公営 私営 公営 私営 公営 私営
(457)
(1,313)
(557)
(1,319)
(593)
(1,357)
0歳児
1歳児
2歳児
33.5 54.9 8.8 (%)
2.8
20.3 54.8 18.1 6.7
10.4 37.0 32.5 14.7 5.4
5.3 32.1 36.3 17.2 9.0
20.7 32.9 31.4 12.3
19.6 33.2 29.0 16.2
6〜10人
1〜5人 16〜20人(0歳児・16人以上) 21人以上11〜15人
0 20 40 60 80 100
2.7 1.9
6.8人 8.8人 11.6人 13.3人 14.6人 15.8人 平均人数
公営 私営 公営 私営 公営 私営
(1,095)
(2,155)
(1,210)
(2,171)
(1,256)
(2,198)
0歳児
1歳児
2歳児
19.9 45.8 27.8 5.4(%)
1.2
24.4 45.7 20.2 7.2
26.4 32.6 23.1 9.9 4.2
7.8 22.8 31.4 22.2 15.3
18.8 24.8 25.2 19.9 9.1
15.2 28.2 27.5 25.0
1〜5人
0人 6〜10人11〜15人
21人以上 16〜20人
(0歳児・16人以上)
2.1 0.4
3.7 2.4
4.00.1
4.3人 8.4人 9.3人 14.2人 11.7人 16.5人 平均人数
本節では、各年齢の定員数、実員数、定員 充足率、一人の担任の保育者が受けもつ実際 の園児数、また担任の非正規雇用者率に関す る基礎データをみていきたい。
まず、保育所の0歳児~2歳児の園児数に ついてみていこう。図1-3-1は0歳児~
2歳児の定員数を示したグラフである。各年 齢の定員数のボリュームゾーンは公営と私営 はそれほど違わないが、平均値を比べると、
0歳児、1歳児、2歳児とも私営のほうが若
干多い。特に0歳児の場合、私営は公営より 2.0 人多い(公営 6.8 人、私営 8.8 人)。
一方、平均実員数をみると、0歳児~2歳 児すべて、私営のほうが公営を上回っている ことがわかる。0歳児では 4.1 人(公営:4.3 人、私営:8.4 人)、1歳児では 4.9 人(公営:
9.3 人、私営:14.2 人)、2歳児では 4.8 人(公 営:11.7 人、私営:16.5 人)多い(図1-
3-2)。
図1-3-1、2からわかるように、公営
第3節
全体的に幼稚園は定員割れ率が高く、保育所、特に私営保育所での0歳児~2歳児の 定員超過率が高い傾向がみられた。また担任保育者の非正規率は、低年齢ほど高く、
私立幼稚園・私営保育所より国公立幼稚園・公営保育所のほうが高いことがわかる。
園児数・定員充足率
図1-3-1 0歳児~2歳児の定員数(保育所・年齢別)
注 1)定員数に記入のあった園のみを分析。
注2)0 歳児では「1 ~ 5 人」~「16 人以上」の 4 区分に、1 歳児と 2 歳児は「1 ~ 5 人」~「21 人以上」の 5 区分にした。
注3)( )内はサンプル数。
図1-3-2 0歳児~2歳児の実員数(保育所・年齢別)
注 1)実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)0 歳児では「0 人」「1 ~ 5 人」~「16 人以上」の 5 区分に、1 歳児と 2 歳児は「0 人」「1 ~ 5 人」~「21 人以上」の 6 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
─ 38 ─
第 1 章 園の環境・体制・園児数07/08年調査 12年調査 07/08年調査 12年調査
(474)
(431)
(491)
(1,232)
公営
私営
0 20 40 60 80 100 120
7.6 50%未満
6.1 50%以上75%未満
26.4
6.7 8.8 33.2
19.6 16.7
19.5 16.1
26.0 37.9 37.7
17.9 5.6 13.8 6.7 16.6 7.5 75%以上100%未満
28.7 100%(定員同数)
19.6 100%を超え125%未満
6.3 125%以上150%未満
5.3 150%以上
(%)
1.6 0.42.3
3.7
1.9
都市部 都市部以外 都市部 都市部以外
(136)
(295)
(487)
(745)
公営
私営
5.1 50%未満50%以上75%未満
41.2
9.2 10.5 41.4
11.1 21.8 42.5 16.8 6.4
25.0 12.3 34.5 16.5 8.2
19.0 12.2 6.1 15.4
75%以上100%未満 100%(定員同数)
30.1 100%を超え125%未満
4.4 125%以上150%未満
150%以上
(%)
1.5
1.7 2.2
0.8 0.6
0.33.2
員数では私営のほうが公営より大幅に多いた め、定員充足率は公営より私営のほうが高い ことがいえる。
それでは、0歳児~2歳児の定員充足率を みてみよう(図1-3-3)。記入のあった 各年齢の定員数と実員数から「50% 未満」
「50% 以上 75% 未満」「75% 以上 100% 未満」
「100%(定員同数)」「100% を超え 125%
未満」「125% 以上 150% 未満」「150% 以上」
の 7 区分にし、定員充足率を算出し分析した。
さらにここでは、「100% を超え 125% 未満」
+「125% 以上 150% 未満」+「150% 以上」
を定員超過率とし、「50% 未満」「50% 以上 75% 未満」「75% 以上 100% 未満」を定員 割れ率とする。
が 3.4 ポイント増加し、61.8% であるのに 対して、公営保育所での定員割れ率は 8.6 ポ イント増加し、48.7% となった。
さらに、図1-3-4は地域別にみた結果 である。定員超過率をみると、公営では、「都 市部」が 36.7%、「都市部以外」が 20.0%
であるのに対して、私営では、「都市部」が 65.7%、「都市部以外」が 59.2% である。全 体的な特徴としては「都市部以外」より「都 市部」、公営より私営のほうが定員超過率が 高い。今、待機児童が社会問題となっている が、今回のデータからは少なくとも、0歳児
~2歳児に関しては都市部に限った問題とい えよう。
図1-3-1~4までは、0歳児~2歳児
図1-3-3 0歳児~2歳児の定員充足率(保育所・経年比較)
注 1)各年齢の定員数と実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)( )内はサンプル数。
図1-3-4 0歳児~2歳児の定員充足率(保育所・地域別)
注 1)各年齢の定員数と実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)地域別での「都市部」は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)と近畿圏(京都府・大阪府・兵庫県)を設定。
注 3)( )内はサンプル数。
─ 39 ─
第
1
章園の環境・体制・園児数国公立 私立 国公立 私立 国公立 私立
(192)
(718)
(380)
(716)
(388)
(717)
3歳児
4歳児
5歳児
0 20 40 60 80 100 120
33.3 1〜20人
50.0 21〜40人
9.9 41〜60人
4.7
61〜80人 81〜100人 101人以上
(%)
1.0 1.0
0.5 2.6
2.9
0.0 2.1
2.9
12.1 32.6
63.9
29.6 18.7 19.6 9.8 19.4
60.1
28.2 19.7 19.1 10.5 19.7
7.5 23.5 7.0
10.8 17.6 4.5
21.3 15.7 9.9 8.4
33.7人 56.7人 47.1人 68.2人 51.4人 68.9人 平均人数
国公立 私立 国公立 私立 国公立 私立
(311)
(843)
(428)
(846)
(441)
(848)
3歳児
4歳児
5歳児
81〜100人 61〜80人
101人以上 65.0
1〜20人
25.7
18.7 28.8 21.8
35.5 42.8 13.3 6.1
14.7 30.5 19.0 15.1 8.6 12.1
27.7 45.1 17.2 7.0
15.1 28.8 21.3 13.6 9.7 11.6
15.2 7.2 8.2 21〜40人
6.1 41〜60人
0.6 0.3 2.3
0.9 1.4
1.1 1.8
(%) 18.3人
49.4人 30.0人 54.0人 33.3人 54.4人 平均人数
の定員数、実員数、定員充足率を確認したが、
ここからは、3歳児~5歳児についてみてい きたい。幼稚園の 3 歳児~ 5 歳児の定員数 と実員数をたずねた結果を図1-3-5、6 に示した。定員数と実員数の特徴をまとめる と、以下となる。1つ目は国公立も私立も年 齢があがるとともに、定員数も実員数も増え ていること。2つ目は国公立より私立のほう が定員数・実員数ともに平均人数が多いこと。
3つ目は定員数と実員数の分布をみると、私 立のほうがさまざまな規模の園があること。
4つ目は国公立も私立も、どの年齢も実員数
が定員数を下回ることである。
図1-3-7、8は保育所の 3 歳児~ 5 歳児の定員数、実員数の分布と平均値を表し た。特徴としては、幼稚園ほどではないが、
年齢があがるとともに、定員数が若干増えて いるのに対して、実員数がほとんど増えてい ないことがあげられる。3歳児以降の入園が 少ないことを表していると考えられる。また、
定員数では、公営が私営より多いのに対して、
実員数では、私営が公営より若干多いことも 特徴の一つといえる。
図1-3-5 3歳児~5歳児の定員数(幼稚園・年齢別)
注 1)定員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)定員数は「1~ 20 人」~「101 人以上」の 6 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
図1-3-6 3歳児~5歳児の実員数(幼稚園・年齢別)
注 1)実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)実員数は「1~ 20 人」~「101 人以上」の 6 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
─ 40 ─
第 1 章 園の環境・体制・園児数公営 私営 公営 私営 公営 私営
(617)
(1,316)
(560)
(1,220)
(552)
(1,208)
3歳児
4歳児
5歳児
0 20 40 60 80 100 120
71.8 (%)
1〜20人
26.3
21〜40人41〜60人 61人以上 0.0 1.9 22.7
74.9 2.1 0.3
59.5
36.3 3.8 0.5
31.9
64.7 3.0 0.5
63.0 5.4
31.2 0.4
32.6
63.8 3.1 0.5
21.4人 19.1人 25.5人 20.4人 26.4人 20.7人 平均人数
公営 私営 公営 私営 公営 私営
(1,282)
(2,179)
(1,266)
(2,161)
(1,269)
(2,161)
3歳児
4歳児
5歳児
0 20 40 60 80 100
75.2 (%)
64.6 32.4
69.2 28.1
61.5 35.6
67.3 30.0
63.3 33.6
1〜20人
23.1
21〜40人41〜60人 61人以上 0.1 1.6
0.5 2.4
0.4 2.3
0.5 2.3
0.3 2.4
0.6 2.5
16.0人 17.1人 16.8人 19.4人 17.1人 19.0人 平均人数
3歳児(110)
4歳児(108)
5歳児(108)
13.6 1〜20人
33.6
6.5 25.9
6.5 26.9
32.4 29.6
15.7 15.7
4.6 6.5
14.8 14.8 21〜40人
24.5 41〜60人
10.9 61〜80人
5.5 81〜100人
11.8 101人以上
(%) 54.5人 62.7人 63.4人 平均人数
3歳児(125)
4歳児(126)
5歳児(126)
18.4 1〜20人
36.8
19.0 34.9
18.3 36.5
15.9 16.7
12.7 9.5
6.3 8.7
11.1 10.3 21〜40人
17.6 41〜60人
12.8 61〜80人
4.8 81〜100人
9.6 101人以上
(%) 48.8人 51.8人 51.6人 平均人数
私立幼稚園に近い傾向がみられる。また幼稚 園全体の傾向と同様に、実員数が定員数を下 回っている(図1-3-9,10)。
児の定員数と実員数の特徴をみてきた。次に、
上述した保育所の0歳児~2歳児の定員充足 率と同様に、3歳児~5歳児の定員充足率を 図1-3-7 3歳児~5歳児の定員数(保育所・年齢別)
注 1)定員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)定員数は「1~ 20 人」~「61 人以上」の 4 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
図1-3-8 3歳児~5歳児の実員数(保育所・年齢別)
注 1)実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)実員数は「1~ 20 人」~「61 人以上」の 4 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
図1-3-9 3歳児~5歳児の定員数(認定こども園・年齢別)
注 1)定員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)定員数は「1~ 20 人」~「101 人以上」の 6 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
図1-3-10 3歳児~5歳児の実員数(認定こども園・年齢別)
注 1)実員数に記入のあった園のみを分析。
注 2)実員数は「1~ 20 人」~「101 人以上」の 6 区分にした。
注 3)( )内はサンプル数。
─ 41 ─
第
1
章園の環境・体制・園児数都市部 都市部以外 都市部 都市部以外 都市部 都市部以外 都市部 都市部以外
(35)
(154)
(228)
(459)
(157)
(380)
(461)
(721)
国公立幼稚園
私立幼稚園
公営保育所
私営保育所
14.3 50%未満
25.7 50%以上75%未満
48.6 5.7
75%以上100%未満100%を超え125%未満100%(定員同数) 125%以上 150%未満 150%以上
(%)2.9 0.0
3.1 2.2
0.9 1.1 3.1
0.6 1.3 3.2
0.3 1.8
0.8 1.8
1.1 3.3
1.3
0.6
0.6 0.6
2.6 34.4 2.9
29.2 31.8
21.1
11.8 45.2
29.2
15.0 35.7
27.6
15.0 39.5
11.1 27.5
6.9 30.2 13.3 39.1 7.8
48.2 7.6
6.3 9.5
8.9 47.8 21.0 17.2
15.0 5.7 11.0 国公立幼稚園
私立幼稚園 公営保育所 私営保育所 認定こども園
(189)
(687)
(537)
(1,182)
(102)
(%)
0 20 40 60 80 100 120
50%未満 26.5
50%以上75%未満 32.8
75%以上100%未満 34.9
100%(定員同数)
150%以上 100%を超え125%未満125%以上150%未満
1.1 1.6
1.6 1.5
0.4 1.7
1.0 0.9
1.0 1.1 26.5 2.1
14.0 38.9 3.9 13.7
11.5 22.2 41.9 10.6 11.7
5.5 29.2 12.4 42.6 7.7
18.6
7.8 48.0 22.5
1.6
1.0
園の区分別に確認したい。定員充足率の7区 分や定員超過率、定員割れ率の定義や算出方 法は0歳児~2歳児と同様のため、ここでは 説明を省く。
3歳児~5歳児の幼稚園の定員割れ率をみ ると、国公立は 94.2%、私立は 79.4% である。
保育所では、公営が 75.6% の定員割れ率に 対して、私営が 51.2% の定員超過率である。
公営と私営と傾向がかなり異なることが浮き 彫りとなった。認定こども園は幼稚園と公営 保育所と同様に、7割以上の定員割れ率とな る(図1-3- 11)。
さらに、地域別での3歳児~5歳児の定員 充足率をみていきたい(図1-3- 12)。
幼稚園の定員割れ率をみると、国公立では「都
市部」が 88.6%、「都市部以外」が 95.4% で、
「都市部以外」のほうがより定員割れ率が高 い。一方、私立では、「都市部」が 78.1%、「都 市部以外」が 79.9% で、「都市部」と「都市 部以外」ではほとんど差がない。
保育所では、公営と私営との間でかなり異 なる傾向がみられた。公営での定員割れ率は
「 都 市 部 」 が 59.9%、「 都 市 部 以 外 」 が 82.1% であるのに対して、私営での定員超 過率は「都市部」が 56.9%、「都市部以外」
が 47.7% である。認定こども園はサンプル 数が少ないため、地域別での分析を行わない ことにした。
幼稚園と保育所での 3 歳児~ 5 歳児の定 員充足率の特徴をまとめてみると、次のよう
図1-3-12 3歳児~5歳児の定員充足率(園の区分別・地域別)
注1)各年齢の定員数と実員数に記入のあった園のみを分析。
注2)認定こども園はサンプル数が少ないため、地域別の分析は行わない。
注3)( )内はサンプル数。
図1-3-11 3歳児~5歳児の定員充足率(園の区分別)
注1)各年齢の定員数と実員数に記入のあった園のみを分析。
注2)( )内はサンプル数。
─ 42 ─
第 1 章 園の環境・体制・園児数0 10 20 30 40 50 60 70 80 49.2 63.8
45.1 62.2
61.7 44.1
0歳児 1歳児
2歳児 ■公営保育所
■私営保育所
(%)
図1-3-13 0歳児~2歳児の担任保育者の非正規率(保育所)
注)担任の保育者数と非正規者数に記入のあった園のみを分析。
表1-3-1 0歳児~2歳児の一人の担任保育者が受けもつ子どもの実員数(保育所・年齢別)
注)記入のあった実員数と担任の保育者数のみを分析。
公営保育所 私営保育所
0歳児 2.7 2.8
1歳児 4.8 4.8
2歳児 5.7 5.8
(単位:人)
幼稚園・私立幼稚園・公営保育所が約7割~
9割の定員割れであるのに対して、私営保育 所は約5割の定員超過であるという傾向がみ られたこと。②地域別では、定員割れ率では
「都市部以外」が「都市部」より高く、定員 超過率では「都市部」が「都市部以外」より 高い傾向であること(私立幼稚園を除く)で ある。
最後に、0歳児~5歳児の各年齢において 一人の担任保育者が実際に受けもつ子どもの 人数および担任の非正規雇用者率に関する データをみていきたい。「児童福祉法」での 職員配置基準では、子どもと職員の比率は、
0歳児では3:1、1・2歳児では6:1と 定められている。本調査の結果をみると、保 育所の0歳児~2歳児の一人の担任が受けも つ子どもの実員数は、0歳児では約3人、1 歳児では約5人、2歳児では約6人で、かつ 公営と私営との間でほとんど差がないことが わかる(表1-3-1)。これは、本調査が 認可保育所を対象としており、法的基準が満 たされているためと思われる。
私営保育所の0歳児~2歳児の担任保育者
非 正 規 率 が 若 干 下 が っ て い る( 0 歳 児 49.2%、1 歳児 45.1%、2 歳児 44.1%)。ま た私営より公営の担任非正規率が高い(公営 6割、私営4割~約5割)傾向がみられた(図 1-3- 13)。
3歳児~5歳児の一人の担任が受けもつ子 どもの実員数をみていこう。「学校教育法」
では、子どもの数に応じた職員配置に関する 規定はないが、35 人までは職員1人で対応 可能としているとみることができる。「児童 福祉法」では子どもと職員の比率は、3歳児 20:1、4歳児、5歳児 30:1と定められ ている。認定こども園に関する国の基準では、
子どもの数に応じた職員の確保が求められ、
3歳児は長時間利用児 20:1、短時間利用 児 35:1、4歳児、5歳児は長時間利用児 30:1、短時間利用児 35:1と定められて いる。
本調査結果を上記の基準に照らし合わせて みると、どの年齢も基準内に収まっているこ とは当たり前だが、保育所をみると、一人の 担任が受けもつ子ども数はほかの園と比べて 少なく、10 ~ 15 人ぐらいとなる。認定こ
─ 43 ─
第
1
章園の環境・体制・園児数45.850.4 33.7
19.3 29.6 14.9
45.451.0 39.5 28.333.8
21.5 25.1 34.4 22.4
0 10 20 30 40 50 60 70 80(%)
国公立幼稚園 私立幼稚園 公営保育所 私営保育所 認定こども園
■3歳児
■4歳児
■5歳児
表1-3-2 3歳児~5歳児の一人の担任保育者が受けもつ子どもの実員数 (園の区分別・年齢別)
注)記入のあった実員数と担任の保育者数のみを分析。
図1-3-14 3歳児~5歳児の担任保育者の非正規率(園の区分別)
注)担任の保育者数と非正規者数に記入のあった園のみを分析。
3歳児 4歳児 5歳児
幼稚園 国公立 14.2 20.0 21.0
私立 15.5 22.2 23.2
保育所 公営 10.9 13.4 13.5
私営 11.9 15.0 15.3
認定こども園 15.0 19.9 21.0
(単位:人)
ども園は国公立幼稚園に近い傾向である。私 立幼稚園では一人の担任が受けもつ子どもの 数がほかの園より多いことがわかる(表1-
3-2)。
ここで、3歳児~5歳児の担任保育者のう ちの非正規率をみていこう(図1-3-
14)。全体傾向をみると、保育所の0歳児~
2歳児と似ている。どの園の区分も年齢があ がるにつれ、非正規率が下がっている。国公 立幼稚園・公営保育所のほうが私立幼稚園・
私営保育所より高い非正規率である。認定こ ども園は私営保育所に近い傾向で、私立幼稚 園がもっとも非正規率が低いといった特徴が みられた。