介護現場における鍼灸マッサージと看護の協調による連携医療の有用性

S1 ミニセミナー等（ミニセミナー） 伝統医療看護連携研究,第 2 巻第 1 号,pp18(2020) 18 ケアカンファレンス、サービス担当者会議等においては、情報の共有や共通理解を図り、問題の解決を検討するた めにも、鍼灸マッサージ師・柔道整復師と看護師とが更なる連携を図り共通言語を用い、治療・リハビリにおいては、 心身状況や気づきを随時報告し合い、各専門分野の得意な知識と技術を持ち寄り、医療連携を拡げ、進めていくこと が、患者様、介護利用者様ファーストで安心してサービスを受けることができ、よりよい治療やケアにつながります。 住み慣れた地域でその人らしく生きることを支援するため多職種連携が重要である。多職種連携方法のひとつに事 例検討会がある。支援の方向性や方法を検討する場であるが、重要性は知っていても苦手意識を持つ人も多く、また 事例検討会の運営方法がわからないとの声も多い。本交流集会では、私たちが 2016 年から継続している「わかる事 例検討会せんだい」の実践を紹介し、運営方法について検討する。 看護教育は西洋医学を母体とした教育が行われており、伝統医療を学習する機会は少ない。しかし未病の考え方や 対象の個別性を重んじ自然治癒力を働かせること、五感を用いて対象を総合的に捉えるという伝統医療の精神は、看 護に通じるものがある。高齢化の進む現代では地域における健康保持が大きな課題であり、職種を超えた幅広い連携 が必要である。看護師が伝統医療の精神を生かし、必要な時に必要な人に伝統医療への橋渡しができないか実践例を 通して考える。

介護現場における鍼灸マッサージと看護の協調による連携医療の有用性

平栗辰也

公益社団法人福島県鍼灸あん摩マッサージ指圧師会 代表理事・会長、株式会社源気堂 指圧鍼灸接骨院＆ホームケア居宅介護支援センター代表 S2 ミニセミナー等（交流集会）

在宅ケアにおける多職種事例検討会の運営方法の検討

－ 「わかる事例検討会せんだい」の実践から －

大沼由香

1)3) 、

玉井照枝

2)3)、

山崎忍

3)、

鴫原さと子

4)3)、

星純子

1)、

鹿野卓子

1)、

三保翔平

5) 1)仙台赤門短期大学看護学科、2)多世代交流複合施設アンダンチ、3)わかる事例検討会せんだい 4)NPO 法人虹色たんぽぽ、5)赤門鍼灸柔整専門学校 S3 ミニセミナー等（交流集会）

伝統医療との橋渡しとしての看護師の役割を探る

金野明子

1)

_{、大沼由香}

1)

_{、小野八千代}

1)

_{、岡田康平}

1)

_、菊地真

1)

_村上理恵

2)3)

_{、立石和子}

1) 1)仙台赤門短期大学看護学科、2)3)なの花訪問看護ステーション仙台、3)鍼灸りえる