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超音波モータを使用したダイレクトドライブマニピュレータの制御

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Academic year: 2021

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(1)

愛知工業大学研究報告 第31号B 平成 8年 29

超音波モータを使用した

ダイレクトドライブマニピュレータの制御

C

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Moto

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近藤直樹

T

成田秀樹

tt

加藤厚生

t

t

t

Naoki.KONDO

Hidek:iJ、~ARITA

Atsuo.KATO

Th巴travelingwav巴ultrasonicmotor (USM) has many good characteristics that is compact size, light weight, low sp巴巴d rotation, high speed r巴spons巴andsilent motion. The many charact巴risticsar巴goodfor the direct drive manipulator, but it is not easy to control the speed and torque of th巴USMfrom zero to th巴maximumvalu巴continuouslyby the usual method. So we have developed a new method for the torque and sp巴巴dcontrol syst巴mfor the USM, and also developed a compact size light w巴ightdirect drive manipulator, which use the USM for the actuators.

The manipulator has two vertical axis joints and moves in the horizontal plane百letorque and speed of the USM were controlled by the phase difference of the two-phase driving signals of th巴motor.To realiz巴thecontact tasks by th巴compact size and light w巴ightmanipulator, we develop巴dth巴controlsystem that the actuator has the charact巴risticsof compliance and damping in itself. The adjustable compliant motion was r巴alizedby the feedback of the output shaft angle and angular

velocity of th巴outputshaf It.tis realized that the compliant motion lik巴sa dash pot with spring. With th巴complianc巴control, some contact tasks were carried out. 1. はじめに ダイレクトドライブマニピュレータは、アクチュ エータと関節の聞に介在する減速機構をもたないた め、これに起因する非線形摩擦やパックラッシュ等 がなく、コンブライアント動作を実現するに有利で ある1) 2) 反面、低回転速度で高トルクを要求され るアクチュエータは大型で大重量となり、これを搭 載するマニピュレータもこの傾向をまぬがれない. 大型で大重量を余儀なくされる. 筆者らは小型軽量でコンブライアントに動作する 義手の開発をすすめるなかで3)、進行波型超音波 モータをアクチュエータとして採用し、これにコン ブライアント特性をもたせる技術を開発した.進行 波型超音波モータは小型・軽量・低回転速度・高い トルク重量比の特長をもちダイレクトドライブモー タとして優れている.反面、 トルクや速度の制御が 困難であるためサーボモータとしては使いにくい. そこで筆者らは、このモータを駆動する2相正弦波 十 愛 知 工 業 大 学 大 学 院 生 ( 豊 田 市 ) 十十三幸電子 (名古屋市) 十什愛知工業大学 電子工学科 (豊田市) の位相差を制御して回転速度とトルクを連続的に調 節する技術を開発し、この技術を使って、出力軸の 角度フィードバックにより係数を自由に調節できる コンブライアンス動作と角速度フィードパックによ り粘性係数を自由に調節できる粘性摩擦動作を実現 した1)2) 並行して、この技術を応用し可変粘弾性マニピュ レータの開発をすすめてきた. 2. 進行波型超音波モータの可変粘弾性制御 2. 1 位相差一トルク、速度制御 進行波型超音波モータは

90

度位相の異なった

2

棺正弦波で駆動され、そのときステータに発生する たわみ振動の進行波によってロータにトルクを発生 する.このとき、駆動正弦波の位相差を+90度か ら-90度にわたって連続的に変化すると、進行波 の速度も連続的に変化する.速度は、 +90度のと き時計回りに最大値をとるとすれば、 -90度のと き反時計回りに最大値となり、 0度のとき停止して 定在波となる.進行波の速度変化にともなってロー タに発生するトルクとロータの回転速度も変化する. 次式は、ステータ歯面に生じる楕円振動の円周方 向成分と垂直方向成分を表す.

(2)

己=

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1

0 sin(nX)sin(ωt) +

1

;

s(nX)sin(ωt+

)

(1)

1

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=

1

;

on(H + T / 2) sin(nX) sin(ωt) +と。n(H+ T / 2)cos(nX)sin(ωt+

)

ただし、 と:楕円運動のステータ円局方向成分 と。:との最大値 c;:楕円運動のステータ垂直方向成分 と。:i,;の最大値 ゆ:駆動正弦波の位相差 ω:たわみ振動の角周波数

n

ステータリングに発生するたわみ波の数 H:ステータリングの歯の高さ T:ステータリングの厚さ X:円周方向上の位置 t 時間 上式では、

φ

を変化させることによってとと

E

が共に変化する様子がわかる. 進行波型超音波モータでは、 トルクはステータと ロータ聞に働くクーロン摩擦力に依存し、非駆動状 態では静止摩擦、駆動状態ではすべり摩擦によって 発生すると考えられる.すなわち、トルクはステー タとロータ聞の垂直抗力によって変化する.非駆動 状態ではステータのたわみ運動が停止し、ステータ に刻まれた72個の櫛歯全てがロータに接触し、ス テータとロータ聞の摩擦は静止摩擦となりこのとき 発生するトルクは言わば静止保持トルクで、最大値 を示す. 一方、駆動状態ではステータ上に9波のたわみ振 動の進行波が発生し、 1波あたり 8個ある櫛歯の l 個がロータに押しつけられて垂直抗力を発生する. Fig. 4の結果はすでに報告したシミュレーション結 果と良く一致している1) 2) 垂直抗力はロータがス テータの櫛歯に弾性力で押しつけられているため、 櫛 歯 の 表 面 が 描 く 楕 円 運 動 の 垂 直 方 向 成 分 ; 式 ( 2 )の

E

に比例するとし、回転速度は櫛歯の楕円 運動の円周方向成分;式(1)のごに比例するとし た. 2.2 超音波モータの可変粘弾性制御 Fig. 1にモータ軸角度を検出し、トルク・速度制 御系に位相制御信号を与える P D制御系を示す. P ) 2 ( D制御により軸の回転に対して粘弾性特性を持たせ た.さらに、 P Dゲインを環境に応じて独立に調整 し、モータの出力インピーダンス引を制御する可変 粘弾性制御を採用した.

θ

C

UlTRA SONIC

MOTOR

ROTARV

ENCODER

Fig.l P Dコントロール系 3.制御系の構成 Fig. 2に基本的な制御系の構成を示す.大別して 位相制御系はデジタル回路で構成し、 P D制御系は ソフトウェアで構成した.使用した進行波型超音波 モータは新生工業製U S R60Wで角度検出用ロータ リー磁気エンコーダを搭載している.起動トルク約 1. 2Nm、位柑差90度の時の定格回転数90rp皿、定格出 力

5

.

5

W

である. このモータを駆動する正弦波の周波数は約40阻z であり、この1周期を 256分のlの精度で位相制 御するため、システムのクロック周波数を約40kH

z

X256=約 1

O

.

24悶

z

とした.位相シフト回路 は2組のカウンターで構成した.一方を固定位相と し、クロック 128カウントで出力パルスを得てい る.他方は可変位相とし、クロック lカウントから 256カウント、すなわち回定位相の 128カウン トに対し 127から +128カウントの範囲で出 力パルスを得ることが可能である.実際には-64 から+64カウントの範囲で使っている.この範囲 は位相差-90度から +90度に対応する.カウン ト値指令はコンビュータからカウンタへブpリセット 値として与えられ駆動信号 l周期毎に更新される. 位相差決定用カウンタ出力のパルスは次段のパル ス幅決定用カウンタのゲートをオープンする.パル

(3)

3

1

超音波モータを使用したダイレクトドライブマニピュレータの制御 ス幅決定用カウンタはシステムクロックをOから 1 2 8カウントの範囲でカウントし、駆動正弦波の源 となる方形波のテさユーティーファクタを決定する. 100 4. 2 弾性特性 Fig.4は角度フィードパック系による弾性トルク 特性の実測値である.弾性係数を適当な{直に設定し た状態で、モータ軸を外部トルクにより変移させて 測定した 図は3つの弾性係数について角度一弾性 トルク特性を示している.最大トルクの範鹿内で良 好な線形性をもつことがわかる. 50 位相差ートルク特性 E PHASE [deg] -50 F i g.3

E Z ] 山 コ ロ

α

o

3 粘性特性 Fig. 5は速度フィードパック系による粘性トルク 特性の実測値である. 一 EZ 一 山 コ

σ

α

c

1.5 超音波モータコントローラ Fi g. 2 -5 4 5 2 3 -2 -1 日 1 2 VELOCITY [rad!sec] 1 0 ANGLE [radJ 弾性トルク特性 粘性トルク特性 2 Fig.4 -4 -3 F i g.5 G -1.5 3 2 1.5 日5 D -0.5 -1.5 -2 -0.5 [ E Z

ω コ σEO ト 4. 3 この源方形波は駆動正弦波

1

個につき

128

ク ロックの位相差で2組作られ、それぞれ電力増幅回 路を経て 1個のパルストランスへ供給され合成され て、超音波モータの共振特性によって波形整形され て正弦波になる.正弦波の歪率は源方形波のテ。ュー ティーファクタを調節して低減している.デュー ティーファクタをOにするとモータは非駆動状態と なり、停止して保持トルク1.4 N mを発生する. モータ軸の回転角度はロータリーエンコーダで検 出し、カウンタ回路を経てコンビュータへ取り込ん だ.コンビュータでは数値微分によって回転角速度 を算出し、弾性動作の目標角、弾性ゲイン、粘性ゲ インを決定して、位相差目標値を算定する. 位相差ートルク特性 Fig. 3は、駆動二相正弦波の位相差に対するトル ク特性の測定値である.最大トルクの範閤内で連続 的な調節が可能であることを示している.この位相 差ートルク特性曲線をもとに、

PD

制御による粘弾 性動作時に使用される位相差データを算出する. 4. 超音波モータの制御特性 4. 1

(4)

粘性係数を任意の値に設定した状態で、モータ軸 を外部トルクにより回転しながら測定した.グラフ a、b、cの順に係数の高い状態を示す.最大トル クの範囲内で良好な線形性を示すことがわかる.グ ラフ

a

は、粘性係数ゼロの状態で測定した結果であ り、モータ固有の粘性を示す.グラフよりモータは、 約

O

.

3

3

N

m

.

s/

r

a

d

の粘性を持つことがわかる. マニピュレータのモデル図 Fig.7 1

-

-

-

-

L

I

N

K

1

L

I

N

K

2

m (

k

g

)

1

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0

7

8

5

.

o

0

6

2

5

1 (

m

)

O

.

1

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O

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2

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9

(

m

)

O

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1

(

k

g

m

2)

O

.

0

1

5

6

.

6

X

1

(

}

"

4

表. 5.2 動作特性 Fig. 8、Fig.9にマニピュレータのステップ応答 特性の実測値を示す.肘関節を固定した状態で肩関 節に任意のコンブライアンスを与え目標角を変化さ せて計測した結果である. Fig. 8は粘性係数を一定にし弾性係数のみを変え た場合である.グラフaの状態が弾性係数が大きく、 b、cの1)慎に係数が小さい状態を示す.弾性係数が 小さくなるにつれて、振動周波数の下がる様子がわ かる. 5.二軸型 D Dマニピュレータの可変粘弾性制御

5

.

1 垂直二軸型 D Dマニピュレータ 進行波型超音波モータ自身の持つ特徴(低速高ト ル夕、高応答性、小型軽量)を生かし開発した可変 粘弾性モータシステムをアクチュエータとして垂直 二軸

(

SCARA

型6))直列駆動型マニピュレータ を製作した.uI列駆動型としたのは、並列駆動型に 比べて機構が簡単で設計しやすくまた可動範囲が広 いためである.また、当初の目的としたコンブライ アンス動作、接触作業実験等を行うには二自由度で 十分であり、重力項を無視できることなどから垂直 二軸型を採用した.Fig.

6

に構造を示す. Fig.7はマニピュレータのモデル図である.物理 的な定数を表.

1

に示した.定数li

1

9

i

Ii

miはそれ ぞれリンクの長さ、重心位置、アーム重量、慣性能 率である. Fig. 9は、弾性係数を一定にした状態で粘性係数 を変えた場合の応答を示している.グラフ

a

は、 モータの固有粘性を打ち消すために粘性係数を負に 97 して等価粘性を零にした状態(自由振動状態)で測 定したものである. 0 ・z e -; ー ー

i

-J

i

;

-1

4

一 -1 ・

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e 一 仏 T A 片 r / L 炉 r 一 島 -m 占 、 A V 、 可 聞 / 一 , f R 白 U u

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F / -a 一 一 一 一 日

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i

-⋮

6

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i

内 -ト ト 内 4 石 材 ー 守口,5 -0,5 2,5 0,5

一 宮 ﹄ 一 2 四 戸 ﹄ 悶 E 旨 encoder

刷 、

¥ ¥

¥ 一

1,5 弾性ステップ応答 日 Fig.8 二自由度 SCARA型マニピュレータ Fig.6

(5)

33 位により発生する手先のカを各関節に搭載された モータが発生するトルクに配分することでロボット の手先にパネ特性を実現する.Fig. 1 0に剛性制御 の概念を示す. 図に示すように、手先の位置変位に捌性ゲイン、 kx、kyをかけることにより変伎に応じた力を手先 に発生させ、あたかもパネのように動作させる.こ の剛性ゲインを変化させることにより、サーボ剛性 の硬さ(あるいは柔らかさ)を変化し、手先に発生 する力を制御することができる.剛性ゲインは

x

、y 方向に任意の値を設定できる. 以下に考え方を示す.外部トルクによる手先の位 置変位を、 ﹁ 11611 ﹂

x

v

d

一 一

AU ﹂ u

x

v

J

﹁ llEBBE's ﹂ = D A A U 超音波モータを使用したダイレクトドライブマニピュレータの制御 4 グラフbは、粘性係数をゼロにしモータの固有粘性 を残した状態である.グラフcは、正の粘性力を持 たせた応答であり、臨界市j動の状態を表わしている. 3.5 2.5 粘性ステップ応答 日5 Fig.9 日 2.5 日 目0.5 1.5 守 E 一 旦 四 E m w E ﹄ 周 とおく.ここに、

P

は手先位置を表す直交座標系の ベクトルであり、

dP

は手先変位ベクトルを表すとす る.X、y は手先座標、 Xd、Ydは白標手先座標を 表している. 実現したい手先剛性を、 b h x n u ﹁ l I 1 1 2 4 1 1﹂ E p a k 6.ニ自由度ロボッ卜制御 6. 1 耐性制御 第5節の実験はマニピュレータの一軸のみのステッ プ応答特性であり、二自由度ロボットの制御をして いない.この節ではマニピュレータに搭載された二 つのモータを使い、マニピュレータの手先にコンブ ライアンスをもたせることを考える. とおく.手先の変位により発生する力を、 とすると、手先力とアクチュエータの発生するトル クは、

τ=

J

T

F

の式により関係づけられるので、制 御入力は、

F=

KpdP

τ

J

(

e

)

T

KpdP

マニピュレータのヤコビ行列の の式で求められる. 転置行列をとると、

Y

X

剛性制御 Fig.10 回

h

則 自1-L2sin(81+8

)

1

-L2町(81+8

)

1 であるので、各アクチュエータへの制御入力は、 噌 E E E B -E E

E

-﹂

X V J

- 一

, a J U X V J F E ・B E B E E -E E L ﹃ E E E

E E E -E S E d

oky

i

L

.

cos81 +L2c田(白1+82)

(

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1

L

L2co市1+白2) LκXAU F -E E

E

-a E

E -" 小 BA 、 ‘ ‘ a ' ' O

(

r d 冨 ﹃B E E E -, ‘ -, . -, ﹂ 1 2

τ

τ

ー コンブライアンス制御の実現法の一つに、サーボ 剛性を調節することにより手先にパネ特性を実現す る剛性制御

(

S

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f

f

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t

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)

がある.

PD

制御が 関節角変位をもとにトルクを生成しモータ軸にパネ 特性を実現するのに対し、剛性制御は手先の位置変

(6)

となる.ここに τ1、τzは各モータの発生するトル ク、。1、

8

2は関節角度である. 剛性制御は位置制御と力制御の中間的な特性であ るパネ特性を手先に実現することで、不確定な作業 空間内での不意の外乱に対して、常に制御動作が安 定であるという特徴をもっ. この剛性制御を、開発した二軸マニピュレータに 適用し、自由空間内での位置制御性と、障害物との 接 触 作 業 に よ る 拘 束 空 間 で の 制 御 安 定 性 の 実 験 を 行った. 6.2 制御実験 Fi g.11とFig.12は実験結果である.ロボットに作 業空間内で任意に設定した目標軌道円上を運動させ、 ロボットの手先軌道を一定時間間隔で測定した. 自由空間での位置制御性は高精度を求めなければ、 ほぽ目標軌道を追従できる.また拘束空間との接触 動作では制御性に問題なく安定動作が可能である. -1.5 -1 -0.5 D 0.5 1 1.5 Fig.11 自由空間での位置制御特性

"

16.5 -o.S 0 D.S 1 1.5 2 Fig.12拘束空間での接触動作 拘束空間での接触作業動作は力フィードパックを 用いていないため、力制御についてはオープンルー プである.このため接触対象物との接触力が調節で きない.よって、手先制性が高い場合には接触対象 物やロボットの手先自身に余計な力が加わるという 欠点がある.力フィードパックを行い制御系に加え れば、力制御が可能となるはずである.

7

.

まとめ 製作したマニピュレータは、カフィードパック機 構を持たず各関節角度による姿勢情報のみによって 制御されている.各関節に付けられた超音波モータ の可変粘弾性制御によってマニピュレータの手先に コンブライアンスを持たせることができた.そして、 手先のコンブライアンスを水平方向に対して自由に 制御することを実現した.またマニピュレータに剛 性制御を適用することにより手先にパネ特性を実現 し、自由空間での位置制御と拘束空間での接触動作 の実験を行い、ほぽ良好な結果を得た. 現段階では接触作業の一例であるクランク回しり や二台のマニピュレータによる対象物との接触動作 も成し遂げている.これについては稿を改め‘て述べ る. 【参考文献

1

1)加藤、伊藤(宏)、伊藤(正) :位相差制御によ る超音波モータのコンブライアント動作、計測自動 制御学会論文集、 27-11,1290/1295(1991) 2) A. Kato, K. 1to, M.1to :Adjustable Compliant Motion of Ultrasonic Motor, Jounal of Robotics and Mecha t roni cs, 5-5, 434/437, (1993) 3)伊藤(宏)、永岡、辻、加藤、伊藤(正) :超 音波モータを用いた3自由度前腕筋電義手、計測自 動制御学会論文集、 27-11,1281/1289 (1991) 4) N.Hogan : Stable Execution of Contact Tasks Using 1mpedance Control, Procedings of the 1EEE 1nternational Conference on Robotics and Aotomation, 2, 1047/1054(1987)

5

)

泉野、中岡:進行波型超音波モータ駆動系の適 応制御技法による高性能化、電気学会論文誌D、 110-11,1147/1153(1990) 6)牧野、村田、古屋:SCARAロボットの開発、 精密機械学会論文集、 48-3、92/97 (1982) 7)伊藤、辻、杉野:回転作業における生体運動系 のインピーダンス調節、計測自動制御学会論文集、 26-t 443/450 (1990) ( 受 理 平 成8年3月19日)

参照

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