプッシュ送信。
y 息子夫婦宅で撮った写真がHGW上のストレージに自動保存、DMRに表示されると 共に、実家のフォトフレームにも自動的に表示。 y スマートフォンを使った送信もサポート。 HomeA(息子夫婦宅) HomeB(実家) デジカメ Wi Fi ネットワーク フォトフレーム(DMR) 自動アップロード HGW HGW Wi-Fi ネッ ワ ク OSGi Framework OSGi Framework DMR 映像配信 映像配信 USB ローカルストレージ 保存 写真の選択 ロ カルストレ ジHGWにおける最新動向と適用例
OSGiの概要と最新情報
4 適用技術の紹介
−HGWにおける最新動向と適用例−
4-1
映像配信アプリケーション(SuperJ Engine Bundles/Media Control)とは 宅内のコンテンツや、インターネット上のコンテンツをHGWを経由して、DLNA対応TVや デジタル ト レ ムで視聴可能とするアプリケ シ ン デジタルフォトフレームで視聴可能とするアプリケーション ■宅内コンテンツは、DLNAで共有 ■宅外コンテンツは DLNAに変換して共有(DLNA Proxy) ■宅外コンテンツは、DLNAに変換して共有(DLNA Proxy) 動画サイトAPI HGWユーザ宅
TV DLNA messages 動画サイトAPI子宅
動画サイト
映像配信アプリ ケ シ ン ホームネットワーク子宅
フォトフレーム ケーション OSGi Framework 操作 DMCコンソール4-2 アーキテクチャ
様々なアプリケーションに対応できるよう共通部分をコアバンドルとして部品化、 コアバンドルの上にアプリケーションバンドルを実装 コアバンドルの上にアプリケ ションバンドルを実装es
/
サンプル用意 未サポート アプリケーション バンドル DMC UI DMS l l 動画サイ 友人宅 DLNA Proxye Bundl
es
ontrol
バンドル DMC UI local ト中継 中継J En
gin
e
M
edia C
o
コアバンドル DMC Core DMS Core DMS Proxy Core
Super
J
M
OSGi標準バンドル HTTP UPnP XML Service Tracker
ngine ork 品) OSGi Framework SuperJ E n Framew o (別製 品
4-3 DMS機能
• DMS Core ‒ ニーズに応じたアプリケーションバンドルを用意すれば DLNA対応形式のコンテンツ ‒ ニーズに応じたアプリケーションバンドルを用意すれば、DLNA対応形式のコンテンツ を配信することが可能 • DMS local + DMS Core ‒ HGW内のDLNA対応形式コンテンツをDLNA対応デバイス(DMP/DMR)で視聴内の 対応形式 ンテンツを 対応デ イ ( / )で視聴 HGW DMP/DMR DMS local DMS OSGi Framework USB ローカル ストレージ DMS Core ストレ ジ4-4 DMC機能
• DMC Core ‒ ニーズに応じたアプリケーションバンドルを用意すれば HGW内外のDMSやDMRをコンニ ズに応じたアプリケ ションバンドルを用意すれば、HGW内外のDMSやDMRをコン トロール可能。(例えば、Webブラウザ以外の操作、UIなし等) • DMC UI + DMC Core Webブラウザからの操作で HGW内外のDMSやDMRをコントロ ルすることが可能 DMR DMS ‒ Webブラウザからの操作で、HGW内外のDMSやDMRをコントロールすることが可能 HGW DMS W bブラウザでの Wi-Fi DMC UI USB ローカル DMS local DMS DMC Webブラウザでの 操作 OSGi Framework DMC Core DMS Core ストレージ DMCコンソール (iPh など) (iPhoneなど)4-5 DMSプロキシ機能
• DMSプロキシ ‒ 宅外のコンテンツを宅内DMSにあるように見せかける 動画サイトやアルバムサイトなど ‒ 宅外のコンテンツを宅内DMSにあるように見せかける。動画サイトやアルバムサイトなど 個別に対応したアプリケーションバンドルを用意すれば、宅外のコンテンツも視聴可能。 下図では、DMPからコントロールしているが、DMCからコントロールすることも可能 • トランスコードサーバトランスコ ドサ バ ‒ DLNA非対応のコンテンツをDLNA対応形式に変換する。広告動画の挿入やキャッシュ も対応可能。このサーバはパフォーマンス上の理由でHGWの外に置く必要がある HGW トランスコードサーバ(*1) インタ ネット DMP 動画サイトAバンドル(*1) DMSプロキシ インターネット 動画サイトA DMS C DMS Proxy Core 動画サイトAバンドル(*1) OSGi Framework 動画サイトA DMS Core 製 範 プ 意 *1:製品範囲外。サンプル用意HGWにおける最新動向と適用例
OSGiの概要と最新情報
5 日立ソリ
ションズの取り組み
−HGWにおける最新動向と適用例−
5-1 SuperJ Engine Framework
OSGiベースのサーバ/クライアントシステム
■
HGW等の端末デバイスにサービスを配布・制御するシステム
■
サ バ側からバンドルプ グラムを安全に配備し デバイスを監視
■
サーバ側からバンドルプログラムを安全に配備し、デバイスを監視
■
OSGiフレームワークはコンパクトなロード、起動高速化を実現
ホ ムゲ トウ イ/HEMSボックス等 サーバ ホームゲートウェイ/HEMSボックス等 機器 管理アプリ 機器 監視アプリ セキュリティアプリ サーバ プロビジョニング サービス デバイス構成管理 (OSGiフレームワーク) 管理アフ リ 監視アフ リ アフ リ デバイス構成管理 アプリ配布管理 リモート管理 (JavaVM) (OSGiフレームワーク) ユーザバンドル リモ ト管理 (JavaVM) バンドル開 バンドル開5-2 OSGi Alliance認定「SuperJ Engine Framework」
OSGi
OSGi Release4 V4.2
Release4 V4.2 準拠のサービスプラットフォーム
準拠のサービスプラットフォーム
OSGi
OSGi Release4 V4.2
Release4 V4.2 準拠のサービスプラットフォーム
準拠のサービスプラットフォーム
組込み向け 組込み向け 組込み向け
組込み向け 国内唯一の国内唯一のOSGi国内唯一の国内唯一のOSGiOSGi認定OSGi認定認定認定
組込み機器に特化した軽量・コンパクトなOSGi実 装。フレームワーク全体のファイルサイズは 270KB、サーブレットは87KBとコンパクトな実装と な ています 最新仕様のOSGi Release4 V4.2として認定されて いるOSGi実装は、世界で4つ。国内で認定されて いるのは「SuperJ Engine Framework」のみ。
なっています。 る p g 」 み。 完全スクラッチで開発しているため、細部に至る 細かなサポートも可能です。 プロビジョニング プロビジョニング プロビジョニング プロビジョニング VM VM連携連携 VM VM連携連携 日立ソリューションズの提供する組込みJavaVM「 SuperJ Engine」と組み合わせることで、更なる機 能実装と性能向上が実現可能 たとえば OSGiの アプリケーションを配布するために必要なプロビ ジョニングコンポーネントも提供可能。サーバから のモジュールの配布や管理についても支援いた グ グ グ グ 連携 連携 連携 連携 能実装と性能向上が実現可能。たとえば、OSGiの 起動速度の向上や、メモリやスレッドなどのリソー ス監視も可能になります。 のモジュ ルの配布や管理についても支援いた します。
5-4 バンドル配布用サーバコンポーネント RDMS
(Remote Device Management System)
バンドル配布用サーバコンポーネント(部品)、 RDMS を提供可能
バンドル管理のための基本的な機能を実装、サーバに合わせて組込む 定義されたAPIを持 J ンポ ネント ( g y ) 定義されたAPIを持つJavaコンポーネント
既存サーバのソフトスタックに実装可能
サーバ実装とカスタマイズが可能 サ バ実装とカスタマイズが可能 別サーバとの接続も可能 GUI サーバ プロビジョニングサービス デバイス構成管理 アプリ配布 既存サー バシステ ム 既存関連 サーバ A アプリ配布 リモート制御 サーバB ユーザバンドル サーバC5-5 各種プロトコルのサポート
HTTP, ZigBee, Z-wave, DLNA, TR-069(開発中)をバンドルで実装
プロトコル変換を実現 ホーム/ビルホ ム/ビル HGW: Home Gateway Management server Maintenance DLNA Monitor server /Field service HTTP ZigBee, Z-wave HTTP / TR-069
Sensor, White goods, Smart meter, etc.
HEMS ZigBee, Z-wave HEMSボックス HEMSボックス TR-69 クライ アント DLNA ZigBee TR-69 DLNA ZigBee OSGi Framework OSGi Framework
5-6 SuperJ Engineファミリー
高付加価値化
と
効率的なソフトウェア開発
を支援する
組込みシステム向けプロダクト
高付加価値化
と
効率的なソフトウェア開発
を支援する
組込みシステム向けプロダクト
組込みJava VM 組込みJava VM組込みシステム向けプロダクト
組込みシステム向けプロダクト
組込みJava VM 組込みJava VM - オラクル社のJavaME CDCをベースとした組込みマイコン向けJava実行環境 - 組込みマイコン向けCコンパイラの開発で培った最適化技術を適用し、 高い実行性能を実現 - 国内唯一のOSGi Release4準拠のアプリケーションフレームワーク OSGi OSGiフレームワークフレームワーク OSGi OSGiフレームワークフレームワーク - 機器制御プログラムの遠隔管理を実現 - 組込み向けに最適化 バンドルミドルウェア バンドルミドルウェア バンドルミドルウェア バンドルミドルウェア - OSGiを利用したサービス提供に必要となる基本機能をOSGiを利用したサ ビス提供に必要となる基本機能を バンドル(=OSGi上で動作するJavaアプリケーション)として提供。5-7 家庭向け映像配信アプリケーション
インターネット等の動画サイトのデータをデジタルTV等のDLNAプレーヤで視聴可能な形式に変換
HGW向けのコンテンツ配信システム
インタ ネット等の動画サイトのデ タをデジタルTV等のDLNAプレ ヤで視聴可能な形式に変換 企業の提供するコンテンツと合わせて、広告などを挿入した映像を配信することも可能 DLNA機能を使用して、ホームゲートウェイ上の情報を表示するコンソールに使用するなど応用的な使い方も可能5-8
ネットワークセンサバンドルによる家電制御
◆OSGiフレームワーク上で稼働するサービスアプリケーション(バンドル)です。 ◆スマートメータやセンサから情報を収集 エネルギー消費量を見える化します ◆スマートメータやセンサから情報を収集、エネルギー消費量を見える化します。 ◆スマートフォン等を通じて宅内機器を制御します。 ◆組込みDB E ti と組合わせることで 電力利用履歴を蓄積し 統計情報の検索 ◆組込みDB Entierと組合わせることで、電力利用履歴を蓄積し、統計情報の検索、 省エネレコメンドに対応します。 TV 見える化 スマ トフォン OSGiフレームワーク搭載 ホームゲートウェイ スマートフォン DLNA 機器制御・操作 トメ タ スマートホーム バンドル センサネット 情報収集・制御 情報蓄積・検索 スマートメータ ストレージ (Zigbee等) 情報蓄積 検索 ・推薦 センサ、家電5-9
ヘルスケアバンドルによるサービス例
HGWで健康データを自動集計・送信、サーバで診断結果を配信
自 覧 利用者 Bluetooth 内蔵血圧計 内蔵体重計Bluetooth ユーザの健康情報、データマイニング 結果を参照し、指導情報登録 自己のデータの閲覧、登録 携帯電話 PC 蔵HGW
PC インターネット NGN等 インターネット NGN等 各種計測機器からデータ を読み取り自動送信 NGN等 データを匿名化し、 安全・安心に情報 を管理 グ 行 等 を読み取り自動送信匿名化情報管理サ ビス
個人健康管理システム
を管理 データマイニングを行 い、傾向を分析 健康情報、指導情報、 データマイニング結果 データ連携匿名化情報管理サービス
個人健康管理システム
データマイニング結果5-10 電気自動車向け充電ステーションへの適用
OSGi技術を利用した充電システム (
拡張性
・
保守性
)
Business proprietor Business proprietor Center Server Web Server JRE Certific/Billing DB Server Operation Unified Env Server I/F OSGiRDMS
Certificatio n/Billing
Certificatio
n/Billing Operation Server
Operation Server OS Web Server JRE DB Server Network between Data Center n/Billing Server n/Billing Server (Stand-by) Server Server (Stand-by) Network in system User ID Card EleChargePck OS JRE OSGi Electrical Charge Machine Service Control Panel Unified Environment Server Electric Vehicle
5-11 OSGiを社会イノベーションの中核へ
日立ソリューションズはOSGiサービスプラットフォームを中核に
日立ソリュ ションズはOSGiサ ビスプラットフォ ムを中核に
ホームネットワーク、次世代自動車、電力グリッド等の
社会イノベーションをソフトウェア技術・ソリューション力で支えます。
社会イノ
ションをソフトウェア技術 ソリュ ション力で支えます。
OSGi準拠 サービスプラットフォーム パッケージ パッケージ ソリューションソリューション ホームネットワークソリューション OSGi準拠 サ ビスプラットフォ ム EV充電インフラソリューション ホ ムネットワ クソリ ション「日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社」「株式会社システムアンドサービス」は 「日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社」「株式会社システムアンドサービス」は、
2010年10月1日付けの合併により、
「株式会社日立ソリューションズ」として新たにスタートしました。
※商標注記記載
※SuperJ Engine およびSuperJ Engine Framework は株式会社日立ソリューションズの登録商標です。 ※Entier は株式会社日立製作所の日本国およびその他の国における商標です。
※Java 及び全てのJava 関連製品の商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Oracle社の商標または登録商標です。 ※OSGi は、米国OSGi アライアンスの登録商標です。
※OSGi は、米国OSGi アライアンスの登録商標です。