522 ーJク6・−
資 料
販売会社に・関す る 調査
瀬 戸 広 明
ー・,調査の概要 1目 的
2調査潮間と方法 3一回収状況
4結果の概要 販売会社の有無
販売会社を有する製造企業の層別
ニ,有価証券報告書提出会社で販売会社を萌する製造企業の層別・盛業 小分類別・地域別・規模別
三,補 遺
1資本金3,000万円〜1億円未満の製造企業東京都%抽出の調査に ついて
2.調査票と回答到着状況
−‖,調査の概要
1目 的
我国独特の現象である製造企業が自社製品の販売のため営業部門を独立させて設立した いわゆる販売会社の存在が親企業の流動資本の回転に与える影替を研究するため標本調査 を実施するのが調査者の目的であり,そのため紅まず母集団を確定する必要があった。
2.実施期間と方法,対象
1971年7月5日から1972年1月10日までの6ケ月間にわたり郵送調査により行った。対 象は1970年3月末現在の資本金1億円以上の我国製造企業(ただし出版,印刷,同関連産 業を除く)の全部である。ほかに資本金3,000方円から1億未瀾の製造企業の東京都%抽
販売会社に関する調査 ー・J.97・−
523
出についても行ったが,結果がまだでていない。
3‖ 回収状況
最初7月5日に調査票3,172を発送し,7月下旬,9月,10月,11月の4回の督促の結 果,回答数2,969,回答なし75,宛先不明等128で回収率ほ.9754%(75/3,044)であっ た。そして,販売会社有りの回答に対し,どのような持ち方をしているかについて層別調 査を行った。調査がこのように二重濫なったのは予備調査をおろそかにしたところに・遠 因がある。
4,結果の概要
集計結果の表紅使用される層別,産業別,地域別,規模別の意味をまず示す。層別 第1層,製品種類の全部または大部分を一つの販売会社に扱わせている(例,トヨタ自 動車工業とトヨタ自動凄販売)
第2層,製造部門によっては販売会社を設け,一手に扱わせている(例,東芝と東芝商 事,日立と日立家電販売)
第3屑,地区ビとに.販売会社を出資・設立している。
算4層,特定の地区に販売会社を出資・設立している。
第5層
5屑の1,製品の一部または生産額の−・部を全国的に扱わせている。
5層の2,代理店,特約店と同列で扱わせている。
5層の3,一・般商社と同列で扱わせている。
5屑の4,そ・の他
5層の5,分類不明(どの層に入れてよいか回答者の方で具体的な指示がない)
産業別
1∩ 食料品 2.繊 維 3‖ 紙 4‖ 化 学
5窯 業 6い 鉄 鋼 7り 非 鉄 8・金 属 9‖ 機 械 10‖ 電機(器) 11.輸送用機器 12.・その他 地域別
1群∩北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城 2瓢群馬,栃木,茨城,埼玉,東京,千葉,神奈川 3群福井,石川,富Lu,静岡,愛知,岐阜,新潟,長野 4艶滋盤,京都,大阪,兵庫,奈良,三重
塊44巻 免4l516弓 524 一J9β−
5群中国・四国,九州 規模別
A.資本金1億円〜10佑円未満
B 〝 10 〝 50 〝 C。 〝 50 〝 以上
販売会社を有する会社数は表1に掲げられている。彿5層の2以Fに属する会社ほ販売 会社を香しているといってもそれほまったくその企業の主たる生産販売形態からはなれた
ところ紅あり,その意味でむしろこれらの層は除いて考えたカがよいのではないかという 衷1 販売会社を存する会社数
て■JFl
、■
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2 r 3 】 4
436(2)要 17≡ 31 12司 79叫
理由で,調査者ほ販売会社を持っている会社数としては第5屑の1までの合計436をとる。
それ故以下においてほこの436を使絹することにする。ただし舞5層の2以下について もくわしい表を本稿末尾に掲げてある。
敗売会社を有する会社が産業別にどのくらいあるかを販売会社を萌しない会社との対比 においてみようとすると表2,3,4が利用できる。まず表2から敗売会社を有する会社 434社(436社のうら1祉ほ回答がなされず,すなわち販売会社を葡するや否やについて 回答のなかった75社に含まれ,他の1社は転居先不明で帰って来た会社で,いずれも調査 者の方で独自に調べ,販売会社を有することが判明した会社である。回答のなかった75 祉,宛先不明,転居先不明等の理由で返送されて来た会社128社のなかにも販売会社を有 する会社が含まれていることがこ.の二束の例からも分ったので,回答のあった会社につい
ての比率がこれらの調査不能の層についてもそのままあてはまらないにしてもその近似を させたいとの意図から,これらこ社ほ比率をとる際にほ除いたのである)のうら規模A
(蟄本金1億円′}10位円未満)は63%,同Bほ24%,同Cは13%であり,表3から販売会 社を有しない会社2,434社のうちAは84%Bは14%,Cは3%である。そして表4からは 全産米に占める販売会社を有する会社の比率についてはAが12%,Bが24%,Cが45%で あることが分る。そして平均を上まわる産業は電機(器)(19%),金属(18%),輸送用機器
(j.6%),化学(16%),機械(16%),そしてその他(22%)であり,規模別にみると,
Aさこおいて平均を上まわる産業は金属(17%),電機(器)(15%),化学(14%),機械
5お
526 第44巻 葦4・5・6弓
−2∂0−
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−20J鵬
販売会社に関する調査
527
(13%)そして「その他」(18%)であ り,Bにおいては繊維(33%),機械(27
%)電機(器)(23%),そして「その他」
(38%)であり,Cにおいては輸送用機 器(69%),紙(67%),機械(63%),電機
(63%)繊維(60%),そして「その他」
(62%)である。なお金属の100鬼ほ一 社のみ.であるからとくにあげない。また
「その他」もその内容を検討してみ.れ ば,その大部分が特定の産業分野(写兵 感光村料,カメラ,時計)で占められて
いることに気付くであろう。故にこの25
%には実体的な意味があるのである。
販売会社を有する会社を層別・産業別,
衣4 産業別に.占める販売会社を有 する会社の比率
品維 学業
料 紙
食繊 化窯 21969 11010 00000 40790 46612 00000 3
2331
00000
97546
00010
00000 87869 00111 00000 3
42 00000
39273 00222
00000
76735
00111
00000
鋼鉄属械剃 ︵ 機
鉄非金機電
輸送用機器 そ の 他
討
0.09 024 0…69 0.16 0.18 0り38 0.62 0.22 0.12 0り24 0.46 0.15
層別・地域別,層別・規模別にみたのが表5−1,5−2,5−3である。その層に占める産米別の 重みをみるに(表5−1,)寛1層においては化学15%,機械13%,金属11%,電機(器)11
%,「その他」22%が高く,輸送用機器は6%と低い。輸送用機器は第2屑で13%とその 層の3イ立を占めるはどに高いが,販売会社をもつことの意味においては籍1屑が格段に重
版売会社を有する会社数 表5−1層 別・産業別
食料品l繊
2 5 3 314■l1
5 3 8 2 3
2 9
3■7■■1 −
9 4 1 4
3 4
4■■13■ l▲
4 3
4 3
6 8 3 7■611■
5 1 4
2 2
8 5 3
0 − A▲■ll1 1
9 1 3
2 1 13
42il1
2
6i 3
3
10t 9 11 3封 8
2
6i 4
1 1%2%3% 4%S%討% 1
4 4 1
3 4
412■
5 3
2 1
5 7
14
7−
−2
8 4
2 3 3
4■1
3
3 1 2
1 1
1 1
1 1
4 4 1 618■
1 9
2 2
3 2
1
9 − 1 −
1 ■4 3
5
35289
10018軒 6jlOOl2 、
−・202−・ 籍44巻 第4・5・6号 528
\
\ 機巨の他
1 1%2%3% 4%の% 計%
5 3 4 1 1 1 1
6 − 1 一 4 一 l 1
1 2 8
3 2 1 8 0
1 1 2 A▲■4 一 71 1 1
5 5 3
2 2 1 7■0■9■ 2 1
3 2 1
3 1 1
6 3 9
1
7−10131 1
3 2 0
2 3 1 0 0 1
3 − 2 18
2 2 2 0 0 1
9■5 7 3
8 1
3 6
1 2 0
0 1
︹0
15 29111
5
10i9 51 100l12
16 29董11
4
7l7 100113 55
8
26l6
3
10」5 1001 7 31 1
表5−2 層 別・地域別
衷5−3 層 別・規模別
ー203−・
販売会社紅周する調査 529
祝されるのは周知のところである。本調査はこのような経済学的意味づけを素直に反映 していない憾がある。それほそれとして,繹2廟でほ電機(器)が18%ともっとも高い。
欝3層でも電機(器)が20%と「その他」の26%以外ではもっとも高く,化学の14%がこ れにつぐ。なお「その他」に.ついては,寛1屑で7/27が写員感光材料・カメラ・時計,
4/27が石油,算2層で5/10がカメラ・時計であり,第3層で3/9がゴムである。このゴ ムほ.簡4層でも8/31を占めてこの屑の1位である。
つぎに産業にしめる層別の特色を量ると,食料品でほ算4屑が54%と圧倒的で,これに 第1屑の29%を加えると83%が欝4屑と1屑に存在することになる。繊維ほ欝3屑の4%
を除き,第1層と4屑に.それぞれ25%,21%,算2層に21%である。舐朋全体の数が少い が,籍1層と2層で大部分をしめている。化学は第5屑の1の34%,滞4層の28%,第1 屑の23%,第2屑の10%の煩である。窯業は贋3層把なく,寛2層が44%と高く,第1層 の19%と合せてこの二つの屑で63%を占める。鉄鋼ほ紙と同様全体の数が少いが,籍2層 と4層が33%,菟1層が25%とこの三つの屑ではとんどである。非鉄は全体がもっとも小 さく7であり,そのうち71%は寛4層に存在する。金属,これ紅ほアルミサッシ・建材,
ステンレス流し台,ブラインド等が含まれるが,この産業は第1層42%,第4屑35%とこ の二つの層で77%を占めている。機械に.ついては農機とペアリングが目立つ。農機は.9/51
で就中第3層においてほ3/4である。ペアリングほ算1,2,4の各層に分布して−いるが 大手三社ほいずれも含まれている。電機(器)ほ寛4屑29%,第2屑25%,第1屑25%,そ して算3層が13%であるが,この申では寛2屑と籍3層が重要である。何故なら筒2層に は家電部門をもつ縫合電機メ、−カー3社が含まれ,算3層には同じく家電部門をもつ総合 電機メ−カー1社と関西の家電3社が含まれているからである。輸送用機器では籍2層 32%,第4層26%,そ・して第1屑23%の償であるが,販売会社が闇メーカ−の流動資本の 回転紅及ほす作用を研究する規点からは1,2,4層の順序に膚要である。第1層では自 動車,第2層では建設機械製造部門をもつ企業が蚤要である。また自転車メ−カ−・が販売 会社を作っているのもその数が多く看過できない。最後に「その他」では儲4屑39%,第
1屑33%,第2屑12%,葦3屑11%の順であるが,との屑の特色に.ついてはすでに述べた のでここでは述べない。
層別・地域別(表5−2)では第4屑と他の屑が区別される。すなわちそれぞれの屑に占 める地域別の%では第2地域(東京中心)については第4層のみが40勿と50%の大台を割っ ている。これほ第2地域が販売会社が設証される対象地域であることを意味するのだろう
算44巻 寛4・5り6号
ー2♂4− 530
か。
層別・規模別についてまずこれをその層に占める規模別の比率についてみると,罪1層 ではA(資本金1億〜10慮未満)が71%を占め,算2屑ではB(資本金10億〜50億未満)
とC(資本金50億以i)で55%を占め,貨3層でもBとCで49%を占め,彿4層でほ.Aが 70%を占めているのが目につく。算2層と3屑に規模の大きいのが多いのほ,鵬・製造部門 が一つの企業と同じ規模であったり(第2層),販売会社を全国1社では.なく地区ごとに出 資・設立するのはその産巣の性質とあいまって大規模企業でなければできないことである
(第3恩)ことからきていると思われる。
以下の表は本稿末尾に掲げてある。
販売会社を有するや否やについて回答のなかった会社一業種別・地域別・規模別(衷6)
販売会社を有する会社 寮5層の2(表7−1)
販売会社を有する会社 算5層の8(表7−2)
販売会社を有する会社 貸5屑の4(表7−8)
販売会社を有する会社 寛5屑の分類不明(衣7−4)(以上衷7はいずれも麻薬別・地域
別・規模別)
販売会社を有すると回答のあった会社で,層別回答のなかった会社一産業別・地域別・
規模別(表8)
販売会社を有する会社 矯1層 産業別・地域別・規模別(表9−1)(以下第5屑の1まで)
販売会社を有する会社で有価証券報告書提皿会社一産業小分類別・地域別・規模別
(表10)
販売会社を有する会社で有価証券報告書提出会社 算1屑 産業小分類別・地域別・規 模別(表1ト1)(以下第5屑の1まで)
有価証券報告書提出会社と販売会社を有する会社の比較一産業小分類別・地域別・規模
別(表12)
ニ.有価証券報彗書提出会社で販売会社を有する製造企業の屑別・産業小分類別・地域 別・規模別
前節では産業中分類によって販売会社を萌する会社紅ついて概観したので,本節では産 業小分類紅よってやや詳しく見ることにしよう。調査は販売会社を有する会社の母集団の 確定にその目的がおかれたので,回収率を高めることが必要であった。そのためできるだ け回答のし易いよう,一・回目の調査では販売会社の有粗二回目すなわち販売会社有りと
−2クざ−
販売会社に.関する調査 531
回答のあった会社に対して,どのような持ら方をしているかという層別調査をこ回目紀行 った。その際産業小分類について.ほ回答を求めなかったので,層別回答のあった会社のう
ち大蔵省紅昭和45年12月末日現在で有価証券報告書を提出している会社についてのみ産米 小分類が分ることで満足せざるを得なかった。
調査者の目的が販売会社の存在が販売会社を賀する製造企業の資本の回転に及ぼす作用 の研究にあるので,販売会社を有する製造企業(以下でほとくに製造という言葉を用いな い)を以下のように層別することとした。すなわち,その企業の製造する製品種類の全部 また牲大部分を一つの販売会社に扱わせる屑を籍1屑(ここで製品穣類としたのは生産額 とすればその扱い高紅ついて回答者がやや頭を悩まし,回答率の落らることを心配したた めであるが,結果からみれば,生産額でもよかったよう紅思われる),製造部門によって ほ販売会社を設けて一手に扱わせている(例えば家庭電器のように重電メーカー・が軽電部
門をもっているような場合ほその部門だけで一つの企業と同じ規模をもっているであろう から,欝1屑と異なる産業部門で,販売会社の存在がそれを有する企兼の資本の回転に及 ぼす作用をみる観点からほ同じ重みをもつ企業がこの屑に含まれることを期待した)層を 第2層,寛1屑と同じよう紅生産額の全部またほ大部分を自社による出資・設立の販売会 社紅扱わせているが,産業部門の違いなどから全国を地区に.分けてそれぞれ販売会社を出
資・設立している屑を第3層,特定の地区に販売会社を出資・設立している屑を欝4層,
以上の四つのいずれにもあてはまらないのを第5屑として:分類した。この五つの層は全く 他から孤立しているものでほなく,互いにつぎのように関連し合っている。
籍1層と第2層の関連。算2屑の製造部門は規模からいえ.ば箆1屑の企業と同格であ る。
籍2屑と第5屑の1との開運。販売会社紅扱わせている額が親企業の総生産偏匿占める 割合が必ずしも二つの層で裁然と区別され得ない。
第3層と第4層の関連。回答者によってほ寛3層に入れてもよいものを第4屑に入れた り,その逆の場合もあると推量されるがもっともこうしたことほ調査者が後で調べたとこ ろでは少ないと思われる。
以上のように五つの屑ほ互いに.関連し合っているのであるが,しかし各層が他の屑から 区別され得ないとはし、えないであろう。
さて第1屑は第2屑と異なり,企業規模が/トさい会社が多い。それを反映して大蔵省に 有価証券報告書を提出している会社も弟1層55/123,籍2屑52/79である。
ーーヱ06− 寛44巻 第41・5・6号 532 この屑ほ産業中分類では大体各産業に満遍なく散らばっているが,小分類でほ自動車,
カメラ・写真感光尚料・時引(上れは精密機器に分類されている),石鹸・洗剤(化粧品)
これほはっきりして:いるもの4社のうち南価証券報告脊振出会社は1社,サッレ・ステン レス(建崩及び内装関係7社のうち有価証券報告書提出会社ほ2社),石油が目につく。
以下,有価証券報告書提出会社の小分類についてみていく。食料品のうち製糖業紅つい ては説明の要ほない。パン・菓子が2社ある。繊維紅ついて−はすペて:その他繊維工業であ るら木材木製品はなく,パルプ・紙紅ついては紙・紙加エの2枚のうち1杜は大手の製紙 会社である。化学については無機2,塗料・インキ1,医薬品1,その他1であるが,無 機の2はいずれもソーダエ業であり,その他の1社は写真感光材料である。石油・石炭の
3社はいずれも石油,窯業の2社のうら1社は陶器,他の1社ほ不明,鉄鋼ほ製鉄・製鋼 2社,鉄鍋二次が1社ある。金属についてはアルミサッシの2社が目につく。機械紅つい
ては「その他」が5放で,その内訳ほ油圧機器,チ丁−ソ,ミシン,ベアリング各1不明 1である。電機(器)紅つい引は通信機械器具製造業3,「その他」5で「その他」の内容 は不明である。輸送用機器の4はすべて自動車製造工業である。計量器・光学機械7の内 訳は前述したようにすべてカメラ・時計である。
第2屑でほ紙,写貢工業,時計工業,建設機械製造部門をもつ3社,就中家庭電器製造 部門をもつ蔚竃メ−・カ−(ぁるいは綜合電機メ−カ−)が目立つ存在である。
食料品の4社はすべて畜産飼料部門の販売会社をもっている。繊維のうち綿紡織業が1 社もつが,こゐ会社ほ化粧品部門について販売会社をもって・いる。紙は代理店販売が支配 的であるが,紙紅3社ある。この3社は例えばティシュぺ−パ−のように従来の主力製品 と異なる商品紅ついて販売会社をもっている。化学ほ全部で7社,うち油脂の2社は第1 層の1社と3社共同出資で洗剤部門の販売会社をもっている。その他の2社ほいずれも写 畏の総合大手で,カラーーフイルムについて販売会社をもっている。窯業は5社あり,クリ スタル硝子(1社),耐熱ガラス(1社),陶磁器(1社)等の部門の販売会社をもってい
る。機械の「その他機械製造葉」の2社はいずれも建設機械製造業部門紅ついて販売会社 を有している。なお輸送用機器のうちの船舶の2社のうちの1社も同様である。電機紅つ いてほ上述のように大手綜合電機メ・−か−3社が目立つ。輸送用機器8社のうち4社は自 動車,2姓が船舶,1社が鉄道,1社が自転薄である。船舶のうち1社は農機部門,他の
1社は建設機械部門紅販売会社をもっている。精密機器の4社のうち3社はカメラメ−カ
−で,うち2朴は事務機部門に販売会社(さらにこのうち1紆ほカメラ部門にも販売会社
販売会社に関する調査
533 −207−
をもっているので,この会社ほ儲1層に分類する方が適当であったかもしれない),残り の1社ほ時計メーれ−である。
第3層に屈する食料品,繊維は2社あるが,いずれも有価証券報告書を提出していない。
化学では「その他」の2社のうち1祉に化粧品の大手が含まれる。ゴムは4社と多い。非 鉄,金属と有価証券報告書提出会社なく,機械の提出会社1社は農機である。農機ほさら に2社の非提出会社があり,機械の産業中分類4社中3社を占める。ただしこの農機3社 のうち1社は1972年1月に倒産した。電機(器)5社のうち4社ほ通信機械器具で,うち 3朴ほ関西紅本社をもつ弱竃の大手である。輸送用機器3社のうち1社は自動車,残りの 2社は自転車である。精密機器はない。
葦4層で目立つのは食料品のうちの肉製品乳製品,繊維の絹,化学の無機,有機,ゴ ム,窯業,非鉄,機械のその他(ペアリング,農機)である。食料品のうち肉製品乳製品 製造業は4社でいずれも業界の大手寡占企業である。4層では食料品紅属する企業の数が かなり多くこの屑の総数140のうち中分類で「その他」32,化学22についで18と多い。繊 維では絹紡機が2社,綿紡織が1社ある。化学については,無機の5社の内訳は酸素2,
建材・家庭設備2,肥料1であり,有機の6社の内訳は建材1,ぺイント1等である。ゴ ムは5社と多く,うち北海道,東北に.2社が目立つ。非鉄の2社は「電線ケーブル」紅属 する。機械11のうち8は「・そ・の他」に属し,農機3とベアリング1が目につく。ベアリン グは各層に分れているが,大手はすぺて販売会社をもつ。電機(器)9のうち通信機械器 具は3,残り6は「その他」に.属する。通信機械器具3のうら家庭電器1,カーラジオ1 である。輸送用機器6のうら自動薄4,自転車1,鉄道車輌1である。
第5層の1紅ついては数が少なく,とくにここで述べることはない。
三.補 遺 1い 回答到着状況
調査ほ販売会社の有無については最初の発送の後4回の督促を行った。このうち3回 目の督促朋十・部について行われた。
1回目 警回雷 管由胃 管回曹 警回皆 計
A.販売会社有り 386 111 22 4 12 535 Bい販売会社無し 1,793 466 110 11 54 2,434
宛先・転居先不明 110 16 2 128 A+B 2,179 577 132 15 66 2,969 A/A+B o18 0,19 0い17 036 0.18 018
寛44巻 算4・5・6号 534
ー2〃β−
調査票ほ凍稿末尾,毎日の到着状況は図1紅示されている。この図ほ潜本金3,000万円
〜1億円未満の537社を含んだ3,679の欝1回発送分と資本金3,000万〜1億円未満を除い た第1回督促分を含んでいる。回答ほ発送後4日目から来ほじめ5日目から急激に増えは
じめ7日冒,8日目あたりでピークなむかえ,発送後はば2週間ではとんど来つくした。
2… 資本金3,000万円〜1億円未満の製造企業東京都%抽出の調査紅ついて
本調査と同時に.資本金3..000万円〜1億円未満の製造企業のうち東京都紅本社の所在 する製造企業のうら等間隔抽出法によって選んだ%についても全く同じ最初の発送日
と方法で郵送調査を行ったのであるが,督促の発送が大幅紅遅れ,まだ回答を集計する
ところ紅まで至っていない。調査が終了次第本誌上に公表の予定である。なお発送枚数 は537,うち・一・回目で302が回収され,19が転居先不明等で返送された。回収率58%。
付記 懇切な御指導を頂いた木村等教授,大薮和雄助教授,総理府統計局藤田峯三氏,
t 有価証券報告書の閲覧紅あたり格別の御配慮をたまわった神戸大学経営分析文献セ ンタ−,松山商科大学経済経営研究所,四国財務局,また忙しい中を調査に応じて下 さった各企業,そして毎日の調査票の回収を引受けられた香川大学経済研究所の研究 所委員,職員,以上の方々の御協力によって本調査ほ完了した。
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