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白山火山付近の顕著な 群発地震活動Earthquake Swarm Activities near Hakusan Volcano in the Chubu district, Japan

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Academic year: 2021

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A08

白山火山付近の顕著な群発地震活動

Earthquake Swarm Activities near Hakusan Volcano in the Chubu district, Japan

○ 和田博夫・伊藤 潔・大見士朗・平野憲雄・森下可奈子・平松良浩・中山和正 ○ Hiroo Wada, Kiyoshi Ito, Shiro Ohmi, Norio Hirano, Kanako Morishita,

Yoshihiro Hiramatsu, Kazumasa Nakayama Four swarm activities of earthquakes occurred near the Hakusan volcano in 2005. The hypocenters are very shallow and the locations of the swarms are very close to the summit of the volcano with different areas. The maximum event of M 4.2 occurred in October. Thus seismicity has been high since 2003 in the volcano area, therefore, a careful monitoring of volcanic activity is necessary for Hakusan volcano.

1.はじめに 跡津川断層西方延長上の白山火山付近にて、群 発地震活動が活発である。2003 年 7 月に白山東 麓に大白川観測点を設置した直後から多数の群 発地震活動が明らかとなってきている。特に2005 年には、震源位置を少しずつ変えながら4回の群 発地震が発生し、10 月にはこの地域としては近年 稀なM4 クラスの地震を含む活発な地震活動を展 開した。またその後1月1日には小規模群発地震 も発生しており、この地域における地震活動の活 発さを示している。ここでは、2005 年に発生し た4回の群発地震の詳細について報告する。 2.震源分布 大白川観測点を設置して以来、2004 年末まで に1日 50 回を越す群発地震活動は4回にも及ん でいた。その後 2005 年になると、2月、4月、 8月、10 月と、それまでにも増して活発な活動の 様相を呈した。これらの活動は、少しずつ震源位 置を変えながら発生していた。まず2月 24 日に 始まった活動は白山火山の北北東1km付近で 発生して、北北東-南南西方向に約 2km の震源 域 を 形 成 し た 。 期 間 中 の 最 大 M は 1.5(24d18:41,25d00:56)であった。続いて4月6 日には白山火山南西 1km 付近の極狭い地域にお いてM=2.5(6d18:27)を 含む活動があった。8月 29 日から9月1日にかけては2月の活動域の西 側に隣接するようにM が 2.5 を越すような地震2 回(30d12:27,M=3.0,30d16:17,M=2.9)を含む活 動があり、これまでの活動と比べると比較的長時 間継続した。10 月3日には、これまでの一連の活 動の中では白山火山に最も近い地域において、し かもこの地域としては近年まれな M=4クラス (3d13:59,Mjma=4.2)の地震が発生してその後多 数の余震の発生が見られた。また、深さについて はいずれの群発地震も約 3km よりも浅く求めら れた。このように最近白山火山に近い極狭い地域 に短期間に群発地震が多発し、しかも深さも非常 に浅いことから、火山活動との関連が注目される が、いまのところ火山性微動、低周波地震といっ た火山活動に関係すると思われる現象の確認は されていない。しかし 1579 年以来噴火が発生し ていないことを考えると、この地域の地震活動を 注意深く監視することは大変重要なことと考え る。 終わりに、今回の解析には Hi-net 及び隣接す る多機関の観測点、歪集中帯合同観測点のデータ を使わせていただきました。関係者にお礼申し上 げます。

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