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智山學報 第43 - 012鈴木 佐内「『梁塵秘抄』の略頌の今様とその周辺」

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(1)

NII-Electronic Library Service 『

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

塵 秘 抄 』 の 略 頌の今様とその周辺 [ 要 旨 ] 『 梁

秘 抄 』 四 句 神 歌 の 「 佛 法 よ 文

と か

 

訶 迦 羅 天

 

山 王 及

 

還 如

」 の }

は 『 山 門 堂

記 』 に 「 是 根 本

次 第 。

恵 大 師 御 略 頌 也 。 」 と あ る こ と に よ り 略 頌 で あ る こ と が 明 ら か に な っ て い る 。 い ま 、

今 様 の

味 ( こ れ が 根 本

堂 毎 日 の 供 花 の 次

で あ る こ と 。 ) と こ れ が 今 様 と し て 『 秘 抄 』 に 収 録 さ れ る に い た っ た

息 ( こ れ が 寺 院 に 於 け る 延 年

機 と し て 、 逆 に 、

か ら 里 へ 流 出 し た

の で あ る こ と ) と の 二 点 を 考

し た 。 『 梁 塵 秘 抄 』 に 略 頌 の

様 と い

の が あ る 。     佛 法 よ 文 殊 と か

 

た も ん ま か ( か ) ら て ん

 

さ ん わ

傳 教   じ か く ぐ ゑ ん 如 來 ( 四 一 二 )         與

 

 

 

 

 

 

 

羅 天

 

 

 

 

 

 

 

 

還 と い

の が そ れ で あ る が こ の 一 首 は 、 『 叡

堂 社

』 ( 叡 山 文

蔵 ) に         及 イ     佛 法 與 文 殊 山 王 及 傳

多 聞 摩 訶 迦

覺 還 如 來 と あ

・ 秘

』 と は 異 な ・ た 形 で つ ま り 二 句 と 三

と が 入 れ 代 わ ・ た 形 で 見 え る 。 ま た こ れ は

』 に 『 山 門 堂

197

(2)

智 山学 報第四十三輯 三月     佛 法 與 文 殊 山 王 及

教 。

聞 摩 訶 迦 羅 。 慈

還 如 來 と し て

堂 社

』 と 同 じ 形 で み え る が 、 こ の 方 は 「 是

堂 所 作 次

。 慈

大 師 御 略 頌 也 。 」 ( 十 六 院 の 項 )                                                                                                 ハ ど   と の 付

が あ る 。 こ の こ と に よ っ て こ の

様 が 本

大 師 作 の 「 略 頌 」 で あ っ た こ と が 知 ら れ た わ け で あ る   そ こ で 今 こ の 今 様 の

味 と 坊 間 に 於 け る 芸

受 の 状 況 か ら こ の 略 頌 の 今 様 が 『 秘 抄 』 に 収 録 さ れ る に い た っ た

と の 、 二 点 に つ い て

え て み た い 。  

初 に 、

ど の

な 意 味 を 持 つ も の か 読 解 し た い 。   「

法 與 文 殊 」 の 、 與 は 「

A

B

」 の 形 で 、 並 列 の 意 を 示 す 助 字 で あ る 。 『

嶽 堂 社 記 』 に は 「 及 イ 」 と あ る 。 「 及 」 で も 「 仏 法 と 文 殊 」 で 意 は か わ ら な い 。 「 と か 」 は 「 と か や 」 で

を 示 す 。 「

訶 迦 羅 天 」 も 次 の 「 山 王                                                                       及 伝 教 」 か ら し て 「 多 聞 と 摩 訶 迦 羅 天 」 の 意 と 推 測 さ れ る 。 「 及 」 は 『 入 密 暗 誦 文 』 に 「 弘 法 円 行 及 常 暁

 

宗 叡 恵 運 東

 

山 門 伝 教 并 慈 覚

 

寺 門 智 證 天 台

」 と い う 「 入 唐 八

頌 」 と い う 入 唐 し て 密 教 を 相 承 し た 人 八 人 を 暗

る た め の 略 頌 が 収 め ら れ て い る が こ れ は 此 の 略 頌 と

造 が よ く 似 て い る 。 「 及 」 は 「 弘 法 円 行 及 常 暁 」 に 於 け る と 同 じ 用 法 で 「 〜 と 」 の 意 で あ ろ う 。 「

覚 還 如 来 」 の 「 還 」 は

波 文

所 蔵 本 で は 「 現 」 と な っ て い る が 、 こ れ は 『 秘 抄 考 』 の 言 う よ う に 「 還 」 と

べ き で あ る 。 但 し 「

波 古 典 文 学 大 系 」 の 「 上 を ま と め て 還

如 来 の 意 で あ ろ う 。 」 と す る 還 如 来 説 に は 同 意 し が た く こ れ は 「 慈 覚 か ら 如 来 に か え る 」 の

で あ ろ う 。   つ ま り こ の 略 頌 の 意 味 は 「 仏 法 と 文 殊 」 の 所 に 始 ま り 「 山 王 と 伝 教 」 の 所 に 移 り 、 次 に 「 多 聞 ( 毘 沙 門 天 ) と

迦 訶 羅 天 ( 大 黒 天 ) 」 の

に 至 り さ ら に 「

」 の 所 に 移 り そ こ か ら 「 ( 薬 師 ) 如 来 」 の 所 に

一 巡 し 終 わ る の 意 で あ ろ う 。 『 山 門 堂

』 と 『 叡

』 と 今 様 の 伝 え は 「 多 聞 摩 訶 迦 羅 天 」 と 「 山 王 及 伝 教 」 と の 句 の 順 序 が 入 れ

わ り に な っ て い る の は 、 順 序 が 入 れ 代 わ っ て も 支

は な い と い

こ と で あ ろ う 。   と こ ろ で 「 一 巡 す る 」 と 言 っ た が 、 こ の 一 巡 の 順 序 と は 何 を 示

も の か 『 山 門 堂 舎 記 』 に は 「 是 根 本

堂 所 作

(3)

NII-Electronic Library Service 『梁 塵 秘 抄 』 の 略 頌の今様 と その 周辺 次 第 。

大 師 御 略 頌

L と あ る か ら 慈 恵 大 師 の 作 っ た 、 根 本

堂 内 の 、 何 か の 所

の 順 序 に つ い て の 略 頌 で あ る と 思 わ れ る 。 こ れ に つ い て 「 根 本

日 所

」 と 題 す る も の が 『

山 叢 書 』 の

に 収 め ら れ て い る 。 こ れ は こ の 略 頌 の 今 様 の 解 明 に 示

を 与 え て く れ る。 こ れ は 次 の よ う な も の で あ る 。         根 本 中 堂

日 所

    右 各 守 結 番 次 第 可

日 九 人 内

一 人 三

行 法 後 夜 日

沙 門 堂 供

次     六 人 轉

薬 師 經

十 二 巻 次 一 人 仁 王 經 一 部 轉

之 次 一 人 供 花 一 迺

是 則 鎭 護 國

興 隆

法     之

基 山 上

穩 天

之 祈 濤 也 參 勤

可 闕 怠 〜 以 下 略 ( 一 巻

 

応 永 二 一 奥 書

 

勝 林 院

 

山 叢 書 七 六 ) と あ る 。 こ れ に よ れ ば 、 根 本

堂 に 於 け る 毎 日 の 所

の な か に 「 供 花 一 迺 」 、 解 釈 す れ ば 供 花 を し て 一 巡

る 役 が 一

め ら れ て い た と い

こ と に な る 。 そ こ で 「 供

一 迺 」 は 「 還 」 と か か わ る の で は な い か 。 つ ま り

に あ げ ら れ た 八 ケ

花 の 場 所 で あ り、 同 時 に 供 花 の 順

を 示 す も の で は な い か と 考 え て み た 。  

花 と は な に か 。 仏 に 花 を

え る こ と 。 ま た 仏 に 花 を 供

す る 供 花 会 と い う 法

を い

場 合 が あ る 。 い

れ に し て も 、 花 を 供

る こ と で は あ る が ど の よ う に 花 を 供

し た の で あ ろ う か 。 『 蘇 悉 地 羯 羅 経 』 に は 仏 に 供 ず                         ハ る り べ き 花 の

が 挙 げ ら れ て い る 。   法 会 の

合 で は 、

野 山 に は 万 灯 万 花 会 が あ り

文 は 『 続 遍 照 発 揮 性 霊

補 闕 抄 』 巻 第 八 に 収 め ら れ て お り 「 ラ ン

の 一 炎 乍 ち に 法 界 に

つ て 病 を 除 き 、 シ タ の 萬

咲 を 諸 尊 に 含 む で 眼 を 開 か む 。 」 と あ る 。 供 花 は

花 を 用 い た

の か 。 六 波 羅 密 寺 の 結 縁 供 花 会 ( 法 華 八 講 の な か の 供 花 で あ る が 供 花 会 と

ば れ て い る 。 ) も 著

で あ る 。 『 本 朝 文 粋 』 巻 之 十

 

三 法 会 ) に

滋 保 胤 の 「 七 言 暮

於 六 波 羅 蜜 寺 供 花

聽 講 法 華 經 同 賦 一 稱 南 無 佛 」 と 題

序 が 収 め ら れ て い る 。 文 中 に 「 暮 春 三 月 。 百 華 爭 開 。 別 修 四 日 八 講 號 結 縁 供 花

。 」 と あ る と こ ろ か ら

れ ば こ れ も 供 花 は 時 花 と 考 え て よ ろ し い と 思 わ れ る 。 『 三 宝 絵 』 に は

大 寺 の 千 花 会 が み え る 。 毎 年 六 月 に 一

199

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(4)

智山学報 第四 行 わ れ 、 平

朝 の 代 表 的 な 仏 教 行 事 に 挙 げ ら れ て い る が 、 こ の 時 は 「 多 く の 蓮 の 花 を も ち て 、 佛 に 供

し た て ま つ る な り 。 し と あ る よ う に 造 花 の 蓮 の 花 が 用 い ら れ て い る 。 吉 野

の 供 花 会 は 花

法 会 で 知 ら れ て い る                                                                                         が ら り が 、 こ こ で は

り 花 と し て の 餅 を 用 い る 。 比

山 で は 六 月 に 供 花 会 が 行 わ れ る 。 『 弘 安 八 年 大 講 堂 供

記 』 、 『 永 正               さ け 十 五 年 中 堂

』 な ど 、 山 上 の 大 法 要 の

し た 中 に 「 供 華 」 が あ る 。 時 花 が 用 い ら れ た の で あ ろ

か 。 ま た は 樒 な ど

の 花 が 用 い ら れ た の で あ ろ

か 。 平 経

は 私 に 「 供 花

」 を 営 ん で い る 。 『

戸 記 』

元 三

三 月 四 日 、 扇 二 十 八 ヨ の 条 に は     四 驚 已

 

天 購

 

今 日 聯

宿

願 、 以

な 花

 

供 阿

陀 佛 〜 先 僭 衆 分 居 佛 前 友 右

 

 

    等

 

 

  左 右 相 分 持 參 色 々 花 、  

w 鵬 概

酬 次 第 蹲 居 長 押 下 、 曾 衆 等 取 之 、 左 右 次 第 傅 供 之     並

〜     二 八 日 癸 亥

 

 

依 去 七 日 夢 想 事

花 供 事 自 朝

〜 花

侍 等

之 花

 

概 雌    

糊 挿

こ れ に よ れ ば 供 花 に は 桜 、

、 藤 な ど

が 用 い ら れ て い る こ と が わ か る 。 な お こ の

は 、 和 讃 の

立 に                                                         フ ド つ い て 示

え て く れ る も の と し て 、 注 目

べ き と こ ろ で あ る 。  

花 の

始 め は 生 花

に 紙 製 の 蓮 華 ま た 樒 が 用 い ら れ る こ と に な っ た と い

。 し か し 、 こ こ で い

日 の 供 花 は そ う し た も の で は な く 上 述 の 諸 例 か ら 推 し て

花 と し て 生 花 が 用 い ら れ た も の で は な か ろ

か と 思 っ て い る 。                                                 ハ き イ  

中 堂 修 復 落

の 『 天 元 三

堂 供

願 文 』 の 】 筋 に は 、 「

曲 飽 レ

之 花 。 折 以 供 二 於 三 十 二 相 之 境 界 } 。 」 と あ る 。 こ れ は 「 山 阿 落 レ 風 之

。 拾 以 施 二 於 百 五 十 口 之 威 儀 一 。 」 と

っ て い る か ら

辞 上 の 文 飾

表 現 と も 考 え ら れ る が

味 し た も の と 考 え れ ば 文 字 ど お り の 時 花 、 四 季 折 々 の そ れ と し て も

(5)

NII-Electronic Library Service い の で は な か ろ

か 。   ち な み に 花 を 供

す る こ と の

「 燃 燈 仏 授 記 」 の ジ ャ ー タ カ ( 『 四 分

』 〈 六 十 巻 V

第 三 十 一

 

受 戒 建

之 一

 

正 蔵

 

第 二 十 二

) に み ち れ ま た

の 『 三 宝 絵 』 で は

千 花 会 の 一 節 に 花 天 比 丘 の ア ヴ ァ ダ ー ナ ( 『 賢 愚 経 』

第 二

 

天 因 縁 品 第 十   大 正 蔵

) 、 『 妙 法 蓮

経 』 方 便 品 第 二 の 偈 な ど が 引 用 さ れ 説 か れ て い る 。

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

梁 塵 』 の略頌の今様とその周辺   次 に 、 こ の 略 頌 が 「 根 本

の 供

お よ び 順 序 を 示 す

の と す れ ば

堂 に お け る 供 花 の 場 所 と の

を 考

す る 必 要 が

る 。 仏 法 ・ 文 殊 ・

訶 迦 羅 天 ・ 山 王 ・

・ 慈 覚 ・ 如 来 が 中 堂 内 に ど の よ

置 さ れ て い た か を

る 必 要 が あ る 。 仏 法 と い う の は

の 七 つ と こ と な っ て

を 示 す か が

題 で あ る が 他 の 七 つ と 同 種 の も の と 推 測 で き る 。 こ の 問 題 も

め て

え て み た い と 思 う 。

堂 の 構 造 と

置 仏 と は 変 遷 が あ る が 、

師 当

堂 の

と 安 置 仏 と に つ い て

認 し て お き た い 。   中 堂 は

大 師 の

天 元 元

か ら 三 年 に わ た っ て

が 行 わ れ た 。 こ の

桁 行 九 間 か ら 十 】 間

四 間 に 拡 張 さ れ

央 の 七 間 が

堂 、 北 二 間 を 文 殊 堂

二 間 を

め て 大 師 堂 と し 、 伝 教 慈 覚 の

を 安 置 し 祖 堂 と し た 。 「 天 元 三

堂 供

願 文 」 に は

二 歩 廊 冖 而 連 レ 堂 構 二 廣 廂 一 而 増 レ 砌 し 、 「 造 一 二 字 二 隔 之 經 藏 一 。 起 二 久 癈

堂 こ と

っ て 経 蔵 は

堂 の 艮 虚 空 蔵 堂 の 南

黒 堂 の 前 に 造 営 さ れ た 。   当 時 の

藍 配 置 を 諸 記 録 に よ っ て 確 認 し 、 併 せ て

に 挙 げ る

ど の よ う に 安 置 さ れ て い た か を 順 を

っ て 確 認 し た い 。

は 注 目 す べ き 点 で あ る 。 根 本

堂 一

201

(6)

智山学報第四十三   『 比 叡 山 堂

僧 坊 記 』   一   止 觀 院  

二 根 本 中 堂 。 毘 沙 門 堂   『 山 門 堂 社 由

記 』 巻 第 】   毘 沙 門 堂   觧

( 正 保 本 ) 「

塔 」 の 項 本 堂 ( 二

、 「 叡 山 山 門 三 塔 並 葛 川 記 録 」 に よ り 補 う )

  古 號 文

堂 。

文 殊 。

賢 。 彌 勒 塑 像  

  開 山

父 三 津 三 位

 

儲 .

 

自 塑 與 開 山 安 之 。  

  脇 侍 四

 

祥 天 女  

魔 訶 迦 羅 天   『 山 門 堂 社 由

記 』   政 所   安 僧 形 文 殊    

  大 黒 天  

  天 長 年

建 。

 

仁 壽 四 年 十 一 月 二 十 四 日 慈 覺 大 師 模 國 清 寺 法 。 始

天 台

師 供   ( 』

止 観 院 L の 項 に あ る と こ ろ に 注 目 )   『 叡 岳

』 上     政 所

炊 屋     大 里

。     別

供 。 爲 二 政

尊 滿 山 守 護 一 也 。 或 記 云 。

佛 同 料 也 。

。   『 比 叡 山 堂

僧 坊 記 』 「 後 堂 分 」 の 頃 一

 

ー 又

二 食 堂 一 。 根 本 中 堂

。 本 尊 傅 教

ノ 御 作 大 里 … 天 安 レ 之 又

沙 門

一 躯

(7)

NII-Electronic Library Service 『秘 抄 』 の 略 頌の今様とその周 辺   『 天 元 三 年

文 』   〜 又 食 堂 焼 二 於

年 一 。 法 門 分 二 於 兩 處 一 。 是 故 造 二 】

之 經 藏 一 。 起 二 久 癈 不 營 之 食 堂 一 。 以

一 一

滿

山 之 僭 寶   於 東

一 。 以 全 二

大 師 之 法 文 於

砌 之 北 一 。 山 王   『 山 門

所 旧 跡

 

「 東 塔 分 」 の 項   一   竹 臺 二 基

 

二 根 本 中 堂 廻

内 一   從 二 天 竺 一 移 二

土 天 台 山 一 之 竹 也 。 延 暦

大 師 入 唐

之 時 。 持 二 笥 篠 叢 篠 竹 一 來 植 之 。 北

二 笥 篠 竹 一

二 請   諸 神 一 。 南

竹 一 勸 請 山 王 一   『 山 門 堂 社 由 緒

一   竹 臺

 

二 基   北

笥 篠   勸

三 千 七 百 餘 社   南

叢 篠

 

勸 請 山 王 。

山 所 勸 請 大

堂   『 山 門 堂 社 由 緒

師 堂

203

一   古 號 經 藏 。 天 元 三 年

大 師 爲 祖 堂 。 如

  『 山 門 堂 社 由

』 安

教 。 慈

。 及 仁 忠 和 尚 像 。 N工工一Electronlc  Llbrary  

(8)

智 山学報第四十三輯 根

止 觀 院 初 號 比 叡 山 寺 又 名 大 寺 亦 日 根 本 中 堂

藥 師 佛 像 〜 毎 日 三 檀

。 『 東 塔 五 谷 堂 舎 並 各 坊 世

』 瑠

 

中 央 也 藥 師 供 。 護 摩 供 。 昆 沙 門 供 。 有 深 秘 。 〜 安 一 置 藥 師 佛 像 。 根 本 大 師 自 造 ン 之 。

要 記 云 。 以 二 大 唐 法 全 阿 闇 梨 自 造 三 寸 七 佛 藥 師 靈 像 同

レ 納 レ 之 。 殊 聖 僭 像 一 躯 阿 闇 梨 昌 生 依 二 慈

大 師 所 命 皿 所 造 二 立 一

〜 文   最 後 に   仏 法 と は 何 を 指

の 問 題 で あ る が 、 他 の 七 つ の

か ら し て

と な る も の と す れ ば 中 堂 の 艮 に 移 さ れ た 三 蔵 を 言 う も の で は な か ろ う か 。 場 所 は 『 山 門 名 所 旧 跡 記 』 に は 「 一 切 經 藏   場

大 黒 堂 之 前 ( 巻 第 一 ) 、 『 山

堂 社 由 緒 記 』 に は 」

 

經 藏   俗 日 二 門

經 藏 } 。 在 二 中 堂 艮   、 天 元 三

大 師 爲 座 主

。 改 二 經 藏 爲 二 大 師 堂 一 。 藏 二 其 經

此 一 。 (

第 一 ) 、 『 山 門 堂

』 に は 「 根 本 經 藏 。 ( ※ 割 注   在 二 盧 空 藏 堂 南 一 。 ) 葺 檜 皮 五 間 一 面 經 藏 一 宇 。 一 切 經 律 論 賢

本 天 台 宗 章 疏 。

經 。 傅 記

教 大 師 平 生 資 具 。 八 幡 給 紫 衣 等

二 置 之 一 。 」 と あ る 。 こ れ ら は 総 て 中 堂 内 に 安 置 さ れ て い る も の 、 ま た 中 堂 外 に 安 置 さ れ て い る も の で あ っ て も 中 堂 の 管 轄 領 域 内 に あ る と 考 え ら れ て い る も の で あ る 。 そ こ で 「 供 花 一 迺 」 と い

の は こ れ ら の 宝 前 に 花 を 供

し て 一 巡 す る 役 と 考 え 略 頌 は 供

所 と 順 序 と を 示 す 略 頌 で あ る と 考 え ら れ る の で あ る 。   次 に 、 こ の 略 頌 の 今

と い う 特 殊 な 今 様 が ど の よ う な 事 情 で 外 部 に で る よ う に な っ た か と い う こ と を

え て み た い 。 そ の た め に ま ず 寺 院 に 於 け る 歌 謡 の 享

の 実 状 を 概 観 し た い 。

(9)

NII-Electronic Library Service 『梁塵 』 の 略 頌の今様とその 周 辺   『 古

集 』 の 「

弦 歌

」 の 巻 冒 頭 に 「

弦 は

佛 敬

の 庭 、 礼

宴 飯 の 筵 に 欠 く べ か ら ざ る

」 の 一 段 が あ る 。 仏 教 行 事 と 歌

と の 接 触 と 許 容 と を 言 っ て い る 。 延 年

末 期 か ら 鎌

代 に か け て 流 行 し た 寺 院 の 法 会 の 後 に 披 露 さ れ た 法 楽 の 芸

の 総 称 で

る 。

、 稚 児 が 演 じ る が

女 や 白 拍 子 な ど が か か わ っ て き て 華 や か な も の に な る 。 演 じ ら れ る

も 、 様 々 で 『 円

師 行 状 畫 図 翼 賛 恥 に は

く の

が 挙 げ ら れ て   ハ き ロ い る 。   結 論 か ら い え ば 、 私 は こ の 略 頌 が

と し て 享 受 さ れ 、 世 に 知 ら れ る よ う に な っ た の は

の 流 行 が そ の 契 機 を 作 っ た の で あ る と し た い の で あ る 。   『 平

物 語 』

一   額 打

に は 興 福

の 西 金 黨 衆 の 観

至 坊 が

葬 送 の

で 「

れ し や 水 」 の 延 年 の 曲 を 歌 っ て い る 。 こ れ は 『 梁 塵 秘 抄 』 に 「 滝 は お ほ か れ ど  

れ し や と そ お も ふ

 

鳴 る 滝 の 水   β は 照 る と も た へ で と ふ た へ

 

や れ こ と つ と

」 (

 

四 句

  四 〇 四 ) と あ り 「 う れ し や 水 」 は 、

                                                                                    ワ の 扱 い と な っ て い る 。 こ の 歌

は 諸

に み え 流 窃 の 状 況 を 伺 い 知 る こ と が で き る 。 『 日

山 志 』 二 は 延

曲 の こ と を し る し て 、 「 古

大 師 異 邦 よ り 將 來 し 給 ふ 秘 曲 の

な る を 、 嘉 祥 年 中 、

山 の

へ 傅 へ 給 ひ て 、 摩 多 羅

の 神 事 の 秘 舞 と し 、 其 以 來 毎 歳 臘 月 晦 日 の 夜 よ 弩 正 月 七 日 の 朝 迄 、 常 行 堂 に て 修 正

と 稱

秘 の 法 儀 を

の 砌 日 々 延 年

天 下 太 平 の

に 備 へ

ら る ・ 事 と い へ り 」 と あ り ま た 「 往

は 叡 山 に て も 慈 覺 大 師

し 給 ふ

な る ゆ え

に 此 舞 を 奏 せ ら れ し よ し 今 は

虚 に は た え て 當 由 に の み

へ 、 」 と あ り 、

叡 山 に

覚 大 師 の 伝 え た 延 年 の 秘 繭 が 伝 承 さ れ て い た こ と を 言 っ て い る 。 『 円 光 大 師 行 状 畫 図 翼 賛 』 ( 九 ) に は 延 年 に つ い て 「 山 門 ニ ハ 絶 テ 傅 ハ ラ ズ ナ リ ヌ 」 と し て い る が 、 そ の よ

な こ と は な い の で あ る 。 流 行 の 実

は 叡 山 で も 同

と 考 え ら れ る 。 こ れ に よ れ ば

は 慈 覚 大 師 の 伝 来 と い う こ と に な る 。 こ れ は 、 に わ か に 信 じ が た い こ と で は あ る が 、 こ の

え は 、 叡 山 に

け る 延 年

麟 の 流 行 を 語 る 資 料 と す べ き だ と 考 え れ ば よ う 一

205

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(10)

智山学報第四 十三輯 し い と 思

。   大 法 会 の 時 は 延 年

曲 が 催 さ れ る こ と が

通 で 、 一 例 を あ げ れ ば 「 元 徳 二 年 三 月 日 吉 社 並 叡 山 行

」 は 社

堂 前 で 法 楽 と し て 童 舞 が

納 さ れ て お り 寺 院

拝 と 芸 能 と の 結 び 付 き を か た っ て い る。 ま た 、 私 的 に 催 さ れ た 宴 で も 芸

が 披 露 さ れ て い る 。 『 古

』 巻 第 八   好 色 の 「 仁 和 寺 覚 性 法 親 王 の 寵 童 千 手 . 三 河 の

」 に は 紫

台 寺 の 御

( 覚 性 法 親 王 ) の 寵

千 手 が 酒 宴 の

で     過 去 無 数 の 諸 仏 に

す て ら れ た る を ば い か が せ ん

 

現 在 十 万 の 浄 土 に も   往 生 す べ き 心 な し

 

た と ひ 罪 業     お も く と も   引

し 給 へ 阿 弥 陀 な る 今 様 を 歌 っ て い る 。 こ れ は 仁 和 寺 の 例 で あ る が 、 園 城 寺 の 例 と し て は 、 巻 第 六

 

管 弦 歌

に は 「 志 賀 僧 正 、 用 枝 の 簍 篥 を 聴 き

め て 感 涙 の 事 」 が あ り 、

月 の

湖 上 で 宴 遊 、 篳 篥 の

っ て い た 志 賀

上 明

が 、 用 枝 の 簒 篥 を 聴 い て

動 し 「 正 教 に 篳 篥 は 伽 陵 頻 の 声 を 学 ぶ と い へ る 事 あ り 。 こ の 言 を 信 ぜ ざ り け る 口 惜 し き 事 な り 。

こ そ 思 ひ 知 り ぬ れ 。 」 と 言 っ た と い

こ と を

え て い る 。   叡 山 で は 傅 教 大 師 の 和 歌 も あ る 。         比 叡 山

堂 建 立 の 時  

 

傳 教 大 師     阿

羅 三

三 菩 提 の 仏 達 わ が た つ 杣 に 冥 加 あ ら せ た ま へ ( 『

』 釈 教 ) が あ り こ の 一 首 は 『 和 漢 朗 詠 集 』 仏 事 、 『

草 子 』 四 「 傅 教 大 師 是 中 堂 建 立 之 材 取 に 入 レ 杣 給 之 時 歌 也 」 な ど に も 見 え、 ま た 、         比

山 の 中 堂 に

て 常 燈 と も し か ・ げ 給 け る

 

大 師     あ き ら け く 後 の 仏 の み よ ま で も 光 つ た へ よ の り の と も し 火

 

( 『 新 拾 遺 集 』 十 七

 

釈 教 ) な ど が あ り

の 文 芸 へ の か か わ り が 認 め ら れ る 。 実 際 は こ う し た 歌

に か か わ る の は 一 山 大 衆 の な か で も

(11)

NII-Electronic Library Service 『塵 秘 抄 』 の 略頌 の 今様とその 周辺 堂 衆

公 人 階 級 と い っ た 中 方 、 下

の 人 た ち や 学 生 稚 児 が

い よ う に 見 受 け ら れ る 。  

山 は 保 胤 ら の

の 運 動 の 賛 同 者 を 出 し た と こ ろ で

文 芸 愛 好 許

の 雰 囲 気 が あ っ た の で あ り 、 狂 言         ロ ロ   綺 語 観 の あ る 】

で は ま た 、 白 楽 天 の 影

を う け て 狂 言

讃 仏 乗 の 因 と い

文 芸 許

の 考 え 方 も 浸 透 し て い た も の と み ら れ る 。  

日 結 番 の 供 花 の 役 に お い て は 略 頌 は あ く ま で も 略 頌 で あ っ て 歌 謡 で は な い 。 こ れ を 歌 謡 と し て 享 受 し た の は 供 花 役 の 承 仕 を つ と め る

堂 の 仏 供 を と と の え る 政 所 の 下 法 師 な ど で あ っ た と 思 わ れ る 。 今 様 の 「 仏 法 与 文 殊 と か 」 の 「 と か 」 は 伝

で あ る と し た が そ こ で 「 〜 と か 」 と い

伝 聞 表 現 が 生 き て く る の で は な か ろ

か 。 直 接 た ず さ わ る 主

で は な く て こ れ を

助 す る 立 場 に あ る も の 、 あ る い は こ れ を み じ か に 見 聞 で き る も の の 立 場 を 表 し て る と

え ら れ る 。 世 上 お こ な わ れ て い る 今

ま た 自 分 達 周 辺 で

あ る

に う た わ れ 、 享 受 さ れ て い る 今 様 に あ わ せ て 座 興 的 に

た い 興 じ ら れ て い た

の が 延 年

受 を

と し て 逆 に 、

か ら 里 へ 流 出 す る 機 会 を

た も の で あ る と 考 え ら れ る 。

1

2

総 目 録 」 に 「 叡 山 ・ 滋 賀 蓮 華 院

 

寛 永

写 」 と あ る の が こ れ で あ ろ う 。

立 は 室 町 時 代 。 直 接

見 す る

会 を

な か っ た の で 『 梁 塵 秘 抄 考 』 の 記 す と こ ろ を 引 用 し た 。 従 っ て [ 諸 注 ] み な こ の こ と に 触 れ 例 を あ げ れ ば 『 梁 塵 秘 抄 考 』 考 説 に 「 山 田 博 士 は 山 門 堂 舎 記 に 『 佛 法 及 文 殊 山 王 及 傅 教

訶 迦 羅 天 慈 覺 還 如 來 是 根 本 中 堂 所

次 第 、

大 師 御 略 頌 也 』 と あ る の が こ の 歌 の 原

で あ る こ と を 指 摘 さ れ 『 佛 法

』 の 『 よ 』 は 『 及 』 の 誤 寫 で あ る と

ぜ ら れ た 。 略 頌 で あ る こ と を 示 さ れ た の は 卓 説 で あ る が 、

嶽 堂 社 記 (

山 文 庫 藏 に よ る と 『 佛 法 與 ( 及 イ ) 文 殊 、 山 王 及 傅 教 、

摩 訶 迦 羅

還 如 來 』 と あ る か ら

207

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(12)

智 山学報第四十三輯

43

765

8

『 よ 』 は 『 與 』 で よ い と 思 わ れ る 。 L と す る 。 「 新 潮

 

典 集 成 」 『 梁 塵 秘 抄 』 ( 榎

 

克 朗 校 注 ) で は 「 慈 恵 大 師 御 略 頌 」 ( 暗

用 の 符 牒 か ) の 歌 謡 化 さ れ た も の 。 文

は 明 ら か で な い 。 と し 「 岩 波

 

古 典 文 学 大 系 」 『 梁 塵 秘 抄 』 ( 志 田 延

注 ) 頭 注 で は 「 還 如 来

 

上 を ま と め て 、 還

の 意 で あ ろ う 。 」 と し

注 で は 「 慈 慧 大 師 良 源

の 次 第

憶 用 の 頌 の

。 」 と し て い る 。 富 田 戮 純 編

 

真 言 宗 東 寺 派 宗 務 所

 

復 刻 再 刊

 

五 十 九

三 月 若 獻 佛 花 。 取 白 花 香

者 供 養 之 。 若 供

觀 音 。 應 取 水

生 白 花 而 供

之 。 若 獻 金 剛 。 應 用 種 種 妙 花 而 以 供 養 。 若 獻 地

天 。 隨 時 所

種 種

花 隨 取 而 獻 。 忙 擺 底

 

 

花 簸 旺 羅 花 。 蓮 花 。 膽

花 。

蘂 花

 

囀   嘸 可

 

句 藍 花 。 倶

頭 花 。 沙 羅 樹 花 。 末 利 花 。 擧

迦 花 喩 底

 

鵬 以

 

迦 花 。 勢 破 理 迦 花 。 句 噌 囀 同 前 花 。 迦 淡 聞 華 。

尼 上 迦

。 旦 喋

 

二 合

 

花 。

陀 補 澁 波 花 。 本

 

去   言 花 那 囀

 

嘸 吁

 

忙 里 迦 花 。 阿 輪   去

 

花 。 母 注 据 難 花 。 那 莽 難 花 。 注

析 利

 

勿 嘲 芻

鉢 羅 花 。 迦 咤 唯 花 。 建 析 那

 

上 聲

 

藍 花 。 婆

尼   上

 

剣 花 。 憂 鉢 羅 花 。 得 蘖 嗜 花 。 桾 陀 難 花 。 迦

。 於 林 邑 蘭 若 所 生 者 。 及 水 陸 生 如 上

花 。 應 須 善 知 三 部 所 用 及 以 三 品 三 等 供

。 〜 ( 巻 上   供

花 品

八   大 正 蔵 巻

十 八 ) 「 群

類 従 」 第 二 四 輯 所 収 「 群

類 従 」 第 二 四 輯 所 収 拙 稿 「 讃 」 か ら 「 和 讃 」 へ

i

花 供 ・ 花 讃 の 示 唆 す る と こ ろ ー

 

「 智 山 学 報 」 第 二 十 七

 

智 山 勧 学 会

 

昭 和 五 二 年 三 月 良 源 敬 白 。 根

大 師 之 始

此 山 一 也 。

二 翠 嶺 二 而 結 レ 菴 。 踊 一 蒼 海 一 而 求 レ 法 。

1

爰 驚 三 二 秋 之 空 闌 一 。 設 二 一 日 之 大

[ 。 幡 影

翻 飄

虹 於 晴 日 。 香 雲 四 起

二 春 柳 於 秋

} 。 巖 曲 飽 レ 霜 之 花 。 折 以 供 二 於 三 十 二 相 之 境 界 一 。

(13)

NII-Electronic Library Service 『梁 塵秘抄 』 の略頌の今様とそ の周辺

9

11

 

10

山 阿 落 レ 風 之 菓 。 拾 以

二 於 百 五 十 口 之 威 儀 。

1

天 元 三 年 九 月 三 日 座 王 僧 正 法 印 大 和

 

作 者

 

能 登 權 守 高 階 眞 人 成 忠 ( 「 群

類 従 」 第 二 四 輯 ∀ 「

然 上 人 行 状 畫 図 翼 賛 」 と も 。 「 浄 土 宗 全

」 一 六

 

々 ナ ル

二 、 夫 催 、 床

僉 議 、 披 露 假 屋 樂

ナ ド 云

ア ル ヲ 、 遊 曾 ト テ 色 ケ ノ 裝 束 キ タ ル 法 師 ノ ス ル ワ ザ ナ リ 糸 綸 韓 神 ナ ド 云 ヲ バ 兒

ノ ワ ザ ト ス 、 其 外 樂 朗 詠 白 拍 子 開 口 、 當

伽 陀 連 事

風 流 大 頭

拍 子 退 出 樂 ナ ド 云

ノ ア リ テ 面 白 キ ワ ザ ナ リ ト ゾ 、 」 と あ る 。 五 巻

 

植 田 孟 縉   天

八 年 刻 成 『 参 天 台 五 台 山 記 』 如 日 和 尚 年 七 十 二 。 常

詩 詠 爲 】 生 事 。 云 々 。 予 示 云 。 祖 師 智 証

師 住 唐 六 年 間 自 他 詩

十 二 巻

本 國 常 悔

詩 。 因 之 小 僭 於 本

啓 白 本 尊 起 請

詩 不 献 不 和 。 勿 爲 恠 。 ( 延 久 四 年 六 月 七 日 の

) 一

209

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

参照

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