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Epidemiological Studies on the Contamination of Salmonella in Poultry Farms

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Academic year: 2021

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Title

Epidemiological Studies on the Contamination of Salmonella in

Poultry Farms( 内容の要旨 )

Author(s)

Suvit, LIMAWONGPRANEE

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(獣医学) 甲第069号

Issue Date

1999-09-21

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2123

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(本籍) 学 位■ の 学 位 記 学 位授与年月 日 学 位授与 の要件 研究科及 び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 Suvit LIIA†ONGPRAⅣ蛇 (タイ王国) 博士(獣医学) 獣医博甲第69号 平成11年9月21日 学位規則第4条第1項該当 連合獣医学研究科 獣医学専攻 東京農工大学 EpidemiologicalStudies on the

Contanination of Sa加‡OneHdin Poultry Farms

主査 東京農工大学 教 授 金 子 賢 一 副査 東京農工大学 教・授 本 多 英 一 副査 帯広畜産大学 教 授 品 川 森 一 副査 岩 手 大 学 教 授 品 川 邦 汎 副査 岐 阜 大 学 教 授 平 論 文 の の 要 旨 近年世界各国で、腸チフスおよびパラチフスの患者数は著しく減少したが、依然とし て食品媒介性のサルモネラ感染症は公衆衛生上の重要な問題となっている。鶏肉がサルモ ネラの高度汚染を受けていることやブロイラー鶏がヒトへの感染源の1つであることはす でに知られているが、プアイラー鶏のサルモネラ感染と環境との関係には不明な点が多い。 そこで、本論文ではブロイラー鶏のサルモネラ感染における環境の役割を明らかにす る目的で、養鶏場におけるブロイラー鶏の感染状況および環境の汚染状況を系統的に研究 した。ブロイラー鶏の盲腸内容物から分離されたサルモネラの血清型別およびプラスミド 型別を行って、感染状況を養鶏場ごとに解析した。次いで、サルモネラ感染率の高いブロ イラー鶏を出荷していた養鶏場の各種環境材料からの分離サルモネラについて血清型別お

よびプラスミド型別を行って、ブロイラー鶏の感染と環境の汚染との関係に考察を加えた。

さらに、ブロイラー鶏および環境由来抹を土壌に実験的に接種してサルモネラの環境にお ける生残性を検討した。 第1章では、l労5年4月から1労7年3月までの間に栃木県の1食鳥処理場に12養鶏場 から搬入されたブロイラー鶏の盲腸内容物ち封5検体についてサルモネラの分離同定を行 って、各養鶏場におけるブロイラー鶏の感染状況を解析した。336検体(14.3明からサルモ ネラの8血清型が検出された。分離されたサルモネラのかに株P2.仇勺は5.熟慮桓に、の

株q7・ダ均一甲・H血に、15株匝・5叫は5・Br由印町に、9抹は5・匝卿血に、4株

は5.A血Imに、3株P.9%)は5.E止虚血に、2株P.6叫は5.(舶0に、1株p.3叫は5・ 坤に彗捌された。これらの養鶏場に雛を供給していた紆卵場から5・頒皿血叩 および5.馳走曲が検出された。5.Bl∝組甲はタイプaからkまでの11型に、5・

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H血はタイプ1からrまでの7型に型別された。同一養鶏場において5.Bl∝呵の同一 プラスミド型が1年間以上にわたって繰り返しブロイラー鶏から検出された。5. Bl鷹山甲に高率に感染していたことから、ブロイラー鶏が本血清型のヒトへの感染源とな る可能性が示唆された。 第2章では、5・Bl虎山野の同一プラスミド型が1年間以上検出された養鶏場において 1996年2月から3月までの間に採取された環境材料525検体についてサルモネラの分離同 定を行い、分離されたサルモネラの血清型およびプラスミド型をブロイラー鶏由来株と比 較解析した。2α之検体¢8.5叩から5.Bl∝山野のみが検出された。ブロイラー鶏が導入さ れた籍舎では敷料、壁、飲水、廃水、塵、土壌などの環境材料から5.Bl慮1甲が検出さ れた。一方、導入前の鶏舎では土壌以外の環境材料はすべてサルモネラ陰性であったが、 隣接する鶏舎にブロイラー鶏が導入された後に、飲水、廃水および土壌から5・馳戒桓 が検出された。飲水、塵、土壌などの環境由来株のプラスミド型はブロイラー鶏由来株と 一致していたことから、本養鶏場におけるブロイラー鶏のサルモネラ感染と関連して、各 種環境要因の中で特に土壌が媒介物として重要な役割を果たしていた可能性が示唆された。 第3章では、ブロイラー鶏および環境由来5.BI∝池野を実験的に土壌、鶏糞および土 壌と鶏糞の混合物(混合比‥土壌9+鶏糞1)に接種して、環境における本血清型の生残 性を検討した。実験に供試した7株の5.Bb劇町はいずれも鶏糞で7日以内に消失した が、土壌および混合物では屯日間以上生残した。本養鶏場はオールイン・オールアウト 方式で管理されていたが、ブロイラー鶏を出荷した後の空舎期間が10日から14日程度で あったことから、新たな鶏群が導入されるまで本血清型が鶏舎周辺の土壌で生残していた 可能性が示唆された。 以上のように、近年日本でヒトのサルモネラ感染症ゐ主要な血清型の1つとして認め られている5.Bl∝山野に高率に感染していたことから、ブロイラー鶏が本血清型のヒト への感染源となる可能性が示唆された。ブロイラー鶏が導入される前の鶏舎周辺の土壌か ら本血清型が検出されたこと、さらに、本血清型の土壌における生残性が屯日間以上で あったことから、鶏舎周辺の土壌がブロイラー鶏のサルモネラ感染を媒介していた可能性 が指摘された。したがって、ブロイラー鶏のサルモネラ感染を予防するた動こは養鶏場に おける系統的な環境対策を講じる必要性が示された。 審 査 結 果 の 要 旨 近年世界各国で、腸チフスおよびパラチフスの患者数は著しく減少したが、依然とし て食品媒介性のサルモネラ感染症は公衆衛生上の重要な問題となっている。鶏肉がサルモ ネラの高度汚染を受けていることやブロイラー鶏がヒトへの感染源の1つであることはす

でに知られているが、ブロイラー鶏のサルモネラ感染と環境との関係には不明な点が多い。

そこで、申請者はブロイラー鶏のサルモネラ感染における環境の役割を明らかにする 目的で、養鶏場たおけるブロイラー鶏の感染状況および環境の汚染状況を系統的に研究し た。ブロイラー鶏の盲腸内容物から分離されたサルモネラの血清型別およびプラスミド型 別を行って、感染状況を養鶏場ごとに解析した。次いで、サルモネラ感染率の高いブロイ ラー鶏を出荷していた養鶏場の各種環境材料からの分離サルモネラについて血清型別およ びプラスミド型別を行って、ブロイラー鶏の感染と環境の汚染との関係に考察を加えた。

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さらに、ブロイラー鶏および環境由来抹を土壌に実験的に接種してサルモネラの環境にお ける生残性を検討した。 第1章では、1労5年4月から1997年3月までの間に栃木県の▼1食鳥処理場に㍑養鶏場 から搬入されたブロイラー鶏の盲腸内容物2,345検体についてサルモネラの分離同定を行 って、各養鶏場におけるブロイラー鶏の感染状況を解析した。336検体(14.3叩からサルモ ネラの8血清型が検出された。分離されたサルモネラの封2株ロ2.肪も)は5.Blα恵l甲に、00 株(17.朔)はS.Hadarに、15株@.5%)はS.Brdeneyに、9株はS.SdTWar2en9undに、4株 は5.An弧皿lに、3株(0.ダ%)は5・E加由血鮎に、2株P.6%)は5・仇0に、1株P.3叫は5.

極eに型別された。これらの養鶏場に雛を供給していた術卵場から5.句画血血1m

および5.E止血曲が検出された。5.Bl∝山野はタイプaからkまでの11型に、5. H血はタイプ1からrまでの7型に型別された。同一養鶏場において5.Bk池野め同一 プラスミド型が1年間以上にわたって繰り返しブロイラー鶏から検出された。5■. Bl∝山野に高率に感染していたことから、ブロイラー鶏が本血清型のヒトヘの感染源とな る可能性が示唆された。 第2章では、5.Bl∝妃野の同一プラスミド型が1年間以上検出された養鶏場において 19%年2月から3月までの間に採取された環境材料525検体についてサルモネラの分離同 定を行い、分離されたサルモネラの血清型およびプラスミド型をブロイラー鶏由来株と比 較解析した。2佗検体P8.5%)から5.Bl∝山野のみが検出された。ブロイラー鶏が導入さ れた鶏舎では敷料、壁、飲水、廃水、塵、土壌などの環境材料から5.Bl∝池野が検出さ れた。一方、導入前の鶏舎では土壌以外の環境材料はすべてサルモネラ陰性であったが、 隣接する鶏舎にブロイラー鶏が導入された後に、飲水、廃水および土壌から5.Blα虫1野 が検出された。飲水、塵、土壌などの環境由来株のプラスミド型はブロイラー鶏由来株と 一致していたことから、本養鶏場におけるブロイラー鶏のサルモネラ感染と関連して、各 種環境要因の中で特に土壌が媒介物として重要な役割を果たしていた可能性が示唆された。 第3章では、ブロイラー鶏および環境由来5.Bl∝山野を実験的に土壌、鶏糞および土

壌と鶏糞の混合物(混合比:土壌9+鶏糞1)に接種して、環境における本血清型の生残

性を検討した。実験に供試した7株の5・Bb忍野はいずれも鶏糞で7日以内に消失した

が、土壌および混合物では彪日間以上生残した。本養鶏場はオールイン・オールアウト

方式で管理されていたが、ブロイラー鶏を出荷した後の空舎期間が10日から14日程度で あったことから、新たな鶏群が導入されるまで本血清型が鶏舎周辺の土壌で生残していた 可能性が示唆された。 以上のように、近年日本でヒトのサルモネラ感染症の主要な血清型の1つとして認め られている5.Bl∝山野に高率に感染していたことから、ブロイラー鶏が本血清型のヒト への感染源となる可能性が示唆された。ブロイラー鶏が導入される前の鶏舎周辺の土壌か ら本血清型が検出されたこと、さらに、本血清型の土壌における生残性が屯日間以上で あったことから、鶏舎周辺の土壌がブロイラー鶏のサルモネラ感染を媒介していた可能性 が指摘された。したがって、ブロイラー鶏のサルモネラ感染を予防するためには養鶏場に おける系統的な環境対策を講じる必要性が指摘され、サルモネラの感染源対策を講じる上 や、有用な知見が得られた。 以上について、審査員全員一敦で本論文が岐阜大学大学院連合獣医学研究科の学位論 文として十分価値あるものと認めた。

(5)

基礎となる学術論文 1加enceandpdsterN3eOf5tzb即陀肋血bronerchickenfl∝k5.J.Vd.Md.Sci・61:255-259(1999) 2.CorAaminadonofSalmondlabloddey.intheenvirorme鵬Ofapouhy血mAvianDis・43:302-309(1押印 既発表学術論文 1.CompansonoffuSAand$dectiveoiltu代inthediagnosisofⅣinedyserderyinThanand・ Ⅴ故R∝.138:332-333(199句

参照

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