ごあいさつ

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1 令和２年度の活動報告書が完成いたしましたので、ご高覧いただけますと幸いです。今年度は思いもかけない新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行により世界全体が大変な混乱状態となり、私たちの生活も一変しました。昨年度まで行われてきた栄養クリニックの様々な行事についても中止や変更を余儀なくされました。しかし、コロナ禍においても、栄養クリニックを少しでも活性化できればという思いで、先生方やスタッフから色々な知恵を出し合い、検討を重ねました。対面で行っていた料理教室の代わりとして「STAY HOME応援！！　栄養クリニック健康レシピコーナー」のホームページ開設、本学学生向けに「学生生活支援行事～女子大生のための料理教室・おせち料理」の動画作成、そして特定保健指導における健康増進のための資料作成などです。 COVID-19によって、今まで私たちが有していた考え方や価値観が大きく変わり、新しい生活様式が求められるようになっています。ウイズコロナ、ステイホームという言葉に代表されるように、テレワーク、オンライン会議や授業など、通信を活用した新しいコミュニケーション形態も急速に普及し、この流れはおそらくCOVID-19が収束した後も継続することと思われます。食と栄養の分野においても、コロナ後の新しい世の中を見据えた「新しい食と栄養の在り方」に取り組む必要があり、栄養クリニックがその一翼を担うことができればと考えております。今年度をもって、栄養クリニックの設立時から長年、運営に携われてきた木戸詔子名誉教授が退職されることになりました。また、中山玲子特命副学長を新たに副クリニック長として迎えることができました。COVID-19の一刻も早い収束を願いつつ、新しい体制の栄養クリニックに今後も一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。令和３年３月栄養クリニック長宮脇尚志