原
著
淋巴肉芽腫患者より分離ぜろ
グルトネル氏腸炎菌に就て
東京女子腰學一門學校細菌學教室(摺導雫野憲正博士)良 田 圭
第一章緒 言
t’謫 章本四分離の由來
i第三章 分離菌の生物學的性状第一節.形 態 學
第二:節 培養所見 第一項 普通培養基上の二三所見 第二項 鑑別培地上の磯育所見 第三項 諸種含水炭i素分解能力 第三節 小括及び考按 一第四章 分離菌の病原性 第五章 分離菌の血清學的性状 第一節 0一抗元に就て 第二節 H一抗元に就て第三節 「カステラnn三門試験
第六章 分離菌の菌型に就て 第ゼ節 血清學的菌型分類 第二節 隼化學的菌型分類靴章三三結論
第一章 緒
言
子
ゲルトネル氏腸炎菌は初め1888年G5rtner(1)によりて急性食晶中毒患者の屍禮の一第 8巻 6一
良田躊淋巴肉芽腫患者よP分離せるゲルトネル氏腸炎萬に就て 7 脾臓中より槍出せられたるものにして」其の後屡々流行性食物中毒の原因菌とし℃報 告せられ,人類に感染する時は急性胃腸炎の症状を呈するものなる事は周知の二三に して,回米諸國に於てはその報告三枚爆に逗あらす。本邦に於てはその三三だ比較的 少激なれども,昭和11年5月濱松市に於て勃磯したる大幅餅に因する中毒事件はcx3 う く4)c5)本菌と關係を有し罹患者2201日中,死亡者45名に達する未曾有の不二七にして吾 人に大なる衝動を與へたり。 然るに之れが急性胃腸炎の症状以外の特異なる症候を示す場合は比較的稀有なるも のにして,その主要なるものは敗血症なり。1891年Lubarsch u.・’Tsutsui(6)は腸炎菌
の感染により菌血症を起せる初生兇肺炎の1例を報告し,Craig u. White(7)(1902) は臨床的に腸Pチフス」様部活を呈せる患者の二見例に於てその脾臓内より,Ickert(s) 〈1915)は急性中毒性胃腸炎を起せる一流行に際し20品目患者中/例に於て流血中より
3ζHerz◎g u Schiffcl)(1922)は中毒例143名中はじめ下痢を起しe.後rチフス」様症 .歌を呈せる1例の流血中よリゲルトネル氏腸炎菌を槍出せり。その他ポ菌による敗血.
症例はBitter, Elkeles, Li and Ni(D等により観察されたり。 ’
本邦に於ける本菌敗血症報告例を摘録すれば櫻井氏(昭和2軍)(1・ジニ「チフ.スJ様症状 を呈せる患者の血液尿尿等よリゲルトネル三二炎菌を分離し,正來,三塁氏(昭和10 年)(11)等は黄疸を主徴とせる2Bljの患者の血液尿三二二等より本菌を分離し,芳賀氏(昭 和2年)(1?)も亦黄疸を認め早坂氏(昭和7年目σ3)は麻痺性療治患者ゐ「マラリヤ」療法に瞭 し17例に於て本四の敗血症を認あ,その中2例は更に同菌にまる騎膜炎を併護ぜりと 報告せり。昭和12年飯野氏(・4)は1例の急性骨髄性白血病に合併せるゲルトネル氏腸炎 菌菌血症を報告せり。
その他Symmers a. VV’ilsonci)(1908)Smith a. Aberd(;)(1921)Stuart a」K:ricorian
、(,) (1926)Pesch(15)(1926):Linden116)(1930)Wildftihr(1936)(1:)及窪早坂,大城庇(ll) じ(昭和5年),早坂氏(1g)(昭私7年)は本菌tとよる臓膜炎をEngel〔L・g)(1938)は肺炎をDiah
(・・)(19!1),B・ehm u Bitter(1)(1919)は三二炎を報告ぜ』り。
三って悪性淋巴肉芽腫と細菌とめ二二に就ては1898年Sternberg(2t)が「グラヌロの ム」組織中に抗酸性結核菌を認め叉組織二三にも. 二的結核病竈を有する事によりて その病原を結核菌にありとせる以上,碑究活酸を極め,Benda, Cr面der, Ferrari u Comminotti, Fleischmann, ’Hitzmann u Stross, Schur, Steinhaus, Zuppinger, Fahr・
ian, Herxheimer等も同様の所見を公にし, Lichtenstein(23)(192!)は8例の本病患者ま
ゆ結核菌の純培養に成功せり。然れども之等の詮に反謝意見を唱ふる者も藪多存す。吃
8 良田=淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネノし氏腸炎繭に就て 1910年Frankel u Mし1ch(L・4)は本病患者の淋巴腺より13例中12例に於て「アンチフ オルミン」にて集菌し,「グラム」陽性なる結核菌のGranulare Formと二二しがたき Granulaを見出し,之れが淋巴肉芽腫の病原菌にして,結核菌に非常に近きものなり と思考せり。・ 1913年Bunting u Yates(2L7)は3例の本病患者より類「ヂフテリー」菌を見出し Me】10n(,70)(1916)は「グラム」陽性の「ヂフテリー」二様の微生物を培養し, Negri u Mierment(25)(1913)もそれに類似せるものを讃明せり。192,5年Grumbach u Arthur (L)6)は類「ヂフテリ、一」二様のレかもFrankel−Much−Graunla lに非常に類似せるものを 見出しBillng, Rasenowは「ヂフテリーJ様菌と共に殆んどすべての例に於て葡萄歌 球菌を認め,Verploegh, Kerer u. Hoogenhyze等は葡萄瓶球菌を穎粒歌の桿菌と共に 鐙明し,lECastsaras(1924)は本病二三の血液,脾臓及ザ睾丸より同菌を槍出し,同年 Grumbach(L7s)は棍捧朕の桿菌と「コンマ」朕のCocco−bazillenを見, Anton, Musger (29)(1928)は組織切片申に双球菌と桿菌の混合せるを見たり。 その他連鎮朕球菌,普通大腸菌(Notthaft)(30,「プロテウス」菌,肺炎菌「スピロへ ’一 ^」,或は重復膜を有する小部,叉は二月朕核小燈を本病の寄生性病原髄として報 告せるものあり。 Busni(31)(1928)は本病患者の血液,腫脹淋巴腺,脾臓,乳汁,二二よ夢微生物を見 出し,本菌は.レフレル氏血清培地上によく登回し,震育経過中の観察よ1)二二多数の 二者によ.りて唱導されたる桿菌,穎粒,球菌等はすべて同一にして,軍に條件の異る によりて斯る多様の形をとるものなりと言へり。・ 本邦に於ては三三(32)(大正元年)は7例の淋巴肉芽腫に結核菌を認め得す,瀬尾貞信 氏(:大正13年♪(22)は25例の悪性「グラヌロPム」中,抗酸性結核菌を見出せるもの16%, ムツフ氏顯粒を見出せるもの36%・三図同時に見出せるもの16%爾二二陰性36%に して,その他蓮鎭雌球菌(2例)・双球菌・葡萄歌球菌・二普通大腸菌等をも槍出せるも 二等は第二…欠的感染にして本病にi封ずる原因的意義を有せすと述べたり。同じく:大正 13年村上徳治Eli(s3)は,チFルガベツト氏染色法により結核菌と二心し得ざる桿菌及び ムツフ氏穎粒を設明せり。薗郡孝一氏(54)(大正15年)は結核菌を認めす・.動物試験も 陰性に絡りし,淋巴肉芽腫の剖見例に於て,定型的ならざるもムツフ氏二三様物質を 染出したりと報告し,井上實和氏㈹(昭和4年)は17例の本病患者に於て,2例より大 腸菌,化膿性球菌1例,結核菌.4例及びムツフ氏願粒を5例に於て認め,岩井誠四郎. 氏(36)(昭和11年)は捌出淋巴腺の膿部に顎粒性桿菌を見禺せり。 一第 8雰 8一一一
良田ヨ淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネノし氏腸炎蕾に就て 9 橋本亨氏(23)(昭和6年)は進行性淋巴肉芽腫の病原膿として別出淋巴腺より5同にわ たりて,「,グラムJ陽性溶血性球菌を分離し,静区画よりも同様の菌を培養し,上月貞 藏氏(3T)(昭和12年)も「グラム」陽性双球菌を槍出せり。 余は本校附属病院小見科外來を訪れ,臨床的並びに摘迅淋巴腺の組織學的概査より $in“ :一 淋巴肉芽腫と診定されたる女見瀧田某の流血中,淋巴腺内及び脾臓内化膿竈より以下 蓮ぶるが如き諸声1伏を有するゲルトネル氏腸炎菌を分離せるを以て藪に報告せんと欲 す。
第二章 本菌分離の由來
本病患者瀧田00子は7年8ケ・月の女見にして,昭和11年11月9日入院,同月29日
鬼籍に入れるものにして,臨床的維過,摘出淋巴腺の組織學的野査及び屍艦解剖によってPaltauf氏のLymphogranulomatosisと診断されたるものなり。その臨床的維1
過に覧てはすでに昨年度の小見科學絵魯及び6月の東京女弾唄會例會に於七獲表され 叉近く本誌上に小児科部長磯田博士より詳細なる御報告ある筈につき御参照を乞ふ。 11月20日静脈血5c.c.を探りて普通「ブイヨン」に雑菌法を行びたる後,血液塞天培 地上に分離培養を行ぴたるに翌日純培養の歌態に友白色牟透明の集落を見たり。罵れ をB、株とす624日再び探晒して培養を行へるに同様なる集落を見たり。縛れをB、と す。同H摘出淋巴腺(:Lymphoglandula:Femorale)の一部を「ブ・fヨン」に培養し翌旨 分離増養を行へるに何れも上記SC落 L:こ類似せる集落の畢生を見たり。起れをL.D.株と す。同じくその一部を以て結核菌の桧索を行ひたるも』見出し得ざりき。27H 3度探取を る血液の一部を普蓮「ブイヨン」に,他を謄汗培養基に加へて増菌して分離せる菌を:Bl. 及G株とす。他方同時に患者血清を以てウヰ]“ 一.ル氏反慮を行ひたるに腸「チフス」菌 及び:Bl株には50倍稀繹に於て砂粒歌に凝集せるも「パラチフス」A菌及び:B菌に憎して は陰性なりき。 同月29日糞便の培養を行ひたるも大腸菌のみにしで其の他の菌を見出さk’りき’e 同月30日屍禮解剖に際し,脾臓内に化膿竈を認め,回れより無菌的に血液塞天及び 普通塞天上に分離し得たる菌株をM株と記して以下の事理に供せり6第量章 分離菌の生物學的性賦
第一節 形 態 學 本菌の普通塞天24時間培養菌は盛基性「アユリン」色素染色によれば菌駐各部の着染 ・一一tw. 8 ij 9一一一,10 良田ロ淋巴肉芽腫患者よη分離せるゲル.トネル氏腸炎菌に就て 度一一ecなる短桿菌にして爾端は鈍圓なり。「グラム」染色は陰性,・大さは腸「チフス」菌 に相似し,配列は散在性にして連想状をなすものを認めす6.レフレル氏法によりて4 −9本の長き周立性鞭毛を認め,活澱なる固有蓮動を螢む。
第二節’培養所見
第一項 普通培養白上の磯育所見 A.普通塞翁培養基 本菌は獲育極めて良好なる幅寄性菌にしてその集落は圓形,周縁は正,その表面漁 潤滑澤にして中央部稽々隆翻し,その大さは「チフスJ菌よりも大且つ厚くして,大腸 菌よりも小にして菲薄なり。その所見「パラテラス」B菌に似て透過光線に樹しても, その透明度は「チフ孔菌に劣るも大腸菌に梢々優り,友白色牛透明なり。 普通寒天穿刺培養に於ては培地中に穿刺線に滑ぴて次白色の線條に蛮育し,表面は可成り早く獲育する圓形のRasenを形成し,そのRasenは室温放置後時日の円転と
共に微かなる髪を作る。Verwurzeiungは「ブレスラウ」菌に特有なりとElkeles(3s)に よりて磯表されたるも本四に於てもその性状を認めたり。 B.普通。ブイヨン」 密培地中に本窯は何れも詠出由良にして,之れをZF等に潤濁し出品を作らす。 Fぺ 7’Fン」水中に撃て.も細れを早等に洞濁して,エールサツヒ斥法t〈て再三槍せるも「イ ンドール」.の形成を認め9“。 第二項 鑑別培養基金に於ける培養所見 ・鑑別培養基上の磯育所見は以下述ぶるが葺きSalmonρlla・Gruppeの菌を封照とし て.同時に培養し之等を相比較せり。帥ち1.S扇monella Para,typhi A:長田株
2.・Typ‘‘Senftenberg”:北研株 3.Salmonella Schottmtilleri:足6株,東北株 4・Salmonella breslaviensis:「ブレスラウJ東北株,「エル1ドリック」.東北株 5.Typ‘‘St・n1・y”・豚タンリ、’一J東北株 6.Typ“Reading” :No。72(北研株) 7.Typ‘‘Derby :No.1729(北研株) 8.:Bac. Abortus equiil aヒ研株
9.Typ.“:Brandenburg”:No.3209(北畑株)
10・.Salmonella Paratyphi C:東北株,豚「コレラ」210株
良田=淋巴肉芽腫患者よ};,分離せるゲルトネル氏腸炎菖に屋て. 11
11.T7p.“Or∂nienburg”:北藩命 12.Tアp.‘‘潜ewport見’:東北株
13,Salmonella enteritidis Gartner:(Jena 2株, Da11アsz. Chaco, Essen, Moskon,
Rostock, Dubl’in, Blegaaam)
14.Salm・nella typhi:野末株,湯淺株 15.T}p“Sendai”東北株,「パラチフス」K株 16.Typ.‘CL” ;「ロンドン」株(北研株) 17.:Bac. Coli :吉田株,中村株 にして余が淋巴肉芽腫患者より分離せる瀧田株は何れも次の如き性状を有せり。 1.葡:萄蕾塞天培地に於て培養37変溢時間後には著明なる瓦斯の形威を認む。 2.中性紅寒天培地に於ては37℃24痔間後に既に瓦斯喪生著明にして螢光色も亦明 ・らかなり。 3.rラクムスモルヶ」,24;毒間培養後何れも赤攣し3−4日に至れば再び青憂し潤濁 度強し。
4.牛乳培養基血温3週間に至るも凝固を認めす,7−9日に至れば培地は漸次黄
色を帯びて透過し初む。5.無蛋白増地
「アスパラギン1 絢鵬酸「ソーダ」 硫酸「マグネシやJ 第2燐酸Pカリ」 塞 天 永 O.5g O.2rsg −o.Osg O.59 29 100c.c. 以上の虞方を以て拝せる斜面培養基に培養せるに何れも24時間以内に焚育可良にし て友白色の菌苔を作れP。 6.粘液堤の形成 食盤の含有量を2.0%とせる普通寒天培地の斜面に「ブイヨン」 培養18時間のものS一白金壷を薪鮮「ブイヨン」2c.c.に浮游せしめ,その一白金耳をと りて培養し集落を孤立せしめ得る様にし,之れを37℃に1日増養後室温に放置し集落 周園に友白色の粘液堤の出現の朕態を潮察せり。劉照に用ひたる「パラチブスJB菌は 著明なる粘液堤を形成せるも灘田株は何れも陰性に絡れり。 7.遠藤氏培養基及ドリガルスキー氏培養基,瀧田株は何れも赤憂せすして,その稜 一第 8 雰 11一一一12 良田=淋巴肉芽腫患音よ1)分離せ.るゲルトネル氏腸炎菌に就て 第_表 鑑別培養基上の護育所見 菌’ 性 ’x x一・X 秣 fill
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固 有 運 動 瀧 田 株 1一 1! 1一 /! !! P・A・、. 長、. Seuitenber’№ SchottmUI/er足6 ..〃 :東 〃 傳 BreS1騨 ’ Aertrycke Stanley Reading Derby B. Abeitus equi Brandenburg P.C. 東 豚 「コ レ ラJ Oranienburg ] ewport G註rtner Typh’uis 野.1:.1 湯 S・nd・1東., P. ’ j. ’Lohd6n’ 、.a. CQli 吉 中Bl
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Stanley. Reading,1)erbア,.Brandenburg, Oranienburg, Newport, Gfirtner, London等■ のそれと一致す。 第三項 諸種含水表素分解能力 本誌験に於ても瀧田株膏油の含赤炭素分解能力を淫すると共に上述のSalmonella− Gruppe.フ疎漏を蜀照歯して使用せり。 1;「ラクムス」糖加「ペプトン」水 本實験に使用せる含水炭素は,「グルコーゼ」,「ラクトーゼ」,「ガラクトーゼ」,「レ. ブローゼ」,「アラビノーゼ」,「マルトーゼ」,「キシローゼ」,「ラムノーゼ」,「ラフイノ1 一ゼ.,「サツカロPゼ」,「マンニット」,「イノジツト」,「ヅルチツト」,「イヌリンJ, 「デキストリン」の15種にし’て何れも「メルク」製品なり。以上の含水炭素を1・0%の割 に含める中性「ペプトンー(「ウイツテ」)水に「ラクムス」液を加へて酸形成の有無を槍す ると共に該培地中にDarham雨蓋を入れて瓦斯務生の有無を桧せip 6 その結果は第.2表に示す如く本分離株は何れも,「デキスト人歩ゼ」,「マンニット」二 「マルト田虫」,「ガラクトーゼ」,「ヅルチツトー一、,「キシローゼー,「アラビノ■・一ゼ」ブ「ラ ムノーゼ」を分解して酸及び瓦期を獲生し,「ラクトーゼ」,「サツカロPゼ」,「デキス 5リン」,「イノジツFj,「イヌリン」,「ラフイノーゼ」には何等の二化を及ぼさy“1> き。. 2.「ラムノーゼモルケ」
Bitter, Weigmann u Habs(訴)藩法によりて
Dinatrium Phosphat O.,pp
Arrr4m−on sulfat Natrium Citrat ts’acl Pepton 〈“T”itte) Aqua dest.
LCg
2.Og 5.Ot.cr O.t)59 1000.Oc.c.一第8.1秀ミ 14一
良田=淋巴肉芽腫患者より分離せ.るゲルトネn氏腸炎菌に就て 15
を含めるものに「ラムノーゼ」を1.0%の割に加へたるものを使用せり。検査方法は 37℃20時聞培養後0.5%のrvfethylrot−Alkohol−L6sungを2滴宛滴下す6赤蕪したる時 は陽性にして陰性の時は黄色にとy’まる。以上の方法によりて瀧田株は何れも陽性成 績を示ぜり。
3. Glycerinfuchsinbouillon nach Stern.
Stem氏㈹の:方法によりて
1) Grund16sung 100c.c.
2% Pept6n 1% Eleisch X
O.5.0/. Nacl
2)Ges且ttigte alkoholische Fuch:in−L6sung 5,6滴
3) 1%/ Natrium sulfat L6sung 2tv’.c.
4) O.25Lo/. wasserige Chrysoidin−L6sun.cr O.5−lc.c.
5)1%の割に「グリセリン」(「プライス」)を加へて5c。c.宛分注滅菌せるものに培養せ るに瀧田株は何れも24時闇にして強陽性印赤紫色を呈せり。 第三節 小庇及び考捜 以上述べ來たれる瀧田株B1, B2, B,,, G, L.D, M株は何れも同一牲状を有し,「グ ラム」陰性の短桿菌にして,活機なる固有扇動を螢み,乳糖を分解せす,牛乳を凝固 せす,「インドール」反鷹陰性にしてEscherichia−GrupPeより明らかに匠別せらる。 葡萄糖寒天及び中性紅塞天に於て葡萄穂を分解し酸及び瓦斯を形成して培地に纏裂 を生ぜしめ,叉脱色して螢光色を嚢せしむる事及び牛乳を凝固せす旬日の後に透化す る事等は腸「チフス」菌にあらざる事を讃するものにして,以上の如き生物學的性状は 本瀧田株のSalmonella−GrupPeの一種なる事:を明らかにするものと信ず。然して瀧田 株はSalmonella−GrupPeの女桐なるT}’pLisに馬するやに就きて考ふるに本菌は中性 逼塞天に於て瓦斯を獲生し且つ螢光色を呈し,牛孚Lを凝固せずして透明化する貼,及 び「ラクムスモルケ」を赤面して後再び青噛する鮎及び無蛋白培地上に獲育言出にして 酪酸鉛虫払に於て硫化水素を産出して穿刺線に滑ひて黒癒する鮎に於てPara亡yphus A・及Sendai型と匿別さる。 TyP. c‘Senf enherg”は中性紅塞天及牛乳の塗化に於て Paτatyphus Aと同一なれば之れよりも匪別され,中性紅寒天及び無蛋白培地に嚢育 可良なる鮎に於てParatyphus C菌と差異を認む。粘液寸言破試験に於ては「パラチ フス」B菌は著明に之を形成するも瀧田株は之を形成せす。夫れ故に以上の鑑別培iさ
16 良田=淋思需芽腫:患者より分’離驚る.:ゲ花.トネル氏腸炎菌に就て
.上の一般性状に減てな瀧.田株と匿別し得ざる.ものは:Breslau,.Stanley, Readin9, Der−
by,. Brandeψu7g,.( hranienburg,.一Newport, G5rtner, Londbn,1なり6...
更に上記諸菌の含水炭素及び高級「アルコr・ノセ」類の分解能を見る時は第2表に示す 如く,瀧田株は「グルコ{ゼ」,「ガラクトーゼ」,「レブローゼ」,「アラビノーゼ」,.PY ルトーゼ」,「マン=ツトJ,「ヅルチツトJ,「キ.シロPゼ」;「ラムノ門:ゼ」を分解し其の 他を分解せす,叉Bitter, Stern共に陽性なり。然るにBreslauは以上の他}「イ.ノジ ツト」を分解し,〔StanleyぱBitter及びStern陰性にして, Reading.は「イノジツ.ト」 を分解して「ラムノーゼ」を分解せす,Derbyは「イノジツト」を分解しBitter陰性な り。1:Brandenburgも亦Bitter陰性なり。斯の如き諸性状によってBreslau, Stanley, ReadiDg・Dgrbγ,及びBrandenburg等は瀧田株と匿別さる。瀧田株と完全に一致する
はOranienburg, Newport, G互rtner(J『ena, Chaco, Essen, Mo5kou)等な:り。.大腸菌
「チフス」菌,「パラチフス」B菌及びC菌は上述せる第1表.の諸性扶によって瀧田株と 異なること明らかなるも第2表に示せる性歌によっても完全に匿別さる。之等の成績 をKaufinann(41)氏1)Kulturtabelleと比較する時は只Stanley株が:Bitter’s Lδsung 中にて20詩間後に陰性の晶晶を示せる外すべて一致する成績.を得た.り。
第四章 分離菌の病原牲
1..経口約投與試験 瀧田.:BI LD・M・民設菌の面通寒天18時間培養の1・Omgを1c・c・の割に生理的食盤 水に浮游せしめ,その1c・c.を「パン」の小片に浸し,由れを二重10・一129の「マウスJ3 匹宛に室腹時IC與へてその生死を観察せるに本菌は何れも5−9 Hにして「マウス」を感 染致死せしめ得たり。その屍禮の心血,脾臓,肝織及び腸瞥内より何れも前述の性状 と一致せ.る桿菌を分離し得たり。 2..腹腔内注射 瀧田株BI,..LD, Mの各普通寒天18時間培養菌を生理的食出水0・5c・c・内に0・lmg より0.000000001mg迄逓減的に稀乱し,之れを12−139の雄性「マウス」の腹腔内に注 射せり。.然るに「マウス」の多くは2−9日以内に蜷死し,おそくも10日目にはすべて発 死せ’り。而してその心血,脾臓,肝二三より注射に用びし菌と同一性釈の菌を純培養 の歌態に培養し得たり.。. 3・叉2509の旨旨に本元5−0.5mgを皮下に注射せる.に試獣は何れも2−L5日間以 内に発死せり。一第 8 巷 16一
良田=淋巳肉芽腫患者より分離ぜるゲルトネπ氏腸炎菌に就て 17 第三表 「「マウス.」毒力試緻 菌 株
鐸、驚嘆
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死 麓 の二日
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・/・團・,・・,・ 第四表瀧田繰菟疫血清による一種加熱菌の凝集反慮 成績株
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十 一F 第五表瀧田株1{}GOc三脚菌の各免疫血清による凝集廊山川 \一_ 菌
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第五章 血清學的性歌
第一節 O一抗元に凡て冤疫血清は普遍絹天24時間培養菌のユmg,2mg,4mgを5日闇の間隔を以て$同1
にわたり,家兎耳静滅字に注射し最後の注射より1週聞後に凝集債を測定し湘南なる. 動物の全採血を行ぴて得たるものなり。注射菌液はその都度作りたる薪鮮なるものに ’して60℃に30分聞加熱せり。 第一項 瀧田株面面血清に謝する凝集一悪 瀧田M株の0−H型琵疫血清に瀧田:BI LD, M.株並びにSalmonella−grupPe各菌 の普指継天24時聞焙養を食盛水に汚游せしめIC・O℃1時間加熟し之を蔵液として加へ 37℃2時間室温放置20時聞後に「アグルチノスコープJを以て放績を判定せi)。その 域績は第4表に示す如く瀧田M雨露疫血清によりて凝集せらるSものは,瀧田B1,‘LD, M称並びにSa!n or.e1]a−D・GrvpFeのTylhts(野冴ミ株)r G菖rtner(Jera), Typ・
£er daiのみにして他は何れも陰性域績を示せり。
第二項 0一抗元を有する蔵株疑疫血清による瀧田材の凝集反鷹
本實駝に於ては:Paratyphtts A,:B, C菌, Newport菌, Typh】s菌, Glirtner菌,
:London菌の各0−H型翼疫血溝に瀧田13ユ,工D, M秩の各1CO℃1噺勘「熟菌を作用 せしあたり。その彦績は第5表に示すが如く[[’yl]hns藤及びG邑]tner・GrupFeには最
も高度に擬集便近くまで凝集せられR:B・Gruppeの血溶に十分弓田せられたるも凝 集債より遙かにひくし。
本實験及び前項Q實駝域績より之を甥るに瀧田耕の0一抗元は聴骨何れも一致し
Kaufm ann u:Bエuce White(劫氏¢表と照らし合はす時は Salmeuella A一, B一, C。, E一 ’GrupPeの細菌の有する一0一覇元豊Pち1, II, III,ユV, V, VI, VII, VIII, Xを有せす, 反之Salmhnella D−Gruppeの0一二元IXを有するものと思惟さる。
第二節 H一抗元に就て
良.田=淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネ>V K腸炎菌に就て 19 第一項 瀧田株三下血清によるH一抗元を有する菌の凝集反二
本實験に於ては瀧田M株冤疫血清に各種Salmonella−GrupPeの菌を作用せしめた
第六表瀧田秣萸痴備に封ずる各種生菌の凝集反朦り。其成績は第6表に卸すkn 〈1 凝集償 禽株 抗 元 瀧田株 B1 1一 . ・・ LD. ク M ?. A Senftenberg. P.B. 足6 ? ? ? e窄
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東 Breslau Stanley Reading Derl,y 北 卦十 惜 珊 +1+州粁
川州什
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P・ C・.東北 豚コレラ210 0rauienburg N’ewport Gljrtner Typhus Sendai London c[骨囲÷に
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Li e”bu「g等は灘匙搬の凝
}集を示せるもSenftenberg, De「 rby Oranienburg.に於ては丁度.とは錐も判然たる二二朕の凝集
】を示せり・ 1一一i
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lr ii l 第二項 H一抗元を:有する. SalmoneHa−Gruppeの免、 疫血清による瀧田株の凝 集思慮本門験に於てはParatyphus
1 A, B, Senfteiiberg, Breslau, St一一
盤認鵬肱謙
1 enburg, Typhus, G5rtner, Lon一一
dOn及Sendaiの各免疫血清に
引.凱瀧田B、,LD, M株の生歯
を作用せしめたり。其成績は第7表に示す如くGartner血清は瀧田株を雲紮朕にそ
の凝集債まで凝集し,Senftenberg, Derby, Oranienburg血清も三雲置歌の凝集を示. せるも其凝集漬低く.,Typhus及びTアP. Sendai血清による凝集は顯粒欺にして且凝 集債高度なりしもParatyphus A及:B血清によるそれは穎粒状にして.凝集債低し。ド
第三節rカステラニー諏牧試験
L20 良田=淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルト.ネル.氏腸炎菌に就で
.第懐1額免疫蜘醐・灘株生菌・凝集鷹
1濁
P. A. Seuftenberg P. B. Breslau Stanley Derbア ’Babortus equi p. c Oranirenburg Newport .G乞rtner Typhus Sendai LondonB 株
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十 十 十 十 十 一Ti一 ]ニ ー11一 二i二1 :Ili −1−1 1 第八表 各加熱菌を以てせる交叉吸牧反当試瞼成績 .1へ@
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十・ 十 十 十 士.:二方一節及び第二節骨績よb瀧田株鮪する0一抗元はS・1m…11・ D−G・upP・
,忙驕しH:一抗元は儲rtner菌の有ず.驍烽フと同一ならんと思考せらるSを以て・Typ一. 一一一pt 8 ’ifk’ ・ 22一良田=淋巴肉芽腫患者よi)分離ぜるゲルトネル氏腸炎萬に就て 23
hus, Ggrtner, Sendai問の「カステラ’;・ 一J吸牧試験を施行せり。その結果は第8表に
示す如く,瀧田M株,Gartner, Typhus, Sendaiの各加熟菌を以て吸牧せる瀧田株冤 疫血清重びに瀧田訴訟熟菌を以て吸回せるGErtner, Typhus, Sendai各冤疫血清は何 れも完全にその0一抗元に封ずる凝集素を吸牧され審し,それに生菌を作用せしむる
時は瀧田株はGttrtnerに一致せる成績を示し1更に第9表に示す如くGartner冤疫
血.清の凝集素は瀧田M株生菌により,鷺田株冤疫血清のそれはG・Ertner菌の生菌によ .りて完全に吸牧し豊さるNを謎明ぜり。. 以上の成績より瀧田株のO・抗元及H一抗元は共にGartnerのそれva・一致するものな りと考へらる。故に第6及第7表に示せるが1如く『 ?c株の生菌がSenfteberg, Derby, Qranienburgめ血清によ1,又Sent驚11berg, Derby, Oranienburgの生菌が瀧田株の血 清によりて雲謡歌に凝集されたる理由も自ら明らかとなる。邸ちKaufmann u Bruce White(4・)氏の表によりて明らかなる如く, Senftenberg,及DerhyはGErtner.と9一 :Rezeptorを共有し, Oranienburgぽm−Rgceptorを共有するに因ると考へらる。第六章 分離菌の菌型に就て
余は上述せる1龍田株の生物學的及び冤疫學的性状より本菌はSalmonella−Gruppe 中のゲルトネル氏腸炎菌なりと信ず。依って余はKauimann({2)氏の方法にしたがび 祀れが該菌の如何なる菌型に属するやを究めたり。 第一重言 血清學白二二型分類 kaufmann氏分類法によれば血清心的にゲル’トネル氏腸炎菌のO一抗元は何れも作 用籏IXを共有し, H一抗元より見れば次の如く5型に分類さる。 S. enteritidisS. ent. var. danysz
S. ent. var. 6hacd
S. ent..va’r. essen
S. eut’D var. dublin
S. ent. var. fostock
S. ent. var. moskou S.’ent. var. blegdani一
gQln zlz2
gp
gpu
gog z390mZエ
余は先年北里研究所の井手正典博士の御厚意によりて分與されたる以上の各菌株を 以て冤疫血清を調製し相互に吸牧試験を行ひg,0,m, p, U, q,21, Z2, Z3.なる特異凝 一第 8 巷.23:一一.24 良田=淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネル氏腸炎菌に就て 第+衷ゲルトネノレ氏腸炎繭の血濡學酌菌型分類
× Foktor
X−X’N.蔚 株 .\
g o 瀧 田 B1! L,D
1− Jena Danysz Chaco Essen Dublin Rostock Moskou :Blegda皿 Senftenberg Oranienburg 冊 柑 柵 柵 史記 柵 十十十 構 柵 子モ十 十十千 冊 柵. 柵 柵 H十m
轡 十什 {什 柵 冊 枡 柵 p 十什 柵 u 十1十 q Zl 1 Z2 Z3 柵 .柵 幌 柵 十十十 H十 柵 +曇÷L {経 一. 柵 一 横 一柵[一
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柵 一一1一
lgomzlZ2 1! 1一 fgomzlz2 !! 1一 1一 gp gpu goqz3 gomqzl gm
集素を分離し,之等に各回のゲルトネル氏腸炎菌を劉照として1薪分離株:Bl,:LD・M 秣の凝集反慮を行へり。第10表に示す如く g−Faktor l(はS. Senftenberg。Serum(1:50)を .o.Fak亡OrにはS. enteritidis血清をOranienburg及びTyp・Dψ1inを以て吸牧ぜるるのを
m一:FaktorにはS. Oranienourgの血清(1:50)を P一:FaktorにはDuhlin血清をS・euteritisを以て吸節せるもの q一:FaktorにはMoskou血清をS・euteritidisを以て吸牧せるもの ・、一F・kt・・にはB1・gd・m血清を0・ani・・b・・g及Typ・・M・・k・・にて吸回せるもの z2一:FaktorにはS. enteritidis血.清をTyp・Blegdamを以丁吸牧せるもの z3一:FaktorにはMoskou血.清をBlegdamを:以て吸牧せるものを使用ぜり。 凝集二二は「オブエクトeグラス」法を用ぴたIJ。その威績は表示の如くにして瀧田 株はBユ,LD, M株何れもgomzlz2を有しS・enteritidis, danysz・chaco・essenと同 様の血清學的構避を有する事を謹明せり。第二節 生化學的菌型分類
一一第8巻 24一一
良田=淋巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネル氏腸炎菌に就て 25
Kaufmann氏の法に從ひ次の如き5種の培養基を使用して菌型分類を企てたり。
1)「ペプトン・ブイヨン」
Liebigの肉「エキス」及びWitte「ペプトン」を1.0%の割に含有ぜる液に「グルコー ゼ∫アラゼノ一州∫ヅルチツト」「ラムノーゼ」を夫々1%の割に加へたるものなり。
2) Bitter, Weigmann und Hahs’s L6sung.
織れが調製法につきては第3章第2節第2項(Li)‘と於て蓮べたるも之れに「ラムノ ーゼ」の他に「グルコーゼ」,「アラビノーゼ」,「ヅルチツト .1を夫々1%の割に加へたる ものな少。移植には斬鮮なる普通塞天培養の約20mgを1c.c.の生理的食盛水に灘
せしめ,約3mmの白金耳にて,その一白金耳宛を培養せり。威績の到定には,37℃
20時間培養後IC Or5%の「メチールロy・・トアルコール」溶液を2滴宛滴下し赤色を呈す るものを(+),椎黄色を(±),黄色を(一)とせり。 3) Glycerinfuchsinbouillon nach Stern.培養基の調製法は前述(第3章第2節第2項(3))せり。之れに24時間「ブイヨン」培 養の一白金鳥を移植し,判定は37℃に培養し淡紫色,深紅色,紫紅色を呈するものを 陽性とし,樹照と略同様の淡紅色,或は薔薇色を呈するものを陰性とせり。 4) Simmon’s Nahrboden. Simmon’s L6sung: Nacl (NH,) H,PO, Mg. So4 K,HPO, Aqua dest. O.59 1.Og O.29 1.Og 1000c.c. 以上に2%の「ブロームチモールブラウ」水溶液40c.c.を加へ,寒天を2%の割に, 糖類として「グル才一ゼ」を0.5%の割に加へたるものなり。Bitter−L6sungの際に用ひ たる食減水菌浮游液より一白金耳をとりて劃線培養を行ひ,菌の嚢育可良にして培地 の黄鳥する..ものを陽性とし,然らざるものを陰性とす。
5)有機酸培地
BactoPepten売NN・・u
2%e Bromthymolblau. Aqua dest. !eg 7c.c. 12c,c. 1000c.c. 一吻『一?8 巻 25一26 良田.=淋巴肉芽.腫患者より分離せるゲルトネル氏腸炎菌.に就て 以上を滅菌し,右旋性酒石酸(小西),Na−Citrat(Merck), Mukat、(Kahtbaum)を 1%の割に,左旋性(Kahlbaum)及中1性酒石酸(Kahlbaum):.を0.5%の割に加へ5定規 苛性曹達を滴下して;Ph約7.4に.修正せるものを.用ひたり。 本培養基に蔚鮮「ブイヨン」培養の一白金耳を移植せり。成績は色の憂化及び飽和酪 酸鉛嵐溶液O.5c.c.の添加によりて制定し,陽性の場合は最初青色なりし培地が緑黄色 に長じ,酷酸鉛を加ふれぼ極小量の沈澱を生す。陰性の時は青色のま玉忙して酷酸鉛
を加一たる後鐘の澱牲じ24囎後・・厳の高さの÷を占むを.M・k・・をカll一
た.る培地に於ては陽性の場合は著明なる黄色を呈し,陰陽の判定明らかなれば色彩反 掌のみによれり。 實験成績は第11表va示す如く斜照どして用びしゲルトネル塁上の各型は.Kaufmann 氏の細別表IC一一一致し,薪分離株瀧田Bユ, LD, M株は何れもS.‘enteritidis・.巳口ち丁en.a 型に完全に一致せり。EPち「ペプFンブイヨン」の各種:, Glycerinfuchsin・BouiUon, Simmon,s glukose Agar,各種:Bitter’s L6sung及び有機酸培地を分解して陽性成績を示せり。 第十一表 ゲルトネル氏腸炎菌歯型分類
\\培養基
X・・x 菌 株xj
「ペプトン」 「ブイヨンJ コ グ ノレ コ 1 ゼlL
瀧 田 Bl株
1〃 L・D株
レ !・株
十 十 「ゼ アL ラ ビ ノ 1 S, enteritidisS・ ent. var. danysz 〃 ク 〃 Chaco Essen DuBlin
Rostock
MoskouBlegdam
十 十 +1+ し 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 一十 十 十 十タげ
,;li?13i割出
ス 「 グ テリ ルセプ リイ ンンヨン
L
十 十 十 十 +i +1 十 十 十1
±1+t+
+固一
一十i十i一十I I
一十i 十 十1十 十1十 .+lt 一IL 一+1 + 十 一十 一十 一十 ジノヂ コ ・判氏灘
ζツター聯盟謝fド
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+[十1十 一第 8 岱 26一一一一良田;淋巴肉芽腫患者よ1)分離せるゲルト*」 7L氏腸炎菌に就て 27
第七章 総括及び結論
1.瀧田株は淋巴肉芽腫患者の生存中血液及び摘出淋巴腺内より,叉二丁解:剖に當 りてその脾臓内化膿竈よ})分離せるものにして,何れも同一性歌を有し,「アニリン」 色素に好回し,「グラム」陰性の短桿菌にして活濃なる固有運動を有す。 2.普通培地上の磯育良好にして,「パラチフス」B菌の集落に酷似せり。 3.「インドール」の形成を認めす,・中性紅寒天及び葡萄糖寒天を分解して瓦斯及び 酸を産出す。「ラクムスモルケ」は24時間にて張く赤攣し3−4日より再び青攣し,牛乳 培地にては凝固を來たさす,9−10日頃より透化しはじむ。無蛋白培地上に於ては24 時三三獲丁丁良にして,2.O.%食盛含有下天に於て粘液堤の形成を認めす.硫化水素の 爽生著明にして以上鑑別培地上の畿育はSalmonella−Gruppeの一種なる事を思はし めたり。 4.含水炭素及び高級「アルコー・レ瀕の分解試験にありては「グルコーゼ」,・ガラ クトーゼ」,「レ’プロ門ゼ」,「アラビノーゼ」,「マルトrゼ」,「マンニットJ,「ヅルチツ ト」,「キシn e・ゼ」,「ラムノーゼ」Bitter’s L6sung, Glycerinfachsinbouillon tこ陽性 成績を示して「ラフィ.ノーゼ・・「イノジツト・・Tイヌリン・・「ヂキ.ストリン・・「ラクト ーゼ」,flサッヵローゼ」を分解せす・,その性歌はOranienburg. Newport,及びS. en− teritidis G巨rtnerを思はしめたり。5.「マウス:」は経口的に感染し,腹腔内注射に於ても相當の病原性を認めたり。 6・血清學的に本菌はSalmonella D−GrupPeに凹してQ一抗元工Xを有し, H:一抗元
は.r. enteritidis G5rtrer tC 一一nyxす。
7.Kau丘nann氏の菌型分類法によりて血清學的にspezifische Receptoen. g om
zl z2を有し,生化學的には各種の「ペプトンブ■aン」, Bitter’s L6sung, Sterngly
cerinfuchsinboui110n, Simmon’s glukose−Agar,有機酸培地等すべてを分解してS.
enteritidis G蕊rtner皇PちJena Typnsに1一致せり。
稿を干るに臨み絡始御懇篤なる御指導並びに御校閲の勢を賜りたる三野博士に回し 滞腔の謝意を捧げ,併せて本研究に際し種々御援助賜りたる小見科部長磯田博士並び に佐瀬梅子,中村絹子爾讐局員に甥し深く感謝の意を表す。
参 考.sc 鹸
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28 良田 =Pt巴肉芽腫患者より分離せるゲルトネル氏腸炎菌に就て
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