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2016 紫苑商標特許事務所 (ver.16_2.1) ざっくり知りたい!! 同一商標検索 ~ 商標検索が誰にでも簡単にできる!~ 1

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(ver.16_2.1)

ざっくり知りたい!!同一商標検索

~商標検索が誰にでも簡単にできる!~

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ざっくり知りたい!!同一商標検索

~商標検索が誰にでも簡単にできる!~

◆目次

ざっくりSTEP1: 同じ商標がすでに商標登録されていないか調べる P3~

ざっくりSTEP2: 商品・サービスのグループコードを調べる P10~

ざっくりSTEP3: 共通する商品について、同じ商標がすでに

商標登録されていないか調べる P16~

※利用上の注意:本コンテンツは、簡易な内容の理解を主目的としているため、

用語の表現・意味の正確性や、例外的な事項の説明については、

多少犠牲にしているところがございますので、予めご了承下さい。

また、本コンテンツを利用の上で生じたいかなる損害についても、

著者及び発行元は責任を負いかねます。

2016年2月4日 初版発行 著者 弁理士 永露 祥生

発行 紫苑商標特許事務所/ざっくり知りたい!!商標検索 http://www.astermarks.jp

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ざっくりSTEP1: 同じ商標がすでに商標登録されていないか調べる

ウェブサイト「ざっくり知りたい!!商標登録」

(http://www.astermarks.jp/trademark_registration.html)でご理解いただいたとおり、

日本の商標登録制度は、原則として特許庁に登録申請をした順に登録が認められる「早い者 勝ち」が採用されています。

また、登録申請をした商標が、すでに他人によって先に商標登録された商標と同じであっ たり、これに似ているような場合は、商標登録は認められないという仕組みでした。

そこで、登録申請をする前に、そのような他人の商標が存在しているかどうかを調べるこ とができれば、非常に便利です。

幸いにも、わが国では、誰でもインターネット上で利用可能な商標データベース(無料で 利用可能)が、特許庁の外部関連機関である「独立行政法人 工業所有権情報・研修館」に よって提供されています。この商標データベースは、「特許情報プラットフォーム(通称:

J-PlatPat)」と呼ばれています。

ここでは、この「J-PlatPat」を利用して、あなたが登録申請をしようと考えている商標 と全く同一の商標が、すでに先に商標登録されているかを調べる方法を解説いたします。

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① まず、インターネットに接続して、「特許情報プラットフォーム(以下、「J-PlatPat」と 言います)」にアクセスします。(URL: www.j-platpat.inpit.go.jp/)

アクセスが完了すると、以下のような画面が表示されます。

② 次に、画面上方の真ん中にある「商標」の周辺をマウスで左クリックします。

クリックすると、15個のメニューが下に伸びて表示されます。

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③ そのままマウスを下にスクロールして、「2.商標出願・登録情報」を選択します。

うまく選択できたら、マウスを左クリックして決定します。

④ 以下の「商標出願・登録情報」のページが表示されました。

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⑤ このページから、調べたい商標の情報を入力します。

ここでは例として、「ASTER」という商標と同じ商標が、すでに商標登録されてい るかを検索していきましょう。

(ⅰ)まず、「検索項目」として、3つのセレクトボックスがあることを確認します。

(ⅱ)セレクトボックスの1段目が「商標(検索用)」となっていることを確認します。

(ⅲ)セレクトボックスの1段目の横にある「検索キーワード」の入力欄に、調べたい商 標を入力します。ここでは、「ASTER」と入力します。なお、アルファベットの 大文字、小文字は無視されますので、「aster」としてもかまいません。

※他の「検索項目」となる2つのセレクトボックスは、そのままで構いません。

また、「検索キーワード」の2段目、3段目の入力欄も、空欄のままでOKです。

「検索方式」についても、特に操作する必要はありません。

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⑥ 入力ができたら、画面下方部にある「検索」ボタンを左クリックします。

この操作では、すでに我が国で商標登録、登録申請がされた商標の中で、「ASTER」

が存在しているかを調べています。

⑦ 検索結果が表示されました。ヒット件数は、「14件」ありました。

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⑧ ヒットした商標がどのようなものかを確認するため、「一覧表示」ボタンを左クリックし ましょう。

⑨ 画面が切り替わり、14件の「ASTER」商標の情報が表示されます。

(9)

9 これで、今回の検索は完了です。

<調査を終えて>

いかがでしたでしょうか。「思ったより簡単!」と感じられたことと思います。

なお、今回はアルファベットの「ASTER」を入力しましたが、検索する商標が平仮名、

片仮名、漢字の場合は、それぞれの形式で入力することもできます。

さて、14件の「ASTER」商標が発見されて、あなたは、「う~ん、もう先に商標登 録されているものがあるし、登録の申請をしてもダメだろうな・・」と考えるのが普通では ないかと思います。

一方で、勘の鋭い方は、「あれ?でも、早い者勝ちで商標登録されるはずなのに、どうし て複数のASTERが存在しているんだろう?登録できる商標は一つだけなんじゃない の?」とお気付きになったのではないでしょうか。

そうです。まだここで商標登録を諦めるのは早いのです。

その理由は、次頁からの「ざっくりSTEP2」でわかります!!

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ざっくりSTEP2: 商品・サービスのグループコードを調べる

すでに見たとおり、わが国では、登録申請をした商標が、先に他人によって商標登録され た商標と同じであったり、これに似ているような場合は、商標登録は認められないというシ ステムが採用されています。

しかし、そのような判断は、単に商標同士が同じであったり、似ているかといった点だけ を見ているわけではありません。原則として、それぞれの商標が指定する、商品やサービス が共通している場合に限って、商標登録が認められないのです。

つまり、「ASTER」という他人の商標がすでに登録されていたとしても、それが指定 する商品やサービスと、自分が登録申請しようとしている商品やサービスが、まったく異な るものであれば、問題なく商標登録を受けることができるのです。この点は、商標制度の基 本を理解する上で、きわめて重要なポイントとなります。

「では、商品やサービスが共通するかはどのように判断するの?」という疑問が湧いてく るわけですが、わが国では、このような商品・サービスの共通性(類似範囲)がわかりやす いように、商品・サービスをグループ分けして、それぞれコードを付けています。

このコードは、「類似群コード」と呼ばれています。類似群コードが同じ商品やサービスは、

互いに共通性があると判断するわけですね。

ここで勘の良い方はお気付きかと思います。そうです、STEP1で行なった検索条件に、

この「類似群コードが同一であること」を加えれば、本当に商標登録の障害となる先行商標 だけが、検索結果に表示されることになります。

では、「類似群コードってどうやって知ることができるの?」という話になります。

商品やサービスにどのような類似群コードが振り分けられているかを調べるための方法 はいくつかありますが、ここではせっかく「J-PlatPat」を使っていますので、このデータ ベースを利用して、簡単に調べられる方法をご紹介します。

なお、例として、今回あなたが商標「ASTER」を登録申請しようとする商品は、「ク ッション」(家具)としましょう。

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① 商品「クッション」に、どのような類似群コードが振り分けられているかを調べま す。まず、「J-PlatPat」のトップページに戻ってください。

※上段メニューバーの「トップページ」を左クリックすれば、戻ります。

② STEP1と同様に、「商標」付近を左クリックして、メニューを表示させます。

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③ 15個あるメニューのうち、「9.商品・役務名検索」を選択します。

うまく選択できたら、マウスを左クリックで決定します。

④ 以下の「商品・役務名検索」ページが表示されました。

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⑤ 画面下方部にある「商品・役務名」の入力欄に、「クッション」と入力します。

その他の入力欄は、空欄のままでOKです。

⑥ 入力ができたら、画面一番下の「検索」ボタンを左クリックします。

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⑦ 検索結果が表示されました。ヒット件数が85件となっていますが、ここでは気にする 必要はありません。隣の「一覧表示」ボタンを左クリックします。

⑧ 画面が切り替わり、いろいろな「クッション」の商品群が表示されました。

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⑨ 今回調べている家具の「クッション」は、下記の周辺が該当するものです。

画面の一番右にある「12A05」「12A01」といったコードが、類似群コードです。

これを見ると、家具の「クッション」の類似群コードは、「17C01」であることがわかり ました。このコードを念頭に置いておき、次頁からの「ざっくりSTEP3」に進みましょ う!「ざっくりSTEP3」では、STEP1で行なった検索の条件に、この類似群コード を含めて、商品が共通する商標だけを抽出します。

なお、今回は「クッション」を入力しましたが、検索画面の「商品・役務名」の入力欄に は、適宜あなたが調べたい商品やサービスを入力してください。

ただし、「菓子」のように大きすぎる概念の商品を入力すると、検索結果が多すぎて表示 できませんので、そのような場合は、「和菓子」、「スナック菓子」、「アイスクリーム」とい ったように、より限定した表現になるよう工夫してみてください。

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ざっくりSTEP3: 共通する商品について、同じ商標がすでに商標登録されて いないか調べる

さて、STEP2では、今回あなたが登録申請の対象に考えている商品「クッション」の 類似群コードがわかりました。類似群コードは、「17C01」でしたね。

それでは、この類似群コードを利用して、STEP1で行なった商標「ASTER」の検 索をもう一度やってみましょう。

類似群コードを検索条件に指定することで、すでに商標登録がされている「ASTER」

について、商品が共通しているものだけを検索結果に表示することができます。

ここで表示されたものこそ、真に商標登録の障害となる商標ということになります。

① これまでと同じように、「J-PlatPat」の「トップページ」に戻ります。

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② STEP1の操作と同様、画面上方部の真ん中にある「商標」周辺を左クリックします。

15個のメニューが表示されたら、そのままマウスを下にスクロールして、「2.商標出 願・登録情報」を選択します。うまく選択できたら、マウスを左クリックします。

③ 以下の「商標出願・登録情報」のページが表示されました。

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④ STEP1の操作と同様、検索項目「商標(検索用)」の右にある「検索キーワード」の 空欄に、「ASTER」と入力します。

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⑤ 次に、「検索項目」の2段目のセレクトボックスの上にマウスのカーソルを合わせて、左 クリックします。すると、選択できる項目一覧が下に伸びて表示されます。

⑥ そのままマウスを下にスクロールさせて、上から3番目にある「類似群コード」を選択 してください。

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⑦ 検索項目が「類似群コード」に切り替わりました。

続けて、隣の「検索キーワード」欄に、商品「クッション」の類似群コードである「17C01」

を入力します。

入力ができたら、画面下部の「検索」ボタンを左クリックしましょう。

なお、検索項目の3段目のセレクトボックスや、その隣の「検索キーワード」欄につい ては何も操作する必要はありません。「検索方式」も、全てそのままでOKです。

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⑧ 検索結果が表示されました。ヒット件数は1件まで減りました。

「一覧表示」ボタンを左クリックして、ヒットした商標を確認します。

⑨ どうやら「美津濃株式会社」の「ASTER」があることがわかりました。

詳細確認のため、「出願/書換/登録番号」にある登録番号を左クリックします。

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⑩ 「美津濃株式会社」の先行する登録商標である「ASTER」について、詳細データが 表示されました。権利範囲を示す指定商品を確認すると、たしかに「クッション」が含ま れています。

したがって、商品「クッション」を指定して、商標「ASTER」を登録申請したとし ても、このままでは、この先行する登録商標「ASTER」の存在を理由として、商標登 録を受けることはできない、と考えられます。

商標検索のイメージが掴めましたでしょうか。

それでは、商品を「菓子」とした場合はどうでしょうか。

「菓子」の類似群コードは、「30A01」です。

上記⑦の画面で、「類似群コード」に「30A01」と入力してみてください。

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⑪ 「類似群コード」に「30A01」を入力し、「検索」ボタンを左クリックします。

⑫ 検索結果は、「0件」でした!!

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<調査を終えて>

以上の結果を踏まえますと、商標「ASTER」を、商品「クッション」と指定して登録 申請をしても、商標登録は難しいであろうということがわかりました。一方で、商品を「菓 子」と指定すれば、商標登録を受けられそうだということもわかりました。

しかし、ちょっとお待ちください!!

たしかに、この検索方法を用いれば、商品やサービスを共通にする商標「ASTER」が すでに存在しているかどうかは確認することができます。ですが、逆に言えば、この検索方 法だけだと以下のような問題点が残っていることになります。

(1) 「あすたー」や「アスター」が、検索対象に含まれていない

(2) 「ASTER」を一部に含む商標が、検索対象に含まれていない

(3) 「ASTER」に類似する商標が、検索対象に含まれていない

そうです。これら(1)から(3)に該当する商標が、商標「ASTER」の商標登録の 障害となる可能性が依然として残っているのです。今回の検索だけでは不十分なのです。

なお、(1)や(2)については、検索項目や検索キーワードを工夫することで、一応は 調査することは可能です。一番問題なのは、(3)となります。ある商標と似ている(類似 する)とされる商標を自動的に検索できる方法がないからです。

したがって、(3)はもはや商標専門家の担当領域となります。初心者の皆さんが自力で できる商標検索は、せいぜい(1)と(2)までだとご理解ください。

「それじゃあ、自分でこのような商標検索ができても意味がないじゃないか」

そう思われるかもしれません。しかし、商品「クッション」についての商標「ASTER」

の検索でわかったように、少なくとも、一見して商標登録が無理そうな商標を自分で知るこ とはできます。

ですので、たとえば、①複数出た商標案から、明らかに商標登録が無理なものをふるいに かけたり、②特許事務所に本格的な商標調査の依頼をする前に、明らかに商標登録が無理な ものを省いて調査手数料を節約する、といった目的では十分に有効と言えます。

同一商標の検索方法だけでも、知っていればずいぶん違うのです。

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ところで、「でも、商標が似ているかどうかなんて、ある程度わかるものじゃないの?」

と思われた方もいるかもしれません。いや、皆さん一度はそう思ったはずです。

では、ここで問題です。次の商標は、商標「ASTER」と似ていると判断されるもので しょうか。それとも、似ていないと判断されて、商標登録ができるものでしょうか。

①「ASTERS」

②「SUPER ASTER」

③「ASTERMARKS」

④「青葉あすたー」

⑤「紫苑」

すべてのケースについて、感覚ではなく、理由を明確にした上でしっかりと結論を述べら れるのであれば、あなたには商標の類似について判断できる能力があるのかもしれません。

しかし、おそらく多くの人は、「結論も出ないし、理由もわからない(=何となくしかわか らない)」のではないかと思います。むしろ、それが普通でしょう。

専門家である弁理士であっても、商標を専門としていない弁理士であれば、同じように判 断できないと思われます。このように、商標が似ているか、似ていないかの判断は、商標実 務の中でも重要な部分を占めるものであり、かつ、非常に専門性の高い知識とセンスを要す るものです。

このような事情がありますので、専門家である特許事務所の弁理士に依頼する「商標調査」

という有料のオプションが存在しているわけです。当然、商標調査能力は個人の資質によっ て差がでますので、商標を専門にしない弁理士に依頼するよりも、商標を専門とする弁理士 に依頼した方が、精度の高い調査が可能でしょう。また、商標を専門とする弁理士の中でも、

経験の長さや実績の多さがダイレクトに精度の差を生むものです。

どうか皆様の商標が無事に登録となるよう、特許事務所への有料の「商標調査」をご検討 ください。その際、商標を専門としない弁理士が無料、格安で実施しているような「商標調 査」を、くれぐれも過信しないよう、ご注意ください。

簡単な解説ではありましたが、本書が少しでも皆様のお役に立ち、商標実務への興味、関 心をより深くすることに貢献できておりましたら幸甚でございます。(了)

参照

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【 目次 】 ■ 発注時 ■ 発注後 手順 詳細手順 ページ 内容紹介 手順 ページ 内容紹介 P6~P7 ・商品種別関係なくキーワードから検索できます。

商標と比較するには,他の構成要素の識別力や他の構成要素との一体性等を検討し

諾していたとの事実を認めるに足りる証拠はない。 (3) 小括

用商標(1)の構成から「アールシータバーン」との片仮名部分を除いたものであり,

9 <商品種別毎のリスク>

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