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放射線増感化学療法と術中照射療法の併用による悪性 glioma の治療

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Academic year: 2021

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Title

放射線増感化学療法と術中照射療法の併用による悪性

glioma の治療( はしがき )

Author(s)

坂井, 昇

Report No.

平成6年度-平成7年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C) 

課題番号06671380) 研究成果報告書

Issue Date

1995

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/211

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

D.研究成果 ①悪性gliomaの細胞株A172とT98Gを用いて、放射線単独とCDDP併用時との2群に おける殺細胞効果をsingle cellgelelectrophoresis(SCG)assayによって比 較し、HTT assayの結果とも比較検討した。CDDP投与は照射30分前とし、5mg/1 00mlとした。[結果]MTT assayでは[放射線+CDDP]群は放射線単独照射群. に比べて、A172が8Gy照射時78・3%(pく0.01)、T98Gが2Gy照射時80.9%(p,0.05)と、 前者において殺細胞効果の有意差を認めた。同様に行ったSCG assayではその評 価法として用いたDNAdamageindex(DDI)によると、[放射線+CDDP]群が放射 線単独照射群に比べて有意であった。以上の結果は、事前に低濁度のCDDPを附 加することにより、腫瘍細胞に対する放射線効果が高められると結論された。 ②22例のヒト悪性gliomaにSCG法を行い予後との相関をみた。各々の腫瘍のDDI は10・5∼51・1%で、腫瘍摘出と放射線療法終了後の腫瘍再発を3ケ月、8ケ月時点 でみると、ともにDD=ま再発群と非再発群間で有意差が認められた。併せて行っ た各症例のPCNA、HIB-1陽性率、P53発現例と治療後の腫瘍再発との間における 関連性を検討し、放射線効果を予知するうえで最もp53が相関する傾向を示した。 ③CDDP一放射線療法をヒト悪性glioma27例に行った。うち20例のglioblastomaの 生存率からみると、1年72・6%、2年35.3%であった。この結果は、諸家による他 の治療法の結果と比べ同等あるいはそれ以上の成果を示した。 ④当施設で行ってきた術中照射(IORT)について予後観察を行い、悪惟gliomaの みならずlow grade gliomaについてもIORTの有効性を生命予後から統計的に解

析したところ本法は有意に生存を延長させると結論され、併せて予後影響因子、 即ちIORTの適応条件について解析し、これらを報告・論文にまとめた。 ■t 1.川.i′・-ン」l l --‥ 一l

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