浸潤試薬法で示 される気孔開度 と
光合成速度 との関係
津野 幸人
*・杉本秀樹
**昭和
55年 7月31日受付
The Relation between Stomatal Aperture with the Aid of the
lnfiltration Method and Photosynthetic Rate in Some Crops
Yukindo TsuNO* and Hideki SuGIMOTO**
FrOIn experiments, WhiCh llrere carried out in lran, it appeared that by the measuring Of the stomatal aperture with the aid of the infiltration method(Dale, 1961), the water status in a crOp could be iudged, and also irrigation― time could be determined, In this paper, the relationships betw17cen the stomatal aperture and the photosynthetic rate 、vere examined in local varieties of lranian cropS i cucumber, maize, sugar beets and sunflower, 、vhich Were grown in a greenhouse at Tottori University. The photosynthetic rate lvas measured in an assimilation chamber, and at the same time, the stomatal aperture lh7as measured by means of the infiltration method. The results obtained were as follows ;
The photosynthetic rate and water vapour transfer coefficient were positively correlated 、vith the stomatal aperture. The photosynthetic rate decreased by 30∼ 40 % when the degree oF stomatal opening decreased from score No 6 to score No.4(Table 3). TherefOre, irrigation should be put into operation
、vithout delay in a Field 、vhen the degree of stomatal opening decreases belo、 v
score No.4. 緒
言 乾燥地 においては, かんがい水の経済的 な利用が作物 栽培での重要 な課題 で あることは多言 を要 しない。筆者 らはイランにおいて, かんがい時期 の判定法 に関す る実 験 をおこない
,浸
潤 試薬 を利用 した気 孔開度 の判定2,6,9) が簡便 かつ,実
用的 にす ぐれていることを見出 した。 気孔開度 は光,炭
酸 ガスなどの影響 をうけ るが, 日中 の自然条件 では葉内水分の多少 によって強 く影響 をうけ, さらに,葉
内水分は根域 における有効水分 と根 の吸水 力 とに支配 され る。有効水分 に恵 まれて も,根
の吸水機能 が衰 えた場合,蒸
散が盛 んとなる環境 の もとでは気 孔は 閉 ぎされたままか, あるいは,地
下部 よ りの水分供給量 と均衡 した小 さな開度 を示す ことも,水
分生理 に関す る 知見 によ り容易に推測 で きる。気 孔開度 の減少 が,土
壊 水分の不足 によるものかあるいは,根
の吸水機能 の不良 によるものか の判定 は,か
ん が いの前後 に気 孔開度 を 測定 すれば,い
づれの原 因 によるものかの判別 はたやす * ,亀取 大学農学部 附属 砂 丘利 用 研究施設 乾地生 態部 門 S,2J D●■9■9s?cTc力 IPJd ιJι″オ9, Facvんg oF 4gT'c"Jι″T9, Tο ケιο″,」2,υ?rs Jιy**愛
媛大学農学部 園芸学科 作物学 研究室 D9,9 Tι阿9″ι oF ttοTι,c,どι″T9, Fac2Jι υげAgTテc,′ι″T?, どんJη¢ L/2,υ9rs'ιヶくで き
,相
応 した処 置 がとれ るわけである。 気孔開度 によってかんがい時期 を決定 す るとき,基
本 的 な問題 として検 討 しておかなければ な らぬのは,気
孔 開度 と光合成速度 との関係 で ある。す なわち,気
孔 が閉 じれば気孔抵抗 が '曽 大 して炭酸 ガスの葉内への と りこみ が阻害 される。理 想的 には葉内水分の不足 によって,気
孔 が正常 な開度 よ りも小 さくなった瞬間 に,水
分 を補 な う措置が望 ましいのであるが,実
際栽培 においては実行 が困難である。 とくに,筆
者 らが採用 したイソ・ ブタノ ールとエチ レングリコールの10段 階の混液の浸潤試薬 を 利用す る場合 には,測
定精度 か らみ て正常 な開度 を示す 段階か ら2段階下 がった状態で,水
分不足 を判定せ ざる を得 ない。 そこで,浸
潤 試薬で示 され る気 孔開度 と光合 成速度 との関係 を調べ るために以下の実験 をるこなった。 実験材料 および方法 供試 した作物は,イ ラン国立上壌 研究所 カラゾ支所 に おいて栽培 された作物品種 の種子 を当研究施設 に持 ち帰 り,ア リ ドトロ ン施設の降 雨逃 断 ガラス室内で栽培 した ものである。品種 はいずれも現地採種 の local variety で,個
葉 を対象 として測定 した作物 (Table l)は播 種 後2ケ月の ものであ り,個
体 を対 象 と した作物 は播種後 1ケ月の もので,す
べ てポ ッ ト栽培 である。測定時 (10 月6∼9日)に
おける個体 の葉面積 は播種後 1ケ 月の も ので,テ
ンサ イ:396
2, ヒマ ワリ :2.84 dm2, キュ ウ リ:6 48dm2でぁった。 光合成速度 と蒸散速度 の測定 は,Fig.1に
示 した装置 を使用 した。すなわち,送
風機 で送 られた空気 は流量計 で流量(Q)力
瀬」定 され,除
湿機 で水分 がある程度除去 され る。 そ して,同
化箱 を通 した後 に箱外 に排外 され る。 この とき,同
化箱入口 と出口の炭酸 ガス濃度(Cl,C2),
および空中湿度(Hl,H2)力
湘J定され記録 されてい る。 光合成量(P)は
,P=Q(Cl―
C2)と
して,
蒸 散 量(T)は
,T=Q(H2 Hl)と
して求 めた。 本実験 では測定期 間中の流量 と,同
化箱内の攪拌速度 は一定 に保 ったので,葉
身か ら空気層へ の水 蒸気 の交換 係数 はほぼ一定 とみなす こ とがで き,蒸
散速度 は主 と し て気 孔抵抗 に支配 されると考 えられ る。 そこで,水
蒸気 の交換係数(D)を
次式 によって算出1'5,9,11)した。D=T/(Ws―
Wa), ただ し,Ws:葉
温 に等 しい空気 の飽和水蒸気濃度,Wai同
化箱内の水蒸気濃度。 以上の実験 と並行 して,同
化箱内の供 試作物 の気孔開 度 を浸潤 試薬で調査 した。浸潤 試薬の段 階は,イ ソブタ ノール(A)とェチレングリコール(B)の
混合比 を10%
きざみで変化 させた もので あって,その段 階は次 の とる りである。No l(A,100%:B,0%), No.2(A,90% :B, 10
%)………No.10(A,10%:B,90%)。
これ ら各段 階の試薬 を注射器 につめ,葉
の裏面 に滴下 して,葉
肉組織への浸入状態 を観察 し,浸
入 した段階の Assimilation chamber Thermo― contro‖ erFig l Mcasuring system for photosynthesis and transpiration
Note Hl, H2:Hygrometer.
F10w meter
Table l Photosynthesis, transpiration and stomatal aperture in three crops.
Crop Run bgh髪
lf
Ⅲ
'臀
Rガ
mgCO濡
脇
r昂
:胡
津
サ
P cmえ
ec SCOre Nα
1 Egg plant 2 3 29.8 28.5 52 3 30.0 27.3 70.2 30.0 29,0 46.9 3.3 0,76 3.7 0.86 3.5 0,68 33 31 30
182
20.4 15.8 4 4 3 Maize 1 2 33 31 25 9 28.1 30.3 30.0 43,7 30,0 30.0 48 7 4.3 0,71 3.5 0,62 1 Cucumber 2 30 31 9.8 9,8 30,3 30.0 44.1 30,0 30.0 57.4 2.3 0.38 2.2 0.47 4 4Note:R,H.…
………Relative HumidityPnet … Net photosynthetic rate of lear at 30Klux.
最 も高 い値 を
,気
孔開度 と して表 示 した。 実 験結 果 お よび考 察まず
,播
種後2ケ月のナス, トウモ ロコ ン,キ
ュウ リ の個葉の光合成速度,蒸
散速度 および 浸 潤 試 薬 の段 階 (Score No.)を Table lに示 した。 表 にみ られ ると お り,ナ
スとキュウリはNo 4を
示 したが, トウモロコ ンはNo lで
あって, トウモ ロコ ンの気 孔開度 は他作物 よ りも小 さい状態 にあった。 しか し,光
合成速度 は他作 物 よ りも高 く,蒸
散速度 もナスと変 らない。浸潤 試薬の 段 階 と気 孔開度 との関係 は,同
一作物 において比例的 で あることが他 の石升究者2,4,6,9)によって確 かめ られている。 Table lによれば, トウモ ロコンは他 の2作物 よ りも気 孔開度 カラトさいことが予測 され るのであるが,光
合成速 度 は高 い値 を示 している。トウモ ロコ ンにI●・け る著者 ら の他 の実験結果 (未発表)で
は,本
実験 の値 よ りも高 い ScOre No.を示 した。本実験 の場合は気孔開度 の小 さい ことが気孔抵抗 を増大 して,こ
の作物 の もつ本来の正常 な光合成の値 (60ng C02/dm2/hr)よ り, 約5割程度引 き下 げ られているよ うにみ うけ られ る。 しか し,蒸
散速 度 は他 の2作物 よ りも劣 ってはいない。 そこで,水
蒸気 交換係 数(D)を
算出 して,他
作物 と比較 すれば,その 値 は気 孔開度No.1で
あってもナスのNo 3の
場合 とほ ぼ等 しい。Score No.で示 される気 孔開度 と蒸散量 との 関係 は作物間で異 なるもの と考 えられる。 なる,葉
身か らの水蒸気 の放出は,葉
面 とその周辺の 空気層の抵抗(h)と
気孔抵抗 (rs)の和 に支 配 される と考 え られ る。 しか し,本
実験 では測定期 間中は同化箱 へ の通気量 と,箱
内の攪拌速度 は一定 であるのでraは
D ………… Water vapour transfer coefficient. Score No.… ……Number oF infiltration score.
一定 と考 えられ
,水
蒸気の放出は もっぱ らrsに支 配 さ れ るので,rsが
大 きくなれば当然,光合成 におけ るC02
の交換 は強 く制限 をうけ ることになる。トウモ ロコンは Score No.が低 く (気孔開度小)て
も他 作物 よ りも相対 的 に高 いD値
をもっている。気 孔開度 が大 となればD値
は さらに高 まり,蒸
散速度 も当然,高
まるもの と推測 さ れ る。 ただ問題 としなければな らぬのは, イラ ンにおいては これ らの作物葉の気 孔開度 は最高 No.5∼6を
示 してい たが,わ
が国で栽培 した場合 には,それ よ りも低 い値 で 140 ●Sugar Beet O Sunflower △Cucumber 0 V 20 30 40 50 Air temperature, ℃ Fig.2 The relationship bet,veen the airtemperature and relative photosynthtic
rate, based on the valuc of 30ヨ
C as
100% △ 。 0 も 誤 .O , ヽ 日 υ 事 O F 一F ふ の o やO F a O t ゃ、 電 磁ある。 この原 因 と して考 え られ るのは
,実
験 前 にわが国 特有の曇天 日が多 く,根
中の糖濃度 が低下 し,吸
水機能 が衰弱 していた ことである。 すでに温度 を変 えると植物 は気孔抵抗 ならびに光合成 があい伴 って変化 す ることが明 らかにされている1'3,10) ので,播
種後 1ケ 月の個体 を供 試 して,温
度 ―光合成関 係 を求めてみた。Fig.2は
同化箱の気温 と糸屯光合成速度 との関係 であ る。 この場合は,作
物間の比較 を目的 とし たので,30℃付近 の値 を100と して, この値 に対 す る相 対光合成速度 で示 した。 なる,テ
ンサ イとキ ュウリは, ポ ッ トを合めて個体 全体 を測定 したが, ヒマ ワリは地上 部 だけ を同化箱 に収容 して測定 した ものであ る。 図に示 す とお り,各
作物 とも気温25℃か ら昇温 とともに純光合 成速度 は急速 に低下 してい る。 とくに,テ
ンサイとキュ ウ リの高温域 における低下程度は ヒマ ワリに比 して大で ある。 これは,前
2作物 は全作物体 を測定 したので,地
下部 の呼吸 力功日わった ことによるものであろ う。高温域 においては気温 と葉温 との差 が大 きいので,葉
温 一光合 成関係 をFig 3にかかげた。 Fig.3では作物間の差 は少 な くな り,各
作物 ともほぼ 類似 した傾向 を示すが, ヒマ ワリだけが40℃で他 の2作 ● ●O△
物 よ りも高い。 これ らの作物 の温度 ―光合成関係 は,通
常30℃付近 にピー クを持 つ単頂曲線 で表 示で きると考 え られ るが,本
実験 の場合 は30℃よ りも25℃付 近 の値 が かな り高 く,高
温 による光合成の抑制 が顕著で あ る。 こ れは,や
は り根 の吸水機能 が衰 え,高
温域 では葉内水分 の不足 がお きてい るもの と考 えられる。 しか し,水
分不 足の程度 に応 じて,作
物 は気孔 を開 ざし,葉
内水分 の保 持 をはかってい るので,変
温 にともな う気 孔開度 の変化 をしらべて,それよ り光合成 と気孔開度 との関係 を検 討 す ることに した。 Fig.4はキュゥ リを用 いて,ゆ
るやかに時間 をかけて 温度 を変化 させた場合の,光合成速度 と水蒸気 交換係数 の変化 の状態である。図の とお り高温 によって両者 とも に低下す るが,温
度 を下 げることによ り,再
び回復 して い る。Fig.5はヒマ ワリを材料 として,Fig 4と
同様 に 温度 変化 にともな う光合成速度 と水蒸気交換係数 の変化 の状態 を示 している。 これ らの二つの実験 とも同様 な結 果 で あって,温
度上昇 によって両者は平行的 に低下 して い る。 これ らはいずれも光合成 と水蒸気交換係数 が平行 的 な行動 をとるとい う結果である。 2 3 4 Time in hourFig.4 Changes Of net photOsynthetic rate(ciosed circles)and water vapour transfer coefficient (open circles)accompanied with the changes Of temperature and relative humidity in the air for cucumber plants. 50 40 30 20 p J H 〓 ヽ 監 o僻 日 0許 あ 誤 .● 電 一層 コ F o 三 駕 巧 館 7 0 5 0 3 0 υ 。 ∽ \ F g 。 卜 ゃ F O ︻ υ ︼ 中 噸 O o υ 曽 o 照 ∽ g “ H ゛ H β o ︹ ヽ > H O , こ ヽ て庁 80 60 40 20 0 角 F \ や g “ ︻ a ヽ 〇 〇 ∞ 眉 .o や 、 H o 〓 o 〓 ゛ 筐 、 の O ゛ 0 ﹁ 盛 や o Z O ︲0 8 60 40 誤 .o や 、 隣 υ 事 o F ,E 、 り o や O F 缶 0 皇 コ 理 o 館
OA
● ● O Sugar Bcet O Sunfiower △Cucumber △ ・ Lcaf tempeFature, ℃Fig.3 The relationship between the leaf temperature and rёlative photOsynthetic r ate.
p . o H コ ゛、 h o 盛 〓 0 辟 20 60 40 20 0 差 ヽ 雪 運 a ヽ 〇 〇 ∞ 日 び 将 脂 寵 や o 看 に ぁ り 9 0 〓 磁 ぢ z υ 8 \ 日 0 .E o 巧 ︼ 喩 葛 o υ 脂 。 ち E ” と 資 F O a ” > 占 0 馬 > と ヽ g r 毎 ヽ o o ¨ 屋 J 罵 胸 収 ぢ f E 静 9 o 療 毎 む Z 誤 . 掛 弓 一 日 戸 F o t 駕 巧 ば υ o で S ∪ す o 翌 ! ︼ ω o o 砦 翌 ∽ E o 4 卜 ● 0 ︹ 、 デ 隣 宅 さ デ 0 1 2 0 1 2 3 Time in hOur
Fig.5 Changes of net photosynthetic rate(closed circles)and water vapour transfer coefficient (open circles)accompanied with the changes of
temperature and relative humidity in the air′ for
sunflower plants. すでに
,津
野9)は甘語,水
稲,落
花生 について,高
温 条件下 (35℃)で
光合成 と水蒸気交換係数 とが高い正 の 相関 を持 ち,そ れが根の吸水能 力 によって支持 されてい ることを示唆す る結果 を得 てい る。本実験 では,根
の吸 水能力に関与す る根部 の糖濃度 などは調査 していない。 しか し,高
温 か ら低温 にいたる広 い温度範囲 にないて, 蒸散能 ならびに光合成速度 は,水
蒸気 変換係 数の変動 か らみて,気
孔開度 の影響 を強 くうけていると考 えられ る のである。 さて,ここで浸潤 試薬の段 階で示 され る気孔開度 と光 合成速度 な らびに水 蒸気交換係数 の関係 を検討 しよ う。 播種後 1ケ 月におけ る各作物の個体光合成速度 および水 蒸気交換係数 は,Fig 5,6,7に
示 した とお り,い ずれの 作物 において も気 孔開度 と高い正 の相関 を示 した。気孔 開度 と光合成速度 との回帰式 および相関係数 は Table 2 にまとめてかかげた。 いずれも係数0,93以上の正の相関 がある。 また,水
蒸気交換係数 と光合成速度 との間 にも Table 2でみ られ るごとく,係
数 α92以上の正の相関 が ある。 さらに,作
物 ごとに気 孔開度 と光合成速度 との関 係 を比較す ると,キ
ュウ リとヒマ ワ リは浸潤試薬 No.2 で示す気孔開度 において,糸屯光合成はほ とん ど零に近 づ Infiltration scoreFig 6 The relationship between the infiltration
score and net photosynthetic rate (closed
circles), and water vapour transfer coettfi―
cient(open circles)in Sugar beet plants,
cOSf/
01 : 1 1 1 -L
」0ヤ
123456
1nfiltration scOre
Fig 7 The relationship between the infltration score and net photosynthetic rate (cloSed
circle s), and water vapour transfer coeffi―
cient(open circles)in Sunflower plants.
営 〓 \ , 月 に 一 ゛ 澪 O O ∞ 日 . o や ヽ 隣 υ 事 O r ゛ 口 ぁ り 0 ゛ 〇 瀬 盛 一 O Z d o ∽ \ g o . や F o 一0 蠣 Ч ω o 。 砦 o ︼ の 口 “ 常 , 営 コ 0 戯 ヽ > 隣 0 や ヽ を ″ PhotosynthesiⅢ
H く , 目 一く δ O 的 日 ざ ︺E υ ︼ ,ど 一鼠 8 ゛ 皇 a やo z 80 60 40 20 8 く S O S 覆 ︼ ﹂8 υ も 中留 〓 卜 8 く g .〓 o 一o 一中 も o o 患 ち g L 占 ョ & 聟 彙 ど ヽ >
フジ
3 4 5 1nfiltration scoreFig.8 The relationship between the infJtration score and nct photOsyntheSc rate(cbsed circles), and the water vapour transfer coefficient(open circles)in cucumber plants
くが
,テ
ンサ イはその回帰式 よ りみて,他
の2作物 よ り もNo.2で
高 い光合成速度 をもつ よ うである。次 に気孔開度 と水蒸気 交換係敷
(D)と
の関係 を3作 物 で比較するために Fig.8を 作成 した。Score No.4∼6において,ヒマ ワリが最 も高 い
D値
を持 ち,キ
ュウ リ が最低 である。Score N0 1で
は,
テ ンサ イが最 も高 いD値であって,つ
いで ヒマ ワ リ,キ
ュウ リの順である。 このよ うに同 じScore No.であっても作 物 に よってD
値 に差 が認め られる。 これは作物間 で蒸散能 に差 がある ことを物語 っている。最後 に
,Table 2の
Score No.と 光合 成 速 度 との間Crop's Name (No oF Samples) Sunf10wer
(n=7)
Sugar Bcet(n=5)
Cucumber(n=7)
Note:Photosynthesis, Transfer coeff i123456
1nfiltration scoreFig.9 Regression lines and correlation coefficients
between the infltration scOre and water vapour
transfer coefficient in three crops
の回帰式 を用 いて
,試
薬 No.4とNo 6と
の光 合 成 速 度 を計算 し,結
果 をTable 3に示 した。No 4での光合 成速度 はNo.6に比べて ヒマ ワリとキ ユウ リで約40%, テ ンサイでは30%低下 している。津野9)が甘語の塊 根肥 大後 期 に得た結果 もほぼ同様 の低下率で あ り, これ らの 作物 はAgeの老若 を問 わず,浸
潤 試薬No.4は
最高値 か らみて約30∼40%,あ
るいは50%の光合成速度の低下 が あるとみて差支 えなかろ う。 Transfer cOeff(″)∼
Photosynthesis(7) ″=0,919
y=1720″ -254
r = 0 955 y = 22.40″ - 5.64 r = 0,937 ♂ = 19.09″ - 1.04げ
策
//STable 2 Regression equation and correlatiOn cOefficient between infiltration score and photosynthesis, and beth/een water vapour transfer coefficient and photosynthesis in three crOps
Net photosynthetic rate, mgC02/dm2/h Water vapour transfer coefacient,cmた ec
Score No (■ )∼ Photosynthesis(τ ) ″ = 0.933
g=472,-3.58
r = 0。934 υ = 2.26″ + 1.56 r = 0,945 y = 3,08″ - 4.27Table 3 Comparison of net photosynthetic rate (mgC02/dm2/h)at infiltration score 4 and 6.
Crop Score No (4/6), %Ratio
4 6 Sunflower Sugar Beet Cucumber 13.95 10 57 8.05 27.74 15.09 14.21 56.4
700
567
実際の圃場 において,浸
潤 試薬で もって水分不足 を判 定 す る場合,土
壊水分 が不足す ると,前
日までNo.6を
示 していた作物 が一 日でNo 4以
下 に低下す ることが, イランでの調査 で明 らかにされてい る。実用面 か らいえ ばNo.4に
気孔開度 が低下 したと き,水
分不足 と判定 す るのが,測
定 の精度 か らいって も最 も確実 であるので, この ときかんがい をおこな うのが望 ましい。 また,気
孔 開度 が午前 よ りも午後 の値 力Ⅵヽさい場合7,8)がぁるので, 土壊水分の不足 を判定 す るには,午
前の値 を採用す る, などの配慮 が必要である。 摘要 かんがい時期 を決定 す る簡便 な方法 と して浸潤 試薬 に よって気孔開度 を判定 し
,土
壌水分の不足 によってある 程度気 孔が閉 ざされた ときにかんがい をお こな う, とい う方法 をイランにおいて検討 した。 その方法 の裏付 け を 得 るため,イ ランで栽培 されていたキュウ リ, トウモロ コシ,テ
ンサイ, ヒマ ワリの種子 を日本 に持 ち帰 り,砂
丘利用研究施設内の降 雨逃断 ガラス室 で育て,同
化箱内 で光合成速度 と蒸散速度 を同時 に測定 し, さらに気孔開 度 をも浸潤試薬でもって調査 した。 その結果,光
合成速度 な らびに水蒸気交換係数 は, と もに気 孔開度 と高 い正の相関のあることを確認 した。 イソ・ ブタノールとニチ レングリコールの混合液 によ るScore No.4の気孔開度 では,No.6の
場 合 に比べ て 光合成速度 で30∼40%低下 してい ることがわかった。従 って,圃
場 においては,上
記浸潤試薬No.4以
下の気孔 開度 になったな らば,すみやかにかんがい をおこな うべ きであるとの結論 が得 られた。 1 文献
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.40 535∼
540(1965)(昭和54年■ 月19日改正)
1.原
稿 は未発表の もので,和
文又は欧文 とし,本
規定 に定 め る執筆要領 による。2.投
稿者は,島取 大学農学部 在籍の職 員 に限 る。ただ し, 共同執筆の場合 には,その他 の者 を含 む ことがで きる。3.原
稿 の採否は,刊
行委 員会 が決定 す る。4
原稿 は表題 に掲 げた研究 に関 して価値 の ある結論 を 含んで いなければな らない。5,原
稿 の形式 は,緒
言・本文・考察・総括(又は結論)・ 謝辞 ・文献の順 に記載す る。ただ し, これに従 いえな いものはこの限 りで ない。6
原稿 は,特
殊 な場合 を除 き,現
代 かなづ かい,当
用 漢字 を用いる。7.原
稿 は,で
きるだけ簡明 と し,図
・表 なども少 な く して,刷
り上 が り8ペー ジ以内 とす る。ただ し,長
編 の学位論文は別途 に取扱 う。8
本規定 に添 わない原稿 につ いては,刊
行委員会 が執 筆者 に対 し原稿 の訂正 を求 め る。9,和
文原稿 は所定の用紙 を用 い,欧
文原稿 は,A4判
の タイプ用紙 にダブルスペースで打つ。 10,表題 (と くに副題)は
研究 内容 をなるべ く具体的 に 表 わす。 なる,表
題 には英文表題 を併 記 し,著
者 名に は,著
者 が慣用 しているローマ字つづ りを入れ る。 ま た,和
文の場合の副題番号はローマ数字 と し,次
の英 文例 題 に準 じて記載す る(_は
小型の大文字)。例 )Studies on the Forms Of Humus Accumulated in Volcanic Ash SOils Ⅲ. Relation between FOrm of Humus and
Soil Acidity 著者 名
TakeO NAGAI
ll
著者の所属 は脚注 に しるし,次
の表現 を原則とする。 例)′
島取大学農学部林学科林業工学研究室 Department of FOrestry,Faculty Of Agriculture,TOttOri University12.論
文の初 めには,必
ず シノプシスを付 ける。 (1)シ ノプシスは,それによってその論文の主要 な成 果 が具体的 にわかるよ うに書 かれた もので,本
文 と 引 き離 して意味 の通 じるもので なければな らない。 (2)シノプシスは,200語以 内の英文 とす る。 13.イ タリック体 となる欧文字の下 には__を
付 ける。 14.句読点,括
弧 には一画 を与 え,ハ
イフンは区画内に 明確 に書 く。 15,図 (写真 を含 む)表
の表題,内
容の説明は,本
文 を 参照 しな くとも実験条件 がわかる程度 に簡潔 に記載す る。図表の番号は第1図,Fig l,第
1表 ,Table l の よ うに書 き,図
の表題 は図の下 に,表
の場 合 は表の 上 に示す。また,図は白紙 又は淡 青線 方眼紙 に墨書 し, 図中の文字 は鉛筆 書 きとす る。 なお,図
表 の そ う入箇 所 は本文の左余自部 に赤字で示 す。 16.量記号,符
号 は国際的 に慎 用 されているものを用 い, 単位 は,原
則 と して,CG.S,単
位系 による。17
引用文献 の書 き方 は,次
の例 に準 じて記載 す る(_
はイタリック体,_は
ゴシック体 となる)。 ただ し, 論文名は省略 す ることがで きる。(1)雑
誌の場 合は,著
者 名,論
文名,雑
誌名,巻 ,ペ
ー ジ,年
の順 とす る。 例1)河
野洋:農業 における有機質上 の意義 と役割 農業土木学会誌f46 863-868(1978)
イ列2)Nishimura,S,Scheffer,RP.and Nelson,RR
:Victoxinine prOductiOn by HelminthospOrium species, Phytopathology, 56 53-57(1966)(2)単
行本の場合 は,著
者名,書
名,版
数,編
者名,出版者
,発
行地,年
,引
用ペー ジの順 とす る。 例1)林
真二:梨.朝
倉書店,東
京(1960)pp 4-20 例2)HlleL D.:SOI and Water Academic Press,New YOrk and LondOn (1971)pp.225-239
(3)翻
訳書の場合 は,原
著者名,書
名,plrl訳者 名,出
版社,発
行地,年
,引
用ページの順 とす る。 例1)ガ
ルビッッ,K・ ゲー リッヒ,H:農
業機械学 演習.石
原昂訳,明
文書房,東
京 (1968)pp.100-■2 18.本文中の引用文献番号 は,片
括弧 を付 けて肩 に小 さ く書 く。 例1)山
本 ら3,5)は 例2)∼
は じめ多 くの報告 がある1∼ 5,7,10∼13)。 19.文献 は著者名の アルファベ ッ ト順 に列記す る。 20.欄外見出 しは,著
者 に一任す る。ただ し,刷
り上 が り1行以内 とす る。 付記
1,投
稿 に際 しては,所
定の和文・欧文誌原稿 チェ ック 表 を参照す ること。2.原
稿 (図表 などを含む)は
正副2部を提 出 し,投
稿 カー ドを1部添付 す る。3.校
正 は単 に誤植 を訂正す るにとどめ,文
章 の訂正, 内容 の添削変更 は認 めない。4.カ
ラー写 真 を掲載す る場 合は,原
則 と して著者負担 とす る。 5。 出版経 費が予算 を超過 した場合は, その処理 につ い て刊行委員会 が決定す る。学