【研 究 論 文
1
UDC :624,
042.
41 :624.
042.
42 :551,
578.
4 臼本建 築 学会 構造 系 論 文 報 告 集 第 357 号・
昭 和 60 年11月活 性 白
土 を
用
い
た
風
洞 実
験
に
よ
る
水平
屋 根
,の
屋
上
積 雪形
状
山形 屋 根
正 会 員 正 会 員遠 藤
苫 米 地
明
久
* 司** 1.
は じめに 本 研 究は,
屋 上の雪の積も り方が 風の強 弱の影 響で ど う変 化する か,
屋 根 形状別に 固有の積 もり方の性 状 を,
実験 的に究 明し たもの であ る。 屋上 積 雪 形 状の調 査は,
これまで,
野 外の 自然雪の条件で行っ てい る。
しか し, この方 法で一
般 的な方 則を求め るこ と は,
多くの期 間 と 経費が必要で あ る。 こ の た め,
D.
A.
Taylor
’・
’ は,
屋 上 積 雪 形 状の検 討には,
野 外 調 査の ほ か に,
模 型 雪 を用い る風 洞 実 験 も有 効な方法である,
と提 案して いる。 だ が,
こ の 方 式の 実 験は,N .
Isyumor2),
室 田・
佐藤31が,
以 前 実 施し た以 外には, 行われて いない。 他方,
道路の防 雪 対 策の実 験に は,
か な り広く採 用さ れ てい る。1934
年に,E .
A .
Fi
皿 ey4;が,
模 型 雪に ノコク ズ や雲母の粉 末を 用い風洞 実 験 を行っ たの を最 初と し て, 炭酸マ グネ シ ウムS),
酸 化アル ミナ3 ),
ガ ラス ビー
ズ5)お よび 活性 白 土T) を 模 型 雪に用い た風 洞実験が実施さ れ,
その手 法 も 確立さ れ てい る。
こ うし た現 状か ら,
この実験 法を建築 の 屋上積雪 形 状や吹き だ まり の研 究に応用 す ること は, 十分 可能であ る。
ただ,
模 型 雷を用い る 風洞 実 験は,一
定条件下での 現象 を再 現 する ため,
わ が国のよ うに, 雪「
質が乾雪か ら湿 雪 と 幅が あ り,
降雷 期の気 象 条件が多様 に わ た る場合,
実 験 結 果を直ちに 自然 条 件 下の結 果に対 応する ことができ ない。 つ ま り,
い くつ か の条 件 下で の 実 験 結 果と降 雪時の気 象 条 件その他とを組み合わ せて, 屋上積雪形状を評 価する必 要がある。
こ の研 究の 実験 仮 説 を述べ ると,
次の諸点であ る。
い ずれ も北日本 (北 海 道および本 州の最北部お よ び高地 を い う。
以下同じ。
)の多 雪 地の建 築の 屋上の雪の積 も り 方の観 察か ら, 推 定ま た は判 断し て い る もので あ る。
1) 同
一
の屋上 形 状であっ て も,
降 雪 時 (降雪直後を含む。)の風の強 さで
,
屋 上の雪の積も り方に差が 生ずる。一
般に は, 風 力が弱い と積 雪深 が多く,
風 力が強いと積 雪深 が少ない。
寧 北 海道 工業大 学 教授・
工博 艸 北 海 道工業 大学 助 手 〔昭 相58年5月6日原 稿 受 理 日,
昭和60年6月〕3日改訂原稿受 理 日,
討論 期 限 昭 和 61 年 2 月宋日) 2) 乾 雪で風 が強い地 域では,
地一
ヒ (平 坦な)の積 雪 深と,
水 平 屋 根 上 (同一
の場 所に建つ )の積 雪深 と は同一
でない。
通常, 後 者 がか な り少ない。 3) 乾 雪で風が強い地 域で は,
山形屋根では,
こ う配 値 が水平に近 くな る ほ ど積 雪 深が少ない。 しか し, 急こ う配の屋 根で は,
積 雪 深が ま た少な く な る。 つ ま り,
あ る角 度を分岐点とし て,
積雪 深 が 増 減す る 現 象 を示 す。 本 報 告の内 容は,
次の もので あ る1)。
活 性 白土 を模 型 雪に用いる風 洞実 験と その相 似 性の検 討2 }。
風 洞 実 験と 野 外に設置し た実大屋根モ デル の積 雪 実 験との方法 と実 験結 果の対比31。
山 形 屋 根の屋 根こ う配 値と積 雪 形 状と の関 係の検 討。
2.
実 験方 法2、
1 風 洞 実 験 装 置風洞 実験は, 北 海 道工業 大 学の小 型 回流式粉体専用 風 洞 (写真
一
1)で行っ たB ]e 図一
1に示す よ うに,
送 風機 で発生し た 風は, 2つ の 曲が り部 を経て,
ノズルの 位置 に到 達す る。
他 方,
活 性 白 土は,
約2cc
/s ずつ オー
ト フ ィー
ダー
か らコ ン プレ ッサー
の圧 縮 空 気で引き出さ れ, 空 気と混 合し な が ら吹 き 出さ れ,
降雪 (吹 雪)状 態 を現 出するe 吹 出し時 間は,
毎 回4時 間30
分 と し た。
こ れ は後 記の た い積 深の 計 測 が可 能の深 さ と なる条 件か ら決め たものである。
2,2
実 験の相似 性 模型 雪 を 用い る 風 洞実 験は,
前 述のE .
A.
Finney に 写 真一1
北 海 道 工 業 大 学 粉 体 専 用 小 型 風 洞葭置 図
一
1 北 海 道 工 業 大 学 粉 体 専 用小 型風 洞概要 よっ て実施さ れ て 以来, い くつ か実 施さ れ た。 これ らの 実 験では, 幾 何 学 的相 似 性お よ び雪と模 型 雪の落 下 運 動 の相 似 性の検 討を行っ てい る。
筆 者ら は,
これら の先 学 の方 法 をふまえ, 粉体 専用の小型 風 洞で,
活 性 白 土 を模 型 雪 とし た場 合の相 似 性 を,
次の3
項 目か ら検 討し た。 (1) 雪と模 型 雪の形状お よ び 粘着 性の相 似 性 幾 何 学 的 相 似 を満た す に は,
建物 模 型の縮 尺と,
模 型 雪 との縮 尺 と が,
同 程度でな け ればな ら ない。
また,
雪 粒子 は,
落下後,
斜面に無 制 限に積も るこ と ができ る も の で はな く, 雪 粒子間の粘 着 性に相似し た形と な る。 つ まり,
たい積 形 状の相 似 性 を 得るには,
模型雪材料の粘 着 性が,
雪の それ と同 程 度でな けれ ば な らぬ。
幾 何 学 的 お よ び粘 着 性の相 似につ い て検 討す る と, 次の よ う に な る。
1
) 幾何 学的相似性 雪お よ び模型雪の粒 子の形 状を検 討 する。 粒 子は,
大 き さに分布の あ る粒子群か ら構成す る ので,
粒 度 分 布 曲 線の形で表すこと とす る。
実 験に使用の模型雪材料の活 性 白土 (写真一
2>を 「土の粒度試 験 方 法 」 (JIS
A 1204) に よ る粒度分布曲線で示す と,
・
図一
2のと おり である。 同 図に は,
先学によるこれ まで の模 型 雪 材 料お よび雪の 粒度分布曲線も合わ せて示し た。 これ らの粒 度は,
調 査 方 法が ま ち まちで あ る た め, 単純に 比較す ること は問題 がある。
が,
同 図によると, 活 性 白土の粒 度分布 曲線は,
写 真一
2 活性 白土 (走 査型電子 顕 微鏡 写 真X3000 ) 注5, 炭 馘マ
グ ネ シユ
ウ ムの粒 径 範 囲 累100 柵羇
80璽
60 4020 0α゜
翻
σ・) °5 【論
・}牲
1躑
σう
。謹
窪
..、注1) W
.
F.
Budd : The Drifting of NonunifQm SnowParticles
,
ANTARCTIC RESEARCH SERIES Vol.
9,
pp.
59−
69,
19662) 小 島 賢 治 :顕 微 鏡によ る 飛 雪粒子の観 測
,
低 温 科 学,
物理篇
,
Vol.
27 (1969年)3)Yoshio Sasyo and Takayo Matsuo:On the Statistical
Investigation of Fall Velecity of Snowflakes
,
Meteor−
010gy and Geophysics VoL 31
, No
,
2,
pp.
61−
79,
September
1980「
4)JISAl204
に従っ た筆 者の測定。
5) 「粉体 物性 図 説」 (産 業 技 術セ ンター
刊)によ る。
図一2
雪お よび模 型 雪 材料の粒 度 分 布1
〕
覆
.
雪の それ に比 較 的近似して いること が わ か る。
さ らに,
縮 尺 を1/100とする場合, 活性 白土の粒 径お よ び粒 分 布 曲線は,
札 幌の雪と長 岡の雪の中間 に位置し,
北日本の 平 均 的な雪の形 状と近 似 性を示す。
なお, これ まで模 型 雪と して多く用い られて きた炭 酸マ グネシ ウム の粒径 は,0.
5〜3.
0
μm で ある が,
凝 集 性が大 きい た め, 谷 藤,
小川5} の 報 告に よ れば,
実 験に使 用 中に 300μm 程 度ま で粗 大化 す る,
とい う。2
) 粘着性の相似性 雪お よび模型雪の粘 着性は,
粉 体の摩 擦 特 性を示す安 息 角で検討 す る。
黒 岩 大 助によ る と雪の安息角は,
温 度 に よ り異な る が一35°
C
で 42°
,−
3.
5℃ で 50°
とな り,
温度の上 昇に伴い安 息 角は大き くな る9)。
こ の結 果か ら,
北 日本の 降雪 時 気 温で は,
雪の安 息 角は 50°
前 後と考え る。 活 性 白 土の 安 息 角を注入法に より測定す る と,
次の よ うに な る。
活 性 白 土の一
定量 (200g )を ホッパー
か ら 落 下さ せ,
円 すい形に た い積し た活 性 白 土の 直 径D
お よび 高さH
を測 定し,
安息 角 θ を求め た (写 真一
3)。 活 性 白土は, 含 水 率に応じて粘 着性が変わり,
安息角 も 変 化する。
含 水 率を変え, 前 述の方法で測 定す る と,
安 息 角と含 水 率の関 係は, 図一
3と な る。
風 洞実験に用い る活 性 白土は,
開 缶 直後 (含 水 率8,
5
%)の ものに限っ たが, そ のとき の安息角は 48°
〜
51°
の範囲に あ る。 雪 の安 息 角 (気 温一
3.
5
℃ 前後以 下)と同程 度の値を示す。 風 洞 実 験は 4時 間30分で実 施し た が,
実験 開始前と終 了後の含 水率を 測定す る と,
ほ ぼ同程 度の値と なり,
実 験中に は粘着性に変化は ない。 比 較のた めに,
これ まで 模 型 雪 材 料に用い ら れ た粉体の安 息角その他の物 性の値写真
一
3 活 性 白土の安 息 角測定 例 (含水 率8.
5%の場 合) 表一
1 模 型 雪 材料と そ の 性 状 段 型 雪 材 料 濫1 比 重 瀋 1 かさ 比唾 注 ↓ 付 癒 凝 集 性 注L 要 息 角 注1 平 均粒 径 範 囲 注2 形 状の相似性 を 満 ナ 縮 尺 率 使用した研 究 者 炭 齦マ
グ ネシ ウム
2.
1−
2.
30.
1−
0,
3 中 α0 7げ 0,
5〜
3 μm1 〆r
霸/,。。。 10} 木 下 是 雄 木 村 宰一
郎}の 百 阪 隆 正 1 今 井一
郎 1鋤 谷藤正三禰’
卜 川哲 夫 醸 化アル ミ ナ 3,
95〜
3、
98o.
5 矧.
2 小 35曳45°
5−
100 μm1 /20−
1!400蓬瞿
逮簟
尹} ガ ラス ビー
ズ 2、
48 2虞 25°
100卵
300 μm11 合司ノ20」
.
0.
1りer5en 6 治 性白土 * 2.
51 * 0,
65・
小 *o
卩
48〜
51 * 3〜
30 μ m1 /66−
1/666ll二
翻
聖 訟 量7〕璧
霧
・聰引 庄 1 )器 礎 性 状 口、
「粉 体 物 性 図 覗」 頓 匡朶菽術セ
ン
タ
ー
刊Dによ
る
り
:)形 状 匡〉相 似 性 を瀦駕す紹 尺 寧は、
目然 習の平 均 直Eを 2皿.
と し、
喚 型 雪材 科O平 物N径uaか ら 求りた。
* 毎 者の 醐定 並 を,
表一1
に 示 し た。
(2 ) 地表風 と地 表 風モデル の相 似 性 雪 面 上の地表風と, 風洞内の模型 雪上の地 表 風モデル の相 似 性は, 根本茂の提 案に よる乱 子レイノ ルズ数と乱 れ強さの一
致 との 2点か ら検 討す る15,。
1> 乱子レイノ ルズ数 風 洞 底 面に活 性 白土 が深さ 1cm に一
様に た い積し た 場 合の風 速 分布を,
図一4
に示す。
風速0.
5m /s で は少 し バ ラツキが見られ る が,
風速lm
/s ま たは 2m /sで は 片対数グラフ上で, ほ ぼ直 線と なり,
対 数法則で表 すこ と ができ る。
こ の場 合,
乱 子レイノ ル ズ数の条件は, 式 (1)で具体 化で き る。
o55安
息角
50
° e45 ● ● ! ! ●き
●/
’
/’
尽 の.
oつ 褂 煢 釦 Q 潜 煙 ノ ●薯
ー ● 10 曾 璽響
● ● ● ● レ 〆−
i
−
」、
● ● ● ● .\ 丶 、 ● 、.eb
● ● 含 水 率 紛5
10
152025
図一3
活 性 白 土の含水率と安息角の関係 (Z
/z
。)M
= (ZIZ
。}N …………・
…・
……・
……
(11 こ こ で,2
は地表面か らの高さ,Z
。は粗 度 長,M ,
N は それ ぞ れ摸型 と 実 物 を 示 す。
塩 谷 正 雄に よる と,
雪 面の粗 度長 は, 1.
0〜
10mm 程 度で あるls )。
活 性 白土 の粗度 長 を 図一
4のU =
0の点で求め る と,0.
07− O.
22
mm と な る。
したがっ て,
筆 者ら の風洞で活 性 白 土を模 型雪に用い る場 合,
模型の 縮 尺 が 1/150 以 上であれ ば,
乱 子レイノ ル ズ数は ほ ぼ一
致す る範囲 に あ る, とみる こ と がで き る。 2) 乱 れ 強 さ 雪 面の乱れ強さ は, 谷 藤 正三, 小 川 哲 夫の秋 田 県での2000
0
0
5
0
眞 」1
1
風 洞 底 面 か ら の 高 さ1
0
.
5
O
.
1
地10
上 瓮 の △ 』5
高 さ 色 ●「
● ● ● ●1風 洞内 風速 ρ.
5n聡 o ウtO
% ▲ 92,
0 %
△ 谷藤 小 川 観 測 値,
5
50
自 然 風 速 %05
1
.
0
1
.
5
2
.
0
風洞 内 風 速 「「Ys
図司 風 洞の風 速 分 布0
0
0
0
5
0
う 6 11 1 卩 風 洞 底 面 か ら の 高 さ50
00
5
10
15
20
乱れ強さ 図一
5 風洞 内の乱 れ強さ 観 測に よ る と,
平 均風速5.
4m /s の地 上 5m の位置で は ユ5%程 度s),
小 林 俊一
の札 幌 市 内で の観 測によ る と,
平 均 風 速 5−
10m /s の地 上 lm の位 置で は 10〜25
% 程 度であ る17) 。 筆 者の風洞 内の乱れ強さ は,
図一
5の と お り で,
模型の高さの範囲では 10〜
15% の乱 れ 強 さ と な り,
雪 面 上の乱れ強 さと ほ ぼ一
致 する。 な お,
谷 藤,
小 川の測 定した雪 面上の風速 分 布 (図一
4>ともほ ぼ一
致 し てい る。
(
「
3
) 雪の落下運 動 と模型雪の落下運動の相似性 雪の落下 運 動と模型 雪の落下 運 動が相似で あ る た めに は,
両 者の抵抗 係 数およ びフルー
ド数 が一
致し な ければ な ら ない3L13)。
こ れらにつ い て検 討すると, 次の よ うに な る。
雪の落 下 運 動は,一
般に,
式 (2)で表 され る。.
・(・一
・)一
壱
・DV ・s −
・・
…・
…・
…・
・
…・
…・
一
(・) こ こ に,
v :雪 粒 子の体 積,
Cn :抵 抗 係 数,
v :雪 の 落 下 速 度,
σ :雪の か さ密 度,
ρ :空 気の密 度,
8 :雪 粒 子の表 面 積。
ゆえ に, 、。
y
(5
−
・)……・
・
……・
……一
(3) vs 次に雪の フルー
ド数は, 式 (4)で与え られ る。
F ;
v/Vigi
:’
1
= =50/VI
}(i5
(1
−
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4 ) こ こ で,
v :雪の落下速 度 (雪質に より異な るが,
平 均 的な値で ある 50cm /s と し たls)・
19 り,
t
:流れ を代 表す る長さ,g
:重 力加 速 度。
式 (2)か ら得られる雪および模 型 雪の抵 抗 係 数の比,
お よ び雪と模 型 雪の フ ルー
ド数が一
致する ための模 型 雪 の落 下 速 度 (模 型 縮 尺 1/100の場 合 )を,
表一
2に示 す。 同 表は,
既 往の模 型 雪 材 料の酸 化ア ル ミナ や 炭 酸マ グネ シ ウ ム よ りも,
活 性 白 土が雪の落 下 運 動へ 近 似する こと を示す。
以 上3項 目に わた る検 討 を ま とめ る と,
模型 雪に活 性 白 土 を用い,
模 型 縮尺を1/100で実 験す る と,
完 全では 表一
2 雪および模型 雪の落 下 速 度,
抵 抗 係 数の比 お よ びフ ルー
ド数の一
致の ための落 下 度 四 話性 自 土 毆 化7〃
ξ ナ 炭醗▼
グ ネ シ ウ ム 屠下齦 Ψ550 覃0 25 コ} 115 コ〕 冒惣
。 。。 。一
0,
881.
250.
36、
7々
・
ト数の一
敷から求 り た 落 下還 度 o%一
5 注 }冒のか さ腎 星 O,
ユ,
甼均 直麁 2.
Om と した。
隈 齪皿Kつ いてttt表 1 の平 均 的 な 値 を用 いた。
麿h、
貝駅▼
グネシ
ウム
は、
鹹 集ttbt大 准いた め剛
甼均 直径をO・
2s mm と しk日
な い が北日本に お いて は相似条件をほぼ満た し,
これ ま で の模 型 雪 材 料よ り も実 験の適 合 性が高い, とい え る。
2.
3 家 屋 模 型家 屋 模 型は, 表
一
2に示す実験シリー
ズの屋根形状に つ い て バ ルサ 材で作 製した。 屋 根 面に は, 活 性 白土が積 もりや すい ようにサン ドペー
パー
400番 を張っ た。
模 型 は,
14×20cm で厚 lcm の合 板 上に同 系 屋 根で こう 配 の違 う もの 3個 と水 平 屋 根 1個の計4個 を並べ , 試 験 体.
と し た。 た だ,
別 項の野 外 実 大 屋 根の摸 型は,
水 平 屋 根 と山 形 屋 根の 2個を並べ た。
こ れ ら の試 験 体は, 風 洞内 の吹 出 しノズル か ら,
1.
8m ,
2.
4m,3m
の距 離の位 置 に置い た。 2.
4 活 性 白 土の 積もり深 さの測 定 法 と積もり係 数 活性白 土の積も り深さ(以 下「積 雪 深 」という。)は,
ハ ッ ト ピンに ミ シン油 を塗 り,
たい 積し た活性白 土に垂直に さ し,
白 土の付 着 高を 1mm 目盛の ス ケー
ル で, 0.
5 皿m 単 位に目 測し た。
測 定 点は, 試 験 体の屋根 面の奥行, 幅の 2方 向に,
原 則 として,
4mm 間 隔に設け た。
また,
屋 根上の積 雪 深と風 洞 底 面の地上相 当 面の積 雪 深と の比 較の た め,
試 験 体 模 型の前 後に地 上 想定 板 (厚さ 1cm ) を 置いた。 また,
各 試 験 体とも3回 以 上 実 験し,
積 雪 深 の計 測は,
専 任 者が毎回行い, 計 測 値の ば らつ きを 極 力 少な くするよ う配 慮し た。
本風洞の特 性と して
,
一
定 量の活 性 白 土 を一
定 時間供
給する と,
地 上 想 定 板 上の積 雪深は,
風速によ り 異 なるe こ の た め,
風 速と屋上積 雪 深の関 係を検 討 をしよ うとす る場 合,
積 雪 深で比 較 すること ができ ない。 よっ て,
下 式に よ り 「積 もり係 数 R」を求め て比較 検 討 し た。 地 上 想 定板上の測定点の設定 は,
試験体と同様で あ る。 図一6
に各風速別の試 験体上の前後の地 上 想定 板上の 積 雪 深 を示す。
図で明らか の よ うに, 前 後の地 上 想 定 板、
上の積 雪 深は,
風速が変わ っ て もほ ぼ同じ割 合と な る。
… 係 ・
暁
地 上鬆黷 誰
雪 深2,
5
風 洞 内 風 速 と自然 風 速の関 係 風 洞 内 風 速の 自然 風 速へ の 換算は,W .
R .
Gerdel,
H.
G .
Stromzo
)ら に代 表さ れる フー
ル ド数に よっ て関係 づけ る考え方が支 配 的で,
式 (5)で表さ れ る。
−
0
9
RU7
前和
上 想 斜 板 上睾
・…
謦
6
6
78
91011
後 方地 上 想 定 板 上の平 均 積 も り深 さ(皿皿 } 図一
6 前・
後 方地 上想定板上の活性 白土の積 も り深 さの均一
性 〔運転 時 間4時 間30分} 表一
3 実験シ リー
ズ 模 型 概 要 縮 尺 1風 洞 内 風 速 匸レ8・
水平 屋 帳 〔m田} 野 外 実 大 屋 根 山 形 屋 根恥
《
メ
5乃o%
5 無 風 0.
5 ロレ 3 僕 型 1、
O % 2,
0 %や
4
山 形 屋根 〔mm θ;
5町10°
,
15°
,
20°
,
25°
,
30°
・
359,
40°
山 形 8髫
。o 屋 根蟻
◎ o 注 11 無 風は、コン
プレッサー
迎転のみ をい う e 2冫 下 段の山 形 屋 根k はh 幅50x奥行50×高 さ30 の水 平 屋 根の 1/100 の模型を 並べて、
実 験し たoUm
/Un=:
(ム隅ノ 厂げ ・
・
・
・
・
… 一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
)こ こ で,
U
:風 速,1
:流れ を代表す る長さ,
肌 :模型, n :自然 状 態 を示す。
根本茂は, 気流特性に着目し て, 式 (6) を 提 案して いる15 ) 。・
Um/Un=
(lm
/彦謎
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt…
(6) ま た
,
自 然 雪の落 下軌跡を考え る と, 式 (5),
(6)に 表一
4 風 洞 内 風 速の自然 風 速 換 算 値お よ び 風 速 と落 下速度の比 換 算颶 値 % 腿 と骭 齦 。 比y!
ビ 凪 洞 内既 % 式 〔5>.
殉 合 式 (6,の胡 合 式(5x)
場含 式 〔のの場 合 店性白ま 0.
5 5.
02.
3O.
τOO O2170.
200 1.
o 10.
04.
6O.
050 0.
109O.
100 2.
o 20.
o9.
zO.
025 0.
0540.
050寉
uは、
摩擁 邏 度 〔嚀鞠 ) よ り得ら れ た換算風速値Un
と雪の落 下 速 度 Vn の比と,
風洞 内 風 速Um
と 活 性 白 土の落 下 速 度 Vm の 比と が一
致 し な けれ ば な ら ない。
す なわ ち, 乞)n/!ノh
=
乞♪皿
/しろ鷺・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7) 本 実 験 では風 洞 内 風 速は,
0.
5m /s,
1.
Om 〆s,2.
O
m/sとするが, 式 (5),
(6),
(7)で値を求め る と,
表一
4の よ うに なる。 同 表に よれ ば,
筆者らの風 洞に模 型 雪と して活 性 白 土を用い る場 合,
根 本の提 案す る式 (6 )の適 合 性が よい。 よっ て,
実験結 果は,
根 本 式 を 採 用して整 理 すること と し た。 2.
6 野 外 実 大 屋 根の積 雪 深の調査 法 野外実 大屋根試 験体の設置場 所は, 札 幌 市 西 区手 稲の 北海 道工業 大 学 構 内で ある。 試 験 体の概 要 を表一
4に示 す。
調 査は,
昭 和59年 1月13日 か ら開 始 し,
原 則と し て,
7日 ご とに, 試 験 体 屋上積 雪 深を実測 し,
合わ せて,
比 較の ため 同一
H
に,
大 学 構 内 グラン ドの積 雪 深を測定し, 同 年3
月30
日 ま で続け た。
屋上 積 雪 深は,
試 験 体 屋 根 面 中 央 部を30c皿 間 隔に計測 し た。
3.
実験結果3.
1
野 外 実 大 屋 根の積 雪 形 状 (1 ) 実大 屋 根試験 体の水平 屋根お よび山形屋根上の 積 雪 深が調 査上最 大と なっ たの は,2
月24
日で あ る。
同 日の地 上 積 雪 深 (観 測 位 置は後 記)は,114
cm であ る 。 同 上の屋 根 上の積 雪 形状を図一
7,
8に示す。 両 図に は,
地 上積雪 深およ び後 述の式 (8), (9)か ら求めた推 定甑
…
「55cm
圏…
一…
…
一
一
一
礁
一一
〇一一.
昭和 59 年2月24 日挺 測 値一
一
一
一
一
一
〔8},
〔9〕式か らの推定 値 地 上 腰 留 漂 11cen 図一
7 水平屋根の積 雪 形状 風 向き 一’
’
64cm
’
’
’
’
E お の t8cms
、
、
、
_ 昭 和59 年2月24 日 奥 測伍_
一
_
一
_
{8〕.
〔9)式 か ら の推定 値 地 上 積 可 藻 llCem、
、
1 図一
8 山形 屋 根の積 雪 形 状 § 窃 oa写真
一
4 山形 屋 根の積 雪形 状 の積雪 形状を 合わ せ て示し た。
また,』
参考 までに, 風 洞 実 験の結果の山 形 屋根の積 雪形式を 写真一
4で示し た。
図一
7,8
の両図 で知る よ うに, 水平屋根お よ び山 形 屋根の屋 上 積 雪 深は,
地 上 積 雪 深よ りも少ない。
・
水 平 屋 根の屋上 積 雪深は,
地 上 積 雪深の 1/2以 下で,
そ の分 布 は均一
と な っ て い る。 さ ら に, 山 形 屋 根に比べ,
そ の積 雪 深は少な い。一
方,
山 形 屋 根の屋上積 雪 深は,
風上 屋 根 面の積 雪 深に比べ,
風 下 屋 根 面の それはか な り多い。
明ら かに偏りが あ る。
こ の点 につ い て は,
後に詳記 す る。
次.
に,
前 述の各屋根の積雪形状を 形成す る ま での降 雪 量.
(204cm )を,
降 雪日の 日平 均風速 を、
用い,
気 象 庁 風 力 階 級表の風力 階 級 別にま と める と, 図一
9とな る。
な お, 図中に は, 各風力階級ご との 日平均
風速の平均 値 を示してあ る。
これ らの 気 象 観 測 資 料は, 札 幌 管 区 気 象 台手 稲山口観 測 所 (野 外実大 屋 根試 験 体の設 置 場所で あ る北 海道工業 大学か ら約1km
離れ ている6 以下 「観測 所」とい う。
)の値を 用い た。
観 測 所の地 上 積 雪 深 と 前 述の大学グ ラン ドの積
雪 深は,
ほぼ 同 程度である。
(2
)風 洞実験結果 前 述の野外 実 大 屋 根の縮尺 1/75の試 験 体 を 用い,
風 洞内風速を無風 0.
5m /s,
1.
Om /s お よび 2.
Om/s の 4 降80
雪 深 cm60
40
20
0
1
2
3
4
5
風 力階級 図ng 風 力 階 級ご と の降雷 深P9
ト めお
lll ■ 1 ■ り 1卜一
1トー
o 「 N9
卜oll9
「 蔬 ー 11 」°
1 炉} llll 卜一
積 も ウ 係 数1.
0
0.
5
OL
積 も り 係 数0
.
5
0
図一
10 m /sQS
1.
0
2,
0
風 洞 内 風 速 m・
!
s 水平屋 根の積 も り係 数 と 風 速の関 係O
OL
5
1.
0
2
.
O
風 洞 内 風速 m/s 図一
11 山形屋根の積も り係数と 風速の関係 段 階に変え て,
各 3回,
実 験を行っ た。
図一
10,
11に,
水 平 屋 根お よび 山形 屋根の積 もり係 数の平 均 値 と風 速の 関 係を示 す。 な お,
野 外 実 大 屋 根 模 型の縮 尺の 1/75 は,
実大 試 験体の 積 雪深計 測と 同一
程 度に,
模型上の積も り 深さ を密に計測す る 必要か ら,
特に縮尺率を大き く し た ものである。
こ の場 合, 1/100模 型 との間に風 速の換 算 が問 題 とな るが,
両 者の縮 尺の差で は積 雪 形 状に差が な いた め, 風速 換 算は縮 尺1/100 と同一
に し た 。 図一
10に戻って,
水 平 屋 根の場 合,
図に示 す よ うに,
風 洞 内風 速の増 大に伴い積 もり係 数の値は減 少し,
風 洞 内風速 1m /s を越え る と, そ の値は o.
5以 下とな る。 水 平屋 根 上の積 雪 深 と風 速の関 係につ い て,
阿 部・
中村2])・
は,
降雪 時の 日平均 風 速 と屋 上の積 雪 深の関 係 を 詳 細に 調査し, 日平均風速が3.
5m /s以上に な ると,
屋上の積 雪 深は地 上のそれ め 1/2程 度になる,
と報 告して いる。 図一
10に おい て,
自 然風速3.5rn
/s に対応す る 風 洞内 風速の積もり係数 を補 間して求め る と,
ほぼ 同 程度の値 と な る。 山形 屋根の場合は,
図一
llに示す よ うに,
風 速が加わ る と
,
風上部に比べ 風 下 部の積も り係 数の値は常に大 きい。 (3) 前 掲の 阿 部 らの報告お よ び 図一
10,
11が示す と お り,
屋 上積雪深が, 風力の強 弱に よっ て異な るとす れば,
乾 雪が主な北日本の地 域で風の影 響 を大き く場 合 に は,
任 意の 日の屋 上 積 雪 深 (SR )は,
次の式 (8 ) の よ うに, 任 意の 日までの各 回の降 雪 深に風 力に相 応し た係 数 を乗 じて求 め値の総 和,
と単 純 化す ること ができ る。
nSR=
Σ(s
‘×R
∂・
一 …・
…・
・
一 …一 ・
…・
…・
・
(8
) ‘=
1 こ こ に,S
。 :任 意の 日の屋上積 雪 深,
S
‘:任 意の 日 まで の各 回の 降 雪 深,R
‘ :屋 根 形 状による風 力の強 さ 別の係 数。 また,
屋 上 積 雪と地 上 積 雪の変態が,
同一
に推 移する,
と 仮 定 (建 物か らの熱 流の流 出が ない として) すると,
屋 上最 大 積 雪 深 (H
,)と 地 上最大積 雪 深 (H
。)と は,
式 (9
)に示す関 係と な る。
H
丑=Ha
>(SRISc ・
・
・
…
−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−・
・
・
・
…
(9 ) こ こ に,H
. :屋 上 最 大 積 雪 深,Hc
:地 上 最 大 積 雪深,SR
:地上最 大 積 雪 深日 まで の式 (8)によ る屋上積 雪 深,
Sc
:地上最 大積 雪 深日 まで の地上降 雪 深の総 和。
いま,
図一
9の各 風 力 階 級につ い て中 間 値 (例え ば風 力 階 級 3は,
風 力3.
4〜
5.
4m /s の範 囲であ る か ら中 間 値は 4.
4m /s)を算 出し,
図一
10,
11か ら,
そ の値に対 応す る積も り係 数を求め, 式 (8
), (9
)に よっ て実 大 屋根の積雪深 を計算す る と,
前 掲の図一
7,8
中の 点線 の値と な る。
同 図で わ か る よ うに,
水平 屋根の場 合は,
実 測値 と推 定 値は よ く一
致 す る。
し か し, 山 形 屋 根の場 合は,
風 上 部で は推 定 値が実 測 値よ りもや や大き く, 風 下 部で は実 測 値が推 定 値よ りも部 分 的に大き い。
風 洞 実 験の結 果によれ ば,
水 平 屋 根の場 合,
屋 上 積 雪 深は ど の風 速で も ほ ぼ屋 根 全 面に均一
の状 態と な り,
屋 根面部位で の差は,
比較的 小さ.
い。
これに対し,
山 形 屋 根の場 合は,
時 間が経過 し,
模 型 雪のたい積が進 行す る こ と に伴っ て, そ の表面の斜度 (こ う配値 )が変わっ て い く。 前述の推定 値と実測値の不一
致は,
こ のた めで あ ろ う,
と考え る。 山 形 屋 根の風上部と風 下 部の積 雪 深の 偏り (風 上積 雪 深の平 均 値 /風下 積 雪 深の平 均 値 }を求 め る と,
実 測値では 1.
33,
推定 値で は 1.
29とな り,
近 似し た値と な る。 以上の点か ら,
水 平 屋 根,
山形 屋 根と もに, 前 述の方 法か ら得ら れ る 屋上 積 雪 深の 推定値は, 屋 上 積 雪 形 状 を判 断 する場 合の 目安 資 料と な る ものとい え よ う。
3.
2 山 形 屋 根の屋 根こ う配 と屋 上 積 雪 形 状に関する 風洞 実 験 山 形 屋 根の風洞 実 験は,
屋 根こ う配 S“
〜
40°
を5°
刻 みに8
種 類につ い て実 施し た。 無 風 時では,
屋 根こう配30
° まで は,
ど のこう配 値で も一
様な積 雪 深と な る。 が,
そ れ を 越 え る と,
落 雪が加わる た め もあっ て,
積 雪 深は 屋根こ う配 〔°
15°
15925°
35° 5.
Om 7.
Omrn3.
5 4.
5m 4,
mm 45mm ら5 6.
Omm■
「
’
厂
、
,
L「
、
ノ.
尸
戸
’
層
、
、
匸
ノ〆、
丶
で、
「
1、
r…‘
:
」
・
・
11
尸
r・
.
.
‘
一
一
一
r
r.
一
叫
一
,
,
.
「 厂,
[…茎
嗣 [2・
5mml l&5mml 13ρ.
m卩o亅,
1匙i皿躬112
.
Om 耐 L.
.
」
.
.
.
L・
」
「
2
ρ.
廻卩卯; 塑 !鵬辱
,
亨
,
幽
r
■
」
」
.
嚠
1
注 1一
積も り深 さ。
[コ内の値は各 部位の最 大値。
[::}内の値 は 各 部 位の最小値を 示 す。
2 地 上 積雪 深の 平 均値は、
75 皿aで あ る。
図一
12 山形 屋 根 の積雪 形状 (風洞 内 風 速 lm /sの場 合 }Ot
8
ロ
O
積 も り 係 数0.
6OA
無風、
’
O一
風 上 部 + 風下 部 o 風 洞 内 風速 O.
5Mfs 風 洞 内 風速 1.
o%’
o 風 洞 内 風 速 2ρ% 1.
0
as
0.
6
0.
410
20
30
40
図一
1310
20
3040
10
20
3040
10
203040
屋 根 こ う 配 工゜
) 山形屋根の積も り係数と屋根こう配値の関係減少す る
。
また,
無 風 時の積 雪 深 が 最 も多い。
風 速 が加 わ ると,
その増 大と と もに積 雪深が次 第に減 少する。
図一
12 に , 風洞 内風速 lm /sの場 合の実 験 結 果の一
例を 示す。
図で知る よ うに,
屋 根こう配2S°
までは,
こ う配 値の増 加とともに積 雪が増 加する が,
そ れを 越え ると減 少す る。 つ まり,
こ う配 2se程 度を分 岐 点に積 雪 形 状に 差 異が生ず る。 ま た,
風上側よりも風 下 側の積 雪が多い こ と は,
さ きに述べた。 次に,
地 上積雪 深 と 山 形 屋根の積 雪 深を,
積も り係数 の平 均 値 (3
回の実験の測定 点168
点の平 均 値 )で ま と め る と,
図一
13の よ うにな る。
無風時で は,
屋根こう 配 30°
までは積もり係数 は0.
9以 上 と なり,
地 上 と同程 度の積 雪と な る。 し か し,
風 速が加わ る と,
風 上,
風 下 側と も積もり係 数は減少し,
屋 根こう9E
2seで最 大と な る。 す な わ ち,
風洞 内風 速 0.
5m /s では,
風 上で 0.
55,
風 下で0.68
風 洞内風速1,
0m
/s では,
風 上でO.
55,
風 下で 0.
68,
風洞内風速2.
0 m/s では,
風 上で 0.
46,
風 下で O.
58の値 と なる。
注 目 され る の は,
い ずれ の風速 に おい て も屋 根こう配5
°
で は, 風上, 風 下の積 もり係 数は 0.
5程 度 と なり,
水 平 屋 根の値に近く なる。
特に,
こ の傾 向は,
風 上側が顕 著で あ る。
4.
ま とめ 本 報 告は,
屋 根 形 状,
風 速,
屋 上 積 雪 形 状の 3者の関 係を究 明する た め,
模 型 雪 (活 性 白土)を用い た風 洞実 験の結 果 と,
野 外に設 置し た実 大 屋 根の積 雪 形 状の観 測 結 果と を比 較 し た報 告で あ る。 はじめに,
活 性 白土の模 型 雪の相 似 性を検 討し,
既 往の実 験の模 型 雪と比 較し,
適 性 を もつ こと を確 めた。
次に, 実 験の結 果 を要 約 する と,
1) 活 性白土を 用い た風洞 実 験は,
降 雪 時の気象条件 と組み合わ せ る と,
屋 上 積 雪 形 状を判 断 する有 用な 情報の供給源の一
つ と な る。
2} 風 速 が あ る場 合,
水 平屋根の積も り係数の値は,
山 形屋根の そ れ よ り も常に小 さい。
3) 山形屋根は, 屋根こう 配 25°
前後を 分岐点に, 積 雪 形状に差異が生 じ,
こう配 値の増 加 と と もに積もり係数 は漸増 し
,
分岐 点を越えうと漸 減す る。
ま た, 風 上,
風 下で積雪性状は違い, 後者の積も り係数の 値が大きい。
な右
,
本 実験の 結果 は,
冒 頭で ふれ た よ うに,
北日 本 の地 域に適 合 する,
と考え ら れ る もの で,
周 辺条件の影 響を受け るこ と が ない単 体の建 物が,一
定の雪質,
風速,
風向の 下で,
乾 雪 を 主 体 と する新 降 雪の場 合の屋上積 雪 性状を示す もの である。
また, 冒頭の実 験 仮 説は, こ の 前 提 条 件 を具 備す る場 合に成 立 する もの で ある。 今 後,
各 種の屋 根 形 状につ い て,
野 外 実 験と 風 洞実験 と を平 行 し て実施 し,
ま た,
活 性白 土の含 水 率 を変化 し た 場 合の 風洞 実 験を実 施す る 必要が あ る, と考え る。
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SYNOPSIS
UDC:S24.042.41:624.042.42:SSI.578.4
THE
RELATION
BETVVEEN
THE
FORMING
CONDITIONSROOF
INCLINATION
AND
THE
OF
THE
SNOW
DEPTH
byDr. AKIHISA ENDO, Professoref HokkaidoInstitute
Technelogy and TSUKASA TOMABECHI, Assistant Hokkaidelnstituteof Technology,Members of A.I.J.
ofof
This
is
a report on our research on the ratio of the snowground
bywindtunnel testswith activated clay particles.
The
results are :L 2.
3,
depth
on theflat
roof, thegableroof to thaton the
The
ratio of thesnowdepth
on the roofs tothat on the ground usuallydecreases
as the wind growsstron-ger
and increasesas the wind grows weaker.As the wind grows stronger, the ratio of the snow
depth
on theflat
:oof te thaton the ground isusuallyless.than
theratio of the snowdepth
on the gableroof tothat of the snowdepth
on the ground,