1. 設問の場合は,低圧側ラインに 安全弁は必要である。その吹出し設定 圧力は,低圧側ラインの最高使用圧力 を超えない値とし,また,吹出し容量 は高圧側蒸気量以上とする。
ただし,低圧側ラインの主蒸気管に ついて,その最高使用圧力を高圧側の 主蒸気管と同じ(設問の例では 3.3 MPa)のものに変更すれば,ライン の安全弁は設ける必要はない。
2. 最大蒸発量を増加変更する場合,
安全弁の吹出し量の計算に際しては,
ボイラーの最高使用圧力が変わらない 場合は,既設の安全弁の容量も計算に 含ませてよい。
3. ボイラーには,破裂板の使用は 認められていない。
1. 最高使用圧力の異なるボイラーを主蒸気管で継ぐ 場合,低圧側ラインには,安全弁が必要か。容量は,高 圧蒸気量の容量が必要か。(下図参照)
(H. 2 )
2. 蒸気ボイラーにおいて最大蒸発量を増加変更する 場合の安全弁の吹出し量は,増加変更後の吹出し量全量 に対し既設安全弁と新設安全弁の 2 台でまかなえればよ いとして,差し支えないか。 (H. 3 )
3. ダウサムボイラーについて,ダウサム油の腐食の 防止及び気密性を高めるためにボイラー本体と安全弁の 間に破裂板(安全弁の設定圧力以下で機能するもの)を 設けてもよいか教示願いたい。
参考:第一種圧力容器については,昭和 59 年度本大会 構造関係問 17 において認められている(圧構規 第 121 条関係)(現 52 第 64 条関係⑴のセ)。
(H. 7 )
ボ構規 第 141 条
(現第62条)
第 145 条
(現第63条)
ボ構規 第 63 条
圧構規 第 64 条 4. 本過熱器は,独立過熱器と見な
され,第二種圧力容器として扱われる。
安全弁の吹出し量は,圧構規第 123 条
(現 52 第 64 条⑴のオ,カ)を適用され たい。
5. ⑴ 0.0980665 を乗じて MPa に 換算した値以下の値で設定されたい。
この値で吹出し量を計算した値が,
最大蒸発量以上であればよい。
⑵ 変更届けは必要としない。ただ し,性能検査時等に提示できる試験成 績書を設置届に添付しておくこと。
4.
圧縮空気 蒸気
ボイラー
過熱器
煙
突
ボイラー発生蒸気と圧縮空気の混合気体が流入する上 図中 印の過熱器安全弁の吹出し容量の計算は,どの ように考えるべきか。
(H. 12)
5. 平成 11 年 9 月 30 日付け労働省告示によりボイラー 明細書等の単位と構造規格が改正されたが,使用中のボ イラー・圧力容器の安全弁を変更する際に以下の点につ いて教示願いたい。
⑴ 現在付いている安全弁の吹出し圧力を 0.0980665 を乗じて MPa に換算した値では安全弁のメーカーの標 準品では入手できないので,標準であるものを使用する 際の選定条件。
⑵ その際の吹出し量の計算を改正構造規格で行う場 合に,従来の明細書に添付している計算と異なる場合は どのようにすればよいか。
(H. 12)
製造許可基準機械等検定規則ボイラー構造規格 小型ボイラー構造規格 圧力容器構造規格 小型圧力容器構造規格
ボ構規 第 65 条 6. 貴見のとおり。
7. 安全弁の設定圧力は,ボイラー 則第 28 条によること。
6. ボ構規第 83 条解釈例規⑵(平成 3.9.25 2 基収第 940 号の 2)(現 30 第 35 条関係⑶のアのウ)において節 炭器に安全弁又は逃がし弁を設ける事例について回答が されているが,ボ構規第148条(現第65条)(温水ボイラー の逃がし弁又は安全弁)の規定に準じ,節炭器内の水の 最高使用温度が 120 度以下の場合は逃がし弁を,120 度 を超える場合は安全弁を備えることと解してよいか。
C B A
逆止め弁 止め弁 止め弁
ボイラー 節炭器
(2) 給水管の範囲 問 本条第1号において,下図のようにボ イラー本体と節炭器との間に止め弁がある場合には,「ボイ ラー本体から給水逆止め弁までの間」とは,下図においては Cの部分の給水管をいうものと解してよろしいか。
答 貴見のとおり解して差し支えない。ただし,設問の図に示 される場合においては,節炭器にボイラー本体への給水に差し 支えない設定圧力の安全弁又は逃がし弁を設ける必要がある。
(平成 3.9.25 2 基収第 940 号の 2)
(H. 15)
7. 安全弁の吹出し圧力を決める規定として,ボ構規 第 62 条第 1 項に「内部の圧力を最高使用圧力以下に保 持することができる安全弁」と定められているが,この
「内部の圧力を最高使用圧力以下に保持する」とは,本 条の 43 の⑴に示されている。JIS B 8201 の 15.1(JIS B 8201:2005 の 10.1.1a))の規定による「各部の圧力が 当該各部の最高使用圧力以上その 6%(この値が 35kPa
( 現 0.034MPa) 未 満 の と き は 35kPa( 現 0.034MPa))
を超えないようにしなければならない」を含むと考え,
JIS B 8201 の 15.3(JIS B 8201:2005 の 10.1.1c))の規 定に準じ,安全弁の吹出し圧力を調整すればよいと解し てよいか。
(H. 16)
8. 貴見のとおり。
9. 貴見のとおり。
8. ボ構規第 62 条第 1 項に,蒸気ボイラーには,内 部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安 全弁を 2 個以上備えなければならない。とあるが,以下 のように解釈してよいか。
1 個の安全弁で内部の圧力を最高使用圧力以下に保持 する必要はなく,2 個以上の安全弁で内部の圧力を最高 使用圧力以下に保持すればよい。(例えば,2 個の安全 弁が取り付けられている場合,各々の安全弁がボイラー の最大蒸発量をまかなうのではなく,2 個の安全弁でボ イラーの最大蒸発量をまかなってよい。)
(H. 17)
9. 安全弁の吹出し圧力については,下記のように規 定されている。
1)ボイラー則第 28 条第 1 項第 1 号
安全弁は,最高使用圧力以下で作動するように調整す ること。
2)ボイラー則第 28 条第 2 項
安全弁が 2 個以上ある場合において,1 個の安全弁を 最高使用圧力以下で作動するように調整したときは,他 の安全弁を最高使用圧力の 3 パーセント増以下で作動す るように調整することができる。
3)ボ構規第 62 条の関係通達⑴より JIS B 8201:1995 の 15.1(JIS B 8201:2005 の 10.1.1a)
蒸気ボイラーには,安全弁 2 個以上を備えて,各部の 圧力が当該各部の最高使用圧力以上その 6%を超えない ようにしなければならない。
そこで,吹出し圧力の公差については,ボイラー則第 28 条解釈例規⑵吹出し圧力の公差(昭和 37 年 1 月 12 日付け 基発第20号)の通達で「最高使用圧力又は3パー セント増以下で作動するように調整してあれば,日本工 業規格に定められた吹出し圧力の公差は,認めて差し支 えない」と示されているが,これは,JIS に定められた 公差を認めても上記の 3)に矛盾しないと解してよいか。
(H. 17)
製造許可基準機械等検定規則ボイラー構造規格 小型ボイラー構造規格 圧力容器構造規格 小型圧力容器構造規格
10. ① 貴見のとおり。
②,③ 構造図,強度計算書等の資 料を添えて,変更届の要否及び製造時 検査の内容等について,所轄労働基準 監督署に相談されたい。
11. 設問の周辺機器には,安全弁 が必要となる。
10. JIS B8210 による全量式安全弁において,そのフ ランジ寸法は 1986 年版と 1994 年版で異なっている。現 在使用中のボイラーの安全弁を交換しようとしたとき に,ボイラーの弁座は旧規格のフランジ,安全弁は新規 格のフランジとなり合わなくなる場合が生じる。その場 合,以下のように解してよいか。
① ボイラーの弁座と安全弁との間にアダプター(両 フランジ短管)を設けることは差し支えない。
② 当該アダプター(両フランジ短管)を含めて安全 弁(既設と同等の能力を有するもの)を取り替えること に対し,変更届を要しない。
③ 当該アダプター(両フランジ短管)の製造時の検 査は自主検査でよい。
(H. 17)
11. 旧単位で製作した下記について,教示願いたい。
① ボイラー:最高使用圧力 10kg /㎠
② 周辺機器:最高使用圧力 10kg /㎠(圧構規第 64 条 但し書きにより安全弁は設けていない)
ボイラーを最高使用圧力 1.0MPa のボイラーに変えた 場合,既設の周辺機器に対して安全装置を設ける(増設 する)必要がある。すなわち,その差 0.02MPa に対し ては,SI 単位改正時におけるボイラーの適用区分と同 様に取扱うことができないか。(熱源側の安全弁は設定 圧力−3%の範囲で吹き始まり,考慮できる程度と思わ れる。)
(H. 17)
12. ⑴ JIS B 8210 の 表 1 は, 呼 び圧力 40K までのフランジの形状 ・ 寸法を示したものであり,それを超え る場合は所轄都道府県労働局と相談さ れたい。
また,安全弁用管台のフランジにつ いては,前述により決定された安全弁 本体のフランジと同等以上のものを用 いることが望ましい。
⑵,⑶とも⑴の前段によられたい。
12. JIS B8210:2009(蒸気用及びガス用ばね安全弁)
の表 1(蒸気用ボイラ用全量式の場合の接続フランジの 形状・寸法)では,フランジの呼び圧力(記号)が最高 40K となっているが,次の事項について教示願いたい。
⑴ ボイラードラム用安全弁(全量式)の吹出し圧力 が 4.9MPa の場合において,ドラム側の安全弁用管台の フランジ寸法を JIS B2220 の呼び圧力 63K フランジ(呼 び径 65A,材質:JIS SFVC2A)とし,安全弁本体のフ ランジ寸法を JIS B8210 の表 1 における呼び圧力 40K(呼 び径 50A,材質:JIS SCPH2,S25C)のものとすること に強度上の問題はないか。
⑵ JIS B8210 の表 1 における呼び圧力 40K 表示のフ ランジを,その呼び圧力を超える吹出し圧力(例えば 4.9MPa)の安全弁本体に使用することに問題はないか。
⑶ 安全弁本体フランジ部について,JPI規格フラン ジのクラス 900 を使用することにボ構規上の問題はない か。
(H. 22)
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