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STEP９】画像テストを行う
前のステップでは作業が少し多かったですが、大まかな設定として はひととおり終わっています。後は、画像を決定し、広告を配信す るというところまで、あと一歩というところまでたどり着いていま す。画像テストの目的
FB広告を運用していく上で、少ない広告費で最大の売上を上げるこ とを目指していきます。そのために、どんなクリエイティブだと反 応が良いのかテストを行いますが、行うテストは大きくわけて２つ になります。 まず１つ目が、この章で説明する画像（動画）テスト、そして次の STEP10で説明するテキストテストです。 画像テストとテキストテストを分けて行うことで、最大限に効果の 出る組み合わせを見つけていきます。 そのために、関連度スコアが高い画像を見つけるべくテストを繰り 返していきます。 関連度スコアとは、1から10までの数値で表され、10が最高の評価 となります。広告に対する反応やフィードバックが集まるにつれ て、スコアは随時更新されます。関連度スコアの確認方法ですが、広告タブから確認が可能です。 デフォルトで表示されていない場合には、【カスタム】内の【列を カスタマイズ】より【関連度スコア】にチェックを入れて頂くと、 表示されます。 アフィリエイターの中には、関連度スコアではなくCTR（広告のク リック率）を重視する、という人もいますが、FB広告に関していえ ば、最重要視すべきは関連度スコアです。 ＣＴＲは、案件やターゲット層、配信先プラットフォームや時期に よっても変化しやすいです。
一方、FB広告では関連度スコアが高くなるほど配信コストが下がる 仕組みになっていますので、画像テストではこの部分だけをまず見 ていきます。 目標としては、関連度スコア９～１０の画像を見つけること。 反応の良い画像が見つかった時点で、次のテキストテストに移行し ます。 ※関連度スコアは、500回以上のインプレッション（広告が見られ た回数）がなければ判定されません。 また、テストの面でお伝えすると、テキストよりも圧倒的に画像の 方が重要になってきます。 ご自身がＦＢを使う時の行動を思いだしてみて頂きたいのですが、 まずFBアプリを開いた後、とりあえずスクロールして、気になる画 像だったり面白そうな動画が流れていたらそこで手をいったん止め ると思うんですね。 １つ１つの投稿の文章をしっかりじっくり読みこんでいく…という 人はあまり多くないはずです。 こういった背景があるので、画像が見込み客の目を引くものかどう かは非常に重要になってきます。
画像の設定方法
画像の設定方法ですが、既に作成してある９つの広告それぞれで設 定を行っていきます。なので、最初に９つ画像を用意しておく必要 があります。それでは設定方法をご説明しますね。 画像を設定する広告を選択し、編集ボタンを押します。 広告画像を設定すると、上記キャプチャ画像のとおり、広告のプレ ビューが右側に表示されます。 画像を変更する場合は、【画像を変更】というボタンをクリックす ると…
このように、画像を変更することができます。 ご自身で用意した画像をアップロードすることもできますし、【ス トック画像】という部分ではShutterstockというサービスが提供し ている画像から選択することもできます。 こうして、９つの広告すべての画像を設定し、広告の配信をスター トします。
どんな画像が良いのか？
広告を作成する際、Shutterstockから画像を選ぶことができます。 このShutterstockから画像を選んでも良いですが、あまりにも手軽 に使えるのでライバルとバッティングしやすいです。 他社と同じ画像になりやすい、ということですね。そうなってしまうと差別化しにくいというデメリットがありますし、もし自分以外 にその画像を使っている人がいた場合にCPCが高騰しやすい傾向も あります。 ひとまず使い勝手に慣れるためにShutterstockから画像を選んで 使ってみるという方法も良いですが、別の場所から持ってきたり、 自分で作成する方がおすすめです。 では、どんな画像にすれば良いのか？ということですが、見込み客 の悩みを連想させる画像が良いです。 また、その商品を使った後にどんな未来が待っているのか？連想さ せることのできる画像も良いです。 自分でその商品を使っている様子を撮影した画像を使うのももちろ んアリです。 アフィリリンクを入れるLP内でレビュー画像を使うのは有効です が、その前段階の広告画像にレビュー画像を使うのはベタですが、 効果は高いです。 もちろん、画像だけでなく動画で攻めてみるのも有効です。 ただしその際、映像作成のプロが使うような有料ツールなどをわざ わざ買う必要はないです。 もちろん余力が出てきたらそういったツールを使って高クオリティ の動画を作るのもアリかとは思いますが、最初から高クオリティに こだわりすぎると良い結果にならないことが多いです。 スマホアプリでもそこそこの動画は撮れますからね。 サイトアフィリを経験した方であればわかるかと思いますが、すご
くキレイでいかにもプロが作ってそうなサイトが必ずしも稼げると は限りませんよね。 それと同じで、FB広告の画像や動画の場合も、キレイでプロっぽい 画像が良いとは限りません。 それよりも、どういった画像・動画が反応が良いのか？ということ を次々とテストしていき、反応の良い画像・動画を見つけることの 方が重要なので、画像や動画を自作する場合にはあまり細かい部分 にこだわりすぎない方が良いです。 また、他社が出している広告の画像や動画を参考にしてみるのも、 もちろん良いです。 その時にそのままパクるというのは問題がありますが、ぜひ意識し て頂きたいのが「なぜ、そういった画像（動画）を出しているの か？」と分析すること。 もちろん仮説で良いですが、他社がどういった意図を持ってその画 像を出しているのかを考えてみることで、画像選びのヒントになっ てきます。
広告用画像のサイズについて
FB広告で配信可能な画像ですが、最小解像度・最大解像度に決まり があります。 ・フォーマット「正方形」 最小解像度: 600 x 600ピクセル 最大解像度: 1936 x 1936ピクセル ・フォーマット「横長」最小解像度: 600 x 315ピクセル 最大解像度: 1936 x 1936ピクセル ・フォーマット「縦長」 最小解像度: 600 x 750ピクセル 最大解像度: 1936 x 1936ピクセル この範囲内の画像が出稿可能になります。 正方形・横長・縦長、どのタイプの画像にするのかは配信先プラッ トフォームやそれぞれの戦略によるものですし、案件によっても変 わってきます。（例えば、ストーリーズ広告を狙って縦長の画像・ 動画にするなど） まずは一度、最小サイズ以上で画像を作成し、出稿してみてくださ い。
広告用画像の調達について
画像の調達方法としては、まず無料素材サイトがあります。 【写真画像】 http://mika-rika-free.jp/ http://www.ashinari.com/ https://www.photo-ac.com/ https://pixabay.com/ja/ https://www.pakutaso.com/ https://cg.foto.ne.jp/ https://model.foto.ne.jp/ 【イラスト】https://www.ac-illust.com/ https://illustrain.com/ http://karada-picture.net/ こういった素材サイトの中から、「どういった画像であれば、ユー ザーの興味を引くことができるのか？」という部分を考えながら、 探してみましょう。 また、以下のクラウドソーシングで外注に依頼して画像を作成して もらう方法もあります。 https://crowdworks.co.jp/ https://www.lancers.jp/ https://coconala.com/ こちらは外注費が発生しますが、その分、ライバルとバッティング しない優良画像を入手することができます。 無料素材サイトで探すよりも、より完成度の高い（自分のイメージ に近い）画像を入手できるメリットもあります。 １枚数百円から依頼可能ですので、ぜひチャレンジしてみてくださ い。 他にも、最近ではASP提供素材があるケースも増えてきています。 ASP側から情報発信していないこともありますので、提供素材があ るかどうかについては各自お問い合わせください。
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FB
広告ポリシーに注意
お金を出して広告を出稿するからと言って、どんな広告でも良いと いうわけではありません。Facebook側で、「こんな広告はお断りですよー」と言っている広告 の特徴がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。 特に、個人の健康に関する画像の使い方については厳しいので注意 しておきましょう。 https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/personal _health
画像テストの進め方
最初に設定した９つの画像で反応を見て行きますが、関連度スコア が低い画像は次々と別の画像テストに移行していきます。 最初から関連度スコアが７以下の画像は、それ以上あがることは少 ないので、次の画像テストに移行していった方が良いです。 ここでしっかり反応の良い画像を見つける必要があるので、日数が かかったとしてもテストはしっかりと行うべきです。（だいたい１ ０日～２週間前後を目安にする） それでは、画像テストを行っていく際の手順についてご説明してい きますね。 この手順は重要なポイントですので、必ずここで説明する手順どお りに行ってください。（理由は後ほど説明します）（手順１）各広告セット内の反応の良い広告を1つ残す。 （画像1、画像3が関連度5で、画像2が関連度6なら反応の悪い画像1 、画像2をオフにする） この後の工程はこの時残した画像2の関連度スコアによって、少し 異なってきます。 【画像2の関連度スコアが7以上の場合】 （手順２）反応の良い広告から2つ複製し、画像のみ入れ替える （名前・パラメータも変更する）
（手順３）【確認して公開する】ボタンで広告を入稿する。 一時的に現状で一番反応の良い画像2のみでの運用になる。 （手順４）新しい広告が承認（アクティブ）されたら、さらに画像 テストを進める。 こうすることで、新しい画像を試しつつ、現状で反応の良い画像を 運用することができます。 強い画像を新規画像で勝ち抜くために、運用を進めながら画像を絞 り込んでいくイメージです。
【画像2の関連度スコアが6以下の場合】 （手順２）反応の良い広告から3つ複製し、画像のみ入れ替える （名前・パラメータも変更する） （手順３）【確認して公開する】ボタンで広告を入稿する。 一時的に現状で一番反応の良い画像2のみでの運用になる。
（手順４）新しい広告が承認（アクティブ）されたら、画像２をオ フにする。 少し面倒に思うかもしれないですが、必ずこの手順は守るようにし てください。 なぜかというと、手順（１）で全てのクリエイティブをオフにして しまうと、広告セットもオフという扱いになり、それまで積み重ね たデータもリセットされ、最適化がかからなくなってしまうからで す。 せっかく最適化がかかるまでに今まで蓄積してきたデータが消えて しまう…と考えるとわかりやすいかと思います。 こういった理由があるので、反応の良いクリエイティブを１つ残し て複製して…といった進め方をしていきます。 この手順で様々な画像（もしくは動画）をテストし、理想としては その画像が数日間、高い関連度スコアを維持しているようであれば 合格として次のステップに進めると良いです。
また、１つの広告セットの中に３つクリエイティブが存在していま すが、その中のどれか１つでも目標の関連度スコアが出ればOKで す。良い数値が出たクリエイティブを次のテキストテストへと進ま せていきます。 この画像テストの部分は少し複雑に感じますが、 画像テストの目的は、【関連度スコアの高い画像を見つける】とい うことなので、 ・「画像２」が関連度９以上ならその画像テスト自体は終了（複数 個見つけたいなら続行） ・「画像２」が関連度９未満ならその画像のテストだけは終了。 という解釈で、画像の入れ替えを行っていただければと思います。
ちょっとしたアイデア
僕自身、常日頃から他社広告はかなり参考にしています。 「どんな画像を使っているのか？」「その画像は、どういった意図 を持って選んでいるのか？」といった部分を考えるためです。 自分の頭の中でゼロから作り出そうとすると難しいですが、他の人 のアイデアを研究すると、良いアイデアはたくさん出てきます。 そのまま真似するということはもちろんしませんが、アイデアを参 考にするということです。 他社広告があまり表示されないという場合は、FBやインスタを使っていないということが原因で、AIがあなたに最適化をかける意味が ないと判断しているということなので、日頃から個人アカウントに ログインしたり、Facebookページなど一方的に【フォローする】、 いいねするなどFBやインスタを普通に使うようにしてみてくださ い。 もちろん、リアルな友達とFacebook上で繋がり、交流することが自 然な使う方なので、間違いないですが、事情があり、本名での交流 はしたくないという場合は、Facebookページや、一方的にフォロー が出来る有名人などを探し、自分のタイムライン場の情報を増やす ように心がけましょう。 そうすることで、Facebookにあなたの趣味嗜好が伝わり、表示され る広告の数・種類が増えていきます。
