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(1)

S t u d e n t

I n n o v a t i o n

C o l l e g e

(2)

http://s-colle.ws.hosei.ac.jp/

(3)

Contents

Sカレの趣旨

2 0 1 5 年 度の審 査を終えて

Sカレ1 0 周 年を迎えて

Sカレ2 0 1 5 活 動 実 績・予 定

参 加ゼミ紹 介

Sカレ実 績

Sカレ冬カンの流れ

各チーム提 案 製 品 紹 介

キットパスで 『 楽がき文 化 』 の創 造

内 定を勝ち取るための就 活ノート

枡 技 術 商 品

もらってウレシい段ボール小 物

絆 づくりのためのTシャツ

大 学 生が 使って楽しいメーク落とし

大 学 生が 思わず使うスマホアプリ

介 護 福 祉に役 立 つマグネット商 品

メディア

受 賞 結 果

支 援 企 業・関 係 者・スタッフ紹 介

002

003

004

005

006

008

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031

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085

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133

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151

156

(4)

Sカレの趣旨

石井 淳蔵

[ Sカレ委員長/流通科学大学 学長 ]

Sカレがスタートして1 0 年になります。

この1 0 年 間 、目指してきたのは、

「 未 来の

マーケターの育 成 」です。大 学は違っても、マーケティングを学ぼうと志を同じくす

る若い仲 間が、互に助け合いそして切 磋 琢 磨しながら、

1)理 論 的にしっかりとした商 品 企 画プロセスを学び、

2)

そのプロセスのマネジメントを実 際に体 験し、

3)自らの考えや思いをウェブ上あるいは会 場で提 案 発 表し、

4)実 現した商 品を現 実の市 場において問う、

というプロセスを経 験します。

数 百 人の学 生の皆さんが、実 際のユーザーやサプライヤーの方と一 緒に商

品 企 画を進めるという実 践 的なマーケティングを学ぶ機 会は、世 界 広しといえども

Sカレしかありません。

また、企 画の渦中において、

ライバルチームの成 果を見なが

らリアルタイムに競 争するという場も他にありません。参 加する皆さんには、マーケ

ティングの理 論と実 践を学ぶ絶 好の機 会であり場であると思います。

このSカレの企 画・運 営にあたっては、多くのクライアント企 業と、

SカレO B・O G

の学 生 委員の方々から、

ひとかたならぬ支 援を受けています。委員長として、

こうし

たSカレを見 守りご支 援 頂いている方々に、あらためて感 謝いたします。

さらにいっ

そう、若い学 生の皆さんの熱 意 溢れる創 意 工 夫を引き出していきたいと思ってい

ますので、関 係 者の皆 様のご協力のほど、

どうぞよろしくお願いいたします。

(5)

今 回は、新しいテーマも加わり2 7 大 学 3 0ゼミ、3 9 9 人ものマーケティングを学ぶ

学 生が、8つの分 科 会に別れて発 表 大 会に挑みました。

これまでの伝 統に、

また

新しい力が加わりました。

参 加されたみなさんは、審 査 結 果がどうであれ、かけがえのない経 験を積まれ

たと思います。考えることが楽しいという経 験 、仲 間と一 緒に知 恵を出し合う経 験 、

物 事のインサイトを得たという経 験 、

さらにはそれまでになかった自分を見つけたと

いう経 験 、・ ・ ・ 、思い出に残る経 験はいろいろあったと思います。

その中で、

コンセプトを探し出して具 体 化することの大 変さや、自分たちの思い

と消 費 者の要 望をマッチさせることの難しさもまた、感じたことと思います。

そうした

難しさがあった分だけ、社 会の課 題を解 決したという達 成 感もひときわ大きくなっ

たのではないでしょうか。

「 調 査 ∼企 画 ∼試 作 品づくり∼評 価 ∼再 考 」という仕 事は、皆さんが企 業に

入られて、マーケターになったとき、実 際にこなしていかなければならない仕 事でも

あります。

もちろん、企 業では、関 与する人 数も予 算も比 較にならないくらい大きくな

り、会 社を背負うプレッシャーもあることでしょう。

しかし、やることは変わりません。

の半 年の経 験は、将 来の皆さんの活 動を先 取りしたものであるという意 味でも、

貴 重なものだと思います。

最 後になりましたが、Sカレを支えて頂いている方々にお礼を申し上げます。

第 一に、Sカレを運 営して頂いた学 生 委員の皆さん。1 0月の「 秋カン」から1 2

月の「 冬カン」まで、事 業 運 営は大 変だったと思います。

これで培った商 品 化およ

びマネジメントの経 験 、

そして協力し合った仲 間たちとのつながりは、

これからの皆

さんの大きい力となることを確 信しています。

そして、

いつもながらに本会の意義を理解して頂き、多大のご協力を賜った会社

の皆様。

あらためてこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

Profile

1 9 4 7 年 生まれ。神 戸 大 学 大 学 院 経 営 学 研 究 科 博 士 課 程 修了。神 戸 大 学 大 学 院 経 営 学 研 究 科 教 授を経て、現 在 、流 通 科 学 大 学 学 長 。日本マーケティング学 会 会 長 。商 学 博 士 。 専 攻は、マーケティング論 。著 書に、『マーケティングの神 話 』『 営 業をマネジメントする』(いずれも、 岩 波 現 代 文 庫 )、『ブランド−価 値の創 造 』『ビジネスインサイト−創 造の知とは何か 』(いずれも、岩 波 新 書 )、『マーケティングを学ぶ 』(ちくま新 書 )、『 寄り添う力 』、『1からのマーケティング』( 碩 学 舎 )など多 数 。

2 0 1 5 年 度の審 査を終えて

石井 淳蔵

[ Sカレ委員長/流通科学大学 学長 ]

(6)

Sカレ1 0 周 年を迎えて

未来のマーケターたちを育成!

Sカレとは

「 S t u d e n t I n n o v a t i o n C o l l e g e 」" Sカレ"は、教 室でマーケティングを学ぶ学 生 たちが、「ビジネス・モノづくり・発 想力」をリアルな現 場で学び、商 品 化にチャレンジする プロジェクトです。このプロジェクトでは、商 品 企 画プロセスとそのマネジメントを実 際に 体 験することで、未 来のマーケターの育 成を目指しています。 Sカレは、2 7 大 学 3 0ゼミの3 年 生が、8テーマの商 品 企 画をそれぞれF a c e b o o kで 公 開し「いいね!」で支 持を集め、コメントで改 善し、発 売を目指します。 1 0月3日の秋カン( 青 山 学 院 大 学 )でコンセプトを競い、1 2月1 3日の冬カン( 流 通 科 学 大 学 )で商 品 化 権を最 終プランで競い合い、翌 年 1 0月の秋カン( 場 所 未 定 )では 発 売 実 績にもとづき総 合 優 勝を争 奪します。 マーケティングを学ぶ大 学 生たちが、企 画から製 品 化への過 程を リアルな現 場で体 験するゼミ対 抗の商 品 企 画プロジェクト。 8テーマの商 品 企 画をF a c e b o o kで公 開 、市 場 調 査をもとにブ ラッシュアップを重ねたアイデアで商 品 化の権 利を競い、翌 年に は発 売 実 績にもとづき総 合 優 勝を目指す。

本年度テーマ

秋カン

10月第1週 Autumn Confernce 翌年10月商品化発表 商品化達成の 優秀賞チーム対象 総合優勝・準優勝・3位 8月末までに 商品化達成チームに 優秀賞

秋カン

10月第1週 Autumn Confernce 10月コンセプト発表 4月応募 6月開始 9月FB公開 ステージごとに 賞授与 テーマごとに審査 コンセプト・テーマ1位

冬カン

12月第2週 プラン・テーマ1位 プラン優勝・準優勝・3位 学生賞・各企業賞 12月プラン発表 Winter Confernce コンセプト ステージ 探索的調査、 コンセプト デザイン 商品化 ステージ 最終仕様決定、 予約達成、 発売 プラン ステージ 検証的調査、 企画書作成 大 学 生が思わず使うスマホアプリ(インテリジェント・サイエンス) 枡 技 術 商 品( 大 橋 量 器 ) 絆づくりのためのTシャツ( 絆 工 房 ) 介 護 福 祉に役 立つマグネット商 品(ニチレイマグネット) キットパスで 『 楽がき文 化 』 の創 造(日本 理 化 学 工 業 株 式 会 社 ) もらってウレシい段ボール小 物( 美 販 ) 内 定を勝ち取るための就 活ノート(マイナビ) 大 学 生が使って楽しいメーク落とし( D H C )

(7)

Sカレ2 0 1 5 活 動 実 績・予 定

テーマ決定、探索ステージ (探索的調査・コンセプトデザイン) 2015.6 1 0 年目となるSカレの8テーマとそのチームが決 定し、 探 索ステージ( 探 索 的 調 査・コンセプトデザイン)の開 始 。 Sカレ2015サイトオープン 各チームFacebookファンページ公開 2015.9.15 各チームはファンページを利用して、秋カン・冬カンでプレゼンテーションを行う。 また、日々の活 動 報 告をファンページにて公 開し、評 価 基 準となる 「いいね!」数を集めることが課 題となる。 商品化ステージ (最終仕様決定・販売) 2016.1―2016.9 協力企 業との打ち合わせを行う。 販 売 達 成のチームには優 秀 賞が授 与される。 検証ステージ (検証的調査・企画書作成・ 商品改良・プロモーション) 2015.10―2015.12 秋カンでの反 省 点から、再 度 探 索 的 調 査 、コンセプトデザインを実 施し、 検 証ステージ( 検 証 的 調 査・企 画 書 作 成 )の開 始 。 また、ファンページを通じて企 業やファンからの意 見をもとに商 品の改良を行う。 応 援を得るためのプロモーションも実 施 。 Sカレ会議 2015.9.11 学 生 委員・教員による会 議を開 催 。 商 品 化を目指してもらうための施 策や1 0 周 年 記 念 行 事を企 画 。 青 山 学 院 大 学にて。 秋カン(Autumn Conference) 2015.10.3 テーマ別のワークショップと、アイデア段 階での各テーマ1 位を選 出 。 優 秀 賞として2 0 1 4 年 度 商 品 化 達 成( 実 際に販 売 )チームの表 彰など。 その後 、懇 親 会 。青 山 学 院 大 学にて。 秋カン(Autumn Conference) 2016.10 商 品 化を達 成し優 秀 賞を獲 得したチームによる、 市 場 成 果や秋カンでのプレゼンを通して総 合 優 勝 、準 優 勝 、3 位が確 定する。 冬カン(Winter Conference) 2015.12.13 テーマ別の予 選を行い、協力企 業・教員から選 出された8チームは決 勝 戦へ進む。 その後 、審 査・表 彰・懇 親 会 。流 通 科 学 大 学にて。

(8)

参 加ゼミ紹 介

小野ゼミは、勉強は勿論だが真面目すぎず 時には全力で遊ぶというオンとオフの切り替え がしっかりしているゼミである。常に根拠を意 識しリサーチやストーリーを重視した企画を 行っている。小野ゼミは今年も優勝を目指して 日々精進する。 青山学院大学 小野 譲司ゼミ 上田ゼミでは地域活性化・企業とのタイアッ プ・Sカレの3つのテーマに取り組む。Sカレでは 初めて新商品開発に取り組むが、上田先生 のご指導や企業の方からのご要望を元に、自 分達が納得のいく提案ができるよう励んでいき たい。 学習院大学 上田 隆穂ゼミ 岸谷ゼミはみんな仲良く、オン・オ フをしっかりできるゼミである。主に新規事業、 商品企画をメインに、企業とのコラボ企画を通 して日々学んでいる。今回のSカレではテーマ ごとに全チームが優勝を目指している。 関西大学 岸谷 和広ゼミ ゼミのコンセプトは「 S O O ZOO」。男子3名、女子6名からなる個性派 集団が、情報学部の強みを活かし自由な発 想で商品を創造していく。 関西大学 徳山 美津恵ゼミ マーケティング及び消費者行動に 関する調査・研究をテーマに活動している。こ れまではSPSSによるデータ分析、発表や輪 読、ディスカッション等を行ってきた。3年全4 チーム、これまで学んできた成果を出し切り、 商品化達成を目指していきたい。 専修大学大学 奥瀬 喜之ゼミ グループによる活動を重視し、 実際の社会の場で活躍している方々をお招 きし意見を出してもらうという機会が多い。周り の意見をもらいながら、理解を深めていく点が 強みである。現在4年生はいないが、互いに高 め合って優勝を目指したい。 首都大学東京 水越 康介ゼミ 私たちは、Sカレに向けて教科 書を用いてのディスカッションや、実際に企業 から頂いた課題でのコンペを行ってきた。Sカ レという学生が商品化を目指せるプロジェクト を、ただの経験で終えるのではなく、結果にもこ だわりたいと思っている。 同志社大学 冨田 健司ゼミ コミュニケーションが豊かで個性 あふれる男子ばかりの11名。アイディアを出し 合い、共有しあえる最高の集団である。四天 王寺大学の学園訓である「和を以って貴しと 為す」をモットーに日々、熱き心を持った頼もし い野郎たちが挑戦を続けている。 四天王寺大学 天野 了一ゼミ 私たちは学び楽しみ楽しませるというゼミ訓を モットーに、マーケティングを学びながら企業で 求められる能力を伸ばしていくゼミである。優 勝・商品化を目指す中で自分たちの成長に 拘り、何事にも圧倒的なやる気と当事者意識 を持って取り組んでいる。 中京大学 坂田 隆文ゼミ 滋賀県立大学 山田 歩ゼミ 私たちは本学の生活デザイン学科唯一の マーケティング系ゼミである。デザインとプロモー ションに重点を置いた商品企画を目指す。 関西学院大学石淵ゼミでは、製品化出来る 優れた提案を行うために、消費者行動や新 製品開発に関するマーケティング理論の勉強 や、戦略策定を仮想的に経験するケーススタ ディを中心に行ってきた。Sカレでは日頃の成 果を発揮し、結果に繋げたいと思う。 関西学院大学 石淵 順也ゼミ 私たち廣田ゼミでは、『人と社会をハッピーに するマーケティング』と製品開発を学んでいる。 ゼミテーマは『挑戦を楽しみ続けるゼミ』であ る。様々なプロジェクトに常に挑戦し、失敗を 恐れずに行動する、日本一熱いゼミである。 近畿大学 廣田 章光ゼミ 私達佐藤ゼミナールは、こ れまでSカレに向け、輪読を中心にマーケティン グ、商品開発等の様々な知識を蓄えてきた。 その深い知 識と、培ってきた抜 群のチーム ワークを活かし、結果にこだわって商品化実 現を目指す。 高崎経済大学 佐藤 敏久ゼミ 北村ゼミは、「よく学びよく遊ぶ」 をモットーに活動しているゼミである。活動内 容として、企業コラボ、まちづくりやSカレなどの コンテストに出場している。Sカレは初参加であ るが、ゼミで培った行動力と思考力を発揮しS カレで優勝を目指したい。 東京経済大学 北村 真琴ゼミ ゼミⅠ、ゼミⅡが共に活動する合 同ゼミであることが大驛ゼミの特徴である。経 営戦略を実践的に学ぶため、グループディス カッション、ディベートを中心とした活動を主に している。今年のゼミⅡの強みである発想力を 生かして、Sカレで優勝を目指す。 東京理科大学 大驛 潤ゼミ

(9)

獨協大学 陰山ゼミは『ものづく りと価値づくり』をテーマにしたゼミである。様々 な業界の方のお話を聞き、実際に企業へ企 画提案を行っている。今回Sカレに出場するの はゼミの2期生。男子6名、女子14名の計20 名。これまで学んだ事を活かし臨んで行く。 獨協大学 陰山 孔貴ゼミ 中村学園大学 明神ゼミは、区 と連携したプロジェクトや、実際の企業の事 例をもとにマーケティング、商品企画を学ぶ実 践派のゼミである。Sカレでの優勝と成長をゼ ミでの最終目標に掲げている。 中村学園大学 明神 実枝ゼミ 実 践を通してマーケティングを 学んでいる。2年生から同じメンバーで活動し てきた。Sカレのためにビジネスコンテストや フィールドワーク、マーケティングゲームで知識 を蓄え経験を積んできた。縦と横のつながりを 活かしテーマ優勝・商品化を狙う。 日本大学 横山 斉理ゼミ 私たちは、20名の学生と吉田 先生とで活動をしている。ゼミの特徴としては、 一人一人の個性の強さと一人一人のゼミに 対する愛情の強さだ。一人一人が主体的に 動くスタイルで、相乗効果を生み、吉田ゼミら しさを表現したい。 立命館大学 吉田 満梨ゼミ 清水ゼミは「面白い」という気 持ちを大事にしてイノベーションについて考え ゼミ生同士で討論したり、社会連携をしたりと 実践的に学んでいる。これまで学んできた事を 生かしゼミ生20人で高め合い、賞を貰えること を目標に商品企画をしていく。 流通科学大学 清水 信年ゼミ 名古屋市立大学山本奈央ゼ ミは男子4名、女子5名で「マーケティング」を 実践を通して学んでいる。学生という立場で 企業の方との交流を通して商品開発をさせ ていただく機会を大切にし、9人で真剣に楽し く企画立案していきたい。 名古屋市立大学 山本 奈央ゼミ 私たち秋山ゼミは元気なメンバー13人でアク ティブにマーケティングを学んでいる。ゼミの先 輩との繋がりも強く、優しいながらも的確なアド バイスをいただきながら活動している。どのチー ムも目指すは優勝のみである。 兵庫県立大学 秋山 秀一ゼミ 松井ゼミナールでは、商品企画 に直接的に役立つ英書、和書を読み込み、S カレに向けて準備をしてきた。また、プレゼンの 練習では、レベルの高い意見や指摘が飛び かい、本番では各チームがそのフィードバック を反映させた質の高い企画を提案する。 一橋大学 松井 剛ゼミ 水野ゼミの教訓である「結果=才能×努力」 をモットーに、日々プロジェクトに取り組んでい る。Sカレでは総合優勝、商品化を目指してお り、日々自分を成長させている。 阪南大学 水野 学ゼミ 東ゼミでは、顧客の体験価値を 中心にマーケティングを学び、お客様にいかに 感動を与えられる商品を生み出すのかを探 求している。15人のメンバーがそれぞれの個 性を活かしながら刺激し合い、活発にゼミ活 動に取り組んでいる。 流通科学大学 東 利一ゼミ 柳ゼミのコンセプトは「笑顔×信頼×家族」。 個性豊かな12名と先生とが家族のような信 頼関係を築き、笑顔で楽しむことを忘れず、S カレに向けて商品企画に日々全力で取り組ん でいる。各チーム同士がお互い切磋琢磨し、 ゼミ一丸となって優勝を目指す。 和歌山大学 柳 到亨ゼミ 私達杉浦ゼミでは古着の研究と商品企画の 2点を中心にして活動を行っている。時には フィールドワークを行い実践的な研究として古 着店を調査したりしている。今回のSカレでは 各チーム、学んできたことを活かして精一杯頑 張っていきたい。 法政大学 杉浦 未樹ゼミ 『「楽しい」をカタチにする実践的マーケティン グ』が、西川英彦ゼミのテーマ。リサーチや消 費者行動のケースと理論を学び、コンペの応 募や企業への企画提案を実践。今回のSカ レでは、精鋭2チームが出場し、優勝そして商 品化達成を目指す! 法政大学 西川 英彦ゼミ 南山大学川北ゼミは20名の活 気に満ちたゼミである。書籍の輪読だけでな く、企業との産学連携プロジェクトにも取り組ん でいる。毎日のようにゼミ活動をしていてブラッ クと言われたりもするが、実際は皆好きで集 まっている超ホワイトなゼミである。 南山大学 川北 眞紀子ゼミ 中村陽人ゼミはマーケティングと消費者行動 論、マーケティング・リサーチについて学んでい る。ブラックと言われているが、やりがいもあり成 長できていると実感できる。「ゼミは家族だ」と 「何事も全力で」がモットーの熱いゼミである。 福島大学 中村 陽人ゼミ

(10)

Sカレ実 績 今 年 度 商 品 化

a_MUG ∼絆を繋ぐマグカップ∼

Sカレ2014商品発売 プレゼントを目的とした、マグカップ型の小物入れ。 形には食にまつわる思い出とリンクするようにという狙いが込められて いる。(日本大学 横山斉理ゼミ) これまでの机上用仮眠枕の3つの問題点を解決し、ムレ、汚れ、かさ ばりをガードして仕事の集中力を高める商品。 (青山学院大学 小野譲司ゼミ) 枡の組み木の技術を活かし、自分の好みの形に組み立てて使うこ とのできる、オブジェのようなアクセサリースタンド。 (日本大学 横山斉理ゼミ) 大学1、2年生対象のインターンシップサイト。中小・ベンチャー企業 とのマッチングに着目した、学生の成長に繋がるツール。 (東京理科大学 大驛潤ゼミ)

たためるクッション”Guard”

Sカレ2014商品発売

組み立てマス。

Sカレ2014商品発売

Revolutionary Movement

Sカレ2014商品発売 わちゃ Sカレ2014商品発売 老人ホームで暮らす高齢者の方々が、お茶の時間に「わちゃわちゃ (楽しくおしゃべり)」するための収納付きミニテーブル。 (山口大学 藤田健ゼミ)

(11)

1からの学生生活 大学生×きっかけ Sカレ2013 商品発売 1からの学生生活 企む大学生 学生の視点から徹底解明! Sカレ2013 商品発売 1からの学生生活 大学生活に潜む影響力を 学生の視点から徹底解明! Sカレ2013 商品発売 エソラ Sカレ2013 商品発売 CONSHELF Sカレ2013 商品発売 1からの経営学部 Sカレ2013 商品発売 STEP UP 企業研究 Sカレ2013 商品発売 Harful Sカレ2013 商品発売 Toki Tate Sカレ2013 商品発売 UP STAND Sカレ2013 商品発売 掛∼かける∼ Sカレ2013 商品発売 置け枡-Okemasu- Sカレ2013 商品発売 木礼 Sカレ2013 商品発売

Sカレ実 績 2 0 1 4 度 商 品 化

(12)
(13)

FLAT

ペットボトルが入るPCバック Sカレ2006 商品サンプル化

(14)

Sカレ冬カン

[プラン発 表 ]

の流れ

キットパスで

『楽がき文化』 の創造

内定を勝ち取るための

就活ノート

枡技術商品

もらってウレシい

段ボール小物

絆づくりのためのTシャツ

大学生が使って楽しい

メーク落とし

大学生が思わず使う

スマホアプリ

介護福祉に役立つ

マグネット商品

キットパスで

『楽がき文化』 の創造

1位チーム

内定を勝ち取るための

就活ノート

1位チーム

枡技術商品

1位チーム

もらってウレシい

段ボール小物

1位チーム

絆づくりのためのTシャツ

1位チーム

大学生が使って楽しい

メーク落とし

1位チーム

大学生が思わず使う

スマホアプリ

1位チーム

介護福祉に役立つ

マグネット商品

1位チーム

◎テーマ毎で予 選を開 催( 半 年 間の成 果を各 企 業にプレゼン)

冬カンまでの商品ページへの得票数と当日の担当教員、企業の評価の両方を 合わせて最も評価が高かった1チームがテーマごとに選出される。 プレゼン終了後、企業、教員による投票を行う。 Sカレ総合優勝チームは来年度の秋カンにて実際に商品化したチームの中から決定

Sカレプラン優勝チームを決定(企業賞・学生賞もあり)

決勝に進出すると同時に企業との商品化交渉権を獲得

◎ 各テーマ1 位 、計 8チームによる決 勝 戦を開 催

(15)

キットパスで 『 楽がき文化 』 の創造

日本 理 化 学 工 業

粉が出ない、揮 発 臭がしない、環 境にやさしい・・・魔 法の文 具「キッ トパス」を使って学 生たちが文 具の枠を超えた斬 新なアイデアを提 案しています。商 品 化はダレストチョークを作り続けて7 5 年 、数々の 受 賞 歴に輝く「日本 理 化 学 工 業 」がサポート。

014

A S O B O d y

015

生(なま)キットパス

016

H A N D M A D E

017

K n i t p a s (ニットパス)

018

いつでもk i t p a d

019

たびとも

020

M a k e U p F l a g

021

メモリースティックパス

022

L U C K ∼k i t p a s f o r m a k e u p∼

023

キットパスぷち

024

D e c o D e S h o w

025

K i t p a sで#おしゃキャン

026

キットフレンズ

027

キットメイド

028

# G r a f f i t e e n

029

P a s l y

(16)

1 . 観 察

Obser vation

2 . 試 作 品 制 作

Protot yping

3 . 販 売 促 進

Promotion

A S O B O d y

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

関 西 大 学   徳 山 美 津 恵ゼミ/ 巌 城 穂 香 、岡 本 紗 季 、堺 己 生

初めての人でも簡単に楽しめる

ボディペイント商品

A S O B O d yは皆でわいわい楽しむこと が 大 好きな学 生グループ 向けのボディ ペイント商 品 である。ペイントのコツが 載ったあそび 方 B O O K やペイント方 法 の動 画 配 信などで初 心 者をサポートし、 誰もが簡 単にボディペイントを楽しむこと ができる。また、キットパスの 特 性である 水で簡 単に落とせる点や絵 具 状にする ことで無 限に色を作り出せ、どのようなペ イントにも対 応できる点などからハロウィン などのイベントやスポーツ観 戦など幅 広 いシーンで使用することで、より一 層の楽 しみが生まれ、幼い頃に誰もが抱いてい たはずの記 憶 、「 楽がき」を再 認 識でき る。 大学生の楽がきを見つけるため、大学 生と幼い子供に実際にキットパスを使 用してもらった。その結果、自分の描き たい物を描く子供たちに比べ、大学生 は皆でわいわい楽しみながら描くという ことがわかった。このことから、大学生が 皆でわいわい楽しむイベントやスポーツ 観戦の場などで+αの楽しみを提供す る商品にニーズがあると考えた。 使用するシーンや初めてボディペイン トをする人が 気 軽にボディペイントを 楽しめるよう商 品 構 成を考 察した 。 付 属の粉ラメを使った華やかなペイ ントでイベントを盛り上げ 、ペイントの コツが載っているA S O B O d yあそび 方 B O O Kやペイント方 法を紹 介する 配 信 動 画など、ペイント初 心 者をサ ポートするコンテンツを製 作した。 イベント会場や学祭などにASOBOdy のブ ースを出 店し、フライヤー 配 布 や、無料でペイントを行う代わりにSNS で 投 稿をしてもらうなど、多くの 人々 の目に 触 れる機 会を作った 。更 に Facebookページでは季節や流行に 合わせたペイントや、ド派 手で目立つ ペイントを行い、最大限に商品の魅力 や楽しさを伝えられるよう工夫した。 指 導 教 員 徳山美津恵先生 からのコメント 秋カンではコンセプト1位にはならなかったが、その場で高い評価をもらったことにより、商品その ものに自信を持つことができ、販売促進に力を入れることができたのが他のチームとの大きな違 いだと思っている。Facebookを始めとする販促のSNSの使い方は群を抜いていると感じた。

(17)

1 . 観 察

Obser vation

2 . 試 作 品 制 作

Protot yping

3 . 販 売 促 進

Promotion

生(なま)キットパス

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

四 天 王 寺 大 学   天 野了一ゼミ/ 岡 崎 優 太 、田 辺 哲 也 、吉 岡 秀 樹

フレッシュでソフトな

「生」キットパス。活用は無限大!

固 形キットパスを加 工し、ペースト状にし た。これまで描けなかった場 所に、新た な表 現を作り出 せる。筆を使って描くた め、広い範 囲の大 掛かりなペイントでの 使 用や、軟 質の素 材にも適している。特 にボディペイントに使 用した際の発 色が よい。生キットパスと固 形キットパスを組 み合わせることで、キットパスの使い道は 無 限 大である。落 書きとは自由なもの。 落 書きをする場 所も自由に選 択できなけ ればならない。「 生キットパス」はキットパ スシリーズをより自由にするアイデアであ り、さらに新しい落 書き文 化の創 造に貢 献する。 従 来の固 形キットパスで様々な場 所 に落書きを試みたところ、固形では描 ける場所が限られ、表現も広がりにくい ことがわかった。液 体をスプレーに入 れグラデーションを出すことを企 画し たが、実 現 困 難との回 答があった一 方、消せる絵の具についてのアンケー トでは8 割の商 品 化 希 望があったた め、絵の具タイプをコンセプトとした。 固形でも液体でもない新たなキットパ スとして、半 生のペースト状を計 画し た。試 行 錯 誤の結 果 、メンソレータム とともに高 温で溶かすことで作 成に成 功。温度が下がっても固まらず、ビンに 入れて保存可能。指や筆でパレット不 要で手軽に塗ることができる。ベースが 肌に良い医 薬 品の軟 膏であるため、 人体にも安全で肌乗りがよい。 画 材として店 舗で販 売する他 、イベ ント会 場などで実 演 販 売することで、 認 知 度を高めていく。生キットパスは 特にボディペイントに最 適であり、実 際に体験することで、強いインパクトが ある。ハロウィンパーティの会 場やサッ カーの試 合 、クラブなどで絵の具のよ うにチューブや瓶に入れ、筆とセットに して、その場で描けるように販売する。 指 導 教 員 天 野了一 先 生 からのコメント 新しい販 売 方 法や形 状 、用 途 提 案だけでなく、素 材の形 状を一から変 更し、「 生 」という キーワードが生まれた。ボディペイントを軸に、既 存の試 合やコスプレだけでなく、L G B T 支 援のレインボーや、フランスの3 色 旗など、ムーブメントへの提 案まで行った異 色 作 。

(18)

1 . 観 察

Obser vation

2 . 試 作 品 制 作

Protot yping

3 . 販 売 促 進

Promotion

H A N D M A D E

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

関 西 学 院 大 学   石 淵 順 也ゼミ/ 土 江 佳 帆 、鹿 礒 絵 里 、古 川 瑞 樹

誰でも 気軽に 何度でも

H A N D M A D Eは、キットパスと手 形を 使って絵を描くことが 出 来る商 品 であ る。誕 生日に送る色 紙やクリスマスの飾 りの作 成などに使 用するこの商 品は、友 達と一 緒に絵を描く機 会 や 楽しさを提 供するほか、手 形を中 心に絵を描くため 失 敗 することなく簡 単に描くことができ、 絵が 苦 手だが 描きたいという大 学 生に 多く見られる問 題を解 決する。さらには、 キットパスならではの手に塗っても水です ぐ落ちる安 心 感がある。簡 単に落ちるの で何 度でも気 軽に手 形を押 すことがで き、初めての人でも使いやすい商 品であ る。 楽がき文 化の創 造というテーマより、 普 段 絵を描かない大 学 生にも使って もらえる商 品を作りたいと考えた。実 際に大 学 生にインタビューをしたとこ ろ、絵が上 手く描けない、描きたい気 持ちはあるが機 会がないというような 課 題が 見 つかった。そのような課 題 を解 決 することを目的として商 品 開 発を開 始した。 既 存のキットパスを使った新たな使 用シーンの提 案のため、試 作 品では なく実 際にH A N D M A D Eを使った 作 品 作りに尽力した。また、秋カンで は商 品のイメージや使う場 面が見え ないとの 指 摘を頂き、冬カンでは 使 用の仕 方やキットパスの特 性が一目 で 分 かるように作 品 作りと並 行して 動 画 資 料 作 成にも力を入れた。 使 用の様 子を動 画にまとめたものを Facebookの商品ページ上にupした り、In s t a g r a mで専用のアカウントを 作成して実際に作った作品を掲載し たりとターゲットである大学生の目にと まるように積極的にSNSを使用した宣 伝活動に取り組んだ。また、使用しても らった様 子をハッシュタグ付きで投 稿 してもらうイベントなども計画していた。 指 導 教 員 石 淵 順 也 先 生 からのコメント 手 形アートを通じて大 学 生の「お絵かき文 化 」を創 造する独自性のある商 品 提 案が出 来て いた。リードユーザーへのヒアリングからアイデアをブラッシュアップしていった過 程も素 晴らし い。試 行 錯 誤を続けた過 程に大きな価 値がある。この経 験を就 活 、将 来の仕 事に活かして。

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K n i t p a s (ニットパス)

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

学 習 院 大 学   上 田 隆 穂ゼミ/ 一 瀬 萌 衣 、須 賀 彩 乃 、西 井 早 紀

新たなキャンバスで

キャンパスライフに彩を

私 達 が 提 案 するの は k i t p a s で 描 い た 布 へ の 楽 がきを 簡 単 に 消 せる 『 k n i t p a s 』である。これ は 、クレンジ ングと食 器 用 洗 剤と水を混 ぜ た 液 体 で 、この 液 体を布に染 み 込ませ 数 回こ すると楽 がきが 消える、というものだ 。そ してこの 液 体 の 容 器は、ボトルタイプの k n i t p a sとペンタイプのk n i t p a s m i n i の 2 種 類から成っている。Tシャツ等 広 い範 囲の楽がきにはボトルタイプをティッ シュなどに染み込ませて使い、上 履き等 小さい範 囲には筆 箱にも入るペンタイプ を直 接 使う。価 格はボトルが 5 0 0 円 、ペ ンが3 0 0 円である。 私たちは、新たなキャンバス‘ 布 ’への アプローチをするため、布に対する楽 がきとはどのようなものが多いのかを調 べた。結果、布への楽がきは中高生に よる学用品への楽がきが多いことが分 かった。そして同時にこう言った楽がき をする学生たちは、一度布に描いたら 簡単に消せない、という部分において 不満を持っていることが判明した。 Kitpasは原料が口紅と同じである為、 布についた口紅を落とす方法を調べた 所、クレンジングの油を食器用洗剤等 に含まれる界面活性剤を使い水と混ぜ る事で消せる事がわかった。そして実際 にその液体を作り、どんな繊維に対応し ているのか調べた。上履きやTシャツ、 ジャージや鉢 巻 等の私 物を持ち寄り knitpasの汎用性の確認に注力した。 今までキットパスを販 売していた文 具 雑 貨 店と中高 生が通うファッション雑 貨 店での店 頭 販 売を行う。ファッショ ン雑 貨 店でk i t p a sとk n i t p a sの両 方を扱い、k n i t p a sをファッション雑 貨として認 識してもらう狙いがある。ま た、文 具 雑 貨 店ではk n i t p a sを使っ た楽がき講 座を行い、k n i t p a sに対 する認知と関心を高める。 指 導 教 員 上 田 隆 穂 先 生 からのコメント 布をキャンバスとする提 案は面 白いと思う。おそらくこれにキラーアプリケーションとなるものが あれば 実 用 性の高い提 案になったと思われる。あと一 押し。

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いつでもk i t p a d

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

獨 協 大 学   陰 山 孔 貴ゼミ/ 奥 村 麻 梨 子 、椎 木 千 翔 、新 名 遥 、渡 辺 夏 帆

特別な絵はそのままに

日常の絵はコンパクトに

「いつでもk i t p a d 」は丸 洗いできるお絵 描き帳である。キットパスの消 せるという 最 大の強みを活かした商 品であり、大き な特 徴は多 様な遊び方ができる点であ る。「いつでもk i t p a d 」はファイル式ボー ド2 枚 組で構 成されているため、間に紙 を挟むこともできる。そのため、お絵 描きは もちろんのこと、写し絵・学 習 道 具といっ た様々な使い方ができる。これにより、飽 きやすい子 供でも長く使ってもらえるよう にしている。また、軽く、持ち運びも簡 単な ため「いつでもどこでも」使うことができる 商 品になっている。 子 供が書いた楽 書きは全て成 長の 証でどれもなかなか捨てられない。し かし、溜まっていくお絵 描き帳が「 部 屋 のスペースを奪ってしまう」という 悩みをもったお母さんは多いはず。小 さいころの記 憶からそのような仮 説を たて、“ 特 別な絵はそのままに日常の 絵はコンパクトに”を可 能にするべく、 この商 品を提 案した。 キットパスの消せるという特 徴を活か すため素 材にはペット樹 脂を使 用 。 デ ザインはキットパスのパッケージの スタイリッシュさを残すため、あえてシ ンプルにこだわった 。子 供 が 使いや すいように見ひらきでも書けるようボー ドは2 枚 組にし、めくりやすいよう留め 具にリングタイプを使用した。 f a c e b o o k 上でのファンページを作 成するにあたって特に気をつけたの は相 手に利 用シーンを想 像しやすく してもらうことだ 。写 真は出 来るだけ シンプルかつダイレクトに遊び方が伝 わるように工 夫した。また、ポップだけ ど派 手にならない資 料を作 成するこ とでキットパスのイメージ、「いつでも k i t p a d 」の楽しさを表 現した。 指 導 教 員 陰 山 孔 貴 先 生 からのコメント 個 性 豊かな4 人 組み。女 性だけのチームらしく、とても「かわいい」商 品にしあげられていた。 また、試 作 品もとても上 手につくっていた。とても魅 力 的な4 人なので、今 後の活 躍が 楽し み。いったいどんな「お姉さん」になってくれるのだろうか。

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たびとも

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

南 山 大 学 川 北 眞 紀 子ゼミ/ 杉 本 実 里 、近 藤 初 美 、藤 原 翔 太

語る写真

たびともは、大 学 生に身 近なものである 旅 行をより楽しむことのできる商 品であ る。専 用ボードにキットパスで旅 行の行 き先や日付を書いて一 緒に写 真を撮る ことで、見 返した時に行った場 所がわか り、また、記 憶にもより鮮 明に残る。旅 行 中の車中の写 真や、ただの風 景の写 真 も、このボードがあることでかけがえのな い1 枚になる。折りたたむことができ、小さ いカバンもついているので、気 軽に持ち 運びができ、いつでもどこでもあなたの旅 のお供をしてくれる商 品である。 旅 行をする際に、画 用 紙や小さな黒 板に文 字を書いて、写 真を撮る大 学 生をS N S 上で見つけた。しかし画 用 紙や黒 板には、それぞれの不 満 点が あることがわかった。私たちの商 品で それらの 問 題を解 決 、そしてこの 楽 がき文 化をもっと広げられないかと考 え、商 品 開 発を始めた。 実 際に旅 行に行く人に使ってもらい、 意 見を聞いた 。満 足 点として、楽し かった、旅行先での思い出が増えた、 などの意 見を頂けた。一 方で、サイズ や、ボードの柔らかさなど、不満点も指 摘され、折りたたみ式にしたり、裏に板 をつけて補 強することで対 処した。実 際に使ってもらって改良することで、より 使いやすい商品になるように努めた。 販 促として、In s t a g r a m 公 式アカウ ントの 運 営を提 案した。ユーザ ーに は位 置 情 報と #たびとも をつけて 投 稿してもらい、その投 稿をリポストす ることで、他 のユーザ ーがアカウント を見た時に、行き先 別の描き方 見 本 にできるような工 夫をした。また、商 品 にリーフレットを入れ 、アカウントの存 在を広める提 案をした。 指導教員 川北眞紀子先生 からのコメント 旅を楽しむ学 生たちが、楽しそうに商 品を使っている姿を次々と見 せてくれました。若 者の 旅のスタイルというものを改めて知ることができました。よくがんばった! 指 導 教 員 川北眞紀子先生 からのコメント

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M a k e U p F l a g

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

関 西 大 学   岸 谷 和 広ゼミ/ 小 田 雅 子 、山 田 雅 也 、山 原 明 子

3R

リデュース・

リユース・

リパーティー

キットパスで、イラストやメッセージが描け るガ ーランドを提 案した 。つるつるの 素 材なので、キットパスで描いた絵は消す ことができる。また、写 真が 入れられるよ うポケット構 造にしている。このガーラン ドは、どのパーティーにも繰り返し利 用で き、パーティー 時 以 外には、ポケットに写 真を入れてキットパスで落 書きするとイン テリアとして利 用できる。パーティーでの 飾り付け、写 真を飾るインテリアとして利 用してもらうことで、結 果 的にゴミを減らす こともできる。 テーマが「 大 学 生である自分たちが 使って楽しい! 欲しい!買いたい!と思え るようなキットパスの商 品 企 画 」であ るため、大 学 生の実 態を検 討し、学 生はパーティーが好きであるという仮 説を立てた。アンケート調 査を実 施し その 仮 説 が 実 証された 。また 、パー ティーをする際に部 屋を飾るという意 見もあり、この商品を考えるに至った。 商 品だけでなくパッケージまで製 作 し、実 際に販 売されている形に近い 階 段まで 試 作 品を作 成した 。裏に は取 扱 説 明 書 のような用 紙を入 れ て使い方の理 解を深めようとした。ま た 、パーティーの 飾り付けの 事 業を 展 開している方に意 見をいただき、 寒 色 系と暖 色 系 の 2 種 類にするに 至った。 主にI n s t a g r a mを使 用 。商 品を購 入してくれた人がハッシュタグをつけ て投 稿し、その中からコンテストを行 う。その中から良い写 真をピックアッ プし、商 品のパッケージに使 用する。 その結 果 、商 品 用 途の理 解が促 進 され購 買につながると考えた。それに より、学 生 が 積 極 的に写 真 の 投 稿 に参 加してくれると考えた。 指 導 教 員 岸 谷 和 広 先 生 からのコメント 学 生が行うホームパーティを調 査し、その内 容を忠 実に試 作 品に反 映させたため試 作 品 の精 度は非 常に高い。

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メモリースティックパス

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

流 通 科 学 大 学   清 水 信 年ゼミ/ 塚 本 拓 哉 、西 山 翔 太 、石 田 浩 也

キットパスをシールに描くことで

楽しく使えさらに思い出を

「メモリースティックパス」はキットパスを 使って思い出を貼って残して欲しいと思 う商 品である。この商 品の特 徴はオリジ ナルのボディシールが 作れるということ・ 自分 好みの6 色を選んで購 入して頂け る商 品である。自分で選ぶということでさ らにオリジナルティが 高まり、楽しさが 増 すのではないかと考えた。自分だけでな く、友 達と一 緒に描くことで一つしかない シールを作れる事 。また、描くことで自由 な発 想で楽がきができるオリジナルボディ シールである。私 達の商 品を使ってこれ からの 大 学 生 活をさらに思い出を作っ て欲しいと思う。 S u r v e y m o n k e yを活 用した 結 果 、6 割 以 上の大 学 生が使用したい ことが 分 かり、イベント・コンサートを 観 点に考えた上 、学 生が盛り上がる 場 所で使 用してもらおうと考えた。そ して、シールにすることで自分のオリジ ナルティ・個 性が出せ大 学 生がキット パスを使って楽がきを楽しんでもらえ たらと思う。 関 心 の 高いオリジナルボディシール のパッケージをどのような形・どのよう なサイズにするのか・お客 様はどれく らいの値 段だったら購 入して頂ける のかとても悩んだ。シールとキットパス をセットにして販 売 する事で 手 軽に 使う事ができ、更にコンパクトなサイズ にする事で持ち運びも楽に出 来る。 「 大 学 生が使いたい」というテーマな ので、学生がよく利用するSNSを活用 して拡 散・宣 伝を行う。販 売 場 所で は全 国のL O F Tのイベントブースに P O Pを設 置して販 売する事で認 知 度が 高まると予 測した。さらに多くの 学 生に知ってもらう為 、製 品の説 明も 配信し、より多くの人にメモリースティッ クパスを知ってもらえるようにする。 指 導 教 員 清 水 信 年 先 生 からのコメント 途 中で袋 小 路にはまりこんでしまった局 面もあったが、きちんと商 品 企 画として仕 上げた努 力を評 価したい。凝った使 用 方 法のため、それを短い時 間でのプレゼンで説 明することにも 苦 労していたが、チームワークでその壁を乗り越えた経 験は大きな財 産になるだろう。

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LUCK ∼kitpas for makeup∼

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

同 志 社 大 学   冨 田 健 司ゼミ/ 岡 功 樹 、広 瀬 友 理 香 、松 山 実 穂

メイクの楽しさを

キットパスで知ってもらう

「 手 軽にメイクを楽しむことはできないだ ろうか 」という思いがこの「 L U C K 」の 発 案に至ったきっかけである。ベースメイ クをした 後に、赤・白・茶 のキットパスを 使ってチークやアイブロウ、アイライン、ハ イライトなど様 々な役 割を果 たすことが できる商 品である。メイク商 品をある程 度そろえるには多 額の費 用がかかるが、 L U C K 一つなら比 較 的 安 価で購 入もで き、様々なメイク機 能として使うこともでき る。また、キットパスの「 水で簡 単に色を 落とせる」や「 肌に優しい」という特 性を 生かしていることから「お手 軽 感 」も出し ている。 女子大生に対しSurvey Monkeyを 使ったアンケートを行った。競 争 相 手 となる他 社のメイク商 品は、大 学 生に とって高 価なものが多いということがこ のアンケート結果からわかった。また多 くの女子大生にとって、入学当初はメ イクについての知識があまりなく、どのよ うなメイク商品に手を出せばいいのか がわからないのではという意見もでた。 付属品とパッケージに重きを置いて試 作品を開発した。パッケージの形状は 可 愛らしさを表 現するため、また持ち 運びやすくするため、従来のパッケージ をコンパクトにした。課題であった発色 の悪さはパレットを付属し、水と併せて キットパスを使用してもらうことで解決し た。キットパスそのものは形を変えない ので製作費用も抑えることができた。 一時流行した「ちゃんりお」や「マジョマ ジョ」にあやかり、キットパス風アバター メーカーのサービス提供をLUCK購入 者限定に考えた。ねらいとしてはSNSで のプロフィール画像として使ってもらうこ とで、流 行に敏 感な女 子 大 生の間で LUCKの認知を広めることだ。SNSを販 促の場とすることで、非常に多くの人に 商品の存在を知らせることができる。 指 導 教 員 冨 田 健 司 先 生 からのコメント この商 品は、メイクにキットパスを使うという点で画 期 的であり、新しい文 化を創 造する可 能 性を秘めている。特にイベント時にはとても有 益であり、消 費 者は楽しくこの商 品を使うこと が予 想できる。低コストにも配 慮しているため、企 業は収 益が見 込める嬉しい商 品だ。

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キットパスぷち

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

近 畿 大 学   廣 田 章 光ゼミ/ 堀 内 悠 矢 、前 場 星 佳 、水 野 環

いつもあなたのそばに

キットパスぷちは、従 来 の 1 2 色 入りキッ トパスの 約 4 分 の 1 のサイズでキーホル ダー付きの持ち運びがしやすいコンパク トな商 品である。キットパスミディアムの 約 半 分の大きさのものが4 色 入ったセッ トだ 。大 学 生 の 大 半 が 見 た目や 直 感 で商 品を購 入しているということから、こ の商 品はそんな大 学 生の特 徴を生かし た見た目を重 視したものである。従 来の キットパスのジャケットから、使 用 方 法が 分かりにくいという問 題も解 消している。 大きさは従 来の半 分だが 、実 用 性にも 優れている。 最 近 、趣 味や遊びにこだわりを持つ 若 者が多いというデータを得た。それ と同 時に若 者の特 徴として、直 感で ものを選ぶなど、見た目でものを選ん で購 入する割 合がかなり高いというこ とも知った。このことから、見た目で興 味がわく、思わず手に取ってしまうよう な商 品を考えた。 イメージをしやすいように、実 寸での プロトタイプを段ボールや 紙 粘 土を 使 用して 表 現した 。実 用 性を示 す ために 、実 際 にキットパスを削って 作 成 。また、実 際に陳 列されているイ メージがつきやすいよう、パッケージ を透 明の袋に入れ 、使 用 用 途が 見 えるようなジャケットにもこだわりを持っ た。 ターゲットとしておいた、人と違うもの が好きなこだわりのある女 子 大 生の 目につくように、主に雑 貨 店での販 売 を考えている。明 確な購 買目的がな くても、お店に立ち寄り、手に取っても らう機 会を少しでも増やすことによっ て商 品との接 点も増やし、購 買 促 進 を図る。 指 導 教 員 廣 田 章 光 先 生 からのコメント 「キットプチ」で通 常のキットパスの購 入 、使用、そして女 性のポータブル性ハードルを下げる ことに成 功 。学 校で気 軽に窓ガラスに落 書きをする。日頃できない非日常 的 経 験の創 造につ なげ、新たな遊びを生み出すことに成 功 。病 院 、介 護 施 設などへの展 開が期 待できる。

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D e c o D e S h o w

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一 橋 大 学   松 井 剛ゼミ/ 池 内 勇 磨 、関 口 由 実 、

スティナ・タンティブティジャンヤ

キットパスでスマホデコレーションを

もっと楽しく

D e c o D e S h o wは、スマートフォン( 特に i p h o n e )の背 面にキットパスでデコレー ションすることを提 案 するキットである。 パッケージには 、キットパス4 色と透 明 なi p h o n eケース1 つが 入っており、デ コレーションした後には、消えないように ケースで保 護して使 用する。ケースを買 わずとも、ip h o n eのデザインを、いつでも 気 軽に自分 独自のものに変えられること が、この商 品の最 大の魅 力である。キッ トパスの、「 水 拭きや手でこすることで簡 単に消える」という特 徴を、最 大 限に生 かした商 品である。 秋カンまで:キットパスで様々なところに「楽 描き」していくうちに、仲間とiphoneの背面に デコレーションすることの楽しさに気付いた。 秋カン以降:Facebookで広報していたと ころ、タイ人からの受けが非常に良いこと に気付いた。調べていくと、タイでは、手作 りスマホケースが大流行しており、間違え ても修正できるキットが求められていること が分かった。 試 作 品 だけで 店 頭に置いてあるイ メージが つきやすいように、実 際に 売っているi p h o n eケースのパッケー ジに、ip h e n eケースとキットパスを入 れて試 作 品を作った。また、ip h o n e にデコレーションしたものも発 表で見 せることで、商 品を使 用したときのイ メージを湧きやすくした。 チームのFacebook上で、キットパスでデコ レーションしたiphoneの画像を、英語のコ メント付きで配信した。また、実際の商品 化も見据えた上で、Instagramのアカウン トも独自に作ってタイ人のフォローワーを 1500人以上獲得し、Facebookと同様の 画像を投稿した。タイ人から「キットパスが ほしい」とコメントがあったことを受け、キット パス自体のプロモーションも行っていた。 指 導 教 員 松 井 剛 先 生 からのコメント スマホの裏 面にデコレーションをするというシンプルかつ実 現 可 能なアイディアである。特に 素 晴らしいのは、タイの若 者にアピールすることを、説 得 的に明らかにしているところである。 Sカレは、グローバル展 開を提 案するこうしたアイディアを高く評 価すべきだろう。

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K i t p a sで#おしゃキャン

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首 都 大 学 東 京   水 越 康 介ゼミ/ 浅 田 明 子 、上 川 茜 、西 尾 瞳

おしゃキャンで

新たなおえかき文化創造

「 おしゃキャン」とはおしゃれなキャンプ のことである。日常 生 活において女 子 大 生が”おえかき”をする機 会はあまりない ため、非日常でそのような機 会を作り出 すために考えたのが、K i t p a sで#おしゃ キャンである。最 近 、女 子 会の延 長のよ うなキャンプが流 行っているが、K i t p a s を用いて、もっと手 軽に#おしゃキャンを 楽しむことができる。K i t p a sの色は選べ るようにし、書き直しが容 易なガーランド や黒 板シートと共に、キャンプ 場で販 売 することで、女 子 大 生がおえかきの楽し さを思い出すきっかけとなる。 今回は大学生に向けたアプローチとい うのが条件だったので、まず大学生に 普段おえかきをするか聞いてみたが、や はり幼児に比べると、日常的におえかき する機会はないという事がわかった。そ こで、非日常的な経験の中でおえかき を楽しんでもらおうと考え、最近雑誌な どで特集されることもあるキャンプにおえ かきを取り入れようと考えた。 キャンプの飾り付けでポピュラーであ るガーランドと、様々な用 途に使える 黒 板シートを製 作した。素 材には平 滑 面であれば 、水ですぐ消 せるとい うK i t p a sの特 徴を生かせるようにプ ラスチックを使 用した。実 際にキャン プを行い使用シーンを体 験して、サイ ズ感 等を決 定した。 K i t p a sのカラフルさが写 真 映えし、 商 品 使 用 者 の 投 稿を動 機 付 けら れると考えたため、In s t a g r a mでの フォトコンテストや、タグ付けされた投 稿の公 式アカウントでのリグラムを考 えた。他のS N Sに比べて、ハッシュタ グと位 置 情 報から検 索がしやすいこ ともI n s t a g r a mに限 定 する理 由に 挙げられる。 指 導 教 員 水 越 康 介 先 生 からのコメント キャンプ場に実 際に赴き、自分たちのアイデアを確 認することができた。また、ネット上で利 用 されるハッシュタグなどに注目することで、うまく商 品 方 法を拡 散する方 法を考えることができ た。新しい用 途の開 発と、今 風のコミュニケーションを提 案できたと思う。

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キットフレンズ

キットパスで『 楽がき文 化 』の創 造

阪 南 大 学   水 野 学ゼミ/ 植 田 真 実 、佐 藤 弘 基 、藤 田 真 央

楽書き文化の創造と

コミュニケーションのきっかけを

キットフレンズは友 達 作りのきっかけを作 るカードゲームである。この商 品はH Pで 無 料ダウンロードし印 刷する。このゲーム は2 種 類のお題カードに分かれている。 場 所が指 定された「どこに」カードと描く 内 容が 指 定された「 何を」カードだ 。そ れら2 種 類のカードを組み合わすことで 「どこに、何を」というお題が完 成し絵を 描くものだ。窓や、身体のカードが出ても キットパスなら消すことができ、キットパス ならではの商 品である。描き終えればお 互いの絵を見 せ 合い、自分のことなどを 話し合ってもらいコミュニケーションをとる 商 品だ。 ターゲットが 大 学 生である為 、大 学 生が困っていることを調査した。結果、 「大学生になり人とのきっかけが少なく なり、友達作りが難しくなった」という問 題が発覚する。更にキットパスを大学生 に使ってもらったところ、楽しく会話をし ながら使っていることが分かった。そこで キットパスを使い会話のきっかけを作る ことはできないかと開発に至る。 このカードは印 刷してゲームをしても らうというルールであったので、実 際 に大きさや形の調 査を実 施した。調 査によると「 既 存 商 品のような大きさ や形などのカードがいい」という消 費 者の意 見を取り入れ、一 般 的なカー ドの大きさである6 3×8 9 m mのポー カーサイズと呼ばれるカードの大きさ を採用した。 ターゲットでもある大 学 生にこの商 品 を実 際に遊んでもらい感 想 、改 善 点 を挙げてもらう度に商品のゲーム性を 追 求 。また、ゲーム終了時 、描いた絵 を写真に撮り、SNSに投稿していた大 学生を発見。このことからハッシュタグ をつけSNSを使ったプロモーション活 動をすることで商 品とキットパス、両 方 の普及活動が出来ると見込める。 指 導 教 員 水 野 学 先 生 からのコメント 友 達づくりのきっかけ。大 学 生でなければ 見 落としてしまうこのニーズに、「ゲーム」と「ダウ ンロード」というユニークな解 決 策で挑んだ商 品だ。ゲームそのものの面 白さはできただけ に、キットパスを買ってもらうための工 夫があれば 、さらに魅力的な企 画になっただろう。

参照

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