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実時間での車両走行環境再生システムの構築

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Academic year: 2021

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実時間での車両走行環境再生システムの構築

― 平成22年度科学研究費補助金(奨励研究) ―

○谷口勝紀A)

A)電気情報技術系

1

研究の目的

AROCCAM

は、フランス国立科学研究センター(CNRS)の「電子化・自動化のための科学・材料」研究ユ ニットである

LASMEA

によって開発された車載センサーのデータを一元管理で記録、再生が可能な

LinuxOS

上で動作するオープンソースアプリケーションで、利用者がセンサデバイスドライバを準備し、センサーデ ータフォーマットを把握していれば、車載センサデータの記録や再生モジュールを開発する事が可能である。

AROCCAM

ライブラリを利用して、ターゲットとしてカメラデータと

CANnetwork

からの車速情報について のデータ記録検証とバーチャル再生環境導入検証を目的とした。

2

研究の成果

先ず行った研究/作業は以下の①~③の通りである

①開発者である仏パスカル大学

Roland Chapuis

教授より、ソースファイル使用許諾を頂き、動作

OS

境や包含デバイスドライバ等について調査を行った。

②ベース

OS

Ubuntu、必要ライブラリとして libboost

関連モジュール、

libqt、 libavcodec、 libgtk2.0、

OpenCV

等のパッケージであったが、Linuxディストリビューションの更新によりソースファイルのコンパ

イルが不能な状態となってしまっていた為、各ライブラリの相互依存関係と

AROCCAM

動作との依存関係 の解決と、ソースファイルの修正を行って、インストールを行った。 この作業はコンパイル、エラーの確 認、パッケージ又はソースファイルの確認という一連の作業を延々と繰り返す事となり、大変な労力が必要 となった。

③動作確認として、仏

LASMEA

にて走行測定記録した

Serial

ポート

GPS

データ,CANバス

GPS

データ, 動画の再生を行った。

利用デバイスの設定を行うことで、フランスでの走行画像データの再生と共に、GPSデータから取得され た移動情報地図や速度情報が連携して再生されることを確認できた。

これにより

2010

年における

Ubuntu

最新版である

10.10

において基本インストールの動作の確証が得ら れたので、手順をマニュアル化し、インストール指導の効率化を図った。

3

まとめ

研究実施計画としては測定データの再生のみならず、IEEEカメラの接続とデータ記録まで行い、測定環境 でない

PC

上で、各種測定データの連携再生まで動作確認を行いたかったが、達成する事は出来なかった。

本研究では、走行測定データと開発した再生モジュールを配布する事で、簡単に実験データの再生を可能 とし、共同研究機関との実験データ共有を促進する事において、研究交流の容易化を促す事が出来た。今後 も引き続き延長して本研究を進めていきたい。

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