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目次 1 基本方針策定の趣旨 1 2 地域保健法に基づく保健所 2 (1) 保健所の設置 2 (2) 保健所の業務 2 (3) 保健所に必要な職種 2 3 市の保健行政の現況 2 (1) 本市の高齢化率と主要死因 2 (2) 福島県県北保健所 3 (3) 福島市保健福祉センターの現状 3 4 市保健

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福島市保健所設置基本方針

平成28年6月

福 島 市

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目 次

1 基本方針策定の趣旨 ··· 1 2 地域保健法に基づく保健所 ··· 2 (1) 保健所の設置 ··· 2 (2) 保健所の業務 ··· 2 (3) 保健所に必要な職種 ··· 2 3 市の保健行政の現況 ··· 2 (1) 本市の高齢化率と主要死因 ··· 2 (2) 福島県県北保健所 ··· 3 (3) 福島市保健福祉センターの現状 ··· 3 4 市保健所設置の基本的な考え方 ··· 4 (1) いのちと健康を守る拠点の構築 ··· 4 (2) 健康危機管理の強化と体制整備 ··· 5 (3) 総合的な保健衛生サービスの推進 ··· 6 5 市保健所の業務 ··· 6 (1) 移譲事務 ··· 6 (2) 組織体制と主な業務 ··· 7 6 市保健所の施設 ··· 9 (1) 設置場所 ··· 9 (2) 施設概要 ··· 9 (3) 開設後の市保健所について ··· 9 7 職員体制 ··· 10 (1) 職員の確保 ··· 10 (2) 職員の育成 ··· 10 8 条例の整備 ··· 10 9 附属機関 ··· 10 10 市保健所設置の推進体制とスケジュール ··· 11 (1) 推進体制 ··· 11 (2) 開設までのスケジュール ··· 11 【市保健所イメージ図】 ··· 12 資料編 ··· 13 資料1 関係法令 ··· 13 資料2 専門的な資格や知識が必要な職 ··· 15 資料3 市職員の派遣研修(保健所業務) ··· 16 資料4 条例等一覧 ··· 16

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1 基本方針策定の趣旨

本市は「みんなが誇れる県都ふくしまの創造」を総合計画の基本理念とし、「いのち を大切にするまち」「女性が活躍できるまち」「こどもと高齢者を大切にするまち」「活 力あふれるまち」「次世代の環境の住みよいまち」の方針のもと様々なまちづくりの取 組みを進めています。このような中、平成26年5月に「地方自治法」が改正され、中 核市への移行の要件が人口30万人以上から20万人以上に緩和されたことにより、本 市は中核市の指定の要件を満たすことになりました。 中核市になると、市民に身近な市に福祉や保健衛生、環境、都市計画など多くの事務 権限が県から移譲されることになります。保健衛生業務を実施するため、市は独自に保 健所(以下「市保健所」という)を設置します。市保健所においては、移譲される権限 を最大限に生かし、市民ニーズに応じたきめ細かい行政サービスの提供を行います。さ らに市保健所の業務を通して保健・医療・福祉の連携を強化し、施策の充実を図ること で「いのちと健康を守る拠点」としての市保健所を目指していきます。 近年、地域保健分野では、少子高齢化の進行、生活習慣病の増加などにより市民の健 康課題は変化しています。さらには社会経済要因による健康の格差についても問題視さ れています。それに伴い切れ目のない母子保健対策や健康寿命の延伸のためのきめ細か い保健医療対策等が重要となっております。 また重症急性呼吸器症候群(SARS)、新型インフルエンザ、デング熱、中東呼吸 器症候群(MERS)等の新興感染症流行による健康危機の懸念が国内においても増大 しております。さらに、腸管出血性大腸菌(O157など)やノロウイルス等による食 中毒や食品への異物混入など食の安全を揺るがす事件が頻発し、適正な食品衛生管理が 求められています。このような課題に対応する「保健所」に求められる役割は今後ます ます増大していくことが想定されます。 本市においては、平成23年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う東京電 力福島第一原子力発電所事故による災害(以下「原子力災害」という)により、放射線 への対策や災害時の健康危機管理※の重要性が増しています。市保健所が少子高齢化に 対応した生涯を通じた健康づくりや保健衛生、健康危機管理の拠点となり、いのちを大 切にするまちづくりが推進できるよう、福島市保健所の基本的な方向性を示す指針とし て「保健所設置基本方針」を策定します。 ※ 健康危機管理とは、医薬品、食中毒、感染症、飲料水、その他何らかの原因によ り生じる命や健康の安全を脅かす事態に対して行われる健康被害の発生予防、拡大 防止、治療等に関する業務のことをいう。

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2 地域保健法に基づく保健所

(1) 保健所の設置 保健所は、地域保健法第5条に基づき、都道府県、指定都市(いわゆる「政令指 定都市」)、中核市、その他の同法施行令で定める市または特別区が設置します。(資 料1) (2) 保健所の業務 保健所は、地域保健法第6条に基づき、統計、食品衛生、環境衛生、医事・薬事、 感染症対策、難病対策、精神保健などに関して必要な業務を行います。そのほか、 同法第7条に基づき、地域住民の健康の保持及び増進を図るための事業を行うこと ができます。(資料1) (3) 保健所に必要な職種 保健所長は、地域保健法施行令第4条の規定により、原則として医師であること とされています。 また、同施行令第5条の規定により、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、保健師、 助産師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、栄養士、歯科衛生 士等のうち、業務に必要と認められる職員を配置することとされています。(資料 1) 保健所では、特定の業務を行う者として、保健所職員のうちから必要な職を命ず ることが各法律等で定められており、その職員には、上記のような専門的な資格や 知識が必要です。(資料2)

3 市の保健行政の現況

(1) 本市の高齢化率と主要死因 本市の平成27年10月現在の人口は、28万5千人です。そのうちの高齢者人 口は7万6千人を占め、高齢化率は26.9%となっています。福島県全体の高齢 化率は28.6%であり本市は下回っていますが、平成40年には人口減少と高齢 者人口の増加により高齢化率は39.8%と推定※され、本市においても少子高齢 化が加速すると見込まれています。 本市における主要死因は、三大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患)による

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死亡が56.1%を占め、さらに、平成21~25年死因別標準化死亡比(SMR) では、急性心筋梗塞と脳梗塞が全国より高い割合になっています。 ※ 福島市人口ビジョン:国立社会保障・人口問題研究所推計手法に準拠 (2) 福島県県北保健所 県北保健所は、平成9年4月に地域保健法に伴う保健所再編により、福島・保原・ 二本松保健所が統合される形で、福島市御山町の福島県保健衛生合同庁舎に設置さ れました。平成14年4月には、社会福祉事務所と保健所の組織統合によって県北 保健福祉事務所となり、県北保健所を兼ねた組織となっています。管轄は福島市、 伊達市、二本松市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町、大玉村の4市、3町、1村 を含む県北地域です。管轄人口は県内最多の47万4千人余りとなっております。 なお、生活保護や高齢者支援業務などについては、福祉事務所を持たない町村を管 轄しています。 (3) 福島市保健福祉センターの現状 本市の保健福祉センターは平成10年に福島市森合町に、市民の健康の保持増進 を目的に整備されました。「ふくしまし健康づくりプラン」「福島市食育推進計画」 等に基づき母子保健事業(乳幼児の健康診査、相談など)や成人保健事業(市民検 診、生活習慣病予防対策)など市民に身近な保健サービスを実施しています。 感染症対策においては、予防接種、発症予防の啓発などを実施しています。 また、地域医療確保のため関係機関との連携のもと休日在宅当番医・病院群輪番 制度、夜間急病診療所・障がい者歯科診療所の運営などの事業も実施しています。 さらに、原子力災害後に放射線と健康管理に関する対策を担う部署として放射線 健康管理課が設置され、「福島市健康管理実施計画」に基づき、放射線による健康 不安の軽減及び健康増進を目的に、放射線の健康影響に関する正しい知識の提供、 内部・外部被ばく検査事業などを実施しています。 平成28年度の機構改革により、保健福祉センターにこども未来部が設置され、 母子保健から子育て支援まで切れ目のない施策を実施しています。 【参考】保健福祉センターで実施している主な対人サービス事業 母子保健事業 ・妊婦健康診査事業、妊婦教室(プレママ・パパセミナー) ・乳幼児訪問(未熟児、新生児、乳児、幼児) ・4か月児健康診査、1歳6か月児健康診査、3歳6か月児健康診査など ・発達相談会(二次健康診査)、育児相談会(各地区)など

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子育て支援事業 ・子育て相談(子育て相談支援センター えがお) ・保育所入所窓口業務など 成人保健事業 ・市民検診(各種がん検診、歯と歯ぐきの検診、特定健診、後期高齢者健診) ・生活習慣病予防教室(各地区)、訪問など 感染症対策事業 ・結核検診 ・定期予防接種事業(ヒブ、小児用肺炎球菌、4種混合、2種混合、BCG、 MR、水痘、日本脳炎、子宮頸がん、高齢者インフルエンザ、高齢者肺炎 球菌) ・任意予防接種助成事業(風疹、ロタウィルスなど) 地域医療確保事業 ・在宅当番医、病院群輪番制度 ・夜間急病診療所、障がい者歯科診療所の運営など 放射線健康管理事業 ・ガラスバッジ・電子式積算線量計による外部被ばく検査 ・ホールボディカウンタによる内部被ばく検査 ・放射線に関する正しい情報の提供や健康相談の実施など

4 市保健所設置の基本的な考え方

生涯を通じた健康づくり、保健衛生、健康危機管理拠点として、市保健所の基本的な 考え方を以下のとおり定めます。 (1) いのちと健康を守る拠点の構築 市保健所設置に伴い、医療法、医薬品医療機器法、食品衛生法等に基づく業務が 新たに加わります。それらの業務を通して得られる情報と今まで市の保健業務(母 子保健、成人保健等)や福祉業務(高齢者福祉、障がい者福祉等)で得られた情報

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を集約し分析することにより保健・医療・福祉の連携をさらに進め、施策の充実を 図ります。生活習慣病予防、介護予防、地域医療推進、放射線健康管理における連 携を強化し、市民のいのちと健康を守る拠点としての機能を持つ市保健所を目指し ていきます。 本市では、初めて採用する保健・医療・衛生の専門技術を有する職員(医師、獣 医師、薬剤師、農芸化学など)を市保健所に配置し、専門的な見地からの相談、支 援を行うとともに、公衆衛生に関する知見の蓄積を様々な保健・医療・福祉施策に 生かしていきます。 (2) 健康危機管理の強化と体制整備 市が行ってきた感染症対策(予防接種、予防啓発)と県保健所が行ってきた感染 症対応等を市保健所が一元的に実施するようになります。これまでの予防対策に感 染症対応で得る情報を取り入れることで、健康危機管理において最も重要な未然予 防が効果的にできるようになります。また、国からの情報が県を経由せず直接入る ことから迅速な対応が可能になり、本市の健康危機管理は強化されることになりま す。 市保健所では食中毒や感染症等からの健康被害の予防、拡大防止のため平常時か らの食品衛生、環境衛生の監視業務や指導を通し、情報収集、分析、情報発信に努 めます。さらに国、県、周辺市町村、医療機関等の関係機関と連携を図ります。 また、健康危機発生時の対応についてのマニュアル作成や職員の研修体制等の充 実に取り組みます。食中毒や感染症等の原因究明にあたっては、市の検査体制を整 え、早期の原因究明に努めます。

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(3) 総合的な保健衛生サービスの推進 市が行ってきた対人保健サービス(母子保健、成人保健等)と県保健所が行って きた対人保健サービス(感染症対応、難病対策、精神保健対策)を一元的に実施す ることで、窓口が一本化され、サービスの利用がわかりやすくなります。また、地 域の保健情報、統計が市に集約されることにより、市の状況を踏まえ市民のニーズ に合致したきめ細かい健康づくりの施策の構築、提供につながります。 なお、県保健所で行ってきた精神保健、母子保健の対人保健サービスについては、 市が今まで行ってきた施策の継続性から市の現行組織(障がい福祉課、こども政策 課など)で提供し、市として総合的な保健サービスを実施します。 本市の総合計画はもとより、健康づくりプランなど各種計画と整合性をとり、地 域保健・公衆衛生に関する施策を総合的に推進していきます。

5 市保健所の業務

(1) 移譲事務 市保健所設置に伴い、これまでは県が持っていた事務権限が本市に移譲されます。 移譲事務は、①法定移譲事務(法令で県から市に移譲されることが定められている 事務)、②任意移譲事務(県知事の権限に属する事務のうち、法定移譲事務に関連 している事務で県の事務処理の特例に関する条例で市に権限が移譲されることを

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定める事務等)の2つに大別されます。 現時点では、法定移譲事務と任意移譲事務をあわせて約1,000項目が見込ま れていますが、任意移譲事務については、市民サービスの向上、事務の効率化、財 政負担を考慮しながら、県と協議をして、移譲の対象となる事務の範囲を決定して いきます。 (2) 組織体制と主な業務 本市の保健所においては、これまで本市が保健福祉センターを中心に行ってきた 生活習慣病予防に関する相談や栄養指導、健康診査等市民に身近な対人保健サービ スと、県が保健所で実施してきた感染症対応や食品衛生、生活衛生業務等専門的な 対人・対物保健サービス(上記(1)の法定・任意移譲事務にあたる)を一体化し た組織体制を作り、市民の健康の安全と安心を守る業務を効率的・効果的に行いま す。 ●移譲事務(予定) ○現在市で行っている事務 部 門 主な業務内容 総務・医事 【相談受付】 【申請・届出受付】 ● 病院・診療所・助産所の開設に関 ● 診療所・助産所の開設許可申請 する相談 ● 薬局開設・店舗販売業等の許可申 請 ● 毒物・劇物の販売業の登録申請 ● 医療従事者の免許交付申請・届出 【その他】 ● 病院、薬局等の監視、立入検査 ○ 救急医療に関すること ● 地域保健に係る統計 ○ 夜間・休日歯科診療所、休日当番 ○ 保健思想の普及及び向上に関す ること 医制に関すること 健康増進 【相談受付】 【申請・届出受付】 ○ 生活習慣病予防に関する相談 ● 管理栄養士・栄養士の免許交付申 ○ 栄養相談、栄養改善指導 請 【その他】 ○ 健康診査・各種がん検診の実施 ○ 食育推進計画の推進 ○ 地域保健活動 ● 国民健康・栄養調査 ○ 福島市健康づくり推進プランの ● 特定給食施設の栄養管理指導 推進 疾病対策 【相談受付】 【申請・届出受付】 ● 難病(特定疾患)患者の療養支援 ● 特定疾患医療受給者証の申請 【その他】 ● 原子爆弾被爆者援護

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感染症対策 【相談受付】 ● エイズ相談及び HIV 抗体検査 ● 結核等感染症に関する相談 ●○ 肝炎血液検査 【その他】 ● 感染症発生時の対応 ○ 予防接種の実施 ○ 結核検診 放射線 【相談受付】 健康管理 ○ 放射線に関する健康相談 ● 緊急被ばく時における健康相談 【その他】 ○ 放射線に関する情報提供 ○ 放射線健康管理情報のデータベ ○ 健康管理検討委員会による提言、 ース化 検査結果の評価 ● 緊急被ばくスクリーニング ○ 内部・外部被ばく検査 生活衛生 【相談受付】 【申請・届出受付】 ● 旅館、興行場、理・美容所、公衆 ● 旅館、興行場、公衆浴場の営業許 浴場、クリーニング所の開設に関 可申請 する相談 ● 理・美容所、クリーニング所の開設 届出 ● 温泉利用の許可申請 【その他】 ● 旅館、理・美容所、温泉等の衛生 ● 有害物質を含有する家庭用品の 状況の監視及び立入検査 流通監視 食品衛生 【相談受付】 【申請・届出受付】 ● 食品の安全性に関する相談 ● 飲食店、食品製造等の営業許可申 ● 食中毒の疑いに関する相談 請・届出 ● 飲食店、食品製造等の開業に関 ● 調理師・製菓衛生師の免許交付申 する相談 請 【その他】 ● 食中毒の予防に関すること ● 飲食店等の衛生管理状況の監視 ● 食中毒の原因調査 及び立入検査 動 物 【相談受付】 【申請・届出受付】 ● ペットの飼育相談 ○ 飼犬の登録及び予防注射の申込 ● ペットショップ等の開業に関する ● ペットショップ等の営業登録申請 相談 ● 特定動物の飼養・保管許可申請 【その他】 ● 犬猫の引き取り及び譲渡 ● ペットショップ等の監視及び立入検 ● 野犬等の捕獲・抑留 査 ● と畜場に関すること 検 査 ● 感染症にかかる検体検査 ● 環境衛生検査 ● 食品衛生検査

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6 市保健所の施設

(1) 設置場所 これまで本市が保健福祉センターを中心に行ってきた生活習慣病予防に関する 相談や栄養指導、健康診査など市民に身近な対人保健サービスと県が保健所で行っ てきた感染症対応や難病対策などの対人保健サービスを一元的に実施することで、 窓口を一本化し市民に一体的な保健サービスを提供するため、保健福祉センターを 改修し市保健所を設置します。 (2) 施設概要 ① 保健所窓口 保健福祉センター3階の一部を改修し事務室を設け、申請受付・相談業務など を行います。 なお、駐車場については、確保に努めていきます。 ② 検査施設 保健福祉センター北側公用車駐車場に検査棟を新設し、食品、環境衛生の安全 確保や食中毒、感染症の原因追及のための検査を行います。 なお、高度で専門的な検査については、県衛生研究所や民間の検査機関への委 託も視野に入れ検討しています。 ③ 犬・猫の保護施設 上記検査施設と同様に駐車場敷地内に、「狂犬病予防法」の規定により捕獲し た犬及び「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づき収容した犬・猫を一時保 管する施設を新設します。 また、施設の整備にあたっては、防音、防臭等の機能を備え、周辺環境に配慮 したつくりとします。 なお、やむを得ない場合の殺処分等の業務については、周辺環境への影響を十 分に考慮しながら他の場所において行う予定で検討しています。 (3) 開設後の市保健所について 市保健所の設置にあたりましては、市民のいのちと健康を守る拠点としての機能 を十分に発揮するため、まずは県から引き継ぐ業務を円滑に実施することが重要で あると考えております。 また、市民の健康危機管理においては、広域的な対応が重要であることから、県 や近隣市町村と連携、協力するとともに、将来的には県北地方の中心都市としてふ さわしい市保健所のあり方について検討していきます。

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7 職員体制

(1) 職員の確保 市保健所設置にあたっては、現在は県が行っている移譲対象の業務を円滑に引き 継ぎ、県の業務水準を低下させない職員体制が必要となりますが、保健所業務は専 門的な知識や技術及び経験が必要な分野が多く、習得には時間がかかります。 そのため、事前の引継ぎ及び研修期間を設けることとし、専門的な業務を行う職 員の一部は保健所開設前に採用を開始します。 また、市保健所開設から数年間は、実務経験の豊富な県職員から業務遂行の支援 を受けられるよう、市保健所への県職員派遣を県と協議していきます。 (2) 職員の育成 市保健所開設前の研修については、開設後実際に業務に携わることになる職員を 県保健所等に派遣し、実地で業務を学ぶことができるよう、県と調整をしていきま す。研修中は、派遣した職員の状況を把握するため定期報告や面談を行い、必要な 支援を行うとともに研修計画の確実な実施を図ります。(資料3) また、開設後においては、市民の健康を守るため常に新しい知識や技術を吸収す る姿勢が重要であり、さらにそれを効果的な保健福祉医療対策の施策化や関係機関 との連携に活かす能力が必要です。そのため、実務研修を実施するなど、職員の人 材育成を積極的に進めていきます。

8 条例の整備

条例等の整備は、市保健所の設置に伴い、(仮称)保健所設置条例のほか事務執 行に必要な例規を整備します。(資料4)

9 附属機関

附属機関は、市保健所設置に伴い、関係法令に基づく「感染症診査協議会」など を設置します。

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10 市保健所設置の推進体制とスケジュール

(1) 推進体制 庁内組織として、福島市中核市移行連絡会議及び福島市中核市移行連絡会議幹事 会を組織するとともに、さらに市保健所設置を円滑に進めるため、中核市移行推進 室内に担当職員を配置しました。 (2) 開設までのスケジュール 年 度 月 項 目 26年度 8月 10月 ・福島市中核市移行庁内連絡会議設置 ・中核市移行準備室設置 27年度 4月 10月 1~3月 ・中核市移行推進室設置 ・県との相互人事派遣開始 「市から県の県北保健福祉事務所へ派遣」 「県から市の中核市移行推進室へ派遣」 ・中核市講演会 ・中核市市民説明会開催(28年度以降も継続) 28年度 ・市保健所設置基本方針策定 28年度以降※ ・職員採用試験(開設前年度採用) ・施設改修工事、検査棟新築工事設計 ・厚生労働省ヒアリング ・施設改修工事、検査棟新築工事着工 ・職員採用 ⇒ 市から県へ職員派遣研修 ・職員採用試験(開設年度採用) ・施設改修工事、検査棟新築工事完成 ・県との事務引継ぎ ・中核市移行、市保健所開設 ※ 28年度以降については予定

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健 康

医療・生活衛生

●移譲事務(予定) ○現在市で行っている事務

【市保健所イメージ図】

基本的なサービス 相談 ○赤ちゃん訪問 ○生活習慣病予防 ○育児相談会 ○栄養改善 ○訪問・健康相談 事業 ○健康診査 ○各種がん検診 ○結核検診 ○予防接種 ○在宅当番医、病院群 輪番制度 ○夜間急病診療所、障 がい者歯科診療所 ○放射線健康管理 ●国民健康・栄養調査 ●地域保健に係る統計 など

情 報 分 析 ・ 施 策 反 映

対策 ○福島市健康づくり推進プラン 強化 ○食育推進計画 強化 ○感染症の予防 強化 ●食中毒の予防 など 専門的なサービス 相談 ●難病患者の療養 ●結核等感染症 申請 ●特定疾患医療受給者 証交付 事業 ●○肝炎血液検査 ●HIV抗体検査 ●原子爆弾被爆者援護 など 相談 ●食品の安全性 ●ペットの飼育相談 申請・届出 ●診療所・助産所 の開設許可 ●薬局開設・店舗 販売業等の許可 ●旅館・興行場等 の営業許可 ●飲食店・食品製造 業等の営業許可 ●ペットショップ等の 営業登録 ○飼犬の登録 ●医療従事者等の 免許交付 など 健康危機対応 ○災害発生時の対応 強化 ●感染症発生時の対応 ●食中毒発生時の対応 ●感染症・環境衛生・食品衛生に係 る理化学検査及び細菌検査 など 健康福祉部 ○障がい者支援 ○高齢者支援

市 民

生涯を通じて いのちと健康を守り

相 談 申 請 など 訪 問 許 可 など 教育委員会 ○小中学校 ○学校給食 市民安全部 ○国民健康保険 ○消費生活相談 こども未来部 ○母子保健 ○子育て支援 ○保育所 など

安全・安心な暮らしを実現

ス ム ー ズ な 連 携

市 民 ・ 事 業 者

“福島市保健所はみんなのための保健所になります”

● 立 入 検 査

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資料編

資料1 関係法令 【地域保健法(抄)】 第五条 保健所は、都道府県、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第 一項の指定都市、同法第二百五十二条の二十二第一項の中核市その他の政令で定める市又は特別区 が、これを設置する。 2 都道府県は、前項の規定により保健所を設置する場合においては、保健医療に係る施策と社会福祉 に係る施策との有機的な連携を図るため、医療法 (昭和二十三年法律第二百五号)第三十条の四第二 項第十二号 に規定する区域及び介護保険法 (平成九年法律第百二十三号)第百十八条第二項 に 規定する区域を参酌して、保健所の所管区域を設定しなければならない。 第六条 保健所は、次に掲げる事項につき、企画、調整、指導及びこれらに必要な事業を行う。 一 地域保健に関する思想の普及及び向上に関する事項 二 人口動態統計その他地域保健に係る統計に関する事項 三 栄養の改善及び食品衛生に関する事項 四 住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項 五 医事及び薬事に関する事項 六 保健師に関する事項 七 公共医療事業の向上及び増進に関する事項 八 母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項 九 歯科保健に関する事項 十 精神保健に関する事項 十一 治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病により長期に療養を必要とする者の保健に 関する事項 十二 エイズ、結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項 十三 衛生上の試験及び検査に関する事項 十四 その他地域住民の健康の保持及び増進に関する事項 第七条 保健所は、前条に定めるもののほか、地域住民の健康の保持及び増進を図るため必要があると きは、次に掲げる事業を行うことができる。 一 所管区域に係る地域保健に関する情報を収集し、整理し、及び活用すること。 二 所管区域に係る地域保健に関する調査及び研究を行うこと。 三 歯科疾患その他厚生労働大臣の指定する疾病の治療を行うこと。 四 試験及び検査を行い、並びに医師、歯科医師、薬剤師その他の者に試験及び検査に関する施設 を利用させること。

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【地域保健法施行令(抄)】 (所長) 第四条 保健所の所長は、医師であって、次の各号のいずれかに該当する法第五条第一項 に規定する 地方公共団体の長の補助機関である職員でなければならない。 一 三年以上公衆衛生の実務に従事した経験がある者 二 厚生労働省組織令 (平成十二年政令第二百五十二号)第百三十五条 に規定する国立保健医療 科学院の行う養成訓練の課程(以下「養成訓練課程」という。)を経た者 三 厚生労働大臣が、前二号に掲げる者と同等以上の技術又は経験を有すると認めた者 2 前項の規定にかかわらず、法第五条第一項 に規定する地方公共団体の長が医師をもつて保健所 の所長に充てることが著しく困難であると認めるときは、二年以内の期間を限り、次の各号のいずれにも 該当する医師でない同項 に規定する地方公共団体の長の補助機関である職員をもつて保健所の所長 に充てることができる。 一 厚生労働大臣が、公衆衛生行政に必要な医学に関する専門的知識に関し医師と同等以上の知識 を有すると認めた者 二 五年以上公衆衛生の実務に従事した経験がある者 三 養成訓練課程を経た者 3 前項の場合において、やむを得ない理由があるときは、一回に限り、当該期間を延長することができ る。ただし、二年を超えることはできない。 (職員) 第五条 保健所には、医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、保健師、助産師、看護師、診療放射線技師、臨 床検査技師、管理栄養士、栄養士、歯科衛生士、統計技術者その他保健所の業務を行うために必要な 者のうち、当該保健所を設置する法第五条第一項 に規定する地方公共団体の長が必要と認める職員 を置くものとする。 2 前条第二項の規定により医師でない法第五条第一項 に規定する地方公共団体の長の補助機関であ る職員をもつて保健所の所長に充てる場合(前条第三項の規定により当該期間を延長する場合を含 む。)においては、当該保健所に医師を置かなければならない。

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資料2 専門的な資格や知識が必要な職 職 名 主な業務 代表的な資格等 根拠法令 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 獣 医 師 保 健 師 管 理 栄 養 士 農 芸 化 学 化 学 保健所長 保健所管内の公衆衛生活 動の基本方針の決定 ○ 地域保健法第10条 同法施行令第4条 医療監視員 病院、診療所又は助産所 の立入検査や指導 な し (業務について相当の知識を有する者) 医療法第26条 同施行規則第41条 薬事監視員 医薬品販売業の立入検査 違反医薬品等の廃棄、回 収 ○ ○ ○ ○ 医薬品、医療機器等の 品質、有効性及び安全 性の確保等に関する法 律第76条の3 同法施行令第68条 毒物劇物 監視員 毒物及び劇物の販売業者 等の店舗等の立入検査及 び収去 ○ ○ ○ ○ 毒物及び劇物取締法 第17条 精神保健 福祉相談員 精神保健及び精神障害 者の福祉に関する相談 精神障害者及びその家族 等の訪問指導 ○ ○ 精神保健及び精神障 害者福祉に関する法 律第48条 同法施行令第12条 栄養指導員 特定給食施設の栄養管理 の実施に係る指導・助言 専門的な知識及び技術を 必要とする栄養指導 ○ ○ 健康増進法第19条 食品衛生 監視員 食品関係営業施設の立入 検査及び食品の収去、食 品衛生に関する指導 ○ ○ ○ ○ ○ 食品衛生法第30条 同法施行令第9条 家庭用品 衛生監視員 家庭用品の製造、販売等 を行う事務所又は工場等 への立入検査 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 有害物質を含有する 家庭用品の規制に関 する法律第7条 同法施行規則第3条 環境衛生 監視員 環境衛生営業の立入検査 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 厚生省環境衛生局長通知(S42.1.11 環衛第 7003 号)、理容師法、美容師 法、興行場法、旅館業法、公衆浴場 法、クリーニング業法、化製場等に関 する法律、建築物における衛生的環 境の確保に関する法律

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狂犬病 予防員 犬の抑留、捕獲、処分及 び隔離 ○ 狂犬病予防法第3条 と畜検査員 と畜場等で解体された獣 畜の検査 ○ と畜場法第19条 同法施行令第10条 食鳥検査員 食鳥処理場でとさつさ れた食鳥の検査 ○ 食鳥処理の事業の規制 及び食鳥検査に関する 法律第39条 同法施行令第25条 同法施行規則第48条 ※ 保健所により必要な業務が異なるため、すべての職を任命するものではありません。 資料3 市職員の派遣研修(保健所業務) 研 修 内 容 職 種 期 間 狂犬病予防、動物愛護など 獣医師 1年程度 食品衛生の監視指導など 農芸化学 1年程度 食品衛生の監視指導など 農芸化学 10カ月程度 環境衛生(興行場、旅館、公衆浴場、理 美容、クリーニング)の監視指導など 農芸化学 1年程度 医薬品、毒物及び劇物の立入検査など 薬剤師 1年程度 医療、あん摩マッサージ、はり師、きゅ う師の立入検査など 薬剤師 10カ月程度 感染症予防、HIV対策など 保健師 1年程度 検査業務(理化学検査)など 薬剤師 1年程度 検査業務(微生物検査)など 農芸化学 1年程度 難病対策など 保健師 10カ月程度 特定給食施設の監視指導など 管理栄養士 10カ月程度 資料4 条例等一覧 保健所設置に伴い必要と想定される条例等 ・福島市保健所設置条例 ・福島市医療法施行条例 ・福島市医療法施行細則 ・福島市医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行条例 ・福島市医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行細則 ・福島市毒物及び劇物取締法施行条例

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・福島市毒物及び劇物取締法施行細則 ・福島市死体解剖保存法施行細則 ・福島市臨床検査技師等に関する法律施行条例 ・福島市柔道整復師法施行細則 ・福島市あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律施行細則 ・福島市歯科技工士法施行細則 ・福島市健康増進法施行細則 ・福島市栄養士施行細則 ・福島市感染症診査協議会条例 ・福島市旅館業法施行条例 ・福島市旅館業法施行細則 ・福島市興行場法施行条例 ・福島市興行場法施行細則 ・福島市理容師法施行条例 ・福島市理容師法施行細則 ・福島市美容師法施行条例 ・福島市美容師法施行細則 ・福島市公衆浴場法施行条例 ・福島市公衆浴場法施行細則 ・福島市クリーニング業法施行条例 ・福島市クリーニング業法施行細則 ・福島市温泉法施行条例 ・福島市建築物における衛生環境の確保に関する法律施行細則 ・福島市食品衛生法施行条例 ・福島市食品衛生法施行細則 ・福島市魚介類行商取締条例 ・福島市魚介類行商取締条例施行規則 ・福島市と畜場法施行条例 ・福島市と畜場法施行細則 ・福島市化製場等に関する法律施行条例 ・福島市化製場等に関する法律施行細則 ・福島市食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律施行細則 ・福島市動物の愛護及び管理に関する法律施行条例 ・福島市狂犬病予防法施行細則

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【問い合わせ先】

〒960-8601 福島市五老内町 3‐1 福島市総務部中核市移行推進室

℡024-515-6015 FAX 024-535-1260

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