• 検索結果がありません。

養護学校における高等部の整備

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "養護学校における高等部の整備"

Copied!
32
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

養護学校 にお ける高等部 の整備

障害児教育教室キ

Extension of Upper Secondary Departments of Special Schools

for the mentally,physicany and health■

y Handicapped

Akio WATANABE

1979年度の養護学校教育の義務化 は

,義

務教育修了後の後期中等教育保障 において も画期点 とな つた。中学校75条学級卒業者の進学率 は1979年 の

30.3%か

ら1992年の

60.5%へ

,養

護学校 中学部卒 業者 の進学率 は義務化で下落 し最低率 を示 した1983年の

52.2%か

ら1992年の

75.3%へ

,

ともに毎 年

2%余

りの伸びを見せている。年

2%の

進学率上昇 は

,か

つての高校全入運動 の際の高校進学率 の上昇カーブ と酷似 してお り

,大

いに注 目され る。 こうした進学率 の上昇 を支 えているのが

,養

護学校高等部 の整備である。養護学校 の高等部 は, 養護学校 中学部 の卒業者だけでな く

,中

学校 の75条学級及 び通常の学級 を卒業 した障害児 をも含め た進学の受 け皿 となっている。すなわち

,1992年

3月 において

,養

護学校 中学部 (卒業者7,212人, 進学者5,434人 :高 校等457人

,高

等部4,977人

)及

び中学校75条学級 (卒業者9,380人

,進

学者5,673 人 :高 校等1,684人

,高

等部3,989人

)を

卒業 した進学者11,107人の内

,高

等学校等 に進学 した者 は

19.3%で

あ り

,残

80.7%は

高等部 (盲 。聾学校 も含むが

,大

多数 は養護学校高等部

)に

進学 して いる。さらに

,同

年 に中学校 の通常の学級 を卒業 して高等部 に進学 した者 は934人である。結局 の と ころ

,い

わゆる「浪人」進学者や盲・ 聾学校か らの進学者 を含めると

,1992年

5月 1日 現在 の養護 学校高等部本科

1年

生 の在籍者数 は約

1万

人 の合計9,962人 となっている。 こうした問題意識か ら

,本

稿で は

,養

護学校 の高等部 について

,法

制度上の整備経緯並びに全国 的及び都道府県別 の実際の整備状況 を明 らかにする。

I.法

制 度 上 の整 備

1.学

校教育法の制定 養護学校の高等部 は

,1947年

に公布・施行の学校教育法において

,法

的な根拠を有する。すなわ ち

,第

71条において盲学校

,聾

学校 または養護学校 は「幼稚園

,小

学校

,中

学校又 は高等学校 に準 ずる教育」を施すことを定め

,第

72条において小・ 中学部の他に「幼稚部又 は高等部 を置 くことが

*Department of Special Education,Faculty of Education,「 rottori I」niversity

キー ワー ド:障害児

,後

期 中等教育

,進

学,養護学校高等部,重複障害学級,条件整備

,格

昭 部

(2)

渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備 で きる」 と規定 されているとち 戦前か ら一定 の学校数が整備 されていた盲学校及び聾学校 に関 しては,小・中学部 の義務制が1948 年度か ら学年進行で実施 され

,従

来の職業教育 の蓄積 の上 に高等部教育 も義務教育 に並行 して整備 された。 しか し

,養

護学校 に関 しては

,養

護学校 その ものの設置か ら開始 しなければな らない状態であっ た。確かに戦前 において も

,養

護学校 に類 す る学校 は存在 した。 しか し

,1932(昭

7)年

創設 の 東京市立光明学校 (最初 の肢体不 自由校

)も

,1940(昭

15)年

創設の大阪市立思斉学校 (最初 の 精神薄弱校

)も

小学校 に類する各種学校 として発足 している。そして

,1941年

の「国民学校令施行 規則第53条ノ規定二依ル学級又ハ学校 ノ編制二関スル規程」 によって国民学校 として養護学校 の編 制が可能 になった ことか ら

,1942年

にそれぞれ国民学校 となっている。戦後 において も

,養

護学校 が法律 に規定 された とはいえ当初 は義務制 の学校 として認可 されない不利益か ら,大阪市立思斉小・ 中学校

,東

京都立青鳥中学校

,東

京都立光明小 。中学校 な ど

,実

質上 は障害児の学校 であつて も養 護学校 を名乗 らない場合 も少な くなかった。 1949年度 に初 めて私立 の養護学校 (身体虚弱児対象

,千

葉県

)が

認可 された後

,養

護学校 もよう や く整備 され始 めるが

,養

護学校 の整備が進 むの は1956年の「公立養護学校整備特別措置法」 によ って

,他

の公立義務教育諸学校 と同様 に公立養護学校 に対 して国庫 による負担 または補助 の道が講 じられて以降である。 このような中

,都

立青鳥中学校 は1957年に青鳥養護学校 となる。 その際

,同

校 の「職業補導部」が高等部 に改組 された動のが

,公

立養護学校 において認可 された高等部 の最初 と 推定 される(ただ し,これより先 に北海道の私立養護学校 に1953年度 より高等部が認可 されている9)。

2.財

政的な裏付 け 高等部への財政的な裏付 けは

,義

務教育でない とい う理由か ら

,養

護学校 ばか りでな く盲・ 聾学 校 において も義務教育段階の小・ 中学部 よ り遅れている。 盲・聾学校 において

,義

務教育段階の小 。中学部 に関 しては

,義

務制が学年進行で開始 された1948 年度か ら建物 の新増築 について補助 (補助率

2分

1)が

開始 されている。 さらに

,1952年

に公布 された「義務教育費国庫負担法」 によ り

,1953年

度か ら小 。中学部 に関す る教職員給与費 (負担率

2分

1)及

び教材費の国庫負担が始 まる。盲・ 聾学校 において

,高

等部 の建物 の新増築 について 国庫補助 (補助率

2分

1)が

開始 されたの は

,1962年

度 を待 つてである。 養護学校 に関 しては

,先

に述べた1956年の「公立養護学校整備特別措置法」 によって

,小

・ 中学 部 に関す る建物 の新増築 (負担率

2分

1),教

職員給与費 (負担率

2分

1),教

材費 の国庫負担 等が開始 され るとともに

,高

等部 を含 めて危険建物 の改築事業 (補助率

3分

1)に

ついて国庫補 助 も始 まった(これ よ り先 にも単年度 の補助があった年度 はある)。 なお

,養

護学校 の高等部 の建物 の新増築 について国庫補助 (補助率

2分

1)が

開始 されたのは

,1965年

度か らである。 ところで

,延

期 されて きた養護学校 の義務化 について

,1973年

に「学校教育法中養護学校 にお け る就学義務及び養護学校 の設置義務 に関する部分 の施行期 日を定める政令」が公布 され

,1979年

度 か ら実施 され る運 び となった。 これに先立ち

,文

部省 は養護学校の拡充 を含む「特殊教育拡充整備 計画」(1972年度か ら

7か

年計画)を策定 している。財政的にも

,1972年

度 には養護学校未設置県に お ける養護学校 の新設 に関 して補助率が

3分

の2に引 き上 げられ

,政

令公布 の1973年度 か らは既設 置県の新設養護学校

,1977年

度か らは政令指定都市 の設置す る養護学校の新増築 について も補助率 が

3分

の2に引 き上 げられている。実際

,こ

の施策 によって1972年度か ら養護学校 は急増設 され始

(3)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 35巻 第

2号

(1993) 413

めている (ただ し

, 3分

の2の補助率 は1986年度か ら元 にもどされた)。 1982年に出された特殊教育研究調査協力者会議 の報告「ッい身障害児 に係 る早期教育及び後期 中等 教育 の在 り方」 は

,障

害児 のための後期中等教育 の充実 を提言 している。 しか し

,こ

れ を受 ける形 で高等部 の新増築 の補助率 を義務教育並の

3分

の2に引 き上 げるという措置 は行われていない。

3.学

級編制及び教職 員定数 学級編制 に関 して

,盲

学校及 び聾学校 については,1948年の学校教育法施行規則 の一部改正で「盲 学校及び聾学校 の小学部又 は中学部 の

1学

級の児童又 は生徒 の数 は

,10人

以下 を標準 とし

,高

等部 の同時 に授業 を受 ける1学級 の生徒数 は

,15人

以下 を標準 とす る」(第73条 の

6)と

された。 養護学校 については

,1957年

の学校教育法施行規則 の一部改正 によって

,小

・ 中学部 とともに高 等部 も15人以下 とされた。 1958年には「公立義務教育諸学校 の学級編制及び教職員定数 の標準 に関す る法律」(以下

,義

務標 準法

)が

制定 され

,1959年

度か ら

5か

年計画で実施 された。義務標準法 によって

,盲

・聾学校 の小・ 中学部 の学級編制 は10人が標準 となった。 この後

,義

務標準法 は

5回

の改善が行われている。すな わち

,1964年

度か らの第二次

5か

年計画で

,養

護学校 の小・ 中学部が加 えられている。1969年度か らの第二次

5か

年計画で は

,盲

・ 聾 。養護学校の小・ 中学部 の学級編制標準 は

8人

(新しく重複障 害学級の

5人

も規定

)に

改善 されている。1974年度か らの第四次

5か

年計画で は盲 。聾・ 養護学校 に関 して は特 に改善 はな く

,1980年

度か らの第五次12か年計画で は小 。中学部 の学級標準編制 は7 人(重複障害学級 は

3人

)に改善 されている。 そして

,1993年

度か らの第六次

6か

年計画 によって, 小 。中学部 の学級標準編制 は

6人

(重複障害学級 は改善 な し

)に

改善中である。 これに対 して

,高

等部 に関 しては

,1961年

に「公立高等学校 の設置

,適

正配置及び教職員定数 の 標準等 に関する法律」(以下

,高

校標準法)が制定 され

,1967年

度か らの第二次

5か

年計画 において 新たに盲・聾・ 養護学校 の高等部が力Hえられ

,学

級編制標準 は10人とされた。1974年度か らの第二 次

5か

年計画で は

,高

等部 にも重複障害学級が認 め られ

,学

級編制標準 は

5人

とされた。1980年度 か らの第四次12か年計画で は

,高

等部 の学級編制標準 は

9人

(重複障害学級 は

3人

)に改善 された。 1993年度か らの第五次

6か

年計画で は

,高

等部の学級標準編制 は

8人

に改善 中である。 高等部 の教職員定数 に関 しては

,1967年

度か らの高校標準法 の第二次改正で は

,基

礎的 に必要な 教諭等の数 を生徒

5人

に教諭

1人

の割合 とし

,専

門教育 を主 とす る学科並びに養護学校高等部 (専 門教育 を主 とする学科 のみを置 くものを除 く

)ご

とに

2人

の教員 のカロ算 と実習助手

2人

,高

等部 ご とに事務職員

2人

,肢

体不 自由校 の高等部 ごとに機能訓練 の教員

1人

,高

等部単独校 の場合 はさら に養護教諭等

1人

とされた。 1974年度か らの高校標準法の第二次改正で は

,重

複障害 の場合 は

1人

を生徒数

2人

に換算 して教 諭等 の基礎数 を算出す ること

,養

護・ 訓練 の担当教員 を高等部 ごとに生徒数 に応 じて最低

1人

(肢 体不 自由校 は

2人

)配

置すること

,寄

宿舎 を置 く学校 に寄宿生 の人数の増加 に応 じて舎監の教員 を 加算す ることとされた。 1980年度か らの高校標準法 の第四次改正では

,教

諭等の基礎数及び養護・ 訓練担当教員の算定 を 従来の生徒数 によるものか ら高等部 において も小・ 中学部 のように学級数 に基づいて行われること となった。教職員定数の改善 に関 して は

,職

業教育 の充実 を図 るために

,盲

学校高等部の保健理療 科

,聾

学校高等部 の産業工芸科

,被

服科

,理

容科 または美容科

,養

護学校高等部 (普通科 のみを置 く

)に

対 して

,学

科 に

1人

ずつ教諭等 を加配す ることとされた。 また

, 6学

級以上の高等部単独校

(4)

渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備 にも教頭

1人

を認 める等の改善がなされた。 1993年度か らの高校標準法の第五次改正で は

,30学

級以上の学校 に教頭及び養護教諭等 を複数配 置すること

,高

等部 の学級数が

6学

級以上の学校 に生徒指導担当教員 を

1人

加配す ること

,養

護学 校高等部で専門教育 を主 とす る学科 のみを置 く学校 に職業関係専門教員 を

1人

力日配することなどと されている。

4.就

学奨励 就学奨励 に関 して は

,1954年

に「盲学校

,ろ

う学校及び養護学校への就学奨励 に関する法律」が 制定 された。 しか し

,1954年

度 は盲・ 聾学校 の小学部全学年及 び中学部

1年

生のみに限定 されてい た(中学部 に関 しては義務制 の学年進行 とともに実施)。 その後

,1956年

の改正 によ り

,養

護学校 の 小・ 中学部及 び盲・ 聾・ 養護学校 の高等部 にも適用対象が拡大 された。 高等部 に関す る補助対象経費 の区分 を開始年度の早 い順 に記す と

,教

科用図書購入費 (1956年度 ∼

,法

律補助経費

),学

校給食費(1958年度∼

,法

律補助経費

),通

学費及び帰省費 の本人経費(1959 年度∼

,法

律補助経費

),寄

宿舎居住 に伴 う経費 の内の寝具購入費 。日用品等購入費 (1960年度∼, 法律補助経費

),同

じ く食費 (1961年度∼

,法

律補助経費

),修

学旅行費 の本人経費 (1962年度∼, 法律補助経費

),学

用品購入費 (1967年度∼

,予

算補助経費

),職

場実習費 (1970年度∼

,予

算補助 経費

),校

外活動費 (1976年度∼

,予

算補助経費

),通

学用品購入費 (1977年度∼

,予

算補助経費), 通学費及び帰省費 の付添人 (肢体不 自由校生徒及びその他 の学校 の重度・ 重複障害児 の付添人

)経

費(1981年度∼

,予

算補助経費

),交

流学習費(1989年度∼

,予

算補助経費

),宿

泊生活訓練費(1990 年度∼

,予

算補助経費

),修

学旅行費 の付添人 (肢体不 自由校生徒及びその他 の学校 の重度 。重複障 害児の付添人

)経

費 (1991年度∼

,予

算補助経費

),新

入学生徒学用品費等 (1993年度∼

,予

算補助 経費)である。高等部 について も義務教育並 に就学奨励が認 め られ

,拡

大 されていることが分かる。

5,学

習指導要領 盲学校及び聾学校 に関 して は

,学

習指導要領小学部 。中学部一般編が1957年に文部事務次官通達 において定め られたのが最初 である(その後

,1964年

に盲学校及 び聾学校学習指導要領小学部編が, 1965年に同中学部編が文部省告示 により制定 され

,今

日まで何度かの改訂 を経ている)。 高等部 につ いては

,1961年

に高等部学習指導要領一般編が文部事務次官通達 により定 め られた後

,1966年

に盲 学校及び聾学校学習指導要領高等部編 として文部省告示 により制定 されている。 養護学校 に関 しては

,1963年

に養護学校小学部 。中学部学習指導要領精神薄弱教育編並びに養護 学校小学部学習指導要領肢体不 自由教育編及び病弱教育編が

,1964年

に養護学校中学部学習指導要 領肢体不 自由教育編及 び病弱教育編が定 め られたのが最初である (1971年には

,文

部省告示 により 改訂・制定)。 高等部 については

,盲

・聾学校 と併せて特殊教育諸学校高等部学習指導要領 として1972 年に文部省告示 によ り制定 されている。 この高等部学習指導要領 においては

,小

・ 中学部 と同様 に 「養護 。訓練」の領域が設 けられ

,ま

た重複障害児の教育課程編成上 の特例 も定 め られた。 その後

,盲

学校

,聾

学校及び養護学校高等部学習指導要領 として1979年及び1989年の2回に渡 り 改訂 されている。最新 の1989年改訂 の高等部学習指導要領 は

,今

まで以上 に高等部での職業教育の 重視 を打ち出 してお り

,1994年

度か ら学年進行で施行 される予定 である。 なお

,高

等部 における訪問教育 については

,学

校教育法施行規則 には規定があるものの

,学

習指 導要領での整備が遅れている (小・ 中学部 の訪問教育 に関 して は

,既

に1979年の改訂 の際 に学習指

(5)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第35巻 第

2号

(1993) 導要領 に も明記 されてい る)。

H.高

等部の設置状況

1,全

国的状況 (表 1) 盲・ 聾 。養護学校 の学校数

,高

等部設置校数及び設置校率の推移 を

,表

1に示 した。使用 した統 計 は

,文

部省『学校基本調査報告書』(1951年度版∼1992年度版

)及

び文部省初等中等教育局特殊教 育課 『特殊教育資料』(1963年度版∼1992年度版

)で

ある。 学校数 は,『学校基本調査報告書』(各年度版

)に

記載 されている。文部省著作 の『特殊教育百年 史』(東洋館出版

,1978年

)に

,教

育統計 として「盲・聾・養護学校数 の推移」が掲載 されている が,『学校基本調査報告書』と相違 している年度がある。文部省 の公式 な数字 は『学校基本調査報告 書』であることか らぅ『学校基本調査報告書』の学校数 を採用 した。なお

,1950年

度以前 に関 しては, 『文部省年報』の統計 をも踏 まえた文部省大 臣官房調査統計課監修 。全国教育調査研究協会編集『戦 後30年 学校教育統計総覧』(ぎょうせい

,1980年

)の

「表

1

学校種別学校数」で補 つた。 また, 養護学校 の障害種別 の内訳 に関 しては,『特殊教育資料』 の「盲・聾・養護学校数の推移一国 。公・ 私立計一」 によった (明らかに誤植 と思われ る数字 に関 して特殊教育課企画調査係 に照会・ 確認 の 上で修正 し

,採

用 した)。 高等部設置校数 は

,1951年

,1959年

度及 び1967年度以降 は『学校基本調査報告書』(各年度版) に掲載 されている。 しか し

,養

護学校 の障害種別の内訳 に関 しては『学校基本調査報告書』 には掲 載 されてお らず,『特殊教育資料』で補足 した(1964∼ 1970年度版及び1977年度版以降の『特殊教育 資料』には

,養

護学校 の障害種別 の内訳 を含 めて掲載 されている)。 ただし

,1978年

度版以前の各年 度版 『特殊教育資料』の養護学校数 (合計

)は ,先

に採用 した『学校基本調査報告書』 の養護学校 数 と相違 している。そ こで

,盲

・ 聾・ 養護学校 (合計

)の

1964∼ 1966年度

,養

護学校 の障害種別 の 内訳の1964∼ 1978年度 については

,参

考資料 として掲載す るにとどめた。 設置校率 は

,盲

・聾・養護学校 (合計

)に

ついて は,『学校基本調査報告書』で高等部設置校数が 確認で きた1951年度

,1959年

度及び1967年度以降を算出 した。養護学校 の障害種別 の内訳 について は

,先

に採用 した学校数 と相違がな く

,か

つ『特殊教育資料』で高等部設置校数が確認で きた1979 年度以降 を算出 した。 [盲学校] 盲学校 は

,戦

前 に既 に設置が進 んでお り

,戦

後 は学校教育法施行前の1946年度 を除いて一貫 して 70校台であ り

,早

くか ら高原状態 を示 している。 高等部 も整備が進んでお り

,1951年

度 には76校中の既 に59校 (設置校率

77.6%)に

設置 されてお り

,1959年

度 には76校中の64校

(84.2%)と

設置校率が

80%を

越 えていた。1967年度以降 は

,一

貫 して60校台の高等部設置であ り

,設

置校率 も

80%台

を維持 している。ただ し

,学

校数及 び設置校数 は1974∼ 76年度 に77校及び64校 に達 した後 は漸減 している。1992年度 において

,学

校数 は70校

,設

置校数 は60校

,設

置校率 は

85.7%で

ある。 [聾学校] 盲学校 とともに学校教育法施行 の翌1948年度 よ り小学部

1年

生か ら学年進行で義務化が進 め られ た聾学校 は

,学

校数が1948年度 の64校 か ら次第 に増加 し

,義

務化が完了 した1956年度 には99校 とほ ぼ1.5倍となっている。翌1957年度 に100校台に達 して以降 は

,ほ

ぼ高原状態 を示 している。

(6)

渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備 養 護 学 校 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1971 1972 1973 1974 1975 ・7 2〇 一20 22   24 28 27 27 28   30 30 3 . 32 35   33 37 20.8 23 2 26 1 29 5 28 4 28 7 29 5 31.6 31.3 32.3 33.0 35.4 34 0 38 1 計)に関 しては 告書 』 よ り 告書』 に は, 1951年度,1959年度及び1967年度以降に掲載 されている。 2)養護学校の障害種別の内訳及び合計の1964∼ 66年度の高等部設置校数は『特殊教育資料』より補足して作成。ただし,1978 年度以前は,当該年度版 と『特殊教育資料 (平成4年度)置 に掲載されている「盲・彗・養護学校数の推移」の学校数 とが 相違する(障害種別の重なる学校を重複カウントしていた為 と推測される)ことから,学校数には平成4年度版の数字を 記載 し,設置校数は各年度版の数字を掲げた(従って,設置率は算出していない)。 1963年度及び1971∼76年度 は『特殊教 育資料』 にもデータがない。1962年度以前 は『特殊教育資料』その ものが不明。 国公私立の総計で,分校 を含めた数である。 1953年度の(1)は北海道の私立養護学校 に,1957年度の*は都立青鳥養護学校 に高等部が認可 されたことを示す。

(7)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 35巻 第

2号

(1993) 417

高等部 も学校増設 とともに進 め られた と推測 され

,1951年

度 には84校中の既 に60校

(71.4%)に

設置 されてお り

,1959年

度 には高等部設置校 は11校増 えて71校となっている (ただし

,設

置校率 は 低下 して69.6%)。 1967∼69年度 は高等部設置校 は80校台であった ものの,1970年度以降 は70校台で 推移 してお り

,設

置校率 も

70%前

後 となっている。1992年度 において

,学

校数 は107校

,設

置校数 は 72校

,設

置校率 は

67.3%で

ある。 [養護学校] 学校教育法 に定 める養護学校 として初 めて認可 されたの は

,既

に述べたように1949年であった。 学校 その ものの整備 の進展が戦後 になってか らであった点が

,盲

・ 聾学校 と大 きく異 なるところで ある。「公立養護学校整備特別措置法」が公布 された1956年 には

,未

だわずかに10校とい う状況であ った。その後の増設数 を示す と

,1956∼

57年度

:9校

,1957∼

58年度

:7校

,1958∼59年度 :12校, 1959∼ 60年度

:8校

,1960∼

61年度 :18校

,1961∼

62年度 :22校

,1962∼

63年度 :21校

,1963∼

64 年度 :19校

,1964∼

65年度:25校

,1965∼

66年度:17校

,1966∼

67年度 :24校

,1967∼

68年度:14 校,1968∼69年度 :18校,1969∼ 70年度 :10校 ,1970∼ 71年度 :21校,1971∼72年度 :21校 ,1972∼73 年度 :40校

,1973∼

74年度:52校

,1974∼

75年度:25校

,1975∼

76年度 :26校

,1976∼

77年度 :33 校,1977∼ 78年度:50校,1978∼79年度 :152校 ,1979∼80年度:23校,1980∼ 81年度 :18校,1981∼ 82 年度

:5校

,1982∼

83年度 :13校

,1983∼

84年度

:7校

,1984∼

85年度 :13校

,1985∼

86年度

:8

校,1986∼87年度

:6校

,1987∼ 88年度

:7校

,1988∼ 89年度

:6校

,1989∼90年度

:9校

,1990∼91 年度 :14校,1991∼92年度

:3校

である。養護学校教育 の義務化直前の1978∼ 79年度が一挙 に152校 の増設 と最 も多 く

,次

いで1973∼ 74年度の52校

,1977∼

78年度 の50校

,1972∼

73年度 の40校の順 に 多かった。 高等部 に関 しては

,学

校 その ものの設置が遅れた こともあって

,盲

・ 聾学校 よりも整備が さらに 遅れてい る。養護学校 の高等部 として最初 に学校基本調査 に現れ るのは

,既

に述べたように1953年 度か らである。1959年度 には

,養

護学校38校中の

2校

(5.3%)に高等部が設置 されていた。その後, 養護学校高等部 の建物 の新増設 について国庫補助が開始 された1965年度以降

,次

第 に整備が進 め ら れた もの と推測 され る。 『学校基本調査報告書』で確認で きる1967年度以降についてみると

,そ

の増設数(高等部増設数

/

学校増設数―再掲

)は

,1967∼

68年度

:11/14校 ,1968∼

69年度

:11/18校,1969∼

70年度

:12/

10校

,1970∼

71年度

:14/21校,1971∼

72年度

:19/21校 ,1972∼

73年度

:12/40校 ,1973∼

74年 度

:32/52校 ,1974∼

75年度

:18/25校,1975∼

76年 度

:22/26校 ,1976∼

77年 度

:18/33校

, 1977∼ 78年度

:21/50校

,1978∼79年度

31/152校

,1979∼80年度

:55/23校

,1980∼81年度

:27/

18校

,1981∼

82年度

:14/5校

,1982∼

83年度

:13/13校,1983∼

84年度

:14/7校

,1984∼

85年 度

:16/13校 ,1985∼

86年度

:18/8校

,1986∼

87年 度

:14/6校

,1987∼

88年 度

:11/7校

, 1988∼ 89年度

:17/6校

,1989∼ 90年度

:16/9校

,1990∼91年度

:18/14校

,1991∼92年度

:16/

3校

である。養護学校教育の義務化の翌年度の1979∼80年度が55校の増設 と最 も多 く,次いで1973∼ 74 年度 の32校

,1978∼

79年度 の31校

,1980∼

81年度 の27校

,1975∼

76年度 の22校 の順 に多かった。養 護学校 の義務化以前 は高等部増設数 よりも養護学校増設数 の方が多かつたが

,義

務化以降 は逆 に, 養護学校増設数 よ りも高等部増設数の方が多い状況 を呈 している。引 き続 き現在 も

,養

護学校 の高 等部 は増設傾 向にある。 高等部 の設置校率 は

,1967年

度 の

21.9%(192校

中42校

)か

ら次第 に上昇 して

,1977年

度 に

46.7%

(452校中211校

)に

一旦達 した後

,翌

々年の1979年度 には40。

2%(654校

中263校)まで落 ちてか ら,

(8)

2-1.都

道府 県別 の養護学校高等部 の設置状況 (1977∼92年 度) / / / 一 / / / 62 75 235 一 ︲30 85 20 / / / 70 08 69 / / / 6 7 47 ‡7/t 2/ ‡4/中 7/‡ 2/ 4/キ 4/・14 ・3/,11 7/ 30 ‡5/14 4/13 4/‡15 3/-10 2/ 3/ 1 ‡8/5/5/ ・7/ 4/ ▼5/ 6/ ‡8/牢 キ7/ 4/‡ 4/ 3/ ・ 9/ 13 5/学10 ・ 4/ 17 ■20/・21 ・22/Ⅲ26 28/ 44 ・22/431 4/20 5/10 ・8/13

-3/

5/ *7/‡ 3/ H ‡16/ 5/ ネ5/ ・H/▼ 11/142 7/15 4/16 4/i17 4/10 3/ 8 4/17 ‡11/工16 5/・13 5/,18 11/ 7/ ■5/ n/ 42 7/ 15 5/ 4/-1 4/ ] 11/ 7/ 5/‡ 6/‡ 4/ *25/‡28 ・27/Ⅲ28 34/ 24/ 6/ 9/ 4/ 5/ ・■/・ H/ 4 ‡8/6/― ,9/‡ 4/ 4/ 5/ 14/ 5/ 6/ ・27/ネ ・28/拿 34/拿 24/ 6/ 6/ 10/ 19/ ■12/‡43

'9/15

7/]

10/〕 4/ 9/ ・5/ 5/ 12/ t7/ 10/中 19/ i13/ネ44 9/15 7/16 ‡11/185/10 4/ 8

'6/19

14/ 18 5/13 6/ 18 60/70 72/107 512/786 345/498 130/191 37/97 ・14/-42 9/15 7/16 ・12/18 ‡6/・11 4/ 8 ・7/19 '15/18 5/13

'7/18

29/ 31 -29/ 30 ‡36/453 24/ 35 ・8/20 5/ ■ 9/13 5/10 5/ 6 13/ 14 8/12 413/18 ‡20/ネ20 9/15 8/10 養謡 撤 北海道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神奈)││ 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 / / / / / / / / / / / / / / / 33 ︲5 “ ︲6 ︲0 / / / / / 7/ 1 4/・1 2/― 4/ 4/ ‡4/ ,3/= 4/ 10/ネ 4/17 4/ 薦 襲 馬 削 ︻ 郡 酬 報 対 再 村 耳 ざ 副 哨 義 ○ 解 離 γ / ツ プ /   ツ ツ / 7 ツ 2/ ‡3/士 ‡5/ 3/‡ キ4/1 ・6/ 3/

t4/

4/ 2/芋 3/▼ 5/キ キ4/‡ 2/1 4/・10 6/・13 ・ 4/‡10 9/・14 5/ 4/ 20/ 21 4/117 ■10/14 5/・12 専5/17 工4/“ 4/ 412/ 5/ 13 5/18 ・23/‡26 25/ 26 .33/・47 24/‡35 6/20 5/ 11 9/13 =4/ 10 5/ 6 9/11 ‡6/.12 9/,16 18/ 5/ 7/ 5/ 1 5/ 20/・24 24/ 29/ 5/ 7/ 3/ 2/ ‡4/ 2/ 7 2/ / / / / / げ プ / リ ツ 2/ 1 ‡3/キ ,10/〕 `14/キ22 ■25/・42 t15/4 4/‡19 ・24/ 28/― ‡23/, 4/ 20/・ 23 24/ 26 ホ29/↓45 23/ 33

45/20

a22/4 ・25/ 率31/‡ 24/ ‡6/ 9/ ‡18/‡ 5/ 7/ 事24/‡ 25/ ‡34/ネ 24/ 6/ 429/,31 ‡30/・ 35/・51 24/ ・ 7/ 3/ 6 5/ 8 3/ 5 3/ 5 5/‡11 8/13 ・24/‡34 9/ 5/ H 8/ 3/ 5/ 8/・

4/H

・5/11 5/ ■ 5/ 11 5/ 1

5/H

9/ 4/ 5/ 9/11 6/ / ツ ツ 豚 ツ 17/ 17 / / / / /

5/H

3/ 9/ 1 5/ 5/ ‡13/・1 *8/ ・12/ 19/ '9/・ ,8/‡ 4/■ ・6/・ 8 5/ 6

*8/ 9

・ 4/ 11 t7/ 15 16/‡17 5/ 9 ・7/ 9 オ17/ユ 5/ 7/ 4/ / / / / / 阜 岡 知 重 賀 岐 静 愛 三 滋 1/‡ 3/‡ *13/キ] ・

6/1

‡9/ / / / / / / / / / / 2/“ 9 ■7/・11 与8/ 11 43/ネ 7/ 7/

(9)

/ / / / / / / / / /   / / / / / ■ 22 ︲9 6 4   2 3 5 9 4

都 阪 庫 良 山   取 根 山 島 回 京 大 兵 奈 撤   鳥 島 岡 広 山 7 8 ︲0 ︲3 ■   8 8 ︲4 ■ 30   5 ︲5 ︲5 ︲4 ︲0   ︲4 ︲5 ゾ リ ッ リ /   7 7 7 ツ ク   7 甲 7 7 ツ   ツ 呼 / / / / / レ ジ ツ / げ   7 7 7 7 ツ / 7 ツ プ ツ   7 7 7 7 プ 7/ 7/ 15/

n/

4/ ‡9/中 '17/, ・12/専 t5/牢 4/ 1/ 1/ 5/ ‡6/3 2/ 4/ 3/ 3/, ,8/ 8/4 9/キ 419/・ ,13/t 5/ 4/宇

42/

1/“ 5/ 5/ネ i15/▼ *6/‡ 4/ 2/ 1/ 5/ ‡8/ =4/ 4/ 5 1/ 7 1/ 5 5/ 6 5/ 7 2/ 4 3/ 3/ 7/ 8/21 9/キ14 ・20/・29 ・10/‡ 専21/ 117/ 6/

'5/14

6/― 27/ 18/ 11 1/ 1 10/ 15 21/ 17/ 6/ 4/ 4/ 5/ 3/14 8/11 ‡13/・29 13/ 18 24/ 32 .25/33 7/ 9 ネ7/・ 9 5/ ‡6/ 8/4 12/

8/H

7/ 6/ 3/ 13/18 24/‡33 ‡26/33 7/ 9

48/ 9

24/ 124/ 7/ ‡6/・ 5/ 5/ 8/ 12/ 7 7 ツ 7 プ / / / / / 4/ 6 グ ツ / / 7   7 M ツ ツ ツ   ク プ ツ 7 ツ 11/17 423/・31 =20/32 6/ 8 4/ 2/ 奉4/ 与6/‡ 9/ 1 4/ 5/ ・6/‡ 3/ 14 9/11 17/― 4/ 4/ 14/ 4/― 3/ ▼6/14 7/12 ‡22/ 6/ =5/*7 ‡3/・ 8 4/ 8 6/ 9 ▼

H/12

・ 5/-11 ■23/7/‡ 5/ 3/ 4/ 48/ 11/ 4/ 8/ ・12/争 ・ 5/ 7 ‡5/ 8 ・13/・ 13/ 23/ 31 ‡24/31 5/11

'6/11

7 7 7 7 ツ 3/-7 ‡8/11 8/ 11 13/ 1 8/ 12/ ・3/Ⅲ12 刑 聟 澪 報 鉾 研 報 襲 郵 灘 韓 眸   鰈 珊 摯 報   韻 ∞ り 畔   鴻 い一 巾   ︵‘ 認 ︶ 7 プ ツ 7 ν 4/ 5 4/46 ツ プ 7 7 7   7 ツ 島 川 媛 知 岡   賀 崎 本 分 崎 徳 香 愛 高 福   佐 長 熊 大 宮 3/“ 3/‡1 -7/拿11 4/ キ4/ 7 3/14 序

8/H

‡3/149/11 =15/ 5/ 7 3/14 9/11 917/29 6/ 8 3/ 14 9/11 ・19/,29 4/ 5 4/15 4/16 4/-14 3/10 ‡6/. 6/ 3/14 -8/ 11 19/ 4/ 4/ 4/― 4/ 14 3/10 6/14 ‡8/t14

H/ 7

8/ 9 1/ 3 3/14

1118/11

7=7/‡ 8 6/ ‡7/ 4/ 5/ 5/ ・5/ / / / / / 2/・ 3/中1 2/・ 4/ 3/. 2/争 3/ ,9/t i l1/― 43/争 3/率 2/↓ 4/t 3/・ 4/ 5 44/-15 ・3/16 4/16 3/10 5/ 】 中

7/1

14/ 11/

/

=21/ 21/ 8/ 11 4/ ‡5/t7/ 4/14 3/ 7/ 14 410/1 18/ 14 18/ ■

/

5/14 7/12 13/ 13 11/ 8

/1

6/14 6/14 23/ 17/ / / / / / / 18/ 14/

19/

17/ 9/ 1 16/ 15/

/

/1 /1 12/ 7/ 注1)「特殊教育資料』各年度版より作成(なお,1977・周年度は養護学校の合計数が「学校基本調査報告書Jと相違している)。 2)高等部設置校数/養護学校合計数で表示した(単位:校)。 3)前 年度に比して増加している場合に「*」 印,減少している場合に「―」印を付した。 4)「増加校数」は,高等部増加校数/養護学校増加佼数で表示した(単:校)e 5)「 *印の県」は,高等部増加都道府県数/養護学校増力IIS道府県数で表示した(単位:都道府県)。 6)「―印9県」は,高等部減少都道府県数/養護学校減少都道府県数で表示した(単位:都道府県)。 7)‖罫線は,「特殊教育資料Jと r学校基本調査報告書Jとでデータが接続しないことを示している。

(10)

渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備 再度上昇 して1992年度 には

65.1%(786校

中512校

)と

なっている。盲・ 聾・ 養護学校 の中で養護学 校 の高等部設置校率が最 も低 く

,1992年

度で盲学校 とは

20%も

の開 きがある。 [養護学校の障害種別] 養護学校 を障害種別でみると

,学

校数 は精神薄弱校が最 も多 く

,次

いで肢体不 自由校

,病

弱校 と なっている。 精神薄弱校 は

,養

護学校教育 の義務化の1979年度 に282校か ら400校へ と118校もが急増 され,引き 続 き増設傾向にあ り

,間

もな く500校台 に達す るもの と予測 され る。高等部設置校数 は,1979∼92年 度 において

,152校

か ら345校へ と

2倍

強 に増 えている(高等部増設校数193校

/学

校増設校数98校)。 設置校率 は1979年度 の

38.0%(400校

中152校

)か

,肢

体不 自由校 を追い越 して1992年度 には69,3

%(498校

中345校

)と

なっている。 肢体不 自由校 は

,養

護学校教育 の義務化 の1979年度 に139校か ら158校へ と19校増設 されたのを最 高に

,毎

年数校ずつ整備が進 め られている。 しか し

,1991年

度 の193校 か ら1992年度 には191校へ と 初 めて減少 に転 じている。高等部設置校数 は

,1979∼

92年度 において

,91校

か ら130校へ と39校

(/

学校増設校数33校

)増

えている。設置校率 は1979年度の

57.6%(158校

中91校

)か

,1992年

度 には

68.1%(191校

中130校

)と

なっている。 病弱校 は

,養

護学校教育 の義務化の1979年度 に81校か ら96校へ と15校増設 された後

,そ

れ以降 は 90校台で高原状態 を示 している。高等部設置校数 は

,1979∼

92年度 において

,20校

か ら37校へ と17 校

(/学

校増設校数

1校

)増えている。設置校率 は養護学校 の中で最 も低 く

,1979年

度 の

20.8%(96

校 中20校

)か

,1992年

度 には

38.1%(97校

中37校

)と

なっている。

2.都

道府県別の状況 (表

2-1,表 2-2,図

1,図

2-1,図 2-2)

(1)高

等部 の設置推移 都道府県別 の高等部 の設置状況 は,『学校基本調査報告書』 には掲載 されてお らず,『特殊教育資 料』か ら知 ることがで きる。表

2-1に

,都

道府県別の養護学校高等部 の設置状況の推移(1977∼ 92 年度

)を

示 した。『特殊教育資料』(1977∼ 1992年度版

)の

数字の内

,1977年

度及び1978年度 につい ては

,養

護学校 の合計数が表1に掲 げた学校数 と異なる。障害種別 の重 なる養護学校 をダブルカウ ン トしたために生 じた誤差 と推測 されるが

,1977年

度 に関 して は精神薄弱校244校 (表1の243校よ り

+1校

),肢

体不 自由校132校

,病

弱校78校(表1の77校よ り

+1校

),合

計454校(表

1で

は452校) と合計で

2校

多 く

,1978年

度 に関 しては精神薄弱校283校(表1の282校 よ り

+1校

),肢

体不 自由校 139校

,病

弱校82校 (表 1の81校 より

+1校

),合

計504校 (表

1で

は502校

)と

合計で

2校

多 くなっ ている。いずれの県が相違 しているのか確定で きないが

,養

護学校教育 の義務化以前 にで きるだけ 遡 る意味か ら

,こ

こで はそれぞれ

2校

の誤差のあることを前提 にデータ として採用 した。 [年度毎の高等部 の増設状況

](表

2-1)

養護学校数及び高等部設置校数の増加校数 (高等部増加校数

/養

護学校増カロ校数で表示

)及

び増 加都道府県数 (表

2-1の

*印

:高 等部増設都道府県数

/養

護学校増設都道府県数で表示

)を

みる と

,1977∼

78年度

:23/50校

(表

1で

21/50校

)・

17/28都

道府県

,1978∼

79年

:28/150校

(表

1で

31/152校

)・

17/43都

道府県

,1979∼

80年度

:55/23校

27/16都

府県,1980∼81年度

:27/

18校・

18/11道

府県

,1981∼

82年度

:14/5校

11/6県

,1982∼

83年度

:13/13校

11/8都

道 府県,1983∼84年度

:14/7校

10/6道

府県,1984∼85年度

:16/13校

15/12都

道府県,1985∼86 年度

:18/8校

14/9都

府県

,1986∼

87年度

:14/6校

12/8都

府県

,1987∼

88年度

:11/7

(11)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 35巻 第

2号

(1993) 421

校・

8/9県

,1988∼

89年度

:17/6校

12/7都

府県

,1989∼

90年度

:16/9校

15/7都

道県, 1990∼ 91年度

:18/14校

18/11都

道県

,1991∼

92年度

:16/3校

15/4都

道府県である。養護 学校義務化以降 は

,高

等部増設が養護学校増設 を上回つている。養護学校 を増設 して義務化 の準備 を行 うことに忙 しかった各地方公共団体が

,義

務化後 は高等部 の増設 に努 めていることが分か る。 [高等部 の設置状況の格差

](表

2-2,図

1) しか し

,都

道府県によって高等部 の増設速度及び設置校率 に格差が存在 している。表

2-1を

分 か りやす くす るために

,1977年

度 。1982年度・1987年度・1992年度 の

5年

間隔で推移 をみたのが表

2-2で

ある。 また

,表

2-2の

データの内

,都

道府県別 の養護学校高等部の設置校率 の推移 を視 覚的に分か りやすいように図示 したのが

,図

1で

ある。 1992年度の高等部設置校率をみると,最低 は愛媛県の

21.4%か

ら最高は愛知県の100.0%と いう格 差が存在する。1992年度高等部設置校率を基準に,①設置校率

100%以

下∼

80%以

上,②

80%未

満∼全 国平均値

(65.1%)以

,③

全国平均値未満∼

40%以

,④

40%未

満の

4グ

ループに分けた。①グ ループは高等部設置校率の高い順から愛知県

,千

葉県

,埼

玉県

,長

野県

,広

島県

,和

歌山県

,徳

島 県

,香

川県

,茨

城県

,山

梨県

,滋

賀県

,岡

山県

,佐

賀県の13県

(27.7%),②

グループは兵庫県

,奈

良県

,島

根県

,福

岡県

,大

阪府

,山

口県

,高

知県

,静

岡県

,京

都府

,鳥

取県

,石

川県

,神

奈川県, 東京都

,宮

城県

,岐

阜県

,沖

縄県の16都府県

(34.0%),③

グループは青森県

,二

重県

,鹿

児島県, 秋田県

,山

形県

,福

井県

,熊

本県

,富

山県

,岩

手県

,新

潟県の10県

(21.3%),④

グループは群馬県, 栃木県

,福

島県

,北

海道

,長

崎県

,宮

崎県

,大

分県

,愛

媛県の

8道

(17.0%)で

あった。 [高等部の設置校率の推移] 養護学校義務化以前の1977年度 (ただし

,養

護学校合計で

2校

の誤差があ り統計 としては接続 し ていないことに留意のこと

)に

どのグループに属 していたかを

,参

考 として遡ってみた。 ①グループの13県の中で

,15年

前 も高等部設置校率が

80%以

上 (①→①グループ

)で

あったのは 愛知県(15年間の高等部増設校数

/養

護学校増設校数は

10/9校

,以 下同様),和 歌山県

(4/4校

), 徳島県

(3/3校

),岡

山県

(3/4校

)の 4県

である。 この内

,毎

年度

80%以

上 を保 っていたのは 愛知県 1県 のみであ り

,他

3県

は一旦 は

80%未

満に低下 した後に回復 したものである。15年前に

80%未

満∼全国平均値

(46.7%)以

上 (②→①グループ

)で

あったのは

,千

葉県

(20/15校

),長

野 県

(9/7校

),広

島県

(7/6校

),香

川県

(4/2校

),茨

城県 (11/11校

),山

梨県

(2/1校

), 佐賀県

(2/2校

)の

7県

である。 この内

,千

葉県

,長

野県

,山

梨県の

3県

は義務化後 まもな く80

%台

に乗せている。15年前に全国平均値未満∼

40%以

上 (③→①グループ

)で

あったのは

,埼

玉県 (23/18校

),滋

賀県

(6/5校

)の 2県 である。 この内

,埼

玉県は義務化後 まもな く

80%台

に乗せ ている。15年前に

40%未

満であった県はなかった。 ②グループの16都府県の中で

,15年

前 は高等部設置校率が

80%以

上 (②→①グループ

)で

あった のは

,奈

良県

(3/4校

)の

みである。奈良県は①グループか ら②グループに転 じて

,70%台

であ る。15年前 も

80%未

満∼全国平均値

(46.7%)以

上 (②→②グループ

)で

あったのは

,大

阪府

(9/

8校 ),山

口県

(6/7校

),高

知県

(1/2校

),京

都府

(6/8校

),石

川県

(4/5校

),東

京都 (17/16校

)の

6都

府県である。 この内

,山

口県は一旦は

40%未

満に低下 した後

,高

等部の整備 を 進めて

70%台

に乗せてきている。他の

5都

府県は

,ほ

ぼ60∼

70%台

を維持 した形で推移 している。 15年前に全国平均値未満∼

40%以

上 (③→②グループ

)で

あったのは

,兵

庫県

(15/8校 ),神

奈川 県 (14/13校

),宮

城県

(8/9校

)の 3県

である。 この内

,兵

庫県は次第に高等部設置校率を上昇 させてきて

80%台

を目前にしている県

,神

奈川県は義務化後 まもな く

60%台

に乗せて今 日まで推移

(12)

422 渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備

韓鶏一静呻

-6: 41

-3/ 0ド 28

300// 3321 18.4 232/2rD4 T 万:6 48//″ 59! 6.0 22// 19「 189 8/291▼129

7/ 11 457

4// 81 6,3

8/ 91 223

4// 2: 32 3

3/ 31 100

5// 10, 14 6 ■

/

■1 26.2 :多 :│▼塁i3 23/ 18i 47.3 20// 15i 86.7 17/ 161 165 1:多 IB1 2,:: 4カ :│▼

:写 :カ

│▼

:::

9/ 71 358

1`多 1:│

:子 1'イ li1 2i:I

6/51400

9多 :1 1,:子 1:力 '│▼

:'

4/ 41 89

:力 :│:::I 'ぢ

│▼2ii3 6/ 7i 22.7 'イ 〕i 3子:: 0/ 91▼386

1/ 2▼ 51

14// 9i 35.2 2/ 21 13.3 :力 :│±31:l I力 を │▼4::I ,力 [│ :::'

韓燒

青岩

宮秋

道 森 手 城 田 形 島 城 木 馬   玉 葉 京 釧 潟 山 川 井 梨 野   阜 岡 知 重 賀 山 福 茨 栃 群 埼 千 東 神 新 富 石 福 山 長   岐 静 愛 三 滋 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 ,II 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 育鷺 冽ト 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 ・ 印 の県 80%以上 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9) 高 等部設 置校 数/養護 学校 合計 数 で表示 した (単位:校)。 校 数 が5年前 に比 して増 加 してい る場 合 に「*」 ,減少 して い る場 合 に「 ―」 印 を付 けた。 設 置率 が5年前 に比 して減 少 して い る場 合 に「 ▼」 印,増減 が ない場 合 に「 士」 印 を付 けた。 設 置 率 の右 に付 して あ るO内の数字 は全 国 の上 位順 位,国内 の数字 は下位 順 位 で あ り,それ ぞれ5位まで示 した。 設 置 率が80%以上 に網 か け (華),40%未満 にア ンダー ライ ン (―)を付 した。 「 1977→ 1992増 減 」 の欄 に は,15年間 の校 数及 び設置率 の増 滅 (1992年 度-1977年度)を示 した。 「*印の県」 は,高等部 増加 都 道府 県数/養護 学校増 加 都 道 府 県数 で表 示 した (単位:都道府 県)。 「80%以上」「40%未満 」 は設置校率 が80%以上 。40%未満 の都道 府 県数 を表 示 した (単位:都道府 県 (%))。

(13)

京都へ撃〔

F

Cr′

`ち ',ァ

仔″

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 35巻 第

2号

(1993) 423 愛 知 … 千 葉

唇言長野

和 歌 山 徳 島・香 サ‖ 茨 城・山 梨 ――― ― 滋 賀・岡 山・佐 賀

会黍賃

岡 山

・徳島

高 知 ” 葉 梨 媛 野 石 木.千.山.愛 城.長 栃 福 大 茨 宮 崎

R

冨曽

暮肩

北海道・埼 玉 福奈川 宮 城 兵 庫 大 分 岐 阜 秋 田・福 島 島 根 群 馬・熊 本 青 森・鳥 取 島 根 福 岡 奮 雷 :黎 暴 ・ 高 知 鳥 取

軍讐神

l 宮 城・岐 阜・MIl縄 全 国平 均値 青 森・ 三 重 鹿 児 島 秋 田 井 福 形   本 山 手 山   熊 富 岩 賀 岡 潟 岡   縄 滋 福 新 静   沖 形 重   手   崎 山 三     岩   長 新 潟 栃 木・ 群 馬 ド/O福 島

/

北海道・ 長 崎 鹿児島 ヴ/″ Ⅲ・ ユ ー … …0宮 崎 O―北海道・ 東 北 ◆ ―関 東 ▲ ― 中 部 △ ―近 義 ● ― 中 国・ 四 国 0-九 州・沖 1982 1987 図

1,都

道府県別の養護学校高等部の設置率の推移 (5年 毎)

(14)

渡部昭男 :養護学校における高等部の整備 している県

,宮

城県は一旦 は

40%未

満に低下 した後に近年

60%台

に乗せた県である。15年前に

40%

未満 (④→②グループ

)で

あったのは

,島

根県

(5/3校

),福

岡県

(14/9校 ),静

岡県 (10/10 校

),鳥

取県

(4/0校

),岐

阜県

(7/8校

),沖

縄県

(7/6校

)の

6県

である。 この内

,島

根県, 鳥取県

,岐

阜県の

3県

,1977年

度にわずか

1校

の高等部であつた状況から増設を進めて

,④

グル ープか ら②グループヘ と上昇 している。 ③グループの10県の中で

,15年

前 は高等部設置校率が

80%以

上 (①→③グループ

)で

あった県は ない。15年前に

80%未

満∼全国平均値 (46.7%)以 上(②→③グループ)であったのは

,福

井県

(2/

5校

),富

山県

(2/5校

)の

2県

である。 この

2県

,こ

の15年間で高等部設置校率 をわずかに低 下させるとともに

,全

国平均値が上昇 したために②グループか ら③ グループヘ と転落 している。15 年前 も全国平均値未満∼

40%以

上(③→③グループ)であったのは

,二

重県

(7/10校

),山 形県

(3/

3校)の 2県

である。15年前に

40%未

満 (④→③グループ

)で

あったのは

,青

森県

(7/1校

),鹿

児島県

(6/7校

),秋

田県

(4/2校

),熊

本県

(5/3校

),岩

手県

(4/8校

),新

潟県

(5/

12校

)の

6県

である。 ④グループの

8道

県の中で

,15年

前 は高等部設置校率が

80%以

上 (①→④グループ

)で

あったと ころはない。15年前に

80%未

満∼全国平均値

(46.7%)以

上 (②→④グループ

)で

あったのは

,栃

木県

(2/8校

),宮

崎県

(0/6校

),愛

媛県

(0/9校

)の

3県

である。 この内

,宮

崎県

,愛

媛 県の

2県

,こ

の15年間に高等部 を

1校

も増設 しておらず

,義

務化後 まもな く②グループから④グ ループヘ と転落 している。15年前に全国平均値未満∼

40%以

上 (③→④グループ

)で

あったのは, 北海道

(8/29校

)で

ある。北海道では

,高

等部を小。中学部併設で各校に設置する方式ではな く, 数校の高等部単独校 を設置する方式で対処 してきた。その結果

,高

等部設置校率 は義務化以前より も低下 し

,③

グループか ら④グループヘ と転落 している。15年前 も

40%未

満 (④→④グループ

)で

あったのは

,群

馬県

(5/6校

),福

島県

(5/10校 ),長

崎県

(2/6校

),大

分県

(0/-1校

) の

4県

である。 この内

,群

馬県 と福島県の

2県

は高等部設置校率が漸増傾向にあるが

,長

崎県 と大 分県の

2県

はほとんど変化がない。 また

,大

分県はこの15年において養護学校数が減少 した唯―の 県である。 [病弱養護学校における高等部整備の遅れ] 都道府県間での格差 を残 しつつも整備が進められている養護学校高等部の中で

,病

弱養護学校に 関しては高等部が

1校

にもないというところが

,1992年

度現在で未だ15都県

(31.9%)も

残されて いる (表5)。 (病弱養護学校の高等部設置校数

/病

弱養護学校数

)で

示す と

,宮

城県

(0/2校

), 秋田県

(0/1校

),山

形県

(0/1校

),栃

木県

(0/2校

),群

馬県

(0/5校

),東

京都

(0/

5校

),神

奈川県

(0/3校

),富

山県

(0/1校

),福

井県

(0/2校

),山

梨県

(0/1校

),鳥

取 県

(0/2校

),山

口県

(0/1校

),愛

媛県

(0/1校

),佐

賀県

(0/1校

),熊

本県

(0/1校

) である。 1982年 10月に出された特殊教育研究調査協力者会議の報告「′

b身

障害児に係 る早期教育及び後期 中等教育の在 り方」は,「病弱養護学校高等部における対応」として「各都道府県の病弱養護学校の 1校 以上に高等部を設置する必要がある」 と明記していた。報告のあった1982年度時点で未設置で あったのはほぼ半数の23都県

(48.9%)で

あり

,こ

の10年間でわずかに

8県

(岩手県

,茨

城県

,長

野県

,二

重県

,和

歌山県

,島

根県

,香

川県

,沖

縄県

)が

未設置 を解消 したに過 ぎない。

(15)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第35巻 第

2号

(1993)

(2)高

等部 の設置状況 と進学率 次に

,高

等部 の設置状況 と進学率 との関連 をみた。1992年度の養護学校高等部 の設置校率 と養護 学校中学部卒業者 の進学率のクロスを図

2-1に

,養

護学校高等部 の設置校率 と中学校75条学級卒 業者の進学率 のクロスを図

2-2に

示 した。 [養護学校高等部 の設置校率 と養護学校 中学部卒業者 の進学率のクロス

](図

2-1)

1992年度の養護学校高等部 の設置校率 と養護学校 中学部卒業者の進学率 との相関 は高い。 進学率 に関 して

,Aラ

ンク

:100.0%以

下∼

80%以

,Bラ

ンク

:80%未

満∼全国平均値(75。

3%)

以上

,Cラ

ンク:全国平均値未満∼

40%以

,Dラ

ンク

:40%未

満の 4ラ ンクに分 けて

,先

に高等 部設置校率 を基準 に分類 した①∼④ までの

4グ

ループごとに

,進

学率のランクの特徴 を見 た。 ① グループの13県の中で

,Aラ

ンクであったのは和歌山県

(100.0%:ベ

ス ト

1位

),徳

島県(96.

3%:ベ

ス ト

4位

),広

島県

(95,9%:ベ

ス ト

5位

),千

葉県

(95.5%),埼

玉県

(92.1%),山

梨県(89.

5%),滋

賀県

(89.0%),香

川県

(87.0%),長

野県

(83.2%),佐

賀県

(81.4%)の

10県である。愛 知県 は

,高

等部設置校率が

100.0%で

あったに もかかわ らず

,Bラ

ンクの

78.8%で

ある(その要因 に ついては

,統

計数値 だけか らは判明せず

,別

途 の調査が必要であろう)。

Cラ

ンクは

,茨

城県 (69.

2%),岡

山県

(67.4%)の 2県

である。 この

2県

,高

等部設置校率が

80%以

上であるに もかかわ らず

,養

護学校 中学部卒業者の進学率が全国平均未満の

60%台

なのである (その要因 について は, 統計数値 だけか らは判明せず

,別

途 の調査が必要であろう)。

Dラ

ンクはない。 ② グループの16都府県の中で

,Aラ

ンクであったのは奈良県

(100.0%:ベ

ス ト

1位 ),京

都府(97.

0%:ベ

ス ト

3位

),石

川県

(94.6%),大

阪府

(94.0%),東

京都

(93.5%),神

奈川県 (90.1%), 高知県

(87.3%),岐

阜県

(83.9%)の 8都

府県である。 これ らの都府県 は

,高

等部 の設置 されてい ない養護学校があるにもかかわ らず

,養

護学校 中学部卒業後の

80%以

上の高い進学率 を達成 してい るところである(その要因については

,統

計数値 だけか らは判明せず

,別

途 の調査が必要であろう)。 Bラ ンクは

,兵

庫県

(79.8%),沖

縄県

(79.0%),鳥

取県

(77.8%)の 3県

である。

Cラ

ンクは, 宮城県

(75.0%),福

岡県

(71.7%),山

口県 (65。

7%),島

根県

(64,7%),静

岡県

(62.1%)の

5 県である。

Dラ

ンクはない。 ③ グループの10県の中で

,Aラ

ンクであったのは福井県

(85.2%),二

重県

(80.4%)の 2県

であ る。 また

,Bラ

ンクは青森県

(77.6%)の 1県

である。 これ ら3県は

,高

等部設置校率が全国平均 未満であるに もかかわ らず

,全

国平均 を越 える進学率 となっている (その要因について は

,統

計数 値だけか らは判明せず

,別

途の調査が必要であろう)。

Cラ

ンクは

,鹿

児島県

(72.7%),富

山県(70.

8%),秋

田県

(58,1%),熊

本県

(53.8%),岩

手県

(50.0%),新

潟県

(49.4%)の 6県

である。

D

ランクは

,山

形県

(36.8%:ワ

ース ト

2位

)の

1県

である。C・

Dラ

ンクの

7県

については

,進

学 率の低 さの一要因に高等部設置校率の低 さが推測 され よう。 ④ グループの

8道

県の中で

,A・

Bラ

ンクはない。

Cラ

ンクは

,愛

媛県

(63.4%),群

馬県 (60.

3%),栃

木県

(50.4%),大

分県

(41.8%),北

海道

(41.7%:ワ

ース ト

5位

)の

5道

県である。

D

ランクは

,宮

崎県

(39.7%:ワ

ース ト

4位

),福

島県

(37.4%:ワ

ース ト

3位

),長

崎県

(33.0%:

ワース ト

1位

)の

3県

である。④ グループの

8道

県の進学率 の低 さの一要因 に高等部設置校率 の低 さが推測 さ″tよう。 [養護学校高等部 の設置校率 と中学校75条学級卒業者 の進学率のクロス

](図

2-2)

1992年度の養護学校高等部の設置校率 と中学校75条学級卒業者の進学率 との相関 は低 い。 同 じく進学率 に関 して

,Aラ

ンク

:100.0%以

下∼

80%以

,Bラ

ンク

:80%未

満∼全国平均値(60.

(16)

426 渡部昭男 :養 護学校における高等部の整備 ●京都 潔 I大阪 ●神奈川 観 山 徳島 .広島.千葉

。高知 滋賀 I●山梨 野   一 張   一

螺一

●埼玉 ●香,II ●福井 ●り攀争

:覇

■彎鳥

●鹿児島 1富 .福 岡 ●愛媛 ●群馬 ●熊本 ・

査含●

肺道

一一― ― 一 誌 ――

: ●期 ° 1畳根・ 岡山 蜘 福鳥: ●山形 ●長崎 図

2-1.養

護学校高等部の設置率と養護学校中学部卒業者の進学率のクロス図 (1992年度) 注1)F学校基本調査報告書』および「特殊教育資料』より作成。小数点第1位を四捨五入した。

2)全

国平均値である設置率

65%,進

学率75%に一― を引いた。また,目安として40%・ 80%に ………を引いた。

3)相

関係数r■o.77 ●秋田

(17)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 “ 巻 第

2号

(1993) 427

●大分 ●北海道

。鹿児島 ●富山'福井 。福岡 '鳥 取 ●高知 ●兵庫 ● 唾 ●徳 島 ●香川 長野●●埼玉 9愛媛 。長崎 1増捐 ●山形 1粁 ●宮崎 ・ 蕪本 栃木● 1新潟 ●岡山 ●駿 ●滋賀 ●茨城 ●千葉 愛知 ●二重 ●秋田 根

●静岡 図

2-2,養

護学校高等部の設置率と中学校75条学級卒業者の進学率のクロス図 (1992年度) 注1)『学校基本調査報告書』および「特殊教育資料』より作成。小数点第1位を四捨五入した。

2)全

国平均値である設置率

G5%,進

学率60%を1-― を引いた。また,目 安として40%・80%に ………を引いた。

3)相

関係数r≒o.25

m ∽

(18)

渡部昭男 :養護学校 における高等部の整備 泣1)『学校基本調査報告書』 よ り作成。なお「重複障害学級」 は,標準法の改正 によ り1969年度 よ り法的根拠 を得て,学校基 本調査に項 目化 された。 2)国公私立の総計で,分校 を含めた数である。 3)「開級率」は「重複障害学級数■学級数 ×100」 で求めた。ただし,高等部 に関 しては専攻科 を除 き,本科及び別科の学級 数 を母数 とした。 4)「指数」 とは,「高等部 の重複障害学級数 ■3年前の中学部 の重複障害学級数」で求めたものである。 注1)『特殊教育資料』 より作成。 2)国公私立の総計で、分校 を含めた数である。

3)( )内

の「設置率」は「重複障害学級数 ■学級数 ×100」 で求めた。ただ し、障害種別の養護学校高等部 に関 しては、専 攻科 を含 めた学級 しか示 されていないために、本科及び別科に専攻科の学級数 を含めて母数 とした。なお、専攻科の学級 数 は、養護学校合計で1989∼ 91年度が各8学級、1992年度が7学級のみである。 表

3-1.盲

・ 聾・養護学校における重複障害学級の学級数及び開級率 年 度 校 学 せ目 校 学 聾 養 護 学 校 小学部 学級数(率) A中学部 学級数(率) B.高 等部 学級数(率) 指数 B/A 小学部 学級数(率) C中学部 学級数(率) D高等部 学級数(率)

小学部 学級数(率) E中学部 学級数(率) F高等部1指数 学級数(率)iF/E 98. 982 983 984 985   986 987 988 989 990 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 991 992 % つ ・4 級 36 44 学 59 11 1 65 12 1 78 14 3 87 15 6 106 18 7 110 20 0 114 20,7 122 22.2 152 27.2 144 25 7 144 26 4 140 26.1 132 25 8 125 25 4 118 25 2 105 23.8 110 25 8 104 24 9 108 26 1 112 27 7 118 29 4 123 31 0 級 37 44   47 56 63 65 67 学 % 101 12.0 127 153 170 18.3 19_5 74 22 4 76 23 0 86 26.5 94 29 2 102 31 7 103 31 8 110 32.5 102 31 0 105 32 6 104 32 6 103 33 0 92 31 0 92 32 4 89 32 7 92 33 8 97 34.6 97 35 3 52 11 31 531131 60 12 5+ 681411 611291 │ 681481 7415.71 76 16 21 861811 83 18 11 861931 91 20 9: % ・5 ワ 級 2 1 学 05 ・8 28 30   32 38 49 58 66 0 60 0 56 0 59 0.66 0 55 級 44 58 学 % 4.2 55 67 6 5 81 7.8 112 10.6 123 11 9 130 12 7 133 13.5 129 13 5 130 14 2 127 14 3 115 13 5 122 14 9 129 16 1 132 16.4 131 16 2 136 17 4 134 17 7 学級 39 51 53 9 1 58 10 3 65 11 6 72 12 8 77 13 8 81 14.8 88 16.7 91 16 4 96 17 5 98 17_8 92 18 7 86 17 8 89 19.3 89 20 5 87 20 4 83 20 1 82 20_3 79 20 2 86 21 0 89 20.5 99 23 0 103 25 1 % お お % 08 15 17 19 20 32 42 50 67 79 80 8_2 45 9 2 55 11 2 55 10.8 52 11.1 51 11 1 51 11 3 50 11 2 44 10,1 45 10 5 56 13.1 級 4 8 学 1026 10 20 0 30 0 34 0 49 0 57 0 56 0 57 0 59 0 57 0 56 051 0 54 0 68 0 73 0 80 学級 % 89 5 8 177 10.2 220 11 2 319 14 3 514 19.2 652 20 3 872 24 2 940 24 3 1,073 25 5 1,294 22 4 2,648 34 6 3,178 40.1 3,337 41 3 3,566 44 0 3,573 44.3 3,570 45 0 3,422 44 7 3,343 44_5 3,288 44 8 3,299 45.6 3,493 47.4 3,800 49.7 4,237 52 3 4,481 54.6 学級 46 82 % ■ ■ 110 8 8 148 10,7 209 13 3 278 15 2 405 20 0 459 21 2 567 23 8 705 26 5 1,090 28 9 1,868 40 0 2,143 42 9 2,393 46 0 2,240 44 1 2,355 45 1 2,451 45,1 2,538 45 8 2,574 45 8 2,468 44.9 2,467 45 7 2,511 46 4

縮争引

学級 %│ 2 091 6 221 │ 8 241 11 2 710 24 2446i029 26 4110.24 43 5.510.29 75 8 0:0 36 125 11.410.45 18214.51045 230 16 1:0 50 32319.31057 421 21 310 60 5412431050 618 25 2+0 33 721 26 510 34 8292781035 94729210_42 1,0643011045 1,1382921046 1,2042911047 1,302 29 710_51 比4923181060 1,640 33 9!0 66 表

3-2.養

護学校 (障害種別

)に

おける重複障害学級の学級数及び開級率 年 度 精 神 薄 弱 肢 体 不 自 由 病 弱 小学部 学級数(率) 中学部 学級数(率) 高等部 学級数(率) 小学部 学級数(率) 中学部 学級数(率) 高等部 学級数(率) 小学部 学級数(率) 中学部 学級数(率) 高等部 学級数(率) 1989 1990 1991 1992 % ・6 お お ・9 級 50 15 84 08 学 ,8 ,9 ,0 ,2 学 級 % 1,415 41 5 1,437 42 0 1,523 43 2 1,596 45 7 学級 % 675 23 6 695 23 0 790 24.3 860 25.6 学級 % 1,347 58 5 1,563 63 0 1,844 67 8 1,967 70 5 学級 % 798 59 5 827 61 2 955 64 9 1,049 68 7 級 57 ・5 ・6 96 学 4 5 6 6 % 41 8 44 4 49 7 54 9 学級 % 295 36 1 321 37 9 307 38 6 304 39 2 学 級 % 260 39 0 257 39 2 265 42 1 266 42 3 学級 % 72 38 9 92 41 3 86 41 3 84 39.4

(19)

鳥取大学教育学部研究報告 教育科学 第 35巻 第

2号

(1993) 429

3-3.重

複障害学級の在学者 注1)F学校基本調査報告書』及び F特 殊教育資料』 よ り作成。 2)国公私立の総計で,分校 を含めた数である。 3)上段―在学者数,下段

-1学

級当 り平均 の在学者数。(単位 :人) 表

3-4.盲

・ 聾・養護学校における重複障害学級の学部別開級率 (再掲) 注 1)『 学校基本調査報告書コ より作成。 2)国公私立の総計で,分校 を含めた数C・ある。 3)「開級率」 は「重複障害学級数 ■学級数 ×100」 で求めた。ただし,高等部 に関 しては専攻科 の学級数 を除いている。 4)養護学校の障害種別 の内訳 は,『特殊教育資料』 よ り作成。ただ し,障害種別の養護学校高等部 に関 しては,専攻科 を含 めた学級 しか示 されていないために,本科及び別科に専攻科の学級数 を含めて母数 とした。 数及び1学級当 りの 数 年   度 盲 学 校 聾 学 校 養 護 学 校 精 神 薄弱 肢体不 自由 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 12,091 35 8,39434 5,0714.2 4,908 3.5 2,934 43 4,90636 9 1,88441 3.0767 253 3.5 l 266 32 12,0183.2 7,845 31 5,36541 6,07132 4,51031 2,98〔4こ 9 2,658 2,042 40 279 24 228 24524 2.8 21121 11,9882.8 7,533 28 5,17535 5,88028 4,22728 2,67235 5,33929 2,71229 2,14735 347 23 25171 12,3482.8 7,706 27 5,34733 6,00527 4,20〔2.〔 2,777 32 5,60128 2,89528 74224 6112.3 年   度 盲 学 校 聾 学 校 養 護 学 校 精 神 薄 弱 肢 体 不 自由 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 小 学 部 中 学 部 高 等 部 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 98︲ 982 983 984 985   986 987 % ・9 ■ 11 1 12 1 14.3 15 6 18.7 20 0 20,7 22 2 27.2 25 7 26 4 26.1 25 8 紐 23 25 24 26 27   29 3 . % ■ 刊 12 7 15 3 17 0 18 3 19 5 22 4 23 0 26 5 29 2 31.7 31.8 32 5 31 0 32 6 3261 38 3︲ 32 32 33   34 35 % 汚 認   ゼ ・5 お Ю お   お お ■ 望 ヤ   3 3 5 1 9   8 7 2 1 1   3 9 ・   ・1 ・1 ︲2 ・4 ・2   ・4 b ・6 ︲8 ・8   ・9 20 % ヮ う 65 7.8 10 6 11 9 12 7 13 5 13.5 14 2 14 3 13 5 14 9 16.1 16 4 性 ?│ ︲7 ・7 ︲6 ・6 弼   ・9 20 % ・3 お 91 10 3 11 6 12 8 13.8 14 8 16 7 16 4 17 5 17 8 187 17.8 19 3 20 5 % 用 ・5 17 19 20 32 42 50 67 7.9 80 82 9.2 11 2 10 8 11 1 11 1 % ・8 ワ 11 2 14 3 19.2 20 3 24.2 24.3 25 5 22.4 34 6 40.1 % ・4 ユ 8.8 10 7 13 3 15 2 20 0 21 2 23.8 26 5 28.9 40 0 42 9 46 0 % 09 22 24 27 46 41 55 8.0 11.4 14 5 16 1 19 3 21 3 24 3 % │

% % 23 23   24 25 %

% % 4 44   49 54 % │ % 39 39   42 42 % 38 9 41 3 41 3 39,4

表 4.都 道府 県別 の養護学校高等部 における重複 障害学級 の学級数及 び開級率の推移 (1977〜 1992年度 ) 年   度 国公私立 合計 公立計 内   訳 北海道 青   森 岩   手 官 城 秋   田 埼   玉 千   葉 東   京 神奈川 新   潟 富   山 石   川 福   井 山   梨 長 野 岐 阜 静   岡 愛 知 三   重 滋   賀 1,640(33.9)125(12 5)―(―)2(29)3(43)3(30)1(10)―(―)2(20)―(―)1(10
表 5.都 道府 県別の養護学校中学部及び中学校75条 学級卒業者の進学率 と諸指標 (1992年 度 ) 国公 私立 人  (%) 5,673 (605) 330(67.2) 53(576) 56(44.8) 65(42.8) 20(45.5) 48(51.1) 35(238)□ 96(33.9)回 5897働 団 90(53 6) で50.5>的 鰯蠅 的 45(634) 27(79.4) 34(64.2) 57く 彗 0モ 0> 170(56 7) 110(45 3) 67(27 5 247(4

参照

関連したドキュメント

The inclusion of the cell shedding mechanism leads to modification of the boundary conditions employed in the model of Ward and King (199910) and it will be

W ang , Global bifurcation and exact multiplicity of positive solu- tions for a positone problem with cubic nonlinearity and their applications Trans.. H uang , Classification

It is suggested by our method that most of the quadratic algebras for all St¨ ackel equivalence classes of 3D second order quantum superintegrable systems on conformally flat

Answering a question of de la Harpe and Bridson in the Kourovka Notebook, we build the explicit embeddings of the additive group of rational numbers Q in a finitely generated group

Next, we prove bounds for the dimensions of p-adic MLV-spaces in Section 3, assuming results in Section 4, and make a conjecture about a special element in the motivic Galois group

Transirico, “Second order elliptic equations in weighted Sobolev spaces on unbounded domains,” Rendiconti della Accademia Nazionale delle Scienze detta dei XL.. Memorie di

Then it follows immediately from a suitable version of “Hensel’s Lemma” [cf., e.g., the argument of [4], Lemma 2.1] that S may be obtained, as the notation suggests, as the m A

In our previous paper [Ban1], we explicitly calculated the p-adic polylogarithm sheaf on the projective line minus three points, and calculated its specializa- tions to the d-th