鉄道クレーン車は,横須賀線で「旧 455 イ分岐器撤去」 「新
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(2) Ⅵ-24. 第41回土木学会関東支部技術研究発表会. 4.対策 一つ目の課題として,3つの対策を実施した. 第一に作業時間の見直しを行った.横須賀線のき電停止 間合いでアウトリガーの設置・収納を4回計画していた. アウトリガーは建築限界外へ設置するため通常,移動毎に. 表-2 再検討後の横須賀線施工時の工程 0. 横須賀線. 1. 2. 3. 4. 5. き電停止間合い 190分 30分延長. ブーム操作を 伴う作業. 125分 55分の余裕を確. 設置・収納する.また,養生のためにマクラギを接地面に 敷いて使用する.今回はアウトリガーの支障物を撤去する など現場の状況を整え,またアウトリガー養生用のマクラ ギをワイヤーでアウトリガーに固定した.よって,アウト リガーを張出したままでの移動を可能にし,作業時間の短 縮を図った. 第二に施工方法を変更した.当初撤去した分岐器を施工 現場から離れた場所へ運搬する計画としていたが,撤去し た分岐器を横須賀線の現場付近の仮置き場に留置し,後日 (11 月 30 日)運搬するように変更した.以上により,撤 去分岐器の積込み作業と,それに伴うアウトリガーの取り 扱い,並びに移動を削除することになり作業時間を短縮し た. 第三にき電停止の間合いを拡大した.き電停止の開始時. 写真-2 旋回ストッパー. 刻を 30 分早め拡大間合いとした.以上の検討を行い,間 合いを 55 分の余裕を確保する計画とした(表-2) . 二つ目の課題の対策として,鉄道クレーン車の機能と施 工計画の二つの対策を講じた.. 図-3 施工試験図. まず機能として,既設のものより精度の高い「旋回ス トッパー」を開発した(写真-2) .これは近接センサーを 用いて,任意の旋回角度に対応した金属棒の位置にて旋回 モータを停止させる構造となっている.さらに,事前に施 工試験を行い旋回ストッパーの性能,そして横須賀線の建 築限界を支障しないことを確認した(図-3,4) . 施工計画では上記の対策により作業量を減らしたこと で横須賀線線閉間合い内において旧 455(SSS)分岐器を 積込む作業が可能となる工程とした.これにより,隣接線 が運行する中での作業を少なくしリスクを最小にするこ. 図-4 施工試験断面図. ととした.. 表-3 作業の実績. 5.まとめ 本工事において,事前に課題やリスクを挙げ,計画の再 検討とリスク対策を重ねた結果,安全に計画通りに施工を 進めることができた(表-3).引き続き,品川駅での施工 が続くため,万全を期して施工を行っていく. また,線路切換工事や工事桁架設や,分岐器交換等,鉄 道クレーン車を使用する工事が計画されており,安全・正 確な施工を第一に取り組んでいく.. 横須賀線 線路閉鎖間合い き電停止間合い ブーム操作を伴う作業 ブーム操作以外の作業. 0. 1. 2. 3. 4. 5.
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