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はじめに 想像してみて欲しい 医療や年金などの社会保障が破たんした国を 想像してみて欲しい 治安が悪化し 人々が傷つき悲しみ 国防もままならない国を 想像してみて欲しい 教育水準が低下し グローバル競争に敗北していく国を 常に根底に流れる思い それは 使命感 と 正義感 税 がなければ 国家は成立し

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Academic year: 2021

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(1)

こ の 国 を 、 支 え る 。

2 0 1 7 総 合 職 採 用 案 内

日比谷線 法務省 警視庁

国税庁

外務省 国土交通省 合同庁舎2号館 A4出口 ● A8出口 ● 国会議事堂前駅 霞ヶ関駅 虎ノ門駅 農林水産省 日本郵政 経済産業省 裁判所合同庁舎 丸ノ内線 千代田線 銀座線 〒100-8978 東京都千代田区霞が関 3-1-1(財務省ビル5階) 東京メトロ  千代田線:霞が関駅(徒歩1分)丸の内線:霞が関駅(徒歩5分) 日比谷線:霞が関駅(徒歩3分)銀 座 線:虎ノ門駅(徒歩3分)

National Tax Agency

国税庁総合職

採用案内 2017

お問い合わせ先

国税庁長官官房人事課企画係

03-3581-4161(内線3403)

http://www.nta.go.jp/

E-mail : saiyo@nta.go.jp

N

ATIONAL

T

AX

A

GENCY

(2)

はじめに

想像してみて欲しい。

医療や年金などの社会保障が破たんした国を。

想像してみて欲しい。

治安が悪化し、人々が傷つき悲しみ、国防もままならない国を。

想像してみて欲しい。

教育水準が低下し、グローバル競争に敗北していく国を。

「税」がなければ、国家は成立しない。

納税者の皆さまから「税」をいただくことで、社会保障が充実し、

治安が維持され、教育水準が向上し、日本が豊かになるのだ。

I C T 化 ・ 経 済 の グ ロ ー バ ル 化 の 進 展 な ど 社 会 経 済 情 勢 は 、 大 き く

変化している。しかし、国税庁には一貫して変わらないものがある。

それは、「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」という我々の

使命と、それを支える職員の使命感・正義感である。

「日本を根底から支える」という使命感と、大多数の善良な納税者の方々

に報いるため「断固として不正を許さない」という正義感、この国の原動

力として日本を支えるという気概がそこにはある。

そんな変わらない思いを持ち続けながら、日々あるべき税務行政を追い

求める我々の仲間と仕事を、この冊子を通じて紹介したい。

国税庁の仕事とは、

国を支える「日本の原動力」

である。

常に根底に流れる思い。

それは「使命感」と「正義感」

(3)

正直者には尊敬の的、

悪徳者には畏怖の的

Respect among the honest

Fear among the dishonest

昭和 24 年国税庁開庁時

ハロルド・モス氏(元 GHQ 内国歳入課長)

の言葉より

CONTENTS

はじめに         

第1章 国税庁の仕事      03

第2章 キャリアステップ        13

第3章 広がる、国税庁の活躍フィールド 25

特集1 法律のスペシャリスト      33

特集2 ワークライフバランス      35

特集 3  若手女子会            37

採用情報 Q&A        39

採用担当スタッフからのメッセージ    40

(4)

国税庁の仕事とは?

 税は、経済や社会と密接に関係しています。

 個人の生活や企業の活動の背後には、所得税や消

費税、相続税、法人税といった税が存在していま

す。そして、経済や社会のあり方が変われば、税制・

税務行政のあり方も変えていかなければなりませ

ん。例えば、ICT 化が進み、経済のグローバル化が

進展した現在の税務行政の姿は、10 年前の税務行

政からは大きく変わっています。このように、税務

行政を取り巻く環境が絶えず変化し続けている中

で、答えの用意されていない様々な問題に対して、

それを解決していく、すなわち解を創っていくこと

が国税庁の仕事です。

総合職採用者に求められるもの

 国税庁の総合職職員には、税務行政の企画・立案

の中核を担うという役割が求められます。つまり、

経済や社会の変化、納税者の声、国際社会や時代の

動向に正面から向き合い、あるべき税務行政を創造

することです。そのためには、日頃からアンテナを

高くし現場の声に耳を傾け、問題を発見し、税務行

政の原点に立ち返ってその問題を解決するととも

に、将来的なグランド・デザインを描くことが求め

られます。また、国民に対して税務行政の説明責任

を果たすと同時に、56,000 人の組織を率いるリー

ダーシップを発揮することも必要です。

 そのため、国税庁総合職として採用されると、霞

が関にある国税庁本庁での勤務のほかに、全国の国

税局・税務署での勤務、他省庁への出向、海外留学・

在外公館への赴任等、幅広いフィールドが用意され

ています。

 長官官房

 課 税 部

 徴 収 部

調査査察部

総務課 情報公開 ・個人情報保護室 広報広聴室 調整室 監督評価官室 人事課 会計課 企画課 情報技術室 法人番号管理室 参事官 国際業務課 相互協議室 厚生管理官 監察官 税務相談官 課税総括課 消費税室 審理室 個人課税課 資産課税課 法人課税課 酒税課 資産評価企画官 鑑定企画官 管理運営課 徴収課 調査課 国際調査管理官 査察課

税務行政全体の基本戦略の 策定及びマネジメントを行い、組織内外との調整を図るとともに、国民に対する税務行政の説明責任を果たす。

納税者が正しく申告できる環境の整備や、税務調査のあり方について企画・立案するとともに、酒類産業行政を担う。

国税債権を適切に管理し、自主納付態勢の確立や滞納の圧縮に取り組む。

大企業に対する税務調査や、大口・悪質な納税者に

対する査察調査について、国税局を指導・監督する。

本庁の策定した方針に従い、管内の税務署を指導・監督して

います。また、大規模・複雑な事案に対する税務調査や滞納

処分については国税局の専門部署が実施しています。

納税者からの確定申告や税金の納付を

受け付けるとともに、必要に応じ、税務

調査や滞納処分を行うなど、現場の第一

線で国税の賦課・徴収に当たっています。

税務署の監督と

困難事案への対応

組織全体としての運営方法を企画・立案し、国税局・税務署

を指導監督しています。税法の解釈を統一するためのガイ

ドライン(通達)の作成なども行っています。

全国的な運営方針を策定

税務行政の

フロントライン

国税庁

約900人

国税局 ・

沖縄国税事務所(12)

約12,000人

税務署(524)

約42,000人

全国

12

国税局

全国

524

税 務 署

国 税 庁 の 仕 事 第 1 章

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

04

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

03

(5)

何が変わっているのか

 厳しい定員事情の下で、ICT化や国際化の進展に伴い、取 引が複雑化・広域化しているなど、税務行政を取り巻く環境は 大きく変化している。また、消費税の税率引上げと軽減税率の 導入といった新たな行政課題への対応も的確に行う必要があ る。更に、ICT化はこれまでの常識を覆す目覚ましいスピー ド感をもって進展している。  こうした中で、我々の組織もスピード感をもってその順応 や対応に迫られており、企画課はその司令塔として舵取り役を 任されている。

何を変えるのか

 将来の在るべき税務行政に向けては、ICT等の活用を通 じて、納税者利便の向上と業務の効率化の双方を同時に実現 していくことが基本となる。  そのインフラの一つが社会保障・税番号制度(マイナンバー 制度)の活用である。このマイナンバー制度の導入を契機とし て、住宅ローン控除等の所得税の申告手続きにおける住民票 の添付省略を可能としたり、事業者が国と地方のそれぞれに 提出する必要がある源泉徴収票等の電子的提出を一元化する などの取組も始めている。また、この番号制度の活用により、 所得把握の効率化、適正化も期待できる。  更に、国税庁は法人番号の付番機関となっており、法人番 号、商号・名称、本店等の所在地を公表し、社会的なインフラ として幅広い分野で利活用されるよう取り組んでいる。  そして、ICTやそのデータ活用は国税組織のパフォーマン スを維持・強化していく上でも重要なツールとなる。ICT等 を活用して、システムの高度化や利用可能な電子データの拡 充を図ると同時に、マンパワーをいかに確保して、税務調査や 徴収の質をいかに高めていくのかといった視点をもって、国 税組織の変革を進めている。その途に終わりはない。

その原動力は何なのか

 この終わりのない道程において、技術進展やそれに対応 する民間の取組など、社会経済全般にアンテナを張り巡ら せ、また、諸外国の国税組織の取組を吸収し、中長期視点で 将来像のデッサンを描くとともにどのような道筋でそれを 実現していくのかが重要となる。  その原動力は、使命感であり強い思いである。「できるか、 できないか」ではなく、「やるか、やらないのか」、すなわち、 正しいと思える途を選択し、困難を伴おうとも実践する気概 なのではないか。  そして、我々には、問題意識をもった多くの仲間がいる。 議論を重ねていけば、必ずや途が開ける。「議論に上下な し」−職場に入って上司から発せられた言葉が今でも心に 響く。  国税庁で、一緒に議論できる日を心待ちにしている。 国 税 庁 の 仕 事 第 1 章

国税庁 長官官房 企画課

課長補佐(総括)

首藤 好明

平成8年入庁。在中国日本大使館勤務、 白河署長、島根県警警務部長などを経て、 平成 28 年より現職。

長官官房

第1章 国税庁の仕事

国税庁の窓口として、庁内の総合調整、税法のガ イドライン案(通達案)などの審査、情報公開、 国会との連絡調整など、その守備範囲は多岐に わたります。 総 務 課 国税庁の玄関 国税庁最大の武器「人」を育てる 人 事 課 国税職員の採用、研修、任用などの人事業務を通 して、国税庁最大の武器である「人」の確保と育成 に力を注いでいます。 会 計 課 予算面から税務行政をサポート 組織は「ヒト」「モノ」「カネ」で成り立っていると 言われます。会計課は、予算の計画・執行、物品の 調達・管理など、「カネ」や「モノ」の面から税務行 政を支えています。 国際業務課 世界へと飛躍する国税庁のフィールド 税に関する国際的な枠組みづくりの検討、外国税務 当局との情報交換、発展途上国に対する税務行政 支援など、日の丸を背負ってグローバルな仕事を しています。 企 画 課 税務行政のグランドデザインを描く 未来の税務行政のグランドデザインを描くため、 ICTやマイナンバー制度の活用に向けた検討、 電子行政の推進、海外の税務行政のリサーチなど、 国税庁の「経営戦略部」としての役割を担ってい ます。 相互協議室 巨額マネーをめぐる国際交渉 国際的に生じた「二重課税」を解消するため、外国 税務当局と交渉をしています。我が国の税収の確 保のため、日々エキスパート達が世界と議論して います。 広報広聴室 国税庁のスポークスマン 納税コンプライアンス向上のため、租税教育や 「税を考える週間」を通して、税の意義や役割を 対外的にPRするなど、納税者と国税当局との双方 向の意見交換を推進しています。

アジア税務長官会合

(6)

課 税 部

第1章 国税庁の仕事

課税部全体の基本方針の決定をはじめ、調査手続の法定化 など税制改正への対応や、大口困難事案の調査に関する企 画・立案など、課税部の旗振り役として、納税者の課税関係 に関する幅広い事務を担っています。また、e-Taxの利便性向 上・利用促進や、資料情報の収集・管理も担当しています。 課税総括課 納税者の思いを大切に 納税者を見つめて 個人課税課 個人納税者の所得税や消費税の課税を担当しています 。 自 営 業 者 や サ ラ リ ー マ ン 、年 金 受 給 者 な ど 様 々 な 納 税 者 が 何 を 求 め て い る の か を 常 に 考 え な が ら 、確 定 申 告 相 談 や 税 務 調 査 の 在 り 方 に つ い て 日 々 検 討 を 行 っ て い ま す 。 資産課税課 財産のゆくえを追え! 株式や不動産の資産を譲渡・相続した際の課税を担当し ています。外国の金融機関への預金や海外における不動 産の所有など、国際的な資産運用が活発化している近年 では、社会の最先端の動きにどう対応していくのか、日々 検討を行っています。 法人課税課 日本を支える中小企業とともに 業種、業態、コンプライアンス水準も様々な300万もの法人 に対し、効率的・効果的に税務行政を進めるための施策を企 画・立案しています。今後も引き続き見込まれる法人数の 増加に加え、経済活動の広域化、国際化などへの的確な対 応に取り組んでいます。 酒 税 課 安全で美味しいお酒が飲めるよう、さまざまな基準を作成 するとともに酒類業界をサポートしています。また、近年 では、日本産酒類の輸出にも力を注いでおり、他国との EPA交渉をを通じて規制などの輸出障壁を撤廃し、輸出環境 の整備に努めています。 消費税室 国民の経済生活とともに 消費税をはじめとする間接税をいかに適切かつ効果的に課 税するかを考えるとともに、消費税に関する広報、相談及 び指導にも力を入れています。 審 理 室 リーガルマインドで税務行政を支える 課税訴訟について、訴訟遂行のための方針の決定や法解 釈を担当します。近年では、租税回避や国際課税に関す る事件など、複雑・困難な事案への対応が重要となって います。

課税部とは?

 皆さんは課税部と聞いてどのような印象を持つでしょうか。 国税といってもさまざまな税目がありますが、所得税、法人 税、消費税、相続税などは皆さんも聞いたことがあるかと思い ます。ちなみに、この税目だけで我が国の税収の約8割を占め ています。私が所属する国税庁課税部とは、これらの多岐に渡 る国税を取り扱う部署です。  日本では、納税者が自ら所得や税金の額を計算し、税務署に 対して申告・納付を行うという申告納税制度が採用されてい ます。一口に納税者と言っても、大企業や中小企業などの法人 をはじめ、個人事業者、資産家やサラリーマン、年金を受給し ているお年寄りなど、それぞれ異なる境遇にあるさまざまな 方々が対象となります。我々は、これら納税者の皆さんが、適 切にまた簡素に申告ができる環境を整えるなどのサービスを 提供するともに、他方で、必要な場合には、税務調査を実施す るなどしてコンプライアンスの向上に取り組んでいます。

複雑化する社会へ的確に対応

 近年、インターネットやPC、スマホなどのデジタルディバ イスが広がり、これらを活用した新たな取引形態が生まれると ともに、海外へのアクセスなども容易になり、さまざまな場面 で国際的な取引が広がっています。このような中、国際的な租 税回避に対する世界的な取り組みとして、OECDなどの国際 機関において、国際的に協調して租税回避に取り組むための さまざまな議論や対策が講じられています。  また、我が国における近年の制度改正においても、一定の 国外財産を保有する者に対し、保有財産の報告を求める国外 財産調書制度や、一定の財産を保有して国外に転出する場合 に課税を行う国外転出時課税制度の創設など様々な対応がと られてきております。  さらに、経済社会の変化に応じ、国際的な取組みは重要な課 題となっており、国税庁としても国際課税の取組みの現状と 今後の方向をまとめた国際戦略トータルプランを平成28年 10月に公表したところです。  このように経済取引の変化やICTの進展などの経済社会 の変化に合わせて、税務行政に求められる役割は増してきて おります。

税務行政のプロフェッショナルを目指して

 税務行政と言っても、税はさまざまな経済活動と関連して おり、税法に関する知識のみならず、民・商法をはじめとした 関係法令の知識や実際に行われている経済取引や国際的な動 向への深い理解、5万人を超える組織を運営するためのマネ ジメント能力など、多岐に渡る知識と経験が必要となります。  税務行政のプロフェッショナルとして活躍していくため には、常に成長が求められそういう意味ではハードな環境 ではありますが、とてもやりがいのある職場です。皆さんも 国税庁で一緒に成長してみませんか!? 国 税 庁 の 仕 事 第 1 章

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

08

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

07

国税庁 課税部 課税総括課

企画調整官

鈴木 友康

平成8年入庁。米国留学、札幌国税局総務 課長、十和田署長などを経て、平成 28 年 より現職。 安心で安全、美味しい日本の「酒」 で世界中の人をおもてなし

(7)

国税庁 徴収部 徴収課

課長補佐(総括)

後藤 善行

平成 12 年入庁。沖縄国税事務所総務課長、 小 署長、主税局課長補佐などを経て、 平成 27 年より現職。 国 税 庁 の 仕 事 第 1 章

99.6%の世界

 「99.6%」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。  日本の刑事裁判の有罪率と言われる99.9%にはわずか に及びませんが、この数字は、平成27年度に申告等により課 税された額のうち、当年度末までに徴収された額の割合で す。日本の納税者の納税意識の高さを示すものでもあり、国税 組織の先人たちの努力と工夫の結晶でもあります。  私が入庁して以来、一度として国税の滞納残高が増えた年は ありません。徴収課に配属となるまではごく自然なことのよ うに思っていましたが、なかなかどうして、一筋縄ではいか ないもの。いざ自分がその立場に立たされると、いくつもの厳 しい現実に気付かされ、なんとか滞納圧縮のバトンを繋ごう と、日々奮闘しています。

国税の3つのチカラ

 それでは、なぜ国税の滞納は減り続けているのでしょうか。  私は、国税当局の①現場力、②組織力、③自己変革力にあるの ではないかと思います。  滞納者の置かれた状況は千差万別。法律を杓子定規に振り かざしたところで、簡単に滞納が減ることはありません。執行 の場では、時には誹謗中傷を浴び、身の危険にさらされること もあります。最前線の現場職員の血の滲むような努力と創意 工夫、高い士気やモラルといった「現場力」には、最敬礼する と同時に誇りに思います。  また、徴収担当職員は、国税職員のわずか8%(4,200名) に過ぎません。1兆円近くの滞納圧縮に向け、最前線の税務署 職員を支援すべく、納税コールセンター、トッカン(特別国税 徴収官)、国税局特別整理部門など、様々な機能をもった部署 を巧みに組み合わせ、「組織力」をフルに活かしています。  最後に、「自己変革力」。新たなシステムを開発・導入した り、世の中の変化を機敏につかんで対策を打ったりと、徴収 事務は、進化の歩みを止めることは決してありません。

人は人で磨かれる

 我が国税組織は、人こそが最大の資源であり、最大の強み。 税の世界は大変厳しい世界ではありますが、国税一家の仲間と 労苦をともにする中で、シビれる瞬間、感動で涙が浮かぶ瞬 間、達成感を感じる瞬間が多々あります。  入庁当初、かなりいい加減で適当だった私も、総合職職員と してあるべき姿に悩み、試行錯誤しつつ、尊敬すべき上司や同 僚、部下職員に支えられ、磨かれることによって、自らの成長 を実感しています。  総合職職員に対する期待が失望に変わるのも早く、毎年が 真剣勝負。組織変革のエンジンとなるべく、総合職の名に恥じ ぬよう、精進の日々です。  国税庁を世界に冠たる税務行政組織とすべく、ともに働き ませんか。 !"! #"! $!"! $#"! %!"! %#"! &!"! &#"! '!"! '#"! #!"! ! #(!!! $!(!!! $#(!!! %!(!!! %#(!!! &!(!!!

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徴 収 部

第1章 国税庁の仕事

各 種 申 告 書 や 申 請 書 な ど の 受 付 、国 税 の 制 度 や 手 続 に 関 す る 一 般 的 な 相 談 へ の 対 応 な ど 、納 税 者との窓口業務を指導・監督しています。また、 コンビニ納付やクレジットカード納付など納付 手 段 の 多 様 化 に よ る 利 便 性 の 確 保 な ど、納 税 者 サービスの向上に力を入れています。 管理運営課 税務行政の「顔」として 徴 収 課 徴収課では、全国の国税局や税務署が行う滞納 整理に係る事務の指導・監督を行っています。 最近では外国当局と徴収に係る協力を進めるな ど国際的な業務も行っています。 国の歳入を確保

納税コールセンター

(8)

16

8 : 0 0

9 : 0 0

1 0 : 0 0

1 1 : 0 0

1 2 : 0 0

1 3 : 0 0

1 4 : 0 0

1 5 : 0 0

1 6 : 0 0

1 7 : 0 0

1 8 : 0 0

国税専門官24時

国税専門官の一日をここでチェック

ミーティングや出張

準備に費やします。

出張先へ出向き、

調査

や打ち合わせ、

復命、

相談などを行います。

り、

法律専門家に相談した

その日の状況によって、

実地調査を行わな

い担当法人の省略調

査をします。

その日の調査やデー

タのまとめ、

上司との

相談に費やします。

時くらいまでに

帰局。

17

『国益を守る』という使命を

感じています。

 私が所属している部署は、資本金1億以上の大規模法人

の中でもさらに大規模法人といわれる法人を対象に、適正な

申告がなされているかを調査する部門です。特別国税調査

官、通称トッカンと呼ばれています。

 通常5 ∼ 6名の班で年間5 ∼ 6社を担当するのですが、実

地調査まで行うのはその約半数の法人になります。まず、提

出された申告書や収集した情報を入念に準備調査した上で

対象法人を訪問するのですが、担当者へのヒアリング調査か

ら始めて、本社、工場、研究所などの社内書類、帳簿、取引

台帳などをくらい調査して問題点を抽出し、最終的に問題が

あれば申告書の修正をしようとすることになりますが、そこま

でに少なくとも3か月以上を要します。

 大規模法人の専門家を相手にする仕事ですから、税務知

識をはじめ会計、語学、ITなどあらゆる知識が必要となり

ます。十分な知識を備えて調査に臨んだ結果、そんなプロを

相手に当局の見解を理解してもらい修正申告が提出されたと

きは達成感を感じます。

 また、大規模法人は幅広い最先端の取引を行っているの

で、研修で学んだ知識をフルに生かせるのも魅力のひとつで

すし、移転価格税制については課税の可否を見極めること

で、国益を守っている使命感を感じます。

 一方、長期に渡り円滑に調査を進める上で、幅広い雑学

的知識やコミュニケーション能力も欠かせません。企業が抱

えているスポーツチームや新コマーシャルに起用されている

タレントの話題など、専門以外のあらゆる情報にアンテナを

張るよう心掛けています。

東京国税局調査一部 特別国税調査官付

国税調査官

松本 亜紀子

Akiko Matsumoto

● Plofile (平成15年度採用)

平成 15 年 浅草税務署

平成 19 年 国税庁出向

平成 21 年 現職

Interview Act.8

国税局

調査部

国税専門官の現場

Massage

 このように日々自己研鑽が必要な仕事ですが、やる気さえあれば自分の

能力を十分発揮できる職場です。大きな組織であるがゆえに個性を生かせ

る部署が必ずありますし、また、それぞれに与えられた場所で努力を重ねて

いれば、その努力は必ず報われる環境でもあります。国益を守るという重要

な使命を、一緒に担いましょう。

 国税局調査部は、原則として資本金 1 億円以上のいわゆる「大規模法人」について申告等

の相談・指導・調査を行います。大規模法人は、国内各地だけではなく海外にも進出してい

ることが多く、税務署では全社規模の調査などが困難であるため、国税局調査部がこれらの

法人を所管し、国際的なスケールで調査を行います。経済の国際化・高度情報化・広域化と

ともに企業活動の多様化・複雑化は一層進展しており、調査部は大きな役割を果たしています。

原則として資本金1億円以上の「大規模法人」について

申告などの相談・指導・調査を行う。

国税局調査部

※所属は平成25年度取材当時のものです。

(9)

係 長 級

課 長 補 佐 級

国税局部長

企画官・室長級

課 長 級

留 学

国税庁のキャリアステップイメージ

係 員 級

三宅 陽子

課税部個人課税課 平成27年入庁

P15

国 税 調 査 官

森田 顕仁

新宿税務署個人課税部門 平成26年入庁

P16

富田 憲司郎

調査査察部調査課国際情報第一係長 平成23年入庁

P18

尾張 佳也

課税部酒税課課長補佐 平成 16年入庁

P19

松井 誠二

広島国税局課税第二部長 平成9年入庁

P21

飯守 一文

課税部法人課税課長 昭和61年入庁

P23

甲斐莊 芳生

米・カーネギーメロン大留学 平成25年入庁

P17

キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

 国税庁の最大の資産は人材です。そのため、職員を大切にし、職員一人一人に応じ、自らを磨き上

げ、成長する機会を用意しています。

 総合職職員は、若いうちから責任ある仕事を任され、自分が練り上げた施策が実現していく様子を

見ることになります。ときに自分の考えが、56,000人という巨大な組織を動かし、日本の税務行政を

よりよいものへ進化させることができた際には、大きなやりがいとそのスケールの大きさに身震いす

ることでしょう。しかし、そこには、大変な努力と苦労があります。そうした、負荷と困難を乗り越え、

掴み取ることができた感動こそが、自分を一人前の行政官として成長させてくれるバネとなるのです。

1・2年目  係 員

3年目   国税調査官

4∼6年目  係長・留学

7年目∼   課長補佐

国税庁職員として基本的な知識・能力を習得する。

税務行政の最前線である税務署において、

調査・徴収等の現場を経験する。

 係のマネジメントを行う。また、留学を経験し、

語学・税法等の高度な知識を習得する。

行政の最前線に立ち、税務行政の企画・立案に主体的に携わる。

※ 大半の職員が、この間に税務署長や国税局課長等を経験しマネジメント業務に 携わるほか、他省庁、地方自治体、海外(在外公館・国際機関)での勤務を経験します。

2

   キャリアステップ

(10)

 日々、524の税務署や12の国税局におい て、法律に基づいて正しい申告がなされて いるかどうか税務調査が行われていま す。その中には、法律を単純に読むだけで は課税関係の判断が難しい複雑な事案も あります。そんなとき、各税務署がそれぞ れ独自に法律を解釈し課税をしてしまえ ば、税務署によって異なる課税をすること となり、国税庁の使命である「国税の適正 かつ公平な賦課・徴収」を実現することが できません。複雑な事案については、各国 税局で審理(=法令に即した適切な課税関 係となるよう検討すること)を行い、国税局 でも判断が難しい事案については、国税局 から国税庁へ上申されることになります。  現在私は、国税庁個人課税課審理第一係 にて、そういった複雑で難解な所得税関係 の事案の審理を担当しています。過去の事 例や様々な文献、判例などを参考にしなが ら審理を進め、自分なりの結論を出した 後、審理係全員で議論を重ね、適切な結論 を導き出します。ここで出した結論が、納 税者の課税に直接影響するので、責任が重 い大変な仕事ですが、1つの結論にたどり 着いたときは、大きな達成感ややりがいを 感じます。また、1つの審理を終えるごと に知識が増え自らの専門性を高めることが でき、成長を感じることができる場です。  このように、国税庁は成長できる機会が たくさんあるので、是非一度、国税庁の説  私は現在、国税調査官として所得税の税 務調査を担当しております。税務調査で は、納税者の自宅や事業所において、事業 概況の聴取や帳簿等を確認し、納税者が提 出した申告書に誤りがないかの確認を行い ます。調査というと、映画やドラマにある ような強制力を持つものを皆さんは想像さ れるかもしれませんが、税務署での調査は それとは異なり、納税者の方々の協力を得 て行うものになります。ときには国税庁に 対して厳しい意見をお持ちの方がいらっ しゃったり、緊張してあまり話していただ けなかったりする場面がありますが、そん な際には話しやすい雰囲気作り等、納税者 と信頼関係を構築するよう努めています。  入庁して3年目になりますが、1年目は 長官官房国際業務課、2年目は課税部法人 課税課で、それぞれ税務行政の制度設計等 に係る仕事に携わってきました。そして、 3年目の今、税務行政の最前線である税務 署で勤務しています。税務署は、約56,000 人を擁する巨大組織である国税庁の約8割 の職員が働いている現場であり、「税務署 が最高のパフォーマンスを発揮できる環境 を整えること」が私たち総合職採用に課せ られた大きな使命の一つと考えます。税務 署で過ごす1年間で「現場の感覚」を養い、 今後、国税庁でのあるべき税務行政を考 え、制度設計に係る仕事を行う際の糧にし たいと考えています。 明会に足を運んでみてください。

国税庁 課税部 個人課税課

審理第一係

三宅 陽子

H27.4 国税庁 長官官房 総務課 H28.7 現職

新宿税務署 個人課税部門

国税調査官

森田 顕仁

H26.4 国税庁 長官官房 国際業務課 H27.7 国税庁 課税部 法人課税課 H28.7 現職 キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

キャリアステップ

第 2 章 課   長 課 長 補 佐 係長/留学 係   員 国 税 調 査 官 国税局部長企画官・室長

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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 かつて鋼鉄産業が栄え、その後に衰退を 経験したピッツバーグ。その中程に位置す るカーネギーメロン大学は、世界中からコ ンピューターサイエンスの専門家を呼び 寄せ、この街をハイテク産業の研究拠点と して蘇らせました。周りを見渡せば、見た こともないソフトウェアで平然と課題をこ なす学生達。私は2016年7月から当大学の 公共政策大学院に在籍し、政策分析の研究 を行っています。  「過去30年間、アメリカ人の所得に影響 を与えた変化は何か」。これはデータ分析 の授業で取り組んだ課題の一つです。デー タ収集から、導き出した値に論理的な解釈 を加えるところまで、そのプロセスは政策 の企画・立案にも通じています。教育水準 や出身地、人種等々…考えられる要素は 様々ありますが、直観だけに基づいて結論 を導き出すことはできません。授業では租 税について議論が及ぶこともしばしば。租 税を変数に含めるかどうかで分析結果も 異なるため、教授と学生達はその影響をシ ビアに観察しています。あるときは原因と して、あるときは結果として捉えられる租 税は、経済社会の変化に対して、どのよう な因果関係を持つのでしょうか。  私が国税庁を職場に選んだ理由の一つ は、経済社会の変化を考えながら仕事がで きると考えたことでしたが、その考えは正 しかったように思います。これまで関わっ

移転価格税制の仕事

 現在私は、国税庁調査課の国際情報第一 係長を務めており、移転価格税制に関する 国際会議への対応をメインに仕事をしてい ます。移転価格税制は、「多国籍企業が関連 企業間での取引を通じて所得を海外に移転 するのを防止する」ことを目的とした税制 です。近年話題になっている多国籍企業の 国際的租税回避に移転価格が利用される ケースもあり、その対応についてOECDで 熱い議論が展開されています。

移転価格の国際ルール

 私が担当している国際会議では、「OECD 移転価格ガイドライン」を改訂し、多国籍 企業の租税回避に対抗しようとしていま す。同ガイドラインは、法的拘束力を持つ ものではありませんが、多くの国の移転価 格税制やその執行に多大な影響を与えてお り(もちろん日本も影響を受けています。) まさに移転価格の国際ルールであると言え ます。他国と利害が対立し、議論が前に進 まず苦しい場面もありますが、目の前で繰 り広げられている議論が世界に与える影響 を考えると、自然と身が引き締まります。

これまで、そしてこれから

 今から4年前、査察課の係員だった私は、 はじめて国際会議に出席しました。今振り 返ってみると、「何もできなかった」とい う記憶が鮮明に残っています。議論される 内容への理解が不十分だっただけでなく、 英語力も国際会議で通用するレベルにな く、事前準備から出張後の処理まで、全て 上司に頼り切りでした。  何もできなかったあの時から4年、2年 間の留学生活を経て係長となった今、国際 会議への関わり方が大きく変わったのを 実感しています。国際会議の担当係長とし た国際課税や税制改正、現場での調査のい ずれも、変化をどう生み出し、また対応す るかという、それまでにない思考が求めら れる仕事でした。研究留学を終えた後、国 税庁の直面する新しい課題に取り組むこと と同時に、挑戦心に溢れる新しい仲間達と 一緒に働けることを、今から楽しみにして います。 て、責任を持って議論の内容を把握し、 「日本としてどうすべきか」を主体的に考 えるようになったほか、議場でも他国の出 席者と対等に議論できるようになりまし た。今後も、色々な分野を経験し、自分自 身の幅を広げつつ、国際課税の分野で活躍 できるよう日々精進しようと思います。

米・カーネギーメロン大留学

甲斐莊 芳生

H25.4 国税庁 長官官房 国際業務課 H26.7 財務省 主税局 調査課 H27.7 向島署 個人課税部門 国税調査官 H28.7 現職

国税庁 調査査察部 調査課

国際情報第一係長

富田 憲司郎

H23.4 国税庁 長官官房 総務課 H24.7 国税庁 調査査察部 査察課 H25.7 豊島税務署 個人課税部門 国税調査官 H26.7 米・ミシガン大留学 H27.7 米・ジョージタウン大留学 H28.7 現職 キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

国際的

ルールメイキングに

携わる仕事

国際的

ルールメイキングに

携わる仕事

キャリアステップ

第 2 章 係長/留学 課 長 補 佐 課   長 係   員 国 税 調 査 官 国税局部長企画官・室長

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酒類業の健全な発展に向けて

 日本ブランドの発信や国際交渉など、国税庁のイメージから は想像しにくい世界をご紹介しましたが、酒税の保全と酒類 業の健全な発達に向けて、酒税課ではこの他にも様々な取組 を行っています。例えば、消費者利益に配慮しながら過度な価 格競争を防止するなどの酒類の公正な取引環境の整備や、ア ルコール飲料としての酒類の特性に鑑みた健康障害対策・未 成年者飲酒防止に対する取組が挙げられます。このように国 税庁におけるお酒の仕事は正に多岐に渡る広い世界です。そ の世界を取り巻く諸課題の解決は決して容易ではないですが、 一緒にチャレンジしてみませんか。  霞が関、しかも国税庁でお酒の仕事?みなさんはどのようなイ メージをお持ちになるでしょうか。国税庁と言えば「税」ですが、国 税庁の任務の一つには「酒類業の健全な発達」があります。この任 務を担っているのが酒税課です。酒類行政という一言では語り尽く せない酒税課の奥深く意外な世界の一部をご紹介したいと思いま す。

Kampai to the world

∼日本の魅力を世界へ∼

 国税庁では、政府全体の取組であるクールジャパン推進の一環 として、官民で連携し、日本酒や焼酎、ウィスキーなどの日本産酒 類の輸出拡大に向けた取組を進めています。具体的には、伊勢志摩 サミットやリオ・オリンピック・パラリンピックといった各国要人 やプレスが集まる機会を活用した日本産酒類PRブースの出展や、 酒類の専門的知識等の普及・啓発を目的として各国駐日大使館の 外交官向け酒蔵ツアーやセミナーを実施するなどしています。  また、ブランド価値向上に有効な地理的表示(GI: Geographical Indication)の活用も促進しています。地理的表示制度とは、酒類 や農産品において、ある特定の産地に特徴的な原料や製法などに よって作られた商品だけが、その産地名(地域ブランド)を独占的 に名乗ることができる制度です。海外の地理的表示としてはボル ドー(ワイン)、パルマ(ハム)などが有名ですが、国税庁はこれま でに、清酒では「日本酒」「白山」「山形」、ワインでは「山梨」、焼酎 では「壱岐」「球磨」「琉球」「薩摩」を個別地域の地理的表示として指 定しています。外国に対してもEPA(経済連携協定)等の国際交 渉において、関税率の交渉の他に日本の地理的表示の保護を求め ています。このように酒税課職員は、国益に直結する議論の最前線 に立っていると言えます。

日本産酒類の可能性を肌で感じる

∼フランスでのPR活動を通して∼

お酒の仕事

キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

キャリアステップ

第 2 章 課 長 補 佐 課   長 係長/留学 係   員 国 税 調 査 官 国税局部長企画官・室長

国税庁 課税部 酒税課 課長補佐

尾張 佳也

H16.4 国税庁 調査査察部 査察課 H17.7 国税庁 課税部 酒税課 H18.7 小石川税務署 法人課税部門 国税調査官 H19.7 東京国税局 調査第一部 国際調査課 国税調査官 H20.7 財務省 主税局 参事官付 租税協定第一係長 H22.7 国税庁 長官官房 国際業務課 国際協力係長 H23.7 米・南カリフォルニア大留学 H25.7 財務省 国際局 地域協力課 課長補佐 H27.7 国税庁 長官官房 国際業務課 課長補佐 H29.1 現職

 私は日本産酒類に関する記事の執筆や輸出促進のためのシステム導入、国際的なイベントにおけるPR活動の企画・実施 など日本産酒類の魅力を多くの人に伝えるための業務を担当しています。どれもお酒の知識があまりなかった私にとって、 刺激的でチャレンジングな仕事ばかりです。  これまで、京都や神戸、ニューヨークで行われた国際会議やリオオリンピック・パラリンピックでのジャパンハウス、フ ランスにおける世界最大級の国際映像コンテンツ見本市といった国際的行事の各種レセプションの企画や実施に関わりまし た。この中でも特に印象に残っているのは、フランスのカンヌで行われたレセプションにおいて、実際に日本産酒類のPR 活動を行った経験です。約 3500 人の世界各国のメディア関係者や各国のVIPが集るレセプション会場において、日本酒 や焼酎などの日本産酒類のPR活動を行いました。PRブー スには多い時で 70 人ほどの行列ができ、その行列に並ぶ方 の 9 割以上は外国人の方でした。また、多くの外国人の方 が日本酒を指して「sake!」と発言するのを聞いて、海外に おける日本産酒類への注目度の高さや人気を肌で感じまし た。日本のお酒の美味しさは世界共通であるということを 確信し、日本産酒類の世界への広がりの可能性を大きく感 じました。  現在も 2017 年にヨーロッパで行われるPRイベントの企画 を担当として進めています。更なる日本産酒類の輸出促進 へ向けて、これからも業務に取り組んでいきます。

国税庁 課税部 酒税課 審理係

須田 悠太郎

H28.4 現職

◆ COLUMN ◆

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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現場の指揮官としての重責

 私の現在の仕事は、広島国税局の課税第二部長。法人税、消 費税、間接諸税のほか、酒税及び酒類業振興が担当だ。広島国 税局と管内50税務署で、これらの業務に従事している職員は 約900名。責任の重さに身が引き締まる。  言うまでもなく、国税の仕事は現場が主役である。悪質な納税 者に対して、税務調査や滞納整理を通じて、正しく税金を納付さ せることが至上命題だ。国税局の部長は現場の指揮官であり、局 全体の方針を決定し、指令を出さねばならない。また、現場の職 員が仕事に集中できる環境の整備や最適な人員配置に日々頭を 悩ませている。  悪質な納税者と対峙している職員の思いは痛いほどわかる。 しかし、ときには現場と異なる判断を下さなければならない のも事実だ。

制度づくりと現場のかけ橋

 総合職で採用されると、税務調査や滞納整理の現場に出る機 会は少ない。一方、本庁や全国の国税局勤務のほか、財務省主税 局や他省庁への出向、留学や海外勤務などの経験を積んでいく。 私がこれまでの仕事を通じて常に考えてきたのは、国税組織の 「現場力」(税務調査や滞納整理のパフォーマンス)をいかに向上 させるかである。

広島国税局 課税第二部長

松井 誠二

H9.4  国税庁 調査査察部 調査課 H10.7 関東信越国税局 調査査察部 国税調査官 H11.7 関東信越国税局 課税第一部 所得税課 国税実査官 H12.4 京都大学大学院 H14.7 財務省 主税局 調査課 外国調査第二係長 H16.7 国税庁 長官官房 総務課 課長補佐 H18.7 米・ハーバード大留学 H19.7 金沢国税局 総務課長 H21.7 財務省 主計局 主計官補佐(総務担当主査) H22.7 財務省 主税局 税制第二課 課長補佐 H25.7 国税庁 徴収部 徴収課 課長補佐(総括) H26.7 国税庁 課税部 酒税課 課長補佐(総括) H27.7 国税庁 長官官房 企画課 課長補佐(総括) H28.7 現職 キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

キャリアステップ

第 2 章 課   長 課 長 補 佐 係長/留学 係   員 国 税 調 査 官 国税局部長企画官・室長  本庁や主税局では、税務執行や税制の制度づくりを行う。私自 身、これまで、主税局で消費税率10%への引上げを担当したほ か、徴収課では滞納残高圧縮のためのロードマップを描き、酒税 課ではワインの表示ルールや地理的表示制度の仕組みを策定し た。さらに、企画課では国税組織の将来像のグランドデザインや BPR(Business Process Re-engineering)を考えてきた。  しかし、これらを実際に執行するのは、国税局や税務署の現場 である。本庁や主税局に対しては、現場の声をしっかりと届ける ことも重要だ。

酒類産業の振興

 もう1つ、国税局課税第二部の重要な仕事の1つに酒類産業 の振興がある。広島国税局の管内には、灘(兵庫)、伏見(京都) と並ぶ日本3大酒どころの西条(東広島)があるほか、山陰や 瀬戸内に大小様々な酒蔵がある。近年は、元気なワイナリーや ブリュワリー(地ビール)も増えてきた。国税局では、酒類業 振興のため、事業者に対する品質向上や輸出の支援にも力を入 れている。  もちろん、私自身、毎日うまい酒を飲むことで、酒類の消費 拡大に貢献していることは言うまでもない。  正義感・使命感に溢れる諸君、是非、国税庁の門をたたいて ほしい。近いうちに会える日を楽しみにしている。

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国税庁 課税部 法人課税課長

飯守 一文

S61.4 国税庁 直税部 所得税課 S62.7 関東信越国税局 調査査察部 国税調査官 H1.7  広島国税局 法人税課 国税実査官 H2.7  大蔵省 証券局 総務課調査室 調査第一係長 H3.7  大蔵省 証券局 総務課 企画係長 H4.7  国税庁 徴収部 管理課 歳入係長 H5.7  日南税務署長 H6.7  長官官房兼税務大学校教務課     (人事院短期在外研究員(米国)) H7.7  金沢国税局 総務課長 H8.7  国税庁 長官官房 調整室 課長補佐 H10.6 金融監督庁 企画課国際室 課長補佐 H12.7 東京国税局 調査第一部 国際情報課長 H14.7 名古屋国税局 総務課長 H15.7 国税庁 調査査察部 調査課 課長補佐(総括) H16.7 沖縄国税事務所 次長 H18.7 国税庁 調査査察部 調査課 国際調査管理官 H20.7 米・ジョージタウン大留学 H21.7 筑波大学大学院教授 H23.7 名古屋国税局 課税第一部長 H24.7 高松国税局 総務部長 H25.7 国税庁 長官官房 国際業務課長 H27.7 国税庁 徴収部 徴収課長 H28.7 現職

1990

大蔵省証券局係長

 3年の国税経験を経て初めての他省庁 出向でした。同じ建物の中でも随分仕事 の仕方が違うものだと、日々発見の連続 で刺激を受けました。仕事の内容も多彩 で、外国制度のリサーチ、審議会の運営、 銀行局など他部局との折衝、法改正の準 備、国際会議への対応等々。ところが、 1年目の終り頃に損失補てん問題が発生 し、別の係長に異動した2年目は一転し て連日の国会対応と深更に及ぶ残業に…。 家族には負担を掛けましたが、大変勉強 になりました。

2008

米国ジョージタウン大学

大学院客員研究員

 庁国際調査管理官として大規模法人等の国際課 税を担当した直後に、米国のロースクールで税法 を勉強するよう命ぜられました。40 代半ばでの 「中年留学」で、国際課税分野の研究の傍ら若者 に交じって受けた授業は新鮮でした。また、首都 という立地柄、内国歳入庁(IRS)の移転価格担 当課長や大手事務所の租税弁護士が非常勤教授と して招聘されており、そのゼミで彼らと実務家の 観点から議論を重ねられたのは、研究に役立った だけでなく大きな財産になりました。

2000

東京国税局調査第1部

国際情報課長

 超大規模法人・多国籍企業の移転価格 調査や事前確認(APA)の責任者として 50 人を超える部隊を率いる重責でした。 国際課税は初めての経験で、早く追い付 き追い越そうと、法令や OECD 移転価 格ガイドライン・モデル条約等を懸命に 勉強しました。所得の国外流出を防止す るという責任感の下、チームで何度も慎 重に検討を重ねて(∵大型事案では何百 億円もの課税につながるため)事案の完 結に結びつける達成感を味わい、正に税 務職員冥利に尽きました。

2011

名古屋国税局課税第1部長

 課税部全体の調整・局調査等の機能と、管 内 48 税務署の所得税・資産税担当(合計約 1,800 人)の指導監督機能を担う 200 人程度の 部署です。前者では、大口悪質な事案の掘り起 こしや国際課税の強化、後者では、250 万人を 超える確定申告を円滑に処理するための方策 (国税電子申告の普及、申告会場の運営、事務 処理の円滑化、地方税当局との連携など)や富 裕層対策等に取り組みました。関係職員が集 まってデータを分析しながら、どうすればより よい運営ができるのか真剣に議論したのはいい 思い出です。

2016

課税部法人課税課長(現職)

 524 税務署の法人税・源泉所得税担当(合計約 12,500 人)の指導監督機能を担う 40 人強の課です。 税務署の指導監督を直接的に行う国税局とは少し異な る立場から、全庁的観点や中長期的視点に立って諸課 題を検討し、納税者の取引規模や国際化の程度等の地 域間差異も考慮に入れて、全国統一的な事務運営を企 画立案したり、税法の統一的解釈を示す法令解釈通達 を発遣するのが主要事務です。法人税の申告件数だけ 見ても全国で約 280 万件。その与える影響の大きさに 身の引き締まる思いで日々取り組んでいます。

2013

長官官房国際業務課長

 OECD の BEPS(税源侵食と利益移転)プロジェクトの検 討時期と在任期間がほぼ重なり、CRS(共通報告基準)導入 と併せ、国際課税分野の歴史的事業に深くコミットできまし た。同プロジェクトは、移転価格、恒久的施設などの国際課 税ルール全般をオーバーホールする取組みで、財務省と議論 した上で OECD 租税委員会にて我が国の意見を主張しました。 また、クロスボーダー取引調査には税務当局間の情報交換が 不可欠です。多くの条約相手国と二国間会議を開催し、局署 の事案担当者にも参加頂いて相互の調査に役立てました。

キャリアステップ

第 2 章 課   長 課 長 補 佐 係長/留学 係   員 国 税 調 査 官 国税局部長企画官・室長 キ ャ リ ア ス テ ッ プ 第 2章

1993

日南税務署長

 温暖で風光明媚な宮崎県南部の小規模な税務署で初 めての管理職を経験しました。税法で規定されている 処分権者は殆どが「税務署長」で、決裁一つでもそれ が争訟の対象になり得ますから細心の注意を払って臨 みました。一方で、警察署長等と並ぶ地域の顔として、 納税者のコンプライアンスを高めるべく積極的に打っ て出ることも必要です。地域の集まりで講演したり、 キャンプに訪れる広島カープの選手を「税を知る週間」 イベントに招いたりと、署長という肩書をいかに活か すかアイディアを出すのは楽しくもありました。

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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制 度

制 度

国  内

浅岡 孝充

内閣官房番号制度推進室 IT 総合戦略室参事官補佐 平成10年入庁

P29

小西 哲史

和気町役場総合政策監 平成20年入庁

P30

比田勝 隆博

OECDシニアアドバイザー

P32

平成10年入庁

田畑 仁

財務省主税局 税制第三課課長補佐 平成17年入庁

P27

片岡 絵里

出雲税務署長 平成 1 7 年入庁

P31

財務省

財務省

地 愛

金融庁 総務企画局 企業開示課課長補佐 平成21年入庁

P28

OECD

(経済協力開発機構) 各国大使館・領事館 ADB(アジア開発銀行) 各国税務当局 法務省 地方自治体 税務大学校 国税不服審判所

税制改正

要望

外務省

租税条約

交渉

法務省 地方自治体 税務大学校 国税不服審判所

税制改正

要望

外務省

租税条約

交渉

海外留学

・ロースクール ・公共政策大学院 ・ビジネス・スクール         など

(国際業務課)

国際会議にて、税に関する国際的な 枠組作り策定に貢献

(国際業務課)

国際会議にて、税に関する国際的な 枠組作り策定に貢献

(相互協議室)

二重課税事案解消に向けての相互協議

(相互協議室)

二重課税事案解消に向けての相互協議

(調査査察部など) 大規模法人の国際取引調査 国税局 税務署

国税庁

現 場

海 外

(調査査察部など) 大規模法人の国際取引調査 財務省主税局

3

  

広がる、国税庁の活躍フィールド

金融庁 経済産業省など 財務省 主計局・国際局など 内閣官房 ・番号制度など 大学教授 金融庁 経済産業省など 財務省 主計局・国際局など 内閣官房 ・番号制度など 大学教授 ※上記フィールドはあくまでも代表例であり、  この他にも様々な勤務先があります。

(16)

 平成28年12月8日、待ちに待ったこの日がやってきた。 翌年度の税制の方針を定める平成29年度与党税制改正 大綱の決定だ。金融庁に出向して金融税制を担当した2 年間を含め、この4年間、税制の改正に携わり、毎年胃が 痛くなるほど緊張感の高い9月、10月、11月を乗り越え て、この日だけは何とも言えない達成感に満たされる。  私は現在、財務省主税局で、法人税の税制改正に携わっ ている。「法人税の改正」と聞いて、皆さんはどう感じるだ ろう。なんだかテクニカルで、小難しいことをやっていそ う、というイメージだろうか。  それもまた真実である。「公平であること」が常に求めら れる税制は、膨大な規定の一つ一つもゆるがせにすること はできない。そこに抜け穴があれば不条理な税の不公平を 生むことになる。  しかし、そればかりではない。法人税のあり方は、企業 活動に大きな影響を与えると考えられており、時代の要請 に添ったドラスティックな改革が求められることが常だ。 安倍政権発足以降、アベノミクスの実現のため、設備投資 や賃上げを強く促すための特別な税制を創設し、また、財 源を確保しながら税率を引き下げることで、企業の体質変 換を促す法人税改革を行ってきた。  今年の目玉は、企業の研究開発投資を促す税制や、賃上 げを促す税制の改正だ。研究開発や賃上げを促すことは日 本経済のために重要だが、ただ漫然と「減税」を拡大する のでは不公平感が高まり、また行政サービスに必要な財源 の確保も困難となる。そこで、減税を受けるためのハード ル(研究開発投資の増加や賃上げの水準)などを厳しくし つつ、それを乗り越えた企業にはより充実した支援を行う という形で、「メリハリ」を効かせることができないか、関 係省庁ともギリギリの議論を重ね、みんなで知恵を絞っ た。  国税庁では、不正と戦う現場経験や組織のマネジメン ト、よりよい税制を目指す制度改正、理論を学ぶ海外留学 など、様々な側面からバランスよく「政府の中の税のプ ロ」となるための経験を積むことができる。実際に入庁以 来、税務署・国税局勤務や米国ロースクールへの留学な ど、多様な経験をさせてもらい、その一つ一つがかけがえ のない財産だ。皆さんも、驚くほど広く深い税の世界に、 プロフェッショナルを目指して飛び込んでみてはいかがだ ろうか。  現在、金融庁において、コーポレートガバナンス・コー ド、スチュワードシップ・コードによるコーポレートガバ ナンス改革を通じて、企業の持続的な成長と中長期的な企 業価値の向上を促し、日本経済全体の発展を目指すための 政策に携わっている。「日本再興戦略2016」において、 「コーポレートガバナンス改革は、引き続き、アベノミク スのトップアジェンダであり、今後は、この改革を『形式』 から『実質』へと深化させていくことが最優先課題であ る」と謳われている通り、国内外からの注目が高い施策の 1つである。  取り組むべき課題は山積みだが、目下取り組んでいるの はスチュワードシップ・コードの見直しに向けた検討であ る。スチュワードシップ・コードは機関投資家の行動原則 であるが、その政策ツールとしての効果を最大限発揮させ るためには、行政官の思いつきだけで改革を進めることは できない。政策の主体となる運用機関、年金基金等のア セットオーナーなどの機関投資家のほか、企業経営者、学 識経験者等の幅広い意見、時に批判を受けながら、膨大な 議論を通じて、日本経済全体にとっての最適解を導き出し ていくバランス感覚が必要とされる。理想に近付けるため に、関係者をいかに納得させ、協力を得るか。上司、同僚 と知恵を絞りながら、試行錯誤の中、ゴールに向かって 進んでいく。決して楽ではないが、緊張感・重圧と引き換 えに得られるやりがいは想像以上に大きい。  入庁して8年、振り返ると、国税庁本庁、税務署・国税 局の現場での勤務、財務省への出向など、多くの経験をさ せてもらった。限りないフィールドにおいて得られる経 験、達成感は何ものにも代えがたい。

財務省 主税局 税制第三課 課長補佐

田畑 仁

H17.4 国税庁 長官官房 総務課 H18.4 国税庁 課税部 酒税課 H19.7 秋田南税務署 個人課税部門 国税調査官 H20.7 仙台国税局 課税第一部 個人課税課 国税実査官 H21.5 国税庁 長官官房 総務課 審査評価係長 H21.7 国税庁 長官官房 人事課 企画係長 H23.7 米・ジョージタウン大留学 H24.7 内閣官房 内閣総務官室(峰崎内閣官房参与付) H24.12 国税庁 課税部 課税総括課 課長補佐 H25.7 金融庁 総務企画局 政策課 課長補佐 H27.7 現職

国税庁総合職の限りないフィールド

∼税務の現場からコーポレートガバナンス改革まで∼

金融庁 総務企画局

企業開示課 課長補佐

地 愛

H21.4 国税庁 課税部 課税総括課 H22.7 国税庁 長官官房 企画課 H23.7 大宮税務署 法人課税部門 国税調査官 H24.7 関東信越国税局 課税第二部     法人課税課 国税実査官 H25.7 米・ワシントン大留学 H26.7 国税庁 長官官房 人事課 企画係長 H27.7 現職

広がる、国税庁の活躍フィールド

第 3 章 広 が る 、国 税 庁 の 活 躍 フ ィ ー ル ド 第 3章

NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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NATIONAL TAX AGENCY RECRUIT 2017

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