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地域防災計画書の災害予防計画の妥当性の検討と改善普

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(1)

文部省科学研究費重点領域研究

f

自然災害の予測と防災力』研究成果 重点領域研究『自然災害 J 総合研究班

「傾斜都市域の洪水・土砂氾濫災害の予測と軽減・復興対策に関する研究』

(研究代表者京都大学防災研究所教授高橋保).平成 5 年 3 月

地域防災計画書の災害予防計画の妥当性の検討と改善普

5 . 2 . 1 は じ め に

昭和 )57~P 月長崎豪雨災害は、死諸行方不 lリ J299 人となる火災評となった。この水害でとくに問

題 に な っ た こ と に 、 災 当 筈 報 の 伝 達 と 住 民 の 避 難 を . " 心 と す る 災 害 予 防 計 画 の 未 整 備 が あ る 。 水 害後、長崎県の地域防災計図書の見直しおよびハート.、ソフト而の防災対策が導入されている。

新 し ぐ 導 入 さ れ た シ ス テ ム の 連 用 状 態 、 定 若 化 お よ び 見 直 し が 行 な わ れ て よ い 時 期 を 迎 え て い る。そこで、本研究は昭和 57~n 月長崎豪雨時に問題となった災書予防対策に関してハード、ソ フト両 f i lIのシステムの改善とその後の連川状態を調査し、問題点の指摘、定着化および防災力の

) I ' J   L に対する効果の評価を行なう。

5 . 2 . 2 長 崎 県 お よ び 長 崎 市 地 続 防 災 計 画 に お け る 水 害 後 の 対 応

長 崎 J K 害 後 、 長 崎 県 防 災 会 議 で は 災 害 情 報 の 収 集 お よ び 伝 達 体 制 の 強 化 と 避 難 体 制 の 確 立 を 阿った。予算の都合で、抜本的な対策は不可能であったが、水害。Ijと比較して格段の強化が図ら れ た 。 そ の お も な 内 容 を ま と め る と 次 の と お り で あ る 。

(  I  ) 災 害 情 報 の 収 集 お よ び 伝 達 体 制 の 強 化

(  i  ) 建 設 省 雨 量 レ ー ダ ー の 活 1 1 1 ・・・・・・端末機の碍入(昭和 5 7 年度)。降雨の予測に活川

(  i  i )長崎県防災行政無線におけるファクシミリの導入・・・・・回気象通報、エコー合成図、アメダス、

レ ー ザ 一 雨 量 i i l の ハ ー ド コ ピ ー 等 の 伝 達 の た め ( 附 和 6 ( )1ド度)。

(  i  i  i  ) 防 災 関 係 峨 閲 相 互 の 導 川 l り!線の設置 ・・・政送機関 ( N I I K 、 長 崎 政 送 ( N B C ) 、 テ レ ビ 長 崎 (  1 ¥ 1 、 N)、FM長 崎 ) 、 気 象 台 、 長 崎 県 替 、 九 州 屯 力 、 阿 部 ガ ス の 防 災 峨 関 と ホ ッ ト ラ イ ン (NTTの

専 1 日 間 線 ) を 結 び 情 報 伝 達 の 円 滑 化 を 図 る ( 昭 和 5 8 1 . f I 支 ) 。

( i  ¥   )気象嘗報を公共俄闘に伝達する体制の促進・・・・・県筈、タクシー協会の協 " j J を 得 て 、 ド ラ イ パーに対し走行'1'のタクシーを利川した筈報の伝達を開始(昭和 G I 年度)。

(  2 ) 遊難体制の肩書立

(  i  )尖・態に I , i : . : じた遊難方法の検討・・・・・・危険笛frJi、遊難場所、避銚絡についてiIi町村地域防災計画 に 記 載 す る よ う 強 力 に 指 導 中 。

(  i  i  )市町村消防紡災無線の整備促進・・・・・・間報系、移動系も含めて 7 9 市 町 村 中 4 6 市 町 村 整 備 ( 整 備 141582%) 。 昭 和 . 5 7 年 当 時 2 6 . 5 % 1 こ比べると大幅にアップ。

(  i  i  i  )自主防災の組織の育成・・・・・・被災市町村で組織化を l ( t進(昭和 5 8 年度から)、県レベル 1 7 . 4 % ( 4   i l i : n  町村)。全国平均の組織 *36.:1% に 比 べ て 低 い が 九 州 で は 鐙 上 位 。

(  i 、)危険区成ごとの土石流予警報装置(雨量計)の設置促進・・・・・・長崎県単締助事業として昭和 5 8 "1 '   I J r か ら 開 始 。 県 F 5 2 箇所に設置。 1 基2 5 0 万 円 と コ ス ト 雨 で あ る こ と か ら 、 こ こ 数 年 設 置 が 少 なくなりつつある。

( v )テレビ・ラジオ等の活用・・・ー・ホットラインを利川して情報伝達の迅速化を凶る。地元の放送 局 は 、 い つ で も 01¥と、返答している。

( : 1   ) 災 害 危 険 箇 所 の 指 定 と 地 域 住 民 へ の 周 知 l 徹 底

危 険 箇 所 に つ い て 、 毎 年 見 直 し を 行 な い 、 ラ ン ク 付 け の う え 市 町 村 に 通 知 し て い る 。 そ の 公 表

寺 町 高 t R f l l l l :   I ¥ azuo  TA  I ¥ A"  AS I I /  

(2)

はiIi P 1 r 村地域防災言 l j i ! i i 書へ掲示等により行なう。 f t 民 へ の 周 知 徹 底 を 図 る た め に 、 地 区 別 の 防 災 カ ル テ の 作 1 & をする必裂がある。

( 4 ) 防 災 訓 練 の 実 施

防災機関材 1 瓦の訓練(県の指導で)。

n t 防 災 組 織 の 訓 練 ( 防 災 機 W J と j 也 j 或 fLK が ‑ 休 と な っ た 訓 練 j 。 ( : j )地減防災計 I l l i i 1 ; 干の見 l i {し

I 毛崎県 1 1 j 1 1

i l i   1 1 1 )村 1 i i : { J .I ! i ( I !問 、 ) 、 : 1{ j ' . 以 内 1 ! J (   2~ %,)、: 1'.1 ・以上刊 (57%) 、~くしていな L 、 2 8 ( : 3 5 % ) 長 崎 県 で は 、 修 正 に W J する折主│を示して促進を l 湿っている。

以上のような民的以の防災計 jillj の見 j~( しにともなって、特に被官の大きかった長崎 ï !íにおいて、

長崎市地域防災 ~llihj の児時しが行なわれた(股 }I: 1 9 8 6 ] 0   1 1 [ 1 干 1 1 58 " ! :、 長 崎 市 防 災 会 議 は 、 水 害 の 厳 し い 終 験 を 踏 ま え て 「 長 崎 市 地 域 初 災 計 耐 J の 見 直 し を 実 施 し た 。 こ の 見 践 し は 、 続 く 59年度、

60{rJ互にも実泊され、その結果、修正項目 は ( i )地 す べ り .U I崩れ・がけ崩れ予防計画、 ( i i )防災 業務施設および仙薬物資の幣備計剛、 ( i i i ) I~ ì:防災組織育成計剛、 (i ¥.)災害対策本部・災害警戒 本部組織計画、 (v) 通信組織 ~I 剛、 (vi) 避難計剛、 (vi i )災警救助言│聞など、非常に多岐にわたっ て い る 。 こ の う ち 地 す べ り ・ I J 1 崩れ・かげ崩れ予防言│同 i に つ い て は 、 従 来 、 「 急 傾 斜 地 の 崩 壊 に よ る 災 害 の 防 1 1 :に 閲 す る 法 1 1 t J な ど に よ っ て 法 的 に 義 務 づ け ら れ て い る 以 外 に は 公 表 し な か っ た 危 険 筒 所 を 、 地 域 防 災 計 阿 の な か に 明 記 し た こ と 、 ま た 避 難 計 画 と し て は 、 従 来 の 95筒 所 の 避 難 施 設 の う ち 、 住 民 の 安 全 を 考 慮 し て 不 適 当 な l リ筒 i Y i を 廃 J t す る と と も に 、 新 た に 利 便 性 ・ 地 域 t : l

等を加味して 9:3 筒iYiを j肯定し、総 ~11G9 筒 j~i の避難所を設け、かっその避難所を一時避難所と収 容避難所に収別したことが、来日斬な訂耐といえよう。

なかでも、 d i が と く に 力 点 を i 置いた項 I J のひとつに自主防災組織の育成があった。iIiでは 58 1 . r

J . t から被害の多かった地区、および災jl?1I与に孤立する事態が予想される地区を 11 1 心 に 自 主 防 災 組 織 の 育 成 を は か り 、 平 成. 1 { r . 皮 1 : J J まで 2 6 2 * 1 1織 が 結 成 さ れ た 。 さ ら に 、 こ う し た 自 主 防 災 組 織 の 代 表 者 に 対 し て 馴 修 会 を 何 年 1 J Jt実施するとともに、防災干艇の交付.防災訓練の実施などを通

じ て 、 実 質 的 に 防 災 の 一 翼 を に な う 自 主 防 災 組 織 の 育 成 を 試 み て い る 。

こ れ に 加 え 、 水 得 時 の 情 報 伝 達 の 不 備 を 克 服 す る た め 長 崎 市 で は 、 土 石 流 危 険 渓 流 に 「 土 石 流 予 警 報 装 置 J を 設 置 す る こ と を 決 定 し 、 平 成 ' 1 1 j o 3月 ま で I I筒所に設置した。

さ ら に 、 行 政 組 織 問 お よ び { 1 民への情報伝達手段として、 i l i で は 「 長 崎 市 防 災 行 政 無 線 J を導 入し、 5 8 " 1二度から年次計画でこれを設置した。平成41ド3月 ま で の 合 計 は 、 犀 外 拡 声 方 式 1 1 1、戸 別受信方式 145 、I1I~ 局 41 、携 fi? 同 35 、 ïif 搬局 12 となっている。

長 崎 県 の 災 害 情 報 の 収 集 体 制 お よ び 伝 達 体 制 は 先 に 述 べ た よ う に 格 段 に 強 化 さ れ て い る 。 情 報 の 発 信 源 で あ る 気 象 台 に お い て も

ハ ー ド 而 に お い て ( a ) レーザー j i f i i像 取 得 装 慣 ( b ) 衛 星 セ ン タ 一 計 算 機 の 更 新

( c ) 衛星剛{象受信装置などの実況肱視の強化

( d ) 予 測 資 料 の 改 普 の た め の 各 積 支 援 資 料 の J (I1)1IIおよび精度の向上 ソフト i f i i において

( a ) 大雨注意、大正 m 驚 報 の 地 域 制 分 発 表

( h ) 大雨欝報発令¥1寺には大雨情報を 1 i t.時とする

( c ) 昨水短時11¥ 1 予報の実施・・・ 5 JUlJ

2

の 1~3 時 1111 後の毎時降水量予報の改善

(3)

このように、システムは水計 l i i j に比べてかなり改善されたと思われるが、受ける側の受容はど うあるかも^切な川副である。以「において、このうち住民の避難の際、重要な役割を果たす自 正防災組織と f t 氏に l 直後退 I 主 t l を I I f びかけるシステムとしての土石流予筈縦装置について述べる.

5 . 2 . 3 自主防災組織

長 t ' ; . r J <   l ~Ji:後、!Ï i 防災組織が、!として行政の桁 in のもとで長崎市内を中心に結成され育成さ れている。 ~{U段数(;t I I { { 利 ( i : !1 [ ' .   ~J J J   1 J l   { t : : H 5 を数える。災言{‑/I与に、地区ごとに活動する重要な単位と して、その J L 動が J P H 与されている。自 i : 防災組織が災実/1与の対応と情報伝達が果たしている内容 を長崎市を対象とした I U d 林[! ! H J O ] によるアンケート調盗によってゆ l らかにされている(附和 6 3 年 I J J 実地、対象 2 , 1 5 地区、Ii!{収不!J 7 .

c

l%J 。

(  1  )情報の伝達

自主防災組織の役員の大雨許桜の入手千段は、「テレビ J;   / 2 ' Y c

J

、「防災行政無線 J 35% 、「ラジ オ J 17% からである。防災行政 l ! ! f l J ; l が、fr' i f M 人干のUi 3 の子段として有効であることが挙げられ ている。また、大Il J I I 報が発令された場合の, U l , ( . : を 約 70% の組織が決めている。そのおもな内容 は、電話辿絡、役員同志による確認などである。

( 2 ) 災害時の対応

災害が発生したときの対応策を 7 5 の自主防災組織が決めている。そのおもな内容は、電話連絡 網、避難局 i ' f r 、 i I  i  役所への対応、避難誘持の干 W i などである。「災当時に自主防災組織の地区内 で避難が必斐になるか J の : l JI l こ 75% が必要と答えている。「市役所が指定した避難場所が適当か J

どうか尋ねたところ、, 1 : 1 % は r l : l l 題なし」と { r . { 符しているものの、約 5 ' } { , が r .i去すぎる J 、「途中が 危険 J と ili 役所の術定した避難所に着くまでが危険と桁悩している。 fiU% の I~I 主防災組織で独自 に避難初出を決めている。その脇 j J i j の遊難 N j は、公民館、公共のHl物、 / I I I H・寺、倒人の家と多 岐にわたり、近くの安全な場所をきめ知l かく指定しているようである。

(:1)防災行政無線

災 i ¥ ; 時には、避難勧告・指示などの緊急な対応を裂する情報の伝達が必要となる。情報伝達メ ディアの小でも、特に長崎水省の電話の村検および道路の不通などの教訓│から防災行政無線に対 する J g j 待が大きい。「防災行政無線は災害/1年に有効か J どうかと尋ねたところ 90% が有効と答え ている。

そのfj)1I 1 として「迅速に災帯情報が地区に伝達できる J 73% 、「電話がかけられないときでも

u e flJできる J 22% 、 ‑Jj 、「災省時に防災行政無線を伝効 J と認めない理 t lJは「雨の日には聞こ えな L、 J 46% 、「災筈以外に使川するので緊強!必がなくなる J 25% 、「災害時には活 f 日できないと 思う J 21% なとである。豪雨のときに、防災行政無線の肱送が室内では聞こえにくいことは事実 で、サイレンとの u t J f J などの l 夫が望まれる。また、防災行政世話線の利 J f J i 去を尋ねたところ「現

1 1 : の平 J t 川方法でよ L 、 J 71% と現状で可としている。しかし、災害時以外に使川することを問題に して[使JIlを災害時に限定すべきである J 19% 、「不必要な情報が多すぎる J 3% などの回答があ る 。 i i i j 倒なものであり、 I J 頃利ffJしないとtJlと与えて常々利川をしているようであるが緊張感が なくなり、いさというときに怯意をひかないおそれがあることを指摘している。

十 1 )/ , t ;   ' 1 1 化するために必裂な事与 i

f J J : 防災組織は、その 6 , 5% が f 運営がうまくいっている J と答え、これからも継続できると考

えている。しかし、「住民の参加が少な L 、 j 、「行政の術導が不 . 1 分である j ことが問題観されて

いる。 1 ' 1 J : 防災組織を活性化するために必要なことを尋ねたところ、 r H : 民の災害窓識の高鍋」、

(4)

「自主防災組織の役員の強化 j 、「行政の克 j 夏休 ; 1 ; 1 1 の強化 j 、「リーダー育成 J 、「地区のコミュニティー を高める J なとが挙げられている。これは、かなりの手当てを要する重要な問題である。

5 . 2 .4土石流予警官報装置

( 1 ) はじめに

土石流予驚 w 装 iおは、長崎水 r~~ 後、 1 ' . l I   i t . t 危 険 渓 流 I i t 仰に設宿されている。 1 1 百 平 1 1 5 7 { ド 7 月の長 崎豪雨では、死符. 1  j}

J

不 l リ J 2 ! J ! 1 人の!)fJ%は L 砂災害であることもあって、導入されたシステムで ある。累積 i iH最と時間 l r : 4 Jnとの聞係から、雨債を言 l ることによって、繁利 i を鳴らす装置である。

昭和 5 8 年 度 か ら 長 崎 県 i ' . l l l l I J ! h   事業として設慌を附 h f i している。主として昭和 J 5 7 { 手 7 月 長 崎 豪 雨 の 被災地が多い。

( 2 ) システムの構成

Tjt. ・・・・・累積雨鼠と 11手/llJ 雨最との関係から雨鼠を ~I ることによって、あらかじめ畳録された

電話務号に自動ダイヤルし、次の内脅をテープで伝える。

(  a.)注意報

「こちらは 0 0 務報局ですが、ただいま砕 p 置が土石流驚戒領域に達しましたので注意して下さい。 J

( b ) 驚戒報

「こちらは 0 0 驚 税 局 で す が 、 た だ い ま 雨 鼠 が 避 難 領 峻 に 達 し ま し た の で i 直ちに避難を開始して 下さ L、 。 」

( c ) 定時通報(毎 1 19 1 時 0 0 分定!日 j 的に寄託録された電話務号に通報します。)

「こちらは 0 0 務報局ですが、本[[定時過械を行っています。 J

N 式・・・・・・スピーカーによりサイレン及び f f J 1 1 で政送を行う。

( a ) 注意報

[サイレン ( 2 0 秒) 休 1 1 : ( 1 0 秒)ーサイレン ( 2 0 秒)一体化 ( 1 0 秒)ーサイレン ( 2 0 秒) 休止 ( 1 0 秒)一音声 政送]

「ただ今降雨買をが t 主意{前を越えました。避難の準備をして下さい。」

( b ) 響戒報

[サイレン ( 1 0 秒)、休止 ( 5 秒)を繰り返し、背 7 行政送]の 3 恒 l 繰 り 返 し

「ただ今降雨量が普戒仰を越えました。院ちに避難して下さ L 。 、 J

この 2 系統があるが、 5 2 台のうち、 1 式は 2 4 台、 N 式は 2 8 台となっている。長崎市内では、 N 式 が多 L、 。 T式すなわち電話による J j 法は、手 I I I J がかかるので、不評のことである。

( 3 )作動 1 1 !jの連絡体制

( a )作 動 時 の 述 絡 に つ い て は 長 崎 市 消 防 局 へ

roo 土石流予警報装置が ä 窓線を発 f~ しました。 j または

roo 土石流予警報装置が瞥戚報を発報しました。」

( b ) 発 報 の 述 絡 を 受 け た 消 防 局 で は i 直ちにパトロール隊を派遣するとともに市本部に連絡する。

( c ) 市本部では防災行政無線等により付近住民に広報するとともに、最寄りの避妻住所を開設する。

同時に県本部や響察にも通報する。

( 4 ) 土石流避難基数値

累積雨量、時間雨患の 2 本立てで土石流予驚干 w が 発 報 さ れ る 。 具 体 的 に は 、 設 置 市 町 村 と 長 崎

県が協議して決めて、総合土石流等対策鍛進述絡会に諮って決定する。

(5)

( 5 )   1 1 民の受け取り

j ' . イ i i f i fT'警報装置がある長崎 i l i 1句 11 箇 JÍ1i の I~I J : 防災組織ごとに 1 0 人に昭和 6 3 年 7 月長崎市が 災地したアンケートによれば、調査に位 l 答したリ : j ' ) { , が 1 > 1 ' . I i f i t 予瞥桜装置が発報したのを聞いたこ とがあると答えている。また、発 f~ したときのサイレンの怠 l沫、発報する内容を 76% が知ってい る。したがって、本装置の { i ‑ u および装 i 貨のもつ志 l 床は,.分.!lll併されていると言えよう。

次に、(t]畜;報を聞いたときの 1 ・ J . J e.;を見ると、 r I t l ちに避難の準備をした J 23% と少なく、また、

1 " 1 むしなかった」も 10% でこれも少ない。多いのが、「テレビ、ラジオを聞いた J 35% 、「隣近所 や1'

1

治会長、自主防災組織に綾子を確かめた J : n % を山める。つまり、 t J:怠械を聞いて、身近な ところで得られる情報を収集するための対応行動を取り始めることがうかがえる。

次に、筈戒線、すなわち、「ただ今降雨量が嘗

j

成 I l f i を越えました。直ちに避難して下さい。 j と 放送したときのあ J . J e.;をみると(図 5 . 2 . 1)  、 r~ 、つも避燥している J 17% 、「避難したことがある J

1  (J';~と尖際避難したケースは :1:1% とそのおl 合は fl!; い。_. } j 、「準備したが避難しなかった J 45% 、

r  I " J もしなかった J 2 1   %と避難行動を起こさないケースが「避難した J の 2 1 告の 60% を占める。

。 /

1 7  

{O 

1 6   4 5  

21  い つ も 避 難 し て い る

避 難 し た こ と が あ る 憎 備 し た が 避 雑 し な か っ た 何 も し な か っ た

丹(~ ! H J 答

自 │ 77 人

口四日図口

長 崎 市

国 5 . 2 . 1 あ な た は 普 報 を 聞 い て 避 雛 し た こ と が あ り ま す か

避難しなかった場合の理[1¥をたずねたところ、「大丈夫だと思ったから」の 56% が肢も多い。次 いで、その{也、梨 t 凶答が 35% を占める。避難上の l l l J 姐「遊難する途'1'が危険だから J 6 'Y<、「避難 所が遠いから J 6% はあまり理山になっていない。「大丈夫だと思った J と判断の般拠をみると、

「今まで何幽か発縦しでも実際被告がでていないから J 27% 、 r 1 I { l 干 ¥ l 5 71 p J.jの長崎水害のときで もi'I分のところは大丈夫だったから J 32% 、「テレビ、ラジオや周聞の様子をみて心配ないと思っ たから J 41% と嘗戒綴そのものを、重要視してない、つまり、土石流予箸報装置の発報は、現状 では、避難の直後行動には、あまり役立っていない。発械によって、土石流発生に関する情報収 集の行動を起こすきっかけを与え、遊難すべきかどうか判断をさせる役目をもっている。

しかし、「この装置は必妥だと思いますか J の問に 93% が、その必要性を認めている。必要性 は遊維のためではなく、注意報としての役目を評価したからに外ならない。また、住民の不安を 解消する方法としても f j 効である。

もちろん、このような評価につながるのは、発卸することが、直ちに上石流の発生につながら ないことである。そもそも、土石流発生が銀総副長 i と時/l¥J雨』誌のパラメーターのみで定まるもの ではない。したがって、 Ui iJ伝道難基準 i

I J 盤の信頼性を1:げるのも困難が伴う。迎丹 1 次第では、

この上石流子第報システムは、マンネリ化して、オオカミ少年ともならない危険性も一方では含 んでいる。

l

I ! j 杭 1 5 7 年 7 月の長崎水省直接の被災地では、地域住民の安心の円安として、有効であると考え

(6)

られるが、いままで、災ヲ f がなかった j 也│べでは、 f t 民の防災意識を高めながら、維持していくこ

とが特に望まれる。 1..1Î 流予腎 f~ 袋 i7i" からの m 鼠の情報を i直後ïIi役所もしくは消防局に連絡す

るシステムの導入とか、町村においては、役場か支所に設置することを考えたらどうだろうか。

累積雨量と時間雨民が情報として入ってくるから、比較的狭い地成においては管理しやすいとこ ろが製ましい。テレメーターなどの雨慌の ( 1 ~UJ 伽送システムも}[.. lo.!.すべきで、長続きするための システムの開発が必裂である。防災一 L ヰ I が終ったところでは、←│ー石流 F 野千世装置の 1 倣去を求める

住民からの要求が提示されている j 由民もある。

( 6 ) 島原水害にみる検証

なお、 l 昭和I G 3 " r ! j J j 11Iの烏原水脊では、この土石流普報装置は有効であったと県の防災会議に : 報告されている。島原lIiの附 1 1 1 のふもとに、1:石流危険地である南千本木地区と新山四丁目地区 に土石流予驚報装置が設置されている。ミ │ λ ! 点 ) l ; ' o J ' . 2}

jに 同 地 区 を 対 象 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 し た。その結果によれば、地|実の H. 民は焚 ìFi. の発令を !H~不およびその意味を 96%が匁l っている。ま た 、 88% がこの袋慌の必要jif:.を認めている。しかし、サイレンと・絡にしている背声紋送の内等 がはっきり聞き取りにくいようで、そのしな P ! I I I I は、雨の F f で あ る 。 注 意 絡 を き い た と き の 対 応 は長崎市の結果とほぼ I . . J じである。しかし、「欝成報を聞いて避難したことがありますか」に対 するJl l i 符には、南 T 本木地ほはわずか 8% 、新山 1 1 4 J . 日は 68% と両者の間に大きな差異が認められ る。南下水木地|ズには、適切な迎 ;~t F J i および

J

也知路がないことがこのような結果となっている。

土行流予繁 f~ 袈 i7i:の設 in のみではなく、これらの問題も会わせ考えるべきことを示唆している。

「今までの発令で実際の被1'i‑がなかったから j 、「ラジオ、テレビなどの周回の様子をみて心配な いから」をよりところとして、避難しないようである。事実、 W 2 、 3 (iJ(繁戒報が I ! ! $りだしても、

実際の被 i ' l ‑ ( が ' 1 : じていないことが避難をただちにしない原凶となっている。したがって、注意報 で避難の準備をするものの避難にはつながらないようである。この結果は、長崎市においても同

じであった。

事I!早水脊( I I l l 利 : 1 2 'oj'.)の被災 T ! f 、 MIII が姉 i れやすい危険地であることを住民は周知している。

アンケート調斉:[ , 詩 情 1 9 9 けによれば、f1s:;の半数以上が水害発生以 i i i j に 大 雨 洪 水 腎 報 の 発 令 を 匁 l っており、その、!と数 i u:くが災害が起こるかもと思っている。この大雨欝報発令の周知率および 災 帯 へ の 不 安 感 も 他 の 水 害 発 生 地 区 と 比 べ て 防 段 に 高 い 。 雨 が 激 し く な っ た 午 後 3 時 ご ろ の 住 民 の 対 応 を 見 る と 「 河 川 の 様 子 を 見 た J 、「ラジオやテレどを間 L 、 た J 、「家族や近所と相談した J 、

「避難に必要なものを J I I 窓した J 、「家依を迎えに行った」など情報の収集、避難の川意をはじめ ている。この水害のとき、南千本木地区の 2i% 、新 [ 1 1地 区 の 92% が ど こ か に 避 難 し て い る 。 そ の 避 難 を 決 め た 理 I j l を見ると、土石流予瞥 f~ 装慌のサイレンを聞いたから J が圧倒的に多い。「自

治会などの呼ぴ鮒け J 、 r i l i 職員などの避難命令 j 、「家政とf1i談して J な ど を 大 き く 引 き 離 し て い る。事実、「あなたが n 宅にいる場合、避難の m 示 は ど こ か ら 知 る と 思 い ま す か J に対して、ほ とんどの住民が図 5.2.21 こ示すように、 rl: 石 流 予 驚 m 装 l 買のサイレン J を挙げている。これらの ことより、危険地では j ・石流予驚報装置は、 f l l 誌に i 直接 1 1 予び紛けるシステムとして有効なことは

I Y l らかである。 f f 戸は雨のときは問こえにくいことは他の広報車、行政無線も同様であり、サイ レンによる伝達が確実であるようである。

( 7 ) 改善への努力

平成元年 3 ) ] 、 長 崎 県 は 長 崎 市 本 河 内 地 阪 の 奥 山 、 御 手 水 の 2 ヶ 所 に 山 崩 れ 予 知 シ ス テ ム を 設

置した。雨鼠観測局を i 置き、雨慣のデータを屯波でiIi役所内の敢視局に送り常時観視できるシス

テムである。総雨鼠、時間雨 F 置をもとに、あらかじめコンビューターにプログラムされた一定の

基準値を越えると、係員が防災無線を通じて地元に「響戒 j や「避難 J の 指 示 を 屋 外 ス ピ ー カ ー

(7)

人 数

N  = 1 2 2  

図 南 千 本 木 日 新 山

予告さ報広報司( i l i 職 員 町 内 会 テ レ ビ 近 所 の イ i 線 知 l る ヱ そ の 他 袋 障 の 出防叩I'l.it. i 会 ラ ジ オ 人 や 放 送 と は で

サ イ レ ン 世帯綴百 nt 防 災 組 織 家 族 き な い

図 5.2.2 あ な た が 自 宅 に い る 場 合 、 遊 雛 の 指 示 は ど こ か ら 知 る と 思 い ま す か (波数凶答有)

な と で 伝 え る よ う に 設 計 さ れ て い る 。 土 石 流 F 筈fU袋 i 直の欠点をカバーする俄能を持っており、

今後のillI川 l が l P I 侍される。なお、島原 i l i では‑':石流予驚報装置で訂 d !IJした雨量を無線で市役所の 監悦談躍で受信できるシステムを導入している。

5 . 2 . 5 島原水害(昭和 63 年 5.3 豪 雨 ) に み る 防 災 力 の 評 価

(  1  )被害の概要

H 日和 G3 年 5 月 3 1Jに、長崎県島原市を小心に九州中西部地 1 i に袋った集中豪雨はこの時期として はかつて例のない異常なもので、 1 7 時から 2 1 時までの島原市の雨量は 427T m l l  I こ達した。特に、 1 5 1時から 160,~にかけて 117111m 、 16 時から 17 時にかけて 111mm と降雨が集中した。この豪雨によっ て、 i l i 内 を 流 れ る 大 手 川 流 岐 を 中 心 i こ 22S tJ/lの床上浸水、 1045 煉 の 床 下 浸 水 が 発 生 し た が 、 人 的 被容は零であった。 20 年 ! 日 J I こ 229

Illlll

の豪雨にもかかわらず、人的被害がなかったのは最近の水害 では珍しいできことであった。この原因は

( a )平地で昼間の災害であったこと ( I J )   5 J J の 辿 休 中 で 働 き 手 が 家 に 居 た こ と

(け!討山の@峻 l こ伴う治山治水対策の歴史、るI!早水省の経験および大手川では毎年のように浸水 被 討 が あ る 土 地 附

( d )長崎水省の長崎県レベルでの災官>>桜の{ぷ i 主と遊星1t体制の楚申請、向上などが考えられる。

本舗では ( d ) に関してi&べる。

(2) 災~!J ‑ T " 防計画 j の千 I 効 性 と 新 し い 防 災 対 策

(8)

5 月 3B 1 2 時 s o 分 の 大 雨 洪 水 繁 刊 は タ イ ミ ン グ よ く 発 令 さ れ 、 鳥 民 i l l i へ の 伝 達 も た だ ち に 行 わ れ て い る 。 気 象 台 よ り き め の 劇 n かい気象繁報の発令がされている。また、鳥!京 i l i においても、{本 日にもかかわらず鳥原市地峡防災 ~Ijilii 脅に記載されたとおりの対応が取られた。長崎水容を教

訪 1 1 として害警備が行われた効果が現れたといえる。一 1 : 石流予繁報慧{賓の発干 R が住民の避難に章受.

な 役 割 を 果 す こ と が l リ l かにされた。 t 石 流 予 腎 f R 装 i 置 が 瞥 戒 絡 を 発 令 す る と き 、 す で に 災 害 対 策 本 郷 が つ く ら れ 、 人 員 な ど の 配 慣 を す ま し て い る の で 、 こ の た め に 手 間 が か か る こ と は な い 。

長崎水害後、烏原iIi地 j 或防災計 @ j 需においてま r r しく導入されたハート ・ソフト而の対応をまと め る と 次 の と お り で あ る i 島 原 市 1 9 8 8 ] 。

(  a.)土石流予瞥報装置の設置(1 I r 1 干 15 1 9 "   . f 1 、 1 I { l 和 ( i O r ' f 1  )  ( b ) 向主防災組織の車 I l 成 ( I I N 和 02 r ' r 1 .   I I N 和 0 : 1" 1 ・ 3) ( c ) 島 原 市 防 災 行 政 無 線 ( III{ 羽 J6~ t,r ) 

( d ) 災 害 危 険 地 の 公 表 、 見 聞 り

( e ) 避 難 計 画 に お け る 避 難 場 所 の 具 体 的 記 載 ( f ) 防災各関係機関の車 I l み 入 れ と 業 務 の 明 確 化

ハード而のシステムの導入とソフト而の対 j,ι ならびに地境防災 ~I i 明 書 の 具 体 的 記 載 が 有 効 に 働 い た こ と が 評 価 で き ょ う 。

鳥 原 水 害 後 、 島 原 m は水曾を教訓!として、地峻防災言 I i 図 書 の 一 部 を 修 正 し た 。 そ の 内 容 は (  1 1 . ) 災 害 危 険 筒 所 の 追 加

( b ) 災 害 対 策 本 部 に 無 線 班 (2 人 ) の 設 慣

( 防 災 行 政 無 線 の 管 理 運 営 、 無 線 通 信 に 関 す る こ と 。 ア マ チ ュ ア 無 線 ク ラ ブ と の 連 絡 調 整 に 関 す る こ と )

( け ア マ チ ュ ア 無 線 、 漁 業 無 線 、 タ ク シ ー 無 線 な ど の 民 間 協 力 休 冊 J I を確保すること。

5 . 2 . 6 ま と め

本研究では、 I I f j 和 571p J j   長 崎 豪 雨 を 契 機 と し て 見 直 さ れ た 災 害 予 防 言 . I ji!ijに関して新しく導入 さ れ た シ ス テ ム を 明 ら か に す る と と も に 、 そ の 後 の 運 用 状 態 を 定 着 化 お よ び そ の 効 果 の 追 跡 調 査 を 行 っ た も の で あ る 。 こ れ ら に よ り 、 新 し く 導 入 さ れ た シ ス テ ム は 有 効 で 防 災 力 は 県 下 全 体 と し て 向 上 し て い る と い え よ う 。 ま た 、 シ ス テ ム の 定 着 化 の た め に は 問 題 点 を 絶 え ず 見 直 し 、 無 理 の な い も の に す べ き で あ る こ と が 指 摘 さ れ る 。

本 研 究 を 行 う に あ た り 、 資 料 提 供 さ れ た 長 崎 県 : 1 木 部 、 総 務 部 、 長 崎 市 総 務 部 、 烏 原 市 市 民 課 お よ び 長 崎 海 洋 気 象 台 に 記 し て 感 謝 を r l

1

し 1 : げる。

参 考 文 献

岡 林 隆 敏 ( 1 9 9 0 ) : 長 崎 豪 雨 災 害 に お け る 自 治 会 の 対 応 と 自 主 防 災 組 織 の 形 成 . 長 崎 県 の 豪 雨 災 害 と 自 治 会 ・ 自 主 防 災 組 織 の 防 災 ) J , I 1 p . . 5 5 ‑ 9 0 .  

鳥原Ifj紡災会議( 1 9 8 8 ) : 鳥 原 市 地 域 防 災 計 画

高 級 和 雄 ( 1 9 9 1 ):土石流危険地区における住民の紡災意識調査 一長崎県鳥原l1iを事例としてー,

自然災害科学, 1 0 ‑ 1 , pp . 4 7 ‑ 6 2 .  

広 ~1・ 4 背( 1 9 8 6 ) : 災 害 の 及 ぼ す れ ; 会 的 影 響 , 文 郎 省 科 学 研 究 費 揃 助 金 自 然 災 害 特 別 研 究 研 究 成 果

参照

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