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change 4 chairman s vision 8 sk at a glance 12 FINANCIAL HIGHLIGHTS 14 SKMS challenge 18 GLOBAL Partnering 20 GLOBALization 28 NEW GROWTH ENGINES happ

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CHANGE 4 chairman’s vision 8 sk at a glance 12 Financial highlights 14 skms CHAllENGE 18 gloBal Partnering 20 gloBalization 28 neW groWth engines

HAppiNEss 40 社会貢献哲学 42 社会的企業 44 社会貢献 46 同伴成長 48 sk財団 50 aFFiliates 52 sk株式会社 53 エネルギー・化学分野 65 情報通信・半導体分野 72 マーケティング・サービス分野 79 gloBal netWorks 88 milestones Jap anese

(3)

学が込められた「Change」、「Challenge」、「Happiness」を積極的に実行し、社会の持続的

な幸福のため、Pae-gi*のあるリーダーシップで率先垂範します。

SKは、お客様、株主、構成員そして社会などのあらゆるステークホルダーの「より大きな幸

福」をかなえるために努力し、明るい未来に向かって、皆様とともに歩んでいけることを願

っています。

* Pae-gi : 仕事に全力で取り組む意気込みを表すSK固有の企業文化キーワード

(4)
(5)

change

SKは、ビジネスモデル、組織、文化の枠を超える根本的な変化を追求します

全構成員が一丸となって起こす変化を志向します。発展的な未来に向かう変

化を夢見ます。SKは、新しい時代にふさわしい考え方とその実践で、より大き

な幸福を持続的に生みだし、社会の隅々にまで届けられるよう努力します。

(6)

SKが追求する変化と革新の究極の目的は、より大きな幸福を生み出して社会と分か

ち合うことです。

SKは、これまで64年間の歴史の中で、数多くの外部環境の変化に直面しましたが、そのたび

に意義深い成果を上げ、社会的価値を育て、進化と発展を重ねてきました。

エネルギー・化学、ICT、物流・サービス分野において、SKの各グループ会社は本源的競争力

を強化すると同時に、未来成長の方向性を模索してきました。そして、グローバル市場に向か

って常に挑戦しました。その結果、数多くのグローバルリーディングカンパニーとパートナー

シップを築く一方、現地の地域社会とつながりながら、世界中のお客様にSKを印象づけるこ

とができました。

これまでSKが持続的に成長・発展してきた基礎には、SK独自の経営理念であり企業文化で

あるSKMS(SK Management System)があります。SKMSは企業経営の主体を構成員、すなわ

ち人であると規定しています。全構成員はそれぞれの場所で会社を代表し、経営活動を通じ

てお客様、社会、株主といったステークホルダーの皆様の幸福を優先させて追求するという

責任感を持っています。今後も、SKはこのようなSKMSの幸福追求哲学を実践していきます。

chairman’s vision

(7)
(8)

ステークホルダーの皆様

現在のグローバル経営環境は急速に変化しています。「第4次産業革命」に代表される最近の変化の

トレンドは、数百年続いてきた産業を一気に淘汰し、矢継ぎ早に新しい事業を誕生させていま

す。SKは、このような流れに遅れることなく、一足先に変化すべく努力します。現実に甘んじることな

く、ビジネスモデル(Business Model)をたえず革新すると同時に、そのビジネスモデルに最も適した効

率的な資産構造をつくっていきます。また、構成員は常にPae-giにあふれ仕事に打ち込めるよう働き

方を革新し、グローバル競争を勝ち抜いていきます。

このように、SKは常に変化し挑戦する企業をめざします。今まで当たり前に思ってきたことにも疑問

を抱き、革新の道を探します。そして最終的には、その全てがステークホルダーの皆様の幸福につな

がると考えます。

社会と対話し、社会的価値をつくるSKになります。

企業の生存は、韓国社会の安定と成長のために必要な要素の一つです。また健全な社会は、企業

が発展するための頑丈な支えになってくれます。つまり、社会と企業はお互いを支え合う関係だと

考えます。

今後、SKが進むべきビジネスモデルの革新、資産効率化、働き方の変化は、単に企業の生存だけが

目的ではありません。社会とSKが共に繁栄していくための努力なのです 。

(9)

さらに、SKはここからもう一歩進み、社会に貢献する様々な方法論を模索しています。現在、韓国社

会は低成長、失業、少子化といった社会問題に苦しんでいます。SKはこうした社会問題を解決する

一助となるべく社会的企業のエコシステムの活性化に力を注ぎ、企業の責任を全うしていきます。

社会的企業は、経済的価値(Economic Value)に先だって社会的価値(Social Value)を創出する企業

です。SKは継続して社会的企業を支援しつつ、青年層の創業を活性化させ、社会的弱者のための

雇用を増大させるなど、持続可能な方法によって社会問題の解決に貢献していきます。同時に、先

代会長から続いてきた造林事業や奨学事業など、各分野における社会貢献活動にも支援を惜し

みません。

SKが存在することによって、より良い明日が期待できる社会になればと願う次第です。今後も、ステ

ークホルダーの皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

ウォン チェ テ

SK会長

(10)

sK aT a gLance

overview

これまでの64年間、SKは誰も足を踏み入れなかった道を開拓して変化をリードし、韓国経済の発展を牽引してきました。

幸福」を企業経営の追求価値として社会的価値を高め、限りなき挑戦と革新によって企業価値を向上させてきました。

それぞれ」の観点から、各社を取り巻く環境と事業構造の特性に合った能力を開発し、「そして、一緒に」の観点からシナジ

ー効果を高めていける方法を見い出して、安定と成長を続けてきました。さらに、Pae-giと情熱を根幹とするSUPEX Spirit

の実践により、懸命に問題解決に取り組み、実行力を養いました。

このようにして、今日、SKは名実共に韓国を代表する企業となり、世界から認められるグローバル企業へと成長しました。

グローバル成長を率いるエネルギー・化学分野、また技術の革新を率いる情報通信・半導体分野、そして豊かな暮らしを

つくるマーケティング・サービス分野のそれぞれが、果敢な変化と革新に挑み、価値の好循環構造を作り上げていくため

に全力を尽くしています。

1,220

億ドル

2015年SKグループ総売上高

(11)

石油および石油製品をはじめ、資源開発と電気自動車バッテリー、再生

可能エネルギー、エコ素材、化学、製薬およびバイオといった革新的な技

術開発と挑戦によって、世界のエネルギー・化学市場で競争力を確保

し、進化・発展を重ねています。

エネルギー・化学分野

566

億ドル

2015年売上高

企業価値を向上させるため、事業構造の転換、クリエイティブなアイデア

と優れた技術力を通じて新しい社会を切り開いています。物流と流通

生活インフラ、ホテルサービス、建設、金融などの分野で革新を加速して

います。

マーケティング・サービス分野

300

億ドル

2015年売上高

通信サービスとソリューション、半導体事業での能力と資産を活かして、プ

ラットフォーム、コンバージェンス、オンラインとオフラインサービスの革

新など、急変するICT環境と半導体分野において、市場トップの座を固守し

ています。

情報通信・半導体分野

354

億ドル

2015年売上高

2015年8月、SK株式会社とSK C&Cの合弁による統合持株会社「SK株式会社」が新たにスタートしました。より

透明で安定したコーポレートガバナンスによるSK株式会社が発足し、株主価値の向上、財務安定性の確保、対

外信認度向上を通じたSKグループの競争力強化はもちろん、事業型持株会社とグループ会社とのシナジー創

出、経営効率化、迅速な意思決定など、より多くの機会と可能性を得ることができました。

特に、SK株式会社のポートフォリオ管理能力とSK C&CのICT基盤事業能力が融合して、競争力が一段と強化されま

した。同時に、価値中心のポートフォリオであるバイオ・製薬、半導体素材およびモジュール、LNG、ITサービ

ス、ICT融合の5大新成長領域をグループレベルで集中的に発掘して投資し、世界的な一流企業に向かって力強

く踏み出しました。

新成長事業分野

バイオ · 製薬

1993年から中枢神経系分野を中心に始まった新薬開発事業 は、2014年に独立体制を構築して成長を加速化させていま す。2018年からは新薬開発、生産、マーケティングまで、全てのバ リューチェーンを統合するグローバルFIPCO(Fully Integrated Pharmaceutical Company)へと躍進する計画です。

半導体素材 · モジュール

半導体素材の垂直系列化を構築し、グループ会社とのシナジー を強化しています。また、安定的なソーシングのために、グロー バル半導体素材企業と長期的な協力関係を保ち、グループのネ ットワークを活用してグローバルパートナーシップを拡大してい ます。SKは2020年に半導体モジュール市場でグローバルTOP 3 に入ることを目標にしています。

情報技術(IT)サービス

クラウド基盤のIT事業の拡大、ビッグデータやIoTなどのNew ICT技術を活用した事業革新とグローバルパートナーシップの拡 大を通じ、グローバルTop Tier ITサービス事業者をめざしていま す。また グローバルソリューション企業との提携を強化して、グ ローバル拠点を拡大していく計画です。

液化天然ガス(LNG)

未来の主要資源であるLNGの事業競争力を強化し、安定した収 益が創出できるよう、ターミナル、トレーディング、発電所といっ たLNGバリューチェーンを拡張・統合し運営しています。SKの LNG事業は中国とのパートナーシップを基盤とし、世界へと羽ば たきます。

情報通信技術(ICT)融合

ICT技術を基盤に、他の産業との融合・複合を進め、グループの 新しい成長軸を育成していきます。ICT技術によってスマートセ キュリティや物流プラットフォーム事業などで競争力を確保・強 化し、中国などのグローバル市場へと進出する予定です。

(12)

SK E &C SK se cu rit ies SK s hipp in g SK n etwo rks SK inn ov at io n SK p lanet SK h old in gs (SK h oldin gs / S K h oldin gs C &C) SK hynix SK t elec om SK ener gy SK global chemical SK lubrican ts SK chemicals SKC SK E &S SK g as

financiaL highLighTs

2015年の年間平均為替相場:1,131.49ウォン/1ドル SK AT A GLANCE • SUPEX追求協議会の会員社16社基準

·

総売上高(単位: 億ドル)

·

当期純利益(単位: 億ドル)

2011

1,37

0

2012

1,3

96

2013

1,38

8

2014

1,4

58

2015

1,2

20

2011

57

2012

34

2013

41

2014

51

2015

12

0

(13)

* 2015年12月31日の基準外国為替相場による換算レート : 1,172.00ウォン/1ドル

·

投資額(単位: 億ドル)

·

時価総額(単位: 億ドル)

2011

38

4

2012

589

2013

691

2014

776

2011

80

2012

12

5

2013

10

7

2014

13

5

2015

124

2015

648

(14)
(15)

1979年に初めて制定されたSKMS(SK Management System)は、SKの経営理念とこれを現実のものにして

いく方法論で構成されており、SKの構成員の合意と共有により、SKの企業文化を構築する基盤になってき

ました。SKが今まで持続的な成長と発展を遂げるにあたり、SKMSを基盤とした経営活動と企業文化の定

着が、非常に大きな役割を果たしました。SKの全構成員はSKMSに対する確信と情熱を持ち、自主的かつ意

欲的にこれを実践しています。そうすることで、自らの幸福を追求すると同時に、会社の成長と発展に貢献し

ているのです。

ステークホルダーの皆様の幸福

様々なステークホルダーの皆様により大きな幸福をお届けすることが、SKの使命であると考えます。私たちの周

りの人々が幸福になってこそ、SKも幸福になる、これが、SKの追求する究極的な価値なのです。

SUPEXの追求

より幸福な会社になるために、SKは人間の能力で到達することのできる最高レベルのSUPEX、すなわちSuper

Excellent Levelを目標に定め、これを達成するために努力しています。

自発的・意欲的に頭脳を活用

SKは構成員が幸福追求の主体であり、SUPEX追求も構成員が最高の力を発揮してこそ可能であるということをよく

知っています。最高の力は、構成員が自発的(Voluntarily)かつ意欲的(Willingly)に頭脳を活用(Brain Engagement)

した時に発揮されるというのが、SKの信念です。

Pae-gi

SKが考えるPae-giとは、自発的・意欲的に頭脳が活用されている姿です。Pae-giのある人は、高い目標を掲げて果

敢に挑戦し、必要な能力を発揮するために努力し、チームワークを発揮してより高い成果を出します。SKはPae-gi

のある人を重視し、Pae-giのある人が最大の力を発揮することができるようにベストの環境を整えています。

sKms

(16)
(17)

chaLLenge

SKは、内部から変化し外部の変化と成長を促します。ビジネスモデルと組織

文化を革新し、エネルギー・化学、情報通信・半導体、マーケティング・サー

ビス部門の競争力を高めていきます。また、SKのチャレンジ精神が込められ

たグローバリゼーション(Globalization)と成長エンジンの発掘によって、より

広く多様な価値を創出しています。

(18)

gLobaL ParTnering

それぞれが、そして一緒に」の効果

グループ会社間の協力によりグローバルプロジェクトを成功に導き、グループで の事業協力アイテムを常に発掘しています。

グローバルプロジェクト管理能力の向上

現地文化、ビジネススタンダードに対する理解、専門性の確保と同時に、先進 国基準に適合した中長期プロジェクトのスケジューリングを推進します。

信頼を得てからビジネスを遂行

まずは、2つの企業の経営層、実務陣が相互信頼を積み上げて絆を深め、Deal Breakのような想定外の危機を乗り越えます。

最高経営陣による積極的推進と支援

短期的利益の追求よりは、長期プロジェクトを通じてより大きな成果の創出を図 ります。この時、一貫性のある最高経営陣の支援が成功要因として作用します。

1953年、水原の小さな織物工場からスタートしたSKの輸出の歴史は、1962年に韓国初のレーヨンツイル(Rayon Twill)を香港に

輸出することから始まります。その後、SKは国と業種を超えた海外進出とグローバル事業によって、世界の舞台で活躍するよう

になりました。

1滴の油さえ出ない韓国を無資源産油国へと変貌させることに成功し、1980年代半ばにはグローバリゼーション(Globalization)

戦略にしたがって、最初に中国進出を準備しました。生命科学と電気自動車バッテリーが世界中に輸出され、SKの技術革新

が改めて注目を浴びるようになり、フィルムと化学分野でも、パートナー企業と協力関係を築き、グローバル経営を強化して

います。情報通信では、通信サービスだけでなくICT、プラットフォームサービスを展開し、中国に半導体生産基地を確保する

など、グローバル成長を加速化しています。石油化学および発電施設の受注と施工に成功し、海外建設にも拍車をかけていま

す。チャイナ・インサイダー(China Insider)を超えてアジア、米国、ヨーロッパ、中東、アフリカまで、SKのPae-giと情熱には境界

がありません。

SK Globalizationの成長の軸「グローバル・パートナーリング」の成功要因

(19)

今日、SK Globalizationの最大の成長軸は、「グローバル・パートナーリング(Global Partnering)」です。グローバル・パートナー

リングとは、技術や資本、インフラなどを備えた企業同士が、自社の目的に合った合弁法人を設立する経営技法のことです。こ

の方法は、投資や市場進出に伴うリスクを減らすことができ、企業間のシナジーによって「1+1=∞」の結果を導き出すことがで

きます。SKが追求するグローバル・パートナーリングは、企業間の優れた競争力を組み合わせる方式という点において、他社の

グローバル・パートナーリングと似ているように見えるかもしれません。

しかし、ここにはSKだけの「違い」があります。SKは短期間の利益だけの追求はしません。パートナー企業と手をたずさえ、より

長く継続できる、そして高い成果を得ることのできる道を探します。さらに、将来を見据えてパートナー企業と協力し、現地とと

もに成長する「ローカリゼーション」、長期的な戦略を基盤に、諦めないで最後までやり抜く「執念」、それぞれ成長し、シナジーを

高めることのできる領域に一緒に進出する「それぞれが、そして一緒に」こそが、SKならではの秘訣です。その結果、この全ての哲

学と努力が合わさって、SKのグローバル・パートナーリングは「質」が異なるという肯定的な評価をいただいています。

現在、SKはグローバル企業が真っ先に探し求める企業であり、世界的トッププレーヤーと肩を並べるパートナーとして認められ

ています。今後も、真のパートナーになるための努力を続けつつ、SKのグローバル活動領域を広げていきます。

SKはスペイン最大の石油会社レプソル(Repsol)とと もに、スペイン現地にヨーロッパ最大規模の潤滑油 基油工場を建設し、本格的な「ヨーロッパ・インサイ ダー」経営に乗り出しました。 SKプラネットのプラットフォーム競争力をベースに、現地 企業と協力してトルコ、インドネシア、マレーシアのオー プンマーケット市場に進出、早期定着に成功しました。 SK綜合化学と中国最大のエネルギー企業シノペック (Sinopec)が設立した合弁法人、「中韓石化」は、1992年 の韓中修交以降に両国企業が成功させた石油化学合 弁プロジェクトの中では最大規模であり、エチレンなど の石油化学製品を年間250万トン以上生産しています。 SKルブリカンツ、スペインに潤滑油基油工場 SKプラネット、トルコn11.comオープンマーケット SK綜合化学中韓石化

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南シナ海 北京 中国 江蘇 武漢 上海 重慶 西安 日本 青島 深セン寧波 蘇州 広州 香港 天津 無錫

gLobaLizaTion

本格的な「チャイナ・インサイダー」時代を切り開く

norTheasT asia

SKは1991年に韓国企業として初めて北京に事務所を開設、長期的な視野に 立って中国内の事業に取り組んできました。近年、半導体と石油化学を筆 頭に、電気自動車バッテリー、ヘルスケアといった事業を本格化し、チャイ ナ・インサイダーを実現しています SK Chinaは、中国唯一の韓国レンタカー大型法人「SKレンタカー」を通じ、北 京、青島、広州、深セン、重慶など20地域で事業を展開しています。SKレンタカ ーは2005年に中国市場に進出した後、法人長期レンタカーを主力事業として 安定的に収益を創出し、運営台数においては毎年10%以上の成長を続けてい ます。今後、SKレンタカーは「車両の所有から利用」へと変化しつつある中国内 のトレンドに伴って、カーシェアリング、中古車などCar-After-Marketのバリュ ーチェーンの拡大を図る計画です。また、現地企業との戦略的提携とM&Aによ り、中国内の一流レンタカー企業になるのはもちろん、カーライフ・トータルサ ービスの代表的ブランドに向かって邁進します。SKイノベーションは、中国で 石油開発事業と電気自動車バッテリー事業を展開しています。電気自動車バ ッテリー事業では、北京電控(Beijing Electronics Holding)、北京汽車(BAIC Group)との合弁法人「北京BESKテクノロジー(Beijing BESK Technology)」を設 立し、環境規制により電気自動車の需要が急増する中国市場の攻略に本格 的に乗り出しました。特に、2017年までの積極的な投資と市場開拓に取り組 み、中国内における電気自動車バッテリーのトップメーカーに躍進することを 目標としています。SKエナジーは、「SK上海アスファルト有限公司」を中心に アスファルト研究とマーケティング能力を結集してシナジー効果を最大化し 中国アスファルト市場の攻略に拍車をかけています。北京の「アスファルト道 路研究所」を「SK上海アスファルト有限公司」に拡張統合し、寧波、重慶、合肥 など5カ所の生産基地で現地カスタマイズ型アスファルトを供給しています その結果、2015年には中国輸出最高実績を記録し、輸入アスファルト市場シェ ア1位を獲得しました。SK綜合化学は、中国との7年間にわたる準備の末に「中 韓石化(Sinopec-SK(Wuhan) Petrochemical)」を設立、順調に稼動しています。 このプロジェクトは、中国最大の国営石油化学企業であるシノペック(Sinopec) 社との合弁で武漢市にNCC(ナフタ分解施設)を建設し、エチレン、ポリエチレ ン、ポリプロピレンなどの石油化学製品を年間250万トン生産するもので、中国 の石油化学市場進出における重要な拠点を築いたものとして評価されまし た。また中国の寧波化工(Ningbo Petrochemical)との合弁により浙江省に建 設中のEPDM(高機能性合成ゴム)工場では、年間5万トンのEPDMを生産し、中 国の合成ゴム市場をいち早く確保していくための拠点としていく計画です。 SKルブリカンツは、北京に中国RHQという組織を設立し、潤滑油基油と潤滑 油完成品を販売しており、2012年からは天津の潤滑油工場で中国市場向けの 完成品を生産しています。また、高級基油市場の成長に合わせ、中国の主要地 域4カ所に現地基油供給体制を確保して顧客満足度を向上させるなど、中国市 場でのシェア拡大を加速させています。SK仁川石油化学はパラキシレン(PX, Paraxylene)などのような石油化学製品の生産、輸出を通じ、中国をはじめ日 本、台湾、米国など、世界に向かって市場を拡大しています。SKケミカルは、中 国の蘇州と青島に法人を設立し、塗料、接着用樹脂などの高機能性素材とプリ プレグなどの複合素材を生産、販売しています。また、中国と日本のマーケティ 中韓石化 I SK綜合化学 メモリー半導体後工程工場 I SKハイニックス プリプレグ工場 I SKケミカル ICT融合ヘルスケア事業 I SKテレコム 半導体生産 I SKハイニックス アスファルト研究及びマーケティング I SKエナジー エコプラスチックCopolyester販売 I SKケミカル LPG事業 I SKガス 金融サービス I SK証券 金融市場情報の調査および金融商品の発掘 I SK証券 エコプラスチックCopolyester販売 I SKケミカル 中国LNGトレーディング事業を展開 I SK E&S ICT融合ヘルスケア事業 I SKテレコム 石油開発 I SKイノベーション PETフィルム工場 I SKC NF3生産法人 I SKマテリアルズ 接着剤用ポリエステル樹脂工場 I SKケミカル EPDM工場I SK綜合化学 販売法人 I SKマテリアルズ 分子診断事業 I SKテレコム 潤滑油完成品工場I SKルブリカンツ エコプラスチックCopolyester販売 I SKケミカル モバイル商品券サービス(cotoco) I SKプラネット 電気自動車バッテリー事業 I SKイノベーション 潤滑油基油事業、潤滑油完成品事業 I SKルブリカンツ トラスト、アルブミンなどの販売 I SKケミカル ポリウレタン原料工場(システムハウス) I SKC 中国建築工程総公司と了解覚書締結 I SK建設

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ング支社を活用して、エコプラスチックであるコポリエステル(Copolyester)を 販売しており、最近、中国を中心に事業が大きく成長しています。同時に、北 京に「北京医薬科技有限公司(SK Pharma Beijing)」を設立し、現地の化学・製 薬市場を積極的に攻略しています。SKCは、韓国初、世界で四番目となる、独 自技術によるPETフィルムの開発に成功、韓中修交前の1990年、福建省ビデ オテープ合弁工場の建設を皮切りに中国に進出しました。そして2013年には 中華圏経済および貿易の中心地である上海に近い江蘇省南通市に、年産3.3 万トン規模のPETフィルムの生産ラインを完成させ、熱収縮用、光学用、太陽 電池用といった高機能PETフィルムを生産しています。また北京のポリウレタ ン原料工場(システムハウス)では、高品質のポリウレタン製品を供給してお り、「チャイナ・インサイダー」戦略を積極的に実践しています。SK E&Sは中国 最大の民営都市ガス会社チャイナガスホールディングス(China Gas Holdings) の株式を確保し、主要株主として経営にも参加しています。SKガスは、上海支 社を通じて中国内のLPGおよび関連事業の機会を模索しています。 SKバイオパームは、韓国、中国、米国に基礎研究、臨床開発、事業開発、商業 化に至るまでのグローバル新薬開発基盤を構築しており、中国現地法人の 「SK biopharm Tech.(Shanghai)」で中国内事業の機会を発掘し、パートナーシ ップを構築しています。SKマテリアルズは、1982年の創業以来、27年間にわ たってNF3(3フッ化窒素)、SiH4(モノシラン)、WF6(6フッ化タングステン)とい った半導体/ディスプレイ用特殊ガス市場で活躍し、世界的なトップ企業の座 を固守しています。特に、2011年には業界で初めて中国江蘇省鎮江にNF3(現 1,500トン)生産法人を設立、さらに2013年には山西省西安に販売法人を設立 し、中国市場における影響力を高めつつあります。今後、SKマテリアルズは半 導体需要において世界の中心へと成長しつつある中国市場をいち早く確 保・拡大するために、戦略的な現地パートナーシップ締結による攻撃的な追 加増設と、子会社の産業用ガス、プレカーサー(Precursor)その他半導体素材 とのシナジーを活用し、消費者のニーズに応じたトータルソリューションを提 供することで、中国内におけるNo.1のプレゼンスを強化していく予定です。 SK株式会社C&Cは2016年10月、ホンハイグループフォックスコーン(Hon Hai/

Foxconn Technology Group)の物流子会社であるジャスダ(JUSDA)と融合物 流合弁企業「FSK L&S」を設立、ICTプラットフォーム基盤の物流BPO事業を展 開し、荷主をはじめ物流サービス関連企業のグローバル物流革新を主導して います。特に、融合物流ICTプラットフォームソリューションの販売とライセン ス事業を拡大する一方、人工知能(AI)、チャットボット(Chatbot)、クラウド (Cloud)などを活用して、グローバル物流サービス市場を開拓しています。同 時に、半導体モジュール子会社「エセンコア」は、自社ブランドプレミアム級半 導体製品クレブ(KLEVV)をはじめ、ノートパソコン、スマートフォンなどに搭載 されるDRAM完成品(モジュール)、マイクロSD、USBドライブといった様々な半 導体モジュール製品と、半導体チップの多品目生産体制を定着させ、安定した グローバル流通ネットワークを確保し、グローバルメモリー半導体モジュール 市場で急速に成長しています。 SKテレコムは、中国深センにおいてICTを基盤とする融合ヘルスケアサービス を提供するメディカルセンターを設立、遠隔診療、健康および疾病管理サービ スなど革新的な医療サービスを提供しています。無錫では国際医療センター のオープンと同時に、SKハイニックスが運営している移動診療所に遠隔診療ソ リューションを供給しています。西安では分子診断投資法人「ティエンロン (Tianlong)」が、分子診断機器と試薬製造事業に取り組んでいます。SKハイニ ックスは、中国西部大開発の中心都市である重慶に生産法人を立ち上げ、後 工程の生産能力を確保しました。これにより、重慶はSKの中国内中核基地で あると同時にグローバル持続成長の基盤へと浮上したのです。また無錫工場 は、原価および生産の競争力をベースに、SKハイニックスが世界のDRAM市場 をリードするための原動力になっています。SK建設は中国最大の国営建設会 社である中国建築工程総公司(CSCEC)と、海外事業および主力事業分野に関 する包括・戦略的協力に合意する了解覚書(MOU)を締結、アジアインフラ投資 銀行(AIIB)プロジェクトと中国の「一帯一路」政策により推進されるインフラ建 設市場への進出に重要な基盤を築きました。SK証券は、2009年に上海事務 所を設立しました。中国金融市場に進出する前哨基地として、クロスボーダーデ ィールの発掘、中国金融商品ソーシング、中国金融ネットワークの拡大な ど、Biz. Globality強化のために活動しています。グローバル金融市場・香港にあ る「SKSIA(SK securities Investment Asia)」は、金融市場情報の調査と有望金融 商品の発掘により本社ビジネスに貢献しており、中長期的にグローバル金融セ ンターに飛躍していくことを目指しています。一方、日本ではSKプラネットが 「心から心を伝える」という意味のモバイル商品券サービス「コトコ(cotoco)」を 2014年8月に開始し、日本のeコマース市場に進出しました。「コトコ」はコーヒ ー、コンビニ、ファーストフードなど有名日本ブランド企業22社と提携を結んで おり、パソコン、モバイルまたはスマートフォンアプリで商品を購入すると、電子 メールやLINE、フェイスブックにメッセージが送信され、日本国内33,000カ所の 売場とオンラインを通じて実際の商品に交換することができます。SKプラネッ トは韓国内でモバイル商品券サービスの運営に成功した経験とノウハウを活 かして、日本のモバイル商品券市場でトップ企業に躍進することが目標です。

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事業の加速化により新市場を拡大する

souTheasT asia & oceania

SKは資源開発をはじめエネルギー、貿易、コマースプラットフォーム、建設 といった幅広い分野にわたって、東南アジアとオーストラリア市場を攻略し ています SKイノベーションは、ベトナムで油田開発事業を展開しています。 SKルブリカンツは、インドネシアの国営石油会社であるプルタミナ(Pertamina) 社との合弁により、インドネシアのドゥマイ(Dumai)に基油工場を建設し、世 界の高級基油市場に対する競争力を強化しています。SKトレーディングイン ターナショナルは、アジア地域で確保した原油と石油製品の市場プレゼンス をベースに、トレーディング専門企業へと成長しています。SKCはインドのチ ェンナイとグジャラートの2カ所にポリウレタン原料工場(システムハウス)を 建設しており、2017年上半期に商業生産を開始する予定です。 SK E&Sはインドネシアに現地法人を設立し、都市ガス事業と小規模発電事業 に取り組んでおり、シンガポールではLNGトレーディング事業も展開していま す。SKガスのシンガポール所在の法人、「SKガスインターナショナル(SKGI)」 は、世界トップのタンクターミナル企業であるヴォパック(Vopak)社と手を組 み、シンガポール初のLPG輸入ターミナル事業に進出しました。そして2016 年6月、約4万トン規模のLPGターミナルが完成しました。 SKプラネットは、インドネシア2位の移動通信社エックスエルアクシアタ(XL Axiata)とともに合弁法人「エックスエルプラネット(XL Planet)」を設立、2014年 3月にエックスエルプラネットが発売したオープンマーケット「イレブニア (elevenia)」は、インドネシアの消費者の利用形態を考慮して、オンラインだ けではなくモバイルでも便利に買い物できるサービスを提供しています。ま た、移動通信会社と提携し、モバイルで買い物する時のデータ通信料を無料 マレーシア シンガポール インドネシア オーストラリア ガス田開発 I SK E&S 資源開発事業 I SKネットワークス オンラインオープンマーケット(11street) I SKプラネット 生活家電事業 I SKマジック ベトナム タイ 石油開発 I SKイノベーション オンラインオープンマーケット(11street) I SKプラネット アスファルト製品のトレーディングおよび固定Marketの確保 I SKエナジー 原油および石油製品のトレーディング I SKトレーディングインターナショナル LNGトレーディング I SK E&S LPGトレーディングおよび輸入ターミナル事業 I SKガス ジュロン・アロマティクス・コンプレックス I SK建設 潤滑油基油工場 I SKルブリカンツ 都市ガス事業、発電事業 I SK E&S オンラインオープンマーケット(elevenia) I SKプラネット インド ポリウレタン原料工場(システムハウス) I SKC 原油備蓄基地建設 I SK建設

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(10MB以内)で提供するなど、有無線統合ショッピングのための最適な環境を 整えました。一方、SKプラネットはマレーシアトップの通信会社セルコムアク シアタ(Celcom Axiata)と合弁法人「セルコムプラネット(Celcom Planet)」を設 立しました。そして、2015年4月にスタートしたオープンマーケット「11street」 事業では、モバイルアプリを発売し、オンラインとモバイルで便利にショッピ ングできるようにサポートしています。また、24時間カスタマーサービスセン ターを運営するほか、販売者教育、オープンマーケット運営コンサルティン グ、商品撮影サポートなど、販売者のための様々な支援プログラムも提供し ています。今後、SKプラネットは、これまでに蓄積したオープンマーケットプラ ットフォームの運営ノウハウを積極的に活かし、現地に最適化されたeコマー スエコシステムの構築と事業を展開していきます。 SKマジックは自社ブランド「Magic」を掲げてマレーシアの浄水器とウォータ ーサーバーの市場に進出し、現地のお客様にその品質の高さを認められてい ます。SK建設は、シンガポールの建設庁が実施する「2015エコ建設会社認証 (GGBA, Green and Gracious Builder Award)」で最高ランクの「スター(Star)ラ ンク」を獲得しました。これは、シンガポールの都心地下鉄工事と電線共同溝 トンネル工事3現場でエコ工法を取り入れ、振動や騒音、ほこりなどの環境汚 染を抑えた点が認められた結果です。一方、SK建設はインドのパドゥル (Padur)原油備蓄基地の建設工事現場で、無災害1,000万人時を突破しまし た。これは、国レベルでの無災害人時記録管理が行われていないインドにお いて達成した珍しい記録として、高く評価されています。 資源大国オーストラリアでは、SK E&Sがガス田開発事業に参入しています。 さらに、SKネットワークスが石炭企業に投資し、生産およびトレーディング 事業を展開しています。

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北米と南米では、グローバルビジネスモデルの基盤を構築しています。在来 型資源の石油はもちろん、シェールガスなどの非在来型資源のバリューチェ ーンを構築していく計画です。そのほか、バイオ新薬、コマースプラットフォ ーム、プラント建設などを順調に展開しています SKイノベーションは、グローバル石油開発事業の中心地である米国現地で石 油生産鉱区を買収し運営しています。こうして、世界3位の産油国であり「シェ ールガス革命」の震源地である米国市場への進出を目標に取り組んできた長 期プロジェクトが実を結んだのです。SKイノベーションは、これを足がかり に、シェールガス・オイルといった非在来型資源の開発事業にも本格的に乗 り出す計画です。 SKルブリカンツは高級基油の「ユーベース(YUBASE)」で2000年代半ばから米 国の潤滑油基油市場に進出し、安定的な供給と優れた品質競争力を武器 に、現在グローバルメジャー企業と活発なビジネスを展開しています。環境 規制の強化と自動車OEM主導の燃費向上に伴う低粘度化が進み、高品質潤 滑油基油の需要が拡大しており、さらに米国全域だけでなく、南米地域まで 供給網を広げて潤滑油基油市場のトップである「ユーベース(YUBASE)」の地 位を固めています。SKルブリカンツは2009年から米国最大の自動車メーカー であるGM(General Motors)に自動変速機油を供給しており、2013年からは エンジン用潤滑油も供給しています。これも、高級潤滑油基油の「ユーベース (YUBASE)」で蓄積した技術競争力が認められた結果です。SKルブリカンツは GMへの供給により認められた技術力を基にして、世界のエンジン油市場攻 略を加速化しています。2013年8月にはテスラ(Tesla)のプレミアム電気自動車 「モデルS」にギア油を供給することを始め、最近では「モデル3」にもギア油を 供給する等、グローバル市場で揺るぎない地位を築いています。SKトレーデ ィングインターナショナルは、米国中心の石油市場の構造変化に対応して コンデンセート(Condensate)やガソリン(Gasoline)などの石油製品のトレー ディング基盤を構築しています。 SKケミカルは、グローバル化学企業のAシュールマン(A. Schulman)とスーパ ーエンジニアリングプラスチックPPSの供給と共同マーケティング契約を締 結、米国とヨーロッパ地域で市場シェアを拡大していく計画です。2016年5月 に米国FDAの市販許可を獲得した血友病治療剤であるバイオ新薬「NBP601 (製品名:アプスティラ)」は、2009年にSKケミカルが技術を輸出しオーストラ リアの製薬会社CSLが開発を完了した新薬で、韓国技術のバイオ新薬として

norTh & souTh america

グローバルビジネスモデルの基盤を構築する

ペルー エクアドル メキシコ ジョージア フォートヒルズオイルサンドプラント工事 I SK建設 石油生産鉱区の運営 I SKイノベーション モバイルコマースプラットホーム I SKプラネット ポリウレタン原料工場(システムハウス) I SKC アルバータ オクラホマ テキサス ニュージャージー 米国 カリフォルニア 潤滑油基油事業、潤滑油完成品事業 I SKルブリカンツ 原油および石油製品のトレーディング I SKトレーディングインターナショナル スーパーエンジニアリングプラスチックPPS供給および 共同マーケティング契約の締結 I SKケミカル バイオ新薬血友病治療剤アプスティラ、米国FDA市販許可 I SKケミカル 北米シェールガスの開発参入 I SK E&S LPG事業 I SKガス 石油開発及びLNGプロジェクト I SKイノベーション エスメラルダス石油精製工場現代化工事 I SK建設 PETフィルム、太陽電池用EVAシート、 ポリウレタン原料工場(システムハウス) I SKC カナダ 革新新薬の臨床開発および商業化インフラ構築 I SKバイオパーム 米国FDA認証および主要製薬会社とのパートナーシップの構築 I SKバイオテック

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初めてFDA許可を獲得し、グローバルレベルの技術力が認められたもので す。SKCは、1999年に米国(ジョージア州コビントン市)に「SKC Inc.」を設立しま した。SKCは優れた技術とノウハウを活かし、PETフィルムと太陽電池用EVAシ ートの生産ラインとポリウレタン原料工場(システムハウス)を稼動させ、世界中 のお客様の競争力向上に貢献しています。2016年5月には、メキシコに年産2万 トン規模のポリウレタン原料工場(システムハウス)が完成し、本格的な商業 生産に取りかかりました。SK E&Sは米コンチネンタル・リソース(Continental Resources)社と現地シェールガス田の共同開発に着手することにより、シェ ールガス田を保有するグローバルLNG事業者としての体制を整えました。 SKガスは2015年1月、米国法人「SK gas USA」を設立して、北米市場のシェー ルガストレーディング事業を活性化しており、現地の新しい事業機会を検討 しています。SKバイオパームは、グローバル市場を対象に革新新薬を自社開 発し、商業化まで推進しています。このため米国現地法人「SK Life Science Inc.」では、臨床開発および商業化を直接遂行できる組織と人材を構築して おり、韓国内の製薬会社よりも優れた競争力を持っていると評価されていま す。SKバイオテックは、売上の約70%を米国で創出しています。SKバイオテ ックは米国FDA認証を通過した生産設備のもと、優れた品質管理能力が認 められており、米国系グローバル製薬会社に最適化された工程を提案するな ど、戦略的パートナーシップを築いています。ニュージャージーではマーケテ ィング組織を運営しています。SKプラネットは、2014年10月 米国最大のモバ イルコマースプラットフォーム企業ショップキック(shopkick)を買収し、現地で Integrated & Personalized Commerce事業を活発に展開しています。ショッ プキックは、お客様が来店すると自動的にチェックインして様々な特典が受 けられるモバイルショッピングアプリを運営し、消費者のショッピング体験 と販売者のマーケティング効果を画期的に改善したサービスを提供してきま した。SKプラネットは、ショップキックによって一歩進んだモバイルコマースプ ラットフォームサービスを提供していく計画です。SK建設は世界最大規模の フォートヒルズ(Fort Hills)鉱区でオイルサンドプラント工事に取り組んでいま す。13社のビジネスパートナー企業と協業しているSK建設は、公正取引委員 会から「公正取引契約履行模範事例」に選ばれました。さらに、エクアドルの エスメラダス石油工場の現代化工事現場で、無災害1,000万人時を突破しま した。この結果は、韓国の建設会社がエクアドルで打ち立てた無災害新記録 になりました。

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SKバイオテックは、優れた品質管理能力が認められており、ヨーロッパ系グロ ーバル製薬会社に最適化された工程を提案するなど、戦略的パートナーシッ プを築いています。現在、SKバイオテックの売上のうち約20%がヨーロッパで 創出されており、2017年からはEU支店を基盤にヨーロッパ市場を積極的に拡 大していく計画です。 SK海運は韓国の船会社として初めて、フランスの世界的なオイル・ガス大手 であるトータル(Total)社と長期LNG輸送契約を締結しました。このた め、2017年から20年間、LNG船2隻を運航させることになります。

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グローバル・パートナーリングによって成長拠点を築く

SKはヨーロッパのグローバル企業とパートナーシップを構築し、成長の基盤 を築いています。これは、SKのグローバル・パートナーリング戦略と通じるも ので、ヨーロッパ内における地歩を固める土台となっていくでしょう SKルブリカンツは、世界的なエネルギー企業であるスペインのレプソル(Repsol) 社との合弁により基油工場を建設し、2014年9月から商業生産を開始しまし た。この工場は1日13,300バレルを生産できる大規模工場で、SKルブリカンツ が世界3大潤滑油基油企業へと躍進するのに大きく貢献しています。また、潤 滑油の完成品事業は、凍土の地であるロシア市場で、低温性能を武器に販売 規模を拡大し続けています。「ジック(ZIC)」製品は、ロシアで約72%のシェア を占めている権威ある自動車専門誌「ジャルール」に、ExxonMobil、Castrol、BP などを抑えてロシアの輸入エンジンオイル製品のうち最も性能の良い製品に 選ばれるなど、グローバル市場攻略に拍車をかけています。SKトレーディング インターナショナルは、北海原油市場およびアジア地域での需要が多い石油 製品を中心に、ヨーロッパ地域でトレーディング競争力を強化しています。 SKケミカルは世界トップのワクチン専門企業、サノフィパスツール(Sanofi Pasteur) 社と次世代肺炎球菌ワクチンの共同開発および販売契約を締結して研究を 続けています。また、エコプラスチックのコポリエステル(Copolyester)のヨー ロッパ市場シェアを拡大するため、2016年にドイツに法人を設立し、積極的 に事業を展開しています。 イギリス ドイツポーランド フランス ロシア スペイン 原油および石油製品のトレーディング I SKトレーディングインターナショナル 潤滑油完成品事業 I SKルブリカンツ 潤滑油基油事業 I SKルブリカンツ ポリウレタン原料工場(システムハウス) I SKC エコプラスチックCopolyester販売 I SKケミカル 化学およびフィルム製品のグローバルマーケティング拠点 I SKC ヨーロッパ系グローバル製薬会社とのパートナーシップ構築 I SKバイオテック 次世代肺炎球菌結合型ワクチン共同開発 I SKケミカル 潤滑油基油工場 I SKルブリカンツ オランダ

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無限の機会を発掘して事業を多角化する

中東およびアフリカ地域は、資源と外貨が豊富で大規模インフラ事業の機 会の多い所です。SKはエネルギー、建設事業のほかICT、コマースプラットフ ォーム分野へ活発に進出し、事業の多角化を図っています SKイノベーションは、イエメン、リビアなどの中東やアフリカで石油開発と LNGプロジェクトに取り組んでいます。SKテレコムは、サウジアラビアに国家 防衛軍病院対象の病院情報システムの構築事業を順調に展開しており、ソウ ル大学病院、サウジアラビア国家防衛軍病院などと合弁法人を設立して、中 東地域での病院情報システム事業を拡大しています。SKプラネットのトルコ オープンマーケット「n11.com」は、2,000万個以上の主力商品と24時間カスタ マーサービスセンター、様々なクーポンやマイレージ制度など、他とは一線を 画すサービスによって大好評を得ています。また、販売者の競争力向上と販 売活性化のための多彩なプログラムも提供しています。このような努力が実 り、サービス開始3年目にして、年間取引高基準でトルコ最大のインターネッ トショッピングモールへと成長しました。「n11.com」は消費者、販売者の両 方が満足し成長できるeコマースエコシステムを構築し、トルコの新たなオン ラインショッピング文化をつくっていく計画です。SKマジックはイランで自社 食器洗浄機ブランド「Magic」により徹底した現地化戦略を展開し、小型、中 型食器洗浄機のプレミアムブランドとしての地位を築きました。SK建設は、ク エート国営の石油精製会社KNPC(Kuwait National Petroleum Company)が

発注したアルジュール新規石油精製工場プロジェクト(New Refinery Project)を 受注しました。また、クエート国営石油精製会社のKOC(Kuwait Oil Company)が 発注したクエート現代化公社(KES)の現場で、無災害1,000万人時を突破しまし た。これは、4年間にわたって優秀勤労者褒賞、交通安全キャンペーン、現場 所長の一日安全点検などの安全管理活動を体系的に運営してきた結果であ り、国内と同じく海外でも、技術力と同時に徹底した保健安全環境(HSE)管理 能力が認められたのです。サウジアラビアでは国営石油会社であるアラムコ (Aramco)が発注したワシット(Wasit)ガスプラントプロジェクトで、無災害1億人 時を突破しました。これは1,000名の従業員が毎日10時間ずつ27年5カ月間 無事故で工事を行ってこそ達成できる大記録です。SK建設は中東の劣悪な作 業環境でも、言葉や文化の異なる15カ国の勤労者を管理することのできる高 度な能力を備えていると評価されています。一方、トルコのユーラシア海底トン ネルは、2015年に国際トンネル地下空間学会(ITA)が授与する今年のメジャー プロジェクト賞、ヨーロッパ復興開発銀行(EBRD)が実施する持続可能経営社 会・環境分野最優秀模範賞などを受賞しました。そして、2016年には世界的権 威を持つENR(Engineering News Record)から、今年世界最高のトンネルに選 ばれました。ユーラシア海底トンネルは、アジアとヨーロッパを結ぶ最初の海 底トンネルで、最高水深110m、大気圧の11倍に達する水圧など高難度の海底 区間工事であり、SK建設の誇りある技術力が成し遂げた結晶です。

middLe easT & africa

オンラインオープンマーケット(n11.com) I SKプラネット ユーラシア海底トンネル建設 I SK建設 LNGプロジェクト I SKイノベーション クウェート変電所現代化工事 I SK建設 LNGプロジェクト I SKイノベーション LNGプロジェクト I SKイノベーション 石油開発 I SKイノベーション キッチン家電事業 I SKマジック 病院情報システム事業 I SKテレコム ワシットガスプラント工事 I SK建設 イエメン イラン オーマン カタール トルコ サウジアラビア クウェート リビア

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new growTh engines

エネルギー・化学分野

ECOZEN

ECOZEN(エコゼン)は2009年に発売され た世界初のバイオマス含有コポリエステ ル(Copolyester)樹脂です。石油系原料へ の依存度を低くし、石油系プラスチック の短所を補い環境に配慮しました。耐熱 性、耐化学性、透明性に優れており、電子 製品、食品容器など様々な素材に活用さ れています。最近では自動車の内装材か ら高級ブランド化粧品の容器、ベビー食 器、クレジットカードなど、使用範囲がま すます広がっています。 ECOZEN(エコゼン)は2010年に韓国10大 新技術に選定、2011年米国FDA認証に続 き2013年には米国Cradle to Cradle認証 を獲得し、技術力と環境配慮性が広く認 められました。 SK chemicals

Nexlene

SK綜合化学がグローバルメジャー企業の 独占構造を打ち崩し、世界トップクラスの 化学企業へと飛躍する契機となった Nexlene(ネクスレン)は、自社技術によっ て開発した高機能性ポリエチレンです。 従来の汎用ポリエチレンよりも衝撃に強 く、透明性や衛生性、加工性などが強化 されたプレミアム製品です。 2014年に世界的な大手石油化学会社サ ビック(SABIC)社との合弁により、蔚山に 初めての商業化工場が完成したのに続 き、これから世界的なトップ企業レベルを めざして、2015年に合弁法人「SSNC(Sabic SK Nexlene Company)」を設立し、サウ ジアラビアに第2ネクスレン工場の設立 を目標にしています。 SK global chemical

電気自動車バッテリー

SKイノベーションの電気自動車バッテリー は、走行距離と加速性能を左右するエネ ルギー密度と出力密度において、世界最高 の性能を誇ります。これを武器に、現代・ 起亜自動車などの国内市場はもちろん、北 京電控(Beijing Electronics Holding)、北 京汽車(BAIC Group)との合弁法人を設立 し、中国の電気自動車市場を攻略するため に事業を拡大しています。 2016年2月には、ダイムラー(Daimler AG) との間で2017年から発売するベンツ電気 自動車モデルにリチウムイオンバッテリー セルを供給する内容の契約を結びました。 最高レベルの車両開発能力を持つダイム ラーとの契約により、SKイノベーションの 電気自動車バッテリー技術力が改めて認 められました。 SK innovation

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ECOTRAN

SKケミカルは2013年、世界的な化学企 業、帝人(Teijin)との合弁により「イニッツ (INITZ)」を設立してPPS事業に参入しま した。PPSとは金属に代わるスーパーエ ンジニアリングプラスチックの 一種 で、200∼250℃の温度に耐えられる高 い耐熱性を持ち、200℃以下では溶かす ことのできる溶媒がないほど優れた耐化 学性を持っています。 SKケミカルは自社の技術力によって世界 で初めて「塩素(Chlorine)」を含まないPPS であるエコトラン(ECOTRAN)」の開発に 成功、昨年にはグローバル化学企業との 供給契約を結びました。現在、蔚山に年 産1万2千トンの大規模専用設備を完成さ せ、商業生産に取りかかっています。 SK chemicals

SKYCellflu

SKYCellflu(スカイセルフル)は、SKケミカ ルの独自技術により韓国初、世界で三番 目に商用化に成功した細胞培養インフル エンザワクチンです。特に2016年に発売 されたSKYCellflu 4価は、世界初の4価細 胞培養インフルエンザワクチンで、一度 の接種で4種類のインフルエンザウイル スを予防できる次世代ワクチンです。 SKYCellflu細胞培養法は有精卵を用いな いため、卵アレルギーのある場合でも安 心して接種可能で、抗生剤や保存剤を使 用していません。また、2∼3カ月以内に 生産可能であり、インフルエンザの大流 行(Pandemic)のような緊急状況にも迅 速かつ安定した供給が可能です。SKケミ カルは次世代のインフルエンザワクチ ン、SKYCellfluによって、世界市場を積極 的に攻略していく計画です。 SK chemicals

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無機素材

SKCのフェライト(Ferrite)素材技術をベー スにした近 距 離 用マグネットシート (Magnet Sheet)は、世界レベルの品質競 争力と超薄型を実現した技術力により世 界市場をリードしており、IT機器や自動車 無線充電システムにまで領域を広げてい ます。また、シリコンカーバイド(SiC)素材 技術を活かして、次世代電力半導体用お よびLED用ウェハー分野への進出を準備 しています。 SKC

ウィンドウフィルム

SKCのウィンドウフィルムは世界トップレ ベルのハードコーティング力や透明性 耐久性を備え、その技術力は高く評価さ れています。特に優れた熱遮断性や有害 紫外線の完璧遮断、鮮明な視野確保な ど、40年間にわたるフィルムビジネスの経 験とノウハウが優れた品質を生み出し エネルギー管理公団から「高効率機資材 認証」を獲得しました。 SKC

ポリウレタン複合素材

SKCはポリウレタン複合素材であるジャ ウンスバンパー(Jounce Bumper)や軌道 パッド(Rail Pad)といったエラストマー系 製品と太陽光用接着剤、LPG船舶用高断 熱コーティング材などを次々と商業化し ました。化学事業を通じ約30年にわたっ て積み上げたR&Dの能力と運営ノウハウ を活用して、世界のポリウレタン市場の 先頭に立つべく努力を続けています。 SKC ジャウンスバンパー 車体懸架装置に装着され、金属スプリングと ともに衝撃を吸収する役割をするエラストマ ーポリウレタン製品 鉄道用軌道パッド レールを固定させるレール締結装置に装着さ れ、列車の運行中に発生する衝撃と振動を吸 収する高機能性エラストマーポリウレタン製品

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LPG、プロピレンに生まれ変わる

SKガスは、世界的なガス化学工程の特許 を保有している米国ルーマス(LUMMUS) 社とPDH(Propane Dehydrogenation)工 程技術契約を締結、LPGを原料としてプ ロピレンを生産するPDH事業に取り組む ことになり、ガス化学事業に向けて一歩前 進しました。PDH工場は2014年に着工し 2016年5月に完成、短期間内に100%稼動 率を達成し、順調に運営されています。 SKガスは、蔚山にある世界最大規模の LPG貯蔵施設のほか、グループ会社が保 有する埠頭やユーティリティなど、既存の 資源を積極的に活用しています。これに よりグループ会社間のシナジー効果を生 み出し、PDH事業の投資と運営に大きく 役立つものと期待しています。 SK gas

医薬品生産連続工程技術

SKバイオテックは、世界初の医薬品生産 に連続工程技術を取り入れ、糖尿病薬、 抗癌剤、抗ウイルス剤の量産化に成功し ました。この技術は、連続的な流れのも とに自動化された単位操作によって製品 を生産する技術で、世界中の医薬品生産 企業のうち、量産化に成功した事例はほ とんどないほど難易度が高い技術です。 従来のBatch工程に比べハイリスクな反 応を安全に制御できるだけでなく、エネ ルギーコストが低く、副反応も減らすこと ができるので、均一に高品質の原料医薬 品を生産することができ、廃棄物も抑え ることができます。 連続工程技術は医薬品の品質向上 ReliabilityのためのFDAの推奨、費用削減 と収益性改善に伴う製薬会社の投資拡大 といった理由から、ますますニーズが高ま っています。SKバイオテックの連続工程 技術は、2014年に米国FDA認証を獲得し その技術力が認められました。今後、SK バイオテックはグローバル製薬会社と連 続課題の開発拡大など、連続技術プラッ トフォームを本格化させることで、世界市 場を積極的に攻略していきます。 SK biotek

電子材料・ケミカル素材

SKCの高純度の原料合成と精製技術によ って優れた製品を市場に送り出している 電子材料事業は、半導体用のコア素材で あるフォトケミカル(Photo Chemical)や ウェットケミカル(Wet Chemical)、CMP マテリアル(CMP Material)、プレカーサー (Precursor)など多種多様なラインナップ を取り揃えており、今後は半導体素材事 業のノウハウを活かしてディスプレイ用素 材分野まで事業を拡大する予定です。 SKC

シェールガス開発を牽引

SK E&Sは、韓国内のシェールガス開発を 牽引しています。2013年に米フリーポート LNG(Freeport LNG)社とLNG液化設備サ ービス使用契約を締結し、シェールガス を導入するためのインフラを整えまし た。2014年には米コンチネンタル・リソー ス(Continental Resources)社とシェール ガスの共同開発に取り組み、北米のアッ プストリーム分野にも進出しました。ま た、2019年より米国フリーポートから入っ てくるLNGを輸送するために、2016年5月 にLNG用船の契約を締結しました。さら に、韓国の民間企業初のLNG貯蔵および 再ガス化ターミナルの「ポリョン(保寧)LNG ターミナル」を、2017年の完成をめどに建 設しています。 SK E&S

(32)

IoTエコシステム構築を主導

SKテレコムは2016年6月、世界で初めてIoT 専用「LoRaネットワーク」の全国構築を完 了させました。今回の商用化には、全国単 位のハイブリッド型IoT専用ネットワー ク、Playgroundとしてのプラットフォー ム、接続の無限拡張とデータベースのプ ラットフォームという大きな意味が込めら れています。そして、IoTを活用した「スマ ートホーム」により、未来の居住文化を提 示しています。ヒルステート・ドンタン(東 灘)にスマートホームサービスを初供給し た後、国内の主要建設会社とともにスマ ートホーム事業に取り組み、スマートホー ムの大衆化をリードしています。 SKテレコムは様々な産業のパートナーと ともにビジネスモデルを構築し、堅調に 成長を重ねていく一方、産業を牽引する 企業やベンチャーとともにIoTエコシステ ムを拡大していきます。 SK telecom

次世代ネットワーク5G技術を

リード

SKテレコムはスペインのバルセロナで開 かれた世界最大のモバイル博覧会「MWC 2016」において、世界をリードする5G技 術を紹介しました。さらに、5G技術面で リーダーシップを発揮し、グローバル5G エコシステムの構築を主導しています。ノ キア(Nokia)とともに5G分散ネットワーク 技 術 を 紹 介し た ほ か 、エリクソ ン (Ericsson)およびBMW Koreaとともに Connected Car(コネクテッドカー)に5G 通信を融合したT5走行技術を公開しまし た。そして、世界初の5Gコア技術である 室外基地局間のHand-over技術の検証 に成功、リアル体感型メディア(AR、VRな ど)サービスの開発と同時に、韓国通信会 社としては唯一「5Gグローバル協力体」 に加入し、5G標準化をリードしています。 SK telecom

情報通信・半導体分野

お客様に変化に応じた新しい

価値の提供

SKテレコムは生活に付加価値を与える 革新的な製品とサービスにより、お客様 に新しい価値を提供しています。「T電 話」、「Tマップ」、「CLOUDBERRY(クラ ウドベリー)」といった代表的なプラット フォームサービスに対する開放戦略を展 開し、サービスの拡散基盤を築きました。 また、韓国初の音声認識技術ベースの人 工知能サービス「ヌグ(NUGU)」を発表 し、AI大衆化時代の開幕を宣言しました。 今後、SKテレコムはMedia/Home分野に おける果敢な投資と協力によりグローバ ルコンテンツを確保/育成する一方、長期 的に研究に取り組みトータルホームソリ ューションを提供します。また、プラット フォーム分野では愛される商品を中心に ユーザー価値を強化し、新しいビジネス モデルを追求していきます。SKテレコム は、お客様に特別な経験と価値を提供す るリーディングカンパニーへと発展してい くために努力を続けます。 SK telecom

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1TB NVMe SSD

SKハイニックスは、自社2世代3D NAND フラッシュメモリとコントローラーを基盤 に、サーバー用1TB NVMe(Non-Volatile Memory Express) SSDの開発を完了しま した。開放型クラウドサーバーに最適化 されており、サーバーユーザーのシステム の性能向上に貢献するものと期待されて います。 SK hynix

16GB DDR4 NVDIMM

SKハイニックスは、20ナノメートル台8Gb DDR4を基盤に、16GB NVDIMM(Non-Volatile DIMM)モジュールを開発しまし た。この製品は一つのモジュールにDRAM とNANDフラッシュメモリおよびモジュー ルコントローラーを同時に搭載し 突然 の電源損失時にもデータを安全に保存、 復旧できることが特長です。 SK hynix

128GB UFS 2.1

SKハイニックスは、自社2世代3D NAND フラッシュメモリとコントローラーをもと に、次世代モバイル用保存装置128GB UFS(Universal Flash Storage) 2.1の量産 を開始しました。この製品は、従来の eMMCより三倍以上速い読み込み速度を ベースに、各種モバイル機器で最適の互 換機能を持っています。

参照

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