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「総合教育機構」紀要創刊の辞

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Academic year: 2021

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(1)

「総合教育機構」紀要創刊の辞

雑誌名

鹿児島大学総合教育機構紀要

1

ページ

1-1

発行年

2018-03

URL

http://hdl.handle.net/10232/00030664

(2)

1 Ⅰ ごあいさつ

「総合教育機構」紀要 創刊の辞

総合教育機構長 清原貞夫  この紀要は、2017年4月に発足した「総合教育機構」での研 究成果を広く学会および社会に公開するために刊行し、設置の 経緯とその使命をここで紹介します。  鹿児島大学の使命は、南九州及び南西諸島域の活性化の拠点 として機能を強化し、地域課題の解決に果敢に取り組む人材を 育成することです。地域特有の課題をさぐり発見し、その解決 策を論理的に考案して、さらに解決のため能動的に取組む学士 の育成であります。  以上の方針に基づき、第3期中期目標期間における重点的取 組の戦略としての「南九州及び南西諸島域(島嶼・へき地)の 活性化に貢献する人材の育成」では、教育の質を全学的に保証するための全教員組織である「学 術研究院」を実質化して、人材の有効活用を可能にする仕組みを構築しました。その上で、共通 教育の実質化と高度化、学士の質保証、および地域人材育成の司令塔として「総合教育機構」を 設置しました。その具体的な取り組み内容は、学部教育に繋がる共通教育の体系的カリキュラム 構築、客観的成績評価方法の確立、学習過程の可視化、単位の実質化、学部横断的な地域人材育 成であります。  「総合教育機構」は、高等教育研究開発センター、共通教育センター、アドミッションセンター、 グローバルセンターからなり、2018年4月には総勢50名を超える教員組織になります。この数は 1997年に組織改組により廃止された教養部の半数を超え、大学全体の教育の人的資源が減少され る中でのこの人員強化を伴う「総合教育機構」の設立は鹿児島大学の近年における最大の組織改 革であり、学内はもとより学外からも注目されています。  総合教育機構の使命は明確でありますがそれを実現することは容易ではありません。今後各構 成員は、個人、所属するセンター、機構全体での役割を理解し、試行錯誤を繰り返しながら機構 を中心とした本学独自の教育システムを作り出すことが急務であります。  一方、大学教員は教育者であると同時に研究者であり、各自専門領域において研究を行いその 成果を論文として公表する責務があります。私は1978年に教養部に赴任した時、上司に教育だけ でなく研究にも邁進し原著論文を定期的に書くようにと言われました。今私が教員に、研究者・ 教育者として自身の研究課題に真剣に取り組み、新たな知見を世に知らせる喜びを味わって欲し いと願っています。個々の教員の研究論文の積み重ねが教育者としての質も担保し、最終的には 総合教育機構の発展に繋がると思います。皆様が研究成果の公表にこの紀要を利用され、教育研 究活動の一助となることを希望します。  最後に、研究紀要の編集委員会の皆様の発刊に至るまでの努力と寄稿をいただいた先生方に心 よりお礼を申し上げます。

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