ダンボールコンポストってなんだろう? 「ダンボールコンポスト」は段ボール箱を利用した生 ごみ処理容器のことです。 ごみ処理容器のことです。 段ボール箱の中に、土壌改良材(ココナッツピート・ もみがらくん炭)を入れた簡単なもので、微生物で生ご みを分解し、たい肥を作ります。 段ボールを容器として使うので、生ごみの水分を蒸気 として抜き出す効果と、中の微生物に酸素を供給して生 ごみを分解させる効果があるので、経済面と機能性でと ごみを分解させる効果があるので、経済面と機能性でと ても優れています。
ダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
○ 生ごみを原料にできる ○ 電気を使わない ○ 発酵剤などの薬品を使用しない ○ 材料が安いダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
ダンボールコンポストの特長
○ 庭がなくても室内やベランダ(雨に濡れない)で実施できる ○ できたたい肥は畑や家庭菜園など活用できる でも・・・虫の発生を防ぐなどの工夫(愛情)が必要です でも・・・虫の発生を防ぐなどの工夫(愛情)が必要です でも・・・虫の発生を防ぐなどの工夫(愛情)が必要です でも・・・虫の発生を防ぐなどの工夫(愛情)が必要です 「気軽に楽しく」 「気軽に楽しく」 「気軽に楽しく」 「気軽に楽しく」○ 段ボール箱・・・・みかん箱の大きさくらい 縦30センチ×横45センチ×深さ30センチ 縦30センチ×横45センチ×深さ30センチ (出来る限り「2重構造」のもの ○ 土台(段ボール箱の下に敷く)・・・風通りを良くし、ダンボールを直接地面に つけないようにします こんな感じのもの つけないようにします 例:コンテナボックス・木片・ブロック・ラップの芯 ○ ダンボールコンポストのフタ・・・・ 虫よけ対策として通気性を妨げないようにするものを用意します 例:別の段ボールでフタを作る 古いTシャツなどを袋状に縫ったもの等 【STEP2】にて解説します ○ 基材・・・・・・・(ココナッツピート・もみがらくん炭) 土壌改良材としてホームセンターや園芸店で販売しています ココナッツピート「3」:もみがらくん炭「2」の割合でそろえます ココナッツピート15リットル :もみがらくん炭10リットルを ココナッツピート15リットル :もみがらくん炭10リットルを 目安にしましょう ○ スコップまたは手袋・・・かき混ぜる時に使用します ちょっと調べてみよう! ちょっと調べてみよう! 【 【 【 【 解説解説解説解説 】】】 ココナッツピートとは?】ココナッツピートとは?ココナッツピートとは?ココナッツピートとは? ココナッツピートとは、ココナッツ果実の堅い殻を作るファイバー状の層で、マット やロープを作るために取られた繊維の残りを、3年から5年ほど堆積、発酵させたエコロ ジーな天然資源であり、地球環境保護が叫ばれている昨今、ピートモスに代わり土壌改 【 【 【 【 解説解説解説 】解説】】 もみがらくん炭とは?】もみがらくん炭とは?もみがらくん炭とは?もみがらくん炭とは? イネのもみ殻をいぶし焼きにして炭化させたものです。ココナッツピートの酸性を弱め、 臭気も弱めます。また、すき間が多く微生物のすみ家となります。 ジーな天然資源であり、地球環境保護が叫ばれている昨今、ピートモスに代わり土壌改 良材として、世界中で利用されています。
【手順】 ① 段ボール箱は、上フタを立てて、紙性のテープで四隅を ① 段ボール箱は、上フタを立てて、紙性のテープで四隅を 固定して深くします 他に隙間があればテープでふさいでおきます ※ガムテープを使用すると通気性が悪くなる場合があります 深めの段ボールなら上フタを立てる必要はありません ② 段ボールの底を二重にします ② 段ボールの底を二重にします こうすることで水分による底部の劣化を防ぎ 段ボールを長持ちさせることができます ③ 「ココナッツピート」15リットルと「もみがらくん炭」 10リットルを(「3」:「2」)(「3」:「2」)(「3」:「2」)(「3」:「2」)の割合でダンボール箱 に入れてよく混ぜ合わせます ※大家族で生ごみがたくさん出る場合は、 2つ用意するとよいでしょう これはTシャツでフタを作っています ふたは自分で作ることもできるけど、虫 が入らないように作ろうね! 【Tシャツの場合】 【段ボールの場合】 隙間ができないように 伸縮性のあるTシャツ等の古着の胸から 下の部分を一直線に縫い、縫った部分の 上を切り取って袋状になった部分をフタとし て利用すれば便利です この部分 少し大きい段ボールをカットして それをフタにすることもできます て利用すれば便利です
【場所】 ○ 温度が高く、風通しが良いところに置いてください ※温度が低すぎると(10℃以下)微生物の活動が弱まり、生ごみの分解が進みにくく なります ○ 屋外に置く場合は、雨に濡れないところに置いてください 【方法】 【方法】 ○ 底の通気性を確保してください ※直接地面に置くと、段ボールの底が湿って壊れやすくなるため、すのこやメッシュ 構造の台、木片やブロック(この上に金網を置くと安定する)などで隙間を作ります ○ 壁などから離してください(通気性確保のため) ○ 壁などから離してください(通気性確保のため) ① 一日に500グラム~800グラム程度 (三角コーナー2杯分くらい)の生ごみを入れます ※ 生ごみは新しいうちに小さく 切ったものを入れると分解が早くなります 切ったものを入れると分解が早くなります ② 生ごみを入れたら、基材全体をよくかき混ぜ、空気を取り込むようにしてください ※2週間程度で微生物の活動が活発になり、温度が上昇します それまで根気よく、生ごみを投入しかき混ぜておくことが大事です また、生ごみを入れなくても毎日よくかき混ぜてください ③ フタをします ※防臭、防虫、保温のため必ずフタをしておきます (フタを開けたままにしておくと虫が入り込んでしまいます) 生ごみが減ったよ!
○ 使用開始から3ヶ月程度経過すると・・・ ・全体が黒っぽくなり、かたまりが多くなってべたつきがでます (ダマができて、さらさらでない状態) ・温度が上がらなくなり、生ごみの分解が遅く感じるようになります このような症状が現れたら生ごみの投入をやめます ※毎日の生ごみの投入量が少ない場合は、ダンボールコンポストを続けてください ○ 熟成させる・・・3週間~1ヶ月程度 1週間に1,2度程度、水500ミリリットル~1リットルを入れてよく混ぜる ○ 熟成の終わったたい肥と土を「1」:「4」程度混ぜて利用しましょう この時、たい肥の濃さにより土と混ぜる割合を調節してください 生ごみを減らすこともできるし 家庭菜園に利用したら美味しそうな お野菜ができたわ!
☆注意☆ よく読んでくださいね! ◎分解しやすいもの ・ 野菜くず ・ 果物の皮 ・ 茶から ◎分解しにくいもの ・ 鶏がら、カニ、エビの殻、豚骨等 ・ 卵の殻(入れるなら粉々にしてください) ・ 玉ねぎの皮 ・ トウモロコシの芯 ・ 梅干、かぼちゃ、スイカ等のたね類 ・ 貝殻(あさり、しじみ等) ダンボールコンポストの中で微生物が繁殖しやすい環境を作ることが大切です ◎ 初めの2週間位は、すぐには温度が上がりません 根気よく生ごみを入れて混ぜていきましょう ◎ 野菜類が多いとあまり温度が上昇せず、ゆっくりと分解され、臭いも少ないです ◎ 肉、魚類を入れると分解が早く進み、温度も上昇します ◎ 使用済みのてんぷら油(少量)を一緒に入れると 温度が上がります ◎ 十分にかき混ぜると発生しにくくなります ◎ 努力しても虫が収まらない場合は、ビニール袋に全部移し、袋の空気を抜いて、天日干し してください。ただし、長時間放置すると嫌気性の菌が発生するのでご注意ください それでも、大量に発生した場合には中止して土に埋めてください ◎ 木酢液も予防には有効です
◎ 無臭ではなく、山の土や腐葉土、軽いカビ臭があります ◎ 十分にかき混ぜないと酸素が不足し、臭いが出ることがあります ◎ 魚のアラ等を一度に大量に入れると、臭いが出ます。また、生ごみを入れすぎてベタベタ していたり、水分過多による基材の固まりも臭いの原因になります。その場合は 水分がなくなるまで生ごみを入れないで、かき混ぜをしっかり行ってください ◎ 木酢液、竹酢液を使うと臭いはなかり緩和できます ◎ 基材としてココナッツピートの代わりにヒノキのおが屑を使用し、生ごみとして柑橘類を多く入れ たところ、発酵とともに精油成分が抽出されて発熱し、更には発酵を促す水分を多く入れたため 発熱と放熱のバランスが崩れて高温となり、ダンボール内部から出火するという事例 (富山県) 発熱と放熱のバランスが崩れて高温となり、ダンボール内部から出火するという事例 (富山県) がありましたのでご注意ください。 ダンボールコンポスト ダンボールコンポスト ダンボールコンポスト ダンボールコンポスト 実践例実践例実践例実践例 コンポストの経日変化 400 600 800 1000 20 30 40 50 60 ご み投入量( g ) 内部温度 コンポストの経日変化 0 200 0 10 20 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 56 61 66 71 76 81 86 91 ご み投入量( 内部温度 経過日数