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選手強化を妨げている要因分析(II) : TSMI尺度にみられる特性

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Academic year: 2021

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(1)

――

TSMI尺

度 にみ られ る特性――

山 根 成 之 (平成 6年 6月16日受理)

I緒

第40回国民体育大会 (以下国民体育大会 を「国体」 とい う

)以

,鳥

取県 のスポーツ界 の成績 は 低迷 を続 けている。平成元年度 は国体 の成績 は第43位 とい う不振であったため

,鳥

取県体育協会 は ① 国体選手強化対策事業 ② ジュニ ア競技力向上対衆事業 を打 ち出 して失地挽 回 を計 って きた。 しか し

,こ

れ らの対策 に もかかわ らず効果 はみ られず

,逆

に平成

5年

度の団体 の成績 は最下位 に 転落す る とい う不本意 な成績 に終 わった。 平成

3年

度の時点で

,本

県 の選手強化が効 を奏 していないのは何故 なのか

,

どこに問題点が潜 ん でいるのかについて

,

日頃選手 たちを指導 しているコーチ を対象 に選手強化 を妨 げている要因につ いての調査 を行 なった。(1) その結果

,コ

ーチ達 は自分が指導 している選手達が次の ような要因を持つため に

,強

化 の効果が 上が らない としている。 それ らの要因 とは,選手達 に根性が ない とか,やる気が ない,勝つのだ とい う気迫 に乏 しい といっ た「競技意欲 の欠如」の因子。体格が劣 っている

,基

礎運動技能が劣 ってい る

,素

質のあるプ レー ヤーが少 ないな どの「体格・基礎体力の欠如」の因子。進学 とスポーッの問題

,親

の理解が ないな ど「スポーッと勉学」の因子。教 えたことをなかなか覚えない

,依

存 的である とい った「自主性欠 如」の因子がそれである。 これ らの要因の うち,「体格 ・基礎体力 の欠如」 は選手個人 に内在す る問題 で あ り

,

トレーニ ン グによ り多少 は改善 さる余地 はある もの と考 え られる ものの

,多

くは固定的要因 と理解 しなければ ならない。 「スポーツと勉学」 は特 に高校生の進学 と関係 してお り

,選

手達の進学問題 が存在す る限 り

,避

けて通 ることの出来 ない問題 であ り

,早

急 に解決出来 る問題 とは思 われない。 「 自主性 の欠如」 と「競技意欲欠如」 は選手達のやる気の問題であ り

,指

導 の仕方如何 によって 直 ちにで も改善可能であ り効果が期待 出来 る事柄 であ る。

(2)

466

山 根 成 之 今回は

,選

手達 のやる気 (競技意欲

)の

問題 を取 り上 げ

,

コーチ達が感 じてい る ように本当 に選 手達の競技意欲が低 く

,

自主性 に乏 しいのであろ うか。 もし

,こ

れ らの要因が欠如 している とすれば

,実

態 は どの ようになっているか とい う視点で国体 で入賞 した者及びそれに準ず る実力 を有 している選手 と国体 中国予選 を突破 出来ず 国体 出場が不可 能だった者 を比較す る事 によ り

,指

導 のための基礎資料 を得 ることを目的 とした。 また

,競

技意欲 を高めるための心理学的方策 を検討す る。

I

研究方法

1.調

査対象

(1)Highレ

ベルグループ (以下

Highグ

ループ とい う) 平成

5年

度 の国体 出場選手の うち

,国

体 での入賞者及 びそれに近い成績 を収 め た選手。 対象者 (男子

)63名

中39名回答。 回収率

60.9% (女

)22名

中19名回答。 回収率

80.4%

(2)Averageレ

ベルグループ (以下

Averageグ

ループ とい う) 平成

5年

度 国体 中国予選 を突破す ることが出来ず

,国

体 出場が出来 なか った選手。 対象者 (男子

)42名

中22名回答。 回収率

50.4% (女

)50名

中30名回容。 回収率

60.0%

(3)全

体 の回収率

60,1%

2.調

査内容 松 田 らによって作成 された146項目か らなる体協競技意欲検査

(TSMI)を

実施 した。

3.調

査時期および調査方法 平成

6年

2月 か ら3月 にかけて郵送法 によ り実施 した。

4.調

査結果の処理 回収 された調査用紙の内

,回

容 に不備 の点のあった もの12名を除 き98名につ き

,各

尺度 の平均, 標準偏差 を求めた。 Ⅲ 結果 と考察 Ⅲ

-1

男子

Highグ

ループと

Averageグ

ループの比較 男子の

Highグ

ループと

Averageグ

ループの各尺度の平均値 と標準偏差を示す と

,表

1の 通 りで あ り

,平

均値 をプロフイールで示す と図

1で

ある。 プロフィルでは尺度 1∼13は段階点 1∼

3が

非常 に弱いことを意味 し

, 4∼ 6は

普通

, 7∼ 9は

強いことを意味 している。逆 に

,尺

度14∼ 17では段階点 1∼ 3は 非常 に望 ましいことを意味 し

, 4

(3)

1

男子Highグ ループ,AverageグループのTSMI尺 度の 平均 ※※P<0.01 ※P<o.o5 ∼

6は

普通

, 7∼ 9は

望 ま しくないことを意味 し ている。 これ らを見 る と,「目標への挑戦」「技術 向上意 欲」「 困難 の克服」「練習意欲」「競技価値観」「計 画性」「知 的興味」「不 節 制」 で は明 らか に High グループが優 れた値 を示 している。

「情緒安定性」以外の尺度でも有意差はみられ

ない ものの

,Highグ

ループは全体的に望ましい

傾向にある。

これ らの 中で も特 に,「目標へ の挑戦」 の尺度・

の階得点

o―

●―‐AverageグHighグメレープループ では

Highグ

ループは有意 に高 く,自己の立 てた 目標へ挑戦 して行 く姿勢の強いことを示 している。 「技術 向上意欲J「練習意欲」 の尺度で も高い値 を示 し

,勝

利へかける意欲 の高 い ことを示 してい る。 Ⅲ

-2

女子

Highグ

ループ と

Averageグ

ループの比較 女子 の

Highグ

ル ープ とAverageグ ループの各尺度 の平均値 と標準偏差 を示す と表

2で

あ り

,平

均値 をプロフィールで示す と図

2で

ある。 「 目標へ の挑戦」「技術 向上意欲」「練習意欲」「計画性」「努力への因果帰属」「知的興味」「不節 制」 の尺度 で有意差

(tテ

ス ト

)が

み られ

,尺

度 では多少異 なる もののほぼ男子 と同様 の傾 向を示

,Highグ

ループは

Averageグ

ループよ り優 れている。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 日標への挑戦

ρ 2 技術向上意欲

〆 了 3 困難の克服 / ? 4 練習意欲

5,情結安定世 δTか 6 精神的強靭さ

7闘 志 ‘ T フ ♀ 8`競 技価値観 ▲ 7 1 0 i 9計 画 性

の 属 へ 良 ” 力 果 努 囚

啜 ll知的興味 ▲ 7 カ 12 Vi利志向性 上 R 6 F 13 コーチ受容 氷 不 チ 応 一 適 対 不

15,失敗不安

?

16 緊張性不安

<

17不 節 制 O じ 図

1

男子Highグ ループ,Averageグループ 尺 度 Hi々Mhグループ AverettcグM ループ tテス ト有意差 l.目 標 へ の挑 戦 45761 ※ ※ 技 術 向 上 意 欲 262 ※ ※ 3困 難 の 克 服 26721 ※ 4.練 習 意 欲 4203を ※ ※

5情

緒 安 定 性 -2 85RF ※ 6,精神 的 強靭 ど 1437C 7闘 庶 1503〔

8競

技 価 値 観 215 2382〔 ※ 9,計 画 性 223 2230( ※ 10 努カヘの因呆帰属 07578 ll知 的 興 味 256 51 37886 ※ ※ 12.勝 利 志 向 性 16667 13.コ ー チ 孝 容 10781 14対コーチ不適応 -0716( 15失 敗 不 安 -11484 16緊 張 性 不 安 -08321 7.不 節 制 -2476C ※

(4)

468

山 根 成 之

2

女子Highグル ープ,AverageグループのTSMI尺度 の 平均 ※※

P<001

※P<0.05 特に,「目標への挑戦」「練習意欲」「 コーチ受容」 の尺度では高い値であ り

,

自己の立てた目標 を達 成すべ くコーチを信頼 し受容 し

,ひ

たす ら練習 に 励む傾向が強いことを示 している。 Ⅲ

-3 Averageグ

ループの男女差 男女差 を検討するため

,全

ての尺度 につ き

t検

定を行 なったが

,い

ずれの尺度 にも有意差 をみる ことは出来なかった。つまり男女差はみられず同 一集団である。 Ⅲ

-4 Highグ

ループの男女差 ユ 2 5 6 7 8 9 1 目標への挑戦

?

ρ 2 技術向上意欲

7

3 困難の克服 ← /

4 練習意欲

D

5,情 緒安定性 h T

6.精 神的強靭さ

7聞 志 8 競技価値観

9計 画 性

の 属 へ 恒 獅 力 呆 努 囚 l a 戸 上 ① l 11,知的興味

12 勝利志向性 13. コーチ受容

\ つ チ 応

対 不 禦 15,失敗不安 16 緊張性不安 17不 節 制 O

2

女子Highグ ループ,Averageグループ の階得点

。 ―Highグループ 0-Averageグ ループ 「失敗不安J「緊張性不安」 において女子は男子 より高い値 を示 し

(tテ

ス ト

),女

子 は男子 よ り 不安傾向が強い。それ以外 に男女差はみ られない。 Ⅲ

-5 Highグ

ループ全体 と

Averageグ

ループ全体の比較

Hlghグ

ループ

,Averageグ

ループとも男女一緒 として

,Highグ

ループ

,Averageグ

ループの各 尺度の平均

,標

準偏差 を表

3に

,プ

ロフイールを図

3に

示す。 「 目標への挑戦」「技術向上意欲」「困難の克服J「練習意欲」「精神白1強靭 さ」「競技価値観J「計 画性」「知的興味J「勝利志向性」「不節制」の項 目で有意差

(tテ

ス ト

)が

み られ

,Highグ

ループ は

Averageグ

ループよりこれ らの尺度において明 らかに優れている。 「闘志」「努力への帰属」「コーチ受容」「緊張性不安」の尺度においては有意差 は認められない 尺 度 Highグルーブ Avereg℃タルーブ tテス ト有意差 M M SD 1,日 標 へ の挑 戦 3433( ※ ※ 2 技術 向 上 意 欲 2356( ※ 3困 難 の 克 服 4練 習 意 欲 3766〔 ※ ※ 5情 緒 安 定 性 0772上 6 精 神 的 強 靱 さ 7.闘 志 01511 8競 板 価 4E観 253

9計

画 性 22971 ※ 10 努力への因果帰属 2165ゼ ※ 11知 的 興 味 2299 ※ 12勝 利 志 向 性 0415( 13コ ー チ 受 容 14対コー チ 不 適 応 -08653 15 失 敗 不 0586( 16.緊 張 性 不 -01471 17 不 節 制 -3757( ※ ※

(5)

3

女子Highグ ループ全体,Averageグループ全体の TSMI尺 度の平均 ※※

P<0.01

※P<o o5 が

Highグ

ループが優 れた傾 向を示 している。 これ らの差が国体で好成績 を上げ得 るか

,国

体 への出場が果せ ないかの違い となって現 われるも の と思われる。 『競技意欲向上のために』

Averageグ

ルー プの現状 を打 開 し

,TSMI尺

の レベルア ップを計 る方策 として, どの ようなこ とが考 え られるだろ うか。 1 2 3 4 7 8 9 1 目標への挑戦

ρ 2,技 術向上意欲 ▲ T

γ

3 困難の克服

4.練 習意欲 玉 │

5 情緒安定性 T R 6 精神的強靱さ ●T \ρ 7闘 志 ▲ ▼

7

8 競技価値観 上 7 │

?

9計 画 性 上 ″ I に)

n畜

どT

Q

11知的興味 ▲ T

b

12 勝利志向世

13 コーチ受容 \

p

チ 応 一 適 対 不

15失敗不安 グ , 16.緊張性不安

(

上 R 17不 節 制

b

Ъ 佐 々木 ② らは 日常行 なってい る「言葉 あ るい

3 Highグ

ループ全体,Averageグループ 全体のの階得点 。‐Highグループ は動作 に よる模範」 による指導 に加 え,「各選手

●_Arerageグループ の課題パ フォーマ ンスのメ ンタル・ リハ ーサル」 さらに「

VTRに

よる視覚 的運動 学習」 の方法 を 取 り入れた ところ

TSMI尺

度得点の向上 をみた。 特 に,「技術 向上意欲」「困難 の克服」「勝利志 向性」「失敗不安」「冷静 な判断

J叫

青ネ申的強靭 さ」 「闘志」け寸コーチ不適応」「努力への因果帰属」の各尺度 に有意 な望 ましい変化 を認めた。 また,

野川

)は

選手達が何に動機づけられ練習に取 り組むかを調べたところ

,①

目標設定

②競争場面

③新奇性であった。

つまり

,練

習場面での創意

,工

夫により選手達は動機づけられ競技意欲の向上が期待 し得ると考

えられる。

これらのことから

,練

習場面での創意

,工

夫が選手達の競技に取 り組む姿勢を強化するものとい

尺 度 HighグM ループS.D AvereЯeグM ループS.D tテスト 有意差 1.目 標 へ の 挑 戦 60618 ※ ※ 2 技 術 向 上 意 欲 42112 3.困 難 の 克 服 252 32166 ※ ※ 4,練 習 意 欲 54557 ※ ※

5情

緒 安 定 性 16794 6.精榊 的 強 靭 さ 2878[ ※ ※ 7闘 志 8競 技 価 値 観 2816〈 ※ ※ 9,計 画 性 37121 ※ ※ 11知 的 興 味 4825( ※ ※ 12勝 利 志 向 性 44 24691 ※ 13コ ー チ 受 容 1605〔 14.対 コーチ不適応 -0738〔 15失 敗 不 安 172 -1064( 16緊 張 性 不 安 -1883f 17不 節 制 -36318 ※ ※

(6)

470

山 根 成 之 えよう。 日頃の練習がマ ンネリ化 してはいないか,Vヽま一度指導者は自己の指導 について振 り返 っ てみる必要があろう。 豊田律)はヨーチ・選手 を対象に望 ましい指導者象に関 して調査 し

,因

子分析 をした ところ次の 8因 子 を抽出 した。 ①積極性 を伴 った処理能力 ②個性的親和性 ③マナー ④ 自立心 ⑤理念・判断力 ⑥緻密 さ ⑦技能 ③悲壮感 などがそれである。 つまり

,選

手は人格的・経験的に優れた指導者を渇望 しているとい う。選手の期待 している指導 者で有ることが選手の競技意欲の高 まりをもたらす ものである。 堀井 “ )は選手達の「主体性

,思

,工

,課

題意識

,目

,個

人尊重」 とい うような主体性 に 関する競技信条が指導者のそれ らと一致する時

,選

手達の競技意欲が高い とい う。 つまり

,指

導者が選手達の主体性 を認めることと

,選

手達 自身がその必要性 を認識するといった ように

,コ

ーチ と選手の競技信条の一致することが競技意欲の向上 ををもたらす とする。 今回の調査で も

Highグ

ループ選手の中にさえ「コーチ受容」 に関 しての得点が低い選手

,嗽

寸 コーチ不適応」の高い選手が少なからずいるという事実は

,指

導者 として反省すべ き重要なポイン トが潜んでいるもの と思われる。 『

Highグ

ループの課題』

Highグ

ループにも問題がないわけではない。「勝不U志向性」 をみると

,段

階点 4と あまり高 くな い。勝利志向性の問題は

,コ

ーチの影響が大であるといわれる。選手・ コーチー体 となった取 り組 みが求め られる。 次に「対 コーチ不適応」 の問題である。け↓コーチ不適応」の尺度 はコーチ と選手の人間関係が どの程度 うまくいっているか どうかを示す尺度であるので

,段

階点 5と いうのは普通 とい うことを 意味する。 選手達 に受け入れ られない指導者は

,何

を指導 しても効果 を上げることは期待 し得 ないことは言 うまでもない。今後

,

より以上の成果 を期待するとすれば

,今

まで以上の両者の密接 な人間関係が 形成 されることが競技意欲向上に不可欠である。 コーチはこれ らの点に思いを馳せ

,選

手 に受け入れ られるよう

,又

選手達 に不適応 を起 こさせ な いようするために自己研鑽

,

自己反省 をすることが大切 といえる。 Ⅳ 要

約 本県 の選手達 の競技 意欲 を知 るため に

TSMIを

実施 し

,競

技意欲 向上 につ き検討 した結果

,次

の ようなことが明 らか となった。

(7)

(1)男

女 とも

Averageグ

ループは

Htthグ

ループに比べ

,全

体 的に競技意欲 は低 い傾 向 にある。

(2)Highグ

ループでは女子 の「失敗不安」「緊張性不安」が男子のそれに比べ高いが

,他

の尺度 に は男女差 はみ られない。

Averageグ

ループでは どの尺度 に も男女差はみ られない。

(3)Highグ

ループは

Averageグ

ループと比較すれば全体的に望 ましい姿 といえるが,「勝利指向 性」が予想に反 し低過 ぎる。 化

)Averageグ

ループも

Highグ

ループ も「 コーチ受容」 け寸コーチ不適応」はいま一歩 とい う得 点であ り

,指

導者 と選手のあ り方に一考 を要する。

(5)競

技意欲 を高めるには練習のあ り方

,指

導者のあ り方につ き検討する必要があろう。 (注) (1)拙稿 :「 選手強化 を妨げている要因分析」 鳥取大学教養部紀要 第25巻 1991 (2)佐々木三男他 :「 練習方法の変化が競技意欲に及ぼ した影響について」 スポーッ心理学研究 15巻 第 1号 P, 60 1988

(3)HaruO Nogawa l Motivational Techniques Preferred by Coach and Elite Wemen Basket― ball Players in」apan Women's Basketb証l League 日本体育学会第36回大会号 P.583 1984

豊田一成 :「競技スポーッにおける望 ましい指導者像

J

日本体育学会第39国大会号

P,175 1988

(5)堀井美奈 :「指導者の指導信条 と選手の指導信条の不一致が選手の競技意欲に及ぼす影響にて」 日本体育学会 第43回大会号

P.212

(参考 文 献) (1)松田岩男他:スポーッ選手のィと、理的適性 に関す る研究

No

日本体育協会スポーッ科学研究報告 1980 (2)掘本 宏他:中国ジュニアー女子世界選手権大会代表チームと日本ユニバシヤー ド代表バスケ ッ トボール選手の TSMIの特徴 スポーッ心理学研究12巻1号

P.58 1985

(3)徳永幹雄他 :現代 スポーッの社会心理 遊戯社 1985

14)吉沢洋二他 :DuЛ Constructb■ Person』ity Modelか らみたバ スケ ッ トボール選手の心理的適性 に関する研究 スポーツ心理学研究14巻1号 P。 29 1987

(5)松田岩男他:スポーッ科学講座

6

スポーッの心理 大修館 1969

(6)吉沢洋二他 :全 日本女子ホッケー選手の心理的適性について スポーッ心理学研究10巻1号

P,71 1983

(7)久保玄次他:TSMIに よる愛媛県 ジュニア選抜陸上競技選手の三ケ年の追跡 スポーッ心理学研 究11巻 1号 P 63 1984

(8)

表 1  男子Highグ ループ ,Averageグ ループのTSMI尺 度の 平均   ※※ P&lt;0.01  ※ P&lt;o.o5 〜 6は 普通 , 7〜 9は 望 ま しくないことを意味 し ている。 これ らを見 る と ,「 目標への挑戦」「技術 向上意 欲」「 困難 の克服」「練習意欲」「競技価値観」「計 画性」「知 的興味」「不 節 制」 で は明 らか に High グループが優 れた値 を示 している。 「情緒安定性」以外の尺度でも有意差はみられ ない ものの ,Highグ ループ
表 2  女子 Highグ ル ープ ,Averageグ ループの TSMI尺 度 の 平均   ※※ P&lt;001  ※ P&lt;0.05 特に ,「 目標への挑戦」 「練習意欲」 「 コーチ受容」 の尺度では高い値であ り ,  自己の立てた目標 を達 成すべ くコーチを信頼 し受容 し ,ひ たす ら練習 に 励む傾向が強いことを示 している。 Ⅲ ‑3 Averageグ ループの男女差 男女差 を検討するため ,全 ての尺度 につ き t検 定を行 なったが ,い ずれの尺度 にも有意差 をみ
表 3  女子Highグ ループ全体 ,Averageグ ループ全体の TSMI尺 度の平均   ※※ P&lt;0.01  ※ P&lt;o o5 が Highグ ループが優 れた傾 向を示 している。 これ らの差が国体で好成績 を上げ得 るか ,国 体 への出場が果せ ないかの違い となって現 われるも の と思われる。 『競技意欲向上のために』 Averageグ ルー プの現状 を打 開 し ,TSMI尺 度 の レベルア ップを計 る方策 として ,  どの ようなこ とが考 え られるだろ うか

参照

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