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杭頭回転拘束度および杭長を考慮した杭の水平抵抗理論解

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(1)

【論  文

I

UDG :624t 155 日本 建築 学 会構 造 系 論 文 報 告 集 第 365 号

昭 和 61 年 7 月

杭 頭 回転 拘 束 度

よ び

杭 長

し た

抵 抗

論解

正 会 員

 杉

f

*  

1.

は じめ に  建築物の くい基 礎の耐 震 性が とみ に重 要と な りつ つ あ る現 状におい て

と くに実務 設計の 分 野 か ら早急 な 研 究 的 解 明が要望さ れて いる事項と し て

実 状で用さ れ て いる種々の くい頭接合法に対す る 回転 拘束度がい か な る 程 度で あ る か という 点 と

長 さ が異な る くい が 混 在 す る 場 合に適 用すべ き理 論 解はいか な る ものか とい う点が あ げられる

  本 研 究では

弾 性 支 承上の はりの げ 理論を 適用し

これ ら2つ の要 素

すな わ ち くい頭の回 転 拘 束 度と くい 先 端の境 界 条 件とを同 時に考 慮 し た く い の水 平 抵 抗に関 する

般 解を導くこ とにする

これに より

従 来

くい

の水 平 抵 抗 問 題に適 用さ れて いた くい長を無 限 大と仮 定 した理論 解が

こ の

般 解の うち の特 殊 解である こと を 再 確 認する と同 時に 長さが異な る く いが混 在す る場 合 などにおいても適 用 が 可 能 と なる こ と を示し

耐 震 実 務 設 計に供する こ と と し た い

また

く い頭 回転 拘 束 度に っ い て は 各種く い頭 接 合 法による試 験 体に対し て行っ た実験結果 を本論に引き続い て紹 介す る予 定であるが

本 論は

その

連の 研 究序 論と して位置づ けて い る も の で あ る。  た だ し

こ こ に示す 理論 解は

以 下のにつ い て は 適用 限 界 条 件とな っ て い るこ とに注 意 を 要 す る

  1) 作 用 荷 重を くいに加わ る集中水平 力と し て 限定     して い ること  2) 地 盤 お よ び くい材が弾 性であ る と 仮 定 してお り

    弾 性 限 界 内の理 論 解で あ ること  す な わ ち

D

に関しては

地震時に おいて くいに作 用する荷 重は

単に くい頭の集 中 水 平力 と して考え るの み で十 分で あ る か との問 題が常に 存 在して い る くいに 対す る 地震 時 外 力に は

上部構造の性 力の影 響と

地 盤自体の 応 答に よ る くいへ の作用外 力とが混在し てい る と考え る の が妥 当で あろう

こ こ で は こ れ らを分 離し て考え るもの と し

そ の うち上 部 構 造の慣 性 力 分に対し て適 用で き る もの を用 意す る とい う立場が とられて い る

 2)に関して は

地 盤および くい材 を 疑 似 弾 性 とし て 考え て お り

そ の意 味で耐 震 1次 (許 容 応 力 度 )設 計を 対 象とし て い る

し たがっ て

終 局 強 度 設 計に対して は これを改 良 するか

または別の解 析 法に よ ることが必 要 とな る

 2

くい頭 回 転 拘 束 度 を導入し た

般 解の誘導  解 析に おける座 標 軸お よ び記 号につ い ての定義を 図

1

2に示す

外 力 条 件と し て は

くい頭 に 水平力

Q

。が作用し た場 合 を考え, 水平 変位 y お よ び深さx は 図 示し た方 向 を正と す る

曲 げモ

メ ン トと せ ん断 力は

微 小要素の上面 側に反 時計ま わ りの回 転 を 生 じ さ せ る 場 合 を正と し, くい頭の回転 角につ い て も反時計ま わ り を 正 とし て お く

くい頭の曲 げモ

メ ン ト

M

。お よび回転 角 島は 外 力の 作 用 に よっ て生 じ る 値であ る が

後に 境界条件と して用いる た め, 与条件めごと く に扱う。 ま た内 部 応 力と しての くい頭のせ ん断 力 を表す 場合に は記 号

Ql

を 用い

水 平 外 力と は 区別す ることにす る

な お

微分 係 数と曲げモ

メ ン トの付 号との関 係

一2

に よ る もの と した。   以上により

くい の水 平 抵 抗に関す る基 本 方 程 式お よ 。

θ゜ ・ 卯 1 ゐ      ゐ           

Q

           ← り7 本 論の

部は

ビ ル ディ ングレタ

ー,

1985

4に発表し ている

建 設究所  基 礎究 室 長

  〔昭和60年ll月21日原 稿 受 理 )

ξ

ρ

    蕊

9

 M+de 図

1 付 号につ い て の とりき め

鋤 2 > OM   く 0 召

ゐ 2 〈 OM   > 0 図

2 微 分 係 数と曲げ モ

メン トの付号の関 係

一 132−一

(2)

般 解は次 式で示さ れ る。

   

E・

 

lt

9

iC

By −

一 …・

…・

…・

…・

…一

(11      

y=

eβエ (Cl cos βエ +

Cl

 sin βx        + e

it(C窪cos βエ+

C

:sin 

Bx

……・

2

た だ し

  

β

………・

…・

……・

一 …・

こ こ で

x :深さ        y :水 平 変 位        B : く い径       

E

:くい材の ヤング率        J :くい材の断面 2次モ

メ ン ト       塩 :平 方地盤 反 力 係 数 (2) 式 を 順 次微分 し

マ ト リ クス表 示 す れば次 式 が 得 られ る

  y !

dy

β

dxl

 

d2y2

βtdxzl  

dSy2

β3dx3

A ,

 

A2

 

B ,

  B2 A,  A, 

B3  B4

一A

, 

A ,

 

B

, 

B,

一A

, A3  B,  B3 ClCl Cl

Cl

 

 

一・

(4 (4 )式のマ トリク ス要 素は

1に示す値と な る

同 表に は

後に境 界 条 件 を導 入す る際に必要と な る くい 頭 位 置 (x

0)および くい先 端 位置 (x ;

L

>の合の 値も表 示し た

な お

くい長が無 限に長い場 合には

(2) 式に おい て積 分 係 数

C

=C

=o

条件が使用で き

解 が簡 単にな るこ とは

,Y .

 

L .

 

Changi

)に よっ て示 さ れて い る。 また

弾 性 支承上の は りに対す る 解 と しては

M

Het6nyi2}

さ ら

K .

 

Hayashi3

〕 まで さ かの ぼ ること ができ

有 限 長の は りの場 合 と合わ せて解が示 さ れて い る

さらに

最 近において

長 さ が有 限であ る くい す な わ ち短い くいに対し て解が示さ れて いる か

言 及さ れてい る例と しては

小林ほか4j

横山5〕

S)

道 路 橋 示 方 書η な ど が あ る

ま た

本 論の

部は

すで に別の所で示 し てい るS)

し た がっ て

こ こ で用いる解 の誘 導 法は特 別 新しいもので は ないが

くい頭の境 界条 表

1 マ ト リク ス要 素の値

    毀 a尸0 舮 五 (Z

Bl]) Ak θβ 露 co5 鴎 1 α L

cosZ 42 θ齔sin 助 o α2

sinZ 43 許

、ま。助 ) 1 α3

cosZ

sinZ 刈り 。助(。。。鰰 。i  1 α 辱

cosZ +sinZ βL θ

βτ cos 畿 1      わ       1

8

2ZcosZ E2 。

、i。働

0       

θ

2Zb2sinZ β 3 。

助 (

i

鋤 ) 工 わ       (    3

θ

2z cosZ +slnZ ) B隔 。

画 (。 。S断 。i嘸 ) 1     

2Z 属

θ        (cos 呂

5inZ > 件と して回 転 拘 束 度の概 念 を導 入し, これとくい長の影 響 を 同 時に考 慮 し た解 を求め

くい長が無 限 大であ る場 合に は

文 献 1)の解と も

致す ること を示すことにす る

 

3.

くい頭お よび くい先端の界条件の導 入

 

く い頭につ いて は 外 力 と して集 中 水 平 力

Q

。が作 用 して い るの で, これをくい頭せ ん断 力に関す る境 界 条 件 として導 入す る必 要が あ るこ と はい う まで もな い

す な わち

 

 

 

L

, 一

Qa

……・

一 一 ……

 

つ の条 件は

くい頭の 回転 拘 束 度の概 念を導入 す ることに より, 決め ることが で き る。 回転拘 束度を表 す パ ラ メ

タとして は くい頭 曲 げモ

メ ン トMo と くい 頭た わ み 角 砺の 2つ が考え ら れ る が

これ らを図

1 に示 し た よ う な くいの変形状態 を想 定して付 号 を 考 慮 し, そ れ ぞ れ次 式の よ うに設 定する

 

 

 

M

 

£

3

 

araz

………・

…一 …………・

(・)

 

 

 

a

− 一

・ ra・

………・

………・

(・) こ こ で

ar :くい頭の回 転 拘 束 度 (回転 自 由の とき 0

       回 転 拘 束の と き1と な る変 数 )        a2 :有 限長で あ ることによる影 響 係 数        

h

:くい頭の回 転バ の逆 数  ar

 a。

んは未 定である が

,一

般 解の誘 導 後, くい頭 に おける諸 量の検 討の際に決 められる

  し たがっ て

く い頭の境 界 条 件は以 下の 2つの場 合 と して示さ れる

 

 

 

E

一 …・

………・

8

 

 

 

。 一

……・

…一

一 ……一

 す な わ ち

くい頭の境 界 条 件とし て せ ん断 力と曲げ モ

メ ン トが 与 え られた場 合に は (5 )式と (8 )式 の組み合わ せ を考え れ ばよい

また, くい頭の境界 条件 と して

せん断 力とた わ み角が与え ら れ た 場合に は(

5

> 式 と (9)式の組み合わせ を考え れば よい こと に な る。  次に

くい先 端の境 界 条 件 とし て は

支持くい

摩 擦 くいな ど

くい先 端 位 置と地層の関 係で種々 の 場 合 が 考 え ら れ る が

こ こ で は

自 由, ピン, 固定の支持条件の 場 合を考え ることにする

 くい 先端 が 自由の場 合に は

曲げ モ

メン トとせ ん 断 力が 0で あ るの で

次式 が境 界 条 件とし て与えられ る

 

 

 

E

L

。 一 ・

一 ……・

……一 ・

…・

一 ・

・・

 

 

E

L

。 一 ・

………・

……・

…一

くい 先 端が ピンの場合に は

曲げモ

メ ン トと変 位が

133

(3)

0

であ

る の で

(10)式と次 式を満足 し なれ ば な ら ない 。

   

[y]x

L

=0 …

……・

………・

一 ・

…・

…・

r

…・

(12)   くい先 端 が 固 定の場 合に は

変 位 とた わみ角 が0で あ る の で (12)式と次 式 を満足 し な けれ ばな ら ない

 

 

 

L

……・

一 ・

…一 …………・

tt

〔・3)  し たが っ て くい頭と くい 先 端の境 界 条件を組み合わ せ た場 合につ い ての連 立 方 程 式 が 以 下の よ う に得ら れ る

ii

繍}

(14) こ こで

各マ ト リク ス要 素は以 下に示す値と な る

 1) くい頭の境 界 条 件とし て

せん断 力と曲 げモ

メ    ン トが与え られ た場 合      

, ・

 

 

 

A

61111

一 ・

…………・

5・       2       }

Ci=

     

…・

…・

……・

…・

…………・

…t:

(16)       r       表一 2    r

α「α〆

………・

…・

…・

…….

…・

…・

…・

17

) 2)  くい頭 境界 条 件と して

せ ん断 力とた わ み角が与

3

} ) 4 ) 5 え

ら れ た場 合 ・

A

1

1

1

……・

・…・

…一

(18・        

2

1C

      

…・

………・

……・

…・

…・

…・

(19)      

− 2s

s

Er

kr ・

…・

……一・

…………・

…・

…・

 

20 くい先 端の界条件が自由の場 合 [

B

1

ll

ll

一 一

…・

(21> くい先 端の境 界条 件が ピン の場 合 …

α,

α

 

ij

、  b、 αL  α2  

b

,  

b2

…・

…………

2 くい先 端の境 界 条 件が固 定の場 合 …

1

Z

一 ・

…………・

23 な お

(14)式の右辺か っ こ外の係数は 共 通 項で あ る の で, 最 終 結 果で導入 す るこ

に し, 積分定 数につ い て くい の諸量に関す る

般 解お よ び積 分 定 数      qo ヨ

i

     恥 %

 

      9。 %

=曹

2 、。、,,幽 ・・CQ・繊

i

馳 )+8

欧… C

輒 ,、[・ 助 {… +・・)・醐 (・

・P・i翩

{(・・

σ・)・醐 (鰍 … 祠 】

 

 

 

 

 

[・働(・、C敵

si・鴎 )

(ゆ ・隔 。・。剛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[許 {(c、

σ 1)ゼ

(・、+・

i ・ 。

  〔(σ,+0の。 。 。助

(。,

の 。i 劇 】 鰕 麟 雑 と して踊 楓 た嚇 ・ 、

(・△・価 )… 。・2 光 端 亡1由 ピン 固 定 △L        1       (

28

2Z 2

cos2Z )惚

4z        

1

2Zsin2Z

¢

4zJ     

22        

4z        (2+c。5zz )招 L十2θ △2  

2Z       

49

θ

  (1

sin2Z

8

2呂       

4z g   cos2Z

θ

       

4z   

2Z

8  1+ 5 エn2Z

ε

01 △ 3 。

2Z (。 。 。2Z+。i。2Z )

θ

4Z

2Z (。 。 。2Z

si。2Z )

θ

4Z 。

2Z (。Q。2Z・ 、i。2Z)

4Z △2

2Z (1

c。 。2Z ) 。

2z 。i。2呂 。

2z (エ+。 。。2z) 02 △3 〆Z(2

,。,2掛、エ。2Z)

4Z

8

2z(c。s2翫sエn2の

_

θ

4z

.一

Z (2+。。s2Z

。i。2Z)

4Z △2    

2Z1

召       (1+ siu2Z )     

2Z

1十θ        CDβ2Z    

2Z1 +召       (1

・i・2Zl σヨ △3     

2z        (Oos23

sエrL2Z

1十 召    

2z       (

os2Z + 8in2Z 1招     

2z        (cos2Z

5in2Z >

1十¢ △2

ZZ (1

、。 。2Z> θ

ZZ 。in2Z 。

2Z (・・

。。2Z) σ

△ 3    

2Zl

e

      (2

⊂os2Z

sin2Z )        (

    1+θ

2Z sin2 呂

co5ZZ ) ・栢

2呂(・+・… ・・… Z)

杭 蝋 界 鮒 と し… を 与・た船

 

・ 、

(・・+ ・△・)・

瞰 ・ 。・呂

先端 自 由 ピ ン 1古1定 △1        1十2召

2zsin2Z

4z        

4z     

2Z        cos2Z + 召 1十2θ    

2Z        

4z 1十29       sin2z

召 △2 。

2Z (2・ 。 。s2Z

。i。2Z)+。

4Z

θ

2z (。 。 。2z+。i。2z )

4呂

〆 Z(2

2呂.

i

2Z)毫

4Z ら △3

θ

2Z (、。 。2Z・。i。2Z)・,

4Z

2Z (。 。 。ZZ

。i。2Z)

4Z

〆 Z(。 。 。2肝 、i。ZZ)・。

4Z △z 。

2Z (

s2Z +

i

ZZ》

4Z 。

2Z (

。 。2Z

。i。2Z )+ゴ4Z

θ

2Z (。 。 。2Z+ 。i

2Z)

4Z 02 ムヨ

2Z (2

c。 。2呂+ 。i。2Z )+ θ

4Z

θ

2Z (。

2Z.

i

2Z )

4Z 。

2z (2. 。 。弸

2z)・

4z △2    

zz       (2+cos2Z +5in2Z ) 1+ θ    

2Z       (c

sZZ

91n2Z ) 1十6    

2Z       (2

cos2Z

5in2Z ) 1

θ 03 ムヨ    

zz       (cos2Z

sin2Z ) 1

ε

         工+9

2Z(cos2Z 怕 in23 )    

2z       (c

δ

22

8in2Z ) L

鐸 △2          1

2z(cos2Z

sin2Z )    

2z       〔cos2Z + sin2Z 1+ θ    

2z       (cosZZ

3 加22)

1

σ

△ 3        (

⊥招

2Z 2

co5ZZ

3in2Z )     

2Z        (co82Z

3in2Z )

1

¢     

2Z        〔Z+cos2Z + sin2Z )

1

θ

一.

134

(4)

3 各ケ

ス にお け る積分定数 構 成 要素の概 略 的 関 係 △1 σ1 02 σ 3 σ硲 杭 先 端

杭頭の境 界 条件 △2  3 2 3 2 3 2 3 123456789 鯉 oAA1A2A3A4A5A6A7A4A9 自

由 θoBBlB2

A3B4

A5B6

A7

A7

A9

ピ ン 翫 CC1C2C3c4C5C6C7C4C9 θoDD1D2C3D4C5D6C7D8C9 輪 EE1E2A3E4

B2E6A7E4B6 固 定 eoFB1

A5

A3B4B2A9

A7

A7

B6 解く際に は省 略 し て お く

す な わ ち

1

i

・ 一

・・  上記の

2

つ の くい頭 境 界 条 件と3つ の くい先 端 境 界 条 件を組み合わ せ た6ケ

ス につ い て求めた積 分 定 数の値 を諸 量の

般 解と ともに表

2に

覧す る

同 表で r お よ び 8 は未 定で ある が

くい頭の諸 量の 関 係か ら決 定さ れ る こと を次 節で み る

ま た

同表の積分定数の 構 成 要 素は

3に概 略 を示 し た よ う に 同値と な る (ま た は符 号のみ が異なる ) もの が多い

例え ば

くい先端 がピン の場 合の各 積 分 定 数の A,は くい頭 の境 界 条件に か か わらず 同値となっ て い る

ま た くい 頭境界 条 件と してた わ み角が与え ら れた場 合で

くい先 端 境 界 条件が 自 由と固 定の場 合で は

A,お よ び

C2,

 

C4

4z

 

Ci,

 

Cs

の A,が同 値と なっ て い る

これ ら は r に含ま れて い る係 数ax が

ス に よっ

て共 通の値にな るこ と を表 し て い る こ となども次 節で み ら れ る

 

4.

くい 頭に お け る諸量の検 討とくい頭 回 転 拘 束 度 ar     およ び影響係数az の決定

 

くい 頭に おけ る 諸

般解は

2に示さ れ た関 係 式に x

=0

を代入 す ること に よっ て求め ら れる

すな わ ち

   

y。

Q

・ ,(

Ci

c

、)    

4

 

Ers

em一

τ

c1

c

− Cs

c4

)      

Q

。          (

C

CD

M

;−

     2β      

Qe

Q5

;一

      (

C2− CI

Cs

C

,)      

2

 (25 そ れ ぞ れ の ケ

ス にお け る 積 分定 数を代入 する こ と によ り

くい頭 境 界 条 件の与え方に対 応して

以 下の式が得 られ る

 1) くい頭境界 条 件とし て

せ ん断 力と曲げモ

メ ン    トを与え た場 合        

Q

。           、(2φ1

φ、 α

α

……・

………・

(26)      y。

         4 

Ene

       

Q

        

2(φ3

di

+araz )

一・

 

9『

一噛

 

(27)       瑞

=−

       2 

Ers

 

 

 

…………・

…・

………・

…・

…8 )      

Q6

QD

 

一・

 (29   2) くい頭境 界条件と し て

せ ん断 力と た わみ角 を 与    え た場 合

 

 

 

・・

4

E

・・

k

……・

………・

   e

ee

…・

………・

一 ・

……・

……・

一 ………・

31

 

 

 

M

(・

・  瞬 )

……・

…・

……・

(・・)

   

Q6

=−

Qo

 

9・

 

(33) (28)

29

) 式お よ び (31 ), (33 )式は

そ れ ぞ れ境 界 条件と して与え た値に

致す ることを検算し たこと に対 応す る

また

(26)

(27)

(30>

(32)式は

そ れ ぞ れ次式の よ うに書き直せ る

        

Q

。     

M

   

Y

2

即 ・φ1

・φ・

… ’

… ’

… ’

(26

)      

Q

。       Mo

   

e

=一

・φ・+

φ・

… ’

… … ’

27

)        

Q

。       畠

   

Ye

4即 許 琶β吻

”… t1… ’

… ’

3°

     

Q

   

2

βψき+

E1

β島ψ

”一’

”鹽

一”・

32

 す な わ ち

φ广 φ、

ψ1

ψ、は

そ れ ぞ れ くい頭条件と して与え た水平外力

Q

。と曲 げモ

メ ン ト

Me

ま た は回 転 角 仇が既 知で あ れ ば

左辺の値が

義 的に決 定さ れ

影 響係 数で あ ること が知ら れる

 

(28 )式に おい て a

1と し た 場合の くい頭 曲げモ

メ ン トを

M

。ノ と す れば, 次 式で表さ れ

くい頭の境 界 条 件を最 初か ら回 転 拘 束と して 導く場 合の解と

致す る

       

Q

   

M・・

2 β・・

… ”… ”… … ’

… ’

”… ’

(34) し た がっ て

(28)式と (34)式か ら      

Mo

   

ar

iil

… ’

… … ’

”… ”… tt’

… ’

(35) が得ら れ

α r は

回 転 拘 束され た くい頭 曲げモ

メ ン トにす る実 際の くい頭 曲 げモ

メン トの比とし て定 義 さ れ る。  さ らに

α。

1の場 合は, くい 頭た わみ角 e,が0であ るこ とを用い て (27)式か ら

次 式が得られ る

      φ3

   

α・

… … ”… ’

”… … ’

… … ’

… …

(36) し た がっ て

(27)式は次 式に書き直すことが で き る

       

Q

。             φ3(1

−一

α r)

 

一・

 

(37}       畠

=−

       2 Elp2 同様に して

a。

1の場 合, くい頭にお け る回転バ ネの 逆 数

h

0

と な る か ら

こ れ を (3Z )式に代入 す れ ば

135

(5)

回転拘 束時の くい頭曲げモ

メ ン トM。∫ が次 式で表せ る

 

 

 

M・f

………・

一 ・

…・

………・

(・8) し た がっ て

(34)式と (38>式か ら

     α z

ψゴ

一・

 

r−・

 

 

一・

 (

39

) で あ ること が解 り

(28)式と (39)式を (32)に代人 する ことに よ っ て 次 式がられ るこ とに な る。

   

・尸

1

…・

…・

…・

………・

・・  ま た, 積分定 数を代人 して整 理 する と

次 式の関 係も ある こ とが解る

 

 

 

1

…・

……・

…・

…・

………・

………一

1

4 くい 頭に お け る

般 解の係 数 杭先 端 の境 界 条 件 係   数 自  由 ヒ

  ン 匝1 定       貢 無 限 最 H2十T23    sHH  S十   T CTC S 日 2 十工2s    s α zHH 十TT ⊆  S   C SH2    十T2scH  日 S    C  十TTCS 工 HH

T TC  S   C SH2 十丁 2S    SHH

TTC  S   C S 1 φL H2

工2S    5HH

TTC  S   C  ε H2+T2C    C H2十T2s   sHH 十TTC  5    C  SH2 十丁 25    s 1 φ2

φヨ H2

T2s

 

 

sHH

T Tc  s    c  sH2 巳   十丁 2c HH 十TTC   S    C   SH2 十丁2s    cHH 巳 3十   T C TS φ堅 HZ

TZs    sHH

TTC   ε   C 8H2 十   T2CC 1 H2十丁2c    cHH

TTC  S   C S 巨 2

T2S    S 1 ψ1H  H 十T TC  S   C SH2    十T2SCHH  s十    c   sTTc H2十丁2s    sH  H S   十T CTC S 日 2 十T2S    S 戦

ψ3 }【 日 十T TC  S   C  S112 十T2S

 

 

CH  日 十TTC  S   C S ⊥ 直2

T2s    sHH

TTC  S  C SH2 十T2C    C ψ

HH T  TC  S   C SH2 十  T28cHH 十TTC  S   C S 1

H

co $hZ 且

isinhZ

 T

cosZ  T

sinZ  Z

βL L:わヒ亅を じ           s            こ         s ・ z

tn で は 日 ♂c

°

お よ び H!H1  以 上に よ り

未定 係数で あっ た くい頭回転 拘 束 度 α。 は くい頭の境界条件ごとに (

35

)式 お よ び (40) 式で 表され 限 長で あ ることに よ る影 響 係 数 a。 は (

36

) 式お よび (

39

)式でさ れ たこ と に な る。 ま た

4 には

各 ケ

ス にお け る くい頭の諸数値を

覧する

こ こで

α。 は (

36

)式お よび (39) 式に

よるもの がケ

ス ご と に

致す ること

ま た

くい先 端の境 界 条 件に対 しては自由の場 合と固 定の 場 合と が

致 するこ と が認め られ る。  同表に は

くいが無 限長の場合も比 較して示し た が

各 係数 はい ずれ も1と な る

し た がっ て

無 限 長の場 合 の くい頭の 諸 量は表

5に示 し た よ う なもの と なり

a.

1ま た は α。

≡0

を代入 す る と

従来か ら示さ れて い た 無 限 長の場 合に対する解と

致する こと が解る

また

くい頭の境 界条 件ごとに 互い に他 方の関 係 式 を代 入す る ことに より

諸 量はそれぞ れ同値 となる こと も認め ら れ る

えば界 条件 1)の回転拘束 度の式中の M。に, 境 界 条 件2)の くい頭 曲 げモ

メ ン ト

M

。を代入 す れ ば

境 界 条 件 2)の回 転 拘 束 度す なわ ち次 式 と

致する こと などである

 

  

…………・

……一 ……

(・2> し たが っ て

(35)式と (40>式は同義で ある こ と が証 明 され る

 な お

無 限 長の くい の場 合

境 界 条 件2)に対 応す る くい頭 変 位は

次 式に書き直すこ と が で き る

 

 

 

一 、

ib

’ 3

1

2

 

Euek

1+

E

……一 ・

…・

………

・43・ (42 )式お よ び (43> 式の右 辺か っ こ内の係 数は

そ れ ぞ れ従 来

土 木の分 野で

回 転に対 する剛結度

変位に 対す る剛 結 度 と 呼ば れて いたもの であ

 

5.

地中部の最 大 曲 げモ

メ ン トお よ びその発 生 深さ     の算 定  地 中 部の最 大 曲 げモ

メ ン トの発 生 深さ は

一2

に 表

5

無 限長の くい の く い頭 諸 量 枕 頭 境 界 条件 せん 断 力 と 曲 げモ

ン ト を 与 えた場 合 せ ん断 力と た わ み角 を 与えた場 合 変 位

2

a 〉 ・ 。

・ (・・瞰 ・ 。) たわ み角

・ 。) θ。

 θo 曲 げモ

メン ト 〃・

・ r ・・

(} 瞰 ) せ ん断 力 q。

=−

90

@oi

Q。 回 転 拘 束 度    α 2曲o r

=一

砺       1 α 1 +亙工6た

136

(6)

示し た せ ん断 力分布の

般解を用い て

     

Qx

= 0

 

44

) と な る深 さを 求 めれ ばよい

すな わち

結 果は次 式で せ る

 

 

 

B

・’

t/

・虹 1

1

il

・…  た だ し

45

>式は

演 繹的に は求め ら れ ない ので

x’

°

] を 仮 定 し

xc

) に つ いて解き

そ れ を x(

°

1 に代 入 す る 遂 次 近似計 算式 と して 示 し て あ る

ま た

45

)式は βxCllのと し て

その主値の囲        

   

コ「≦βコじ川≦

7H

”H’

”t’

”−t”

(46) が 得ら れ るの みで あるの で

極 大 値が生 ずる 深 さβコcが π/2よ り大きい場合に は不都 合を生じ る

し た がっ て

実際に は (

45

)式に よ らず, ニ ュ

トン

ラプソ ン法な ど を用いて 44 )式を直接にくこと が有 効で ある。 な お

くい長 が 短い場 合には

くい先 端に到 達す る まで(44) 式を満 足 する位 置が現れ ない こともあ る。 こ の よ うな場 合に は

とく に くい先 端が固 定 条 件である よ うな場 合に は

く い先 端 位 置に お け る曲げモ

メ ン トを地 中部 最 大 曲 げモ

メ ン トと して読み か え る な どの配 慮が必 要と な る

 

6.

数 値 解 析 例   以上に示さ れ た解を用い て数 値 解 析を行っ た例 を 以 下 に 爪 す

 6

ユ くい の応 力

変 位の深さ方 向 分 布   表

2に示し た くい の水 平 変 位

曲 げモ

メ ン トお よ びせ ん断 力の深さ方 向 分 布に対する く い長の影 響 をみ る た め に

そ れ ぞ れ を以 下の 式で お き か え 係 数Ry.

Fr臼 皀 condi こio

 ac p1ユ巳 t ±P z可 〆4              z

π!2   0        1    0 1

M

    Ceefficient  R        yx

R

,R

,.につい て数値解 析を行っ た。

 

 

 

Yx一

…・

…・

…・

…・

…………・

……

(…

 

 

 

Mx

………・……・

…………・

・48・

 

  

Qx

………・

…一 …・

…・

…・

(・・)  解 析結果は

くい先 端の境界条件が

自由

ピン

固 定の場 合して

3

5にさ れ る。 ここで, くい

ft

 

Z

し て は , 比較 的広い範囲の 変化を み る た め に

π/4か ら5π/4まで π/4刻みの 5段階を選 定 し ている ま た

くい転拘 束度につ いて は

回転非拘 束 (α

= 0か ら拘 束 (α。

1

0)まで O

2刻み の場 合を 示して いる。 各 図 中で は

各 係 数ごとに現 れる最 大 値で 正規化し

くい長の変 化に伴う諸 量の大きさの変 化 を比 較で き る よ うに図示し た。 こ れ ら の図に み ら れ る特 徴と して は

以 下の よ うな点があ げられ る

  1) く い先 端 自 由の場 合  くい長が短く な る につ れ て次の よ う な傾向が で る。  a) 変 形 曲線は直線 的にな り

剛体 的な挙 動に近づ く こと がうか が え る。  

b

} くい頭 変 位は急 増す る

 c  くい先 端の変位は

く い頭 変 位 と反 対 側に出て急 増す る。  

d

) くい頭の曲げモ

メ ン トは Z

π/2で

そ れ よ り く い長が長い場 合, 短い場 合よ り大き く で て い る

 e くい頭 回 転 拘 束 度が大 きい場 合に は 曲 げモ

メ ン トの極 大 値が生 じ ない う ちに くい先 端に至るケ

ス が ある

す な わ ち せん断 力は く い先 端で初めて 0と な る ケ

スがある。 Zelπ140  Or 1     e

1    0     z

π      z

s

π

!4 1     0

          1    0 C

efficient         x

1      0  

1      0  

1

Coeff工C 工enし R         Qx 1

r

叫 1      0 工   o ar

D

o 1         0  

1 −

 

o    

1 o aTnl

0 ar

e

o 図

3 くい の変 位

曲 げモ

メ ン ト

せ ん断 力の深さ方 向 分 布 〔く い先 端 自 由の場 合 〕

一137一

(7)

P工n condttion  aL Plle  匸ip Z

T/4           Z

1

/2 0          1    0     Z

3

π

ノ4 1       0

 

Coefficient  R       Yx     Z

Tl       D   e       l      o

r

   z

5vt4 1      0 1

Coefftcient

 

     

x

ー 1    0          1   0

¢

l         o

ll

o 1 \ er

1

0

l       O     

1       0

l      o

1 0      

1 0

Mr

0』 図

4 くい の変位

曲げモ

メン ト

せん 断 力の深 さ方 向 分布 (くい先 端 ピン の場 合) FTx  COnd1 [io

 aL  pile  しlp z

”/4v    Z

Tf2 1       0     z

3

14 1       D Coe[[tclert匚R         Yxy     z

Tl       O         O      ⊥      0 一

 

f

C

°

e 「「ld

n亡  o      

1

c

effiaien [ K       qx け    

L Z

51/4         l    o

r

1   0        工     o

¢

1 工      0 ar

O

O 1         o   

O    

1 u

u 鵬r

0

0 図

5 くいの変位

曲げモ

メント

せ ん断力の深さ方向分 布 (くい先 端 固 定の場 合 )  2 ) くい先 端 ピン の場合  くい先 端 の 変 位 は 生 じ ない ので, 上 記 c) を 除い て, ほ ぼ くい先 端 自 由の場 合と同様の傾 向に あ る

た だ し, くい 頭 変 位につ い て は くい 頭 回 転 拘 束 度が大きい 場 合 に は

く い長が短く な る につ れ て

逆に小さ く な る場 合 もあ るこ とに注 意を要す る (図

4の z

π/4にお け る ar

1

0

0

8

な ど)。  3 くい先 端 固定の 場 合  くい長が短く な る にっ れ て以 下の傾 向がみ ら れ る

 a くいさ く なる  

b

) く い頭の 曲 げモ

メ ン トは z 

 ■/2 で

そ れ よ り くい長が長い場 合

短い場合よ り 大 き くで て いる。  c) 曲げモ

メ ン トの極大値が生 じ ない う ちに くい

端に至 る ケ

スが ある。 例え ば

くい頭 回 転 拘 束 度 α

1

oの と き Z

3π/4の場 合に

α。

o

oの と き

Z =

π/2の場 合に

極 大 値 が くい先 端で生 じ る。 これら は, そ れ ぞ れ無 限 長の くいの場合の

不 動に対応 して い る

 d> く い長が極 端に短 く な る と

曲げモ

メ ン ト分 布は直線 状に なり

α.= 1

0の場 合に は短柱

α。

O

O の 場 合に は片 持 ばりに類 似 し た 分布と な る (図

一5

の Z

π/4の げモ

メ ン トの例な ど)

すな わ ち

せ ん

一.

138

−一

(8)

8

o1

08

e5

OR   4

D ア

3

02

o1

0 e

rF 00

 

r

D 上

 

α

11 囗    L   2   3   ‘   5       z ]

t6u4

21

0     e

e0

6o

4o

2 OeUF DO

r α 01

 

α

D       1      2       3       4       5       ?

t

1

6lt41

21

D  

eo

60

40

2 eO

F 01

r “ 00F

α

o    且   2 3

21

目 2

‘ 2

0R じ m1

5

2o

臼 0

‘   3      4      5 z ee

『 O λ  

 

ra 00

  rq 0    1   2   3   4   5       Z  図

6 くい先 端が自 由の場 合の係 数 R恥

R関

 Rth

x

 R:

8

0       1

6 7

o6

o5

oH

o ‘

03

o2

0t

0 1

0 1

41

21

0      

8 n 丼 o

50

4tr

2

 

P ODi

 

r

α

O

°

d 礁r \ 1    3     ‘     5   z 匹 L2 、b ロ

日 0

6o

‘ 囗

2 3

12

e2

42

0 [ tt 

! 0

巳 0

4 1    2     5      愚     5       z     匹      1      ヨ      ‘      5       ヱ                                        と 図

7 くい先端が ピン の場 合の係 数R3

 RH

 R

_

Rtm 」      2      9      4      5 断 力は

ほぼ

定値に近づ く傾 向が ある。  6

2

 くいの変 位

曲げモ

メ ン トお よ び       地 中部 最 大 曲 げモ

メン ト  設 計

ヒ必 要と なる くいの応 力

変位な どの 量につ い て数 値 解 析 を行っ た結果 を くい先 端 境 界 条 件ご とに 図

6

8に示す

ただ し

こ れ ら の図は

く い頭 変 位 y。, くい頭 曲げモ

メ ン トM。

最 大 曲 げモ

メ ン ト

Mm

お よび その発 生 深さ

lm

を 以 下の式で表 し, それ ぞ れ 係 数 Ryn, RM。な どの部分につ い て示 し た もの である

 

 

 

一 一 …・

……・

・…          

Q

   

M

2tt

 

R

 

”… ’

… ’

… ’

”…

(51)        

Q

。      

RMnex・

 (52)      Mmax

       

2

β

   

・・

一 …………・

一 ・

…・

(53>  これらの で は 前 節で述べ た特 徴か より明 確に み られる

すなわ ち

くい頭 変 位につい て は

くい長が短く な る につ れ て

くい先 端 自由 の場 合に は増 大し く い先 端 固 定の場 合に は 少する

くい先 端ピンの場 合は

般に くい 先 端 自由の場 合と同様の傾 向にあるが

くい頭 回 転 徇 束 度が 大き く 〔ar ≧O

8

)な る と

 

Z

L2

付 近よ り小さい範 囲で

くい頭 変位が逆に 小さく な る現象が み ら れ る

 くい頭の曲げモ

メ ン トに つ い ては

くい 端 が 自由 と 固 定 条 件の場 合は

致し

,Z =

π/

2

付近で最 大 値を 示 し

くい長 が 長 い場 合に対し て 1

09と な る。 くい 先 端ピン の 場 合には

Z =1.

0

付近で最大値を示し

くい長が長い場 合に対して 1

36倍と なっ て い る

  地 中 部 最 大 曲 げモ

メ ン トにつ い て は

くい 先 端が自 由とピン条 件の場 合は

くい長が短く な るにつ れ 減す る とい う同様の 傾 向を示 し て い る。 ま た

くい先 端 固 定の場 合に は

く い長 が短く な る につ て急 増し

,Z =

1

0付 近で最 大 値 を 示 して い る

た だ し

R、m の 図で は Z が小さ く な る と

次 式に示さ れ る直 線に収 束す る範囲 が あ ること に注 意を要す る

     

Rtm

==

Z ・

 

一…

 

t…

 (54  こ れ は くい 先 端に至るまでげモ

メ ン ト の極 大 値 を示す位置 が 現 れ ない こと を意味して い るもの であっ て

これ らの範 囲で は くい先 端 にお ける値を地 中 部 最 大 曲げモ

メン トと し て 図爪 し た もの である。 すな わ ち

3

5

一139− .

(9)

e

0 ,

o6

05

口 RI

 

o3

o2

o1 』 囗 1

61t41

21

O      囗

囗 mex 囗

6o

4o

2 o DDir 鳴 O }

Er

α

F L      2      8      4      5       z OO

OL

r

α

舘 F 正     2    9    4      5       2 1

61

4i

21

0  

o

fio

日 o

4o

2

F 0 し

r ぽ OOE  

ユ 0        1     2      3     ‘     5 3

1 諺

e2

42

oRlm  1

51

2o

巳 o

4 0 X 工 F Ol

r

Ω O

r

t 4

0 ぬ

R

3

0 2

0 1

0        O      O

5       qr       図

9 くい長

2    ヨ    る     s  Z                 の差 異に よ る くい頭変位の変化

8 く い先 端が固 定の場 合の係 数R蜘

Rv

 R閣

_

Rlm に も例 示し た よ う に

くい先端が 自由ま た はピン条 件の 場合に は

曲げモ

メ ン トが深さ方 向に単 調 減 少し

く い先 端で 0にな る場 合を示 し

くい先 端 固 定 条 件の場 合 には

単 調 増 加して

くい先 端で最 大 値を示 す 場 合を示 し て い るQ  図

9は

6

8における くい頭 変 位

R

. につ い て

くい先 端 条 件と くい長 (Z

π/4

3π/8

π/2

5π/8

0。の 5ケ

ス )の組み合わ せをパ ラ メ

タ に と り

くい頭 回 転 拘 束 度に対 する関 係 として書 き 直し たもので ある。 ま た図

10に は

9を無 限 長の くい の場 合に 対す る くい頭変位の比 y.で書き直し たもの を示し た。 こ こ に み ら れ る特 徴は以 下の と おり で ある

 

1

)無限長の くい (

Z =・

o。)の場 合に は くい先 端の 境 界 条 件に拘らず 回 転 非 拘 束 (α r

0)の と きRSb

2

回転 拘 束 (α

1)の とき Ry

1で あり

中 間の拘 束 度 に対 し ては両 者 を 直 線で結 んだ関 係で示 され る。 し た がっ て 図

10で は

無 限 長の くいは すべ て の ケ

ス で

Yr=

1とし て表さ れて いる

 2) くい長が短く な る と

くい先 端 自 由の場合は

様 に大き く

くい先 端 固 定の場 合は

様に小さ く なり

無 限 長の 直線と交わ ることはない

。一

方, くい先 端ピンの 場 合は

総じ て くい先 端 自 由の場 合に類 似し た傾 向に あ

3.

0

ry

2

0

1,

0

0

1

O くい先 端 条 件お よ び くい頭 回転 拘 束 度 図

le        

1・

0

       

0

5

       

er 無 限 長くい に対す る有 限 長くい のくい頭変位の関係

一140一

(10)

るといえ る が

くい長が極端に短 く な る と

無 限 長の く いの 直線と交わ る よ うにな り

くい頭回転拘 束度が大き い側では

くい 頭 変 位が無 限 長の くい の場 合 より小さ く な る。 こ のような現 象が生じて い る例は図

9

10 で は P1 Z

π/4 にお け るα r≧o

8>お よ びP2 (Z

3 π/8にお け る ar≧0

9)にみ ら れ る。   以上にみて き た ように

くい頭 回 転 拘 束 度α.は

く い長が長い場合に は

くい頭 変位や くい頭曲げモ

メ ン トに対 して

次 関 数 形で影 響 するとい う点で重 要で あ る

くい長が短 くな ると

有 限長であることに よる影 響 係 数 α

と あ い まっ て

さ ら に大き な影 響を与え る

す な わち, 短い くい の場 合に は

くい頭の境 界 条 件の みな らず

くい 先 端の境 界 条 件が重 要な影 響 要 因 とな るこ と が解る

 

7.

設 計 上の参 考 事 項  7

1 長い くい

短い くいの判 別につ いて   長い く い

短い く い の判 別に関し て は

周 知の よ うに

A ,

B .

 Vesi6 の研 究y)

’ω が参考とな る

す な わ ち, 地 盤 上に置か れた無 限に長い は りの中 央 部に鉛 直 集 中 力が作 用 し た 場合を想 定し

地盤を半無 限弾 性体であると し た 厳 密 解と, 本 論で も 用 い てい る地 盤反力係 数の概念 (

Winkler

仮説 )に基づい た簡便解とを比較す るこ と に よ り, β

L

が 2

25以 上 な ら, 無 限 長の は り と 考えた 簡 便解で も厳密解に比較し て 誤差が 無視で き るこ と を示 して い る

こ の 研 究 成 果 を

,B .

 

B .

 

Broms

が くい長の 判 定に導入 し てい ること も周 知の と お りであ る川

 ま た, 地 盤反力係数 法に よ る無 限長 と し ての くい の解 ま たはその 拡 張 解におい て は

地 中部において たわみ角 が

0

と な る位 置が

くい 頭 固定の場合 (α,

1)には

Bv

π くい頭 ピン の場 合 (αr

O)に は βπ

3π/4であ る ことも既 知とな っ て い る

し たがっ て

くい長がこ れ ら の値よりも大きい 場 合に は

くい長の差異による くい 頭 変 位や曲 げモ

メン トへ の影 響は, 事 実 上 無 視し う る もの と な る

  以 上に示さ れ た値は

な ん らか の意 味で理 論 的 な 背 景 に基づ く判 別 値である

しか し, こ こでは, さ らに設 計 実 務 上へ の提 案 とい う立 場か ら

工 学 的 判 断に基づ く判 別 値 を提 案し て み る こ と に しよ う

6

8を総 合 的に み ると, くい頭お よ び くい先 端の条 件 をすべ て包 含し て

くい頭の変 位

曲 げモ

メン トなどがほぼ

定 となる境 界 を 見い だす と, ほ ぼ

Z コ

3が対 応 してい るこ とが み ら れ る

す な わ ち, くい頭, くい先端がいか な る 条 件に あ ろ う と も

,Z =

3以 上の場 合に は 無限長の仮 定が成 立する こ と に な る

し た が っ て

実用的に は

Z

3を くい長の 長 短判 別 値と して使 用して差 し支えな い こ とにな ろ う。  7

2 くい 先 端の境界条 件に つ い て  く い長が短い場 合に は 設 計 上で重 要な対 象と な る く い頭曲げモ

メ ン トや変 位

地 中 部 最 大 曲げモ

メ ン ト に与え るくい先 端 境 界 条件の影 響 は 無視で き ない。 図

6一

一8

に み ら れ る よ う に

くいの曲 げモ

メ ン トや 変位は

くい先 端界 条の差 異によっ て極 端に変 化 す る し

ま た

条 件 下で あっ て も

9

10 の ピン条件に み ら れ る ように

くい長に よっ ては

くい頭回転拘束 度に応 じて

くい頭 変 位が増 大する傾 向 や減 少する傾 向 が 混 在 す る 場合も あ る。 この ことは, 支 持層の傾斜と か

部 分 地 下な どの条 件に より

建 物 で長さ が異なる くいが混在する基 礎 を設 計せざる を得な い よ う な場 合に 各くいへ の水平力の配 分などに 重 大な影 響を及ぼすことを 意 味して いる

  く い先 端の境 界 条 件は

実 務 的に は先端 付 近の地 層 と の 関 係か ら類 推する以 外に手 掛りが ない現状であ り

今 後 実 験 的 手 法な どを通 じて解 明さ れ てい くべ き重要課 題 とし て残さ れ る

 

8.

結   論   以上に は

くい頭に集 中 水 平 力が作 用し た条 件 下にお い て

くい長に よ る影 響と くい頭 回 転 拘 束 度の概 念を導 入 し た くい の 水平抵 抗につ い て

Winkler の仮説に基づ く地 盤係 数 法に よ る弾 性 理 論の

般 解 を 示し た

これ に より

従来の無 限 長と仮 定する解との連続性が確 保さ れ たこ とに な る。 得ら れた主 要な結論を列記す る と

以下 の と おり であ る。

 

ユ) 実用 的に は

く い長 L が 3/β[βは (3)式で示 さ れ る係 数 ] 以上で ある場 合に長い くいと判 別さ れ

無 限 長 仮 定による理 論 解 を 用い ることが で き る。   2 ) くい頭 回 転 拘 束 度 α

長い くい において も 重 要な影 響 要 因とな り くい頭 曲 げモ

メ ン トや変 位な ど に対し

1次 関 数 形で関 係づ け ら れ る

  3) 短い く い (βL<3)の場合に は

くい頭 回 転 拘 束 度 α rの み な らず, く い長の差 異

す な わ ちくい先 端の 境 界条 件が

くい の応 力

変位に対 して大き な影 響 を 及 ぼす

例え ば

くい頭曲げモ

メ ン トに関し て は 無 限 長の く い と仮 定できる

くいの領 域によっ て は

く い先 端が自 由ま た は 固定の と き約 1割

ピンの と き 3

4割 大きい 値を 示 す 場合が ある。 また, 極 端に 短い く い で くい頭, くい先 端が固 定 条 件である場 合に は

短 柱 的な応 力 分布と な り

くい頭よ り くい先 端の 曲 げモ

メ ン トの方が 大 き く な る とい う ケ

ス も生じ る な

複 雑な様相を 呈 す る。 した がっ て

くい頭お よびく い先 端の境 界 条件が重 要であ り

有 限 長と して の解 を用 い る必 要がある

 4) 有 限長か ら 無限 長までの理論 解が得ら れ たこ と に より

建 物 内で長さ が異な る くい が 混在す る場 合 の くい基礎の水 平 抵 抗を解 析する こ と が可能 と な る

 謝 辞 (あ と が き を兼ねて)  くい頭に集 中 水 平力 が作 用す る場 合の くい の水 平 抵 抗

一141 一

表 一 3  各 ケ ー ス に お け る 積 分 定 数 構 成 要 素 の 概 略 的 関 係 △ 1 σ 1 02 σ 3 σ 硲杭 先 端, 杭 頭 の 境 界 条 件 △ 2    △ 3 △ 2 △ 3 凸 2 △ 3 △ 2 凸 3123456789 鯉 oAA1A2A3A4A5A6A7A4A9自

参照

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