平成２８年度中小企業振興会議第１回会議 議事要旨 日 時 平成２８年６月７日（火） 午後２時から午後３時２０分 場 所 館林市役所５０２会議室 出席者 振興会議委員：笠原委員、多田委員、三田委員、仁田委員、伊藤委員、藤村委員、 六渡委員 事務局：大野経済部長、田島産業政策課長、酒井商業観光課長、額田商業振興係長 広沢工業振興係長、森下主任 案件及び 議事 １ 開会（事務局） ２ 会長あいさつ 議事要旨 ３ 議事 ①第 1 次中小企業振興施策に関する提言結果について 資料１・資料 2・別紙 1・別紙 2 に基づき事務局より説明 【質疑応答】 （委員 1） この資料を拝見させていただいて、提言ではすばらしい方向性があると思っていま した。たとえば、ものづくり企業のポータルサイト構築事業など、これは商工会議所 でも力を入れると伺っているので、前回の会議でも話しましたが、市と一体になって やっていく方がいいという部分がありましたので、事業化されていないのが非常に残 念です。 それと創業という言葉が非常に目立ちます。もちろん新しいことを生み出すことは たいへん素晴らしいことです。しかし、金属加工業も商店のように目につくわけでは ないですが、仕事の中身ががらりと変わります。ある意味では会社の中で創業してい るわけです。もっとそれを伝えなくてはいけないと思っています。創業のように 0 か ら 1 という時は華々しくことも運んで、満足感もありますが、1 から 2 とか 2 から 3 にするための施策が少ないと思っています。 製造業では、改善という小さなことかもしれませんが、それが重要だと思っていま す。その部分がこの資料には少ないのかなと感じています。 （委員 2） 創業ということが取り組みやすいので、それ以外で漏れてしまっている部分がある のかもしれないということが重要かもしれませんね。他にはいかがでしょう。
条例の中にこの会議を入れていただいたということで、たいへん貴重な場だと思っ ています。我々としては意見を出して、それをまとめてもらって、中小企業振興のた めのあるべき姿を求めていってほしいと思っています。 またポータルサイトの話が出た中で、今後は情報発信というのがキーワードになっ てくると思っておりまして、これにつきましては、セクションにこだわらず、商工会 議所と行政が一体となっていいものを作っていければありがたいと思っています。 資料 2 の 12 ページの新ブランド拡大支援事業があります。6 次産業は農業者が自分 たちの農産物を加工して販売するということらしいのですが、地元の資源を使って、 商工業が農業をうまく活用していくのが 6 次産業でいいのではないかと思います。 （事務局 1） おっしゃるとおりだと思います。6 次産業という言葉の部分をどうするかということ は考えていません。地元の産物を地元で加工するということが差別化であり、ブラン ド化になるのであれば、そのまま進めていくべきだと思います。振興会議では農業関 係がどうしても弱いところでございます。今後はもう少し、地元の 1 次産業者も含め た中で産業を活性化していければと思います。 （委員 4） 館林市の赤羽地区の農家が地元の蔵元のために酒米を植えます。地元の酒米が地元 のお酒になるのは久しぶりということなのですが、そういうことを展開しているので、 行政からも支援があるといいですし、農家の人がやるのが 6 次産業化ではなくて、地 域 6 次化というイメージでいいと思います。 それと、まちなか空き店舗情報について、別紙 1 をみると家賃が高いです。ここに 載せただけでは需要と供給のミスマッチが起きているので、個々で何かしらの交渉が できればいいと思います。 （事務局 2） 工業では行政とのやりとりが難しかったのではないかと思います。商店街ではイベ ントなどがあり、行政も関わってきました。これからは市の職員もできるだけ各企業 を訪問しながら顔が見えるようになっていけば、国の制度を活用できる場面も増える かと思います。 創業という言葉が多くなっているのは、それにも力を入れているからです、昔は講 習会を実施するくらいでしたが、今は資金援助から家賃補助までありますので。
（委員 1） 国と県と同じことを同じ視点でということでは困ります。 （委員 5） 国の言っていることに館林市が合わせることは全くないわけですよね。国は小規模 事業者が減り、労働人口も減っている中で、創業ということになっていますが、実態 として館林市に合っているかは別の話です。 たとえば、今とは別のものにビジネスモデルを移動したら、それは創業ですよね。 といった館林市が考えている創業というのはこうだということが必要です。 中小・小規模事業者は年々減少しています。それを止める一つの手段が創業という わけですが、そこをもう少し館林市の中で調整するということでいいのではないかと 思います。 （委員 3） 商工会議所の経営発達支援計画の関係で、過去の統計を調べていたら 3 年間で 300 件の事業所がなくなっています。業種別ですと製造業、小売・飲食業が多かったです。 そういう中で、減っている数字を維持しようとすると創業という言葉になります。 （委員 6） 施策は 4 月から始まっていますよね。昨年の話の中で商工会議所と市が似たような 施策があるということで、タイアップしてコーディネイトしたらどうかという話があ ったと思います。具体的に 4 月からどのようにしていこうかという話はありましたか。 （事務局 3） 担当レベルの話ですが、商工会議所の職員と企業訪問の関係やポータルサイトの関 係で情報収集をしていくといったことを話しているところです。 （委員 6） 空き店舗情報の話で、こういうものを掲載する際に家賃、坪単価は東京と同じよう な価格で設定されていると聞いた記憶があります。このホームページを見て借りよう と思っていた人が高いと思ってやめてしまうのではないかと思いました。 （委員 2） サイトそのものを見なくなってしまいますよね。
今回の情報に関しては群馬県の宅建協会に情報をいただいて掲載している形です。 （委員 3） 最初のシステムを作るというのは大事だと思います。ただ、宅建協会に行政はこう いう趣旨でやっていますが、民間はこういう立場でやっていただけないかということ をもっと協議した方がいいのではないでしょうか。マッチングの問題は難しいです。 ただ情報を載せましたというだけではいけないのではないでしょうか。 （委員 7） ホームページの話ですと、見られない方もたくさんいます。そういうところの敷居 を下げていただくことが活性化につながっていくのではないかと思います。 （委員 6） 私も賛成です。そういう視点を入れて考えていただきたいと思います。 （委員 1） 今の生活者の視点はどこの課でどういう対応ができるのか、商店側と生活者の意見 がどうやって一致していくのかというところもありますよね。 （事務局 2） 小売店、昔の駄菓子屋というのが、スーパーができ、コンビニができてやっていけ なくなった。子を育て、それなりの収入を得るとなると小売店を営業するだけでは暮 らしていくのが難しい。 （委員 4） 長野県の佐久市に岩村田本町商店街という元気な商店街がありまして、そこは生鮮 三品もない商店街でした。それを商店街が企画して、元気な高齢者を集めてお惣菜店 をやっています。それと子育て支援。子どもを預かって、なおかつ勉強も教えるとい う働くお母さんをフォローするようなことも元気な高齢者がやっているという事例も あります。 それだけで生活していくのはたいへんですが、アルバイトというか、疲れない程度 にローテーションしてお惣菜店をやるというのはリスクも少ないかなと思います。で は、誰がやるか。こうした方がいいという人はたくさんいますが、私がやるという人 がいない。これが問題だと思います。
（委員 7） 40 代くらいの女性が先ほどのようなことを市に話したら、腰を上げてくれなくて、 市はだめだと言っていました。 （委員 1） その女性が 20 人くらい集めて、こういうシステムで、こうやって対応して事業をや っていくというのを市にぶつけてみたらいいのではないでしょうか。 （委員 4） たとえば、不動産情報には載っていないですが、空いている店舗を皆さん見ている と思います。個別に相談したら貸してくれるかもしれないし、詰めが甘いって断られ るかもしれない。だからとりあえずやってみたらいいのではないでしょうか。 （委員 3） 問題は言葉だけではなくて、本当にそれを継続してできる形をとらないといけない。 （委員 1） そういうところで、市がアドバイスをするというのはどうですか。 （事務局 4） 創業塾を年 2 回実施しています。開店するのが目的ではなく、そこがスタートです から、どのように軌道に乗せて継続していくか考えている方が対象です。 （委員 4） 創業塾で勉強している方が 7 月からお店をオープンするために頑張って動いていま す。 （委員 2） 生活密着型の部分がうまくできると活性化するという部分がありますよね。 次に第2次提言書に向けた館林市中小企業振興会議スケジュール（案）について、事 務局より説明をお願いします。 ②第2次提言書に向けた館林市中小企業振興会議スケジュール（案）について 資料 3 に基づき事務局より説明後、現委員より次期委員に向けた会議の方向性の提 案説明。
振興会議の第１期の委員がこういう考えを持っていましたという参考ということで す。国や県の動きが変わってきているということもありますし、次期につきましては 何年か先の長期ビジョンを作ったらどうかというのが、基本的な考え方です。 （委員 2） 委員の皆さんから今の説明について何かありますでしょうか。 無いようですので、議事③その他について事務局お願いします。 （事務局 3） 先ほどの方向性を次期委員の方にもご説明させていただいて、今後のスケジュール なども再度提示していきたいと思います。 （委員 2） 他に何かありますか。 （事務局 2） ご提案いただいたことは、たいへん大事なことだと思います。皆様の提言をできる だけ具現化できるプロジェクトを検討します。しかし、非常に盛りだくさんになって いますので、肝心なところを抑えながら、進めさせていただこうと思います。 閉会（事務局）
