海外貿易と国際電気通信に就いて
峰
辰
次
は し が き
わが国の国際電気通信は︑明治四年︵一八七一︶に日本政府の免許を受け︑デンマークのグレート・ノーザン電信
会社が︑長崎と上海間︑また長崎とウラジオストック間に海底ケーブルをおのおの一条敷設して︑日本と欧亜間の電
報を取り扱ったことに始る︒
その後明治三九年︵一九〇六︶ には︑太平洋横断ケーブルが敷設され︑米国との連絡も開始され︑それ以来大正の
初めまでは︑もっぱらこれらの海底ケーブルで︑日本の海外通信は行なわれてきた︒
イタリー人マルコニーが明治二八年︵一八九五︶に無線電信の実用化に成功してからは︑各国はその施設の経済的
に容易な点に着目し︑競って無線通信網の建設にのりだした︒
わが国でも大正四年︵一九一五︶に落石無線局︵北海道︶と︑ロシアのペトロパゥロスク無線局との間に連絡を開
いたのを最初に︑無線の利用に全力を傾けるようになった︒その間︑大正一四年︵一九二五︶に︑政府は日本無線電
信株式会社を設立して︑民間資本を活発に導入して国際電信設備の拡充をはかり︑一方国際電話も同様に︑通信設備
を担当した国際電話株式会社が昭和七年︵一九三二︶に発足し︑両会社は間もなく合併して国際電気通信会社となり︑
海外貿易と国際電気通信に就いて 二七
経 営 と 経 済
一一 八
これによって対外通信の設備は︑飛躍的な発展をみた︒そして︑太平洋戦争の直前には︑無線電信連絡を二八カ国と
無線電話連絡を一二ヶ国と︑また無線写信連絡を四ヶ国と結ぶ︑世界有数の国際無線通信国になった︒
しかし昭和二O年︿一九四五)の終戦を迎えたときには︑日本の対外通信はわづかにスイス︑スエlデンなどの二i三の中立国を残しただけで︑ほとんど杜絶し︑昭和二二年(一九四七)には︑国際電気通信株式会社も解体となっ
て当時の逓信省に吸収された︒
これ以来︑政府機関の手で通信施設の復旧︑サiヴイス再開の努力が重ねられてきたが︑まもなく国内の種々な状
況も改善され︑貿易が復活するにつれて︑対外通信の需要は急激に膨張し︑昭和二六年には国際電報三二二万通︑国
際電話一四万度の利用量となり︑戦前の最高記録︑電報二四O万通︑電話四︑000度を大きく上廻るにいたった︒
この激増する需要に応えるには︑戦争中空白でたち遅れている対外通信の施設やサiヴイスを︑一日も早く世界的
水準に引き上げることの急務が︑広く叫ばれるようになった︒それには国際電気通信事業の経営を︑戦前の設備会社
の好例もあって︑自由に︑世界のはげしい国際通信競争に臨機応変の体勢がとりやすい︑民間企業に切りかえるのが
適当であろう︑という国際通信利用者の意見を反映して︑昭和二七年の第一三回国会で︑国際電信電話株式会社法が
議決された︒そうして︑昭和二八年四月に日本電信電話公社の国際部門を引き継いで︑日本で初めての通信業務と施
設を一元的に運営する︑同・ロ・ロ・が発足した︒
それ以来︑利用者を始め︑国民全般の協力により︑専心通信施設の刷新増強を図った結果︑今日では世界一流通信
国と誇り得る近代設備をもっ︑国際通信センター︑(東京︑目黒)無線送︑受信施設を完成し︑国際通信のスピード
と正確度をより向上させ︑さらに国際加入電信などの新業務を開始したり︑取扱地域を拡張するなどのサlヴイスは
飛躍的に改善され︑なお将来の利用増にそなえ︑現在同・ロ・ロ・では海底ケーブルの敷設の準備や︑宇宙通信に対す
る研究もすすめらるるにいたったD
先づ最初に貿易に用いられる各種の通信手段を考える︒次に電気通信に使用される英語の文体中︑電報文体が最も
応 用 度 が 高 い の で
︑ に も 一 考 を 加 え
︑ 最 後 に 代 表 的 文 例 に
﹁電文の文法﹂を検対する︒近時普及しつつある叶巳σ凶
ついて研究する︒
第
主 早
国際電気通信と語学力
貿易通信の研究と実力を養うには手紙を書くことばかりでは不十分である口電報の歴史もかなり長いが︑更に
︑吋盟︑何一同電話など各種の電気通信手段の利用も増加し︑引合や成約は電気通信で行い︑手紙や書類はこの確認に用い
られる情勢である︒このような通信手段の発展に伴い︑如何なる語学力が必要になって来たか?ω国際電気通信の種類
前述の如く日本が海外と電信で結ぼれたのは明治四年(一八七一)︑国際電気通信条約に加盟したのは明治二一年
(一八七九)︑無線時代は大正五年(一九二ハ)︑乙の同国際電報には貿易商も相当馴れてきたのである︒
国際電話は一九三三年以来︑国際写真電送は一九四O年以来︑のことであるが︑電話の利用は戦後やっと盛んにな
った︒更に目ざましいのは一九五六年に始まった
同 ︐o
TW
M の進 出で ある
︒
(吋 巳ぬ 同} 同‑ 5 2
又は
吋
2 巳
2 u o d
﹃円伊丹ゆ同
OM
向 ︒ ﹃
ωロ問︒加入電信と訳す︒即ちタイプライターを互に遠くから叩いて筆談できるようにしたもの)
わが国の利用状況は︑一九五九年三月頃で︑国際電報年間約吋巳OM三七O万通︑国際電話︑国際各約一七万度︒
九五%であるが︑電話は日本人が三O%外国人が
七三 M m ︑
その内商用には︑電報︑電話寸
o‑
ou
内のそれぞれ九O%︑
四三HHとなっているのは語学力も一因であろう︒
︑ 吋 己
OMは断然商用が主で今後はすばらしく仲びると思う︒ヨlロ
海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
一一
九
経 営 と 経 済
一 一 一
O
ッパでは特に吋巴
O
Mが発達して商用は殆んど吋を使用している︒OHOM
一九五六年大西洋に同軸海底ケーブルが敷設され︑太平洋にもやがて張りめぐらされるであろう︒その結果電報
叶o ‑ o M
電話の三つ巴戦がますます激甚になってくる︒
この他に放送電報︑海外ラジオ放送の中継︑国際無線回線の専用貸など︑同・ロ・巴の事業には種類も多いが︑商用
として︑まだ語学的に意義の深いのは︑電報︑吋己
O
M電話の三者である︒
( 凶 )
電気通信手段の選れ
電 報 叶 o‑ a
電話などを利用するのは︑それぞれの優劣を比較し︑目的と費用の点を考慮して利用するのであるが︑
比較すべき要素は沢山ある︒単に伝達の迅速性︑正確性ばかりでなく︑書いたものが残るかどうかの記録性相手とす
ぐ対話できるかどうか︑不在でも記録を残してくれるかどうかそして送り込み又は交換する内容と料金その他設備や
手数一切を考慮に入れた上で経済性など︑少くとも電報︑寸巳
O
M電話の三者について比較する必要がある︒ここでは
三者の要求する語学力という一大要因を検討してみる︒何故ならば︑乙れが迅速性︑E確性をはじめ綜合的経済性に
及ぼす影響は非常に大である︒
(3)
電気通信の用語
a 自 然
五口
三日
どこの国語を人が自然に話したり書いたりするのに使用する乙とを指すものとする︒
電話でも特に工夫すれば暗語的通話も不可能ではないが先づ大体自然な会話体で話すであろう︒そこで先づ会話の能
力が問題になる︒
電報や︑吋己認でも儀礼的なものはあまり省略せずていねいに打つ︒特に吋己認の対話通信では︑略語や記号ま
じりはあるが︑電報文よりは普通の語法に近く打つであろう︒
たにし吋
oZ M
も対話的に用いることはまだあまり行はれてはいないが︑電報文のようなものを一方的に流し込ん
でいる︒乙こではタイプライターをたたいて筆談する能力が必要になる︒
b
普
通
三五日口
普通語というのは前述の自然語も含むけれども︑電報制度上いわゆる普通語=司
ZE Fω
ロm
s m o ‑
‑
と言われるもの
であ る︒
同・ロ・ロの取扱規程によれば﹁おのおのの語辞及辞句が︑国際電報に使用することを認められた国語のい
づれかにおいて︑通常これに与えられた意味をもち︑従って︑これらの国語において意味のわかることば﹂と定義し
であ る︒
凶 F M
mロ gm o
の名称や定義にもかかわらず︑実際はかなり無理な節約が行はれ︑文法的省略の外に︑商用独
特の表現や︑取扱規則上許される限りの略語や連結や特殊な表記簿を用い︑更に文肱や一般常識の他︑専門知識︑当
事者間の事前協定などによって必要最少限のことしか書かない︒電信用アルファベットと云う機械的制約もあるDか
くて相当変形されているが︑暗語(の︒品︒)のように
g
ロ予品ゅの︒丘ロ聞をせねばわからぬというのではなく︑そのE
まま作成︑了解出来るので︑電報は勿論のこと︑叶巳
ou
n
にも準用され︑今後はますます発達しよう︒ 同M ‑ ω
山 口
ただし︑電報では暗語と普通語の別が料金にひびくので厳しい区別があるが︑︑H︐
o ‑ o M
では﹁時間﹂を計るので︑
文章を検分したり﹁語数﹂を数えたりしないから︑同じ
HM Eg Fω
ロm
gm o
と言っても節約原理がちがい︑文体も異
って発達するであろう︒
従って今後の動向としては︑従来の電報文体
かが発達し︑併せて電気通信用可
EZ Fm
ロw
mg mo
ということになる定義の上では
( a )
の自然語も普通語であるが︑
o ‑ ︑ 吋
m w m
同ω ‑ U F
︒と更に吋巳O ω
OM
用文体(吋巳
OM 20 )
とも云うべき
海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
経 営 口 と 経 済
一一
一一
一
節約をあまり意に介しない自然語から見れば
(b
)
熟が必要である︒ の普通語は︑きわめて不自然であり︑第二章で行うような研究と習
C
暗
豆口
ユ ユロ
ハU
︒ 仏
Oのことである︒料金節約や秘密保持を重視するなら︑吋己
O
Mにも︑時には電話にすら用いられないこともな
いが︑商用における綜合的経済性から言えば︑最近のの
o含の魅力は減退した口わ︒含に対する料金計算上の特典
︑がなくなった︒語数や字数はたしかに少くなるが︑わ︒門出向"円四ゅの︒門出口問に手数がかかり︑ー読了解できない﹁吋・に
使用できない︒そこで国際電報の約八割は
︒ 同 門 出
口 町 弓 可
︑
︑ 円 巴
om gg
などにおいて普通語との混用もできるから︑HMユJ1ω
件 ︒
ハ い ︒ 品
︒
の 方 送 信
は発達するであろうが同
M E t ‑
︒ 叶
o ‑ m w
M M M ‑ ω
片 岡 凶
戸内 凶ロ 間口
ω向 ︒
である︒今後の動向としては︑
ハい︒品︒は下火となるだろう︒ただし機械的作成︑解読のようにオl
トメ化するならば︑暗語に限らず貿易通信そのも
のも大改革を見るだろう︒
︑ ︑
t︐J
a ‑ ‑
( 電気通信時代の語学力
以上見たような通信手段とその用語を駆使する必要な語学力は︑先づ英会話能力(電話及び吋己
O M
の対話通信用)
タイプライティング(吋己誌の対話通信用)︑電文体(︑H︐o ‑
︒m
g Z H O Z
と 吋
o‑
oM
20
)
に習熟することなどである︒
その何れにも非常な高能率が要求される︒電話吋己
O M
では﹁時間﹂に対して料金がかかる︒従来電報一本の時は﹁
語数﹂を節減すればよかった︒それでゆっくり起案してロロ
g t ω
円︒ 問看
︒三
ωを減らすにつとめた︒︑H︐ozun
時代にな
るとロロ
Bt
ゆ円
︒向
丘円
︒‑ S ω
の節減とスピードアップが必要となる︒この原理のちがいが語法や文体にも大きな相異を
もたらす︒
けれども︑電報文体には長い歴史があり︑各国商人はこれに馴れているので︑通信手段の変化を受けつつも︑当分
の間発達しつづけるであろう︒次の章でにこの叶巳omg匂ZSの文法を検討しよう︒
第 二 章
電 報 文
の文
法
本章では貿易通信に用いられる英語普通語電報の文法的特徴を研究する︒先づ電報起案の要領を例示する︒
先ず指定語(OEERU1吋ozmEB)には不要だが乙乙では長文になりそうだからF吋とする︒戸︑吋やロ円向︒三
を受付けない地方もあるから現行制度に注意する)
( a )
大低初めに参照事項を書く口先方の手紙や電報の日付を 宛名:ゎ
ωEO﹀品同
O ω ω
文日
(こ こで は仮 にk rZ の切 戸吋 何の 巴わ 同の kr F司
﹀と して おく )
本
=J
向︒
白河
ω
︑吋
開Z
叶出
= 号=
︒河 口何 回一 句= 又は 単に
H一
五七
dとしたり︑見本番号ω当mZFZ︒こ品名などを出せば﹁何々の件﹂なるこ の如く参照したり︑注文番
とが わか る︒
︿b
)
用件
OE 2z
︒・
5ア
∞当 主の FZ
︒・ NO ωω のω
∞巾 は無 い︒ ωO
×A Oベ 仏
ωのもの二万ヤi
ル ︑
一二月積︑二O
︐e ‑
の百件(三労)で記帳した︒確認乞う﹂と書きたいのである︒誌みにl
︒河
口問
何百
吋M
Oω
ωω
∞×
ム(
)d
zk
r︿
﹀H
FK
F回
F開
国O O同 開口 ωC
×A O叶 巧開 ZJ 内吋 出o d∞
﹀Z UU 開わ 明富 国何 回
ハい 百ハ
Uω の開 Z叶
∞叶 宅開
Z寸ベハ
UO 富国 同冨 次 に
O丘
22
︒・
5∞
は∞ 君主 のF Z0
・N O印 印は 無い
︒
∞ 副 司 釦 件 ︒ v z
︒ N O ω ω
・ω ∞
= × K 8 1 F ω
を一万ヤi
ル ︑
一二月積︑二六dえな円でする︒すぐ返電乞う﹂
海外貿易と国際電気通信に就いて
一一 一一一一
組組ベJ組組
158 2055 UNA V AILABLE OFFER 2053
3840 TENTHOUSAND DECEMBER
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ミ三釈lJZ榊:単記OSATPADAJ~~~vo Exclusive Cable Address時~.~和合時。
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10.t二下J笠LT 8 minimum (1111lffi~) ~ '1! ~ 1ミピ認吋~~I'ORDER CIFC3, CENTS, OSATRAD ~~'1!:!:lミ
侭ベJ8~己~~EI-+ミキJfJ紳士~~I' CABLE REPL Y ~ offer '1!e m~~怒川区鑓日似合い~兵百押さ三時。#$:'1!t守封4
fl‑‑offer g雲監~~士R{Qベ)8にみD~tI-+ミキJ8~ニ~\J1告の。-当斗知.MJ思2~~8~!\III押v心P鎖的8'1!ト「世話1111偲ベJ~..c、,
LT 8 minimum笥ß:fJgr~.障の約長~10AJ~~~。μ~~I'CONFIRM 1同くべjややv8包担ニo~10\JBO
OKED 8ベJJ.j t{'Iど~8~三心~PLEASE CONFIRM ,.\j阻v~..LúニO
LT ANGEL TEGUCIGALPA
一印
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zk
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KF
HF
﹀回
F開
同M F開
﹀ω 開の OZ E 周忌
ω O ×
k S 吋巧 開Z 吋J 町︑ 吋同 od
∞﹀ ZU ロ開 の開 富国 開問
︑吋 宅開 Z叶 J町 一切
∞N og dz k戸
︿k r H F K F 回 一 F 開
︒司
司何
回一
o
ωω
ω∞
×ム
︹)
︑吋
開Z
︑吋
出O
Cω
kr
zロ
ロ開 の明 富田 開問 叶宅 開
Z吋
ベω
ロ
もう一例︑実験してみよう︒
﹁御 注文 第一 一一 一四 号の 真鈴 針金
︑
見込みがある︒成約に力められたし﹂
或る人の起草された案を見ると次の通りであった︒ 一
00
キロトン︑原料難のため御指定の日に積めないが︑四月十五日までなら
︒河 口開 問N 二品 ロロ 何印 国O 問︑ H︐ KF の開 冨K F叶 何何 回﹀ F dz kr 回F 開ω 出口
︾﹀ ωω 司開
︒ロ JH WU のk rz
HM
問︒
回K
F回
FJ
内﹀
問問
﹀
Zの
開k
r司
河口
︑一
切叶
国
︑H
︐開
F開
︒同
KF
HM
出﹀
のの
何回
ν︑
H︐
﹀Z
の開
すなおでよくわかるが電文体としては不馴れであろう︒ロロ開や回開︒﹀ロω開のような﹁理由﹂を示す接続語は用い
なく とも 論理 的に わか るこ とが 多い
︒C Z﹀ 回F 開し ω国 百K F∞ ωH M一 史
U同
司同 開一 口は
︑例 へば dz ω国 百﹀ 回同 十開 冨k r同 の出 の ハい
﹀Z 司問
︒回 kr 回F J同 kr 問問
﹀Z の何 は﹀ 問問 kr Zの 開K F回 戸別 でよ い︒
ように明記した方が短い︒
阿川
一問
︒回
﹀思
し
J町が必要
なら残してもよい︒﹁成約に力めよ﹂が﹁承諾の旨打電せよ﹂になっているが少し違う口改めてみると
︒河 口開 問N 一手 dz ω出 口
M﹀
回戸 開冨 kr 同の 国 海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
一 一 一 五
経 営 と 経 済
一 一一 六
冨﹀
︑同
︐開
問円
PF
ωの
k r M 州
開ハ
い開
富岡
阿) k
阿r
川河
口︑
﹀何
回﹀
ZO開
K F 回
F開
ロO
C叶
冨
O∞ ︑ 同 ︐
尤も
︑
こう切りつめても戸叶なら節約にならないが︑二二語の半分一一語付近ならば
OE ZR
可で打つ方が早く者
くだけ有利である
0 2
河0
口同 月三 を省
︑き 回以 己5 20
のω
EO KF
仏門戸円
g ω あら ば一 一一 語に なる
︒
F︑
吋に する なら ば回 同﹀ ωω 者同 同開
OZ
何回
dZ
口問何回)冨¥叶その他の明細を充実させられる︒
このようにして︑節約一方でなく︑時差も考えて緩急を指定し︑真に経済的に有効に利用せねばならない︒
尚︑参考までにローマ字はかなり有利で︑
︑H
4d
d冨
o z
ロz
叶口 叶ロ ベ
OZ回
KF Z
の 開
Z同J
町 ︒ zk rZ
口 開
冨﹀ ZH
﹀者
﹀
Zd
の﹀ 印同
のK
戸 ︑ 吋 dM Cの
︒出 回冨 同問
︒冨 阿﹀ 何回
印刷
同時
﹀関
口問
︒
助詞︑助動詞が前の語に連結できるのと︑漢語の利用などによって有利となる︒此処では英文を主とするのでロー
マ字は扱わないが︑関口口から次々に用例集が出るのでそれに譲る︒
語数節減の基本原理
で見たように電報文はどういう原理民基づいて作成されたのであろうか?一般に英語において語数を節減すると
はどういうことをするのであろうか?﹁省略﹂ということを考へてみよう︒
︑ ︑
. ︐
4・i︐
︐ ︐
.
︑
文法的文と電報文
主語述語を備え我々が最も普通に文と考えるような形式を完備したものに比べて︑電報文はたしかに奇異な形
をしている︒しかし運用言語の実態を見れば︑対話の際の応答や新聞の見出しゃ広告︑看板などに見るように定
形的でない文は日常生活に︑きわめて多い︒それ等を完全な文に対して不完全な文︑にけが省略されたものであると
いう説明は当らないことが多い︒文法でいう﹁省略﹂(巴=℃巴ω)は︑形式上完全な文にするには必要だが文除︑
言語経験一般知識などによって補充可能で意味のよくわかる語句を省くことである︒しかし省略された形しか実
務に用いないことも多い︒わざわざ﹁復元﹂してから了解するようなことはしないことが多い︒
電報文にかなり近い新聞の見出語(出gEEσ)を例にとれば︑
a
問 ︒ E ‑
甲 山 の
O E ‑ ‑
日g
・Mω
沼山
b
同ロ
品目
ωの
BB︒
ゆ円
︒E
‑同
己ω
ω開
u内 定
ロ 門 問 ︒ 仏
C
国g
江戸 件︒ 問︒
J1︒
wo
﹀立芯
‑ o ω ω d
ロ ・
ω・
富山
‑Z
2M
可出
ωE
一V
司当
=F Zo d
司 し
﹃ω
HK
wロ
ロm
w向
︒ロ
gH
Mω
立
a
小売物価二・三%反騰す
b
日印通商規定延長さる
ブラジル三五条援用を撤回せん
d C
米軍当局新安保条約に満足
という意味であることが一読直解できる︒それは長い聞の言語習慣と一般背景知識があって敢て詳説を要しないか
らで ある
︒
( a )
の同巳ロgはg‑zo
︻可 乃至 dS E‑
‑宮 内回 のこ とで ある とか
︑( d) の開 M2 0ロ 品︒ 品は dω 40 HH OO
ロ
OM 20 ロ品
︒仏 との ぎ問
︒︿
︒r oは 巧即 日目 又は 宮向
B︒
拘件
︒円 ゆく
︒W 0. (d )の 出ω
℃虫
︑. の前 には do w動 詞が 省か れて いる など と︑
いちいち意識して書いたり読んだりしない︒出g丘古ゅでは動詞の・ωは概に自動詞又は他動詞の能動態で
既に起ったことを報じ'えは受動態で︑
一一 一也
これも起ったことの報道︑件︒・は予定や未来の予測である︒の︒匂CE(繋辞﹀
海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
経 営 と 経 済
九σ 0 .
は省くことが多い︒こういうルlルは説明のためのもので︑実際には
Z2 w
を重ねたように一見つなぎ語︑が
一一 一入
並んでSU
巴ロ
m‑ EE
は習慣的に了解される︒故に
d‑ 2w
‑2 mg mR
と呼ぷ人がある︒
わが電報文もこれに近い︒長い普通文を書いてみてから省略にかかるというのは順序として幼稚であるのみならず
次に述べるように︑異なる条件での作文は語数節減に全く役立たないのである︒電報文はもっと直接的に作成︑了解
され る︒ ( 2 )
電報文の外的条件
内容的に無駄を省くことは後で述べるとして︑電報文は制度的︑機械的各種の制約下に作られるものであるか
ら︑それらの外的条件を反省してみよう︒
先づ 現行 取扱 規程 中︑ 一一 一口 語的 に意 義あ る点 を拾 うと
︑ a
普通話の定義と特例
料金計算︑語数計算の原則
最低限料金
b
d C
電信用アルファベットなどである︒
普通語の定義は前章に引用した︒そのほか﹁国語の用法に反して連結し又は変改して組み立てた語辞は普通語とし
て使用するととができない﹂とある︒しかし一方では普通語と認める例(あて名略号︑商標︑略語等)や連結を認め
る例(複合語︑人名︑地名︑船舶名︑全部文字で書いた数字等)があり﹁接頭辞︑接尾辞﹂による語形成もかなり克
大に見てくれる︒
料金は﹁語数﹂に単価を掛けて出すわけだが︑普通電報には﹁一五字まで毎に一語とする﹂語が大部分である︒
五字というと
z z m g H U E s
= 司のような長い語でも一語であるから︑語の長さはたいして苦にならず︑節減の主力
は﹁語数﹂に注ぐべきことがわかる︒(国g
円
回 目
E 0 .
ゃ︑
3 ‑ a
では短い語の方がよい)
最低 限料 金は
︑
O E E ω
ミ・ 口同 向︒ 己で は総 語数 五語 分︑
F吋では二二語分である︒指定語︑開M
円 ︒
‑ 5 z o
のち
‑ O K戸内同
g 門 町
ω
の有 無に よっ て︑
︒同 品目
B
々では本文に二
i
三語
︑岡
︑吋 では 一八
i
一九 語使 える
︒
F吋料金は
O片 品
ω目 白
々 の 半
分だから一一語まではF叶で打っても節約にならない︒F︑吋にの︒品︒は使えないが︑普通語で一八i一九語もあれ
ば相当のことが書ける︒﹁時差﹂も考慮に入れると
OE
ロE
可や
CG oE
で打っても案外役にたたぬ事もある︒翌日
早々配達されるF吋で十分間に合うことが多い︒かくて電報文で語数を切りつめると言っても︑概ねF︑H︐
自由 巳自 己旨
を目標にすることが現行制度では有効である︒
電信用アルファベットも文体を支配する︒大文字ばかりである︒句読点はあっても料金を取られるからなるべく使
わない︒行を改めパラグラフを作る等空間的自由が利かない︒(叶
o ‑ o M
では句読点の使用も空間的工夫も料金上大し
て不利とならない)ω英語の特性と電報文
以上のような外的条件に加えて︑英語そのものに電報には不利な点がある︒英語は分析的な言語であると言われる9
名詞の数︑性︑格︑動詞の人格︑数︑時制︑態︑法︑形容詞︑副詞の比較その他語聞の関係を表わすのに︑綜合的
( ω
ヨ 三
5Zの)な言語では語尾を一寸変化させればよいが︑英語には屈折や語尾変化が比較的に少なく︑助動詞や前
置詞が活躍し語順に依在することも大きい︒これは電報料金制度から言うと大へん不利である︒
例えば︑普通語で一五文字まで毎に一語というのであるから︑屈折などで字数が少々増えて相当長い語になっても町
一五字以内ですむことが多い︒これに反して︑助動詞や前置詞は如何に短い語でも語数が増えて不利である︒
海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
ご一
九
経 営 と 経 済
一 一 一 一
O
一般に文を構成するのに必須の語としては名詞・動詞を中心とし︑それに形容詞・副詞がつくlいわゆる実質語
(司
ロロ
君︒
片品
ω ) が主であり助動詞・前置詞のようにそれ身体独立しては十分意味をもたない機能語(司ロロ己目︒口語︒邑ω﹀
は語数節約上なるべく減らしたい︒英語では未来を現すにも︑受動態一つ作るにも助動詞がいるわけで︑電文体では
それを嫌って動詞そのものの変化を精一杯活用して語数節減を計るというのである︒その他冠詞は恐らく全部省き︑
間投詞は殆んど必要なく︑接続詞も論理上明白なことが多いのであまり使はない︒
口問詞別にいい得るのはこれ位な大︑ざっぱなことで︑あとは単語の語形上の特徴と︑文章構成法上の工夫を次節で研
究す る︒
要するに︑分析的な英語は電報料金制度上は不利であるので︑英語に残存する語尾変化や語順を最大限活用しつつ
最少語数で最大限の意味を盛ろうとするのが︑電報文体の特色である︒
内容的節減
その前に内容的に反省すべき点を指摘しておく︒長い電報を打たねば
ならぬというのは︑語法操作が拙いのみでなく︑事前協定が足らぬからである︒ 文法的な工夫は次節以下に詳しく述べるが︑
一口
語的
に言
うと
︑
﹁場面﹂の利用が拙いのである︒会話でも質問に対する応答は短かくてすむ︒広告や看板は写真
や実物に密着させると言語は最少限ですむ︒国g仏
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は不特定多数の読者に未知の事件を報ずるのであるが︑それ
でも背景知識に依在するところ大である︒貿易電報は同業者問︑当事者間であるから更に多くのことを既知項として
すま せる
︒
例へばl
a
彼我の電報や手紙︑注文書︑商品の種類等のBF円
38
を一語ですませる工夫︒例へば開
HM¥
∞¥
MK F
に示し
を 一 般 的 な で や っ て い る か ら 三
Opr
三六
pr
p三八がにと付記せねば
ならない︒プリントものに於て色や柄の多数ある場合にも一語ですますためには︑見本交換をよくやって∞
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円︒
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2︒ 0ロ ロロ
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Dω ω Z 0 ・
一つで万事了解できるようにする︒
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成約方式についての協定︒
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内向︒ちとあらば何日間有効ときめれば=岡田戸ベ出
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回可 富︒ ロ念
︑. など の特
別の場合の外不用となる︒
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単位・建値の協定
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︑ 吋 ベ
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は単 価で ご吋 喝︒ ロミ
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のように大きいのは数量ということは推測
可能であるが単価は司O切かの百か︑セントかペンスか等の別数量には
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かトンも米トンか英トンかメl
トルトンか等をよく打ち合わせる︒
その他先行通信の全面的利用はいうまでもなく︑
O E E m
円w
以可 電に 於て はわ
o含との混用も許されるから
の0品︒的協定も可能である︒
三 電 報 文 の 文 法
貿易用英語普運電報では︑単語の形態上どんな工夫をするか?文章構成法上どんな工夫をするか?代表的文型は HM同一くω件 ︒
引き出せないか?
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単語の工夫ω長くて不体裁でも意味の充実した語を選ぶ叶己
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匂Eの色々の如く一五文字一杯使ってもσ可
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有利である︒﹁成約に力めよ﹂205
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海外 貿易 と国 際電 気通 信に 就い て
接辞の最大限利用接頭語︑特にロロ・をあらゆる否定に︑接尾語﹀
開を可能性の表現に大いに使う︒E L
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