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月改訂 ( 2019 第 5 版年 ) 3 月改訂 ( 第 6 版 ) 日本標準商品分類番号 : 日本標準商 改訂 8 7 保存 気密容器等に表示い上の注意 の項参照 箋医薬品の処方箋により使用すること 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して

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(1)

2019 年 3 月改訂(第 6 版) 日本標準商品分類番号:873399

医薬品インタビューフォーム

日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成

抗血小板剤

 

**

2016年12月改訂(第5版)

 *

2016年3月改訂

貯  法:室温保存、気密容器

使用期限:外箱等に表示

注  意:「取扱い上の注意」の項参照

規制区分:処方箋医薬品

※注意-医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号

承認番号

22700AMX

00425000

錠75mg「JG」

22700AMX

00424000

錠25mg「JG」

8 7 3 3 9 9

抗血小板剤

日本薬局方 

クロピドグレル硫酸塩錠

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

⑴出血している患者(血友病、頭蓋内出血、消化管出

血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を助長

するおそれがある]

⑵本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成・性状】

 

**

【効能・効果】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心

疾患

急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST

上昇心筋梗塞)

安定狭心症、陳旧性心筋梗塞

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

〈効能・効果に関連する使用上の注意〉

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

PCIが適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能で

ある。冠動脈造影により、保存的治療あるいは冠動脈

バイパス術が選択され、PCIを適用しない場合には、

以後の投与は控えること。

**

【用法・用量】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルと

して50mgを1日1回経口投与する。

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の

場合

通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300

mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回

75mgを経口投与する。

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与する。

  

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第Ⅰ相臨

床試験において絶食投与時に消化器症状がみられてい

る)。

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発

抑制の場合

出血を増強するおそれがあるので、特に出血傾向、

その素因のある患者等については、50mg1日1回か

ら投与すること。(「1.慎重投与」の項参照)

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

⑴アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。

⑵ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機

器の添付文書を必ず参照すること。

⑶PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも

4日間投与されている場合、ローディングドーズ

投与(投与開始日に300mgを投与すること)は

必須ではない。

【使用上の注意】

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

⑴次の患者では出血の危険性が高くなるおそれがあるの

で慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心

原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合は、50mg

1日1回投与などを考慮すること。

1出血傾向及びその素因のある患者

販 売 名

成分・含量

(1錠中)

クロピドグレル硫酸塩

32.63mg(クロピド

グレルとして25mg)

クロピドグレル錠

25mg「JG」

クロピドグレル硫酸塩

97.88mg(クロピド

グレルとして75mg)

無水乳糖、部分アルフ

ァー化デンプン、ヒド

ロキシプロピルセルロ

ース、マクロゴール

6000、軽質無水ケイ

酸、d-α-トコフェロ

ール、フマル酸ステア

リルナトリウム、ショ

糖脂肪酸エステル、ヒ

プロメロース、酸化チ

タン、タルク、カルナ

ウバロウ

無水乳糖、低置換度ヒ

ドロキシプロピルセル

ロース、部分アルファ

ー化デンプン、硬化油、

ヒプロメロース、マク

ロゴール6000、酸化

チタン、カルナウバロ

外   形

大きさ(mm)

重 量(mg)

直径:6.7

厚さ:3.7

直径:8.1

厚さ:4.0

120

230

色 ・ 剤 形

添 加 物

白色~微黄白色のフィルムコーティング錠

本 体 表 示

クロピドグレル 25 JG クロピドグレル 75 JG

クロピドグレル錠

75mg「JG」

*10.その他の注意

⑴国内で実施された健康成人を対象とした臨床薬理試

験において、本剤300mgを初回投与後24時間の最

大血小板凝集能(5μM ADP 惹起maximum platelet

aggregation intensity(MAI):%)は、CYP2C19の

代謝能に応じて、Extensive metabolizer(EM)群、

Intermediate metabolizer(IM)群、Poor metabolizer

(PM)群の順に、43.67±6.82、47.17±5.71、54.11

±4.34であり、その後6日間にわたって本剤75mg/日

を投与した後のMAI(%)は、それぞれ32.87±5.10、

39.41±6.34、47.48±3.60と、PM群において本剤

の血小板凝集抑制作用が低下した。

⑵海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患者

を対象とした臨床試験及び複数の観察研究において、

CYP2C19のPMもしくはIMでは、CYP2C19のEM

と比較して、本剤投与後の心血管系イベント発症率の

増加が報告されている。

 

【薬物動態】

1.生物学的同等性試験

⑴クロピドグレル錠25mg「JG」

クロピドグレル錠25mg「JG」は、「含量が異なる経口固形製

剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日

薬食審査発0229第10号 別紙2)」に基づき、クロピドグレル

75mg錠を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動は同等

と判定され、生物学的に同等とみなされた。

1)

⑵クロピドグレル錠75mg「JG」

クロピドグレル錠75mg「JG」と標準製剤を、クロスオーバ

ー法によりそれぞれ1錠(クロピドグレルとして75mg)健

康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測

定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)につ

いて、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、それぞれ

log(0.8167)~log(1.0373)及びlog(0.9260)~log(1.1774)

と、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物

学的同等性が確認された。

2)

 

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の

選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能

性がある。

2.溶出挙動

クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレル錠75mg

「JG」は、日本薬局方医薬品各条に定められたクロピドグレル

硫酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

3)

 

【薬効薬理】

抗血小板薬。本薬の活性代謝物がアデニル酸シクラーゼを活性化

して血小板内のサイクリックAMPを増加させることにより血小

板凝集を抑制する。アデニル酸シクラーゼの活性化は、本薬の代

謝物が抑制性Gタンパク質(Gi)と共役するADP受容体を阻害し

てアデニル酸シクラーゼに対する抑制を解除することによる。

4)

 

【有効成分に関する理化学的知見】

一般名:クロピドグレル硫酸塩(Clopidogrel Sulfate)

化学名:Methyl(2S)-2-(2-chlorophenyl)-2-[6,7-dihydrothieno

[3,2-c]pyridin-5(4H)-yl]acetate monosulfate

分子式:C

16

H

16

ClNO

2

S・H

2

SO

4

分子量:419.90

構造式:

 

性 状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。

水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)に

やや溶けやすい。

光によって徐々に褐色となる。

結晶多形が認められる。

融 点:198℃(分解)

 

【取扱い上の注意】

1.保存方法

開封後は湿気を避けて保存すること。

2.安定性試験

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ

月)の結果、クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレ

ル錠75mg「JG」は通常の市場流通下において3年間安定であ

ることが推測された。

5)

 

【包装】

クロピドグレル錠25mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

 バラ:500錠

クロピドグレル錠75mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

    500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)

 バラ:500錠

 

【主要文献及び文献請求先】

〈主要文献〉

1日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

2日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

3日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 溶出試験(2015)

4日本薬局方解説書、廣川書店

5日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 安定性試験(2015)

〈文献請求先・お問合せ先〉

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室

〒100-6739 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

TEL 0120-893-170 FAX 0120-893-172

H O O CH3 N S Cl ・H2SO4

(Mean±S.D., n=16)

判定パラメータ

AUC

0-12

(ng・hr/mL)

(ng/mL)

Cmax

(hr)

Tmax

(hr)

T

1/2

5.92±8.62

クロピドグレル

錠75mg「JG」

4.33±6.19

0.7±0.5 3.5±1.3

5.89±6.43

標準製剤

(錠剤、75mg)

5.02±9.51

0.9±0.6 3.5±1.1

参考パラメータ

薬物動態パラメータ

薬価収載

2015年6月

販売開始

2015年6月

2015年6月

2015年6月

効能追加

2016年12月

2016年12月

03030064

**

血漿中クロピドグレル濃度 クロピドグレル錠75mg「JG」 標準製剤(錠剤、75mg) Mean±S.D., n=16 投与後の時間(hr) 12 4 3 6 8 0 (ng/mL) 15 10 5 0 1 2

2校 2016.12/6

2校 2016.12/6(初校 12/2より修正なし)

(案)クロピドグレル錠25/75mg「JG」

Clopidogrel Tablets

剤 形 錠剤(フィルムコーティング錠) 製 剤 の 規 制 区 分 処方箋医薬品(注意‐医師等の処方箋により使用すること) 規 格 ・ 含 量 錠 25mg:1 錠中 クロピドグレル硫酸塩 32.63mg (クロピドグレルとして 25mg) 含有 錠 75mg:1 錠中 クロピドグレル硫酸塩 97.88mg (クロピドグレルとして 75mg) 含有

一 般 名 和名:クロピドグレル硫酸塩(JAN)洋名:Clopidogrel Sulfate(JAN)

製 造 販 売 承 認 年 月 日 薬 価 基 準 収 載 ・ 発 売 年 月 日 製造販売承認年月日:2015 年 2 月 16 日 薬価基準収載年月日:2015 年 6 月 19 日 発 売 年 月 日:2015 年 6 月 19 日 開発・製造販売(輸入)・ 提 携 ・ 販 売 会 社 名 製造販売元:日本ジェネリック株式会社 医薬情報担当者の連絡先 問 い 合 わ せ 窓 口 日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室 受付時間:9 時~18 時(土、日、祝日を除く) TEL 0120‐893‐170 FAX 0120‐893‐172 医療関係者向けホームページ: http://www.nihon-generic.co.jp/medical/index.html 本 IF は 2018 年 3 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。 最新の添付文書情報は、(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)ホームページ「医薬品に関する情報」 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html にてご確認ください。

(2)

IF 利用の手引きの概要 

ー日本病院薬剤師会ー 1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯 医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書(以下、添付文書と略す)がある。 医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際に は、添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある。 医療現場では、当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情 報を補完して対処してきている。この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてイ ンタビューフォームが誕生した。 昭和 63 年に日本病院薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第 2 小委員会が「医薬品インタビュー フォーム」(以下、IF と略す)の位置付け並びに IF 記載様式を策定した。その後、医療従事者向け 並びに患者向け医薬品情報ニーズの変化を受けて、平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会におい て IF 記載要領の改訂が行われた。 更に 10 年が経過し、医薬品情報の創り手である製薬企業、使い手である医療現場の薬剤師、双方 にとって薬事・医療環境は大きく変化したことを受けて、平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会に おいて IF 記載要領 2008 が策定された。 IF 記載要領 2008 では、IF を紙媒体の冊子として提供する方式から、PDF 等の電磁的データと して提供すること(e―IF)が原則となった。この変更に合わせて、添付文書において「効能・効果 の追加」、「警告・禁忌・重要な基本的注意の改訂」などの改訂があった場合に、改訂の根拠データを 追加した最新版のe―IF が提供されることとなった。 最新版のe―IF は、(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)ホームページ「医薬品に関する情報」 (http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html)から一括して入手可能と なっている。日本病院薬剤師会では、e―IF を掲載する PMDA ホームページが公的サイトであるこ とに配慮して、薬価基準収載にあわせてe―IF の情報を検討する組織を設置して、個々の IF が添付 文書を補完する適正使用情報として適切か審査・検討することとした。 2008 年より年 4 回のインタビューフォーム検討会を開催した中で指摘してきた事項を再評価し、 製薬企業にとっても、医師・薬剤師等にとっても、効率の良い情報源とすることを考えた。そこで今 般、IF 記載要領の一部改訂を行い IF 記載要領 2013 として公表する運びとなった。 2.IF とは IF は「添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品 質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、 薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要 領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位 置付けられる。 ただし、薬事法・製薬企業機密等に関わるもの、製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師 自らが評価・判断・提供すべき事項等は IF の記載事項とはならない。言い換えると、製薬企業から 提供された IF は、薬剤師自らが評価・判断・臨床適応するとともに、必要な補完をするものという 認識を持つことを前提としている。 [IF の様式] ①規格は A4 版、横書きとし、原則として 9 ポイント以上の字体(図表は除く)で記載し、一色刷り とする。ただし、添付文書で赤枠・赤字を用いた場合には、電子媒体ではこれに従うものとする。

(3)

③表紙の記載は統一し、表紙に続けて日病薬作成の「IF 利用の手引きの概要」の全文を記載するもの とし、2 頁にまとめる。 [IF の作成] ①IF は原則として製剤の投与経路別(内用剤、注射剤、外用剤)に作成される。 ②IF に記載する項目及び配列は日病薬が策定した IF 記載要領に準拠する。 ③添付文書の内容を補完するとの IF の主旨に沿って必要な情報が記載される。 ④製薬企業の機密等に関するもの、製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従 事者自らが評価・判断・提供すべき事項については記載されない。 ⑤「医薬品インタビューフォーム記載要領 2013」(以下、「IF 記載要領 2013」と略す)により作成 された IF は、電子媒体での提供を基本とし、必要に応じて薬剤師が電子媒体(PDF)から印刷し て使用する。企業での製本は必須ではない。 [IF の発行] ①「IF 記載要領 2013」は、平成 25 年 10 月以降に承認された新医薬品から適用となる。 ②上記以外の医薬品については、「IF 記載要領 2013」による作成・提供は強制されるものではない。 ③使用上の注意の改訂、再審査結果又は再評価結果(臨床再評価)が公表された時点並びに適応症の 拡大等がなされ、記載すべき内容が大きく変わった場合には IF が改訂される。 3.IF の利用にあたって 「IF 記載要領 2013」においては、PDF ファイルによる電子媒体での提供を基本としている。情報 を利用する薬剤師は、電子媒体から印刷して利用することが原則である。 電子媒体の IF については、PMDA ホームページ「医薬品に関する情報」に掲載場所が設定されて いる。 製薬企業は「医薬品インタビューフォーム作成の手引き」に従って作成・提供するが、IF の原点を 踏まえ、医療現場に不足している情報や IF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業の MR 等 へのインタビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ、IF の利用性を高める必要がある。また、随 時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、IF が改訂されるまでの間は、当該医薬品の製 薬企業が提供する添付文書やお知らせ文書等、あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬 剤師等自らが整備するとともに、IF の使用にあたっては、最新の添付文書を PMDA ホームページ 「医薬品に関する情報」で確認する。 なお、適正使用や安全性の確保の点から記載されている「臨床成績」や「主な外国での発売状況」 に関する項目等は承認事項に関わることがあり、その取扱いには十分留意すべきである。 4.利用に際しての留意点 IF を薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい。し かし、薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により、製薬企業が医薬品情報とし て提供できる範囲には自ずと限界がある。IF は日病薬の記載要領を受けて、当該医薬品の製薬企業が 作成・提供するものであることから、記載・表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかな ければならない。 また製薬企業は、IF があくまでも添付文書を補完する情報資材であり、インターネットでの公開等 も踏まえ、薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用す る必要がある。 (2013 年 4 月改訂)

(4)

Ⅰ.概要に関する項目...1 1.開発の経緯...1 2.製品の治療学的・製剤学的特性...1 Ⅱ.名称に関する項目...2 1.販売名... 2 (1)和名... 2 (2)洋名... 2 (3)名称の由来...2 2.一般名... 2 (1)和名(命名法)...2 (2)洋名(命名法)...2 (3)ステム... 2 3.構造式又は示性式...2 4.分子式及び分子量...2 5.化学名(命名法)...2 6.慣用名、別名、略号、記号番号...2 7.CAS 登録番号... 3 Ⅲ.有効成分に関する項目...4 1.物理化学的性質...4 (1)外観・性状...4 (2)溶解性... 4 (3)吸湿性... 4 (4)融点(分解点)、沸点、凝固点... 4 (5)酸塩基解離定数...4 (6)分配係数... 4 (7)その他の主な示性値... 4 2.有効成分の各種条件下における安定性...4 3.有効成分の確認試験法... 4 4.有効成分の定量法...4 Ⅳ.製剤に関する項目...5 1.剤形... 5 (1)剤形の区別、外観及び性状... 5 (2)製剤の物性...5 (3)識別コード...5 (4)pH、浸透圧比、粘度、比重、無菌の旨 及び安定な pH 域等... 5 2.製剤の組成...5 (1)有効成分(活性成分)の含量... 5 (2)添加物... 5 (3)その他... 5 3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意...5 4.製剤の各種条件下における安定性...6 5.調製法及び溶解後の安定性... 10 6.他剤との配合変化(物理化学的変化)...10 7.溶出性... 11 8.生物学的試験法...16 11.力価... 17 12.混入する可能性のある夾雑物... 17 13.注意が必要な容器・外観が特殊な容器に 関する情報 ... 17 14.その他... 17 Ⅴ.治療に関する項目... 18 1.効能又は効果... 18 2.用法及び用量... 18 3.臨床成績... 18 (1)臨床データパッケージ...18 (2)臨床効果... 18 (3)臨床薬理試験... 19 (4)探索的試験... 19 (5)検証的試験... 19 1)無作為化並行用量反応試験... 19 2)比較試験... 19 3)安全性試験... 19 4)患者・病態別試験...19 (6)治療的使用... 19 1)使用成績調査・特定使用成績調査(特 別調査)・製造販売後臨床試験(市販後 臨床試験)... 19 2)承認条件として実施予定の内容又は実 施した試験の概要...19 Ⅵ.薬効薬理に関する項目...20 1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群...20 2.薬理作用... 20 (1)作用部位・作用機序...20 (2)薬効を裏付ける試験成績...20 (3)作用発現時間・持続時間...20 Ⅶ.薬物動態に関する項目...21 1.血中濃度の推移・測定法... 21 (1)治療上有効な血中濃度...21 (2)最高血中濃度到達時間...21 (3)臨床試験で確認された血中濃度... 21 (4)中毒域... 22 (5)食事・併用薬の影響...22 (6)母集団(ポピュレーション)解析により 判明した薬物体内動態変動要因 ... 22 2.薬物速度論的パラメータ... 22 (1)解析方法... 22 (2)吸収速度定数... 22 (3)バイオアベイラビリティ...22 (4)消失速度定数... 22 (5)クリアランス... 22 (6)分布容積... 22

目次

(5)

4.分布... 23 (1)血液-脳関門通過性...23 (2)血液-胎盤関門通過性...23 (3)乳汁への移行性... 23 (4)髄液への移行性... 23 (5)その他の組織への移行性...23 5.代謝... 23 (1)代謝部位及び代謝経路...23 (2)代謝に関与する酵素(CYP450 等)の 分子種 ... 23 (3)初回通過効果の有無及びその割合... 23 (4)代謝物の活性の有無及び比率... 23 (5)活性代謝物の速度論的パラメータ... 23 6.排泄... 23 (1)排泄部位及び経路...23 (2)排泄率... 23 (3)排泄速度... 23 7.トランスポーターに関する情報... 23 8.透析等による除去率...24 Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目... 25 1.警告内容とその理由...25 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)...25 3.効能又は効果に関連する使用上の注意と その理由 ... 25 4.用法及び用量に関連する使用上の注意と その理由 ... 25 5.慎重投与内容とその理由... 25 6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法....25 7.相互作用... 26 (1)併用禁忌とその理由...26 (2)併用注意とその理由...26 8.副作用... 27 (1)副作用の概要... 27 (2)重大な副作用と初期症状...27 (3)その他の副作用... 28 (4)項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異 常一覧 ... 29 (5)基礎疾患、合併症、重症度及び手術の有 無等背景別の副作用発現頻度... 29 (6)薬物アレルギーに対する注意及び試験法...29 9.高齢者への投与...29 10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与... 29 11.小児等への投与...30 12.臨床検査結果に及ぼす影響... 30 13.過量投与... 30 14.適用上の注意... 30 15.その他の注意... 30 16.その他... 30 Ⅸ.非臨床試験に関する項目...31 1.薬理試験... 31 (1)薬効薬理試験(「Ⅵ.薬効薬理に関する 項目」参照)... 31 (2)副次的薬理試験... 31 (3)安全性薬理試験... 31 (4)その他の薬理試験...31 2.毒性試験... 31 (1)単回投与毒性試験...31 (2)反復投与毒性試験...31 (3)生殖発生毒性試験...31 (4)その他の特殊毒性...31 Ⅹ.管理的事項に関する項目...32 1.規制区分... 32 2.有効期間又は使用期限...32 3.貯法・保存条件...32 4.薬剤取扱い上の注意点...32 (1)薬局での取扱い上の留意点について...32 (2)薬剤交付時の取扱いについて(患者等に 留意すべき必須事項等)...32 (3)調剤時の留意点について...32 5.承認条件等... 32 6.包装... 33 7.容器の材質... 33 8.同一成分・同効薬...33 9.国際誕生年月日...33 10.製造販売承認年月日及び承認番号... 33 11.薬価基準収載年月日...33 12.効能又は効果追加、用法及び用量変更追 加等の年月日及びその内容... 34 13.再審査結果、再評価結果公表年月日及び その内容 ... 34 14.再審査期間... 34 15.投薬期間制限医薬品に関する情報... 34 16.各種コード... 34 17.保険給付上の注意...34 ⅩⅠ.文献...35 1.引用文献... 35 2.その他の参考文献...35 ⅩⅡ.参考資料... 36 1.主な外国での発売状況...36 2.海外における臨床支援情報... 36 ⅩⅢ.備考...39 その他の関連資料...39

(6)

Ⅰ.概要に関する項目

1.開発の経緯 クロピドグレル錠 25mg「JG」及びクロピドグレル錠 75mg「JG」は、クロピドグレル硫酸塩を 含有する経口の抗血小板剤である。 ADP 受容体に不可逆的に結合することで ADP による血小板の活性化を阻害し、フィブリノゲン の結合を抑制することで、血液凝固を防ぐチエノピリジン系の抗血小板薬である。1) 本邦でクロピドグレル硫酸塩錠は 2006 年に発売されている。 本剤は日本ジェネリック株式会社が後発医薬品として開発を企画し、「医薬品の承認申請について (平成 17 年 3 月 31 日 薬食発第 0331015 号)」に基づき、規格及び試験方法を設定、安定性試 験、生物学的同等性試験を実施し、2015 年 2 月に製造販売承認を得て、2015 年 6 月に販売開始 した。 また、2015 年 10 月に「経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患 急性冠 症候群(不安定狭心症、非 ST 上昇心筋梗塞、ST 上昇心筋梗塞)、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞」 の効能・効果及び用法・用量が追加承認され、2016 年 12 月に「末梢動脈疾患における血栓・塞 栓形成の抑制」の効能・効果及び用法・用量が追加承認された。 2.製品の治療学的・製剤学的特性 (1)錠剤本体の両面に成分名及び含量を印字し、識別性を向上させている。 (2)重大な副作用として、出血(頭蓋内出血、胃腸出血等の出血)、胃・十二指腸潰瘍、肝機能障 害、黄疸、血栓性血小板減少性紫斑病(TPP)、間質性肺炎、好酸球性肺炎、血小板減少、無 顆粒球症、再生不良性貧血を含む汎血球減少症、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、多形滲出性紅斑、急 性汎発性発疹性膿疱症、薬剤性過敏症症候群、後天性血友病、横紋筋融解症が報告されている (全て頻度不明)。

(7)

Ⅱ.名称に関する項目

1.販売名 (1)和名 ・ クロピドグレル錠 25mg「JG」 ・ クロピドグレル錠 75mg「JG」 (2)洋名 ・ Clopidogrel Tablets 25mg “JG” ・ Clopidogrel Tablets 75mg “JG” (3)名称の由来 「一般的名称」+「剤形」+「含量」+「屋号」より命名 2.一般名 (1)和名(命名法) クロピドグレル硫酸塩(JAN) (2)洋名(命名法) Clopidogrel Sulfate(JAN) Clopidogrel(INN) Clopidogrel Bisulfate(USP)

Clopidogrel Hydrogen Sulfate(EP) (3)ステム 血小板凝集阻害薬:-grel 3.構造式又は示性式  

**

2016年12月改訂(第5版)

 *

2016年3月改訂

貯  法:室温保存、気密容器

使用期限:外箱等に表示

注  意:「取扱い上の注意」の項参照

規制区分:処方箋医薬品

※注意-医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号

承認番号

22700AMX

00425000

錠75mg「JG」

22700AMX

00424000

錠25mg「JG」

8 7 3 3 9 9

抗血小板剤

日本薬局方 

クロピドグレル硫酸塩錠

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

⑴出血している患者(血友病、頭蓋内出血、消化管出

血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を助長

するおそれがある]

⑵本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成・性状】

 

**

【効能・効果】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心

疾患

急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST

上昇心筋梗塞)

安定狭心症、陳旧性心筋梗塞

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

〈効能・効果に関連する使用上の注意〉

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

PCIが適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能で

ある。冠動脈造影により、保存的治療あるいは冠動脈

バイパス術が選択され、PCIを適用しない場合には、

以後の投与は控えること。

**

【用法・用量】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルと

して50mgを1日1回経口投与する。

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の

場合

通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300

mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回

75mgを経口投与する。

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与する。

  

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第Ⅰ相臨

床試験において絶食投与時に消化器症状がみられてい

る)。

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発

抑制の場合

出血を増強するおそれがあるので、特に出血傾向、

その素因のある患者等については、50mg1日1回か

ら投与すること。(「1.慎重投与」の項参照)

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

⑴アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。

⑵ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機

器の添付文書を必ず参照すること。

⑶PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも

4日間投与されている場合、ローディングドーズ

投与(投与開始日に300mgを投与すること)は

必須ではない。

【使用上の注意】

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

⑴次の患者では出血の危険性が高くなるおそれがあるの

で慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心

原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合は、50mg

1日1回投与などを考慮すること。

1出血傾向及びその素因のある患者

販 売 名

成分・含量

(1錠中)

クロピドグレル硫酸塩

32.63mg(クロピド

グレルとして25mg)

クロピドグレル錠

25mg「JG」

クロピドグレル硫酸塩

97.88mg(クロピド

グレルとして75mg)

無水乳糖、部分アルフ

ァー化デンプン、ヒド

ロキシプロピルセルロ

ース、マクロゴール

6000、軽質無水ケイ

酸、d-α-トコフェロ

ール、フマル酸ステア

リルナトリウム、ショ

糖脂肪酸エステル、ヒ

プロメロース、酸化チ

タン、タルク、カルナ

ウバロウ

無水乳糖、低置換度ヒ

ドロキシプロピルセル

ロース、部分アルファ

ー化デンプン、硬化油、

ヒプロメロース、マク

ロゴール6000、酸化

チタン、カルナウバロ

外   形

大きさ(mm)

重 量(mg)

直径:6.7

厚さ:3.7

直径:8.1

厚さ:4.0

120

230

色 ・ 剤 形

添 加 物

白色~微黄白色のフィルムコーティング錠

本 体 表 示

クロピドグレル 25 JG クロピドグレル 75 JG

クロピドグレル錠

75mg「JG」

*10.その他の注意

⑴国内で実施された健康成人を対象とした臨床薬理試

験において、本剤300mgを初回投与後24時間の最

大血小板凝集能(5μM ADP 惹起maximum platelet

aggregation intensity(MAI):%)は、CYP2C19の

代謝能に応じて、Extensive metabolizer(EM)群、

Intermediate metabolizer(IM)群、Poor metabolizer

(PM)群の順に、43.67±6.82、47.17±5.71、54.11

±4.34であり、その後6日間にわたって本剤75mg/日

を投与した後のMAI(%)は、それぞれ32.87±5.10、

39.41±6.34、47.48±3.60と、PM群において本剤

の血小板凝集抑制作用が低下した。

⑵海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患者

を対象とした臨床試験及び複数の観察研究において、

CYP2C19のPMもしくはIMでは、CYP2C19のEM

と比較して、本剤投与後の心血管系イベント発症率の

増加が報告されている。

 

【薬物動態】

1.生物学的同等性試験

⑴クロピドグレル錠25mg「JG」

クロピドグレル錠25mg「JG」は、「含量が異なる経口固形製

剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日

薬食審査発0229第10号 別紙2)」に基づき、クロピドグレル

75mg錠を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動は同等

と判定され、生物学的に同等とみなされた。

1)

⑵クロピドグレル錠75mg「JG」

クロピドグレル錠75mg「JG」と標準製剤を、クロスオーバ

ー法によりそれぞれ1錠(クロピドグレルとして75mg)健

康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測

定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)につ

いて、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、それぞれ

log(0.8167)~log(1.0373)及びlog(0.9260)~log(1.1774)

と、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物

学的同等性が確認された。

2)

 

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の

選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能

性がある。

2.溶出挙動

クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレル錠75mg

「JG」は、日本薬局方医薬品各条に定められたクロピドグレル

硫酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

3)

 

【薬効薬理】

抗血小板薬。本薬の活性代謝物がアデニル酸シクラーゼを活性化

して血小板内のサイクリックAMPを増加させることにより血小

板凝集を抑制する。アデニル酸シクラーゼの活性化は、本薬の代

謝物が抑制性Gタンパク質(Gi)と共役するADP受容体を阻害し

てアデニル酸シクラーゼに対する抑制を解除することによる。

4)

 

【有効成分に関する理化学的知見】

一般名:クロピドグレル硫酸塩(Clopidogrel Sulfate)

化学名:Methyl(2S)-2-(2-chlorophenyl)-2-[6,7-dihydrothieno

[3,2-c]pyridin-5(4H)-yl]acetate monosulfate

分子式:C

16

H

16

ClNO

2

S・H

2

SO

4

分子量:419.90

構造式:

 

性 状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。

水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)に

やや溶けやすい。

光によって徐々に褐色となる。

結晶多形が認められる。

融 点:198℃(分解)

 

【取扱い上の注意】

1.保存方法

開封後は湿気を避けて保存すること。

2.安定性試験

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ

月)の結果、クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレ

ル錠75mg「JG」は通常の市場流通下において3年間安定であ

ることが推測された。

5)

 

【包装】

クロピドグレル錠25mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

 バラ:500錠

クロピドグレル錠75mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

    500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)

 バラ:500錠

 

【主要文献及び文献請求先】

〈主要文献〉

1日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

2日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

3日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 溶出試験(2015)

4日本薬局方解説書、廣川書店

5日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 安定性試験(2015)

〈文献請求先・お問合せ先〉

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室

〒100-6739 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

TEL 0120-893-170 FAX 0120-893-172

H O O CH3 N S Cl ・H2SO4

(Mean±S.D., n=16)

判定パラメータ

AUC

0-12

(ng・hr/mL)

(ng/mL)

Cmax

(hr)

Tmax

(hr)

T

1/2

5.92±8.62

クロピドグレル

錠75mg「JG」

4.33±6.19

0.7±0.5 3.5±1.3

5.89±6.43

標準製剤

(錠剤、75mg)

5.02±9.51

0.9±0.6 3.5±1.1

参考パラメータ

薬物動態パラメータ

薬価収載

2015年6月

販売開始

2015年6月

2015年6月

2015年6月

効能追加

2016年12月

2016年12月

03030064

**

血漿中クロピドグレル濃度 クロピドグレル錠75mg「JG」 標準製剤(錠剤、75mg) Mean±S.D., n=16 投与後の時間(hr) 12 4 3 6 8 0 (ng/mL) 15 10 5 0 1 2

2校 2016.12/6

2校 2016.12/6(初校 12/2より修正なし)

(案)クロピドグレル錠25/75mg「JG」

4.分子式及び分子量 分子式:C16H16ClNO2S・H2SO4 分子量:419.90 5.化学名(命名法)

Methyl(2S)-2-(2-chlorophenyl)-2-[6,7-dihydrothieno[3,2-c]pyridin-5(4H)-yl] acetate monosulfate(IUPAC)

6.慣用名、別名、略号、記号番号 特になし

(8)

7.CAS 登録番号

120202-66-6(Clopidogrel Sulfate)

(9)

Ⅲ.有効成分に関する項目

1.物理化学的性質 (1)外観・性状 白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。 結晶多形が認められる。 (2)溶解性 水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。 (3)吸湿性 該当資料なし (4)融点(分解点)、沸点、凝固点 融点:約 177℃(分解) (5)酸塩基解離定数 該当資料なし (6)分配係数 該当資料なし (7)その他の主な示性値 該当資料なし 2.有効成分の各種条件下における安定性 光によって徐々に褐色となる。 3.有効成分の確認試験法 日局「クロピドグレル硫酸塩」の確認試験による。 (1)紫外可視吸光度測定法 (2)赤外吸収スペクトル測定法(臭化カリウム錠剤法) (3)炎色反応試験(2):緑色を呈する。 (4)硫酸塩の定性反応(1) 4.有効成分の定量法 日局「クロピドグレル硫酸塩」の定量法による。 液体クロマトグラフィー

(10)

Ⅳ.製剤に関する項目

1.剤形 (1)剤形の区別、外観及び性状 販 売 名 クロピドグレル錠 25mg「JG」 クロピドグレル錠 75mg「JG」 色 ・ 剤 形 白色~微黄白色のフィルムコーティング錠 外 形  

**

2016年12月改訂(第5版)

 *

2016年3月改訂

貯  法:室温保存、気密容器

使用期限:外箱等に表示

注  意:「取扱い上の注意」の項参照

規制区分:処方箋医薬品

※注意-医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号

承認番号

22700AMX

00425000

錠75mg「JG」

22700AMX

00424000

錠25mg「JG」

8 7 3 3 9 9

抗血小板剤

日本薬局方 

クロピドグレル硫酸塩錠

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

⑴出血している患者(血友病、頭蓋内出血、消化管出

血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を助長

するおそれがある]

⑵本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成・性状】

 

**

【効能・効果】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心

疾患

急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST

上昇心筋梗塞)

安定狭心症、陳旧性心筋梗塞

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

〈効能・効果に関連する使用上の注意〉

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

PCIが適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能で

ある。冠動脈造影により、保存的治療あるいは冠動脈

バイパス術が選択され、PCIを適用しない場合には、

以後の投与は控えること。

**

【用法・用量】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルと

して50mgを1日1回経口投与する。

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の

場合

通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300

mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回

75mgを経口投与する。

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与する。

  

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第Ⅰ相臨

床試験において絶食投与時に消化器症状がみられてい

る)。

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発

抑制の場合

出血を増強するおそれがあるので、特に出血傾向、

その素因のある患者等については、50mg1日1回か

ら投与すること。(「1.慎重投与」の項参照)

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

⑴アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。

⑵ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機

器の添付文書を必ず参照すること。

⑶PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも

4日間投与されている場合、ローディングドーズ

投与(投与開始日に300mgを投与すること)は

必須ではない。

【使用上の注意】

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

⑴次の患者では出血の危険性が高くなるおそれがあるの

で慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心

原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合は、50mg

1日1回投与などを考慮すること。

1出血傾向及びその素因のある患者

販 売 名

成分・含量

(1錠中)

クロピドグレル硫酸塩

32.63mg(クロピド

グレルとして25mg)

クロピドグレル錠

25mg「JG」

クロピドグレル硫酸塩

97.88mg(クロピド

グレルとして75mg)

無水乳糖、部分アルフ

ァー化デンプン、ヒド

ロキシプロピルセルロ

ース、マクロゴール

6000、軽質無水ケイ

酸、d-α-トコフェロ

ール、フマル酸ステア

リルナトリウム、ショ

糖脂肪酸エステル、ヒ

プロメロース、酸化チ

タン、タルク、カルナ

ウバロウ

無水乳糖、低置換度ヒ

ドロキシプロピルセル

ロース、部分アルファ

ー化デンプン、硬化油、

ヒプロメロース、マク

ロゴール6000、酸化

チタン、カルナウバロ

外   形

大きさ(mm)

重 量(mg)

直径:6.7

厚さ:3.7

直径:8.1

厚さ:4.0

120

230

色 ・ 剤 形

添 加 物

白色~微黄白色のフィルムコーティング錠

本 体 表 示

クロピドグレル 25 JG クロピドグレル 75 JG

クロピドグレル錠

75mg「JG」

3030064-005

*10.その他の注意

⑴国内で実施された健康成人を対象とした臨床薬理試

験において、本剤300mgを初回投与後24時間の最

大血小板凝集能(5μM ADP 惹起maximum platelet

aggregation intensity(MAI):%)は、CYP2C19の

代謝能に応じて、Extensive metabolizer(EM)群、

Intermediate metabolizer(IM)群、Poor metabolizer

(PM)群の順に、43.67±6.82、47.17±5.71、54.11

±4.34であり、その後6日間にわたって本剤75mg/日

を投与した後のMAI(%)は、それぞれ32.87±5.10、

39.41±6.34、47.48±3.60と、PM群において本剤

の血小板凝集抑制作用が低下した。

⑵海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患者

を対象とした臨床試験及び複数の観察研究において、

CYP2C19のPMもしくはIMでは、CYP2C19のEM

と比較して、本剤投与後の心血管系イベント発症率の

増加が報告されている。

 

【薬物動態】

1.生物学的同等性試験

⑴クロピドグレル錠25mg「JG」

クロピドグレル錠25mg「JG」は、「含量が異なる経口固形製

剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日

薬食審査発0229第10号 別紙2)」に基づき、クロピドグレル

75mg錠を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動は同等

と判定され、生物学的に同等とみなされた。

1)

⑵クロピドグレル錠75mg「JG」

クロピドグレル錠75mg「JG」と標準製剤を、クロスオーバ

ー法によりそれぞれ1錠(クロピドグレルとして75mg)健

康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測

定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)につ

いて、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、それぞれ

log(0.8167)~log(1.0373)及びlog(0.9260)~log(1.1774)

と、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物

学的同等性が確認された。

2)

 

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の

選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能

性がある。

2.溶出挙動

クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレル錠75mg

「JG」は、日本薬局方医薬品各条に定められたクロピドグレル

硫酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

3)

 

【薬効薬理】

抗血小板薬。本薬の活性代謝物がアデニル酸シクラーゼを活性化

して血小板内のサイクリックAMPを増加させることにより血小

板凝集を抑制する。アデニル酸シクラーゼの活性化は、本薬の代

謝物が抑制性Gタンパク質(Gi)と共役するADP受容体を阻害し

てアデニル酸シクラーゼに対する抑制を解除することによる。

4)

 

【有効成分に関する理化学的知見】

一般名:クロピドグレル硫酸塩(Clopidogrel Sulfate)

化学名:Methyl(2S)-2-(2-chlorophenyl)-2-[6,7-dihydrothieno

[3,2-c]pyridin-5(4H)-yl]acetate monosulfate

分子式:C

16

H

16

ClNO

2

S・H

2

SO

4

分子量:419.90

構造式:

 

性 状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。

水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)に

やや溶けやすい。

光によって徐々に褐色となる。

結晶多形が認められる。

融 点:198℃(分解)

 

【取扱い上の注意】

1.保存方法

開封後は湿気を避けて保存すること。

2.安定性試験

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ

月)の結果、クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレ

ル錠75mg「JG」は通常の市場流通下において3年間安定であ

ることが推測された。

5)

 

【包装】

クロピドグレル錠25mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

 バラ:500錠

クロピドグレル錠75mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

    500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)

 バラ:500錠

 

【主要文献及び文献請求先】

〈主要文献〉

1日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

2日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

3日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 溶出試験(2015)

4日本薬局方解説書、廣川書店

5日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 安定性試験(2015)

〈文献請求先・お問合せ先〉

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室

〒100-6739 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

TEL 0120-893-170 FAX 0120-893-172

H O O CH3 N S Cl ・H2SO4

(Mean±S.D., n=16)

判定パラメータ

AUC

0-12

(ng・hr/mL)

(ng/mL)

Cmax

(hr)

Tmax

(hr)

T

1/2

5.92±8.62

クロピドグレル

錠75mg「JG」

4.33±6.19

0.7±0.5 3.5±1.3

5.89±6.43

標準製剤

(錠剤、75mg)

5.02±9.51

0.9±0.6 3.5±1.1

参考パラメータ

薬物動態パラメータ

薬価収載

2015年6月

販売開始

2015年6月

2015年6月

2015年6月

効能追加

2016年12月

2016年12月

03030064

**

血漿中クロピドグレル濃度 クロピドグレル錠75mg「JG」 標準製剤(錠剤、75mg) Mean±S.D., n=16 投与後の時間(hr) 12 4 3 6 8 0 (ng/mL) 15 10 5 0 1 2

2校 2016.12/6

2校 2016.12/6(初校 12/2より修正なし)

(案)クロピドグレル錠25/75mg「JG」

 

**

2016年12月改訂(第5版)

 *

2016年3月改訂

貯  法:室温保存、気密容器

使用期限:外箱等に表示

注  意:「取扱い上の注意」の項参照

規制区分:処方箋医薬品

※注意-医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号

承認番号

22700AMX

00425000

錠75mg「JG」

22700AMX

00424000

錠25mg「JG」

8 7 3 3 9 9

抗血小板剤

日本薬局方 

クロピドグレル硫酸塩錠

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

⑴出血している患者(血友病、頭蓋内出血、消化管出

血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を助長

するおそれがある]

⑵本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成・性状】

 

**

【効能・効果】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心

疾患

急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST

上昇心筋梗塞)

安定狭心症、陳旧性心筋梗塞

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

〈効能・効果に関連する使用上の注意〉

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

PCIが適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能で

ある。冠動脈造影により、保存的治療あるいは冠動脈

バイパス術が選択され、PCIを適用しない場合には、

以後の投与は控えること。

**

【用法・用量】

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制

の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルと

して50mgを1日1回経口投与する。

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の

場合

通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300

mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回

75mgを経口投与する。

末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制の場合

通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経

口投与する。

  

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第Ⅰ相臨

床試験において絶食投与時に消化器症状がみられてい

る)。

虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発

抑制の場合

出血を増強するおそれがあるので、特に出血傾向、

その素因のある患者等については、50mg1日1回か

ら投与すること。(「1.慎重投与」の項参照)

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾

患の場合

⑴アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。

⑵ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機

器の添付文書を必ず参照すること。

⑶PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも

4日間投与されている場合、ローディングドーズ

投与(投与開始日に300mgを投与すること)は

必須ではない。

【使用上の注意】

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

⑴次の患者では出血の危険性が高くなるおそれがあるの

で慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心

原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合は、50mg

1日1回投与などを考慮すること。

1出血傾向及びその素因のある患者

販 売 名

成分・含量

(1錠中)

クロピドグレル硫酸塩

32.63mg(クロピド

グレルとして25mg)

クロピドグレル錠

25mg「JG」

クロピドグレル硫酸塩

97.88mg(クロピド

グレルとして75mg)

無水乳糖、部分アルフ

ァー化デンプン、ヒド

ロキシプロピルセルロ

ース、マクロゴール

6000、軽質無水ケイ

酸、d-α-トコフェロ

ール、フマル酸ステア

リルナトリウム、ショ

糖脂肪酸エステル、ヒ

プロメロース、酸化チ

タン、タルク、カルナ

ウバロウ

無水乳糖、低置換度ヒ

ドロキシプロピルセル

ロース、部分アルファ

ー化デンプン、硬化油、

ヒプロメロース、マク

ロゴール6000、酸化

チタン、カルナウバロ

外   形

大きさ(mm)

重 量(mg)

直径:6.7

厚さ:3.7

直径:8.1

厚さ:4.0

120

230

色 ・ 剤 形

添 加 物

白色~微黄白色のフィルムコーティング錠

本 体 表 示

クロピドグレル 25 JG クロピドグレル 75 JG

クロピドグレル錠

75mg「JG」

3030064-005

*10.その他の注意

⑴国内で実施された健康成人を対象とした臨床薬理試

験において、本剤300mgを初回投与後24時間の最

大血小板凝集能(5μM ADP 惹起maximum platelet

aggregation intensity(MAI):%)は、CYP2C19の

代謝能に応じて、Extensive metabolizer(EM)群、

Intermediate metabolizer(IM)群、Poor metabolizer

(PM)群の順に、43.67±6.82、47.17±5.71、54.11

±4.34であり、その後6日間にわたって本剤75mg/日

を投与した後のMAI(%)は、それぞれ32.87±5.10、

39.41±6.34、47.48±3.60と、PM群において本剤

の血小板凝集抑制作用が低下した。

⑵海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患者

を対象とした臨床試験及び複数の観察研究において、

CYP2C19のPMもしくはIMでは、CYP2C19のEM

と比較して、本剤投与後の心血管系イベント発症率の

増加が報告されている。

 

【薬物動態】

1.生物学的同等性試験

⑴クロピドグレル錠25mg「JG」

クロピドグレル錠25mg「JG」は、「含量が異なる経口固形製

剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日

薬食審査発0229第10号 別紙2)」に基づき、クロピドグレル

75mg錠を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動は同等

と判定され、生物学的に同等とみなされた。

1)

⑵クロピドグレル錠75mg「JG」

クロピドグレル錠75mg「JG」と標準製剤を、クロスオーバ

ー法によりそれぞれ1錠(クロピドグレルとして75mg)健

康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測

定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)につ

いて、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、それぞれ

log(0.8167)~log(1.0373)及びlog(0.9260)~log(1.1774)

と、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物

学的同等性が確認された。

2)

 

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の

選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能

性がある。

2.溶出挙動

クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレル錠75mg

「JG」は、日本薬局方医薬品各条に定められたクロピドグレル

硫酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

3)

 

【薬効薬理】

抗血小板薬。本薬の活性代謝物がアデニル酸シクラーゼを活性化

して血小板内のサイクリックAMPを増加させることにより血小

板凝集を抑制する。アデニル酸シクラーゼの活性化は、本薬の代

謝物が抑制性Gタンパク質(Gi)と共役するADP受容体を阻害し

てアデニル酸シクラーゼに対する抑制を解除することによる。

4)

 

【有効成分に関する理化学的知見】

一般名:クロピドグレル硫酸塩(Clopidogrel Sulfate)

化学名:Methyl(2S)-2-(2-chlorophenyl)-2-[6,7-dihydrothieno

[3,2-c]pyridin-5(4H)-yl]acetate monosulfate

分子式:C

16

H

16

ClNO

2

S・H

2

SO

4

分子量:419.90

構造式:

 

性 状:白色~微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。

水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)に

やや溶けやすい。

光によって徐々に褐色となる。

結晶多形が認められる。

融 点:198℃(分解)

 

【取扱い上の注意】

1.保存方法

開封後は湿気を避けて保存すること。

2.安定性試験

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ

月)の結果、クロピドグレル錠25mg「JG」及びクロピドグレ

ル錠75mg「JG」は通常の市場流通下において3年間安定であ

ることが推測された。

5)

 

【包装】

クロピドグレル錠25mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

 バラ:500錠

クロピドグレル錠75mg「JG」

 PTP:100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

    500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)

 バラ:500錠

 

【主要文献及び文献請求先】

〈主要文献〉

1日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

2日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 生物学的同等性試験(2015)

3日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 溶出試験(2015)

4日本薬局方解説書、廣川書店

5日本ジェネリック株式会社 社内資料;

 安定性試験(2015)

〈文献請求先・お問合せ先〉

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室

〒100-6739 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

TEL 0120-893-170 FAX 0120-893-172

H O O CH3 N S Cl ・H2SO4

(Mean±S.D., n=16)

判定パラメータ

AUC

0-12

(ng・hr/mL)

(ng/mL)

Cmax

(hr)

Tmax

(hr)

T

1/2

5.92±8.62

クロピドグレル

錠75mg「JG」

4.33±6.19

0.7±0.5 3.5±1.3

5.89±6.43

標準製剤

(錠剤、75mg)

5.02±9.51

0.9±0.6 3.5±1.1

参考パラメータ

薬物動態パラメータ

薬価収載

2015年6月

販売開始

2015年6月

2015年6月

2015年6月

効能追加

2016年12月

2016年12月

03030064

**

血漿中クロピドグレル濃度 クロピドグレル錠75mg「JG」 標準製剤(錠剤、75mg) Mean±S.D., n=16 投与後の時間(hr) 12 4 3 6 8 0 (ng/mL) 15 10 5 0 1 2

2校 2016.12/6

2校 2016.12/6(初校 12/2より修正なし)

(案)クロピドグレル錠25/75mg「JG」

大きさ(mm) 直径:6.7 厚さ:3.7 直径:8.1 厚さ:4.0 重 量 ( mg ) 120 230 (2)製剤の物性 該当資料なし (3)識別コード ・ クロピドグレル錠 25mg「JG」 錠剤本体に記載:クロピドグレル 25 JG ・ クロピドグレル錠 75mg「JG」 錠剤本体に記載:クロピドグレル 75 JG (4)pH、浸透圧比、粘度、比重、無菌の旨及び安定な pH 域等 該当しない 2.製剤の組成 (1)有効成分(活性成分)の含量 ・ クロピドグレル錠 25mg「JG」 1 錠中 クロピドグレル硫酸塩 32.63mg(クロピドグレルとして 25mg)含有 ・ クロピドグレル錠 75mg「JG」 1 錠中 クロピドグレル硫酸塩 97.88mg(クロピドグレルとして 75mg)含有 (2)添加物 ・ クロピドグレル錠 25mg「JG」 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール 6000、軽質無水ケイ酸、d-α-トコフェロール、フマル酸ステアリルナトリウム、ショ糖脂肪 酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、カルナウバロウ ・ クロピドグレル錠 75mg「JG」 無水乳糖、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファー化デンプン、硬化油、ヒ プロメロース、マクロゴール 6000、酸化チタン、カルナウバロウ (3)その他 該当しない 3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意 該当しない

(11)

4.製剤の各種条件下における安定性 クロピドグレル錠 25mg「JG」 ◎ 加速試験2) 包装形態: ① PTP/アルミピロー包装(乾燥剤入り) ② バラ包装(乾燥剤入り) 保存条件:40±2℃/75±5%RH 保存期間:6 ヵ月 試験項目:性状、確認試験、純度試験、製剤均一性試験、溶出試験、定量試験 ① PTP/アルミピロー包装(乾燥剤入り) 試験項目 性状 確認試験 純度試験 製剤均一性試験 溶出試験(%) 定量試験(%) 規格 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 試験開始時 適合(白色) 適合 適合 適合 85 100.5 1 ヵ月後 適合(白色) - 適合 - 88 99.5 3 ヵ月後 適合(白色) - 適合 - 82 99.3 6 ヵ月後 適合(白色) 適合 適合 適合 81 99.9 ② バラ包装(乾燥剤入り) 試験項目 性状 確認試験 純度試験 製剤均一性試験 溶出試験(%) 定量試験(%) 規格 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 試験開始時 適合(白色) 適合 適合 適合 85 100.5 1 ヵ月後 適合(白色) - 適合 - 89 99.9 3 ヵ月後 適合(白色) - 適合 - 88 99.4 6 ヵ月後 適合(白色) 適合 適合 適合 91 99.7 (1)白色~微黄白色のフィルムコーティング錠である。 (2)紫外可視吸光度測定法:波長 269~273nm 及び 276~280nm に吸収の極大を示す。 (3)類縁物質:RRT※約 2.0 の類縁物質は 1.2%以下、RRT約 0.3、約 0.5 及び約 0.9 の類縁 物質は 0.3%以下、それ以外のものは 0.1%以下であり、類縁物質総量は 1.7%以下である。 (4)含量均一性試験:判定値が 15.0%を超えない。 (5)30 分間、70%以上(水 900mL、パドル法、50rpm) (6)表示量の 95.0~105.0% ※ RRT:クロピドグレルに対する相対保持時間 最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度 75%、6 ヵ月)の結果、通常の市場流通下に おいて 3 年間安定であることが推測された。

参照

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医師と薬剤師で進めるプロトコールに基づく薬物治療管理( PBPM

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MPの提出にあたり用いる別紙様式1については、本通知の適用から1年間は 経過措置期間として、 「医薬品リスク管理計画の策定について」 (平成 24 年4月

[r]

(1) 送信機本体 ZS-630P 1)

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