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まえがき 平成 20 年 9 月の世界金融危機以降 日本における軽自動車新車販売は 政権交代とデフレ基調の中 エコカー補助金制度の創設と延長による伸長と制度終了による反落を経て 平成 22 年後半から再び緩やかに回復していたが 東日本大震災の地震 津波 原発 3 災害による新車生産の停滞から 平成

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平 成 23 年 度(2011 年 度)

全国軽自動車協会連合会

社団 法人

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まえがき

平成 20 年9月の世界金融危機以降、日本における軽自動車新車販売は、政権交代とデフレ基 調の中、エコカー補助金制度の創設と延長による伸長と制度終了による反落を経て、平成 22 年 後半から再び緩やかに回復していたが、東日本大震災の地震・津波・原発3災害による新車生 産の停滞から、平成 23 年4月に軽自動車新車販売台数が前年同月比 41.1%減と過去最大の減 少を記録するなど再下降に転じ、経済と社会生活は大混乱となった。 その後、原発問題が残るものの、社会がやや安定を取り戻し、平成 23 年秋からは、生産体制 の回復とともに、新車販売も急速な回復を見た。このような中、自動車関係者が一丸となって 取り組んだ平成 24 年度税制改正要望においては、軽自動車の税額維持を基本として、自動車重 量税及び自動車取得税の廃止に向け、各軽自動車協会及び銘柄販売店協会の地方要望活動を下 地として、政府及び与党に対して、全軽自協を挙げた要望活動を展開した。 その結果、自動車重量税の一部廃止とエコカー減税の延長が決定し、さらにエコカー補助金 の再開も付け加わり、補助額も従来の5万円が7万円に増額された。特にエコカー減税では、 軽自動車が次世代自動車と並ぶ第3のエコカーとの認識が定着し、超低燃費の軽自動車も免税 となった。自動車取得税の廃止は、今後の消費税論議に先送りされたが、総じて、自動車関係 者の過重な税に対する主張が認められ、税環境が大きく改善されることとなった。 税制要望活動の盛り上がりと軌を一にするように、平成 23 年秋以降、新車販売の状況は回復 の一途を辿り、平成 23 年 12 月 20 日の新車届出からエコカー補助金の再開が加わったこともあ り、平成 24 年3月には新車販売台数が前年同月比 60.5%増と大幅な回復を示した。その結果、 平成 23 年度の新車販売台数は、168 万 8,937 台、対前年度比 3.7%増と5年度ぶりのプラスと なった。 このような中、軽自動車は、使いやすく環境にやさしい経済的な乗り物として日常生活の足 となり、市民の生活を支えている。軽乗用車ユーザーの3人に2人は女性で日常の買物と通勤 に使用し、未婚女性では毎日使用するユーザーが約 80%、既婚女性では約 77%を占める。軽自 動車ユーザーの約 32%は 60 歳以上の方であり、買物・運搬に加えて通院に利用している。さ らに、軽自動車は、人口減少地域ほど公共交通機関を利用できない・しにくいことを反映して、 小都市ほど通勤と買物に利用され、家族みんなの重要な移動手段となっている。軽自動車は、 毎日の生活においてなくてはならない乗り物であり、市民の必需品である。 本報告書は、以下に示す最重点施策及び重点施策を含めて、当連合会が平成 23 年度に行った 事業の報告についてまとめたものである。当連合会は、軽自動車が資源節約と低燃費を通じて 次世代自動車に並ぶ第3のエコカーとして市民の生活を支え、社会と環境に貢献していること について、これからも関係の方々に理解して頂き、軽自動車の着実な発展を図っていくことと している。 ○ 最重点施策 東日本大震災による影響への対応 自動車税制の見直しへの対応 流通改善対策の推進 ○ 重点施策 軽自動車理解促進の推進 一般社団法人の認可申請 軽自動車検査情報提供事業の普及拡大

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1.軽自動車の理解促進事業

(1)軽自動車に関する新車資料等の整理・公表 自動車産業記者会(全国紙、ブロック紙、地方紙、専門紙、英字紙、通信社及び放送系 25 社) 及び全軽自協記者会(業界紙誌 16 社) など報道機関に対して、毎月定例で計 12 回 にわたり「軽自動車新車販売速報」及び「軽自動車[通称名別]新車販売速報」の資料配 布を実施した。また、平成 23 年8月には「軽自動車の世帯当たり普及台数について」の資 料を発表した。 これらの資料は発表と同時に当連合会のインターネットホームページ(以下「全軽HP」 という。)にも掲載しているため、官公庁、研究機関、銀行・証券会社、海外自動車メーカ ー、自動車雑誌社等が利用しており、日本経済の一つの指標とされている。 全軽HPは、報道資料の発表の場とするとともに、引き続き統計情報の充実を図り、最 新のデータを逐次加えた。また、国内で販売されているすべての軽自動車を掲載し、メー カーのホームページにリンクさせるとともに、軽自動車のフルモデルチェンジ・マイナー チェンジ・機種追加などの情報も逐次追加した。これらの更新事項は、月間約 20 件となっ ている。 さらに、さまざまな媒体、機 関等の電話取材、面接取材に応 じ、軽自動車に関する的確な情 報・資料等の提供に努めた。 平成 23 年8月 13 日付け 読売新聞 (2)軽自動車に関する諸手続きの案内 全軽自協は、軽四輪自動車及び軽二輪自動車の検査・届出、保管場所届出、軽自動車 税申告等の案内について、前年度に引き続き全軽自協HPに諸手続き方法を掲載した。

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また、各事務取扱所の窓口で問い合わせに応じるとともに、電話による相談を本部及び 各事務取扱所で受け付けた。 なお、軽四輪自動車の検査手続きについては、軽自動車検査協会が詳細な案内をして いることから、同協会のホームページにリンクしている。 また、全軽HPにおいては、これまで普及広報・理解推進広報キャンペーンで作成し たクイズやゲーム、みんなの声(軽自動車についての意見)のサイトを継続して掲載し ている。クイズ・ゲームについては、クリアするとスクリーンセーバー、壁紙、ブック カバー、デスクトップツールがダウンロードできるプレゼントを用意している。 全軽HPへのアクセス件数(トップページのカウンター数)は、平成 23 年度は 14 万 7622 件(前年度比2万 7085 件・15.5%減)となり、5年度連続して減少した。カウン ターを設置した平成 11 年6月から 24 年3月末までの累計では、255 万 4661 件を記録し ている。23 年度の月間平均アクセス件数は1万 2301 件となった。その件数の推移は次 のとおりである。 年間アクセス件数 月間平均アクセス件数 平成 23 年度 14 万 7622 件 1万 2301 件 平成 22 年度 17 万 4707 件 1万 4559 件 平成 21 年度 21 万 4726 件 1万 7894 件 平成 20 年度 23 万 9839 件 1万 9987 件 平成 19 年度 30 万 3442 件 2万 5287 件 平成 18 年度 37 万 4905 件 3万 1242 件 平成 17 年度 35 万 8043 件 2万 9837 件 平成 16 年度 22 万 2882 件 1万 8574 件 平成 15 年度 21 万 8851 件 1万 8238 件 平成 14 年度 14 万 7260 件 1万 2272 件 平成 13 年度 9万 3111 件 7759 件 平成 12 年度 4万 3936 件 3661 件 平成 11 年度 - 1650 件

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(3)軽自動車普及拡大のための理解促進対策 ① 軽自動車の理解促進広報活動の展開 平成 23 年度で 32 回目の実施となる軽自動車広報キャンペーンは、「理解促進広報キ ャンペーン」へと路線を変更してから6回目となった。 今回のキャンペーンでは、従来と同様に「軽自動車の社会公共的な重要性と特性を広 く一般に訴えて理解促進を図る」ことを目的に、「軽自動車は、生活応援団!」をキャ ッチフレーズとして実施した。 具体的には、全国紙・ブロック紙・地方紙新聞広告、ラジオCM、ポスターなどを実 施し、広告キャラクターには、子役タレントの大橋のぞみさんを起用した。 ○ 平成 23 年度軽自動車理解促進広報キャンペーン実施内容 ア.新聞広告 地方紙(府県紙)43 紙、ブロック紙5紙を(紙名は下記参照)使用し、全3段広 告を各1回、全国紙2紙に計3回、延べ 51 回掲載した。 掲載時期は、地方紙は盆休みの帰省客への露出という意味も込めて、8月 11 日か ら 16 日までの間を中心に掲載、ブロック紙・全国紙は盆休み明けの8月 26 日から 8月 28 日までの間に掲載した。 広告の内容は、「軽自動車は、生活応援団!」をキャッチフレーズに、キャラクタ ーの大橋のぞみさんのセリフ形式でキャッチコピーを「フレー!フレー! みんな の暮らし、応援したい」とした。 ボディコピーは、「毎日、幼稚園への送り迎えを しているお母さん。毎日、農作業に出かけるおじいちゃん。毎晩、遅くまで配達の 仕事を頑張るお父さん。軽自動車は、いつもみんなのそばで、元気な暮らしを応援 しています。電車やバスが少ないところでは、必需品といえるから。もっともっと、 みんなに頼られる存在になっていきたい。頑張るみんなのために頑張る軽自動車で す。」とした。 また、地方紙の広告掲載契約は該当府県軽自動車(販売店)協会のご協力をいた だき、安価に契約できた。さらに、当該軽自動車協会のご負担で4色刷り・地元制 作全2段と合わせた全5段および複数回出稿していただいた新聞もある。

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新聞広告(全3段) 各紙の掲載実施は次のとおり。 ○地方紙 ・函館新聞(函館) 8月 12 日=全3段 ・室蘭民報(室蘭) 8月 12 日=全3段 ・苫小牧民報(室蘭) 8月 12 日=全3段 ・釧路新聞(釧路) 8月 12 日=全3段 ・十勝毎日新聞(帯広) 8月 16 日=全3段 ・東奥日報(青森) 8月 13 日=全3段 ・デイリー東北(青森) 8月 13 日=全3段 ・岩手日報(岩手) 8月 11 日=全3段 8月 26 日=全3段 ・河北新報(宮城) 8月 11 日=全3段、4色 ・秋田魁新報(秋田) 8月 14 日=全3段 ・山形新聞(山形) 8月 14 日=全3段 ・福島民報(福島) 8月 13 日=全3段 ・福島民友(福島) 8月 13 日=全3段 ・茨城新聞(茨城) 8月 14 日=全3段、4色 ・下野新聞(栃木) 8月 14 日=全3段、4色 ・上毛新聞(群馬) 8月 14 日=全3段 ・山梨日日新聞(山梨) 8月 14 日=全3段 ・新潟日報(新潟) 8月 14 日=全3段 ・北日本新聞(富山) 8月 12 日=全3段

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・北国新聞(石川) 8月 16 日=全3段 ・信濃毎日新聞(長野) 8月 13 日=全3段、4色 ・福井新聞(福井) 8月 16 日=全3段+全2段 ・静岡新聞(静岡) 8月 13 日=全3段 ・京都新聞(京都) 8月 14 日=全3段 ・奈良新聞(奈良) 8月 14 日=全3段 ・神戸新聞(兵庫) 8月 14 日=全3段 ・日本海新聞(鳥取) 8月 14 日=全3段 ・山陰中央新報(島根) 8月 14 日=全3段 ・山陽新聞(岡山) 8月 12 日=全3段 ・中国新聞(広島) 8月 14 日=全3段 ・山口新聞(山口) 8月 14 日=全3段 ・徳島新聞(徳島) 8月 14 日=全3段 ・四国新聞(香川) 8月 19 日=全3段+全2段 ・愛媛新聞(愛媛) 8月 12 日=全3段 ・高知新聞(高知) 8月 14 日=全3段 ・佐賀新聞(佐賀) 8月 14 日=全3段 ・長崎新聞(長崎) 8月 13 日=全3段 ・熊本日日新聞(熊本) 8月 13 日=全3段 ・大分合同新聞(大分) 8月 16 日=全3段 ・宮崎日日新聞(宮崎) 8月 14 日=全3段 ・南日本新聞(鹿児島) 8月 13 日=全3段 ・琉球新報(沖縄) 9月 18 日=全3段 ・沖縄タイムス(沖縄) 9月 21 日=全3段 ○ブロック紙 ・北海道新聞 8月 28 日=全3段 ・東京新聞 8月 28 日=全3段 ・中日新聞 8月 27 日=全3段 ・北陸中日新聞 8月 27 日=全3段 ・西日本新聞 8月 27 日=全3段

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○全国紙 ・読売新聞 8月 26 日=全3段、4色、TV面 8月 27 日=全3段、4色、東京本社版夕刊1面 ・朝日新聞 8月 26 日=表札、4色、TV面 イ.ラジオCM 文化放送系列(34 局ネット、7時 45 分~55 分放送の「武田鉄矢・今朝の三枚お ろし」)、TBSラジオ系列(33 局ネット、13 時 41 分~51 分放送の「ドライバーズ リクエスト」)、ニッポン放送系列(32 局ネット、16 時 05 分~17 時 30 分放送の「夕 方ドライバー・商工自営ゾーンネット」)の全国ネット番組で、8月1日から 31 日 までの月曜~金曜日に 20 秒ラジオCMを放送した。CM内容は下記のとおりで、声 は大橋のぞみさん。 (効果音)ドドドンッ! 軽自動車は、生活応援団!! (効果音)ガヤ~ 大橋のぞみです。今日はショッピングセンターに来ています。 駐車場は軽自動車でいっぱいです! 小回りがきいて、燃費もいいから、日本中のお母さんやお年寄りにも大人気! 軽自動車は、みんなの暮らしを応援してまーす! (効果音)ドドドンッ! 軽自動車協会

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ウ.ポスター B2サイズポスターを作成 し、タレント契約期間(3ヶ 月)の8月8日~10 月 31 日 まで、全国の軽自動車協会お よび、各メーカー銘柄会系列 を通じてポスターを配布、販 売店ショールーム等に掲出し た。 エ.その他 各都府県地区軽自動車協会 (全国 53 軽協) は独自の企画にもとづき新聞広告、テ レビ・ラジオによる広報、共同展示会又は店頭展示会などを開催した。関連資料、 写真などを会報「軽自動車情報」に掲載した。 ② 軽自動車等のパブリシティ実施推進 一般社団法人共同通信社を通じて全国の地方紙や放送媒体など (日本放送協会、加盟 社発行新聞 67 紙、契約社発行新聞 13 紙、契約民間放送局 111 社) に配信されるニュ ースネットワークを利用した、軽自動車をPRするパブリシティを実施した。同社独自 取材による本年度の配信記事は次のとおりである。

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・平成 23 年8月 12 日配信 「軽自動車、2世帯に1台― 11 年3月末、過去最高更新」 (グラフ付き。掲載 46 紙) 平成 23 年8月 23 日付け 河北新報 ・平成 23 年8月 12 日配信 「被災商店主に軽トラ貸与―― 仮設の訪問販売など後押し」 (掲載 15 紙) 平成 23 年8月 14 日付け 愛媛新聞 ・平成 23 年 11 月 21 日配信 「被災地の社福協に車を寄贈――生保協」(掲載6紙) 平成 23 年 11 月 22 日付け 福島民友

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・平成 23 年 12 月1日配信 「軽の燃費、性能を競う―― 需要堅調で競争に拍車」 (写真付き。掲載5紙) 平成 23 年 12 月6日付け 奈良新聞 (4)軽自動車関係税制の理解促進対策 ① 市町村における軽自動車税の超過課税を巡る動き 平成 18 年4月から、地方税法の改正により、従来、標準税率の 1.2 倍とされていた 軽自動車税の制限税率が引き上げられ、自治体が定める条例により、1.5 倍にまで超過 課税ができることとされた。 財政状況が厳しい自治体においては、税収増加を図るため、軽自動車税率を引き上げ る動きがあり、19 年度には北海道の夕張市と歌志内市が標準税率の 1.5 倍に引き上げ、 20 年度には北海道の赤平市と浦臼町が 1.5 倍に、北海道の砂川市と由仁町が 1.2 倍に 引き上げ、21 年度には北海道の留萌市と芦別市が 1.5 倍に、青森県の鰺ヶ沢市が 1.3 倍に、北海道の美唄市と深川市、福岡県の大牟田市が 1.2 倍にそれぞれ引き上げた。こ の結果、平成 21 年4月1日現在では、軽自動車税率を 1.1 倍~1.5 倍に引き上げた市 町数は、9 道府県 34 市町であった。 平成 22 年度は、市町合併等によって超過課税等の地域が広域化する中で、軽自動車 税率を引き上げた市町はなく、京都府の早川町が 5 年間の財政計画の終了により 1.2 倍

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から標準税率に戻したため、平成 22 年4月1日現在、軽自動車税率を 1.1 倍~1.5 倍 に引き上げた市町数は、8 道府県 33 市町となった。なお、平成 23 年4月1日現在、軽 自動車税率を変更した市町村はなかった。 ② 全軽自協の平成 24 年度税制改正要望 Ⅰ.全軽自協独自の要望活動 ア.東日本大震災関係の税制要望 平成 23 年4月に公布された税制特例法では、東日本大震災において被災した 自動車に対する自動車重量税の還付制度、並びに代替取得自動車に対する自動車 重量税の免除制度及び自動車取得税・軽自動車税を非課税とする制度について、 四輪車が適用対象として認められたが、二輪車が除かれていたため、平成 23 年 5月、二輪車委員長も参加して、二輪車の特例新設を重点に、政府・与党及び野 党等に対する要望活動を行った。その結果、平成 23 年 12 月に公布された追加改 正において、二輪車も対象とされた。 なお、第2次の特別要望書により要望した主な内容は、次のとおりである。 ・被災二輪車の廃車代替新車の自動車重量税の免除 ・被災二輪車の自動車重量税の還付 ・被災地域以外における車検期間の延長 平 成 23年 5 月

第2次特別要望書

(社 )全 国 軽 自 動 車 協 会 連 合 会 会 長 小 谷 忠 幸 東 日 本 大 震 災 に 関 す る 第 2 次 特 別 要 望 に つ い て 東 日 本 大 震 災 の 甚 大 さ に 鑑 み 、 引 き 続 き 、 以 下 の 事 項 に つ い て 、 ご 要 望 申 し 上 げ ま す 。 何 卒 、 迅 速 な 対 応 を よ ろ し く お 願 い 申 し 上 げ ま す 。 な お 、 被 害 状 況 を さ ら に 確 認 中 で あ り 、 今 後 重 ね て ご 要 望 申 し 上 げ る こ と も あ り ま す の で 、 あ わ せ て よ ろ し く ご 配 慮 の 程 お 願 い 申 し 上 げ ま す 。

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イ.税制・広報委員会の新設と税制要望 平成 24 年度税制改正要望においては、環境自動車税の創設などの動きを受け て新設された平成 23 年6月の税制・広報委員会における検討結果を踏まえて作 成した要望書を平成 23 年7月に国土交通省、財務省、総務省及び経済産業省に 提出した。また、同月 29 日に経済産業省の税制ヒアリングにおいて内容説明を 行った。 番 号 項 目 内 容 1 二 輪 車 の 被 災 車 両 の 廃 車 代 替 と し て の 新 車 の 購 入 時 に 自 動 車 重 量 税 の 免 除 被 災 地 域 内 で も 車 両 な し で は 生 活 で き な い の で 、 代 替 車 両 の 購 入 を 援 助 す る 必 要 が あ る 。 2 被 災 二 輪 車 の 自 動 車 重 量 税 の 還 付 二 輪 車 に は 還 付 制 度 が な い の で 、 自 動 車 重 量 税 還 付 が 受 け ら れ な い 。 3 被 災 地 域 以 外 に お け る 車 検 期 間 の 延 長 買 換 え を 予 定 し て い る 場 合 に 、 メ ー カ ー に お け る 生 産 が 大 幅 に 滞 っ て い る こ と か ら 車 検 切 れ が 生 じ て し ま う の で 、 買 換 え ま で の 短 期 間 の た め に 車 検 を 受 け な け れ ば な ら な い 。 4 市 町 村 発 行 の 罹 災 証 明 書 等 を 運 輸 支 局 等 又 は 軽 自 動 車 検 査 協 会 の 事 務 所 へ 郵 送 す る こ と に よ る 被 災 車 両 の 検 査 証 返 納 手 続 き の 承 認 車 両 が 流 出 し 、 乗 れ る 車 が な い 、 金 銭 を 持 っ て い な い 、 他 人 に 依 頼 す る こ と が で き な い 、 本 人 が 死 亡 し て い る 等 の 事 情 で 運 輸 支 局 等 又 は 軽 自 動 車 検 査 協 会 事 務 所 へ の 出 頭 申 請 が 難 し い 状 況 に あ る 。 以 上

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平 成 23年 7 月

平成24年度税制改正に関する要望

(社 )全 国 軽 自 動 車 協 会 連 合 会 会 長 小 谷 忠 幸 ( 要 望 ) 1 .軽 四 輪 自 動 車 、二 輪 自 動 車 及 び 原 動 機 付 自 転 車 に 係 る 軽 自 動 車 税 に つ い て は 、 現 行 税 額 を 維 持 さ れ た い 。 2 .道 路 特 定 財 源 で あ っ た 自 動 車 取 得 税 及 び 自 動 車 重 量 税 は 、一 般 財 源 化 に よ り 課 税 根 拠 を 喪 失 し た の で 、 直 ち に 廃 止 さ れ た い 。 ( 要 望 理 由 ) 1 . 軽 自 動 車 税 額 の 維 持 ( 1 )軽 自 動 車 の 保 有 台 数 は 現 在 2 7 0 0 万 台 を 超 え 、多 く の ユ ー ザ ー に 使 用 さ れ て お り ま す 。特 に 、公 共 交 通 機 関 が 不 便 で 利 用 で き な い 地 方 で は 、唯 一 の 貴 重 な 交 通 手 段 に な っ て お り 、 「 ラ イ フ ラ イ ン 」 と も い え ま す 。 勤 労 者 、女 性 、高 齢 者 に は 、日 常 生 活 の 大 切 な 移 動 手 段 と し て 軽 自 動 車 が 使 用 さ れ 、ま た 、商 店 、農 家 な ど の 小 規 模 事 業 者 に は 、軽 自 動 車 が 重 要 な 輸 送 手 段 と な っ て い ま す 。 ( 2 )軽 自 動 車 は 、車 体 寸 法 が 長 さ 3 .4 m 以 下 、幅 1 .4 8 m 以 下 、エ ン ジ ン 排 気 量 が 6 6 0 cc以 下 に 制 限 さ れ た 規 格 と な っ て お り ま す 。狭 隘 な 国 土 の 我 が 国 に お い て 、軽 自 動 車 は 道 路 や 駐 車 ス ペ ー ス 等 を 有 効 に 活 用 す る こ と が で き 、廃 棄 物 や 道 路 損 傷 も 少 な く 、省 資 源 、省 エ ネ ル ギ ー と い う 面 か ら 、 地 球 と 環 境 に や さ し い 車 で あ り ま す 。 ( 3 )軽 自 動 車 の 車 体 課 税 は 、国 際 的 に 見 て も 適 正 な 水 準 で あ り 、こ れ は 自 動 車 関 係 諸 団 体 の 共 通 の 指 針 と も な っ て お り ま す 。 2 . 道 路 特 定 財 源 に 係 る 自 動 車 取 得 税 及 び 自 動 車 重 量 税 の 廃 止 ( 1 )自 動 車 取 得 税 に つ い て は 、一 般 財 源 化 に よ り 、消 費 税 と の 二 重 課 税 で あ

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る こ と が 明 白 に な り 、自 動 車 購 入 者 の み が 消 費 税 と は 別 に 自 動 車 取 得 税 を 払 う 根 拠 は あ り ま せ ん 。 ( 2 )自 動 車 重 量 税 に つ い て は 、保 有 段 階 に お い て 、軽 自 動 車 税 が す で に 存 在 し て お り ま す 。国 際 的 に み て 、我 が 国 の 保 有 段 階 に お け る 税 は 、著 し く 過 重 で あ り ま す 。 ( 3 ) な お 、 昨 年 、 総 務 省 か ら 提 案 さ れ た 環 境 自 動 車 税 は 、 課 税 根 拠 を 失 い 廃止されるべき自動車重量税の存続を前提として軽自動車税の引き上げを 図 ろ う と す る も の で す 。 よ っ て 、 環 境 自 動 車 税 の 創 設 に は 反 対 し ま す 。 以 上

Ⅱ.自動車税制改革フォーラムの要望活動の結果及び評価 平成 24 年度税制改正は、車体課税の取扱いを巡って調整が難航したが、政府は 平成 23 年 12 月 10 日未明に「平成 24 年度税制改正大綱」を閣議決定した。 ア.今回の税制改正においては、平成 22 年の大綱で「車体課税については、エ コカー減税の期限到来時までに …… 簡素化、グリーン化、負担の軽減等を行 う方向で抜本的な見直しを検討する」ことが明記されたことに加え、特に、今 回は、歴史的な円高をはじめとする「六重苦」により国内生産活動の継続が厳 しさを増し、空洞化に向けた動きが加速するという危機的状況に直面していた ことから、自動車税制改革フォーラム・自動車総連トップによる“労使一体” となった強力な要望活動を行い、政府・与党ならびに野党の政策キーマンに対 して「国内空洞化を回避するためには車体課税の抜本見直しを断行し国内市場 活性化を図ることが不可欠」であることを繰り返し主張した。 イ.平成 23 年 11 月7日には、JAF、自工会、自販連、全軽自協、全ト協、自 動車総連のトップ出席による共同記者会見を開催し、署名活動の成果(436 万 人の署名)を公表した。 (図1~2参照) ウ.この共同記者会見に先立ち、地方から要望を盛り上げるために要望活動を実 施することとし、各都府県地区軽自動車協会がJAF及び自販連と歩調を合わ せて、平成 23 年 10 月下旬から 11 月中旬までに地元選出国会議員や民主党都 道府県連への要望活動を行った。

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エ.こうした活動の結果、経済産業省 税制改正重点要望項目の1番目に、自動 車取得税及び自動車重量税の廃止が盛り込まれたほか、民主党税調の重点要望 の中にも、産業空洞化を防ぎ、雇用を守るためにも、自動車取得税・自動車重 量税については廃止、抜本的な見直しを強く求めることが明記された。 オ.さらに、地方に対する理解活動にも重点的に取り組み、工場・事業場のある 14 県の知事に対し、自工会会員メーカー・自動車総連・自販連が連携して、空 洞化の危機に晒されている自動車産業の現状を説明するとともに、自動車取得 税・自動車重量税廃止要望に対する理解を求めたが、こうした活動が、平成 23 年 11 月の大村愛知県知事をはじめとする7県知事連名による、円高・空洞 化対策としての自動車取得税と自動車重量税の廃止を求める緊急声明の発表 にも繋がり、その後、3県の知事が声明の趣旨に賛同している。 カ.しかしながら、地方自治体の車体課税抜本見直しによる税収減への反発は強 く、自動車業界の総力を挙げた要望活動や 436 万人の署名に代表される 7,500 万人自動車ユーザーの期待にも関わらず、自動車取得税・自動車重量税廃止は 実現に至らなかった。 キ.ただ、一方で、自動車産業の置かれている厳しい事業環境に対する理解は高 まり、平成 24 年度税制改正においては、円高・空洞化対策として、自動車重 量税について一部軽減が図られたほか、エコカー減税の3年間延長、エコカー 補助金再開等の措置が講じられており、一定の成果は得られた。さらに、平成 24 年1月6日に決定した「社会保障・税一体改革素案」の中でも、車体課税 の見直しについて明記されたことにより、今後の活動につながった。

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Ⅲ.平成24年度税制改正大綱(自動車関係) ア.当分の間税率の一部廃止・軽減(自動車重量税) 自動車重量税の当分の間税率による上乗分の額(約 3,000 億円)の半分に相当 する 1,500 億円規模の負担軽減を実施。(注:税額は自家用乗用登録車) 2015 年度燃費基準達成車 → 当分の間税率 2,500 円/0.5t・年を廃止。 (本則税率を適用) 2015 年度燃費基準未達成車 → 当分の間税率を 900 円/0.5t・年を軽減。 イ.エコカー減税の延長・拡充(自動車取得税・自動車重量税) ・2015 年度燃費基準達成車を対象として、3年間延長。 ・次世代自動車並みの燃費を持つガソリン車は免税対象に追加。 ・次世代自動車及び 2015 年度燃費基準+20%超過達成車については、2回目 の車検時支払分の自動車重量税についても 50%軽減。 ウ.その他 a.グリーン税制の延長(自動車税) ・2015 年度燃費基準達成車を対象として、2年間延長。 ・軽減率を 50%、25%と段階的に設定し、インセンティブ効果を期待。 b.中古車に対する特例の延長(自動車取得税) ・現行の低燃費車特例及び低公害車特例については、中古車に対する特例 として分かり易い形で統合した上で、3年間延長。 エ.更なる抜本見直しの推進 (平成 24 年度税制改正大綱・検討事項) 自動車取得税及び自動車重量税については、「廃止、抜本的な見直しを 強く求める」等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に 沿って、国・地方を通じた関連税制のあり方の見直しを行い、安定的 な財源を確保した上で、地方財政にも配慮しつつ、簡素化、負担の軽 減、グリーン化の観点から、見直しを行う。 オ.当面の国内市場活性化を図るため、平成 23 年度第4次補正予算において 3,000 億円規模のエコカー補助金を創設 ・以下の要件に合致した新車を購入し、1年間使用する場合に補助金を交付。 ・制度実施には補正予算案の可決・成立が必要だが、閣議決定日の平成 23 年 12 月 20 日に遡及適用。

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・期限は平成 25 年1月末。 (ただし、予算 3,000 億円を消化した場合は打ち切り) <乗用車等>(乗車定員が 10 人以下の乗用車及び GVW3.5 トン以下のトラック・バス) 環 境 要 件 登録車等 軽自動車 平成 27 年度燃費基準達成又は平成 22 年度燃費基準 25%超過達成 (注1)(注2) 10 万円 7 万円 (注1)公式燃費値を有さない場合については、相応の環境要件を満たすと認め られること。 (注2)このほか、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、天然ガス自動 車、燃料電池自動車、 クリーンディーゼル自動車(乗用車)も対象。 Ⅳ.エコカー補助金の開始 平成 24 年度税制改正の中で景気対策として浮上したエコカー補助金については、 平成 23 年度第4次補正予算が平成 24 年2月8日に成立し、「環境性能に優れた新 車の購入を促進し環境対策に貢献するとともに、国内市場の活性化を図ることを目 指す」としてエコカー補助金制度が盛り込まれ、平成 23 年 12 月 20 日から平成 25 年1月 31 日までに新規検査届出を行った環境対応車の軽自動車に7万円が補助さ れることとなった。 再開された今回の制度では、これまでと異なり、一般社団法人次世代自動車振興 センターが申請の受付を直接に行うこととされ、平成 24 年4月2日から申請受付 が開始された。本会では、関係省庁の通知・公表事項について、各軽自動車協会 を通じて会員ディーラー等に対する周知を図った。 Ⅴ.社会保障と税の一体改革(車体課税の見直しを含む。) ア.消費税 ・2014 年4月に 8%(国分 6.3%/地方分 1.7%)、2015 年 10 月に 10%(国分 7.8% /地方分 2.2%)へと、段階的に地方分を合わせた税率の引上げを行う。 〔参考:現行消費税率5%(国分4%/地方分1%)〕 ・税率構造については単一税率を維持する。 ・消費税収(国分)は、法律上は全額社会保障4経費(制度として確立された年 金医療及び介護の社会保障給付、少子化への対処)に充てることを明確にし、 社会保障目的税化するとともに、会計上も予算等において使途を明確化する

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ことで社会保障財源化する。 ・消費税収(地方分)については、現行の基本的枠組みを変更しないことを 前提として、その使途を明確化する。 イ.消費税以外の消費課税等(関係部分抜粋) a.地球温暖化対策のための税(石油石炭税の税率の上乗せ) ・地球規模の重要かつ喫緊の課題である地球温暖化対策を進める観点から 平成 24 年度税制改正において、引き続き、実現を図る。 ・森林吸収源対策や地方の地球温暖化対策に関する財源確保については、 「平成 24 年度税制改正大綱」を踏まえ、検討を行う。 b.燃料課税 地球温暖化対策等の観点から当分の間税率が維持されていることや、平成 24 年度税制改正において石油石炭税の上乗せを行うことも踏まえ、引き続き 検討を行う。 c.自動車取得税・自動車重量税 「廃止、抜本的な見直しを強く求める」等とした平成 24 年度税制改正にお ける与党の重点要望に沿って、国・地方を通じた関連税制のあり方の見直しを 行い、安定的な財源を確保した上で、地方財政にも配慮しつつ、簡素化、負 担の軽減、グリーン化の観点から見直しを行う。 ウ.消費税関連の動向 a.平成 23 年 12 月 30 日、政府税調は、消費税の引上げ時期及び税率を盛り込 んだ「社会保障・税一体改革素案」を取りまとめ、平成 24 年1月6日、政府・ 与党社会保障改革本部において正式決定した。 b.素案では、消費税率について、「2014 年4月より8%、2015 年 10 月より 10% へ段階的に引上げる」ことが明記されたが、税率引上げ時に経済状況が著し く悪化した場合に引上げを停止できる「景気条項」を盛り込むとともに、議 員定数削減・公務員総人件費削減の実施を提案するなど、民主党内の消費税 引上げ反対派へも配慮した。 c.政府・与党は、消費税関連法案の平成 23 年度内提出を目指し、野党への協 議を呼びかけたが、自民・公明両党の反応は厳しく、事前調整が難航したた め、政府は、平成 24 年2月 17 日に社会保障・税一体改革成案を素案通りに

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閣議決定した。また、その後も調整が進展しなかったため、成案に基づき、 平成 24 年3月 30 日、同内容の消費税増税準備法案を閣議決定し、国会に上 程した。 ③ 軽自動車関連諸施策の推進 軽自動車に係わる諸制度、安全・環境・交通面などの課題について中長期的に検討 し、軽自動車の健全な発展を図ることを目的とした「軽自動車の会」については、平 成 23 年 11 月 18 日に第 17 回が開催されたので、軽自動車の現状と課題について説明 するとともに、軽自動車税の税額維持と重量税・取得税の廃止について理解を求めた。 また、軽自動車に関心を有する議員を中心とした「軽自動車議員懇話会」有志の勉 強会が平成 23 年 10 月 25 日に開催されたので、軽自動車の現状と課題について説明す るとともに、軽自動車税の税額維持と重量税・取得税の廃止について理解を求めた。 (参考) 車体課税見直しの日程と要望の実績 車体課税の見直しについては、民主党政策調査会経済産業部門会議自動車戦略WT及びエコ カー議員連盟において説明を行うなど、民主党関係者に要望するとともに、自由民主党及び公 明党などの関係議員連盟、委員会などに出席し、要望書、関係資料に基づき、税制改正につい て要望した。日程と要望の実績を次に示す。 平成 23 年 10 月6日~11 月9日 全軽自協要望活動 〇 軽自動車税額維持、取得税・重量税廃止の要望 10 月 20 日 公明党自動車議員懇話会 ・自動車関係業界からのヒアリング 10 月 28 日 政府税調 ・各省からのヒアリング 11 月4日 自由民主党自動車議員連盟自動車政策懇談会 ・自動車関係業界からのヒアリング 11 月 7日 税制改革フォーラム共同記者会見・要望活動 〇 取得税・重量税廃止、先進環境対応車普及インセンティブ等の要望

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11 月9~15 日 民主党税調役員・主査会議・部門会議 ・部門会議からのヒアリング ・ヒアリングを踏まえて議論 11 月 14 日~22 日 全軽自協要望活動 〇 軽自動車税額維持、取得税・重量税廃止の要望 11 月 15 日 民主党税調役員・主査会議・税調総会 ・各部門主査より打ち返し ・団体からのヒアリング(経団連、連合、地方6団体等) 11 月 15 日 政府税調 ・車体課税等についての議論 11 月 17 日 民主党自動車戦略WT ・自動車関係業界からのヒアリング 11 月 18 日 民主党エコカー議員連盟 ・自動車関係業界からのヒアリング 11 月 18 日 民主党税調総会 ・重点要望整理案のとりまとめに向けた議論 11 月 24 日 民主党税調総会 ・租特等重点要望について 11 月 25 日 政府税調 ・政務折衝の状況報告 11 月 28 日 民主党税調総会 ・政府税調での調整状況について財務省より聴取 ・党税調の重点要望について 11 月 28 日 政府税調 ・党税調の重点要望の報告等 11 月 30 日~12 月1日 全軽自協要望活動 〇 軽自動車税額維持、取得税・重量税廃止の要望 12 月1日 政府税調 ・二次査定(とりまとめ原案) 12 月2日 民主党税調総会

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・政府税調とりまとめ原案について 12 月8日 党税調・政府税調会長会議 ・政府税調とりまとめについて 12 月8日 民主党税調総会 ・政府税調とりまとめ原案について 12 月9日 民主党税調総会 ・車体課税の見直し政府案について 12 月 10 日 民主党税調総会 ・車体課税の見直し最終案について 12 月 10 日 政府税調 ・車体課税の見直しの審議 ・24 年度税制改正大綱の決定 12 月 12 日 政府税調 ・社会保障・税一体改革の議論 (車体課税) 12 月 12 日~22 日 全軽自協要望活動 〇 エコカー補助金の要望 12 月 13 日 税制改革フォーラム共同声明 〇 自動車関係諸税の抜本的見直しを引き続き求める要望 12 月 14 日 政府税調懇談会 ・社会保障・税一体改革作業チームからの報告(2重課税の正当性) 12 月 19 日 政府税調懇談会 ・社会保障・税一体改革作業チームからの報告(地方消費税の使途) 12 月 21 日 政府税調 ・社会保障・税一体改革の議論(論点整理) 12 月 30 日 政府税調 ・社会保障・税一体改革素案(案)の決定 平成 24 年 1月6日 政府・与党社会保障改革本部 ・社会保障・税一体改革素案の決定

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1月6日 内閣 ・社会保障・税一体改革素案の閣議報告 2月 17 日 内閣 ・社会保障・税一体改革成案の閣議決定 3月 30 日 内閣 ・消費税増税準備法案の閣議決定、国会上程 (5)軽自動車に関する学術的研究の振興 社会経済情勢が目まぐるしく変転する中にあって、自動車産業の流れとその実態を把 握することは必要不可欠のこととなっている。その観点に立って、軽自動車に関する情 報を軸として、広く国内、海外の情報収集に努めた。 また、日本交通政策研究会を対象に軽自動車に関する学術的研究の可能性を検討した。

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2.軽自動車統計情報提供事業

(1)軽自動車・二輪車の一般統計情報の広報 ① 軽自動車の販売台数及び保有車両数等について、月別、年別、都府県地区別に集計し、 軽自動車に関する統計資料として、全軽HPに掲載するとともに、報道機関に資料とし て提供した。 ② 軽二輪車の販売台数及び保有台数等について、(2)⑥により、流通統計月報等を作 成し、軽二輪車に関する統計資料として、全軽HPに掲載するとともに、報道機関に資 料として提供した。 (2)軽自動車・二輪車の一般統計情報の出版 ① 冊子「市区町村別軽自動車車両数」を前年度に引き続き作成し、関係省庁及び関連団 体等に提供した。 ② 軽自動車新規検査、転出入及び軽二輪車届出、返納の各統計を作成し、当連合会機関 紙「軽自動車情報」に掲載した。 ③ 「軽自動車新車販売日報・速報」について、前年度に引き続き、一般社団法人日本自 動車工業会を窓口として、全自動車メーカーへ提供を行った。 ④ 「都府県地区別速報」について、前年度に引き続き、事務取扱所へ提供を行った。 ⑤ 各都府県地区事務取扱所に対し、次の統計表を作成し、提供を行った。 ア.都府県地区別、初度検査年別、形状別保有車両数四半期報 イ.転出先県別明細月報 ウ.軽自動車新車月報 エ.市区町村別、メーカー別、用途別年度末保有車両数リスト オ.メーカー別、用途別中古新規・返納件数月報 カ.越境新車販売明細月報 キ.軽二輪及び小型二輪統合届出書別月報 ク.軽二輪管轄区域外返納一覧表(月次) ⑥ 軽二輪車の販売台数及び保有台数等について、前年度に引き続き、「新車・中古 車の新規検査・届出、記載変更、返納」のデータを収集して流通統計月報等を作成し、 傘下会員、業界団体、研究調査機関、マスコミなどに提供した。 (資料1-1~2)

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3.軽自動車検査電子情報提供事業

(1)軽自動車検査情報の電子的提供 ① 軽自動車検査情報提供システムの運用 軽自動車検査協会は、平成 20 年4月1日より、軽自動車検査情報の電子的提供を開 始した。全軽自協は、これを受けて、平成 20 年4月 16 日に軽自動車検査協会より承認 情報提供機関としての承認を受け、平成 20 年5月 15 日から「軽自動車検査情報提供シ ステム」の運用を開始した。本年度は、次に示す機関・団体・企業等に対し、軽自動車 検査情報の電子的提供を行った。 ア.国土交通省総合政策局情報管理部に対し、自動車燃料消費量調査に関し、前年度 に引き続き、「調査対象車両データ」の提供を行った。 イ.警察庁に対し、防犯のための「軽自動車検査情報」及び「検査対象外軽自動車届 出情報」の提供を行った。また、保有車両照合を目的として、年度末保有車両マス ターの全データを提供し、保有車両照合に協力した。 ウ.環境省水・大気環境局自動車環境対策課に対し、大気汚染実態把握のためのナン バープレートによる必要項目の抽出を行い、提供した。 エ.一般社団法人次世代自動車振興センターに対し、環境対応車普及促進補助金(平 成 21 年度第2次補正予算分)の交付に係る規定の遵守状況の確認に関し、「軽自動 車検査情報」の提供を行った。 オ.(財)交通事故総合分析センターに対し、軽自動車に係る交通事故分析のための「検 査対象外軽自動車届出情報(軽二輪)」の提供を行った。 カ.独立行政法人交通安全環境研究所に対し、自動車排出ガス性能劣化状況調査に関 し、「調査対象車両データ」の提供を行った。 キ.公益財団法人自動車リサイクル促進センターに対し、軽自動車検査協会との契約 に基づき、「自動車リサイクル対策用データ」の提供を行った。 ク.九都県市〔埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市、千 葉市、さいたま市〕首脳会議環境問題対策委員会大気保全専門部会と業務委託契約 を締結した㈱市川環境アセスに対し、九都県市指定低公害車の普及状況調査のため の「九都県市別保有車両数」の提供を行った。 ケ.次の企業等に対し、自社管理物件に関してかかる手続きが確実に実行されている

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ことを確認するための情報として、「軽自動車検査情報」の提供を行った。 オリックス自動車㈱、住友三井オートサービス㈱、日本GE㈱、 日本カーソリューションズ㈱、三菱オートリース㈱ 等 ② 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得後の対応 全軽自協は、軽自動車検査情報の承認情報提供機関として、平成 20 年3月 19 日に情 報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q 27001:2006 /IEC 27001:2005」の認証を取得した。 平成 23 年度は、新コンサルタントによる改善、内部監査など、ISMS認証の維持 のための活動を行い、平成 24 年2月3日の第3回サーベランス審査兼変更審査の結果、 適用規格の要求事項に継続して適合していると認められた。 ③ 事務取扱所等の新設・移転に伴う対応 平成 23 年度に次の事務取扱所等が新設・移転した。これに伴い、新設・移転先で情 報処理業務を行える体制を整えた。 平成 23 年5月移転 愛知県事務取扱所 三河支所 7月移転 岐阜県事務取扱所 12 月新設 埼玉県事務取扱所 春日部支所 平成 24 年2月移設 愛知県事務取扱所 小牧支所 2月移転 熊本県事務取扱所 2月新設 東京都事務取扱所 練馬支所 (2)軽自動車検査情報の個別依頼による統計加工データの提供 次の企業等に対し、個別依頼による「統計データ」の提供を行った。 ㈱数理計画、㈱ボッシュ、㈱電通、一般社団法人日本ガス協会、 一般社団法人日本自動車工業会、日本自動車部品協会 等

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4.軽自動車・二輪車の防犯・法令順守促進事業

(1)軽自動車・二輪車の不正流通防止対策(流通確認) ①軽四輪車の流通確認業務の実施 全軽自協は、昭和 42 年の協会発足以来、民事登録制度のない軽四輪車の盗難、詐欺 等による不正な届出を防止し、流通上の事故の防止を図るため、所有者の印鑑が押印さ れた軽自動車所有者承諾書及び軽自動車検査証返納確認書により、所有者又は使用者の 流通上の正当性を確認する流通確認業務を実施してきており、前年度に引き続き、全国 の事務取扱所の窓口においてこれらの業務を実施した。 ② 軽二輪車の流通確認業務の推進 民事登録制度のない軽二輪車の盗難・詐欺等による不正な届出を防止し、流通上の事 故を防止するため、軽二輪車の届出窓口において、軽自動車届出済証返納済確認書によ り所有者又は使用者の流通上の正当性を確認する流通確認業務について、前年度に引き 続き、全国の事務取扱所の窓口において業務を実施した。 ③ 自動車検査証返納証明書と軽自動車検査証返納確認書の様式の変更 軽自動車検査証返納確認書は、平成7年以来自動車検査証返納証明書との合併様式で 運用されているところであるが、今般、軽自動車検査協会からの申し出を受け、それぞ れを独立した様式とすることとなった。平成 24 年6月4日からの実施を目途に、円滑 な移行に向けて準備を進めているところである。 ④ 軽二輪車の使用届出制度運営に関する協力 国の行う軽二輪車の届出制度運営に関する協力については、昭和 42 年の協会発足以 来実施しているが、平成 17 年度に国土交通省において旧取扱通達を全面的に再整備し た「自動車登録業務等実施要領」が制定され、届出に必要な関係書類の中に、全軽自協 の流通確認業務に関係する書類等を含めるよう明確に規定された。これを受け、「軽二 輪自動車の流通確認業務等の作業要領」により、事務取扱所で運用しているところであ る。 また、平成 17 年4月から施行された「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護 法)」による個人情報保護の観点から、責任の所在を明確化する必要があることから、 国土交通省との協議を経て、事務取扱所毎に運輸支局等との請負契約(無償)を締結す ることによってその業務を行っている。

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(2)軽自動車・二輪車の防犯情報提供の協力 軽自動車検査協会に盗難の届出があった軽自動車については、同協会の電算システム により、全国のいずれの窓口においても自動的にチェックがされ、不正手続きの未然防 止が図られることとなっている。このことから、使用者等から軽自動車が盗難にあった 旨の届出が事務取扱所にあった場合には、軽自動車の流通確認業務の一環として、軽自 動車検査協会事務所を案内することとしている。 詐欺にあった旨の届出があった場合又は窓口において偽造印鑑等の使用による不正な 届出を発見した場合には、当該事務取扱所からの通報をもとに全軽自協本部から全国の 事務取扱所へ通報することにより、その車両に係わる名義変更等の不正届出の発見に努 め、不正手続きの防止を図っている。 事務取扱所窓口における偽造印鑑等の使用による不正手続きの発見件数は、本年度は 5件であった。これは、名義変更の申請書に偽造印鑑が旧所有者印として使用されてい たものを、職員が窓口において発見し不正な手続きを未然防止したものである。 (3)軽自動車の車庫届出の推進 保管場所確保及び保管場所届出励行対策としては、全軽自協として定めた規程や各種 通達をもとに次のような対策を実施し、前年度に引き続いて保管場所確保及び届出励行 推進を図った。 ① 会員ディーラーの販売時の対応 各軽自動車協会の会員ディーラーが取り扱った車両(傘下業販店扱いを含む。)につ いては、注文書作成の際に購入者の保管場所の所在地を確認のうえ、保管場所届出用紙 の記載を求め、警察署への届出を代行するとともに、保管場所届出管理台帳によりその 届出状況を把握する。 ② 会員ディーラーが自社名義で届出した場合の対応 各軽自動車脇会の会員ディーラーにおいては、自社名義の商品車についても必ず保管 場所の届出をする。 また、軽自動車の新車の保管場所の取扱いについては、全ての地域で、自社名義の車 両は新車新規検査申請時に、各都府県地区軽自動車協会に対して、別に定める報告書を 提出する。 ③ 業販店、整備事業者、中古車販売事業者及び一般ユーザーに対する届出励行の呼びかけ

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中古新規検査又は名義変更等については、事務取扱所の窓口における申請書類整備 確認の際に、届出励行勧奨チラシを手渡す等により届出励行を呼びかける。 ④ 会員ディーラーの保管場所届出率向上対策の推進 各軽自動車協会では、会員ディーラーの保管場所届出管理台帳をもとに、月別届出必 要件数及び届出件数を銘柄毎に集計し、届出率を算出のうえ代表者会議等の機会を捉え、 届出率の向上対策について協議をする。 ⑤ 保管場所届出率向上のための対応 全軽自協では全国の保管場所届出状況を集計し、これらの資料をもとに各ブロック会 議、全国事務局長会議及び各軽自動車協会における代表者会議等において保管場所届出 率の向上を図っているところであり、メーカーに対しても、都府県地区別・銘柄別の保 管場所届出率の実態を示し、届出率向上対策推進の協力を要請している。 また、届出率が 95%以下の会員ディーラーには、軽自動車協会より改善の要請を行 い、会員ディーラーの届出率が 95%を下回る軽自動車協会に対しては、全軽自協より 改善の要請を行っている。

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5.軽自動車・二輪車の安全環境対策事業

(1)軽自動車・二輪車の安全環境対策への協力 ① 不正改造車を排除する運動の実施 内閣府、警察庁等関係省庁の後援及び政府関係2法人の協力のもとに、国土交通省及 び不正改造防止推進協議会(全軽自協を含む自動車関係 33 団体で構成)が中心となり、 平成 23 年6月1日から 30 日までの1か月間を強化月間として、車両の安全確保及び環 境保全を図ることを目的とした不正改造車を排除する運動について、前年度に引き続き 全国的に展開した。 ② 自動車点検整備推進運動の実施 内閣府、警察庁及び環境省の後援並びに政府関係3法人の協力のもとに、国土交通省 及び自動車点検整備推進協議会(全軽自協を含む自動車関係 30 団体で構成)等が中心 となり、平成 23 年9月1日から 10 月 31 日までの2か月間を強化月間として、自動車 使用者の保守管理意識の高揚及び適切な点検・整備の実施の推進を図ることを目的とし た自動車点検整備推進運動について、前年度に引き続き、全国的に展開した。 ③ 定期点検整備促進運動の実施 全軽自協を含む自動車関係 10 団体で構成する定期点検整備促進協議会では、定期点 検整備実施の促進と普及を図る定期点検整備促進運動について、前年度に引き続き、実 施した。 (2)軽自動車・二輪車の安全運転普及運動の推進 ① チャイルドシート指導員養成研修会の周知 チャイルドシートの適切な選定と正しい装着の促進を図るための「チャイルドシート 指導員養成研修会」((財)日本交通安全教育普及協会主催、内閣府、警察庁、国土交通 省後援)の開催案内を、各軽自動車協会を通じて会員ディーラーに通知して参加を呼び かけた。 ② 自賠責保険制度のPRの推進 交通事故防止、被害者保護の重要性及び自賠責保険・共済の役割を広く国民に周知す ることを目的に自賠責広報協議会が業界団体等と協力し、無保険車に対する啓発活動や 街頭指導を集中的に実施するPR活動を実施した。全軽自協も都府県地区軽自動車協

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会・傘下会員等の窓口及び運輸支局等の行う街頭検査等の機会を通じて、自賠責保険の 役割の周知と更新加入の促進を図った。 (3)軽自動車の交通事故調査分析への協力 軽自動車の安全性向上のためには、交通事故調査及び交通事故情報の分析が欠かせな いため、(財)交通事故総合分析センターに対し、「検査対象外軽自動車届出情報(軽二輪)」 の電子的提供を行い、軽自動車に係る交通事故分析に協力を行った。 (4)軽自動車のリコール情報の提供 ① 軽自動車検査情報の電算編集処理及び提供 軽自動車のリコール情報について、一般社団法人日本自動車工業会及び日本自動車輸 入組合との軽自動車検査情報提供契約に基づき、情報利用者である軽自動車メーカー等 各社への提供を行った。平成 23 年度における軽自動車検査情報は 1,016 万件、前年度 比は 100.9%であった。 ② 検査対象外軽自動車届出情報の収集、電算編集処理及び提供 軽二輪車のリコール情報について、一般社団法人日本自動車工業会との検査対象外軽 自動車届出情報提供契約に基づき、情報利用者である軽二輪メーカー各社への提供を行 った。平成 23 年度における検査対象外軽自動車届出情報(軽二輪)は 52 万件、前年度 比 100.0%であった。 (5)軽自動車の引取等のリサイクルの推進 ① 産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会自動車リサイクルWG及び中央 環境審議会廃棄物・リサイクル部会自動車リサイクル専門委員会合同会議に全軽自協か ら委員として参加し、自動車リサイクル制度について幅広く検討を行った。 ② 使用済自動車リサイクルシステムへの協力 公益財団法人自動車リサイクル促進センターから、フロン類再利用量等年次報告の実 施及び情報管理料金改定についての周知依頼を受け、各軽自動車協会を通じて会員ディ ーラーに周知した。 また、同センター及び一般社団法人自動車再資源化協力機構から、自動車リサイクル システムコンタクトセンター及び事業者情報登録センターの電話番号変更に関する周

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知依頼を受け、各軽自動車協会を通じて会員ディーラーに周知した。 (6)二輪車の自主リサイクル対策の推進 ① 二輪車リサイクルの活動概況 二輪車リサイクルシステム(自主取組み)は、平成 16 年 10 月より、国内4メーカー 及び輸入事業者 12 社で推進してきた。この取組みは、廃棄二輪車取扱店が国内で販売 した使用済二輪車を査定し、中古車や中古部品として再利用(リユース)できない二輪 車を廃棄二輪車として引取り、適正に処理再資源化を行う目的で運営しており、適正か つ安心して廃棄処理できるシステムとして高い評価を受けている。 当初の予定通り、平成 23 年 10 月より、再資源化の更なる促進、不法投棄の防止を目 的にリサイクルマークが貼付されていない二輪車も、廃棄時にリサイクル料金を徴収せ ず、リサイクルを行うこととした。これに伴い、二輪車リサイクルシステムの高い評価 を維持し、廃棄二輪車取扱店店頭での適正な査定及びユーザー等の相談窓口としての機 能を強化するため、廃棄二輪車取扱店を見直し、二輪車リサイクルシステムのより一層 の推進を図った。 ② 廃棄二輪車取扱店の現状(平成 24 年3月末現在) ア.廃棄二輪車取扱店の登録状況 ・卸販社担当店・・・・・・・・ 9,646 店 ・参加輸入事業者担当店・・・・ 116 店 ・オートバイ組合担当店・・・・ 125 店 ・日本二輪車協会担当店・・・・ 32 店 ・非担当店・・・・・・・・・・ 4,500 店 合 計・・・・・・・・・・ 14,419 店 (前年度より△408 店) (資料2-1) イ.廃棄二輪車取扱店の稼働状況(平成 23 年 4 月~平成 24 年 3 月) ・廃棄二輪車取扱店の稼動店数・・ 123 店 (前年比 93.2%) ・指定引取所への持込台数・・・・ 531 台 (前年比 70.2%) (資料2-2) ③ 廃棄希望二輪車の回収処理と不法投棄の防止対策 前年度に引き続き、不法に投棄されている二輪車の処分方法等について、個人や地方

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自治体等各からの問い合わせが二輪車リサイクルコールセンターにあり、所有権の移転、 告知の方法等の対応手順を説明することで、廃棄二輪車の適正な処理手続・リサイクル の促進に努めた。 ④ 路上等不法放棄車の処理協力活動 前年度に引き続き、事務取扱所が窓口になり、市町村等からの路上等不法投棄二輪車 の回収処理への協力を行った。平成 23 年1月から 12 月までに 1,374 台、前年比 103.8% の実績であった。 この処理協力活動は平成 23 年 12 月末受付分で終了した。 (資料2-3)

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6.軽自動車流通改善関係事業

(1)軽自動車届出の平準化 平成 19 年 10 月 21 日開催の理事会で承認された次の事項を前年度に引き続いて実施し、 平準化に努めた。 ① 月末4日間の新車新規検査申請件数を月間件数の 40%以下とすることを目標として おり、目標達成に向けて未達成のディーラーに対して一層の協力を要請すること。 ② 各月月末最終日午後については、当分の間、窓口業務の平準化のため、使用者がディ ーラー名義の車両の申請(届出)は自粛する。 (2)軽自動車届出の適正化 ① 軽自動車届出の適正化 平成 19 年 10 月 21 日開催の理事会で承認された事項として、前年度に引き続き、各 都府県地区軽自動車協会で収集した使用者がディーラー名義の車両の銘柄別台数を各 軽自動車協会の流通委員会等に提出し、ディーラー名義車両台数の数字の精度の向上と 自社登録の届出の適正化に努めた。 ② 流通委員会による流通改善に関する提言のとりまとめ 平成 23 年1月 21 日開催の平成 22 年度第5回理事会において委員会組織が再編成さ れ、流通改善に関する委員会として流通委員会が設置された。 平成 23 年6月 17 日の第1回委員会以降平成 24 年1月 23 日まで、4回にわたって意 見交換を行い、流通改善に関する提言の取りまとめに向け検討しているところである。 なお、この中で、平成 23 年 10 月 17 日開催の軽自動車協会・銘柄販売店協会合同会議 に「軽自動車の流通改善に関する緊急提言」を上程することを決定し、当日、流通委員 長から提言を行い、全出席者の賛同を得た。

軽自動車の流通改善に関する緊急提言

平成 23 年 10 月 16 日 (社)全国軽自動車協会連合会 流通委員会 委員長 川井 正次

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軽自動車の流通改善対策の推進については、平成 19 年に流通委員会として対策をと りまとめて以来、これまで全軽自協の最重点施策の一つとして、各都府県地区軽自動車 協会の参加を得て取り組んできたところである。近年の自社名義の届出状況について は、エコカー補助金及び東日本大震災の影響により、自社名義比率が沈静化を見ている 状況にあり、今後とも、現状が維持されることが強く望まれるところである。 当流通委員会においては、平成 23 年 6 月に常設委員会として再設置されてから、こ れまで 2 回の委員会を開催し、より効果的な流通改善対策の提言に向けて精力的に検討 を進めているところであるが、今後、流通委員会から新たな対策が打ち出されるまでの 間、自社名義比率について現状を引き続き維持されるよう、各都府県地区軽自動車協会 及び各銘柄別販売店協会において、一層の努力をお願いする。 流通委員長として、軽自動車の流通改善を切に望みつつ、ここに緊急に提言を行うも のである。

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③ 自動車公正取引推進に対する協力 (社)自動車公正取引協議会が開催する総務、広報、審査、中小型及び軽自動車、中古 車、二輪車等の各委員会、各部会及び各ワーキンググループの会議並びに消費者相談事 例研究会に出席し、自動車公正取引推進に協力した。 ④ 中古自動車査定制度推進に対する協力 一般財団法人日本自動車査定協会が開催する委員会、連絡会等に出席し、また、同協 会が主催する自動車査定土技能検定試験の受検の促進を行い、中古自動車査定制度推進 に協力した。 ⑤ 消費者相談の実施 消費者相談業務について、昨年度に引き続き、本年度も実施した。

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7.軽自動車検査関係支援協力事業

(1)軽自動車検査の申請窓口業務への協力 ① 通達等の周知徹底 検査に係わる法律及び政省令の改正並びに国土交通省等関係各省庁、軽自動車検査協 会からの通達等について、各軽自動車協会会員ディーラーに対する周知徹底を図った。 また、各事務取扱所においては、職員がそれらの知識の習熟に努め、業務の円滑な実 施を図った。 平成 21 年4月1日から導入された自動車重量税及び自動車取得税の減免措置(エコ カー減税)については、減免対象車一覧表を前年度に引き続き各事務取扱所窓口に据え 置き、申請者の利便を図った。また、平成 24 年4月1日から導入される新エコカー減 税についても、減免対象車一覧表を各事務取扱所に配布し、窓口に据え置くこととした。 ② 自動車登録等適正化推進運動の実施 国土交通省及び自動車登録等適正化推進協議会(全軽自協を含む自動車関係 13 団体 で構成)では、総務省及び警察庁の協力を得て、住所変更や名義変更した際の自動車検 査証記載事項の変更手続き等の的確な実施と法の遵守に向けた啓発活動を実施してお り、前年度に引き続いてリーフレットを作成し、各軽自動車協会会員ディーラーを通じ てユーザーに配布し啓発に努めた。 ③ 事務取扱所及び支所の移転又は新設 軽自動車検査協会の事務所及び支所の移転又は新設が行なわれたので、全軽自協の事 務取扱所及び支所も、その隣接地に移転又は新設し、次のとおり全軽自協として窓口業 務を行う体制を整えた。 ・平成 23 年5月9日 愛知県事務取扱所三河支所(移転) ・平成 23 年7月4日 岐阜県事務取扱所(移転) ・平成 23 年 12 月5日 埼玉県事務取扱所春日部支所(新設) ・平成 24 年2月 13 日 熊本県事務取扱所(移転) ・平成 24 年2月 20 日 東京都事務取扱所練馬支所(新設) ④ 軽自動車検査協会の窓口業務の受託 軽自動車検査協会の窓口における検査申請手続きの円滑、迅速な業務処理に協力する ため、軽自動車検査協会との委託契約に基づき、検査等申請書類の整備確認業務及びO

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CR投入業務並びに自動車検査証の返納等業務を前年度に引き続いて実施した。 平成 23 年度における請負業務としての実施件数は、申請書類整備確認及びOCR投 入業務が 674.1 万件、並びに自動車検査証返納等業務が 204.2 万件であった。 (資料3-1~3) ⑤ 窓口業務等におけるCS(利用者満足度)向上対策 ア.QCサークル活動 軽自動車検査協会と全軽自協では「軽自動車CS推進協議会」を組織し、窓口の サービス改善を図っている。 各県においては、軽自動車検査協会の地方事務所が中心となり、軽自動車に係わ る申請窓口を有する全ての関係団体にも声をかけて「CS対策のためのQCサーク ル活動」を展開し、問題点の洗い出し及びその改善を図っている。 イ.研修会への参加 本年度も前年度に引き続き、軽自動車検査協会が主催するCS研修会が、平成 23 年6月から 10 月にかけて全国の主管事務所毎に延べ9回開催され、全軽自協の 事務取扱所職員も計 66 名が受講した。外部の専門講師から「CS(利用者満足)と は」、「CS推進のポイント」等について研修を受けた。 ウ.九州ブロックにおけるCS活動 全軽自協九州ブロックにおいては、ブロック全体の活動として、顧客満足度の向 上、業務の効率化、人材育成、個人情報保護法の遵守等を目指して、事務取扱所ご とに活動を開始し、また、他県の窓口業務を体験することにより自県の業務改善に 役立てること等を目的として、ブロック内各事務取扱所間で2泊3日の人事交流派 遣研修会を実施している。交流は平成 22 年度から開始し、平成 23 年度は2回実施 した。 ⑥ 業務研修会 全軽自協の各事務取扱所では、軽自動車全般について案内する窓口を設けている。こ の窓口業務を適切に遂行するとともに、職員の資質向上を図るため、主として業務経験 年数の少ない職員を対象として、例年業務研修会を開催しており、本年度は次のとおり 実施した。 日 時 平成 23 年6月2~3日 場 所 ホテルアジュール竹芝

参照

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