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JICA マレーシアの動き (2009 年 7 月号 ) 6 月の活動 経済連携の促進 税務人材育成計画 ( フェーズ 2) 査察研修 (6/1-6/5) JICA は内国歳入庁税務大学校において適正な税務行政を遂行するための税務人材育成を行っています 6 月 1 日から 5 日にかけて 日本の国税

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JICA マレーシアの動き(2009 年 7 月号)

【6 月の活動】

★ 経済連携の促進 ▼ 税務人材育成計画(フェーズ 2)査察研修 (6/1-6/5) JICA は内国歳入庁税務大学校において適正な税務行政を遂行するための税務人 材育成を行っています。6 月 1 日から 5 日にかけて、日本の国税庁から専門家 2 を招 き、査察をテーマにした研修を行いました。 ▼ 中 小 企 業 振 興 公 社 (SMIDEC) 人 材 育 成 プ ロ ジ ェ ク ト ( フ ェ ー ズ 2 ) 事 前 調 査 (6/22-6/25) フェーズ1協力(2006 年-2008 年)では、約 60 名の中小企業カウンセラー(簿記、会 計、生産管理、経営管理、企業診断等の基礎を習得した人材)の育成に係る支援を 行いました。2009 年 10 月から開始する見込みのフェーズ 2 の協力では、フェーズ 1 で育成された 60 名の内から SMIDEC(Small and Medium Industries Development Corporation)の組織内人材育成の講師となる人材を 25 名育成することを目標として います。6 月 22 日から 25 日にかけて、このプロジェクトの実施内容を SMIDEC と協議 しました。

▼ MyIPO 庁内研修の実施 (5/18-6/26)

知的財産権公社(MyIPO: Intellectual Property Corporation of Malaysia)内の審査 官の人材育成を行うために、5 月 18 日から 6 月 26 日の約1ヶ月半の期間、MyIPO 庁 内研修を行い、日本人短期専門家 6 名を講師として招きました。研修内容は、元特許 庁審査官や弁理士による講義のみならず、ホンダの知的財産部門から久慈専門家を 招き、企業における知的財産の取り組みの紹介やマレーシアにあるホンダの工場の 視察も行いました。今後は、今回の研修のモニタリングと評価を行い、来年以降はマ レーシア側が自ら研修を行うことが期待されます。 ▼ 海上保安能力向上プロジェクトの開始 (6/2-) マラッカ海峡と周辺海域の安全と保安確保は、マレーシアのみならず、日本をはじ めとする海峡利用国の喫緊の課題となっています。JICA は 2004 年からマレーシア海 上法令執行庁(MMEA: Malaysian Maritime Enforcement Agency)の設立及び組織強 化のために協力を行ってきました。6 月 2 日から、海上保安能力向上プロジェクトを開 始し、海上保安庁から東城専門家が長期専門家として 2 年間の予定で着任しました。 このプロジェクトの開始により、MMEA の能力強化を通じて、マレーシアにおける海上 安全・保安の向上が期待されます。 ★ 福祉・社会・環境関連 ▼ ポートディクソン火力発電所第2期事業の完成式典 (6/16) ポートディクソン火力発電所(正式名:トゥアンク・ジャーファー火力発電所)の第 2

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期設備が完成し、6 月 16 日に完成式典が行われました。本事業は、2000 年 3 月に日 マ両政府の間で締結された総額 538 億円の円借款契約に基づき、支援が行われたも ので、式典には、ピーター・チン・ファクイ・エネルギー環境技術・水問題相や堀江正 彦・駐マレーシア日本国大使らが出席しました。本事業は、老朽化のため大気汚染物 質の排出度が高くなっていた既存の火力発電所(360MW)を撤去し、発電効率が高く、 環境にやさしいガスコンバインドサイクル発電設備 (750MW)を新しく建設したものです。建設された新規 の発電設備は、マレーシアの既存発電所の中でも最 も高い発電効率を達成し、また、旧来の既存発電所 に比べ、窒素酸化物(Nox)の排出量は約 60%、硫黄 酸化物(Sox)はほぼ 100%、二酸化炭素(Co2)は約 30%削減することが可能となります。これにより、本 事業は、マレーシアの安定的な電力供給に貢献する とともに、環境負荷の低減を実現しています。

▼ 高等教育基金借款事業(HELP: Higher Education Loan Fund Project)Ⅱの終了 (6/9) 1999 年 4 月より日本政府が円借款により支援してきた高等教育基金借款事業Ⅱ が、6 月 9 日に終了しました。本事業は、マレーシアの学生による日本の理工系大学 への留学を支援することで、将来のマレーシアの産業を担う科学者やエンジニアの育 成を目指したものです。今年 6 月の事業終了までの 10 年間で、249 名の大学生と 79 名の大学院生が日本の大学で学位を取得しました。今後は帰国した留学生たちの活 躍が期待されます。 ▼ 犯 罪 現 場 に お け る 法 科 学 と 捜 査 手 法 プ ロ ジ ェ ク ト : 国 内 セ ミ ナ ー の 実 施 (6/15-19) 指紋採取や鑑識の技術を移転し、マレーシア国家警察の科学捜査能力向上を目 指す本プロジェクトでは、6 月 15 日からの 5 日間、マレーシア国家警察科学捜査研究 所(FL: Forensic Laboratory)において、石川県警から 招いた荒木専門家と同研究所の鑑識チームが指紋鑑 識技術についての国内セミナーを行いました。セミナー には 3 州(クアラルンプール、セランゴール州、ペラ州) から刑事・鑑識担当者 32 名が参加しました。今回の FL での国内セミナーはパハン州のセミナーに続き 2 回目 となります。参加者は日本の高い鑑識技術に加え、使 用される資器材に強い関心を示しました。 ★ 南南協力 ▼ 「生物多様性保全研修」事前調査 マレーシアのサバ州で実施されている JICA 技術協力「生物多様性・生態系保全プ ログラム」(BBEC: Bornean Biodiversity and Ecosystems Conservation Programme) で

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は、サバ州政府やサバ大学と協力して、「研究」「公園管理」「生態系保全」「環境教 育」を包括的に実施運営するための体制作りを行いました。こうした取り組みを他国 にも広げていくための研修を 10 月に実施する予定で、主な参加予定国(カンボジア、 ラオス、ケニア、スリランカ)と今回の事前調査で研修内容を協議しました。

▼ ウガンダ・ナイジェリア・ザンビア向け理数科教員研修 in RECSAM (Regional Centre for Mathematics and Science Education) (6/1-6/26)

JICA はアフリカのウガンダ、ナイジェリア、ザンビアで中等 理数科教員の能力向上のために教員研修などを行うプロジ ェクトを行っています。各国の中核となる教育省行政官や指 導教員 32 名だけでなく、研修のマネジメント手法を学ぶべく、 ウガンダから日本人専門家1名及び OJT として教育省担当 官 2 名を招聘し、6 月 1 日~26 日の期間、マレーシアのペナ ンにある理数科教員センター(RECSAM)にて研修を行いまし た。研修に参加した 32 名の研修員は、科学的思考やコミュ ニケーションスキル、日本で開発された授業研究等を学び、 帰国後各国においてこれらの教授法を教育現場で活用する ことが期待されます。 ▼ アセアン家畜疾病防除プロジェクト「鳥病診断技術」専門家派遣 (6/8-7/15) JICA はアセアン地域における家畜疾病防除に協力を行っています。6 月 8 日から 7 月 15 日にかけ、マレーシア農業省獣医局に日本から鳥病診断技術の専門家を招き、 早期診断に関する技術移転を行なっています。

▼ JARCOM(JICA-ASEAN Regional Cooperation Meeting)年次会合 (6/24-6/26)

ASEAN 諸国内の円滑な南南協力拡充協議の場として、毎年 1 回 ASEAN メンバー 諸国(オブザーバーの東チモールを含む)の技術協力の窓口機関と JICA 事務所およ び JICA 本部代表が参集して開催する JARCOM 年次会合を、今年も 6 月 24~26 日 にかけてバンコクで開催しました。今年は、地域協力に関する機能を JARCOM から切 り離すことになり、メンバー諸国代表と新しい JARCOM の方向性と地域協力に関する 協議がもたれました。マレーシア政府に対しては、カンボジア、ミャンマー等から、公 共投資プロジェクト審査・モニタリング・評価制度構築支援、技術教育・職業訓練 (TVET: Develop Technical for Education and Training)支援、都市交通管理指導等に ついて南南協力の要請があったため、その妥当性等について協議を行いました。 ▼ 東チモール農業機械化支援人材育成研修現地調査 (7/4-7/11) JICA は対東チモール支援の中で、農業開発を重点分野のひとつとし、東チモール 農業政策アドバイザーを同国農業省に派遣しています。東チモール政府農業省は、 食糧保障・自給率改善のために、農業の機械化を重要戦略のひとつとして実施して いますが、導入されたトラクターを初めとする農業機械の維持管理体制・人材の育成 制度は未整備の状況です。この状況の改善が同省の急務の課題となっており、今年 3 月に JICA 政策アドバイザーと農業省次官一行が、マレーシア農業省を訪問・協議し、

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マレーシア農業省に対して農業機械維持管理人材育成のための技術協力を要請し ました。マレーシア政府は、同要請に JICA と連携して積極的に協力する予定であり、 マレーシア政府農業省の農業機械管理・研修担当職員が、7月初めに現地(東チモ ール)を訪問し、研修ニーズと研修実施計画・スケジュールについて調査しました。

【7 月の主な予定】

<経済連携の促進>

▼ EPA(Economic Partnership Agreement)協定:協力に係る小委員会 (7/7)

JICA は 2006 年 7 月に発効した日マ EPA 協定が円滑に履行されるための技術協 力の一部を担当していますが、7 月 7 日には、日本、マレーシア政府間における今後 の経済協力全般についての協議が行われる予定で、JICA や日本の関係機関がこの 協議に参加します。 ▼ マラヤ大及びサバ大での国際産学官連携セミナー (7/7、7/10) 技術の急激な高度化・複雑化や国際競争の激化に伴い、基礎研究の成果を実用 化につなげていく観点から、産学官連携の重要性が増しています。JICA は MyIPO と 知的財産権の活用及び促進のためのプロジェクトを行っており、プロジェクト活動の 一環として、7 月 7 日にマラヤ大学、7 月 10 日にマレーシア大学サバ校とそれぞれ共 催で国際産学官連携セミナーを行います。セミナーでは日本からの短期専門家として、 特許庁の天野上級審判官、熊本大学の曽我教授を招き、マレーシア側のスピーカー と共に、知的財産の重要性や日本とマレーシアにおける産学官連携の取り組み事例 について情報を共有します。 <福祉・社会・環境関連> ▼ 中小企業向けゼロ災害活動セミナー JICA はマレーシアにおける労働安全衛生分野の改善のため、2007 年から 5 年間 のプロジェクトを行っています。このプロジェクトの一環として、マレーシアの中小企業 の安全衛生の確保のため、日本から 2 名の専門家を招き、企業関係者約 500 名を集 め、ゼロ災害セミナーを行います。また、マレーシアの労働安全衛生を管轄する労働 安全衛生局の職員を対象としたゼロ災害の職員研修も併せて行います。 ▼ 全国下水事業(第 2 期) 第 2 次現地調査の開始 (7/22-8/20) 現在、JICA はマレーシアの下水分野の改善を目的に全国 13 箇所で下水処理関連 設備を円借款で支援しています。同分野の継続的な改善の必要性から、第 2 期事業 の案件形成を目的として、今年 3 月より協力準備調査が実施されています。7 月 22 日から開始される第 2 次現地調査では、4 月中旬から 2 ヶ月にわたって実施された第 1 次現地調査の結果を踏まえて、マレーシアにおける第 2 期下水処理事業の支援内 容について、マレーシア政府と協議が行われます。 ▼ 犯罪現場における法科学と捜査手法プロジェクト:ボルネオ島での地方セミナー の実施 (7/6-7/10) 7 月 6 日から 10 日にかけ、ボルネオ島では初めて、国内では第 3 弾となる指紋鑑

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識技術についてのセミナーが行われます。 <南南協力> ▼ 第 3 国研修「アフリカ諸国向け貧困削減と持続的農村開発」現地調査(7/15-23) 本年度から実施する第 3 国研修「アフリカ諸国向け貧困削減と持続的農村開発」は、 昨年度までアフリカ諸国 12 カ国を対象に実施された研修の継続案件です。今年度か らは 6 カ国に絞り込み、対象国の JICA 農村開発関連案件とも関連を持たせることで、 当国における研修内容が、現場で実践的に活用されることを目指しています。 7 月 15~23 日まで、マレーシア政府研修実施機関である農村開発研修所の研修コ ーディネーターと JICA 事務所員がザンビア、マラウイを訪問します。この現地調査を 通して両国政府及び JICA プロジェクト関係者、帰国研修員等と協議し、両国の農村 開発の現状を把握すると共に、ニーズに即した研修の形成を目指します。 ▼ 東チモール農業機械化農業省職員研修(7/20-8/14) 7 月 4 日から 11 日にかけて実施されるマレーシア農業省農業機械課スタッフ 2 名 の東チモール現地調査を受けて、7 月 20 日から 8 月 14 日までの 4 週間、東チモー ル農業省の地方・郡の農業局の農業機械担当スタッフおよび農業機械整備士 10 名 が、マレーシア農業省の研修所で農業機械の操作や整備方法について学ぶ予定で す。 <草の根協力事業> ▼ 「FUKUOKA 草の根 下水道技術協力」イポー市職員研修 (7/6-8/7) 草の根技術協力事業は、日本の NGO や自治体、大学等がこれまでに培ってきた 経験や技術を活かして企画した途上国への協力活動を JICA が支援し、共同で実施 する事業です。福岡市道路下水道局は、2007 年 10 月よりペラ州イポー市に対し、下 水道のノウハウを提供し技術向上を目指すとともに、下水道技術を担う人材育成に 取り組んでいます。3 年間の事業で最終年となる今回の研修では、イポー市より 3 名 の研修員が、福岡市道路下水道局にてイポー市の懸案事項である雨水、汚水排水 対策について研修を行う予定です。 <開発教育> ▼ 中高生エッセイコンテスト受賞者研修旅行 (7/23-7/30) JICA は次の世代を担う全国の中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状と国 際協力の必要性について理解を深め、国際社会の中で日本は何をすべきか、また、 自分たちひとりひとりがどう行動すべきか、について考えてもらうことを目的とした開 発教育の一環として、国際協力に関するエッセイコンテストを実施しています。昨年度 実施したコンテストにおいて入賞した中学生 10 名を対象に、サラワク州イバン族のロ ングハウスホームステイや現地学校訪問を実施します。

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独立行政法人 国際協力機構(JICA)

マレーシア事務所

Suite 29.03, Level 29, Menara Citibank, 165, Jalan Ampang, 50450 Kuala Lumpur

Tel :( 60-3)21668900 Fax :( 60-3)21665900 発行責任者:JICAマレーシア事務所所長 鈴 木 規 子 編集責任者:JICAマレーシア事務所 村 上 かおり

【赴任】

* JICA 事務所 ボランティア調整員 1 名 7/27 赴任 <ボランティア紹介> 今回は、ペラ州で活動中の森友愛さんと青木咲奈枝さんを紹介します。 性別 派遣 派遣期間 (至) 女 新規 20070925 20090924 ペラ州イポー市のキンタスラタン町役場は、各種公共サービスを提供しており、ごみの減量やリサイクルの推進 に取り組んでいます。森さんは、主に家庭用ダンボールコンポストの普及・啓発活動を中心に、地域住民や学 校を巡回し、ごみ減量を楽しく有効に活用できるように指導しています。 森も り 友  ゆ   め愛 環境教育 キンタスラタン町役場 ペラ州カンパー 氏  名 職 種(指導科目) 配 属 先 任  地 性別 派遣 派遣期間 (至) 女 新規 20080108 20100107 NGOベタニホームは、1966年に設立された障害児・者に対して年齢や発達状況に応じた様々なプログラムを展 開しているNGOです。青木さんはソーシャルワーカーとして、日々、青年層への職業訓練の方法を考えて実行 したり、さまざまなイベントのファシリテーターとなって知的障害者の自立に向けた支援を行っています。 青木あおき 咲さ奈な枝え ソーシャルワーカー NGOベタニホーム ペラ州テロインタン 氏  名 職 種(指導科目) 配 属 先 任  地

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