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使用済燃料の長期貯蔵管理技術の開発

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Academic year: 2021

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(1)2 主要な研究成果 重点課題 - リスクの最適マネジメントの確立. 使用済燃料の長期貯蔵管理技術の開発 背景・目的. 原子力発電所から取り出された使用済燃料. クの実用化が望まれている。. 間の長期化に備えることも重要である。中間. 化を評価する手法を開発するとともに、コンク. 必要がある。さらに、貯蔵量の増大や貯蔵期. 本課題では、金属キャスク密封部の経年劣. 貯蔵の方式として、金属キャスクを使った乾式. リートキャスクで課題となるキャニスタ*1 溶. 後、貯蔵期間中の経年劣化を考慮し、貯蔵後. 術や検査方法を確立し、使用済燃料の安全な. 貯蔵は、国内外で数多くの実績があるが、今 のハンドリングや輸送時の安全性を明らかに. する必要がある。また、貯蔵技術の多様化とし. 主な成果. て、経済性の観点で優れたコンクリートキャス. は、再処理するまでの間、安全に中間貯蔵する. 1. 接部の応力腐食割れ(SCC)に関する評価技 中間貯蔵に資する。. 沿 岸 の 実 環 境における気 中 塩 分 計 測 装 置 の 性 能 確 認. キャニスタのSCC評価を行うためには、貯蔵. 暴露試験場に、開発した装置と従来の計測装. 中塩分量を長期間連続かつ自動で簡易に計測. 中塩分濃度を同時計測することで、両者は同等. サイトの気中塩分量を把握する必要があり、気 できる装置を開発した。当所横須賀地区臨海. 2. 置であるフィルタパック計測装置を設置し、気 の性能を有することを確認した (図1) 。. 気 中 塩 分 量とキャニスタ付 着 塩 分 量との 関 係 の 評 価. これまで、室内および実環境(銚子:内陸4. 試験片表面に付着する塩分量を測定した。鉛. さらに海岸に近い場所のデータを拡充するた. (最大約6900時間)では、従来(銚子)の結果. 設で計測を行った。試験施設では、試験片を設. [N14019] 。この値は、従来得られている橋梁や. km)で付着塩分量の計測を行ってきており、. め、当所横須賀地区臨海暴露試験場の試験施 置した鉛直姿勢の簡易風洞内(水平及び鉛直. 姿勢) にブロアーで一定量の外気を取り込み、. 3. 直面への付着量は、今回の試験時間の範囲内. (図2) 同様、塩素濃度10mg/m2以下であった. 電気機器等の塩害評価の値や応力腐食割れ の発生限界値に比べ、十分低い値である。. キャニスタ付 着 塩 分量 の 遠 隔 計 測 機 器 の 開 発. コンクリートキャスクの 貯 蔵 期 間 中には、. キャニスタ表面に付着した塩分量を測定して. SCC発生の可能性を評価し、健全性を確保す. ることが重要である。しかし、キャニスタ周囲. が高放射線環境であること、コンクリート容器. 計測精度の検証を行った。試験では、離隔距. 離5m、隙間約50mmの条件で、挿入機器を 上下させ、隙間側面に設置した試験片の付着 塩分を計測した(図3)。その結果、塩素濃度0. ~100mg/m2の範囲では、LIBSによる算定値. とキャニスタ間が狭隘であることから、遠隔操. ( 塩 素と酸 素 の 発 光 強 度 比より算 定した値 ). *2を用 ザー誘起ブレイクダウン分光法(LIBS). ね一致した(図4)。このことから、貯蔵された. ンクリート容器とキャニスタの隙間で作動で. 隔計測できることが検証された[H14004]。. 作による計測が不可欠となる。これまで、レー. いて計測が可能なことを明らかにしており、コ. きる機器を開発し、実機を想定した実験系で. がイオンクロマトグラフィによる測定値と概. キャニスタ表面の塩素濃度をLIBSを用いて遠. *1 使用済み燃料を収納したステンレス鋼製の円筒容器で、 コンクリートキャスクの中に収納される。 *2 パルスレーザ光を計測対象物に照射し、その際に生じるプラズマを分光計測することにより対象物に含まれる各元素の濃度を計測する 方法。 20.

(2) ム㥺∞䟺䝖䞀䝃䛰䛝䟻. ᐄහ. ᐄአ. Ẽ୰ሷศィ ⿦⨨㻌 12. 䝚䝱䜦䞀. ᩺ぜཱིᚋ䝋䞀䝃㻃. 10. 8. ௛╌ሲฦ㔖 䟺㼐㼊㻒㼐㻕 㼄㼖㻃㻦㼏㻐䟻. 䝙䜧䝯䝃䝕䝇䜳Ἢ䟺μg/m3䟻. 㻔㻓㻓㻓㻓. 6. 4. 2. QField=0.0504㽙t(1/2) 䟺Ẵ୯ሲฦ㔖㻖㻑㻚 䃒㼊㻒㼐㻖䟻 QLabo=2.68㽙t(1/2) 䟺Ẵ୯ሲฦ㔖㻔㻓㻃㼐㼊㻒㼐㻖䟻 QField=0.0143㽙t(1/2) 䟺Ẵ୯ሲฦ㔖㻕㻃䃒㼊㻒㼐㻖䟻. 㻔㻓㻓㻓 㻔㻓㻓 㻔㻓 㻔. ᐄහ㻋㻔㻑㻗㼐㻒㼖㻏㻃㻖㻓䉔㻌 ᐁ⎌ሾ㻋㖧Ꮔ䟻㻏㻖㻓䉔 ᐁ⎌ሾ㻋ᶋ㡪㈙㻌㻏አẴῺ. 㻓㻑㻔. 重点課題. ᐁ⎌ሾ㻋ᶋ㡪㈙㻌㻏㻔㻓㻓䉔 ᐁ⎌ሾ㻋ᶋ㡪㈙㻌㻏㻕㻓㻓䉔. 㻓㻑㻓㻔 㻔㻑㻨㻎㻓㻓. 0 0. 2. 4 6 8 Ẵ୯ሲฦ゛ῼ⿞⨠䟺μg/m3䟻. 10. 㻔㻑㻨㻎㻓㻔. 㻔㻑㻨㻎㻓㻕. 㻔㻑㻨㻎㻓㻖. 12. 図 1 開 発した 気 中 塩 分 計 測 装 置と従 来 法 の 測 定 値 (空気中のCl ー 量)の比較 気中塩分計測装置の性能を明らかにするため、従来、測 定に使われているフィルタパック法との比較を行った。 気中塩分測定装置は、フィルタパック法と同等の性能を 有することが明らかとなった。. 㻔㻑㻨㻎㻓㻗. 㻔㻑㻨㻎㻓㻘. 㻔㻑㻨㻎㻓㻙. 㻔㻑㻨㻎㻓㻚. ᫤㛣䟺㼋䟻. 図2 鉛直姿勢での付着塩分量と時間の関係. コンクリートキャスクの 流 路を模 擬した簡 易 風 洞 内 部. に外気を導入し、試験片表面への付着塩分量を測定し た。鉛直姿勢の試験で、従来の測定点に加え、異なる環. 境条件での付着塩分量と時間の関係が得られた。従来. と同 様 の 時 間 依 存 性を示し、デ ータのバラツキは小さ かった。. 㻸㻵㻮㻿䛻䜘䜛⟬ᐃ್㻌㻔㼙㼓㻛㼙㻞㻕. 120 100 80 60 40 20 0 0. 20. 40. 60. 80. 100 120. 䜲䜸䞁䜽䝻䝬䝖䜾䝷䝣䜱䛻䜘䜛 ヨ㦂∦㻝ᯛᙜ䛯䜚䛾ᖹᆒ್㻌㻔㼙㼓㻛㼙㻞㻕. 図3 貯蔵中のキャニスタを想定した付着塩分計測実験装置 の概要 付 着 塩 分 計 測に適したL I B S 装 置 の 開 発やL I B Sに必 要な光 学 系部品が搭載された狭隘部挿入用機器(集光系)の改良を行っ た。実験では、キャニスタとコンクリート容器の曲率や間隔を模 擬した狭隘部模型を用いて、その側面に人工海水が噴霧された 塩素濃度の異なるステンレス鋼試験片を設置して、付着塩分を 計測した。離隔計測を行うために、ミラーを用いてレーザー光 を伝送した。. 図4 LIBSによる計測方法の検証 試 験 片に付 着した塩 素 量 の 測 定 結 果をL I B Sに よる方法とイオンクロマトグラフィによる方法で 比較した。二つの結果はよく一致することがわか り、LIBSによる計測方法の有効性を検証した。. 21.

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