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以上の結果から、標的の質量数 と分布の広がりの関係を定式化した

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Academic year: 2021

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近年、宇宙放射線中の重粒子成分が宇宙船の構成材料(標的)と核破砕反応を起こして生じる 二次粒子(破砕片)が人体・機器へ与える影響が懸念されている。このため、核破砕反応で生じる 破砕片の運動量・角度分布の正確な予測を行う必要があり、シミュレーションモデルの精度の向 上が必要である。今回は複数の標的で角度分布を測定し、標的が分布の広がりに及ぼす影響を考 察した。

本研究では放射線医学総合研究所の HIMAC 加速器で破砕片の運動量とエネルギー損失を測 定し、測定結果をシミュレーションソフト LISE++と比較解析してその妥当性を確認した。実験 では入射ビーム40Ar(100MeV/u)を3種類の標的に照射し生成率の高い核破砕片の一つである39Cl の生成率の運動量分布と角度分布を求めた。解析の結果、全ての標的において LISE++中の反応 モデルで使用されていた分布の広がりσ=90MeV/cより大きな値となった。また、分布の広がりは 標的の質量数とともに増加し、角度分布はより顕著に増加した。以上の結果から、標的の質量数 と分布の広がりの関係を定式化した。

1200198 奥村 寛之 Hiroyuki Okumura Arビームから生成される破砕片𝟑𝟗𝐂𝐥の角度分布

Angular distribution of nuclear fragment 39Cl produced from Ar beam

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