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国内新興市場のIPOの現状と制度について

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Academic year: 2021

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(1)IPOと株式市場. 国内新興市場のIPOの現状と制度について 早 瀬 巧 後 藤 潤一郎 CMA・CIIA 目 1.最近のIPOの状況について 2.日本のIPOの特徴について. 次 3.マザーズ市場の位置付けの変遷と制度改正に ついて 4.今後の課題について. 日本のIPOは個人投資家の厚み、IPO制度に対する社会的信頼・信用、IPO関係者の尽力、新興市場から本則 市場へのステップアップによって、小規模な企業でもIPOできる市場として機能している。日本のIPOは近年増 加基調にあるが、このような流れを継続するためにも、IPOする企業1社1社が、信頼を損なわず、上場後も企 業価値の向上に向けて努力を続けていくことが求められる。. 1.最近のIPOの状況について. レンドが続くことが期待されている。 市場別の内訳をみると、 東京証券取引所(以下、. 昨年、国内の証券取引所に新たに株式を公開 (以. 東証という)の本則市場(市場第一部、第二部). 下、IPO(注1)という)した株式会社は80社(注2). が20社、マザーズ市場が44社、ジャスダック市. であった(図表1) 。市況の回復と相まって緩や. 場(スタンダード、グロース)が11社、プロ向. かながら09年以降5年連続の増加基調が続いて. け市場であるTOKYO PRO Marketが3社、名古屋. おり、本年も3月までに前年同期比11社増の23. 証券取引所の市場第二部とセントレックス市場が. 社がIPOしていることから、本年もこのようなト. それぞれ1社となり、実に半数以上の企業がIPO. 早瀬 巧(はやせ たくみ) ㈱東京証券取引所 上場推進部調査役(国内企業上場誘致及びTOKYO PRO Market担当)。 2005年東京大学経済学部を卒業後、東京証券取引所に入社。上場審査部、売買審査部を 経て、11年4月より現職。. 後藤 潤一郎(ごとう じゅんいちろう) ㈱東京証券取引所 上場推進部調査役(海外企業上場誘致担当) 。2007年慶應義塾大学理 工学部を卒業後、東京証券取引所に入社。証券会社出向、上場部を経て、11年4月より 現職。. 6. 証券アナリストジャーナル 2015. 5.

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