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[特集:廃棄物研究(II)]廃棄物処分場から発生する揮発性有機化合物の簡易測定法の検討

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Academic year: 2021

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(1)1 9 0. (!) 廃棄物処分場から発生する 揮発性有機化合物の簡易測定法の検討* 山 井 中 佐 キーワード. 口 上 島 野. ①廃棄物埋立て処分場. 貴 雄 大 昌. 史1)・山 三2)・山 介2)・後 之3)・本. 口 田 藤 田. 安 正 純 富. 宣1)・林 人2)・B u l e n t 雄2)・佐 藤 義3)・冨 田. 治 稔1) I n a n c2) 正 光3) 孝 子3). ②揮発性有機化合物(VOC) ③簡易測定法. ④パッシブサンプラー. 要. 旨. 埋立て処分場から発生する揮発性有機化合物 (VOC) の種類は数十から数百にも上り,そ の試料採取や分析には高度な分析機器や多くの労力を必要とする。本研究では,これら VOC 成分の捕集に,動力や電力を要せず取扱いの簡易なパッシブサンプラーを用い,埋 立処分場周辺の VOC 環境濃度測定への適用を試みた。 埋立て処分場にサンプラーを設置し,約6時間の捕集を行い VOC3 2物質を分析したと ころ,ppb オーダーでの濃度測定を行うことができた。調査対象とした埋立て処分場は, 埋立て物の試掘調査が行われたが,その前後で脂肪族系化合物濃度の上昇が見られたこと から,埋立て物の掘削による影響が考えられた。. 1.. はじめに. 再利用に伴う人の健康や環境影響を解明する上で. 廃棄物埋立て処分地から発生する揮発性有機化. も,廃棄物の埋立て処分に伴う有害物質の環境に. 合物(VOC)は,廃棄物そのものに混入している場. 対する負荷を明らかにし評価する方法が,社会的. 合と,焼却施設における中間産物として発生する. に求められている2∼6)。. 場合,そして廃棄物中の有機化合物が微生物に. 埋立て処分地から大気に揮散する VOC の測定. よって分解する過程から発生する場合などがあ. 法としては,キャニスター捕集−ガスクロマトグ. る。これらの成分による大気経由の環境汚染に関. 7)や,可搬型ガス ラフィー/質量分析法 (GC/MS). して,国内における測定例は散見される程度で情. クロマトグラフ分析法8)などの手法が検討されて. 報は少ない1)。また,過去の埋立て地の再開発,. いる。これらの方法は,感度は高いが装置が高価. *. Examination of the Summary Measuring Method of Ambient Volatile Organic Compounds at a Landfill Site Takafumi YAMAGUCHI,Yasunobu YAMAGUCHI,Harutoshi HAYASHI(群馬県衛生環境研究所)Gunma Prefectural Institude of Public Health and Environmental Sciences 2) Yuzo INOUE,Masato YAMADA,Bulent Inanc,Daisuke NAKAJIMA,Sumio GOTO (国立環境研究所) National Institute for Environmental Studies 3) Masamitsu SATO,Masayuki SANO,Hisayoshi HONDA,Takako TOMITA(愛知県環境調査センター)Aichi Environmental Reseach Center 1). 2─. 全国環境研会誌.

(2) 廃棄物処分場から発生する揮発性有機化合物の簡易測定法の検討 13mm. Glass Shelter Tube. 表1. Teflon Cap. O-Ring. Porous Polymer Tube. 82mm. 1 9 1. GC/MS 分析条件. Agilent 6 8 9 0 Agilent 5 9 7 3 2 4 関東化学 ENV―6 (6 0m×0. 2 5mm×1. 8mm) オーブン 4 0℃ (5min) −1 0℃/min−2 5 0℃ 注入量 1µL (スプリットレス) 検出 SIM GC MS カラム. Absorbent. て抽出を行った。抽出後,上清を試験溶液として 1µl をガスクロ マ ト グ ラ フ 質 量 分 析 装 置(GC/ (保管時)    . 図1.    (曝露時). パッシブサンプラーの構造. MS)に注入した。GC/MS による分析条件を表 1 に 示す。 VOC 標 準 原 液(室 内 環 境 測 定 用 VOCs 混 合 液. であったり,瞬間的な濃度を測定するには適する. 1000µg/ml. が長時間の平均濃度を測定する場合に難点があ. た標準液による検量線を用いて試験溶液中の測定. る。. 対象物質重量を求め,サンプラーへの捕集量を算. 関東化学製) を段階的に濃度調整し. 本研究では,特殊な装置を必要としない曝露採. 出した。捕集量から空気中濃度への換算は!式を. 取器(パッシブサンプラー)を用いた簡易測定法に. 用いて行い,a (Uptake Rate)はサンプラーの取り. より,埋立て処分場周辺の環境濃度測定への適用. 扱い説明書に記載された値を用いた。測定対象物. を試みた。. 質を表 2 に示す。 C = M/(a・t) ………………………!. 2.. 実験方法. C :空気中濃度(ppb). 2.1 パッシブサンプラーによる VOC の測定. M :捕集量(ng). 2.1.1. a :Uptake Rate (ng ppb−1 h−1). パッシブサンプラー. サンプラーは,室内環境測定用に開発された溶 (シグマア 媒抽出型 VOC―SD パッシブサンプラー ルドリッチジャパンスペルコ事業部製) を用いた。. t :捕集時間(hr) 2.1.3. 検出下限値. 未使用のサンプラー5本を用いて操作ブランク. 本サンプラーは,ポーラスポリマー製の拡散フィ. を求め,標準偏差×3を検出下限値とした。操作. ルター内に炭素系多孔性吸着剤が充填されてお. ブランクの検出されない物質は,測定物質ごとに. り,外気の濃度に比例した量の化学物質を捕集す. 装置の S/N×3を検出下限値とした。. ることにより,気中濃度を求めることが出来るも のである(図 1)。 サンプラーは支柱に吊り下げた状態で処分場周 辺に設置し,6∼1 0時間曝露捕集を行った。捕集 後は冷暗所で保存した後,定量分析に供した。 2.1.2. VOC の分析. なお,捕集時間を6時間と仮定した場合の検出 下限値(ppb)を,表 2 に示してある。 2.2 調 査 地 点. 調査は,平成5年度に埋立てが終了した一般廃 棄物最終処分場を対象として行った。平成15年10 月に埋立て物の試掘調査作業が行われた際,その. 試料を捕集し冷暗所に保存していたサンプラー. 前日と当日,ガス抜き管に隣接する位置1 8カ所. を室温に戻した後,サンプラーのテフロンキャッ. (図 2,△)に,パッシブサンプラーを6∼1 0時間. プをはずして中の吸着剤を試験管に取り出し,二. 設置した。なお,試掘を行ったピット2カ所 (図. 硫化炭素1ml を加えた。さらに,内部標準溶液. 2,○)の空気をダイヤフラムポンプを用いてテ. (ト ル エ ン―d8 100µg/ml メ タ ノ ー ル 溶 液)1µl. ドラーバッグ(20L) に採取 し,その 中 に サ ン プ. を加えて栓をし,室温で1時間緩やかに振とうし. ラーを6∼10時間設置することにより,定量測定. Vol. 29. No. 4(2004). ─3.

(3) 1 9 2. 特 集 / 廃 棄 物 研 究(Ⅱ) 表2. 測定対象物質. 定量用 確認用 イオン イオン. 化学物質名 脂肪族系化合物. ヘキサン 2, 4―ジメチルペンタン ヘプタン オクタン ノナン デカン ウンデカン. 芳香族系化合物. 検出下限値* (ppb). 5 7 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3. 5 6 5 7 4 1 5 7 5 7 5 7 5 7. 0. 1 5 0. 1 2 0. 2 7 0. 2 1 0. 1 7 2. 5 0 1. 4 1. ベンゼン トルエン エチルベンゼン m, p―キシレン o―キシレン スチレン 1, 3, 5―トリメチルベンゼン 1, 2, 4―トリメチルベンゼン 1, 2, 3―トリメチルベンゼン. 7 8 9 1 9 1 9 1 9 1 1 0 4 1 0 5 1 0 5 1 0 5. 7 7 9 2 1 0 6 1 0 6 1 0 6 1 0 3 1 2 0 1 2 0 1 2 0. 0. 5 7 0. 1 8 0. 5 5 0. 3 0 0. 2 1 0. 5 8 0. 2 1 0. 2 2 0. 2 3. 有機塩素系化合物. クロロホルム 1, 2―ジクロロエタン 1, 1, 1―トリクロロエタン 四塩化炭素 1, 2―ジクロロプロパン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン クロロジブロモメタン p―ジクロロベンゼン. 8 3 6 2 9 7 1 1 7 6 3 1 3 0 1 6 6 1 2 7 1 4 6. 8 5 6 4 9 9 1 1 9 6 2 1 3 2 1 6 4 1 2 9 1 4 8. 0. 2 3 0. 1 1 0. 0 7 0. 1 5 0. 0 9 0. 0 5 0. 1 0 0. 0 7 0. 2 2. エステル類. 酢酸エチル 酢酸ブチル. 6 1 4 3. 4 3 5 6. 0. 8 7 0. 3 7. ケトン類. メチルエチルケトン メチルイソブチルケトン. 4 3 4 3. 5 8 5 8. 0. 4 4 0. 1 4. アルコール類. 1―ブタノール. 5 6. 4 3. 0. 3 8. テルペン類. α―ピネン リモネン. 9 3 6 8. 6 9 6 7. 0. 1 7 0. 1 3. *6時間捕集の場合. は困難だが参考値として目的物質の捕集を行っ. 示す。午前中までは風速1m/s 未満の微風であっ. た。. たが,午後から風速が増して2∼4m/s の弱風と. 2.3 気 象 測 定. 試掘当日,埋立て処分場における風速および風 向をデジタル風向風速計で,気温,気圧および湿 度を温湿度記録計で測定した。. なった。 3.2 VOC 濃度. 表 4 に,試掘前日の処分場内1 8地点における VOC 濃度測定結果 (最少,最大,平均値) を示す。 また,表 5 に,同様に試掘当日の測定結果およ. 3.. 結果および考察. 3.1 気 象 測 定. 処分場試掘当日の風速等気象条件を,表 3 に 4─. び試掘ピット内空気の測定結果を示す。 試掘前日の測定で平均値が高濃度に検出された 物 質 は,脂 肪 族 化 合 物 で は ヘ キ サ ン (0. 9ppb), 全国環境研会誌.

(4) 廃棄物処分場から発生する揮発性有機化合物の簡易測定法の検討. 1 9 3. サンプラー設置地点 試掘ピット. 図2. 埋立て処分場調査地点. 表4. 試掘前日の VOC 濃度測定結果. 最小値 最大値 平均値 (ppb)(ppb)(ppb) ヘキサン 0. 7 1. 1 0. 9 2, 4―ジメチルペンタン 0. 7 0. 7 0. 7 ヘプタン 0. 9 1. 0 0. 9 オクタン ND 0. 4 0. 2 ノナン 0. 4 0. 6 0. 5 デカン ND 2. 6 0. 4 ウンデカン ND ND ND 1. 2 0. 7 ND ベンゼン 8. 0 6. 3 5. 0 トルエン 2. 6 2. 0 1. 6 エチルベンゼン 5. 4 4. 3 3. 4 m, p―キシレン 0. 9 0. 7 o―キシレン 0. 6 ND ND スチレン ND ND 0. 3 0. 3 1, 3, 5―トリメチルベンゼン 0. 9 1. 4 1. 1 1, 2, 4―トリメチルベンゼン ND 0. 2 ND 1, 2, 3―トリメチルベンゼン 0. 4 0. 4 クロロホルム ND ND 0. 1 1, 2―ジクロロエタン ND ND ND ND 1, 1, 1―トリクロロエタン 0. 4 0. 4 0. 4 四塩化炭素 ND ND ND 1, 2―ジクロロプロパン 0. 4 0. 5 0. 3 トリクロロエチレン ND ND ND テトラクロロエチレン ND ND ND クロロジブロモメタン 0. 3 0. 4 0. 3 p―ジクロロベンゼン 酢酸エチル ND 2. 6 ND 酢酸ブチル 0. 7 1. 3 0. 9 メチルエチルケトン 0. 5 3. 4 1. 2 メチルイソブチルケトン 0. 6 0. 9 0. 7 1―ブタノール ND ND ND α―ピネン 0. 2 0. 4 0. 3 リモネン ND ND ND ND:検出下限値未満 測定物質. 表3. 試掘当日の気象測定結果. 測定時刻. 風向. 9 : 3 0 9 : 4 5 1 0 : 0 0 1 0 : 1 5 1 0 : 3 0 1 0 : 4 5 1 1 : 0 0 1 1 : 1 5 1 1 : 3 0 1 1 : 4 5 1 2 : 0 0 1 2 : 1 5 1 2 : 3 0 1 2 : 4 5 1 3 : 0 0 1 3 : 1 5 1 3 : 3 0 1 3 : 4 5 1 4 : 0 0 1 4 : 1 5 1 4 : 3 0 1 4 : 4 5 1 5 : 0 0 1 5 : 1 5. N NNW NNW NNW NNW NNW NNW NE S NE NE NE ENE N S ESE SSE SE S S S S S S. Vol. 29. 風速 気温 気圧 湿度 (m/S) (℃) (Pa) (%) 0. 3 0. 3 0. 3 0. 7 0. 2 0. 1 0. 7 0. 3 0. 2 0. 6 0. 7 0. 6 0. 7 0. 3 1. 2 0. 9 2. 5 3. 5 4 2. 8 4. 5 4. 1 3 3. No. 4(2004). 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 2 1 2 2 2 1 2 1 2 3 2 3 2 1 2 1 2 1 2 1. 1 0 3 5 1 0 3 5 1 0 3 6 1 0 3 6 1 0 3 5 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 4 1 0 3 3 1 0 3 3 1 0 3 3 1 0 3 3 1 0 3 3 1 0 3 3 1 0 3 3. 5 5 5 5 5 5 6 2 6 2 6 6 6 3 5 8 6 4 6 3 6 3 6 4 6 5 6 5 6 8 6 9 7 1 7 0 6 8 6 8 7 1 7 1 7 2 7 3. ─5.

(5) 1 9 4. 特 集 / 廃 棄 物 研 究(Ⅱ) 表5. 測定物質. 試掘当日の VOC 濃度測定結果. 最小値 最大値 平均値 ピット① ピット② (ppb) (ppb) (ppb) (ppb) (ppb). ヘキサン 2, 4―ジメチルペンタン ヘプタン オクタン ノナン デカン ウンデカン. 1. 0 ND 2. 1 0. 3 ND ND ND. 1. 4 ND 2. 2 0. 6 ND 6. 6 ND. 1. 2 ND 2. 1 0. 5 ND 3. 3 ND. 9. 8 1. 9 8. 0 3. 5 3. 9 5. 2 2. 1. 3. 5 1. 7 2. 4 0. 8 1. 0 6. 3 ND. ベンゼン トルエン エチルベンゼン m, p―キシレン o―キシレン スチレン 1, 3, 5―トリメチルベンゼン 1, 2, 4―トリメチルベンゼン 1, 2, 3―トリメチルベンゼン. ND 2. 7 0. 6 1. 2 ND ND ND ND ND. ND 4. 6 1. 0 2. 0 0. 3 ND 0. 4 0. 3 ND. ND 3. 6 0. 8 1. 6 ND ND ND 0. 2 ND. 1. 4 0. 9 1. 1 2. 8 0. 6 ND 0. 5 1. 8 0. 5. 2. 2 6. 6 ND 1. 2 0. 2 ND ND ND ND. クロロホルム 1, 2―ジクロロエタン 1, 1, 1―トリクロロエタン 四塩化炭素 1, 2―ジクロロプロパン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン クロロジブロモメタン p―ジクロロベンゼン. ND ND ND ND ND ND ND ND ND. 0. 5 0. 3 ND ND ND ND ND ND 0. 5. ND ND ND ND ND ND ND ND ND. ND ND ND ND ND ND ND ND 2. 4. ND ND ND ND ND ND ND ND 1. 3. 酢酸エチル 酢酸ブチル. ND ND. 1. 3 ND. ND ND. ND ND. ND ND. 1. 3 0. 3. 2. 5 0. 6. 1. 9 0. 4. 1. 2 1. 3. 1. 2 0. 5. 1―ブタノール. ND. ND. ND. ND. ND. α―ピネン リモネン. ND ND. ND ND. ND ND. 3. 1 0. 8. ND ND. メチルエチルケトン メチルイソブチルケトン. ND:検出下限値未満. ヘプタン(0. 9ppb) ,2, 4―ジメチルペンタン (0. 7. ピット①ではヘキサン(9. 8ppb),ヘプタン (8. 0. ppb)で あ り,芳 香 族 化 合 物 で は ト ル エ ン(6. 3. ppb),デカン(5. 2ppb)の濃度が高かった。. (4. 3ppb),エチルベンゼン ppb),m,p―キシレン (2. 0ppb)であった。. 図 3 に脂肪族化合物,図 4 に芳香族化合物の 主な物質の測定結果を示す。脂肪族化合物は前日. 試掘当日の測定では,脂肪族化合物はデカン. に比べて当日の濃度が高く,とくにピット内の濃. (3. 3ppb),ヘ プ タ ン(2. 1ppb),ヘ キ サ ン(1. 2. 度が高く検出されたことから,試掘によって放散. ppb)であり, 芳香族化合物はトルエン(3. 6ppb),. 量が多くなることが予想されたが,濃度レベルか. (1. 6ppb),エ チ ル ベ ン ゼ ン(0. 8 m,p―キ シ レ ン. ら周辺への影響は小さいものと推察された。芳香. ppb)が高濃度に検出された。. 族化合物は,前日に比べ当日の濃度が低く,ピッ. また,ピット内の濃度は脂肪族化合物が高く, 6─. ト内の濃度も前日と大きな差は見られなかった。 全国環境研会誌.

(6) 廃棄物処分場から発生する揮発性有機化合物の簡易測定法の検討. 図 3 脂肪族化合物測定結果 エラーバーは,標準偏差を示す。. 正確な原因は不明だが,当日の風による周辺の濃 度の希釈や化合物の種類による放散量の違いなど が原因になると考えられた。 4.. ま. と. め. 廃棄物埋立て処分場を対象に,パッシブサンプ ラーを用いて処分場から揮発する VOC 濃度の簡 易測定への適用を試みたところ,脂肪族化合物な どについて ppb オーダーでの濃度測定を行うこ とができた。廃棄物の埋立て処分に伴う環境負荷 モニタリングを行うための簡易サンプリング手法 として,本法は有用な方法と考えられた。 ―参 考 文 献― 1) 田中信寿,石井一英:埋立処分場における揮発性有 機化合物の挙動.廃棄物学会誌,6,2 4―3 3,1 9 9 5 2) Zou S. C., et al.: Characterization of ambient volatile. Vol. 29. No. 4(2004). 1 9 5. 図 4 芳香族化合物測定結果 エラーバーは,標準偏差を示す。. organic compounds at a landfill site in Guangzhou, South China. Chemosphere,5 1,1 0 1 5―1 0 2 2,2 0 0 3 3) Kerfoot H. B., et al.: The use of isotopes to identify landfill gas effects on groundwater, J. Environ. Monit., 5,8 9 6―9 0 1,2 0 0 3 4) Eganhouse R. P., et al.: Natural attenuation of volatile organic compounds(VOCs)in the leachate plume of a municipal landfill: using alkylbenzenes as process probes, Ground Water,3 9,1 9 2―2 0 2,2 0 0 1 5) Deloraine A., et al.: Case-control assessment of the short-term health effects of an industrial toxic waste landfill, Environ Res.,6 8,1 2 4―1 3 2,1 9 9 5 6) 森田昌敏ら:廃棄物埋立処分場における有害物質の 挙動解明に関する研究 (平 成1 0∼1 2年 度 国 立 環 境 研究所特別研究報告書) ,2 0 0 1 7) 森田昌敏ら:廃棄物埋立処分に起因する有害物質曝 露量 の 評 価 手 法 に 関 す る 研 究 (平 成6∼9年 度 国 立環境研究所特別研究報告書) ,1 9 9 8 8) Termonia A., Termonia M.: Characterisation and onsite monitoring of odorous organic compounds in the environment of a landfill site, Int. J. Environ. Anal. Chem.,7 3,4 3―5 7,1 9 9 9. ─7.

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