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問題 01 学童野球においては 本塁と投手板の距離は 18.44m 塁間は 27.43mとする 02 二塁ベースは 二塁の地点にその中心がくるように設置する 03 皮製ならば どんなグラブ ミットを使用しても構わない 04 野手が 頭に当たったフライを地面に触れる前に手でしっかりつかんだ これは正規

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問 題 01 学童野球においては、本塁と投手板の距離は 18.44m、塁間は 27.43mとする。 02 二塁ベースは、二塁の地点にその中心がくるように設置する。 03 皮製ならば、どんなグラブ・ミットを使用しても構わない。 04 野手が、頭に当たったフライを地面に触れる前に手でしっかりつかんだ。 これは正規の捕球でアウトである。 05 野手が、自分の帽子を脱いでフライを捕球した。これは正規の捕球でアウトである。 06 野手が、グローブでしっかりボールをつかんだ後、投げる動作に入ったときにボール を落としてしまった。これは落球とみなされアウトではない。 07 野手が、フライを自分の頭に当てそのボールが審判員に当たり、そのボールを地面に 触れる前にしっかりグローブでつかんだ。これは正規の捕球でアウトである。 08 ベンチに入りそうなフライを捕りに行ったサードが、ショートに肩車してもらってグ ローブでしっかりつかんだ。これは正規の捕球でアウトである。 09 捕手がフライをかぶっていたマスクに当ててから地面に触れる前にグローブでつかん だ。これは正規の捕球でアウトである。 10 捕手が手に持っていたマスクでフライを捕球した。これは正規の捕球でアウトである。 11 三塁ベースに当たってファウルグラウンドに跳ね返った打球はフェアである。 12 打者が打った後フェア地域に転がったバットに打球が当たった場合は、ファウルとな る。 13 打球が誰にも触られず直接ピッチャープレートに当たってファウルグラウンドにはね そこで、止まった場合はファウルである。 14 無死一塁でファーストゴロを捕った一塁手、自ら一塁ベースを踏んでから二塁へ送球 した。二塁ベース上で一塁から走ってきた走者をアウトにするためには、ボールを持 った状態で走者よりも早く二塁ベースを踏めばよい。 15 バットにかすったボールが捕手のプロテクターにあたり、捕手はそのボールが地面に 触れる前にミットでつかんだ。これは「ファウルチップ」である。 16 内野手のことを「インフィールダー」、外野手のことは「アウトフィールダー」という。 17 ファウルボールは「インフィールドフライ」とはならない。 18 審判員が宣言しない限り「インフィールドフライ」にはならない。 19「インフィールドフライ」を宣言された場合、その後内野手が落球しても打者はアウ トである。 20「インフィールドフライ」を宣言された場合、走者は直ちに元の塁に帰塁しなければな らない。 21 投球を捕手が捕ろうとした時打者のスイングしたバットがミットにぶつかった。 この場合捕手の捕球動作を妨害したとして打者がアウトとなる。

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22 無死一・三塁でライトへヒット、ライトはバックホーム。一塁走者は二塁ベースを回 ったところで偶然ショートとぶつかり転倒、三塁をあきらめ二塁ベースへ戻った。 この場合ショートがわざとぶつかったわけではないので、そのままプレーは続行され る。 23 一塁走者は、フライが捕られた時はすぐに一塁ベースに戻らなくてはならない。 24 フライが上がった瞬間ベースにタッチしておいて、野手が捕球したのを確認してから スタートを切ることができる。 25 2ストライク後にバントを試みたがファウルとなった。その打者は2ストライクのま ま打撃を続行できる。 26 ショートが送球を捕球し、二塁から三塁へ向かう途中の走者に何も持たない手でタッ グ(タッチ)した。この場合はタッグされたランナーはアウトである。 27 ライトを守っていた選手が3回に他の選手と交代した。一旦交代した選手はその試合 には出場できない。 28 3回の守備。相手4番打者のときピッチャーがファーストに、5番打者のときファー ストを守っていたピッチャーがライトに、6番打者のときライトから再びピッチャー に、7番打者のときピッチャーからまたライトへ守備位置を変更した。このように、 ピッチャーは試合から退かない限り、どんな時でも守備位置を自由に変えることがで きる。 29 先発投手は、初回相手1番打者の打席が完了するまで交代することができない。 30 二死一塁でマウンドに上がったリリーフ投手が、打者に1球も投げずに一塁走者をけ ん制球でアウトにしてチェンジした。この場合は、一人目の打者の打席が完了してい ないため、このリリーフ投手は次の回の先頭打者の打席が完了するまで交代すること ができない。 31 試合途中で大雨になってしまった場合、両チームの監督・選手たちみんなで相談して 試合中止を決定してもよい。 32 ライトを守っているプレーヤーが一塁コーチャーになった。その場合、攻守交代のと きグラブを取りにベンチに戻ると時間がかかるため時間短縮の為にグラブをもって、 コーチャーズボックスへいき、コーチャーズボックス内にグラブをおいてコーチをし てもよい。 33 試合を見に来ていた観衆が、ファウルフライを捕ろうとした三塁手を邪魔して、その ため簡単に捕れるフライを落球してしまった。この場合は打者はアウトとなる。 34 ファウルフライを捕る為に、三塁手は最初からファウル地域で守ることができる。 35 ベースコーチはコーチボックスから出てはいけない。 36 相手チームのプレーヤーに対して、多少ならばヤジっても良い。 37 二死三塁で打者がライトに強いゴロを打った。三塁走者は本塁を踏んだが、打者走者 は一塁ベースでアウトとなった。(ライトゴロ)。この場合は得点は0である。

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38 二死三塁で打者がライトに強いゴロを打った。三塁走者は本塁を踏んで、打者走者は 二塁まで進んだ。ところが打者走者は一塁ベースを踏み忘れていて、これを守備側が アピールしてアウトとなった。この場合の得点は1である。 39 二死満塁で打者が本塁打を打った。ところが打者は一塁ベースを踏み忘れておりアピ ールされてアウトとなった。この場合の得点は3である。 40 一死一・二塁で打者が本塁打を打った。一塁走者と打者走者はしっかり各ベースを踏 んだが、二塁走者は三塁ベースを踏み忘れアピールされてアウトとなり二死となった。 この場合の得点は、二塁走者を除く一塁走者・打者走者が本塁を踏んだ分の2である。 41 二死二塁で打者が本塁打を打った。打者走者は各ベースをしっかり踏んだが二塁走者 は三塁ベースを踏み忘れアピールされてアウトとなりスリーアウトとなった。この場 合の得点は、二塁走者を除く打者走者が本塁を踏んだ分の1である。 42 塁を踏み損ねた走者またはフライを捕球した後自分のいた塁に戻らなかった(リタッ チしなかった)走者は、審判員がそれを発見した場合には、その走者はアウトになる。 43 一死一・三塁で打者がライトへフライを打った。ライトが捕球した後三塁走者は三塁 ベースにリタッチして本塁を踏んだがその後二塁へ向かって飛び出していた一塁走者 が一塁ベースに戻りきれずアウトとなった。この場合の得点は0である。 44 0-0で迎えた最終回裏、二死満塁で打者は四球を選んだ。三塁走者が本塁を踏んだ 瞬間、ゲームセットとなる。 45 試合を開始ときは球審は「プレイ」を宣言する。 46 球審が「プレイ」を宣言した状態をボールインプレイ(インプレイ・プレイ続行中と いう意味)という。 47 球審が「タイム」を宣言するか、ルールにより試合が一旦停止することをボールデッ ドという。 48 ボールデッドの間は、各プレーヤーはアウトになったり、進塁や帰塁、得点したりす ることはできない。 49 打者が打った瞬間、ボールが破けてしまった。この場合は直ちにボールデッドとなる。 50 ゴロを捕球し一塁に投げた三塁手の送球が、審判員にぶつかって悪送球となってしま った。この場合は直ちにボールデッドとなり審判員にぶつらなかったときどうなって いたかを協議し、その状態に戻す。 51 デッドボールのときはボールデッド(プレイの一時停止)となる。 52 捕手が盗塁を刺そうとして二塁へ投げようとしたが球審とぶつかり送球することがで きなかった。この場合プレイはそのまま続行される。 53 打者がバッターボックスからはみ出してヒットを打った。この場合はインプレー中で ある。 54 ファウルフライが捕球されなかった場合はボールデッドとなり、各走者は元の塁にリ タッチしなければならない。

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55 無死1・2塁、打者が打ったショートゴロに二塁から三塁へ向かう走者が当たってし まった、この場合はボールデッドとなり二塁走者はアウト、打者が走者になることで 進塁しなければならなくなった一塁走者は二塁へ進塁が許される。 56 投球がキャッチャーマスクに挟まり、盗塁を試みていた一塁走者を刺すための二塁送 球ができなかった。この場合はボールデッドとなり、盗塁した走者は一塁へ戻らなけ ればならない。 57 審判員が「タイム」を宣言すればボールデッドとなる。 58 打者が目にゴミが入った為、投手が投球モーションを始めてから、打者がタイムを要 求した。この場合は投球はノーカウントとなる。 59 打者がタイムを要求しないでバッターボックスをはずした。その時の投球はノーカウ ントとなる。 60 打者がバッターボックス内で打撃姿勢をとらなかった場合、投球の有無にかかわらず 球審はストライクを宣告できる。 61 打者はバッターボックスからはみ出さなければ、ラインを踏んで打撃してもかまわな い。 62 第3ストライクを宣告された打者は、いかなる場合も直ちにアウトとなる。 63 2ストライク後のバントをファウルした場合、アウトとなる。 64 2ストライク後、打者が空振りしたが、その投球が打者にぶつかった。この場合はデ ッドボールとなる。 65 打者が打った一塁方向へのフェアのゴロを、野手が捕球する前に一塁へ向かって走る 打者が蹴飛ばしてしまった。この場合はわざと出なければインプレー(プレー続行) となる。 66 打者が打った瞬間にバットが三塁方向へ飛んでいってしまった。このバットがゴロを 捕ろうとしていた三塁手を邪魔をして三塁手はボールを捕球することができなかった。 この場合打者はアウトを宣告される。 67 キャッチャーゴロを捕った捕手が一塁に送球したが、フェアゾーンを一塁に向かって 走る打者にぶつかってしまった。この場合、打者は一塁手の守備を妨害したとしてア ウトを宣告される。 68 投手がプレート踏んで捕手とサインの交換をしているとき、右打席に入っていた打者 が左打席に移った。投手はまだ投球動作に入っていない為、この打者の行為はまった く問題はない。 69 本当は2番打者のところ、打順を間違え3番打者が打席に入りヒットを打ち1点をと った。4番打者へ一球目を投げた後、守備側が打順の間違いをアピールした。この場 合、打順を間違えた3番打者はアウト。ヒットの記録と得点は無効となる。

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70 四球で一塁に進んだが、一塁ベースを通り越してしまい一塁に戻る前に投手からの送 球で一塁手にタッチされてしまった。この場合は、四球で一塁へ安全に進塁できる権 利があるためアウトにはならない。 71 ストライクゾーンへの投球が打者に当たった場合はデッドボールである。 72 打者がよけずに投球に当たった場合は、デッドボールではなく「ボール」となる。 73 ワンバウンドしたボールをよけたが打者に当たった。この場合はデッドボールである。 74 デッドボールとなった打者が一塁ベースについた後、隙を見つけて二塁ベースへ進ん だ。この場合はインプレー(プレー続行中)であるため、二塁進塁は認められる。 75 打者がスイングした時、捕手のミットにバットがぶつかったが、打った打球は2塁打 になった。この場合は捕手の妨害(インターフェア)で、打者が一塁へ進塁すること が優先される為、2塁打は無効となる。 76 2死1・2塁で三振したが捕手がその投球をエラーしてしまった。この場合は振り逃 げできる。 77 一塁走者が打者のヒットで二塁ベース→三塁ベースをまわりホームベースを踏んだが、 二塁ベースを踏み忘れたことに気づき直接ホームベースから二塁ベースへと戻った。 78 三塁走者が本塁へ盗塁をしようとした時、あわてた捕手が本塁ベースより前に飛び出 し投手からの投球を捕球しようとした。この場合は捕手の打撃妨害となり、走者はこ のプレイ前にいた塁からそれぞれ1個の進塁が認められるため、得点となる。 79 無死二・三塁のとき打者がセカンドゴロを打った。三塁走者は走らず二塁走者は三塁 に走ってしまった結果三塁ベース上に、三塁ベース上に、三塁走者と二塁からきた走 者の二人が同時に立ってしまった。この場合、前の走者(三塁走者)にベースにいる 権利があるため、二塁から来た走者はベースを踏んでいてもボールタッチされればア ウトになる。 80 一・二塁間に挟まれた走者が、野手のタッチをよける為に自分と進行方向にある塁を 結ぶラインから左右3 フィート(約90cm)以上はなれて走った場合はアウトとな る。 81 ショートゴロを打った打者が一塁到達後、セーフなのに勝手にアウトになったと思い 込みベンチのほうへ帰ってきてしまった。その後セーフであることに気づきあわてて タッチされる前に一塁ベースに戻った。この場合はまったく問題ない。 82 フェア飛球が捕球された後、元の塁に帰塁する前に、ボールを持った野手に身体をタ ッチ、または戻る塁にボールをタッチされた場合はアウトとなるが、ファウル飛球な らばボールデッドの為アウトになることはない。 83 無死一塁で打者がファーストゴロ。一塁手はまず一塁ベースを踏んでから二塁に送球 した。一塁走者は二塁でアウトになると思い走るのをやめて一塁ベースへ戻ってきて セーフとなった。この一塁走者の走塁は問題ない。

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84 ショートの前に転がった打球に二塁から三塁へ向かう走者がぶつかってしまった。こ の場合走者はアウトである。 85 後ろから走ってきた走者が、前にいた走者を追い越してしまった。この場合、後ろか ら走ってきた走者がアウトとなる。 86 三塁に走ってきた走者がオーバーランしてしまったが、三塁ベースコーチがその走者 を止めて三塁ベースに押し戻した。この場合、三塁コーチがコーチャーズボックス内 で行った事であれば問題はない。 87 ヒットを打った打者走者が一塁ベースを踏み忘れて二塁ベースへ到達した。この打者 走者が一塁ベースを踏み直す前に一塁手が送球を受け取り一塁ベースにタッチし、審 判に「走者が一塁を踏んでいないことをアピール」した場合二塁走者はアウトとなる。 88 走者の有無にかかわらず、ワインドアップでの投球をしようとして身体の前方で両手 を合わせたら打者にしか投球することができない。 89 セットポジションのとき、投手板の真横に軸足をはずして牽制球を投げても良い。 90 投手は投手板から離れている場合は内野手としてみなされ、そのとき走者のいる塁に 牽制のための送球が悪送球となりベンチに入ったときは、内野手の送球と同様に走者 に2個の進塁が与えられる。 91 塁に走者がいない場合、投手はボールを受けたあと、できるだけ早く打者に投球しな ければならないが時間の規定はない。 92 セットポジションのときは、投手板を踏んで投球動作を開始していても、走者を牽制 する為にその動作を止めてもかまわない。 93 投手板に触れている場合は、投手は一塁走者を牽制するために投げるマネをしてはい けない。 94 投手板に触れている投手は、三塁走者を牽制するとき、足を直接三塁の方向に踏み出 さなかった場合、ボークとなる。 95 隠し球を成功させようとして、ボールを持っていない投手が投手板に立って投球する まねをした。この場合はボークである。 96 塁上に走者がいる場合、投手板に触れているが投球動作に入っていない時だったら、 落球してもボークとはならない。 97 塁上に走者がいる場合、敬遠の四球の際、投手がキャッチャーボックス外の捕手に投 球したときはボークとなる。 98 走者がいない場合のセットポジションは、完全静止しないで投球しても良い。 99 審判員の裁定に対して、異議を唱えることは許されない 100 打数で安打数を割ったものを打率という。

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解答と解説 Ⅰ 試合の目的・競技場・用具 01 × 規則1.04【付記】【軟式注】によると学童部では塁間 23m、本塁と投手板間 16mと定めら れている。 02 ○ 規則 1.06「二塁バック(ベースのこと)は図表の二塁の地点にその中心がくるように設置 する」による。 03 × 規則1.14 によると、重量には制限はないが、大きさにはそれぞれ制限がある。また投手用 グラブには「縫い目・締め紐 網を含む全体が、白・灰色以外の1色である必要がある」と の規定(規則1.15(a))がある。 Ⅱ 用語の定義 04 ○ 05 × 06 × 07 × 08 ○ 09 ○ 10 × 04~10 までは規則 2.15 の「キャッチ(捕球)」についての定義による。 野手がインフライ ト(打球・送球・投球が地面かあるいは野手以外のものにまだ触れていない状態)のボー ルを 手またはグラブでしっかり受け止めかつそれを確実につかむことをキャッチ(捕球) といい、帽子・プロテクター等他の部分で受け止めた場合は正規の捕球とはならない。ま た捕球した直後にボールを落とした場合は捕球とはみなされないが、捕球を完了し明らか に次の動作(走る・送球等)でボールを落とした場合は捕球は認められる。 07 のケースだが「野手が飛球に触れ、そのボールが攻撃側チームのメンバーまたは審判員 に当たった後 いずれの野手がこれを捕らえても捕球とはならない」の記述による。 08 のケースだが【原注】に「野手がボールを地面に触れる前に捕らえれば、正規の捕球と なる。その間ジャッグルしたりあるいは他の野手に触れることがあっても差し支えない。」 と明記されている。 09・10 のケースだが【注】に「捕手が身につけているマスク・プロテクター等に触れてか ら跳ね返ったフライを地面に落とさずに 捕まえれば、正規の捕球となるただし手またはミ ット以外のもの、たとえばプロテクター・マスクを用いて捕らえたものは 正規の捕球とは ならない」との記述が正誤判断の根拠となる。

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11 ○ 12 × 13 ○ 11・12 は規則 2.25「フェアボール」、13 は同 2.32「ファウルボール」についての定義によ る。11 のケースは規則 2.25「フェアボール」の(C)「一塁、二塁または三塁に触れたも の。」の規定による。12 のケースは同項【注】の「打球が地面以外のもの、たとえば打者が 捨てたバット、捕手がはずしたマスクなどにフェア地域で 触れたときはインプレー(プレ ー続行中)である。」の規定により誤り。13 のケースは規則 2.32「ファウルボール」の【原 注】 の「野手に触れない打球が、投手板に当たり、リバウンドして本塁一塁間または本塁 三塁間のファウル地域に出てとまった場合には ファウルボールである」との規定による。 14 × 規則2.30「フォースプレイ」の定義による。「フォースプレイ」については規定では難しい 文章で書いてあるが、簡単言うと 塁が走者で埋まっていて、打者走者が打って一塁に走る と各塁にいた走者が押し出されるように自動的に次の塁へ進まなければならない 状態の ときに起こるプレイのこと。14 のケースの場合、打者が打った瞬間に一塁走者は打者走者 に押し出される格好で二塁へ 進まなければならないフォースの状態となる。この状態のと きは二塁ベース上では一塁走者が二塁ベースに触れるよりも前に守備側が ボールを持っ て二塁ベースに触れれば一塁走者に直接タッチしなくてもアウトとなる「フォースアウト」 をとることができる。このケースは一塁手が先に一塁ベースを踏んだことで打者走者がア ウトとなり、一塁走者は自分を押し出す打者走者がいなくなる状態となる。 つまりフォー スの状態ではなくなり(二塁へ走っても一塁に戻ってもいい状態となる)、この一塁走者を アウトにするためには 塁を離れている時に、ボールを持った手またはグラブで体に直接タ ッチする必要が出てくる。つまり二塁ベースでは一塁走者をフォースアウトにすることは できない。 15 × 規則2.34 でファウルチップは「打者の打ったボールが鋭くバットから直接捕手の手に飛ん で、正規に捕球されたもの」と定義されている。チップしたボールが捕手の手・ミット以 外の用具・体に触れた後に地面につく前にミットに収めても正規の捕球ではないので、フ ァウルチップではなくファウルボールとなる(逆に言えば、まずミットや手に当たってか ら 用具等に跳ね返ったものを、地面につく前にミットに収めればファウルチップである)。 もちろんファウルチップが地面に触れた場合も「ファウルボール」となる。ファウルチッ プは通常のストライクと同じである。 つまりインプレー(プレー続行中)であるため、そ の間に起こったプレイ(盗塁など)はそのまま続行される。

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16 ○ 規則2.39「インフィールダー(内野手)」、規則 2.55「アウトフィールダー(外野手)」の定 義による。 17 ○ 18 ○ 19 ○ 20 × 規則2.40「インフィールドフライ」の定義によると、「無死または一死で、走者が一・二塁、 満塁にある時、打者が打ったフライ(ライナー・バントは除く)で内野手が普通の守備を すれば捕球できるものをいう。」とある。この時塁上の走者はフライを捕球された時のため にそれぞれの塁に戻る(リタッチ)のだが、内野手がフライをわざと捕球しなかった場合、 フォースの状態が発生し次の塁への進まなければならなくなる。つまり守備側はスタート を切っていない走者を容易にフォースアウトにでき、ダブルプレー・トリプルプレーを成 立させやすくなる。この不公正さを防止する為、審判員は明らかにインフィールドフライ と なる場合には、直ちに「インフィールドフライ」であることを宣言し、塁上の走者にそ の旨を伝えなければならない。審判員の宣言があった場合は、内野手そのフライを捕球・ 落球にかかわらず打者はアウトとなり、フォースの状態は発生しない(インフィールドフ ライでも審判員の宣言がない場合は、この措置はとられず、通常のフライのプレーとなる)。 ただし、インフィールドフライが宣言されても、インプレー(プレー続行中)のため、走 者は危険を承知で塁から離れても進塁してもよいが フライが捕球された場合は、自分がい た塁に一旦戻らなくてはならない(リタッチの義務の発生)。これを行わなかった場合は普 通のフライと同じくアウトにされる恐れがあるので注意が必要である(フライが捕球され なかった場合はそのまま続行となる)。また審判員の宣言があった場合でも、フライがファ ウル地域に落ちた場合はインフィールドフライトにはならない。 21 × 規則2.44「インターフェアランス(妨害)」の定義によると、攻撃側の妨害・守備側の妨害・ 審判員の妨害・観衆の妨害という 4 つのケースが規定されているが、ここでは攻撃側の妨 害・守備側の妨害について解説する。攻撃側の妨害とは「攻撃側のプレーヤーがプレイし ようとする野手を妨害する行為」と定義されている。また守備側の妨害については 打者を 妨害する行為」と定義されている。21 のケースは「攻撃側の妨害」のように思えるが、「守 備側の妨害」の定義そのままの行為であり、守備側に非がある行為である。 22 × 規則2.51 オブストラクション(走塁妨害)の定義によると、「野手がボールを持たないとき か、あるいはボールを処理する行為を していないときに、走者の走塁を妨害する行為」と なっている。22 のケースの場合、ボールを扱うプレーに関与していているのは ライト・二 塁手・(一塁手)捕手・本塁カバーの投手であり、ショートは関与していない。

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この場合ショートの行為がわざとでないにしても、審判員が走者の進塁を妨害した(オブ ストラクション)とみなし「オブストラクション」を宣言した場合は、プレイは一旦中断 (ボールデッドという)、走者は三塁ベースへ進むことを許される。 23 ○ 24 ○ 23・24 は規則 2.65「リタッチ」の定義による。走者が戻らなければならない塁に帰ること をいう。同項【注】によるとフライが捕球されたときに塁から離れていた走者が元々いた 塁に戻る行為と、フライが飛んでいるときに塁にタッチしていて野手が捕球したことを確 認してから次の塁へスタートする行為の二つがあると定義されている。 25 × 規則2.72「ストライク」の(d)【注】の定義によると、2 ストライク後のバントのファウ ルは三振となる。 26 × 規則2.75「タッグ(触球)」の定義によると「野手が手またはグラブに確実にボールを持ち その体を塁に触れるか、手またはグラブでボールを確実に持ち、その手またはグラブで走 者に触れる行為」とある。つまりベースタッチについてはボールを持ってさえすれば体の どの部分がベースに触れてもタッチとなるが、走者へはボールを持っている手またはグラ ブでないとタッチとみなされない。 Ⅲ 試合の準備 27 ○ 規則3.03「一旦試合から退いたプレーヤーは、その試合には再び出場できない。」による。 28 × 規則3.03【原注】「同一イニングでは、投手が一度ある守備位置についたら、再び投手とな る以外、他の守備位置に移ることができないし投手に戻ってから投手以外の守備位置に移 ることもできない」と規定されている。 29 ○ 30 × 29・30 は「投手の義務について」の規定。29 については、規則 3.05(a)「先発した投手 はその試合の第一打者をアウトにするか、あるいは一塁に達するまで投球する義務がある」 とあるため正しい。30 は同項(b)「リリーフに出た投手はそのときの打者がアウトになる か 一塁に達するまで、あるいは攻守交代になるまで投球する義務がある」とある。つまり

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チェンジになればそのときの打者の打席が完了していなくても、次の回の最初から違う投 手に代わっても何ら問題はない。 31 × 規則 3.10(c)試合の一時停止・再開・打ち切りを決定する権限を持っているのは球審だ けである。 32 × 規則 3.14「攻撃側プレーヤーは自チームの攻撃中は、グラブ、その他の用具を競技場内か らダックアウトに持ち帰らなければならない。 フェア地域・ファウル地域を問わず競技場 内には何物も残しておいてはならない。」とある。 33 ○ 規則3.16 によると、「打球・送球に対して観衆の妨害が合ったときは、妨害と同時にボール デッド(プレイの中断)となり、審判員はもし妨害がなかったらどのような状態になった かを判断して処置を決める」とある。さらに同項【付記】では「観衆が フライを捕ろうと した野手を明らかに妨害した場合は、審判員は打者に対してアウトを宣告する」とある。 Ⅳ 試合の開始と終了 34 × 規則4.03 によると、「試合開始のとき、または試合中インプレー(プレイ続行中)になると きは、捕手以外のすべての野手は フェア地域にいなければならない。」とある一方、同項 (C)において「投手と捕手以外の各野手は、フェア地域ならば、 どこに位置しても差し 支えない」とある。 35 ○ 規則4.05 による。同項(b)の(2)に「(ベースコーチは)常にコーチスボックス内にと どまること」とある。 36 × 規則4.06 にプレーヤーの禁止事項が明記されている。重要なのでここですべて記載するの で絶対にやらないように。 ・言葉、サインを用いて観衆を騒ぎ立てるようにあおったり、あおろうとすること。 ・どんな方法であろうと、相手チームのプレーヤー、審判員または観衆に対して、悪口 を言ったり暴言を吐くこと。

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・インプレーのとき「タイム」と叫ぶか、他の言葉や動作で明らかに投手にボークを行 わせようと企てること。 ・どんな形であろうとも、審判員にわざと接触すること。(体に触れることはもちろん、 話しかけたりなれなれしい態度をとること) ・野手は、打者の目のつくところに位置して、スポーツ精神に反する意図で、わざと打 者を惑わしてはいけない。 37 ○ 38 × 39 × 40 ○ 41 × 42 × 43 × 44 × 規則4.09 の得点の記録についての規定による。スリーアウトでイニングが終了する前に正 規の走塁で本塁にを踏むごとに1点が記録されるが、第三アウト目が次のケースの場合は そのプレー中に走者が本塁を踏んでも得点にならない。 ① 打者走者が一塁に触れる前にアウトになったとき ② 走者がフォースアウトになったとき ③ 前を走る走者が塁を踏み損ねて アウトになったとき。 (① ②は全走者、③は後の走者) 37 は①のケースに該当する為得点は「0」。 38 は打者走者が一塁を踏み忘れているということで記録上は一塁に触れる前 のアウトと なるため①に該当、三塁走者の得点は記録されない。 39 も 38 と同じ解釈で①に該当、全走者の得点は記録されない。 40 は「前にいる走者が塁を踏みそこねてアウトとなった場合、正しい走塁をした後の走者 については、そのアウトが 1・2 死にあたる場合と、3 死にあたるときで違う」とある。 40 のケースは二塁走者のアウトが 2 死にあたるため、正しく走塁した一塁走者と打者走者 のホームインは認められるので得点「2」となる。 41 は二塁走者の三塁踏み忘れによるアウトが 3 死にあたるため③に該当し得点は「0」とな る。 42 はまず次のプレーが始まる前に「守備側がアピールしそれに伴う行動(ボールを 該当す る塁へタッチ)をし、それを審判が認めた場合に初めてその走者はアウトになる」ので、 審判が見つけただけではアウトにならない。 43 は三塁走者は正規の走塁(タッチアップ)にて本塁を踏んだ。その後に一塁走者がアウ トとなり、しかもそのアウトはフォースアウトではない為、第 3 アウトよりも早く本塁を 踏んだ三塁走者の得点は認められる。 44 は同項(b)の規定による。この場合三塁走者が本塁を踏むことと打者走者が一塁に触 れるまでは試合終了とはならない。

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Ⅴ ボールインプレイとボールデッド 45 ○ 規則5.01 の規定そのまま。 46 ○ 規則5.02 によると、球審が「プレイ」を宣言すればボールインプレイとなるとある 47 ○ 48 ○ 規則5.02 の規定による。 49 × 規則5.02【原注】によると、「ボールが破れた場合は、そのプレイが完了するまでインプレ ーの状態である」とある。 50 × 規則5.08 によると、「送球が偶然ベースコーチに触れたり、投球または送球が審判員に触れ ても、インプレイである。」とある。 ただし、ベースコーチがわざと送球の妨害になるこ とをした場合は、打者はアウトになる。 51 ○ 規則 5.09(a)投球が正規に位置している打者の身体または着衣に触れた場合はボールデ ッドとなり、一塁へ進塁することが許される。ちなみに四球の場合は一塁への安全進塁権 が与えられるが、インプレイ中のため危険を承知で二塁へ進塁を試みても良い。 52 × 規則 5.09(b)球審が捕手の送球動作を妨害した場合はボールデッドとなり、各走者は元 の塁に戻る。ただし捕手の送球が走者をアウトにした場合は、妨害がなかったものとする。 53 × 規則5.09(d)によると、この場合直ちにボールデッド。打者は反則打球でアウトとなり、 各走者は元の塁に戻る。 54 ○ 規則5.09(e)による。

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55 ○ 規則5.09(f)、内野手に触れていないフェアボールがフェア地域で走者に触れた場合ボー ルデッドとなり走者はアウトとなる。そして打者が走者になることで塁を明け渡さなけれ ばならない走者は次の塁へ進塁が許される。ただし内野手に一旦触れたフェアボールが走 者とぶつかった場合、内野手の股間・側方を通過した打球にそのすぐ後ろで走者がボール に触れ 他の内野手がこの打球の処理を行えないと審判員が判断した場合は、走者はアウト にならずインプレイの状態が継続される。 56 × 規則5.09(g)、投球が捕手のマスク、または用具に挟まった場合はボールデッドとなるが、 各走者は進塁する。 57 ○ 規則5.10 の規定そのまま。 Ⅵ 打者 58 × 規則 6.02(b)による。打者は投手が投球モーションを開始した場合は、バッターボック スから出たり、打撃姿勢をやめたりできない 59 × 規則6.02【原注】による。打者がタイムを要求しないでバッターボックスをはずした場合、 ストライクゾーンに投球されればストライクが宣告される。 60 ○ 規則 6.02(c)による。この場合はボールデッド(一旦停止)となり、走者は進塁するこ とができない。 61 ○ 規則 6.03【付記】による。バッターボックスのラインはバッターボックスの一部である。 ただし完全にはみ出して打撃した場合は、打球がフェア・ファウルにかかわらず反則行為 で打者はアウトとなる。(規則6.06(a)) 62 × 規則6.05(b)(c)によると、無死・一死で走者が一塁にいる時はアウトとなるが、無死・

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一死で走者が一塁にいないとき、あるいは走者がいても二死のときは捕手が正規の捕球を しない限り直ちにアウトにはならない。 63 ○ 規則 6.05(d)によると、2 ストライク後の投球をバントしてファウルボールになった場 合はアウトと規定されている。 64 × 規則 6.05(f)によると、2ストライク後、打者が空振りした投球が打者の身体にふれた 場合は三振となりアウトと規定されている。 65 × 規則 6.05(g)によると、野手(投手を含む)に触れていないフェアボールに打者走者が 触れた場合、アウトとされている。 66 ○ 規則6.05(h)および【原注】によると 1.打者の打った(バントも含む)打球にフェア地域内でバットが再び当たった場合(2 度打ち)は打者はアウト。この場合はボールデッド(一旦停止)となり走者の進塁は 認められない。 2.打者が落としたバットにフェア地域内で打球が再び当たった場合は、打者がわざとバ ットをその場所に置いた場合を除きインプレー(プレー続行中)となる。(バットに当 たったことで打者はアウトにされることはない) 3.折れたバットがフェア地域内に飛んで打球に当たった時、野手の邪魔をした時は、妨 害にならずインプレー(プレー続行)となる。(打球に当たったことで打者がアウトに されることはない) 4.飛んでいったバットが、プレイしようとしている野手を妨害したときは、偶然であっ ても妨害行為とみなされ打者はアウトが宣告される。 66 のケースは 4 番目にあたり、守備妨害で打者はアウトが宣告される。 67 ○ 規則 6.05(k)によると、一塁に対する守備が行われているとき、本塁一塁間の後半を走 る打者は両足をスリーフットラインの中、またはライン上に 置いてなければ走らならない とある。67のケースでは、打者走者はアウトとなり、ボールデッド(一旦停止)、走者の 進塁は認められない。

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68 × 規則 6.06(b)によると、投手が投球姿勢に入ったとき、打者が打席を変えることは反則 行為とされアウトを宣告される。サイン交換は、投球姿勢とみなされる為、68のケース は打者は反則行為でアウトを宣告される。 69 × 規則6.07 の打順の間違いに関する規定によると 1.打順を間違えた打者の打席が途中ならば、そのストライク・ボールカウントを引き継 いで正しい打者が打席に立つことは問題ない。 2.打順を間違えた打者の打席が完了し、守備側が「投手の投球」の前にアピールした場 合は本来打つべき打順の打者はアウト。間違えた打者の打撃による 走者の進塁・得点 といったすべてのプレイは無効となる。(打撃途中での盗塁や暴投等による進塁行為は 認められる。) 3.打順を間違えた打者の打席が完了し、投手の投球前に守備側のアピールがなかった場 合は、打順を間違えた打者は正しい打者と認められ、 そのまま試合は続行される。 4.打順を抜かされた打者がアピールによりアウトとなったときは、抜かされた打者の次 の打順の打者が正しい次の打者になる。(2番打者が打順を抜かされ3番打者が打ち終 わった後、投球前にアピールがあった場合は、実際打っていない2番打者がアウト。 3番打者が次の打者となる。) 5.打順を間違えた打者がアピールがなく正しい打者として認められた場合は、間違えた 打者の次の打者が正しい次の打者になる。(2番打者が 打順を抜かされ3番打者が打 ち終わった後アピールがなかった場合は、4番打者が次の打者になる。) 70 × 規則 6.08(a)によると、四球でも一塁を通り越したり、次の塁に進もうとした際にボー ルを持った野手にタッチされればアウトになる、とある。 71 × 規則 6.08(b)によると、ストライクゾーンの投球に打者が当たった場合はストライクと なる。 72 ○ 規則6.08(b)の規定による。 73 ○ 規則6.08(b)の規定による。

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74 × 規則6.08(b)。ボールが打者に当たった場合は直ちにボールデッド(プレー停止)となり、 その後に起こったプレイはすべて無効になる。 デッドボールが認められた場合も、認めら れず「ボール」「ストライク」が宣告された場合もボールデッドである。 75 × 規則6.08(C)。インターフェアがあった場合一塁への進塁が認められるが、妨害にかかわ らず打者が一塁に達し、他の全走者が一個の進塁をした場合は、妨害に関係なくプレイは 続行される。 76 ○ 規則6.09(b)。走者が一塁にいないとき、または一塁にいても2死のとき、捕手が3スト ライク目の投球を正規の捕球ができなかった場合は 一塁への進塁(通称・振り逃げ)を試 みても良い。ワンバウンドした投球は正規の捕球ではない。また 3 ストライクは空振り・ 見逃しは関係ない。 Ⅶ 走者 77 × 規則7.02 によると、走者は進塁するときは一塁、二塁、三塁、本塁の順序に従って各塁に ふれていかなければいけない。逆走しなければならないときも ボールデッド(プレイ停止) でない限り、すべての塁を逆の順序で再度触れていかなければならない、とある。 逆走し なければならない時とは 1.フライが捕球される前に進塁した走者が、捕球された為に元の塁に戻らなければなら ない時。 2.塁を踏み忘れた走者が、その塁を踏み直そうと戻る時。 3.自分よりも前の走者を追い抜いてしまいそうになり元の塁に戻る時。 78 ○ 規則7.03 によると、インプレー中、二人の走者が同一の塁に触れているときは、その塁を 占有する権利は前にいる走者に与えられる為、後ろの走者はその塁に触れていても触球(ボ ールを持ってタッチ)されればアウトとなる、とある。 但し、フォースの状態(二塁から来た走者が三塁に進まなければならない状態)のときは、 三塁走者はホームベースに進まなければならないので 二塁から来た走者が三塁ベースに いる権利がある。そのため三塁走者がタッチされればアウトとなる。(7.08(e)【注一】③ に該当)

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79 ○ 規則7.07 による。三塁走者が、スクイズまたは盗塁によって本塁に走った時、捕手または その他の野手がボールを持たないで、本塁ベースの上または前に出た場合、あるいは打者 または打者のバットに触れた場合は、投手にはボークを科し、打者は捕手の打撃妨害で一 塁進塁となる。この際はボールデッド(プレイ停止)となる。この場合、塁上にいたすべ ての走者はそれぞれ1つずつの進塁が認められる。この規則は投手が正しい投球を行った ときだけ適用される。つまり、三塁走者を刺そうとして正しい動作でプレートをはずし、 本塁へ送球 (投球ではない)した場合は、捕手が本塁ベース上または前に出ることはまっ たく問題がなく、この送球を打者が打ってしまった場合は打者が守備を妨害したと判定さ れ打者アウトとなるので注意。 80 ○ 規則7.08(a)(1)の規定による。 81 × 規則7.08(a)(2)によると、一塁に触れて走者となったプレイヤーが、ベースラインか ら離れ、次の塁に進もうとする意思を明らかに 放棄した場合アウトとなる、とある。 82 × 規則 7.07(d)による。フェア・ファウルに関係なくフライを捕球された後、走者がきる 帰塁するまでに、野手に身体または その塁に触球(ボールを持ってタッチされること)さ れた場合はアウトとなる 83 ○ 規則7.08(e)。打者が走者になったことで進塁しなければならなくなった走者が次の塁に 触れる前に、野手がその走者または その塁に触球した場合、フォースアウトとなる。ただ し、フォースプレイにおいて後ろの走者が先にアウトになれば、前の走者は進塁してもし なくてもいいため、塁上に触れていない状態で触球されなければアウトにならない。とあ る このケースの場合、打者走者が先に一塁でアウトになった瞬間、一塁走者は二塁ベース に進まなくてもいい状態となる。 84 ○ 規則7.08(f)による。走者が内野手に触れていない、 または内野手を通過していないフェアボールに、フェア地域で触れた場合は走者はアウト となる。この際はボールデッド(プレイ停止)となり、打者が走者となったことで進塁を 許された走者以外の、進塁・得点は 認められない。ただし、

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1.一旦内野手に触れた後のフェアボールに触れた場合 2.内野手に触れなくても、内野手の後方でフェアボールに触れ、他の内野手が守備をす る機会がない場合 故意に触れたのではない時直ちにアウトとはならない(審判の判断による)。 85 ○ 規則7.08(h)による。 86 × 規則7.09 (h)による。三塁または一塁のベースコーチが走者に触れるか、または支えるか して、走者の三塁または一塁、あるいはそれらの離塁を肉体的に援助したと審判が認めた 場合、走者のインターフェア(反則行為)で走者はアウトとなる。 87 ○ 規則 7.10(b)による。インプレーのとき、走者が進塁または逆走する際に塁を踏み忘れ た場合、その塁を踏み直す前に身体あるいは踏み忘れた塁に触球(ボールを持ってタッチ) された場合、守備側のアピールがあれば走者はアウトとなる。 Ⅷ 投手 88 ○ 規則8.01(a)による。(ワインドアップにて)投手が投球に関連する動作をして、体の前 方で両手を合わせたら、打者に投球することしかできない。走者をアウトにしようと塁に 踏み出して送球すること(牽制球)も、投手板もはずすことはできない。 89 × 規則 8.01(b)による。投手はセットポジションをとってからでも、プレイ目的であれば 軸足を投手板から自由にはずすことができるが この場合は、必ず投手板の後方にはずさな ければならない 90 ○ 規則 8.01(e)による。投手板をはずしている場合は、投手は内野手とみなされる為、悪 送球がベンチに入った場合は内野手の悪送球がベンチに 入ったときの規定である「走者に 2個の進塁」が与えられる。ただし投手板を踏んでの送球は、投手の送球とみなされ投手 の悪送球がベンチに入った場合の規定「走者に1個の進塁」が与えられることになる。

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91 × 規則8.04 で、12 秒以内と決められている。12 秒経過した場合、審判は実際投球されてい なくてもボールを宣告する。 92 × 規則8.05(a)。投手板に触れている投手は、投球に関する動作を起こしながらその投球を 中止した場合はボークとなる。塁上に走者がいるとき、ボークが宣告された場合は、ボー ルデッド(プレイ停止)となり、各走者は1個の進塁を認められる 93 ○ 規則8.05(b)。投手板に触れている投手が一塁に送球するまねだけして、実際送球しない 場合はボークとなる。ただし、走者のいる二塁・三塁へは、その塁の方向に直接ステップ を踏み出せば偽投してもよい(つまり一塁だけは偽投してはダメ)。 また、軸足を投手板 から後方にはずせば、走者のいる塁の方向にステップなしで偽投しても差し支えない。 94 ○ 規則8.05(c)。投手板に触れている投手は、塁に送球する前にはその塁の方向に軸足でな い足を踏み出さなければならない。 95 ○ 規則8.05(ⅰ)。投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あ るいは投手板を離れて投球するマネをした場合ボークとなる。 96 × 規則8.05(k)。投手板に触れている投手が、故意であろうと偶然であろうとボールを落と したときはボークとなる。 97 ○ 規則8.05(l)。故意四球のとき、投手がキャッチャーボックス外の捕手に投球した場合ボ ークとなる。この場合のキャッチャーボックス外とは 捕手がキャッチャーボックス内に両 足を入れていないことをさし、片足でも外に出ていた場合はボークが宣告される。

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98 × 規則8.05(m)。塁上に走者がいる場合、投手がセットポジションから投球する際、完全に 静止しないで投球したときはボークとなる。そもそもセットポジションとは 8.01(b)に おいて ① 打者に面して立つ ② 軸足を投手板に触れる。 ③ もう一方の足を投手板の前方に置く ④ ボールを両手で身体の前方に保持する ⑤ 完全静止 して初めてセットポジショであると定義されている。 【原注】には「走者が塁にいない場 合、セットポジションをとった投手は、必ずしも完全静止する必要がない」と明記されて いるが、そのすぐ次の 【注一】で、「我が国では本項【原注】は適用しない」とあるため、 完全静止しないセットポジションはボークが宣告されると解釈される。 Ⅸ 審判員 99 ○ 規則9.02(a)。審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、その裁定に対して異 議を唱えることは許されない。ただし同項(b)において、審判の裁定が規則の適用を誤 って下された疑いがある時だけ、監督だけが裁定を下した審判員にアピールすることがで きる。 Ⅹ 記録に関する規則 100 ○ 規則 10.22。「打率は打数で安打数を割ったもの」とされている。打数とは、全打席のうち 犠打・犠飛、四死球を除いたものだが 「打席」という用語は公認野球規則には定義されて いない。

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